YouTubeとMeta社の3種以外18大SNSニュース(2025年10月分)

朝から80分×5社の個別相談でした。
明日も同じスケジュールで頑張ります
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。
以下でYouTubeとMeta社3種以外のSNSの
18大ニュースを随時追記して更新しています。
https://www.youtube.com/watch?v=sA5uj4DbyGM
YouTubeとMeta社3種以外の18大SNSニュース
YouTubeとMeta社の3種以外18大SNSニュース(2025年10月分)
公式アカウントに新たな”顔”が登場
従来:24時間 → 新:1時間
※物議を醸している仕様変更として注目
東海道・山陽・九州新幹線の予約が可能に
PayPayでの決済に対応
iOS版のウィジェット機能を2025年秋に終了予定
空いているレアなユーザー名を入手可能に
超レアなユーザー名は数億円の価値
※ドメイン販売と同じようなビジネスモデル
生成AIボット対策として、プロフィールに
• 開設日
• 所在国
を試験的に表示開始(一部社員から展開中)
• 無料 基準
• ベーシック わずかに増加
• プレミアム 6倍
• プレミアムプラス 15倍
※データで証明された有料プランの価値
三重の小さな町とナイル共和国が広報で連携
きっかけはXでの呼びかけ
出典:studio15 市場動向調査
6,400万人
※TikTokとTikTok Liteの合計(重複ユーザーの可能性あり)
参考:Instagram国内8,200万人
• Makuake STORE(楽天・Yahoo!・TikTokに出店)
• ヨドバシカメラが参入
• 化粧品がバカ売れ
• ROAS 4.2倍
• GMV 45倍超
「つかみの2秒」が命
ライバーも売り手として活躍
就活生の80%以上がTikTokで企業の動画を視聴
企業の採用活動にも影響を与える存在に
MetaとTikTok、欧州のデジタル法透明性義務違反で欧州委が暫定見解
AI画像の“表示を減らす”設定が可能に
ユーザーからの要望を受けて実装
「Databeat」がPinterest広告のデータ連携を開始
広告レポート自動化ツールで効率化
今年 note14位 / アメブロ15位
純利益340%増で通期業績を上方修正
「生成AIでクリエイターとコンテンツが増加中」
• AIチェック機能を搭載
• 仕事依頼からクリエイター交流まで対応
※YouTubeには未だにメッセージ機能がない
2025年11月4日から開始
• 設定済みの場合:そのまま表示
• 未設定の場合:ページ内の画像から自動生成
年内に広告事業が本格始動予定
• 広告収入の増加
• ユーザー離れのリスク
→ バランスが鍵を握る
21周年を迎えたばかりでの出来事
※noteが伸びたというより、アメブロが落ちた形
2025年11月5日より「Ameba利用規約」を改訂
オンラインカジノ等について明文化
促進行為などを禁止事項として明確化
2025年9月15日に21周年を迎えたばかり
PC版にハロウィン仕様のサウンドを実装
※毎年恒例の企画
恋活・婚活用ツール「カスタネット」が公式Discordサーバー運用開始
従来のマッチングアプリとは異なるアプローチ
• データ侵害を公表
• ハッカーにサポートチケットを盗まれる
• 詐欺電話に注意喚起
Z世代に大人気のSNSが新たな火種に?
• 銭湯の脱衣所での撮影
• 高校の更衣室での撮影(緊急学年集会に発展)
原因
• 瞬間的に撮影する仕様
• 「友達のみ公開」という安心感
• 結果的に炎上につながる可能性
電通デジタルがBeReal広告におけるインフルエンサーマーケティング支援サービスを開始
※電通参入はSNSブーム終焉のサイン?(過去例:Facebook)
約6割が決裁者
経営者や決定権のある人が多く利用
• 認知度:63%
• ビジネス活用:81%
※ただし全世界的には日本のシェア率は低い
数百万の偽アカウントで会員データを大量スクレイピングした企業を提訴
データ保護が今後の課題に
AIが“職歴・スキル”を自動要約する機能を提供開始
人材検索の効率が向上
• ユーザー・コミュニティごとのポスト検索
• 「フォロー」と「コミュニティ」を分けたタイムライン設定
• 写真・動画投稿時のレイアウトカスタマイズ
• 期間限定リアクション
• ブラウザ版検索機能
• 連続ポストリマインダー機能
• 24時間以内のポスト編集
頑張ってアップデートしているが、ユーザー数は増えているのか?
今後の展開に注目
トランプ政権がアカウント開設、挑発投稿を連発
• 投稿の埋め込み機能を実装
• “インターネット標準”を目指し特許の不行使を約束
無料のレンズイメージング機能を開始
※日本ではまだ未対応
各種インタビュー記事が多数公開
• 🍋 Lemon8
• 🌟 NoPlace
• 🗺️ Googleマップ(SNS関連)
1️⃣ noteがブログサービス首位に
長年トップだったアメブロを抜いて首位奪取
2️⃣ TikTok Shop急成長
1年で500億円規模、主要企業が続々参入
3️⃣ X有料プランの効果実証
プレミアムプラスで15倍のリーチ増加
4️⃣ BeReal.の過激化懸念
新たな炎上リスクとして注目される
5️⃣ セキュリティ問題の顕在化
Discord、LinkedInなどでデータ侵害
• noteの広告事業展開とユーザー動向
• TikTok Shop市場の更なる成長
• 各SNSのAI機能実装状況
• セキュリティ・プライバシー対策の強化
• 新興SNSの台頭と既存SNSの対応
YouTubeとMeta社の3種以外18大SNSニュース(2025年10月分)
2025年10月時点での18大SNSの最新動向を解説。主なトピックは、LINEのビジネスプロフィール開始とメッセージ取り消し時間短縮、Xのユーザー名売買とプレミアム契約の効果、TikTok Shopの急成長(500億円規模)、noteのサムネイル自動表示機能追加と純利益340%増でアメブロを抜いて首位転落、BeRealでの迷惑動画問題、LinkedInの日本ユーザー6割が決裁者という特徴など、各SNSの機能更新とビジネス動向が報告されている。

- はじめに
- LINE・X・TikTok – 主要SNSの最新アップデート情報
- Pinterest・note・アメブロ – コンテンツプラットフォームの進化
- 新興SNSと多様化するコミュニケーションツール
- LinkedIn・Eight・その他ビジネス系SNSの動向
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
みなさん、こんにちは。ネットビジネス・アナリストの横田秀珠です。週末恒例企画として、2025年10月までの18大SNSに関する最新ニュースをお届けします。今回も情報収集に丸1日をかけて、膨大な量のSNS関連ニュースを厳選してまいりました。FacebookやInstagram、ThreadsといったMeta社のサービスについては昨日お届けしましたし、YouTubeに関しては後日改めてご紹介する予定です。本日は、それ以外の18の主要SNSプラットフォームについて、最新の動向や注目すべきアップデート情報を詳しく解説していきます。LINE公式アカウント、X(旧Twitter)、TikTok、Pinterest、note、アメブロ、Lemon8、Discord、BeReal.、LinkedIn、Eight、mixi2、Bluesky、SnapChat、Jiffcy、Clubhouse、NoPlace、そしてGoogleマップ・Googleビジネスプロフィールまで、幅広くカバーしています。各プラットフォームで起きている変化や新機能、市場動向について、ブログ記事としてまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
LINE・X・TikTok – 主要SNSの最新アップデート情報
LINE公式アカウントとLINEサービスの最新動向
まず最初に、日本国内で圧倒的なシェアを誇るLINEの最新情報からご紹介していきたいと思います。今回、LINE関連では複数の重要なアップデートが発表されています。
最も注目すべきニュースの一つは、LINE公式アカウントの新たな”顔”となるビジネスプロフィール機能の開始です。こちらについては、後日改めて詳しく解説する予定ですので、今回の記事では詳細を割愛させていただきますが、企業や店舗がLINE上でより効果的にビジネス情報を発信できるようになる重要な機能追加となっています。
次に、ユーザーの皆さんに直接影響する大きな変更として、LINEメッセージの取り消し(送信取消)の仕様変更があります。これまでメッセージの取り消しは送信後24時間、つまり1日までオッケーだったのですが、この期限が大幅に短縮され、わずか1時間になってしまうという変更です。この仕様変更については、SNS上でもかなり物議を醸しています。誤送信に気づいてから削除するまでの猶予期間が大幅に短くなるため、より慎重なメッセージ送信が求められることになりますね。
また、LINEの利便性を高める新サービスとして、「LINEからEX」というサービスが開始されました。これは東海道・山陽・九州新幹線の予約がスマートフォンのLINEから直接できるようになったというものです。さらに、支払い方法としてPayPayが利用可能になっています。ただし、このサービスには一つ注意点がありまして、現時点では決済方法がPayPayのみとなっています。私自身、PayPayでの支払いだと個人払いになってしまい、企業の経費として処理しづらいという課題を感じています。とはいえ、新幹線の予約がLINEから手軽にできるようになったのは便利なので、一度どんなものか実際に使ってみようかなと考えています。
その他のLINE関連ニュースとしては、iOSデバイスにおけるLINE NEWSのウィジェット機能が2025年秋に終了するという発表もありました。ウィジェット機能を日常的に利用されている方は、今のうちに代替手段を検討しておく必要がありそうです。
X(旧Twitter)の最新機能とビジネス展開
続いて、X(旧Twitter)の最新動向について見ていきましょう。Xでは、ユーザーの関心を集める興味深い新機能が複数発表されています。
まず大きなニュースとして、「Handles」という新サービスがスタートしました。これは、現在使われていない、いわゆる「空いているレアなユーザー名」を入手できるというサービスです。特に超レアなユーザー名については、なんと数億円もの価値がついているケースもあるということで、まさにドメイン販売と同じようなビジネスモデルですね。気に入ったIDがあるけれど、それが既に登録されているものの実際には使われていない、というケースでは、このサービスを通じて売買できるようになりました。これは非常に面白いビジネスになると思いますし、ドメイン転売と同様に、今後大きな市場になる可能性を秘めています。
セキュリティ面での取り組みとしては、生成AIボット対策が進められています。具体的には、Xのプロフィールに「アカウント開設日」と「所在国」を試験的に表示するという機能が、まず一部の社員アカウントから導入されています。ただし、これを導入したからといって、AIによる自動生成アカウントかどうかを完全に見抜けるかどうかは不明です。それでも、アカウント開設日が表示されることで、最近作られたばかりのアカウントではないことが確認できれば、AIではない可能性が高いと判断できるかもしれませんね。
さらに非常に興味深いデータが公開されています。Xプレミアム契約によるリーチの違いについての分析結果です。このデータによると、ベーシックプランに加入した場合は無料アカウントとインプレッション数がわずかに異なる程度にとどまりますが、プレミアムプランではなんと6倍、プレミアムプラスに至っては15倍もインプレッション数が激増するという結果が出ています。これだけの効果があるのであれば、ビジネスでXを活用している方にとっては、有料プランに加入する価値が十分にあると言えるでしょう。このデータは非常に興味深く、今後のSNSマーケティング戦略を考える上で重要な指標になりそうです。
また、X上でのユニークな事例として、三重県の小さな町と島国が、Xでのやり取りをきっかけに広報で連携することになったというニュースもありました。詳しく見てみると、確かナイル共和国だったと思うのですが、ナイル共和国の政府観光局とのTwitterでのやり取りから、このような国際的な連携が実現したということです。SNSならではのスピード感とカジュアルなコミュニケーションが、従来の外交ルートでは難しかったような連携を可能にした素晴らしい事例ですね。
TikTokとTikTok Shopの急成長
続いてTikTokに関するニュースです。TikTokについては、特にTikTok Shop関連のニュースが非常に多く入ってきています。
まず規制関連のニュースとして、MetaとTikTokが、ヨーロッパのデジタル法における透明性義務に違反しているという欧州委員会の暫定見解が出されました。ヨーロッパ市場では、MetaとTikTokの両社がさまざまな規制対応に追われているようです。ヨーロッパの規制当局は特に厳しいことで知られていますからね。
さて、本題のTikTok Shopについてです。「Makuake STORE」が楽天市場、Yahoo!ショッピングに加えて、TikTok Shopにも出店し、成長フェーズの事業支援を強化するという発表がありました。また、TikTokで化粧品がバカ売れしたという事例も報告されています。
さらに驚くべきデータとして、TikTok Shop日本市場は、ローンチ後わずか1年で約500億円規模にまで成長したという調査結果がstudio15から発表されました。これは本当にすごい成長スピードですよね。わずか1年でこれだけの市場規模に到達するというのは、TikTok Shopの潜在力の高さを物語っています。
TikTok本体のユーザー数についても重要な数字が公開されています。ある記事によると、月間利用者数が6400万人という数字が出ています。これについては、本当にそこまでいっているのかなと若干疑問もあります。というのも、先日Instagramが国内で8200万人という発表をしましたが、それと比較すると、TikTokの6400万人という数字もあながち間違いではないような気もします。ただ、やはり少し多すぎるかなという印象は持っています。この数字は、TikTokとTikTok Liteを合わせた数値なのですが、この2つのアプリを両方使っている、つまり重複しているユーザーがかなりいるんじゃないかと私は考えています。
TikTok Shopの実際のビジネス活用事例も増えています。ヨドバシカメラがTikTok通販に出店し、10代から30代の若年層に向けて家電や化粧品を販売するという展開を始めました。また、王子製薬がTikTok Shopで快進撃を達成し、ROAS(広告費用対効果)が4.2倍、GMV(流通取引総額)が45倍超という驚異的な数字を記録したという報告もあります。
さらに興味深いのが、TikTokの就職活動における影響力です。**Z世代の就活生の80%以上が「TikTokで企業の動画を見ている」**という調査結果が出ています。これは企業の採用担当者にとって非常に重要な情報です。新入社員が「想像と違った」という理由で早期離職してしまうのを防ぐためにも、TikTokを活用した企業情報の発信が効果的だということですね。記事の中では「鳶のことなら俺たちしか勝たん@鳶集団」という事例が紹介されていますので、リンク先を見てぜひ参考にしていただければと思います。
このように、TikTokとTikTok Shopに関するニュースは本当にたくさん入ってきており、これからも成長が続くプラットフォームであることは間違いなさそうです。
Pinterest・note・アメブロ – コンテンツプラットフォームの進化
Pinterestの広告機能とAI対応
続いて、ビジュアルディスカバリープラットフォームであるPinterestの最新動向について見ていきましょう。
Pinterestに関する重要なニュースとして、広告レポート自動化ツール「Databeat」が新たにPinterest広告のデータ連携を開始したという発表がありました。Pinterest広告は、ユーザーが能動的に情報を探している状態でリーチできるという特性から、非常に面白いマーケティングツールだと私は考えています。このようなデータ連携ツールが増えていくことで、Pinterest広告の活用がより効果的になっていくでしょう。
また、ユーザー体験に関する重要な機能追加として、PinterestでAI生成画像の表示を減らす設定が可能になったというニュースがあります。これはユーザーからの要望を受けての対応だそうです。いわゆるAIラベルを付けるだけではなく、フィルタリング機能によってAI生成画像を除外できるという設定です。このような機能は、今後他のSNSプラットフォームでも導入されていく可能性が高いと思います。ユーザーが自分の見たいコンテンツをより細かくコントロールできるようになるのは、良い傾向ですね。
noteの急成長と新機能の数々
さて、ここからはnoteに関する非常に興味深いニュースをたくさんお伝えします。noteは今、本当に注目すべきプラットフォームとなっています。
まず新機能についてですが、2025年11月4日から「もっと読まれる!記事の内容がパッと伝わるサムネイル自動表示」機能が開始されます。これは、サムネイルを設定している場合はそれが表示されるのですが、設定していない場合には、noteが自動的にページ内にある画像を使ってサムネイルを生成してくれるという機能です。どの画像がサムネイルに選ばれるかというのは、おそらくAIか何かで判断するんでしょう。これはなかなか面白い機能なので、私自身も実際に実験してみたいと考えています。
noteの業績に関する素晴らしいニュースもあります。純利益が340%増という好調な業績を記録し、通期業績を上方修正したという発表がありました。その理由として、「生成AIによってクリエイターとコンテンツが増加中」ということが挙げられています。noteさんは本当に絶好調ですね。純利益が340%増というのは、驚異的な成長率です。
さらに注目の新機能として、noteにメッセージ機能が登場しました。このメッセージ機能にはAIチェックが備わっており、仕事の依頼からクリエイター同士の交流まで、さまざまな用途に使えるということです。メッセージ機能でのやり取りができるようになったのは、noteにとって非常に大きな進化ですね。ちなみに、未だにメッセージ機能がないのがYouTubeなんです。なぜYouTubeにはメッセージ機能がないんだろうと不思議に思っているのですが、現時点では搭載されていません。
そして、今月最も衝撃的なニュースがこちらです。2025年10月、アクセスランキングでブログサービスとしてずっと首位だったアメブロを、noteがついに抜いて首位に立ったのです。これは本当に大事件です。私はずっとこの両者のアクセス数を追いかけていたのですが、今月ついに逆転が起きました。
SimilarWebの発表によるデータなのですが、実際に逆転したことが確認できました。ただし、どちらかというとnoteが急激に伸びたというよりは、アメブロが落ちてきて逆転した、という形になっています。私が証拠となるデータをXに投稿していますので、よかったらそちらもご覧ください。
具体的な数字を見ると、去年はアメブロが11位でnoteが18位だったのですが、今年はnoteが14位になり、アメブロが15位になりました。このランキングは毎年追いかけて記録していたのですが、ついに逆転の瞬間を見ることができました。
今後の展開として気になるのが、前回もお話ししましたが、これからnoteに広告事業が入ってくることです。広告収入が伸びるのは企業としては良いことなのですが、一方で「広告がうざい」という理由でユーザーが離れてしまう可能性もあります。年内に広告が導入される予定ですので、この良い流れに乗っている中で広告が入ってどうなるか、かなり注目していきたいと思います。
アメブロの現状と課題
一方、長年ブログサービスの王者だったアメブロについても触れておきましょう。
まず、2025年11月5日より「Ameba利用規約」が改訂されることになりました。この改訂では、オンラインカジノ等についての扱いが明文化されます。オンラインカジノは今、非常に話題になっていますので、そういったサービスを促したりするような行為はダメだということが規約に明記されるようです。
そして、先ほども触れましたが、アクセスランキングでずっと首位だったアメブロが、noteに抜かれて2位に転落したというのは、本当に大きなニュースです。
アメブロ自体は、9月15日に21周年を迎えたばかりです。21周年という節目を迎えたばかりなのに、残念ながらこのようなニュースが入ってきてしまいました。とはいえ、21年間もトップを走り続けてきたというのは、それ自体が驚異的なことです。今後、アメブロがどのような巻き返し戦略を打ち出してくるのか、引き続き注目していきたいと思います。
新興SNSと多様化するコミュニケーションツール
Lemon8とDiscordの動向
続いて、新興SNSやコミュニケーションツールの動向について見ていきましょう。
まずLemon8に関するニュースは、今回は特に入っていませんでした。Lemon8は比較的新しいプラットフォームですので、今後の動きに注目していきたいと思います。
次にDiscordについてです。Discordでは、PC版にハロウィン仕様のサウンドが実装されました。これは毎年恒例の企画のようで、今年も季節感のある演出が追加されています。
面白い活用事例として、恋活・婚活用ツール「カスタネット」が、自由に交流ができる公式Discordサーバーの運用を開始したというニュースがありました。これまでのマッチングアプリのようなサービスとは違って、Discordを使って婚活のツールとして活用していくという試みです。おそらく、完全に公開されたサーバーではなく、何らかのキーや招待制になっているんじゃないかと思いますが、非常に面白い使い方ですね。このような新しい活用方法は、これからどんどん出てきそうです。
一方で、セキュリティに関する心配なニュースも入っています。Discordで7万人の個人情報が流出した可能性があり、詐欺電話に注意するよう呼びかけが出されています。さらに、Discordがデータ侵害を公表し、ハッカーにサポートチケット情報を盗まれたという事件も発生しています。Discordを利用されている皆さんは、不審な電話や連絡には十分注意してください。
BeReal.の課題と電通の参入
**BeReal.**については、かなり心配なニュースが入ってきています。
「寿司をなでなで…」という回転寿司店での迷惑動画が、Z世代に大人気のSNS「BeReal」が新たな火種になっているのではないかという指摘があります。非常に衝撃的な内容が報告されています。
ある投稿では、「この間銭湯に行ったら、中高生くらいの女の子たちが『BeRealきた!』って話していて、普通に怖かった」というエピソードが紹介されています。BeRealは、通知が来たらすぐに写真を撮らなければいけないというコンセプトのSNSなのですが、それが銭湯の脱衣所のような場所でも行われてしまうということです。
さらに深刻な事例として、「高校の更衣室で女子数人がBeRealを撮っていたのがバレて、緊急学年集会が開かれ、学年主任が他にやっている人間がいたら自分から申し出るように促し、囚人のジレンマのような状況に陥った」という話も報告されています。
BeRealは瞬間的に撮影する必要があり、しかも友達のみに公開という設定になっているため、ユーザーは比較的カジュアルに、時には不適切な場所でも撮影してしまう傾向があるようです。その結果、やばい映像ややばい画像がアップロードされ、それが炎上につながる可能性があります。BeRealがあまりにブームになりすぎて過激化すると、かなりまずい状況になるんじゃないかと懸念しています。
一方で、ビジネス面では電通デジタルが、BeReal広告におけるインフルエンサーマーケティング支援サービスの提供を開始しました。電通のような大手代理店がSNSに参入してくると、そのSNSのブームが終わりに近づいているというジンクスがあります。過去にはFacebookなどが特にそうでした。BeRealがこれからどうなっていくのか、注目していく必要がありますね。
その他の新興プラットフォーム
mixi2については、運営側がかなり頑張ってアップデートを続けています。ただ、実際にユーザー数が増えているのかどうかは疑問です。
主な機能追加としては、過去の「思い出」も日付を遡って指定してポストできるようになったこと、ユーザーごと・コミュニティごとにポスト検索ができるようになったこと、「フォロー」と「コミュニティ」を分けてタイムライン設定ができること、写真・動画を投稿する際にレイアウトをカスタマイズできること、期間限定リアクションが追加されたこと、ブラウザ版で検索機能が使えるようになったこと、そして毎日の連続投稿を欠かさないようにする「連続ポストリマインダー機能」が追加されたことなどがあります。さらに、ブラウザ版のポスト作成に関する機能として、24時間以内のポスト編集、コミュニティ投稿を「自分のタイムラインにもポスト」できる機能、タイムラインに流さず「プロフィールのみにポスト」できる機能なども追加されています。
Blueskyについては、トランプ政権がアカウントを開設し、挑発的な投稿を連発しているというニュースや、投稿の埋め込み機能が実装されたというニュース、そして**”インターネット標準”を目指して特許の不行使を約束した**というニュースなどが入っています。
SnapChatでは、AIで画像を作成するための無料のレンズイメージング機能が開始されたそうなのですが、残念ながらまだ日本では利用できません。これは注目の機能だと思いますので、日本での展開を待ちたいと思います。
テキスト通話アプリJiffcyについては、日経BP『未来をつくる100の技術』2026年最新版に選出されたという名誉ある評価を受けています。その他、大きなニュースはないのですが、いろいろなインタビュー記事が出ていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Clubhouseに関しては、若干ではありますがAndroidアプリの方にアップデートがあったという程度です。NoPlaceについては今回は特にニュースが入っていません。Googleマップについても、SNSに関する大きなニュースは入っていないという状況です。ただし、Googleマップ関連ではいろいろなニュースを記事にまとめていますので、そちらもぜひご覧ください。
LinkedIn・Eight・その他ビジネス系SNSの動向
LinkedInの日本市場とデータセキュリティ
ビジネス系SNSの代表格であるLinkedInに関する、非常に興味深いデータが入ってきました。
まず注目すべきは、LinkedInでは日本のユーザーのうち約6割が決裁者であるというデータです。つまり、LinkedInを使っているユーザーは、比較的経営者の方や、決定権を持っている方が多いということになります。ビジネスでLinkedInを活用する際には、この情報は非常に重要なターゲティングの指標となりますね。
一方で、セキュリティに関する問題も発生しています。LinkedInが、数百万の偽アカウントを使って会員データを大量にスクレイピングした企業を提訴したというニュースが入っています。このようなデータの不正取得は、これから大きな問題として注目されていくでしょう。企業のデータ管理やセキュリティ対策がますます重要になってきています。
また、LinkedIn日本市場調査によると、認知度は63%、ビジネス活用は81%という実態が明らかになりました。認知度と実際の活用率には差がありますね。ただし、全世界的に見ると、日本のユーザー普及率というかシェア率は、実はワーストランクに近い低さだそうです。日本ではLinkedInがまだまだ浸透していないというのが現状のようです。
Eightの新機能
名刺管理アプリとして人気のEightでは、AIが職歴・スキルを自動要約する新機能の提供が開始されました。この機能により、プロフィール情報がより見やすく整理され、人材を探しやすくなります。ビジネスマッチングやリクルーティングの場面で、より効果的に活用できるようになるでしょう。非常に注目の機能だと思います。
まとめ
以上、18大SNSに関する2025年10月の最新ニュースを一気にご紹介してまいりました。各プラットフォームでさまざまな動きがあり、情報収集に丸1日かかるほどの量のニュースがありましたが、重要なポイントを厳選してお伝えしました。詳しい内容については、ブログ記事のリンク先にある各ニュースのURLをクリックしていただければ、より詳細な情報をご覧いただけます。
今回ご紹介したニュースは、すべてブログの方に随時追記する形でまとめています。ニュースの日付、ニュースのタイトル、そしてニュースのURLという3つのセットになって、リンク形式でずらっと並んでいますので、気になる記事があったらポチッとURLを押していただければ、詳細な内容をすぐに確認できます。
各SNSプラットフォームの特性を理解し、自分のビジネスや情報発信に最適なツールを選択することが、これからのデジタルマーケティングにおいて重要になってきます。ぜひ、本日ご紹介した情報を参考にしていただければと思います。
おわりに
今回は2025年10月までの18大SNS最新ニュースとして、LINE、X、TikTok、Pinterest、note、アメブロ、Lemon8、Discord、BeReal.、LinkedIn、Eight、mixi2、Bluesky、SnapChat、Jiffcy、Clubhouse、NoPlace、そしてGoogleマップ・Googleビジネスプロフィールまで、幅広いプラットフォームの動向をお届けしました。特に注目すべきは、noteがついにアメブロを抜いて首位に立ったこと、TikTok Shopが日本市場で急成長を遂げていること、そしてXのプレミアムプランがリーチに大きな影響を与えているという実データが公開されたことです。各プラットフォームは、AI技術の活用、セキュリティ対策の強化、新機能の追加など、それぞれ独自の進化を続けています。一方で、BeReal.での不適切な利用やDiscordでの個人情報流出など、課題も明らかになっています。SNSを取り巻く環境は日々変化しており、最新情報をキャッチアップすることがビジネスの成功につながります。今後も週末恒例企画として、最新のSNS動向を皆さんにお届けしていきますので、ぜひご期待ください。それでは、ネットビジネス・アナリスト横田秀珠でした。ありがとうございました。
よくある質問(Q&A) {#qa}
Q1: LINEのメッセージ取り消し時間が1時間に短縮されたのはいつからですか?
A1: LINEメッセージの取り消し可能時間が24時間から1時間に変更される仕様変更については、記事内で発表されたことが紹介されていますが、具体的な実施日については今後正式に発表される予定です。この変更により、誤送信に気づいた際の対応時間が大幅に短くなりますので、メッセージを送信する前により慎重な確認が必要になります。重要なメッセージや複数の人に送る内容については、特に注意して確認してから送信するようにしましょう。
Q2: TikTok Shopは本当にビジネスチャンスになりますか?
A2: はい、大きなビジネスチャンスになる可能性が高いです。記事でご紹介したように、TikTok Shopは日本市場でローンチ後わずか1年で約500億円規模に成長しており、ヨドバシカメラや王子製薬などの大手企業も続々と参入しています。特に王子製薬の事例では、ROAS4.2倍、GMV45倍超という驚異的な成果が報告されています。ただし、成功のためには「つかみの2秒」が命と言われているように、短時間でユーザーの興味を引く動画コンテンツの制作スキルが必要です。10代から30代の若年層をターゲットにした商品であれば、特に効果的なプラットフォームと言えるでしょう。
Q3: noteで広告が導入されるとユーザー離れが起きる可能性はありますか?
A3: その可能性は否定できません。noteは現在、純利益340%増という好調な業績を記録し、アクセスランキングでもアメブロを抜いて首位に立つなど、非常に良い流れにあります。しかし、年内に予定されている広告導入により、「広告がうざい」と感じるユーザーが離れていく可能性もあります。過去のSNSの事例を見ると、広告導入のタイミングと方法が適切でないとユーザー離れを招くケースがありました。noteがどのように広告を導入し、ユーザー体験とのバランスを取るかが今後の成長を左右する重要なポイントになるでしょう。広告導入後の動向は非常に注目すべきトピックです。
Q4: BeReal.の利用で注意すべき点は何ですか?
A4: BeReal.を利用する際の最大の注意点は、「通知が来たらすぐに撮影しなければならない」というコンセプトゆえに、不適切な場所やタイミングでも撮影してしまう危険性があることです。記事で紹介したように、銭湯の脱衣所や学校の更衣室など、プライバシーが重要な場所での撮影が問題になっています。友達のみに公開という設定であっても、一度デジタル化された画像は予期せぬ形で拡散する可能性があります。BeReal.を使用する際は、周囲の状況をよく確認し、他人のプライバシーを侵害しないこと、法律や規則に違反しないこと、そして将来的に自分が後悔するような内容を投稿しないことを常に意識する必要があります。
Q5: LinkedInは日本でのビジネス活用に効果的ですか?
A5: LinkedInは特定のターゲット層には非常に効果的です。記事でご紹介したように、日本のLinkedInユーザーのうち約6割が決裁者であるというデータがあります。つまり、経営者や決定権を持つビジネスパーソンにリーチしたい場合には、非常に有効なプラットフォームと言えます。認知度は63%、ビジネス活用は81%という調査結果もあり、ビジネス目的での利用は進んでいます。ただし、全世界的に見ると日本のユーザー普及率はまだ低いため、一般消費者向けのマーケティングには向いていません。BtoB事業、人材採用、業界内でのネットワーキング、専門知識の発信などの目的であれば、LinkedInは非常に価値の高いプラットフォームとなるでしょう。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=y95FCP_Xh3Y
0:00 📺 導入部分 – 18個のSNSニュース紹介
1:07 💬 LINE – ビジネスプロフィールと機能変更
2:09 🐦 X(Twitter) – レアユーザー名取引とプレミアムの効果
3:18 🎯 X(Twitter)続き – リーチ拡大と国際連携事例
4:25 🎵 TikTok – 市場規模拡大と企業出展増加
5:35 📊 TikTok続き – ユーザー数6400万人と採用活用
6:41 📌 Pinterest・note- AI画像設定とサムネイル自動表示
7:51 📝 note快進撃 – 純利益340%増とメッセージ機能
8:55 📱 アメブロ – noteに抜かれランキング2位転落
10:03 🎮 Discord – ハロウィン仕様と婚活ツール活用
11:09 📸 BeReal – Z世代人気と過激化への懸念
12:17 💼 LinkedIn – 日本ユーザー6割が決裁者
13:22 🔄 mixi2・Bluesky – 機能追加とトランプ参入
14:25 🗺️ その他SNS – Jiffcy、Clubhouse、Googleマップとまとめ
上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join
YouTubeとMeta社の3種以外18大SNSニュース(2025年10月分)

📱 TikTok Shop TikTokのEC機能で、日本でローンチ後1年で約500億円規模に成長。「つかみの2秒」が重要とされ、ライブ配信者も売り手として活躍。ヨドバシカメラなど大手企業も出店し、化粧品や家電の販売が好調。Z世代の就活生の80%以上がTikTokで企業動画を視聴するなど、若年層への影響力が拡大している。月間利用者数は6400万人とされ、今後も注目のプラットフォーム。
📝 note クリエイター向けプラットフォームとして成長を続け、純利益が340%増と好調。2025年10月にアクセスランキングでアメブロを抜いて首位に立つという歴史的転換を達成。サムネイル自動表示機能やメッセージ機能を新たに追加し、生成AIの活用でクリエイターとコンテンツが増加中。今後は広告事業の導入が予定されており、それがユーザー体験にどう影響するかが注目される。
🔵 X(旧Twitter) ユーザー名の売買ができる「Handles」機能を開始し、レアなユーザー名は数億円の価値がつく可能性も。プレミアム契約によるリーチの違いが顕著で、無料アカウントと比較してプレミアムは6倍、プレミアムプラスは15倍とインプレッション数が激増するというデータが公開された。生成AIボット対策として、プロフィールに開設日と所在国を表示する試験も開始されている。
💬 LINE 公式アカウントに新たなビジネスプロフィール機能が追加される一方、メッセージの取り消し可能時間が24時間から1時間に短縮されるという仕様変更が物議を醸している。「LINEからEX」サービスが開始され、スマホから新幹線予約がPayPayで可能に。iOS版のLINE NEWSウィジェット機能は2025年秋に終了予定で、サービスの整理統合が進んでいる状況。
🎯 BeReal 「今すぐ写真を撮る」というコンセプトのSNSだが、Z世代に人気が出る一方で問題も発生。銭湯の脱衣所や学校の更衣室など、不適切な場所での撮影が相次ぎ、炎上や学校での緊急集会につながるケースも。友達のみ公開という安心感から過激な投稿をしてしまう傾向があり、今後の使い方に注意が必要。電通デジタルがインフルエンサーマーケティング支援を開始。
💼 LinkedIn 日本のユーザーの約6割が決裁者という特徴的なプラットフォーム。認知度63%、ビジネス活用81%という調査結果が出ており、経営者や決定権のある人が多く利用している。ただし日本での普及率は全世界的に見るとワーストレベルとされる。偽アカウントによる会員データの大量スクレイピング問題で企業を提訴するなど、データ保護にも力を入れている。
🖼️ Pinterest AI画像の表示を減らす設定が可能になり、ユーザーからの要望に応える形でフィルタリング機能を実装。AIラベルをつけるだけでなく、AIコンテンツを除外できる設定は他のSNSにも広がる可能性がある。広告レポート自動化ツール「Databeat」がPinterest広告のデータ連携を開始するなど、広告プラットフォームとしても成長を続けている。
📊 アメブロ 21周年を迎えたばかりだが、アクセスランキングでnoteに抜かれ首位から転落。2025年11月5日より利用規約を改訂し、オンラインカジノなどの促進を明文化して禁止する対応を実施。長年ブログサービスのトップを走ってきたが、noteの成長とアメブロ自体のアクセス減少により、時代の変化を象徴する出来事となった。
🛡️ Discord ハロウィン仕様のサウンド実装など季節イベントを実施する一方、7万人の個人情報流出の可能性があり、詐欺電話への注意喚起を行っている。ハッカーにサポートチケットが盗まれるデータ侵害も公表。恋活・婚活ツール「カスタネット」が公式Discordサーバーの運用を開始するなど、新しい用途での活用も広がっているが、セキュリティ面での課題も浮き彫りになっている。
🎭 mixi2 過去の思い出を日付を遡って投稿できる機能、ポスト検索機能、連続ポストリマインダー機能など、積極的にアップデートを続けている。タイムライン設定のカスタマイズ、写真・動画投稿時のレイアウト調整、24時間以内のポスト編集など、ユーザビリティ向上に注力。しかし実際のユーザー数の増加については不明瞭で、機能は充実しているものの普及状況が課題となっている。
YouTubeとMeta社の3種以外18大SNSニュース(2025年10月分)

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