YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)

2026年9月20日の生中継では、Meta系3サービスとYouTubeを除く「21大SNS」について、直近2カ月分のニュースをまとめて紹介した。LINEは公式アカウントの投稿機能開始、分析期間の延長、追加メッセージ値上げ、VOOM終了の影響が話題。XはX Moneyの導入やアルゴリズム公開、プロフィール欄の刷新が進む。Pinterestは対話型のAsk Pinterest、noteはllms.txt対応でAI検索時代に備える。ニコニコの有料会員減、POPOPO終了、Setlogの台頭など勢力図の変化も伝えた。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=yiaefXajeTw
0:00 📱 導入・今日のテーマ紹介 0:38 📋 21種類のSNS一覧と140件のニュース量 1:42 💚 LINE関連ニュース(投稿機能・料金改定・機能終了) 3:06 ✖️ X(旧Twitter)関連ニュース(収益分配・アルゴリズム公開) 4:40 🎵 TikTok関連ニュース(受賞・新機能・ポッドキャスト人気) 5:45 📌 Pinterest関連ニュース(Ask Pinterest・Amazon連携) 6:58 📝 note関連ニュース(ダッシュボード刷新・LLMO対応) 8:20 🌸 アメブロ関連ニュース(22周年・サービス終了) 8:43 🍋 Lemon8(新ニュースなし) 8:45 📺 ニコニコ動画関連ニュース(有料会員90万人割れ) 9:53 👋 POPOPO終了とDiscordの容量引き上げ 10:26 📸 BeReal・Setlog関連ニュース(新SNSの動向) 11:02 💼 LinkedIn関連ニュース(AIスロップ通報100万件) 11:39 🅱️ Eight関連ニュース(450万人突破) 12:09 🌐 mixi2とBlueskyの現状(ユーザー数半減) 12:47 👻 Snapchat関連ニュース(Spotify連携マップ機能) 13:18 💬 Jiffcy・Clubhouse・Substackニュース 14:01 🗺️ Divine・Googleマップ/ビジネスプロフィール 14:30 🙋 まとめと次回予告
YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)
今日はV5.5時代に作った楽曲を
蔵出しします。アレンジが最高!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp/

Miliaちゃん、アカペラ、ギターと
バイオリン速弾きと大忙し(笑)
Nowhere to Run / Milia
https://www.youtube.com/watch?v=WuQbQCQfWDE
逃げ場はない
https://www.youtube.com/watch?v=HhZLOmvTC7Y
さて、本題です。
YouTubeとMeta社の3種類以外で
注目されている21大SNSニュースを
直近2ヶ月分(8月・9月)まとめました。

YouTubeとMeta社の3種以外で注目の21大SNSニュース
YouTubeとMeta社の3種以外19大SNSニュース(2026年9月分)
✏️ 2カ月ぶり、21大SNSの約140件を15分で総点検!
📅 2026年9月20日(日)生中継15分 / 週末恒例企画 / 対象期間:2026年9月まで直近2カ月
📌 Meta社の3種(Facebook・Instagram・Threads)とYouTubeは別枠のため、今回の21大SNSからは除外。
- LINE公式アカウントに投稿機能が提供開始
- LINEがリニューアル、友だちの場所やホーム画面が変更
- ヘアサロン向け新サービスLINEビューティープラス提供開始
- ビジネスプロフィールがリニューアル
💡 業種ごとに関連サービスへ紐づけていく動きが、これからどんどん出てくる。
- ミュートメッセージの提供終了
- 編集機能の終了
- リサーチ機能の終了
- LINE VOOM終了で誕生日カードも使えなくなる
- LINE×PayPayのアカウント連携は外部流出を問題視して延期
✨ 長期の振り返りができるようになる、ありがたいニュース。
- 追加メッセージが値上げへ
📌 配信設計とセグメントの見直しが必要になる論点。
- 収益分配が9月7日で終了・見直しへ
- 支払い方法としてX Moneyを使うと発表
- 「Twitter」という名前のサービスが別のところで新たに誕生
- 8月19日にアルゴリズムが公開(内容が細かいのでリンク先必読)
- アルゴリズム変更で相互フォローが優先される
- 「いいね」が少なくても外部リンク付きでもインプレッションが伸びるカラクリ
- ポストを「いいね」順に並べ替え可能に
- 「すべて」オプション追加でポストとリポストを時系列表示
- プロフィール欄を大幅変更、ポストとリポストがタブで完全分離
- 複数画像投稿がPCブラウザも横スワイプに、4枚グリッドには戻らない
- Androidアプリが1年かけて過去最大級の刷新でUIが激変
- タイムラインの仕様変更まとめも要チェック
- 福井の豆腐屋竹内商店さんがTikTokアワード受賞(要チェックの好事例)
- @Pressがプレスリリースを流せるショート動画オプションを提供開始
- コメント欄でより多彩な表現ができる新機能
- ハッシュタグは5個を推奨というメッセージが表示されるように
- メッセージのインサイト表示が開始、広告も出せて数字で見せられる
- Instagramと同じ一斉配信チャンネルを開始、DMに届く
- TikTok Shop関連のニュースも
- 日本の若者のポッドキャスト利用が急増、なんとTikTok超えの人気に
- Redditも「読むSNS」から「聴くSNS」へ、TikTok型の体験をテスト中
📌 Z世代の約半数がPinterestで“検索”している。追って別の機会に動画で解説予定。
- ビジュアル検索広告を発表、パフォーマンスマーケに新機能
- 対話で操作する「Ask Pinterest」が登場、日本もウェイティングリスト募集中
- クリエイター向けにAmazonストアフロント連携が提供開始
- PinterestからXまで、SNS各社がAI生成コンテンツのラベル付けを推進
- 日本語の記事が世界225の国と地域で表示されるように
- 韓国でも読まれやすくなり、検索サービスNAVERのAI回答に引用される
- llms.txtに対応=AIO/LLMO対策へ、Google提携のnoteだけに影響大
- AIにプロフィールを正しく伝えるしくみも導入
- ダッシュボードがリニューアル、記事の読まれ方が詳しく分かる
- pixiv・note・ガールズちゃんねるなどが国指定の大規模プラットフォームに指定
- 松浦さんの「ほぼAI」note記事が注目、解説記事あり
⚠️ 大規模プラットフォーム指定は運用ルールに関わるので要チェック。
- 2026年9月15日にAmeba22周年、おめでとうございます
- ドットマネーの運営会社が変更
- Amebaアプリコインの払い戻し開始
- 応援機能のサービス終了
- 今回、新しいニュースは入っていない
📌 動きがない月があるのも、21大SNSを毎回定点観測しているからこそ分かること。
- ニコニコ広告から非表示にした投稿者の動画を除外するよう改善
- 6月15日リリースのショート専用視聴ページを9月2日に追記・修正
- 横画面でのコメント投稿を快適にするデザインテスト実施中
- iOSでプレイヤー設定から再生リストの連続再生オン・オフが可能に
- 動画をXにシェアする機能の一部停止・仕様変更(APIの関係)
📌 スマホ版でもファイルサイズの判定方式が変更に。
- 新サービスBeRealzを開始
- Z世代のコミュニティをつくろうとしている動き
- 2026年8月上旬、日本のApp Store無料アプリ1位
- BeRealに続くいま一番新しく流行っているSNS
- Jiffcyと並び注目、追ってスレッドで1記事立てる予定
- LinkedInの写真で買収先を絞る──階段メーカーの海外M&A・地方優良企業の発掘法
- AIスロップ通報が開始1カ月で100万件超
💡 ラベル付けだけでなく「通報してもらう」しくみを入れたら、これだけ集まった。
- ユーザー数が450万人を突破、順調に成長
- Eight Career Designが「AI候補者検索」を提供開始
- 商談準備を支援する「AIサーチ」はEightではなくSansan社の機能なので別物
- いろいろあるが、mixi2の公式Xを見れば全部載っている
- 最大10分の動画を投稿可能に
- おすすめに表示されなくなるオプトアウト機能を追加
📌 Xからの乗り換えで話題になったが、どうもうまくいっていない。機能追加は頑張っているものの厳しい状態。
- リアルな交流促進へアプリ内イベント企画機能を導入
- 集まり計画機能Plansを投入
- Spotifyと連携し、マップ上に音楽のリアルタイム再生を表示
- 全編AI生成の動画を禁止=AIに対して厳しい姿勢
💡 地図から音楽に入っていける導線が面白い。
- 写真機能DotsのWeb版がリリース
- 『新婚さんいらっしゃい!』でClubhouseで出会った人が結婚、おめでとうございます
- 細かいアップデートはあるが、あまり注目されていない
- 代表がYouTubeの2番組に出演、そのまとめを掲載済み
- 6秒ループ動画は果たして流行るのか
❓ 一応ニュースはあるので紹介まで。
⭐ 今回のGoogle関連で「なんと言っても」いちばん大事なニュース。
- ビジネスプロフィールとLINE公式が連携するという噂は、いつになったら本当になるのか
- Googleマップに警告制度あり
- 証拠のスクリーンショットも掲載済みなので確認を
- 2026年9月までの2カ月分・21大SNSのニュースを総ざらい
- 15分ではニュースを消化するだけで精一杯、詳しくはリンク先の記事へ
- POPOPOを対象から外す
- Setlogを新たに追加
- 次回は1カ月に1回のペースに戻す
- 特に気になる記事は、後日15分の動画で個別に解説予定
- Setlogはスレッドで1記事立てる予定
YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)
- はじめに
- 2カ月ぶりの恒例企画|560行・140件のニュースを15分で消化するという無茶
- X・TikTok・Pinterest・note|主要4サービスで同時進行する仕様変更ラッシュ
- アメブロ・Lemon8・ニコニコ・POPOPO・Discord・BeReal|明暗がくっきり分かれた中堅SNS
- ビジネス系から新興SNS、そしてGoogleマップへ|21大SNSの現在地
- おわりに
- まとめ
- よくある質問(Q&A)
はじめに
「SNSのニュース、最近ちゃんと追えていますか?」——そう聞かれて、胸を張って「はい」と答えられる人は、正直なところかなり少ないのではないでしょうか。私自身、毎日ネットビジネスに関する情報を生中継で15分間お届けしているのですが、その私でさえ、SNSのニュースだけは「放っておくと一瞬で手に負えなくなる」ジャンルの筆頭です。
この記事は、2026年9月20日日曜日の週末恒例企画としてお届けした「2026年9月まで Meta社の3種とYouTubeを除く21大SNSに関するニュース」の内容を、あらためて文章の形で丁寧に整理し直したものです。本来であれば1カ月に1回のペースでやるべき企画なのですが、今回はなんと2カ月ぶり。その結果どうなったかというと、手元のメモが大体560行。単純に4で割り算すると、およそ140件のニュースが溜まっていた計算になります。
140件を15分で説明するのは、どう考えても無理です。無理なのですが、それでも「今のSNSはこう動いている」という全体像は、一つひとつのニュースを並べてみないと絶対に見えてきません。この記事では、LINEからGoogleマップまで、21のサービスを順番に追いかけていきます。どうぞ最後までお付き合いください。
2カ月ぶりの恒例企画|560行・140件のニュースを15分で消化するという無茶
そもそも「21大SNS」とは何を指すのか
まず、この企画の前提を共有しておきます。今回テーマとして扱うのは「2026年9月まで Meta社の3種とYouTubeを除く21大SNSに関するニュース」です。つまり、FacebookやInstagram、ThreadsといったMeta社の3種のサービスと、YouTubeについては、この回では扱っていません。それらは別枠として存在感が大きすぎるので、あえて外してあるわけですね。
では、残りの「21大SNS」とは具体的に何かというと、次のラインナップになります。
| # | サービス名 | ざっくりした位置づけ |
|---|---|---|
| 1 | LINE | 国内最大級のメッセージング基盤 |
| 2 | LINE公式アカウント | 事業者向けの集客・配信基盤 |
| 3 | X(旧Twitter) | 拡散力と速報性のSNS |
| 4 | TikTok | ショート動画の本丸 |
| 5 | ビジュアル検索プラットフォーム | |
| 6 | note | 記事・コンテンツ販売の定番 |
| 7 | アメブロ | 老舗ブログサービス |
| 8 | Lemon8 | ライフスタイル系ビジュアルSNS |
| 9 | ニコニコ動画 | コメント文化の動画サービス |
| 10 | POPOPO | 新興SNS(今回で退場) |
| 11 | Discord | コミュニティ型チャット |
| 12 | BeReal | 「盛らない」写真SNS |
| 13 | ビジネスパーソン向けSNS | |
| 14 | Eight | 名刺ベースのビジネスSNS |
| 15 | mixi2 | 復活系コミュニティSNS |
| 16 | Bluesky | 分散型のXオルタナティブ |
| 17 | Snapchat | 若年層中心のカメラSNS |
| 18 | Jiffcy | 通話・写真系の新興SNS |
| 19 | Clubhouse | 音声SNS |
| 20 | Substack | ニュースレター配信 |
| 21 | Divine | 6秒ループ動画の新顔 |
| 22 | Googleマップ・Googleビジネスプロフィール | ローカル検索=実質SNS枠 |
一覧にしてみると分かりますが、「SNS」と一口に言っても、メッセージングあり、動画あり、ブログあり、名刺管理あり、地図ありと、完全に別ジャンルの寄せ集めです。それでも全部まとめて追いかけているのは、ビジネスでの集客・発信を考えたときに、この21サービスが実質的に同じ土俵で競合しているからです。
1カ月に1回やらないと死にそうになる、という話
正直に申し上げます。この企画、1カ月に1回やらないと死にそうになります。今回は2カ月ぶりになってしまったので、ニュースの量が単純に倍。冒頭でもお伝えしたとおり、メモの行数が大体560行あって、単純に割り算すると560÷4で140件のニュースがあるという計算になります。
| 項目 | 今回(2カ月分) | 理想(1カ月分) |
|---|---|---|
| 対象期間 | 約2カ月 | 約1カ月 |
| メモの行数 | 約560行 | 約280行 |
| 推定ニュース件数 | 約140件 | 約70件 |
| 1件あたりの持ち時間(15分換算) | 約6.4秒 | 約12.8秒 |
1件あたり6秒台です。動画でも15分で説明するのは無理だということ、皆さん分かりますかね。だからこそ次回はちゃんと1カ月に1回のペースでやろうと思っています。ぜひよろしくお願いします。
この記事では、生中継では「リンク先を見ておいてください」で流さざるを得なかった部分も含めて、どのサービスでどんな動きがあったのかを、できるだけ取りこぼしなく並べていきます。
LINE|投稿機能、リニューアル、そして業種特化への動き
さっそく1つ目、LINEの方からいきたいと思います。
まず、また後日あらためて紹介しますが、LINE公式アカウントの投稿機能提供開始というニュースです。これまでLINE公式アカウントといえば「配信する」ものでしたが、そこに「投稿する」という発想が入ってくるのは、運用の考え方そのものを変える可能性があります。
そして、LINEがリニューアル、友だちの場所やホーム画面など変更という話。これは以前にもお話ししましたね。友だちリストの場所が変わるというのは、地味に見えて日々の使い勝手に直結する変更です。
さらに、ヘアサロン向け新サービス「LINEビューティープラス」の提供開始。これは個人的にかなり注目しています。というのも、こういう動きはどんどん出てくるだろうと思うからです。LINEからいろんな関連サービスに紐づけていく、しかも業種ごとにやっていく。この流れは今後さらに加速するはずです。美容室で成功すれば、次は飲食、その次は医療というように、業種特化のパッケージが並んでいく未来が見えてきます。
一方で、終了するものもあります。ミュートメッセージの提供が終了になること、そして編集機能が終了になるみたいな話もあって、この辺はまた別途あらためて紹介したいなと思っています。使っていた人にとっては痛いニュースですね。
嬉しいニュースもあります。分析タブが来年2月ぐらいから最大36カ月に伸びるという話です。これはありがたいニュースですね。データを3年分さかのぼれるというのは、季節変動や年ごとの比較を見たい事業者にとって、かなり実用的な改善です。
その一方で、追加メッセージが値上げになるという話も入っております。分析は手厚くなるけれど配信コストは上がる、という組み合わせですね。
| LINE関連の変更 | 方向性 | 事業者への影響 |
|---|---|---|
| LINE公式アカウントの投稿機能提供開始 | 追加 | 発信の選択肢が増える |
| 友だちの場所・ホーム画面のリニューアル | 変更 | 導線の再確認が必要 |
| LINEビューティープラス提供開始 | 追加(業種特化) | 美容業界に新たな選択肢 |
| ミュートメッセージ提供終了 | 終了 | 代替手段の検討が必要 |
| 編集機能終了 | 終了 | 運用フローの見直し |
| 分析タブ最大36カ月へ(来年2月ごろ) | 改善 | 長期比較が可能に |
| 追加メッセージ値上げ | コスト増 | 配信設計の最適化が必須 |
LINEとPayPayの連携延期、そして相次ぐ機能終了
アカウント連携の話もあります。LINEとPayPayのアカウント連携が、外部流出を問題視して延期になります。期待していた方も多かったと思いますが、個人情報の扱いに対する視線が厳しくなっている以上、慎重にならざるを得ないということでしょう。
結構LINEのニュースはいっぱい入っていまして、ほかにもリサーチ機能が終了するといった話も入っております。アンケートを取る手段として使っていた方は、代替を考える必要がありますね。
そして地味に、いや、はっきり言ってかなり大きいのがこれです。LINE VOOMが終了すると誕生日カードも使えなくなるという話。これ、結構問題なんですよね。誕生日カードは顧客との接点を自動的に作れる仕組みとして、多くの事業者が活用してきました。それが連動して使えなくなるというのは、「VOOMは使っていないから関係ない」と思っていた人ほど影響を受けるという構図です。
加えて、ビジネスプロフィールがリニューアルしたということもあります。本当に結構たくさんあるんですね、LINEのニュースは。
| LINEの「終了・延期」系ニュース | 内容 |
|---|---|
| LINE×PayPayのアカウント連携 | 外部流出を問題視して延期 |
| リサーチ機能 | 終了 |
| LINE VOOM | 終了。連動して誕生日カードも使用不可に |
| ビジネスプロフィール | リニューアル |
ここまでがLINE関連のニュースです。1サービスだけでこの量ですから、2カ月ぶりの企画がどれだけ大変かをお察しいただけるかと思います。どんどん見ていきましょう。
X・TikTok・Pinterest・note|主要4サービスで同時進行する仕様変更ラッシュ
X(旧Twitter)|収益分配の終了とアルゴリズム公開
続いてこちら、Xに関するニュースです。ここも情報量がかなり多いので、順番に見ていきます。
まず大きいのが、Xの収益分配が9月7日で終了ということで、見直しになりましたね。クリエイターとしてXで収益を得ていた方にとっては、前提が変わる話です。そして新しく収益化の支払い方法として「X Money」を使うことが発表されました。終了と刷新がセットになっている、という理解が正確でしょう。
機能面では、プロフィールのポストを「いいね」順に並べ替え可能になりました。時系列ではなく反響順で自分の投稿を並べられるというのは、プロフィールを「実績の見せ場」として使いたい人には便利な変更です。
面白い話としては、Twitterという名前がXとなったので、逆に「Twitter」というサービスが別のところで生まれましたという話も出ております。手放した名前を他所が拾う、というのはブランドの世界ではよくあることですが、あの規模でそれが起きるのはなかなか珍しい光景です。
そして今回の目玉のひとつ、アルゴリズムが8月19日に公開されました。このニュースは結構細かく載っているので、ぜひリンク先を見てください。アルゴリズムが公開されるということは、推測で語られてきた「バズる条件」を、一次情報で検証できるようになるということです。
| Xの収益・制度まわり | 内容 |
|---|---|
| 収益分配 | 9月7日で終了、見直しへ |
| 新しい支払い方法 | 「X Money」を使用すると発表 |
| アルゴリズム | 8月19日に公開 |
| 「Twitter」という名称 | 別のところで新サービスとして誕生 |
X|UI・タイムライン・プロフィールの大幅変更
仕様変更も立て続けに起きています。
Xの複数画像投稿が、PCブラウザもついに横スワイプになりました。しかも4枚グリッドにはもう戻らないという話が入っております。長年「4枚並べて見せる」前提で画像を作ってきた方は、1枚目で勝負する設計に切り替える必要が出てきます。
Xのプロフィールに「すべて」オプションが追加され、ポストとリポストが時系列で表示になること。これと関連して、今回プロフィール欄に大幅な変更があり、ポストとリポストがタブで完全に分離したということですね。自分の発信と他人の発信を分けて見せられるようになったわけです。
XのAndroidアプリが1年かけて過去最大級の刷新ということで、UIがかなり変わりました。1年がかりというのがスケールの大きさを物語っています。
タイムラインの仕様変更についてまとめ、これも大事です。そして、アルゴリズムの変更の話、相互フォローが優先されるという話、この辺も結構大事なので見ておいてください。アルゴリズム変更についてはたくさんリンクを貼っていますので、必ず見ておきましょう。
運用面では、Xは「いいね」が少なくても、外部リンク付きでもインプレッションが伸びる、そのカラクリについて説明するものもありました。「リンクを貼ると伸びない」という通説が本当に今も成立するのか、検証してみる価値がありそうです。
さらに、Xの複数アカウント運用ルールが注目されていて、最大10個までならOKなんだけど、これより増えるとBANされる可能性があるという話ですね。数字がはっきり示されている以上、ここは押さえておきたいところです。
| Xの仕様変更 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| PCブラウザの複数画像投稿 | 4枚グリッド表示 | 横スワイプ(グリッドに戻らない) |
| プロフィールの表示 | ポストとリポストが混在 | タブで完全分離+「すべて」オプションで時系列表示 |
| Androidアプリ | 従来UI | 1年かけた過去最大級の刷新 |
| アルゴリズム | 非公開 | 8月19日に公開/相互フォロー優先 |
| 複数アカウント | 目安が曖昧 | 最大10個まで、超えるとBANの可能性 |
ここまでがXに関するニュースでした。
TikTok|受賞、新機能、そして「聴くSNS」への地殻変動
続いてこちら、TikTokに関するニュースです。
まず明るい話題から。福井の豆腐屋・竹内商店さんがTikTokアワードを受賞しましたということで、これ結構面白いので見ておきましょう。地方の、しかも豆腐屋さんがTikTokで評価されるというのは、「うちの業種では無理」と思い込んでいる事業者にとって、最高の反証になります。
機能・サービス面では、TikTokにもプレスリリース情報を発信できる「ショート動画オプション」を@Pressが提供開始というもの。プレスリリース配信の世界にショート動画が組み込まれてきたわけです。
そして、TikTokコメント欄でより多彩な表現が可能となる新機能が発表されました。コメント欄はTikTokにおける第二のコンテンツですから、ここが強化されるのは理にかなっています。
運用者として押さえたいのが、TikTokのハッシュタグは5個を推奨するというメッセージが表示されるようになりましたという点。プラットフォーム側が推奨数を明示してくれるのは親切ですし、これは従う価値があります。
分析まわりでは、TikTokメッセージのインサイト表示開始。インサイトに関しても広告を出せるようになったので、数字で見せられるようになったということですね。感覚ではなく数字で語れる領域が広がっています。
| TikTokの新機能 | 内容 |
|---|---|
| ショート動画オプション(@Press) | プレスリリース情報をTikTokで発信可能に |
| コメント欄の新機能 | より多彩な表現が可能に |
| ハッシュタグ | 5個推奨のメッセージが表示されるように |
| メッセージのインサイト | 表示開始。広告も出せるため数値化が可能に |
| 一斉配信チャンネル | Instagram同様に開始、DMにメッセージが届く |
| TikTok Shop | 関連ニュースあり |
「読むSNS」から「聴くSNS」へ|ポッドキャストの急伸
ここは個人的にかなり注目しているポイントです。
日本での若者のポッドキャスト利用が急増していて、なんとTikTok超えの人気になっているということ。これも注目です。ショート動画が若者の時間を独占していると思われていたところに、音声という「ながら消費」が食い込んできたわけです。
それを裏付けるように、Redditも「読むSNS」から「聴くSNS」へということで、TikTok型の体験をテストしているということですね。掲示板文化の代表格であるRedditまでが体験の作り替えを試している、というのは象徴的です。
そしてTikTok側も動いています。TikTokも一斉配信チャンネルをInstagramと同じように始めましたということで、DMにメッセージが届くということですね。フォロワーに直接届く導線を各社が揃えにきている、という構図が見えます。あとはTikTok Shopの話なんかが入っております。見ておきましょう。
Pinterest|ビジュアル検索広告と「Ask Pinterest」
続きましてこちら、Pinterestに関するニュースです。
まず、Pinterestはビジュアル検索広告を発表、パフォーマンスマーケティングに新機能ということですね。画像で探すという行動そのものに広告を載せていく、というのはPinterestならではの強みの活かし方です。
そして業界全体の流れとして、PinterestからXまで、SNS各社はAI生成コンテンツのラベル付けを進めているということで、これはPinterestだけじゃなくて、すべてのSNSが今ラベル付けを始めていますね。AIで作ったものを隠すのではなく、明示する方向に業界が揃ってきています。
注目の新サービスもあります。「Ask Pinterest」というサービスが、ChatGPT同様に対話を使って操作するサービスとして出ています。日本でも始まりそうなので、今ウェイティングリストを募集しているため、僕も申し込んでおきました。皆様もよかったら、Ask Pinterestに申し込んでみてください。
数字の話もしておきます。Pinterestの国内月間利用者数が1280万人、Z世代の47%がPinterestで検索しているということですね。これはPinterestのイベントに行って聞いてきた数字になっております。これも追ってまた別の機会に動画で解説しようかなと思ってます。
さらに、クリエイター向けにAmazonストアフロント連携機能が提供開始ということで、Amazonとの連携も始まっています。そういったニュースが入っております。
| Pinterestの注目数値・動き | 内容 |
|---|---|
| 国内月間利用者数 | 1280万人 |
| Z世代の検索利用率 | 47%がPinterestで検索 |
| ビジュアル検索広告 | 発表済み。パフォーマンスマーケティングに新機能 |
| Ask Pinterest | 対話型サービス。日本はウェイティングリスト募集中 |
| Amazonストアフロント連携 | クリエイター向けに提供開始 |
| AI生成コンテンツ | ラベル付けを推進(各SNS共通の流れ) |
note|デザイン刷新、海外展開、そしてllms.txt対応
続いていきます。こちら、noteに関するニュースです。
まず、noteはダッシュボードがリニューアルし、記事の読まれ方がもっと詳しく分かりますということで、デザインリニューアルですね。書いた後にどう読まれたかが見えるようになると、次に何を書くかの判断精度が上がります。
海外展開の話も進んでいます。韓国でもnoteが読まれやすくなり、検索サービス「NAVER」の記事がAI回答に引用されるようになります。韓国のNAVERと関係があります。国境を越えて読まれる導線が整いつつある、ということですね。
制度面では見逃せない話があります。Pixiv、note、ガールズちゃんねるなどが、国指定の大規模プラットフォームに指定されたということで、これチェックしなきゃいけないですね。結構大事です。大手は全部登録されているんですけど、noteもついに入ったということですね。指定されるということは、それだけ社会的な責任と運用ルールが重くなるということでもあります。
話題としては、松浦さんの「ほぼAI」のnote記事が注目されていますけど、これについての記事があったので紹介しておきます。
そして規模の話。noteは日本語の記事が世界225の国と地域で表示されるようになりました。僕のnoteも表示されているみたいですね。日本語のまま世界に出ていく、という時代になってきました。
さらに、AIにあなたのプロフィールを正しく伝えるような仕組みを導入しましたということも入っています。AIが人物情報を誤って伝える問題に、プラットフォーム側から手当てしにいく発想です。
極めつけはこれです。LLMOの時代に「llms.txt」に対応したということで、AIO対策に対応したとしています。しかもGoogleと提携しているnoteですから、これは結構大事かなと思ってますね。noteがますます強くなる可能性があります。
| noteの動き | 内容 | 意味合い |
|---|---|---|
| ダッシュボードのリニューアル | 記事の読まれ方が詳しく分かる | 改善サイクルを回しやすくなる |
| NAVER連携 | 韓国でAI回答に引用されるように | 海外流入の新ルート |
| 大規模プラットフォーム指定 | Pixiv・note・ガールズちゃんねるなどが国指定 | 運用ルールの厳格化 |
| 多言語・多地域表示 | 日本語記事が世界225の国と地域で表示 | 潜在読者の大幅拡大 |
| プロフィールのAI伝達 | 正しく伝える仕組みを導入 | 誤情報リスクの低減 |
| llms.txt対応 | LLMO/AIO対策に対応、Googleとも提携 | 検索とAI両面で優位に |
アメブロ・Lemon8・ニコニコ・POPOPO・Discord・BeReal|明暗がくっきり分かれた中堅SNS
アメブロ|22周年と、続くサービス終了
続いてアメブロに関するニュースです。
まずはお祝いから。2026年9月15日、Amebaは本日22周年を迎えましたということで、おめでとうございます。22年というのは、インターネットサービスとしては相当な長寿です。ブログというフォーマット自体が何度も「終わった」と言われながら、それでも残り続けているという事実は、それだけで一つの示唆ですね。
一方で、周辺サービスには変化があります。ドットマネーの運営会社が変更になりましたということ、Amebaアプリコインの払い戻し開始のお知らせ、そして応援機能のサービス終了というニュースなどが入っております。
払い戻しや終了のお知らせが並ぶと、つい不安に見えてしまうものですが、これは裏を返せば「使われていない機能を整理して、本体に集中する」という動きでもあります。22周年というタイミングでの棚卸し、と捉えることもできるでしょう。
| アメブロ関連のニュース | 内容 |
|---|---|
| Ameba 22周年 | 2026年9月15日に到達 |
| ドットマネー | 運営会社が変更 |
| Amebaアプリコイン | 払い戻し開始のお知らせ |
| 応援機能 | サービス終了 |
Lemon8|今回は動きなし
続いてLemon8。これは新しいニュースは入っておりません。
「ニュースがない」ということ自体も、実は情報です。大きな仕様変更がないということは、既存の運用をそのまま続けられるということでもありますし、逆に言えば話題性という点では静かな期間だった、ということでもあります。次回の企画で何か動きがあるかどうか、引き続き見ていきます。
ニコニコ動画|機能改善と、有料会員90万人割れ
続いていきましょう。ニコニコ動画なんですが、機能面ではいくつか改善が入っています。
まず、ニコニコ広告から、非表示にした投稿者の動画を除外するよう改善しましたということ。見たくないものを見ないで済む、という当たり前のことがきちんと整備されるのは良い動きです。
そして、6月15日にショート専用の視聴ページをリリースしたんですけど、これが9月2日に追記になっていまして修正されました。リリースして終わりではなく、その後も手を入れているということですね。
さらに、横画面でのコメント投稿を快適にするためのデザインテストを実施しているということです。ここ注目ですね。ニコニコの本質はコメントですから、そのコメント体験に手を入れるというのは、サービスの根幹に関わるテストだと言えます。
また、プレイヤー設定からでも再生リストの連続再生オン・オフが設定できるようになりましたというiOSの機能ですね。細かいところですが、使う人にはありがたい改善です。
一方で、動画をXにシェアする機能の一部機能停止および仕様変更ということで、これはAPIの関係ですね。他社プラットフォームの都合で自社の機能が影響を受ける、というのは今のSNS時代の宿命でもあります。
ニコニコ動画|1年で10万人減という現実
そして、数字の話です。ここは正直、厳しい内容です。
ニコニコ動画の有料会員数が90万人を割れるということで、1年で10万人減少。直近に790円から990円へ値上げしたのも影響しているかということで、僕も有料会員なんですけど厳しいですね、10万人減少は。収益も厳しくなっているニコニコ動画さんです。
| ニコニコ動画の数字 | 内容 |
|---|---|
| 有料会員数 | 90万人を割れる |
| 減少幅 | 1年で10万人減少 |
| 月額料金 | 790円 → 990円へ値上げ |
値上げと会員減が同時に起きると、単価を上げた分と会員が減った分のどちらが大きいのか、という難しい計算になります。ただ、コメント文化という他にない資産を持っているサービスですから、横画面コメントのデザインテストのような「本丸の改善」が実を結ぶことを期待したいところです。
| ニコニコ動画の改善点 | 内容 |
|---|---|
| ニコニコ広告 | 非表示にした投稿者の動画を除外 |
| ショート専用視聴ページ | 6月15日リリース、9月2日に追記・修正 |
| 横画面コメント | 快適化のためのデザインテストを実施中 |
| 再生リストの連続再生 | プレイヤー設定からオン・オフ可能(iOS) |
| Xへのシェア機能 | 一部停止・仕様変更(APIの関係) |
POPOPO|開始から約半年でサービス終了
続いてPOPOPOに関するニュースということで、皆さんご存じのように、9月17日にサービスが終了しました。開始から約半年で終わってしまったということです。
まだ使えるのかどうか、また確かめておきたいなと思います。これで終わりなので、次回からPOPOPOは外れます。
そして、次回からSetlogを追加する予定です。今回も後で少し紹介します。
半年で終わるサービスがある一方で、22年続くサービスもある。この落差こそが、SNSという領域の実態です。新しいSNSが出てきたときに全力で投資するかどうかは、常にこのリスクと向き合う判断になります。
Discord|地味だが効く、アップロード上限の引き上げ
Discordは無料アカウントのファイルアップロード上限を10MBから20MBへ引き上げと、スマホ版でもファイルサイズの判定方式が変更になったということが、今回追加になっております。
| Discordの変更 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 無料アカウントのアップロード上限 | 10MB | 20MB |
| スマホ版のファイルサイズ判定方式 | 従来方式 | 変更あり |
10MBから20MBというのは、数字だけ見れば地味です。でも、コミュニティ運営をしている人にとっては「あと少しで送れなかったファイル」が送れるようになるわけで、体感の改善はかなり大きいはずです。
BeReal・Setlog|いま一番新しく流行っているSNS
続いてBeRealに関するニュースなんですけど、ここにSetlogを入れました。
Setlogは2026年8月上旬、日本のApp Store無料アプリランキングで1位になったということで、BeRealに続いて一番新しく流行っているSNSとして話題になってます。App Storeの無料ランキング1位というのは、新興サービスにとって最も分かりやすい「来ている」サインです。
この間にJiffcyというのもあるんですけど、Setlogは追ってスレッドの1記事を1つ立てようかなと思ってますのでお楽しみに。
もう1個、BeRealさんが「BeRealz」というサービスを始めましたということで、Z世代のコミュニティを作ろうとしていますね。覚えておきましょう。BeReal本体が持つ「盛らない」文化を、コミュニティという形に展開しようという試みだと見ています。
| 新興SNSの動き | 内容 |
|---|---|
| Setlog | 2026年8月上旬、日本のApp Store無料アプリランキング1位 |
| Setlogの扱い | 次回から21大SNSの枠に追加予定(POPOPOと入れ替え) |
| BeRealz | BeRealが開始、Z世代コミュニティを構築へ |
| Jiffcy | Setlogとの間に位置する新興サービス |
半年で消えるPOPOPOと、ランキング1位を取るSetlog。同じ「新しいSNS」というカテゴリの中でも、明暗ははっきり分かれます。だからこそ、こうして定点観測しておく意味があるわけですね。
ビジネス系から新興SNS、そしてGoogleマップへ|21大SNSの現在地
LinkedIn|M&Aの発掘法と、AIスロップ通報100万件
続いてLinkedInに関するニュースです。
まず、これはかなり面白い事例です。LinkedInの写真で買収先を絞る、とある階段メーカーが海外M&Aでやっている地方の優良企業発掘法という話。LinkedInを「求人と名刺交換の場」だと思っていると、こういう発想は出てきません。写真という一見どうでもよさそうな情報から買収候補を絞り込むというのは、SNSの使い方として一段上の次元にあります。地方の優良企業が海外M&Aに踏み出すときの実践的なヒントとして、見ておく価値があります。
もう一つは、AI時代らしいニュースです。LinkedInのAIスロップ通報が、開始1カ月で利用100万件超えということで、ラベル付けをするのもあるんだけど、逆に通報もしてくださいねという仕組みを導入したら、たくさんの人が通報しているということが今回発表されています。
ここで言う「AIスロップ」とは、AIで大量生成された中身の薄いコンテンツのことです。プラットフォーム側が自動判定だけに頼らず、ユーザーの目を借りる方向に舵を切ったわけですね。そして1カ月で100万件超というのは、「それだけ多くの人がうんざりしていた」ことの裏返しでもあります。
| LinkedInのニュース | 内容 |
|---|---|
| 写真から買収先を絞る手法 | 階段メーカーが海外M&Aで実践、地方の優良企業発掘法 |
| AIスロップ通報 | 開始1カ月で利用100万件超え |
| 業界の方向性 | ラベル付け+ユーザー通報の二本立て |
Eight|450万人突破とAI候補者検索
続いてEightに関するニュースです。
嬉しい話として、Eightのユーザー数が450万人を突破ということで、順調に成長しています。名刺という日本特有の文化を土台にしたサービスが、着実に伸び続けているのは心強いですね。
機能面では、Eight Career Designが「AI候補者検索」を提供開始したこと。採用の現場にAIによる検索が入ってくるという、時代に沿った動きです。
なお、商談準備を支援する「AIサーチ」機能提供は、Eightではなく Sansan という会社の機能なので関係ないんですけど、こういったニュースが入っております。同じ会社グループの話題は混同されやすいので、ここは切り分けて覚えておきましょう。
| Eight関連 | 内容 | 主体 |
|---|---|---|
| ユーザー数450万人突破 | 順調に成長 | Eight |
| AI候補者検索の提供開始 | 採用支援機能 | Eight Career Design |
| 商談準備支援「AIサーチ」 | Eightの機能ではない | Sansan |
mixi2|公式Xを見れば全部載っている
続いてmixi2に関しては、いろいろあるんですが、mixi2の公式Xを見てください。ここに全部載ってます。
これは手抜きではなく、情報源として最も正確で早いのが公式Xだから、という話です。サービスによっては、プレスリリースよりも公式SNSのほうが情報の粒度が細かく更新も速い、というケースがあります。mixi2はまさにそのタイプですね。
Bluesky|ユーザー減という厳しい現実
続いてBlueskyなんですけど、ちょっとやばくなってきましたよ、という話です。
月間アクティブユーザー数が27%減、デイリーは26%減とピーク時から半減しているということで、Xからの乗り換えで話題になったんだけど、どうもうまくいっていない。
| Blueskyの数字 | 減少率 |
|---|---|
| 月間アクティブユーザー数 | 27%減 |
| デイリーアクティブユーザー数 | 26%減 |
| ピーク時との比較 | 半減 |
Blueskyとしても手をこまねいているわけではありません。最大10分の動画を投稿可能にしたり、おすすめに表示されなくなるオプトアウト機能を追加したりと頑張ってはいるんですけど、厳しい状態になっているようです。
ここから学べるのは、「話題になること」と「定着すること」は別物だ、という身も蓋もない事実です。移住先として盛り上がっても、そこに継続する理由がなければ人は戻っていきます。機能追加そのものは悪くないのですが、人が集まる理由をどう作るかという問いに、もう一段踏み込んだ答えが必要なのかもしれません。
Snapchat|リアルな交流へ、そしてAI全面禁止
Snapchatは、オフラインの交流を後押しする方向に動いています。
まず、リアルな交流促進へ、アプリ内イベント企画機能を導入したということ。そして、Snapchatに集まり計画機能「Plans」を投入したこと。オンラインで完結させず、「実際に会う」ところまで設計に入れているのが特徴です。
さらに面白いのが、音楽を使ってマップ上に表示する、Spotifyと連携したリアルタイム再生表示機能ですね。地図に音楽から入っていけるということで、面白いなと思います。「この辺りの人は今こんな曲を聴いている」という情報が地図上に現れるわけで、場所と音楽が結びつく体験は新鮮です。
そしてAIに関しては明確な姿勢を打ち出しました。Snapchatは全編AI生成の動画を禁止ということで、AIに対して厳しくなっていますね。ラベル付けで共存を図る各社の中で、禁止という強い線を引いたのは特徴的です。
| Snapchatの動き | 内容 |
|---|---|
| アプリ内イベント企画機能 | リアルな交流促進へ導入 |
| 集まり計画機能「Plans」 | 投入済み |
| Spotify連携 | マップ上にリアルタイム再生を表示 |
| AI生成動画 | 全編AI生成の動画を禁止 |
Jiffcy・Clubhouse・Substack・Divine|小さいが見逃せない動き
続いてJiffcyに関するニュースですが、写真機能「Dots」のWeb版リリースが入っております。スマホ発のサービスがWeb版を出すというのは、利用シーンを広げにいく動きですね。
Clubhouseに関するニュースは、あまり大きいニュースは入っていないんですけど、テレビ番組『新婚さんいらっしゃい!』で、Clubhouseで出会った人が結婚したというニュースが出たそうです。おめでとうございます。音声SNSで出会って結婚に至るというのは、あの熱狂の時期を知っている身としては感慨深いものがあります。それ以外にも細かいアップデートはあるようですけど、あまり注目されていません。
続いてSubstackに関するニュースですが、Substackの代表の方がYouTubeの2つの番組に出ておりました。それのまとめをここに入れておきましたので、見ておいてください。経営者本人の発言は、プレスリリースには出てこない方向性が読み取れるので、一次情報としての価値が高いです。
続いてDivineに関するニュースということで、どうなんでしょうね、6秒ループ動画は果たして流行るんでしょうかということで、一応ニュースがありますので紹介しておきます。かつてVineが6秒で一世を風靡したことを思えば、時代が一周して戻ってくる可能性もゼロではありません。
| サービス | 今回のニュース |
|---|---|
| Jiffcy | 写真機能「Dots」のWeb版リリース |
| Clubhouse | 『新婚さんいらっしゃい!』でClubhouse発の結婚が紹介 |
| Substack | 代表がYouTubeの2番組に出演、まとめを掲載 |
| Divine | 6秒ループ動画。流行るかどうかは未知数 |
Googleマップ・Googleビジネスプロフィール|相談機能と警告制度
最後に、Googleマップ・Googleビジネスプロフィールなんですけど、なんと言ってもマップに相談機能が追加になったのが8月7日、これ大事ですね。地図アプリが「探す」だけでなく「相談する」場になるというのは、ローカルビジネスにとって接点の作り方が変わるということです。
そして、ビジネスプロフィールとLINE公式が連携するという噂は、いつになったら本当になるんでしょうかという話もあります。冒頭のLINEの話ともつながりますが、これが実現したら店舗集客の設計は相当変わるはずです。
さらに、Googleマップに警告制度があるということで、これも証拠のスクリーンショットを載せておりますので、見ておいてください。知らずに規約に触れてしまうと、店舗にとっては死活問題になりかねません。
| Googleマップ/ビジネスプロフィール | 内容 |
|---|---|
| 相談機能 | 8月7日にマップへ追加 |
| LINE公式との連携 | 噂の段階、実現は未定 |
| 警告制度 | 存在を確認、証拠のスクリーンショットあり |
今日もニュースを消化するだけでいっぱいいっぱいなので、ぜひ皆さん、詳しくはリンク先の記事を見ておいてください。特に気になる記事は、後日15分の動画の方で解説をしていきたいと思いますので、それもよかったらご覧いただければ嬉しいなと思っております。
今日は2026年9月までの2カ月分となりました、21大SNSに関するニュースを紹介しました。
おわりに
2026年9月までの2カ月分、21大SNSのニュースを一気に振り返ってきました。メモにして約560行、件数にしておよそ140件。15分の生中継では到底消化しきれない量でしたが、こうして並べてみると、バラバラに見えたニュースの間に共通の流れが浮かび上がってきます。
一つは、AI生成コンテンツへの姿勢がはっきり分かれてきたこと。PinterestからXまで各社がラベル付けを進める一方、LinkedInは通報制度を導入して1カ月で100万件超、Snapchatは全編AI生成動画を禁止と、対応の強さに差が出ています。もう一つは、AIに読まれる前提への移行です。noteのllms.txt対応やNAVER経由のAI引用は、その象徴でしょう。
そして三つ目が、明暗の激しさです。Eightは450万人突破、Setlogは日本のApp Store無料ランキング1位。かたやBlueskyは月間27%減、ニコニコ動画は有料会員90万人割れ、POPOPOは開始約半年で終了。同じ2カ月で、これだけ真逆の出来事が同時に起きています。
だからこそ定点観測が要ります。次回はちゃんと1カ月に1回のペースでお届けします。
まとめ
- 今回のテーマは「2026年9月まで Meta社の3種とYouTubeを除く21大SNSに関するニュース」。2カ月ぶりの開催で、メモは約560行、件数はおよそ140件に達した
- LINE:LINE公式アカウントの投稿機能提供開始、ホーム画面などのリニューアル、ヘアサロン向け「LINEビューティープラス」開始。一方でミュートメッセージ・編集機能・リサーチ機能が終了、LINE VOOM終了で誕生日カードも使用不可に。分析タブは来年2月ごろから最大36カ月へ、追加メッセージは値上げ。LINE×PayPayのアカウント連携は外部流出を問題視して延期
- X:収益分配が9月7日で終了し「X Money」へ。アルゴリズムを8月19日に公開、相互フォローが優先。PCブラウザの複数画像は横スワイプ化(4枚グリッドには戻らない)、プロフィールでポストとリポストがタブ分離、Androidアプリは1年かけた過去最大級の刷新。複数アカウントは最大10個まで
- TikTok:福井の豆腐屋・竹内商店がTikTokアワード受賞。@Pressのショート動画オプション、コメント欄の新機能、ハッシュタグ5個推奨の表示、メッセージのインサイト開始。一斉配信チャンネルも開始。若者のポッドキャスト利用がTikTok超えに急増し、Redditも「聴くSNS」へ
- Pinterest:ビジュアル検索広告を発表、対話型の「Ask Pinterest」がウェイティングリスト募集中。国内月間利用者数1280万人、Z世代の47%が検索に利用。Amazonストアフロント連携も開始
- note:ダッシュボード刷新、韓国NAVERのAI回答に引用、国指定の大規模プラットフォームに指定、日本語記事が世界225の国と地域で表示、llms.txt対応でLLMO/AIO対策へ
- 中堅サービス:Amebaは2026年9月15日に22周年(ドットマネー運営会社変更、アプリコイン払い戻し、応援機能終了)。Lemon8は新ニュースなし。ニコニコ動画は有料会員が90万人割れ、1年で10万人減、790円→990円へ値上げ。POPOPOは9月17日に終了、開始から約半年。Discordは無料アカウントのアップロード上限を10MBから20MBへ
- 新興・ビジネス系:Setlogが2026年8月上旬に日本のApp Store無料アプリランキング1位、次回から21大SNSに追加予定。BeRealは「BeRealz」を開始。Eightは450万人突破+AI候補者検索。LinkedInはAIスロップ通報が1カ月で100万件超。Blueskyは月間27%減・デイリー26%減
- その他:Snapchatはイベント企画機能・「Plans」・Spotify連携を投入し、全編AI生成動画を禁止。JiffcyはDotsのWeb版、Clubhouseは『新婚さんいらっしゃい!』でClubhouse発の結婚が話題、Substackは代表のYouTube出演まとめ、Divineは6秒ループ動画
- Googleマップ・ビジネスプロフィール:8月7日にマップへ相談機能が追加。LINE公式との連携は噂のまま。警告制度の存在も確認済み
よくある質問(Q&A)
Q1. なぜMeta社の3種とYouTubeを除いているのですか?
A. この企画は「それ以外の21サービス」をまとめて定点観測することを目的にしているからです。Meta社の3種とYouTubeは、それぞれ単独でニュース量が多く、専用の回を設けたほうが扱いやすいという事情があります。今回のように2カ月分で約140件のニュースが溜まる状況で、さらに最大手を足してしまうと、15分どころか何時間あっても足りません。除外しているのは重要ではないからではなく、むしろ別枠で扱うべきほど大きいから、と理解してください。
Q2. 140件も追いきれません。まず何から見ればいいですか?
A. 自分のビジネスで実際に使っているサービスから優先するのが鉄則です。そのうえで、「終了するもの」を最優先で確認してください。新機能は知らなくても損をするだけですが、終了するものは知らないと事故になります。たとえばLINE VOOM終了で誕生日カードも使えなくなる件は、「VOOMは使っていないから関係ない」と思っていた人ほど影響を受けます。次に、コストが変わるもの(LINEの追加メッセージ値上げ、ニコニコの790円→990円)を確認しましょう。
Q3. Xのアルゴリズムが公開されたというのは、どう活かせばいいのでしょうか?
A. これまで推測で語られてきた「伸びる条件」を、一次情報で検証できるようになった、というのが最大の意味です。今回あわせて、相互フォローが優先されるという話や、「いいね」が少なくても外部リンク付きでもインプレッションが伸びるカラクリの解説も出ています。つまり「リンクを貼ると伸びない」といった従来の通説が、今も成立するのかを疑ってみる価値がある、ということです。ただし公開されたからといって、そのまま読み解くのは簡単ではありません。解説記事のリンクをたどりながら、自分のアカウントで小さく検証していくのが現実的です。
Q4. SetlogやBeRealzのような新しいSNSには、すぐ参入すべきですか?
A. 判断は慎重に、というのが今回の教訓です。同じ2カ月の間に、Setlogは日本のApp Store無料アプリランキングで1位を取り、POPOPOは開始から約半年でサービスを終了しました。新興SNSは当たれば大きいものの、消えるときは一瞬です。おすすめは、アカウントだけ早めに確保して様子を見るという折衷案。本格的な運用リソースを投下するのは、一定期間ランキングやユーザー数が維持されるのを確認してからで遅くありません。Setlogについては、追ってスレッドの1記事を立てて詳しく扱う予定です。
Q5. AI生成コンテンツの扱いは、結局どうなっていくのでしょうか?
A. 今回のニュースを見る限り、業界は大きく3つの方向に分かれています。1つ目が「ラベル付け」。PinterestからXまで、各社が進めている共通の流れです。2つ目が「通報」。LinkedInはAIスロップの通報制度を入れ、開始1カ月で利用100万件を超えました。3つ目が「禁止」。Snapchatは全編AI生成の動画を禁止しています。一方で、noteのようにAIに正しく読ませるための仕組み(プロフィールの正確な伝達、llms.txt対応)を整えるサービスもあります。つまり「人が見る場では明示または排除、AIが読む場では最適化」という二層構造に向かっている、と捉えておくとよいでしょう。
YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)

📱 21大SNS
番組で毎月まとめて扱っている21のソーシャルメディアのことです。Meta社の3種(Facebook・Instagram・Threads)とYouTubeは別枠で扱うため除外し、LINE、X、TikTok、Pinterest、note、アメブロ、ニコニコ動画、Discord、BeReal、LinkedIn、Eight、mixi2、Bluesky、Snapchat、Clubhouse、Substack、Googleビジネスプロフィールなどを対象にしています。今回は2カ月分がたまり、リンク数は約560行、ニュース件数はおよそ140件に達しました。
💬 LINE公式アカウント
企業や店舗がLINE上で顧客とつながるためのビジネス向けアカウントです。今回は友だちに向けた「投稿機能」の提供が始まり、分析タブで見られるデータ期間が2027年2月頃から最大36カ月に延長されることが発表されました。一方で追加メッセージの料金は値上げとなり、リサーチ機能は終了します。ヘアサロン向けの「LINEビューティープラス」のように、業種特化サービスへ広がる動きも出ています。
📹 LINE VOOM
LINEアプリ内のショート動画・投稿フィード機能で、旧「タイムライン」を刷新したサービスです。このVOOMが終了することに伴い、公式アカウント運用でよく使われてきた誕生日カードも使えなくなる点が実務上の大きな問題として指摘されました。誕生日に合わせたクーポン配布や来店促進を仕組み化していた店舗は、代替となる配信方法をあらかじめ考えておく必要があります。
💰 X Money
X(旧Twitter)が新たに導入する決済・送金サービスで、クリエイターへの収益の支払い方法としても使われます。Xはこれまでの広告収益分配プログラムを9月7日で終了し、収益化の仕組みそのものを見直しました。Xは単なる投稿サービスから、決済まで一体化した「スーパーアプリ」を目指しており、その中核となるのがX Moneyです。今後の収益化を考えるうえで押さえておきたい動きです。
🔍 Xのアルゴリズム公開
どの投稿をタイムラインで優先的に表示するかを決める仕組みが、8月19日に公開されました。相互フォロー関係にある相手の投稿が優先されることなどが明らかになっています。あわせて、「いいね」が少なくても外部リンク付きでもインプレッションが伸びる場合があるという分析も紹介されました。表示ルールを知っておくと、投稿の時間帯や書き方を組み立て直す判断材料になります。
📌 Ask Pinterest
ChatGPTのように対話しながらPinterestを操作できる新サービスです。キーワードを打ち込む検索ではなく、会話形式で欲しい画像やアイデアにたどり着けます。日本でも開始が見込まれ、現在ウェイティングリストの受付が行われています。国内の月間利用者数は1280万人、Z世代の47%がPinterestで検索しているというデータもあり、ビジュアル検索の入口としての存在感が高まっています。
🤖 llms.txt
AIに対して、サイトのどの情報をどう読み取ってほしいかを伝えるためのファイルです。noteがこれに対応し、AIの回答に自分の記事が引用されやすくなる環境を整えました。検索エンジン向けのSEOに対して、AIの回答に取り上げられることを狙う考え方はLLMO/AIO対策と呼ばれます。noteはGoogleとの提携もあり、日本語記事が世界225の国と地域で表示されるようになった点も見逃せません。
⚖️ 大規模プラットフォーム指定
利用者が多く社会的影響が大きいサービスを国が指定し、誹謗中傷への対応など一定の義務を課す制度です。今回、pixiv、note、ガールズちゃんねるなどが新たに指定されました。指定を受けると、削除申請の受付体制や対応状況の公表などが求められます。投稿する側にとっても、運営の対応方針が変わる可能性があるため、利用しているサービスが対象かどうかを確認しておきたいところです。
🆕 Setlog
2026年8月上旬に日本のApp Store無料アプリランキングで1位を獲得した、いま最も勢いのある新興SNSです。番組では、約半年でサービス終了したPOPOPOに代わって、次回から紹介対象に加える予定が示されました。BeRealやJiffcyと並ぶ、Z世代を中心に広がる新しいコミュニケーションアプリの流れの中にあります。今後、専用の解説記事が用意される予定です。
🗺️ Googleマップの相談機能
8月7日にGoogleマップへ追加された、AIに相談しながらお店や場所を探せる機能です。「この条件に合う店は?」といった聞き方で候補を絞り込めるため、店舗側は口コミや掲載情報の整え方が一層重要になります。あわせて、Googleマップには違反に対する警告制度があることも紹介されました。Googleビジネスプロフィールを運用している事業者は、内容の見直しをしておくと安心です。
YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)

1. 21大SNSニュースを2026年9月にまとめて押さえるべき理由
「YouTubeとMeta社の3種以外」で区切ると見えてくるSNSの地殻変動
SNSの情報収集は、どうしてもYouTube・Facebook・Instagram・Threadsの4つに偏ります。利用者数が多く、解説記事も無数にあるため、放っておいても情報が入ってくるからです。だからこそ、この4つを意図的に外し、残る21のサービスをまとめて眺める視点に価値が生まれます。今回対象とするのは、LINE、LINE公式アカウント、X(旧Twitter)、TikTok、Pinterest、note、アメブロ、Lemon8、ニコニコ動画、POPOPO、Discord、BeReal、LinkedIn、Eight、mixi2、Bluesky、Snapchat、Jiffcy、Clubhouse、Substack、Divine、そしてGoogleマップ/Googleビジネスプロフィールという顔ぶれです。
この21大SNSニュースを2カ月分まとめると、ニュース件数はおよそ140件規模に達します。1件ずつ追えば膨大ですが、束ねて見ると共通の流れがはっきり浮かび上がります。2026年夏から秋にかけて起きたのは、サービス終了の連鎖、課金設計の見直し、AI生成コンテンツへの締め付け、そして新興SNSの急浮上という4つの潮流です。大手4プラットフォームだけを見ていると、この変化は視界に入りません。SNS運用を担当する立場であれば、主戦場の外側で何が起きているかを知っているかどうかが、翌年の予算配分と人員配置の精度を左右します。まずは全体の地図を持つことから始めましょう。
2カ月分140件規模のニュースを運用判断に変える4つの読み方
件数が多いニュースは、個別に暗記しようとすると破綻します。運用判断につなげるなら、次の4分類に振り分けて読むのが実務的です。第一に「終了・廃止」。LINE VOOMの終了、POPOPOのサービス終了、LINEのミュートメッセージやリサーチ機能の提供終了、アメブロの応援機能終了などが該当します。この分類に入るニュースは、自社の運用フローに組み込まれていれば必ず代替手段の検討が必要になるため、最優先で確認すべきものです。
第二に「値上げ・課金設計の変更」。LINE公式アカウントの追加メッセージ料金改定、ニコニコプレミアムの値上げ、Xの収益分配プログラムの刷新がここに入ります。直接コストか収益に跳ね返るため、数字を伴う試算が要ります。第三に「アルゴリズムとAI対応」。Xのアルゴリズム公開、LinkedInやSnapchatのAI生成コンテンツ対策、noteのllms.txt対応、Googleマップの対話型機能などが並びます。ここは中期的なコンテンツ戦略に効いてきます。第四に「新興SNSの浮沈」。Setlogの台頭とBlueskyの失速は、どのプラットフォームに時間を投資すべきかという判断材料です。この4分類で整理すれば、140件のニュースも十数個の意思決定に圧縮できます。
2. LINE・LINE公式アカウントの最新ニュース|終了と値上げが同時進行
LINE VOOM終了とバースデーカード廃止が企業アカウントに与える影響
LINE関連で最も影響範囲が広いのが、LINE VOOMのサービス終了です。公式のお知らせによれば、終了日は2026年9月30日(水)の11時頃とされ、終了後はLINE VOOM自体にアクセスできなくなります。加えて、バースデーカード機能の利用期限もLINE VOOMのサービス終了日と同じ2026年9月30日(水)11時頃までとされ、以降は新たに送受信ができなくなります。一般ユーザーの間では誕生日カードの廃止が話題になりましたが、企業側にとっての論点は別のところにあります。
LINE公式のお知らせでは、サービス終了後もフォロー・フォロワー情報を引き継ぎたい場合は友だち追加が必要であり、友だち追加は公式アカウントのみ可能とされています。また、LINE公式アカウントから投稿された一部コンテンツは、終了後もLINEアプリ内の「ホーム」タブで引き続き閲覧できるとされています。つまり、VOOMのフォロワーは自動的に友だちへ移行するわけではありません。VOOM投稿を集客導線として使っていたアカウントは、終了前に友だち追加への誘導を仕込んでおかなければ、積み上げた接点が目減りします。誕生日カードを起点にした販促企画を毎年回してきた店舗も、来期の設計を作り直す必要があります。9月30日は目前です。バックアップと導線の張り替えを、今週中のタスクに入れておくことをおすすめします。
追加メッセージ料金改定でLINE公式アカウントの配信設計を見直す
課金面では、LINE公式アカウントの追加メッセージ料金改定が控えています。LINEヤフーの案内によれば、2026年10月1日より、月20万通までの利用は1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円に変更されます(いずれも税別、追加メッセージとは無料メッセージ通数を超過して配信されるメッセージを指します)。改定前は5万通までが1通3円で、それ以降は通数帯ごとに2.8円、2.6円、2.4円と段階的に単価が下がる仕組みでしたが、改定後は2段階のシンプルな体系に変わります。
見落としやすいのは、この改定が「一律の値上げ」ではない点です。追加メッセージが利用できるのは月額15,000円のスタンダードプランのみで、追加メッセージが5万通までなら値上がりはなく、それを超えると料金差が広がっていきます。つまり影響を受けるのは中〜大規模配信を行っているアカウントに限られます。まずは自社の月間追加配信通数を確認し、5万通を超えているかどうかで対応の要否を判断してください。超えている場合の打ち手は、通数そのものを減らす方向に絞られます。自動応答やAIチャットボットで返信されるメッセージは通数のカウントに含まれないため、営業時間やよくある質問への回答は自動応答側に寄せるという設計も有効です。全員に同じ内容を送る一斉配信から、属性や行動履歴で絞ったセグメント配信へ。10月1日はその移行を決断する区切りになります。
3. X・TikTok・Pinterestの最新ニュース|収益とアルゴリズムの再設計
X収益分配終了とオリジナルコンテンツ報酬プログラムへの移行条件
Xの収益化制度は、2026年夏に根本から作り替えられました。米Xは8月7日(現地時間)にクリエイター収益分配プログラムの終了と新プログラム「Original Content Rewards Program」への移行を発表し、同日から旧プログラムの新規登録受け付けを停止、既存参加者への支払いは9月7日分までとしました。新制度は独自の視点や創造性を反映したオリジナルコンテンツを重視し、認証済みフォロワー500人以上、過去90日間の対象インプレッション50万回以上などが条件とされています。
実務上の注意点は移行の手続きです。既存の収益分配プログラム参加者も自動移行ではなく、2026年9月8日以降にあらためて参加条件を満たしたうえで申請し、審査を受ける必要があります。また、対象となるのはオリジナルの投稿のみで、リポスト、軽微な編集、転載、リプライは対象外とされています。支払いは2週間ごと、最低支払額は30ドルで、Stripeアカウントか、対象ユーザーはX Moneyアカウントを接続し、Stripe経由の本人確認を済ませる必要があります。あわせて押さえたいのがアルゴリズムの透明化です。Xは2026年1月20日におすすめフィードの投稿表示アルゴリズムをオープンソース化し、以後4週間ごとに更新内容を公開するとしていました。数字を稼ぐ運用から、一次情報と独自視点を出す運用へ。Xの評価軸は明確に移りました。
TikTokとPinterestに共通する「AI×検索」への静かな移行
TikTokでは、地方の小さな事業者が全国区の評価を得た事例が生まれました。創業50年を超える福井県坂井市の老舗豆腐店の3代目・竹内雅也さん(24)が、TikTokの「上半期トレンド大賞2026」でイノベーター部門賞を受賞しました。イノベーター部門は独自文化を開拓したクリエイターを対象に今年新設されたもので、ショート動画を通じて伝統的な職人技や仕事の尊さに光を当てた点が評価されています。転機となったのは「豆腐屋の息子 朝の一日」と題した動画で、再生回数は7月30日時点で1253万回を突破しました。等身大の日常が最大の武器になるという、中小事業者にとって示唆の大きい事例です。
一方のPinterestは、検索体験そのものを作り替えにかかっています。米国で提供を開始した「Ask Pinterest」は、対話型AIエージェントによるビジュアル重視のショッピング体験を検証するための実験的なアプリで、Pinterest独自のテイストグラフとビジュアル探索体験をメインアプリの外側で提供するものです。単一の検索では収まりきらない、予算内でのディナーパーティーの計画や、時間をかけた部屋の家具選びのような多段階の意思決定を想定して設計されています。キーワードを打ち込んで一覧から選ぶ検索から、条件を会話で伝えて答えを受け取る検索へ。TikTokの発見体験とPinterestの購買体験は、同じ方向に進んでいます。
4. note・アメブロ・ニコニコ動画|日本語プラットフォームの転換点
noteのllms.txt対応と情プラ法「大規模プラットフォーム」指定の二重の意味
noteは2026年7月末、AI時代を見据えた基盤整備に踏み出しました。2026年7月30日より、クリエイターページのプロフィールやSNSリンクなどの公開情報を、AIが読み取りやすい形式「llms.txt」でも提供する取り組みを始めています。対象は基本情報であり記事の本文は含まれず、AIの学習を望まない設定をしているクリエイターについては対応を行わないとされています。noteは、日本におけるAI検索で引用されるドメインとしてYouTubeに次ぐ2位というAhrefsの調査(2026年7月2日公開)を背景に、情報が整理されていないとAIが事実と異なる人物像を生成してしまうハルシネーションのリスクがあると説明しています。LLMO・AIO対策を個人サイトで一から組むのは骨が折れますが、noteを使えばプロフィール整備だけで一定の効果が見込めるわけです。
同時に、規制面でも位置づけが変わりました。総務省は8月31日、情報流通プラットフォーム対処法にもとづき、「pixiv」「note」「ガールズちゃんねる」「好き嫌い.com」を運営する4者を「大規模特定電気通信役務提供者」に指定しました。これは月間発信者数が平均1000万人以上などの要件を満たす事業者を総務大臣が指定するもので、指定事業者には削除申請への迅速な対応や、削除基準・運用状況の公表が義務付けられます。具体的には、侵害情報調査専門員の選任、削除基準の策定・公表、原則7日以内に削除判断を通知することなどが求められます。発信基盤としての信頼性が上がる一方、運営ルールは厳格化します。noteを主力に据える事業者ほど、規約の動きを注視しておくべき局面です。
ニコニコ動画のプレミアム会員90万人割れが示す有料モデルの現在地
日本発の老舗プラットフォームからは、厳しい数字が出ました。KADOKAWAグループが2026年8月13日に公表した業績資料で、ニコニコのプレミアム会員数が2026年6月末時点で89.3万人となったことが明らかになりました。前年同期(2025年6月末)は99.4万人だったため1年で約10万人が減少し、90万人を割り込むのは初めてで、ピーク時の250万人からは下落が続いています。
ここで時系列を正確に押さえておく必要があります。ドワンゴは8月1日よりニコニコプレミアムおよび有料ニコニコチャンネルの料金を改定し、月額払いは790円から990円へ、年額払いは7,900円から9,900円へ、90日チケットは2,370円から2,970円へ引き上げました。ニコニコプレミアムの価格改定は今回で2度目で、前回は2024年3月に550円から790円への改定でした。つまり89.3万人という数字は値上げ施行前のものであり、値上げの影響が反映されるのはこれ以降ということになります。一方で第1四半期のニコニコ関連事業の売上高は前年同期比0.3%増とほぼ横ばいを維持し、ニコニコ超会議2026の来場者数13.8万人による協賛・出展関連の売上拡大が会員減を補った形です。月額課金一本足からイベント・協賛へ。有料モデルの再設計は、他のサービスにとっても他人事ではありません。
5. 新興SNSと専門SNSの勢力図|生き残る条件とAI対策の最前線
POPOPO終了とSetlog台頭が示す新興SNSの生存条件
新規参入の難しさを象徴したのがPOPOPOです。川上量生氏が全額出資するPOPOPOは9月17日、コミュニケーションサービス「POPOPO」の提供を終了しました。3月のサービス開始から約半年での終了で、3Dアバターを介して通話できるスマートフォン向けサービスとして、自身の顔や姿をカメラに映さずに通話できる点を特徴としていました。終了発表後は外部アバターの読み込みやMac対応といった機能開放を続けたほか、開発中だったWindows版の技術もオープンソース化しています。著名人を揃えた話題性の高い立ち上がりでも、継続利用の習慣までは作れなかったという結果です。
対照的に伸びたのがSetlogでした。韓国発のVlogアプリ「setlog」は2026年8月上旬に日本のApp Store無料アプリランキングで1位となり、2025年のリリース当初は韓国語のみでしたが、日本語に対応したことで国内でも人気に火がつき、ChatGPTやGeminiといった生成AIアプリを抑えて首位を走り続けました。2025年12月にiOS版、2026年4月にAndroid版がリリースされ、Sensor Towerのデータでは2026年1月から5月のダウンロード数シェアは開発元の韓国に次いで日本が2位、日本では5月に月間100万以上のダウンロードを記録しています。仕組みは、2秒の短い動画を撮って親しい友達と共有し、招待コードで2〜12人のグループを作り、投稿動画は毎日午前4時に1日のVlogとして自動生成されるというものです。摩擦の少なさと閉じた関係性。新興SNSの生存条件は、そこに集約されつつあります。
LinkedIn・SnapchatのAIスロップ対策とGoogleマップ「マップに相談」
AI生成コンテンツへの締め付けは、いまや業界全体の共通項です。LinkedInは2026年7月、AIが生成した低品質な投稿を通報するための「Seems Like AI Slop」ボタンを導入しました。同社幹部は、リリースから2週間で100万人以上がこのボタンをクリックしたと明かしています。続報では、AIスロップと分類されたコンテンツの閲覧数が数週間前と比べて全体で4割減少したとされています。Snapchatも同じ方向に動きました。完全にAIによって作られた動画は、トレンドコンテンツの主要フィードであるSpotlightで推薦されなくなります。ただし他の領域でのAI生成動画の共有自体は禁止されておらず、AIツールで自分の映像を編集・改善することは引き続き可能で、AI利用を明示すればSpotlightにも表示され得ます。
そしてローカルビジネスに直結するのがGoogleマップです。Googleは2026年8月7日、Googleマップの新機能「マップに相談」(Ask Maps)を日本で提供開始しました。3月に米国などで公開されていたもので、Geminiとの連携により、会話するように自然な言葉で質問すると、リアルタイムの情報やパーソナライズされた提案が返ってきます。たとえば「スマートフォンの充電が切れそう。長い列に並ばずにコーヒーが買えて、充電ができる場所を教えて」といった、従来なら何度も検索してクチコミを読み込む必要があった問いにも答えます。検索結果の一覧なら順位が多少低くても目に触れる余地がありました。AIの「答え」に選ばれるかどうかは、それよりシビアな勝負になります。
ファクトチェック・訂正一覧
配信内で語られた内容を一次情報と照合した結果です。記事本文は訂正後の内容で執筆しています。
| # | 配信での表現 | 検証結果 | 一次情報・出典 |
|---|---|---|---|
| 1 | TikTokアワードを受賞 | 正しくは「TikTok 上半期トレンド大賞2026 イノベーター部門賞」。受賞者は福井県坂井市の竹内商店3代目・竹内雅也さん(24) | 福井新聞ONLINE(2026/7/30・8/1) |
| 2 | Xのアルゴリズムが8月19日に公開 | アルゴリズムの初公開は2026年1月20日で、以後約4週間ごとに更新を公開する方針。2026年8月の公開日については「8月13日にランキングコードが本番の重み値まで公開された」とする業界資料がある | Impress Watch(2026/1/20)/Web担当者Forum掲載リリース |
| 3 | 直近の値上げがニコニコの会員減に影響したか | 89.3万人は2026年6月末時点の数字。値上げ施行は2026年8月1日のため、時系列上この減少は値上げ前のもの | KADOKAWA業績資料(2026/8/13)/ドワンゴ発表 |
| 4 | Ask Pinterestは日本でもウェイティングリスト募集中 | 公式発表では米国で提供を開始した実験的アプリ。日本での提供開始は公式に確認できず(2026年7月時点でも一部ユーザー向けテスト段階との報道) | Pinterest ニュースルーム(2026/6) |
| 5 | Snapchatは全編AI生成の動画を禁止 | 「禁止」ではなく、完全AI生成動画をSpotlightの推薦対象外とする措置。投稿自体やAIによる編集は可能 | Snap Inc.発表(2026/7/31) |
| 6 | LinkedInのAIスロップ通報が開始1カ月で100万件超 | 正しくは「公開から約2週間で100万人以上がクリック」。件数ではなく人数ベース | LinkedIn CPO投稿/GIGAZINE(2026/8/24) |
| 7 | LINEの追加メッセージが値上げ | 2026年10月1日改定。20万通まで1通3円、超過分1通2.5円(税別)。5万通以下は実質据え置き、対象はスタンダードプランのみ | LINEヤフー for Business(2026/2/16) |
| 8 | 分析タブが来年2月ごろから最大36カ月に延長 | 一次情報を確認できず(未確認)。公式リリースでの告知を要確認 | ― |
| 9 | LINEとPayPayのアカウント連携が外部流出を問題視して延期 | 一次情報を確認できず(未確認)。公式発表での裏取りを推奨 | ― |
| 10 | TikTokでハッシュタグ5個推奨のメッセージが表示 | 公式発表を確認できず(未確認)。アプリ内表示の仕様変更として一次情報の確認が必要 | ― |
| 11 | Eightのユーザー数が450万人突破 | 確認済み。あわせて8月1日から「Eight感謝祭」を開催 | Sansan プレスリリース |
| 12 | Discordの無料アカウント上限が10MB→20MB | 確認済み(2026年8月14日)。モバイル版はファイルサイズの判定を圧縮前に統一 | Discord公式/automaton等 |
| 13 | POPOPOが9月17日にサービス終了 | 確認済み。終了時刻は15:00。2026年3月18日開始から約半年 | POPOPO公式/ITmedia NEWS(2026/9/17) |
| 14 | Setlogが2026年8月上旬にApp Store無料1位 | 確認済み。なお2026年5月初旬から約1カ月間も1位を維持していた | 日本経済新聞/日経クロステック |
出典一覧
YouTubeとMeta社の3種以外21大SNSニュース(2026年9月分)















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