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Instagramフォロワー数を増やすストーリーズ1週間分の活用事例

Instagramフォロワー数を増やすストーリーズ1週間分の活用事例
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Instagramの国内ユーザー数は頭打ちに近く、従来通りの投稿だけではフォロワーが増えにくい。工務店を例に、フィードは施工事例、リールは新規獲得、ストーリーズは交流と信頼づくりと役割を分け、プロフィールにストーリーズを見る理由を書くことを提案。月曜の現場速報から裏側、クイズ、スタッフの本音、先行公開、相談室、日曜の来週予告まで曜日ごとに内容を変え、フォローする理由を毎週の体験で作る。台本や構図づくりには生成AIが役立つ。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=sWKajGHvLMU

0:00 📱 オープニング・静岡県での講演を振り返り今日のテーマを紹介 0:47 📉 フォロワーが増えない理由はInstagramユーザー数の頭打ち 2:10 🏠 工務店の例:投稿しているのにフォローが増えない 2:48 👀 フォローしなくてもおすすめに流れてくる問題 3:32 💡 フォローする理由を作るストーリーズの役割 4:48 🧩 フィード・リール・ストーリーズの使い分け 5:50 📝 プロフィール説明文にストーリーズを見る理由を書く 6:35 🗂️ 曜日別7パターンをハイライトに残す 7:10 🚧 月曜日:現場速報で続きが見たくなる流れを作る 8:08 🔧 火曜日:家づくりの裏側で見えない価値を伝える 9:15 ❓ 水曜日:家づくりクイズで見る人を参加者にする 10:30 🎤 木曜日:スタッフの本音で人柄を伝える 11:32 📸 金曜日:未公開写真の先行公開で特別感を作る 12:22 💬 土曜日:家づくり相談室で不安を言葉にしてもらう 13:13 📅 日曜日:来週の予告で次も見る理由を残す 13:38 ✅ まとめ:限定・参加・継続でフォローする理由を作る 14:23 🤖 生成AIで台本や構図づくりを効率化 14:45 👋 エンディング

Instagramフォロワー数を増やすストーリーズ1週間分の活用事例|グラレコ
📌 Instagramフォロワー数を増やすストーリーズ1週間分の活用事例

ストーリーズ7曜日運用で、フォローする理由を毎週つくる

🗓️ 2026年9月16日(水)生中継15分 🎙️ ネットビジネスアナリスト 横田秀珠 🏠 事例:工務店・住宅会社
🧑‍💼
横田

昨日の焼津商工会議所「Instagramセミナー×生成AI」で、スライドに無いのに熱く語った部分を、今日はスライドにして解説します!

1
📉なぜ今、フォロワーが増えにくいのか?

原因はInstagramの国内ユーザー数が頭打ちになってきていること。主要サービスの国内ユーザー数を並べると…

👶👴 日本の総人口
約1億2,000万人
💬 LINE
1億人
▶️ YouTube
約9,000万人
📷 Instagram
8,200万人

↑ LINEは赤ちゃん・ご高齢の方を除けばほぼ全員。YouTube・Instagramも頭打ちに近い

📈 ユーザー急増期

今までと同じやり方でも
フォロワーは自然と伸びた

🧱 頭打ちの今

同じやり方では
うまくいかない
🧑‍💼
横田

全体のユーザー数が伸びなくなれば、フォロワー数も伸びにくくなる。これは当たり前の話です。

2
🏠投稿しているのにフォローが増えない工務店

工務店・住宅会社の“鉄板コンテンツ”は大体この4つ。

🏗️

施工事例

フィード
📚

家づくりお役立ち情報

カルーセル
🎥

ルームツアー

リール
🎤

社長に聞いてみた

リールのシリーズ

…それでもフォローはなかなか増えない 😢

3
🔁「見て終わり」から「次も見たくなる」アカウントへ
👀日頃からよく見る・いいねする
📲フォローしなくてもおすすめに勝手に流れてくる
😅「あれ、フォローしてなかった!」
🙅見られて満足…フォロワー数は増えない
だから必要なのは 「フォローしなければいけない理由」 をつくること

完成写真だけでは伝わらない…

🔨 家づくりの途中😊 人柄🙋 疑問への答え

これをストーリーズで届けよう

🎯 目指すのは、家づくりを考える人に

「ここを見続けたい」

と思ってもらうこと

4
👆ストーリーズは「タップしてもらう」ことから始まる
🍜
いつもの
🛍️
また売り込み
🏠
気になる!
スキップ
🚗
スキップ

📰 フィード・リール

投稿そのものが流れてくる。写真が面白い、動画の最初の掴みが良ければ見てもらえる。

⭕ ストーリーズ

見えるのはプロフィール写真だけ。情報が多すぎて、今は気になる人だけを取捨選択してタップする人が増えている。

だからこそ、プロフィール写真の先に「いつもと違う投稿が見られるかも」というワクワク感・期待感が必要。

これだと見てもらえない → 毎日同じ投稿でマンネリ 「いつもと同じだ」 「また売り込みか」
5
🧩フィード・リール・ストーリーズの役割分担
🖼️

フィード投稿

商品を伝える場所

施工事例やお役立ち情報。どの商売でも自分たちの商品の説明を上げる所。

🎬

リール

新規に見つけてもらう

「新しい人に見つけてもらうには?」を考えた投稿をする所。

ストーリーズ

交流・信頼・継続閲覧

日々の出来事を身近に感じてもらい、信頼を育てる所。

🔍 発見されてから、フォローされるまでの道のり

📲 投稿で発見 👤 すぐフォローではなく
必ずプロフィールを見に来る
✅ 投稿に一貫性がある? ❤️ フォロー&継続閲覧
① 一貫性投稿内容がそろっているか
② グリッド並び替え3列に整理し「3パターン発信」と伝わる
③ ハイライトストーリーズの中身を見せる
④ 説明文プロフィールをきちんと書く
6
✍️重要!プロフィールに「ストーリーズを見る理由」を書く
🏠

○○工務店|家づくり

説明文とハイライトのイメージ

📣 ストーリーズでは…
✔ ここでしか紹介しない現場の裏側
✔ フィードより早い施工写真の先行公開
✔ 投票・質問で一緒に家づくりトーク
👉 見たい・参加したい方はフォローしてね

フィードやリールには無い体験がストーリーズにあるから、フォローする理由になる。

🔒 限定感

先に見てもらえる投稿を上げている

🕵️ 裏側

ここでしか紹介しない裏側を見せる

⏩ 先行公開

フィード掲載よりも早く公開する

🗳️ 参加型

投票や質問で会話できる

アーカイブはハイライトに残す。月〜日の7パターンを「月曜日」「火曜日」…と分けておけば、見たい曜日だけまとめて見られる

7
🗓️曜日別ストーリーズ7パターン(工務店の例)
🏗️

現場速報

🧱

家づくりの裏側

家づくりクイズ

🧑‍🔧

スタッフの本音

📸

未公開写真

💬

家づくり相談室

📣

来週の予告

Monday
○○工務店
📍今日ここまで

今週の家づくり速報です。
今日は壁の施工をしています🔨

🍳 今週はキッチンが入る予定!設置後もまた上げます

🏗️ 現場速報で「続きを見たい」をつくる

🎯 完成前の変化を、毎週同じ曜日に届ける
フィードの施工事例
=映える完成写真
VS
ストーリーズ
=生々しい現場のリアル

📷 撮る素材

  • 建築中の外観
  • 室内の様子
  • 今週変わる部分

💡 コツ

  • 同じ位置から撮ると先週との違いが分かる
  • 「少しずつ理想の暮らしに近づく」様子を伝える
Tuesday
○○工務店
外壁材断熱材内装材
🔍 完成したら見えなくなる、大切な部分です

🧱 家づくりの裏側で、見えない価値を伝える

🎯 完成したら隠れる部分こそ、判断材料になる
外壁材
断熱材ここにこう入る!
内装材

外の暑さや寒さの影響を抑えるための、大切な部分なんですよ

次回は、施工で気をつけるポイントを紹介します

📷 撮る素材

  • スタッフの説明動画
  • 断熱材の近接写真
  • 壁の内部

💡 コツ

  • 専門用語だけで終わらず暮らしにどう役立つかまで
  • 見えない施工への姿勢で信頼を育てる
Wednesday
○○工務店

🧺 家づくりクイズ!

洗濯の移動を減らしやすいのはどっち? A 洗う・干す・しまうが離れている B 洗う・干す・しまうが近い ✔

❓ 家づくりクイズで、見る人を参加者に

🎯 答えやすい2択から、住まいへの関心を育てる
出題
気軽に参加できる2択クイズ
解説
移動距離が短いと洗濯動線をまとめやすい→B
問いかけ
減らしたい家事は?洗濯・料理・掃除
次回へ
「それについて次回解説します」

📩 DMにつながる

  • コメントやアンケート回答はDMに届く
  • そこからお客さんとのやり取りが始まる

💡 コツ

  • 正解発表だけでなく理由まで説明
  • 「生活習慣や間取りで最適解は変わる」と伝える

この例は分かりやすすぎるので、実際はもう少し工夫したクイズに(横田)

Thursday
○○工務店

🎙️ 私の本音をお話しします
「私ならランドリールームが欲しい!」

あなたなら何が欲しいですか?回答を入力…

🧑‍🔧 スタッフの本音で、人柄を伝える

🎯「どんな会社?」から「この人に相談したい」へ

Q. 自分が家を建てるなら、絶対に欲しいものは?

A. ランドリールーム。天気に左右されずに干せるのが嬉しい!

あなたなら何が欲しいですか?質問スタンプで教えてください

🤝 誠実さを添える

  • 良い点だけでなく「広さや換気の計画も必要」と条件を添える
  • 担当者や職人さんにも「自分に置き換えたら」を聞く

🎬 編集のコツ

  • 1本につき1テーマ
  • 字幕・テロップで音なしでも理解できるように
Friday
○○工務店
ストーリーズ限定

☀️ 光が入るリビング
まだフィード未公開です

もっと見たいのはどっち?
🛋️ リビング🍳 キッチン

📸 未公開写真を先に見せて、特別感をつくる

🎯 フォローしていると、新しい施工事例に早く出会える

まだフィードに載せていない施工写真を、一足先に公開します

光が入るリビング、くつろぐ時間をイメージしてみてください

🗳️ リビング?キッチン?で投票 🎬 票が多い方をリールでじっくり解説

📷 準備

  • 同じ家の写真を2〜3枚
  • 写真ごとに見どころを1つ

💡 打ち出し方

  • 「先行公開」「ストーリーズ限定」を明記
  • 先に知る楽しさ+好みを伝えられる体験に
Saturday
○○工務店

🏡 家づくり相談室
どんな小さなことでも大歓迎!

家づくりで気になること、ありませんか?土地探し・予算・収納…

💬 家づくり相談室で、不安を言葉にしてもらう

🎯 売り込む前に、家づくりを考える人の話を聞く
募集
質問スタンプでテキスト入力を募る
例示
土地探し・予算・収納・間取り・住宅性能
紹介
名前を出さず「こんな質問がありました」
回答
翌日以降に回答/個別条件はDMへ

⚠️ 例を出す理由

  • 具体例がないと何を質問していいか分からない

⏰ 投稿時間

  • 「土曜日なら必ずこれが見られる」という認知をつくる
Sunday
○○工務店

📣 来週はこんな内容をお届けします

月:現場速報の見どころ 水:クイズの見どころ 金:先行公開の見どころ

📣 来週の予告で、次も見る理由を残す

🎯 日曜日を終点にせず、翌週への期待につなげる
✖「今日の見学会に
来てください」で終わり
◎「来週はこんな内容を
お届けします」とチラ見せ

月曜日・水曜日・金曜日の見どころを少しだけ紹介

続きが気になる方は、フォローしてくださいね

8
📝まとめ:フォローする理由を「毎週の体験」でつくる

3つの体験が フォローする理由 になる

🔒

限定・先行

ここで知れる情報がある

🗳️

参加・対話

投票や質問で気軽に関われる

継続・予告

次も見たくなるワクワク感。毎日何かが違う

🏗️ 現場速報🧱 裏側❓ クイズ🧑‍🔧 スタッフの本音📸 写真の先行公開💬 相談室📣 来週予告
完成した家だけ 過程=ストーリー人柄を伝える

これがストーリーズの目的。予定を立てて戦略的に運用しよう!

9
🤖運用を回すなら、生成AIを味方に
🤖

「こんな運用、どうやって続けるの?」→ 便利に使えるのが生成AI

📝台本
実際の台本を考えてもらう
📊図解
図解を作ってもらう
📐撮影の構図
写真を撮る際の構図を考えてもらう
  1. はじめに
  2. 投稿しているのにフォローが増えない本当の理由と「フォローする理由」の必要性
  3. ストーリーズの役割を理解し、プロフィールに「見る理由」を書く
  4. 月曜日〜木曜日の実践例|現場速報・裏側・クイズ・スタッフの本音で信頼を積み上げる
  5. 金曜日〜日曜日の実践例と、1週間を仕組みにして続けるコツ
  6. おわりに
  7. まとめ
  8. よくある質問

はじめに

皆さん、こんにちは。ネットビジネスアナリストの横田秀珠です。Instagramを毎日のように更新しているのに、フォロワーがなかなか増えない。そんなお悩みを、セミナーの現場で本当によく耳にします。施工事例をきれいに撮影して載せた、リールも頑張って作った、それでも数字が動かないと「自分たちのやり方が間違っているのかな」と不安になりますよね。でも実は、それは皆さんの努力が足りないからではなく、Instagramを取り巻く環境そのものが変わってきているからなんです。

本記事では、2026年9月16日水曜日の15分間の生中継でお話しした内容をもとに、住宅会社・工務店を例にした「ストーリーズ1週間分の活用事例」を、10枚のスライドとあわせて丁寧に解説していきます。月曜日から日曜日まで曜日ごとに企画を決めるだけで、「見て終わり」のアカウントが「次も見たくなる」アカウントへと変わっていきます。業種を問わず応用できる考え方ですので、ぜひ最後までお付き合いください。


起:投稿しているのにフォローが増えない本当の理由と「フォローする理由」の必要性

1. 焼津商工会議所での講演から生まれた今回のテーマ

今日は2026年9月16日水曜日です。いつものように、ネットビジネスに関する情報を生中継で15分間お届けしました。

実は昨日、静岡県の焼津商工会議所で「Instagramセミナー×生成AI」というテーマで講演をさせていただきました。その講演の中で、スライドには用意していなかったものの、僕がつい熱く語ってしまった部分があったんですね。受講された皆さんの反応もとても良かったので、今回はその部分を改めてスライドにまとめ、じっくり解説していきたいと思います。

今日のテーマは、**「Instagramのフォロワー数を増やすストーリーズの活用事例 1週間分解説」**です。ストーリーズの活用法は、最近僕がセミナーでよくお話ししている内容でもあります。その背景には、今多くの方が抱えている「なかなかフォロワーが増えない」という悩みがあります。

2. Instagramの国内ユーザー数は「頭打ち」に近づいている

では、なぜフォロワーが増えにくくなっているのでしょうか。一番大きな理由は、そもそもInstagramの国内ユーザー数が頭打ちになってきているからです。

現在、Instagramの国内ユーザー数は8,200万人となっています。その上にあるサービスというと、YouTubeの約9,000万人、そしてLINEの1億人といった規模になってきます。これらと比べると、Instagramのほうが少ないというのは、皆さんもイメージとして分かるかと思います。

サービス・指標規模の目安現在の状況
日本の総人口約1億2,000万人そもそもの上限となる数字
LINE1億人赤ちゃんやご高齢の方を除けばほぼ全員に届いており、頭打ち
YouTube約9,000万人LINEに次ぐ規模で、ほぼ頭打ち
Instagram8,200万人ほぼ頭打ちに近い状態で、急激な伸びは期待しにくい

日本の総人口は約1億2,000万人しかいません。LINEの1億人規模ともなれば、赤ちゃんやご高齢の方を除けば、ほぼ全員に行き渡っている計算になります。つまり、もう伸びしろがほとんどない頭打ちの状態です。YouTubeもそれに次ぐ規模ですからほぼ頭打ちですし、Instagramもほぼ頭打ちに近い状態だと言えます。

この先、Instagramのユーザー数がさらに大きく伸びていくかというと、そこまで急激には伸びないですよね。ここがまず押さえておきたい前提です。

3. ユーザー全体が伸びない時代は「今までと同じやり方」が通用しない

少し考えてみてください。ユーザー数全体が急激に伸びている時期であれば、今までと同じやり方をしていても、新しく始めた人たちが次々と流れ込んでくるので、自然とフォロワー数は伸びていきました。いわば「追い風」が吹いていた状態です。

しかし、全体のユーザー数が伸びなくなってくれば、個々のアカウントのフォロワー数も伸びにくくなる。これは当たり前の話ですよね。追い風がやんでしまえば、同じように漕いでいても船は進みにくくなります。

だからこそ、今までと同じようなやり方をしていては、うまくいかないということになります。ここからは、「では何を変えればいいのか」を具体的に見ていきましょう。

4. 住宅会社・工務店の“鉄板コンテンツ”4つ

今回は、工務店さん・住宅会社の例でお話をしていきます。スライド1枚目のタイトルにもあるように、テーマは**「投稿しているのに、フォローが増えない?」**です。

工務店さんのInstagramを見てみると、大体次の4つが鉄板のコンテンツになっているかと思います。

鉄板コンテンツ主な投稿形式見る人にとっての価値
施工事例フィード投稿完成した家の写真で、会社の実力やデザインの傾向が分かる
家づくりで役立つお役立ち情報カルーセル投稿何枚かスライドして読むことで、家づくりの知識が身につく
ルームツアーリール動画で家の中を歩くように見られ、空間のイメージが湧く
「社長に聞いてみた」のようなシリーズリール会社のトップの考え方や人柄に触れられる

施工事例とお役立ち情報とルームツアー、そして社長に聞いてみた。この4つが工務店さんの定番だと思います。スライド1枚目でも、「施工事例は載せている」「リールも頑張っている」「でも、フォローにつながらない…」と悩む担当者さんの姿が描かれていますね。まさに、多くの工務店さんが今この状態なんです。

どれも決して悪いコンテンツではありません。むしろ、きちんと作り込まれていて素晴らしいものが多いです。それでもなかなかフォローが増えないのは、先ほどお話ししたユーザー数の頭打ちという環境の変化があるからです。

5. フォローしなくても見られてしまう、というジレンマ

では、見て終わりのアカウントから、次も見たくなるアカウントにするにはどうしたらいいのかという話に入っていきます。

皆さんもご存知かもしれませんが、InstagramもYouTubeも、自分がフォローしなくても、チャンネル登録しなくても、日頃からよく見ていたり、いいねをしていたりすると、フィードに勝手におすすめとして表示されるようになりますよね。

後から気づいて「あれ、このチャンネル登録していなかった」「このアカウント、フォローしていなかった」ということがありませんか? 僕自身も何度もあります。

つまり、フォローしなくてもフィードに流れてくるから、皆さん満足してしまっているわけです。見る側からすると、わざわざフォローボタンを押す必要を感じていない。しかし、それだとアカウント運営者側から見れば、フォロワー数はいつまで経っても増えないわけです。

ここが現代のSNS運用の大きなジレンマです。コンテンツが良ければ良いほど、おすすめで表示されて見てもらえる。でも、フォローにはつながらない。この構造を理解しておくことがとても大切です。

6. 鍵は「フォローする理由」をつくること(スライド1)

では、どうしていかなければいけないかというと、フォローしなければいけない理由を作る必要があります。スライド1枚目の中央にも、大きく「鍵は『フォローする理由』をつくること。」と書いています。

具体的には、**「完成写真だけでは伝わらない、家づくりの途中・人柄・疑問への答えをストーリーズで届けよう」**ということです。スライドの下段にも、建築中の骨組みの現場、スタッフとお客様が話している様子、「よくあるご質問」と書かれたノートの写真が並んでいますね。この3つが、ストーリーズで届けたい「途中」「人柄」「疑問への答え」を象徴しています。

そして、目指すのは、家づくりを考える人に「ここを見続けたい」と思ってもらうことです。一度見て「いい家だな」で終わるのではなく、「このアカウントを追いかけていれば、また何か得られる」と感じてもらう。これがフォローの動機になります。


承:ストーリーズの役割を理解し、プロフィールに「見る理由」を書く

1. ストーリーズは「プロフィール写真をタップしてもらう」ところから始まる

フォローする理由をつくる舞台として、今回はストーリーズを使います。ただし、ストーリーズには他の投稿形式と大きく違う特徴があります。

まず注意したいのが、ストーリーズは毎日同じような投稿をしていくとマンネリ化してしまうという点です。そして、フィード投稿やリールと決定的に違うのは、ストーリーズは画面の上部にプロフィール写真が出ているだけだということです。このプロフィール写真を「押そう」と思ってもらえないと、そもそも見てもらえないわけです。

普通のフィード投稿やリールであれば、投稿そのものがタイムラインに流れてきます。写真を見た瞬間に面白ければ見てもらえますし、動画も最初の掴みが良ければ見てもらうことができます。つまり、中身で勝負ができるんですね。

一方でストーリーズは、中身が見える前に「タップするかどうか」の判断が入ります。ストーリーズの投稿を横にスライドして、1個1個全部開いていく人もいます。ただ、今は情報が多すぎるため、気になる人だけを取捨選択して、プロフィール写真をタップして投稿を見る人が増えていると僕は感じています。

2. 「いつもと同じ」「また売り込みか」と思われないために

そうなると余計に、プロフィール写真の先にどういう投稿があるのかというワクワク感や、「いつもと違う投稿が見られるのではないか」という期待感がないと、タップしてもらえません。

逆に、毎回似たような内容だったり、宣伝ばかりだったりすると、見る側の頭の中で「いつもと同じだ」「また売り込みか」という印象が固まってしまいます。一度そう思われると、プロフィール写真が並んでいても、そのアカウントだけ飛ばされるようになってしまうんです。

ですから、まずはここを意識してやっていきましょう、というのが今回のお話の出発点です。「今日は何が出てくるんだろう」と思ってもらえる設計が必要なんですね。

3. フィード・リール・ストーリーズの役割分担(スライド2)

スライド2枚目のタイトルは**「ストーリーズを見る理由を、プロフィールに。」**です。ここでは、3つの投稿形式の役割を整理しています。

投稿形式役割主な内容残り方
フィード施工事例・知識を蓄積する施工事例やお役立ち情報、自分たちの商品の説明などずっと残る投稿で、家づくりの魅力を伝える
リール新しい人に知ってもらう新規の人に見つけてもらうための短い動画家づくりの魅力を広く届ける
ストーリーズ交流・信頼・継続閲覧日々の出来事を身近に感じてもらう投稿24時間の流れる発信で、信頼を育てる

今お話ししたように、フィード投稿は施工事例やお役立ち情報を上げる場所です。これは工務店さんに限らず、色々な商売で同じです。自分たちの商品の説明などを上げていくのがフィード投稿ですね。

そして、リールは新しい人に知ってもらう、新規に見つけてもらうのに有効です。「自分たちの商売で、新規の人に見つけてもらうにはどうしたらいいか」という視点で投稿をしていくのがリールです。

さらに、ストーリーズは交流・信頼・継続閲覧をするためのものです。日々の出来事を身近に感じてもらい、信頼を育てていく。この3つの役割をきちんと分けて考えることが、運用を整理する第一歩になります。

4. 「投稿で発見 → プロフィール → フォロー → 継続して見る」の流れ

スライド2枚目の中段には、次のような流れが矢印で示されています。

  1. 投稿で発見:フィードやリールが、おすすめなどで誰かの目に留まる
  2. プロフィール:気になった人が、アカウントのプロフィールを見に来る
  3. フォロー:プロフィールを見て「このアカウントは追いかける価値がある」と判断し、フォローする
  4. 継続して見る:フォロー後、ストーリーズなどを通じて継続的に見てもらう

ここで大事なのは、投稿で発見してもらったとしても、すぐにフォローしてくれるわけではないということです。多くの人は、必ず「この人は他にどんな投稿をしているのか」とプロフィールを見に来ます。つまり、フォローするかどうかの最終判断は、プロフィールで行われているんですね。

5. プロフィールで「一貫性」を伝える3つの工夫

プロフィールを見て、投稿内容が一貫していればフォローにつながりやすくなります。では、一貫していない場合はどうすればいいのでしょうか。僕がおすすめしている工夫を、ステップ形式で紹介します。

ステップ1:グリッドの並び替えで3列を整理する

Instagramでは、プロフィールに表示される投稿の並び(グリッド)を並び替えることができます。これを使って3列に綺麗に整理しておくと、見た人が「なるほど、こういう投稿を3パターンやっているんだな」と理解してくれて、フォローしてくれることがあります。

ステップ2:ハイライトにストーリーズの内容を入れる

ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトに残しておけばプロフィールからいつでも見られます。ハイライトに「ストーリーズではこういう内容を出しています」ということが分かるように入れておくと、初めて来た人にも発信の中身が伝わります。

ステップ3:プロフィールにきちんと説明文を書く

プロフィールの説明文も、実はとても大事です。何をしている会社で、どんな情報を発信しているアカウントなのかを、しっかり書いておきましょう。そうすると、継続して見てもらえるようになります。

6. 最重要ポイント:プロフィールに「ストーリーズを見る理由」を書く

そして、重要なのはここです。プロフィールの説明文の中に、ストーリーズを見る理由を書いておきましょう。

スライド2枚目の左下には、プロフィール画面の例が描かれています。「123投稿」「1,234フォロワー」「100フォロー中」というアカウントの説明文として、「地域に根ざした家づくり」「施工事例と家づくりのヒント」「ストーリーズで現場の裏側を公開」「未公開写真を先行公開・毎週質問募集」「家づくりの相談はこちら↓」と並んでいます。このように、ストーリーズで何が見られるのかを具体的に書いておくわけです。

ストーリーズで届ける価値は、大きく次の3つに整理できます。

価値内容具体例
限定ここでしか紹介しない裏側現場の様子やスタッフの日常など、ストーリーズだけの特別な内容
先行フィード掲載より早く公開完成前の様子や進行中の現場などを、いち早くお届け
参加投票や質問で会話できるアンケートや質問スタンプで、気軽にコミュニケーション

フィード投稿やリールにはない先行情報、つまり「先に見てもらえる投稿を上げていますよ」という限定感。ここでしか紹介しない裏側。フィード掲載よりも早く公開する先行公開。そして、投票や質問で会話できるような参加型の機能。こういったものがストーリーズで上がっているからこそ、「これを見たい方・参加したい方は、ぜひフォローしてくださいね」ということを、プロフィールの説明文にきちんと書いておきます。

さらに、そのストーリーズのアーカイブをハイライトとして「こういう投稿がありますよ」と残しておく。これをやってみると良いと思います。

7. 注意:公開アカウントのストーリーズは未フォローでも見られる

ここで一つ、スライド2枚目の最下段に書いた注意点を補足しておきます。公開アカウントのストーリーズは、フォローしていない人でも閲覧できます

そのため、プロフィールで「フォロワー限定」と書いてしまうと、実際には誰でも見られるので、事実と違う表現になってしまいます。そこでおすすめなのが、「フォロワー限定」ではなく「ストーリーズ限定・先行公開」と伝えることです。

「フォローしないと見られない」ではなく、「フォローしておくと見逃さない」「ストーリーズでしか見られない」という伝え方にすると、誠実さを保ちながら見る理由をしっかり伝えられます。こうした表現の丁寧さも、住宅という高額な買い物を扱う会社にとっては信頼につながる大切な要素です。

8. ハイライトは曜日ごとに7パターン用意する

この後お話しするように、今回は月曜日から日曜日まで7パターンの企画を作っていきます。ですので、できればハイライトも7パターン全部あったほうが良いかもしれません。

例えば「月曜日」「火曜日」のような感じで分けてみるのも良いですね。「月曜日はこういう内容」「火曜日はこういう内容」という風にハイライトに入れておくと、プロフィールを訪れた人が発信の全体像をひと目で理解できます。

また、ハイライトなら、見る人が自分の見たい曜日だけをまとめて見ることもできます。「クイズだけ全部見たい」「現場速報だけ追いかけたい」という使い方も大いにあると思います。見る人の好みに合わせて選んでもらえるのが、ハイライトの便利なところです。


転:月曜日〜木曜日の実践例|現場速報・裏側・クイズ・スタッフの本音で信頼を積み上げる

それでは、いよいよ曜日ごとの内容に入っていきます。スライド3枚目から9枚目までが、月曜日から日曜日までの具体例です。まずは前半の月曜日から木曜日までを見ていきましょう。どの曜日も「4つのステップ」で構成しているので、そのままストーリーズ4枚分の構成として使えるようになっています。

1. 月曜日:現場速報で「続きを見たい」をつくる(スライド3)

月曜日のテーマは、**「現場速報で『続きを見たい』をつくる」**です。サブタイトルは「完成前の変化を、毎週同じ曜日に届ける。」。家ができていくワクワクを、見る人と一緒に味わうための企画です。

ステップ1:導入「今週の家づくり速報。」

まずは「今週の家づくり速報です」と始めます。スライドでは、足場が組まれた建築中の家の写真に「今、こんな家をつくっています。」と添えています。見る人に「今週もあのシリーズが始まった」と気づいてもらう入口ですね。

ステップ2:現状「今日は壁の施工中。」

次に、「今日は壁の施工をしています」という形で、その現場の写真を上げます。スライドの写真には「完成写真では見られない途中の姿です。」という言葉を添えています。

ここがポイントです。施工事例をフィードに上げる時は、完成版を載せますよね。どちらかというと映える写真を載せるので、裏方の工事をしている様子は載せられません。だからこそ、ストーリーズのほうで、生々しい現場のリアルな写真を上げていくわけです。フィードでは見られない情報がストーリーズにある、という状態をつくります。

ステップ3:変化「今週はキッチンが入る予定。」

続いて、「今週はキッチンが入る予定です」と、これから起こる変化を伝えます。スライドでは、梱包されたままのキッチンが置かれた室内の写真に「どんな空間になるでしょう?」と問いかけています。

ステップ4:次回誘導「設置後の様子もストーリーズで。」

最後に、「設置後の様子もストーリーズでまた上げますよ」という形で次回につなげます。スライドでは、完成したキッチンの写真に「完成まで一緒に見てください。」と添えていますね。こうして「続きが気になる」状態をつくっておくと、翌週の月曜日も自然と見に来てもらえます。

撮る素材とヒント

月曜日に撮る素材は、主に次の3つです。

  • 建築中の外観:足場や骨組みなど、工事の進み具合がひと目で分かる写真
  • 室内:壁や床など、内部の施工の様子
  • 今週変わる部分:キッチンの設置など、その週の見どころになる部分

そしてヒントとして、同じ位置から撮ると、先週との違いが伝わります。定点観測のように毎週同じアングルで撮影しておけば、「今日ここまでできました」という形で、少しずつ理想の暮らしに近づいていく様子を伝えられます。

月曜日の狙いと注意点

月曜日の狙いは、**「進捗を追う楽しみが、継続して見る理由になる」**ことです。連続ドラマの続きが気になるのと同じで、家が完成に向かっていく過程そのものがコンテンツになります。

ただし、スライド3枚目の右下に書いたように、撮影・掲載の許可を取り、住所や施主情報が写らないよう確認することを忘れないでください。お施主様のお家を扱う以上、表札や周辺の目印になる建物、車のナンバーなどが映り込んでいないか、投稿前に必ずチェックしましょう。

2. 火曜日:家づくりの裏側で、見えない価値を伝える(スライド4)

続いて火曜日です。テーマは**「家づくりの裏側で、見えない価値を伝える」**。サブタイトルは「完成したら隠れる部分こそ、判断材料になる。」です。

家を建てる人にとって、本当に気になるのは見た目だけではありません。暑さ寒さ、耐久性、住み心地など、完成してしまうと見えなくなる部分こそが、会社選びの判断材料になるんです。

スライドの左側には、外壁材・断熱材・内装材の構造を示した壁の断面図があり、「この部分が断熱材です」と矢印で示しています。例えば断熱材について、「裏側でこういうことをきちんとやっているんですよ」と見せていくわけです。

ステップ1:興味づけ

「今日は、完成すると見えなくなる壁の中を公開!」と伝えて、見る人の興味を引きます。普段は絶対に見られない部分だからこそ、「えっ、見てみたい」と思ってもらえます。

ステップ2:現場を見せる

「ここには断熱材が入っています。」と、実際の現場の写真を見せます。完成したら見えなくなりますが、「ここにこうやって断熱材が入るんですよ」という説明をしていきます。

ステップ3:意味を説明

なぜ断熱材が大事なのかというと、**「外の暑さや寒さの影響を抑えるための大切な部分なんですよ」**という説明をきちんと入れます。スライドでは、夏の暑さと冬の寒さを壁の中の断熱材が受け止めているイラストで表現しています。

ステップ4:続きへ

「次回は施工で気をつけているポイントを紹介します」という形で、次の回へつなげます。

撮る素材と伝え方

火曜日に撮る素材は、壁の内部断熱材の近接写真、そしてスタッフの説明動画です。写真だけでなく、スタッフが実際に現場で指さしながら説明している動画があると、ぐっと説得力が増します。

伝え方のコツは、専門用語だけで終わらず、「暮らしにどう役立つか」まで説明することです。「高性能グラスウール○○mm」とだけ言われても、一般の方にはピンときませんよね。「冬の朝、布団から出るのがつらくない家になります」といったように、暮らしの場面に置き換えて伝えるのが大切です。

火曜日の狙いと注意点

火曜日の狙いは、**「見えない施工への姿勢を見せ、信頼を育てる」**ことです。見えないところまで丁寧に仕事をしている会社だと感じてもらえれば、それが何よりの信頼の証になります。

一方で、スライド4枚目の右下にも書いたとおり、性能は材料だけで決まらないため、数値や効果は根拠を確認しておきましょう。断熱性能は、施工の丁寧さや窓の性能、換気計画など、さまざまな要素の組み合わせで決まります。「この断熱材を使っているから絶対に暖かい」と言い切るのではなく、根拠のある範囲で伝える誠実さを大切にしてください。

3. 水曜日:家づくりクイズで、見る人を参加者に(スライド5)

水曜日になると、テーマは**「家づくりクイズで、見る人を参加者に。」**です。サブタイトルは「答えやすい二択から、住まいへの関心を育てる。」。

「クイズで気軽に参加してください。住まいのことをもっと身近に楽しく知りましょう」という形で出題していきます。ただ見るだけの人を、参加する人に変えていく企画です。

ステップ1:出題

「洗濯の移動を減らしやすいのは、どちら?」と問いかけます。

ステップ2:投票

選択肢は2つです。

  • A:洗う・干す・しまう場所が離れている(洗濯機 → 物干し → 収納が離れている)
  • B:洗う・干す・しまう場所が近い(洗濯機・物干し・収納がまとまっている)

正直に言うと、これは少し分かりやすすぎますよね。当然Bに決まっているという話です。スライドでは例として分かりやすいものを載せていますが、実際に運用する際は、もう少し工夫して「どっちだろう?」と迷うような良いクイズにしたほうが盛り上がります。

ステップ3:解説

「この条件ならBですね。移動距離が短いと、洗濯動線をまとめやすくなります」と解説します。スライドでは「家事の時短で毎日の暮らしがもっとラクに!」という吹き出しも添えています。

ステップ4:会話へ

そして、「あなたが減らしたい家事の手間は何ですか? 洗濯ですか? 料理ですか? 掃除ですか? ぜひ教えてください」と投げかけます。さらに「それについて次回解説しますよ」という形で、次の参加につなげていきます。

DMからコミュニケーションが生まれる

実はここに大きなメリットがあります。ストーリーズにコメントやアンケートの回答があると、DMにメッセージが届きます。そこからDMでのやり取りが始まり、お客さんと直接コミュニケーションを取っていくこともできるんです。

家づくりを検討している人と自然な形で会話が始まるので、いきなり問い合わせフォームに入力してもらうよりも、ずっとハードルが低いんですね。

使う機能・ヒント・狙い

  • 使う機能:投票スタンプでA・Bを選んでもらう
  • ヒント:正解発表だけで終わらず、理由まで説明する。そして「生活習慣や間取りで最適解は変わる」と伝える
  • 狙い:気軽な参加をきっかけに、役立つアカウントと感じてもらう

特に「生活習慣や間取りで最適解は変わる」と添えるのは大事なポイントです。共働きで乾燥機を使うご家庭と、外干しを大切にするご家庭では、理想の動線は違いますよね。「正解は一つではない」と伝えることで、「うちの場合はどうなんだろう?」と相談したくなるきっかけにもなります。

4. 木曜日:スタッフの本音で、人柄を伝える(スライド6)

木曜日に行きますと、テーマは**「スタッフの本音で、人柄を伝える」**です。サブタイトルは「『どんな会社?』から『この人に相談したい』へ。」。

スライドの右上にも「家づくりは『人』で選ばれることも多いです!」と書きました。家づくりは何か月にもわたる長いお付き合いです。だからこそ、どんな人が担当してくれるのかは、会社選びの大きな決め手になります。

そこで、スタッフインタビューとして**「私の本音をお話しします!」**と発信します。工務店さんには色々な担当者の方がいらっしゃると思いますし、実際に工事をされている職人さんもいらっしゃると思います。そういったスタッフの皆さんにインタビューをしていきます。

ステップ1:お題

「自分が家を建てるなら、絶対に欲しいものは?」と聞きます。ここがポイントで、今建てている家についてではなく、**「自分に置き換えたら何が良いか」**を聞くんです。仕事としての説明ではなく、一人の生活者としての本音が出てくるので、人柄が伝わりやすくなります。

ステップ2:本音

「私なら、ランドリールームです。」と答えてもらいます。

ステップ3:理由

「天気を気にせず干せる場所があると、助かるからです。」と、理由を添えてもらいます。スライドでは「天気に左右されないのがうれしい!」という吹き出しもつけています。

ステップ4:質問

最後に、「あなたなら何が欲しい? 質問スタンプで教えてください。」と投げかけて、これも参加を促していきます。

撮影のヒントと編集のコツ

  • 撮る素材:スタッフの短い動画 + 設備のイメージ(ランドリールームの写真など)
  • 編集のコツ:1本につき1テーマにする。字幕を付けて、音なしでも理解できるようにする

ストーリーズは電車の中や職場の休憩時間など、音を出せない環境で見られることも多いです。ですから、テロップをしっかりつけて、音なしでも内容が伝わるようにしておきましょう。また、1本の動画に話題を詰め込みすぎず、1テーマに絞ることで、短い時間でも印象に残ります。

補足:良い点だけでなく条件も添える

補足として、良い点だけでなく「広さや換気の計画も必要」と条件を添えると誠実です。ランドリールームは便利ですが、十分な広さがなかったり、換気が不十分だったりすると、洗濯物が乾きにくくなってしまいます。

メリットだけを並べると、どうしても宣伝っぽく聞こえてしまいます。デメリットや注意点も正直に伝えることで、「この人は本当のことを言ってくれる」という信頼が生まれるんですね。

木曜日の狙い

木曜日の狙いは、**「価値観や暮らしへの視点を伝え、相談の心理的な距離を縮める」**ことです。スタッフの顔や考え方が見えると、「この会社に問い合わせるのはちょっと緊張する」という気持ちがやわらぎ、「この人に相談してみたい」と思ってもらえるようになります。


結:金曜日〜日曜日の実践例と、1週間を仕組みにして続けるコツ

ここからは、後半の金曜日から日曜日までを見ていきます。そして最後に、1週間全体を振り返りながら、今日から始められる実践ステップと、運用を支える生成AIの活用法までお伝えします。

1. 金曜日:未公開写真を先に見せて、特別感をつくる(スライド7)

金曜日のテーマは、**「未公開写真を先に見せて、特別感をつくる」**です。サブタイトルは「フォローしていると、新しい施工事例に早く出会える。」。まさに、承の章でお話しした「先行」の価値を形にする企画です。

ステップ1:先行予告

「まだフィードに載せていない施工写真を、一足先に公開します。特別に少しだけお見せします!」と発信します。スライドでは「新しい施工事例 先行公開!」「このお家の全貌は近日公開…!」という言葉を添えています。

ステップ2:見せ場

「光が入るリビング。くつろぐ時間をイメージしてみてください。」と、1枚目の見せ場を紹介します。スライドの写真には「こんな暮らしが待っています。」と添えました。

ステップ3:こだわり

「こちらはキッチン。収納の配置にも工夫があります。」と、2枚目のこだわりポイントを紹介します。スライドでは「使いやすさとすっきりした見た目を両立!」と書いています。

ステップ4:投票

「もっと見たいのはどっち? リビングですか? キッチンですか?」と、これも投票してもらいます。そして、票が多かったほうを、実際のリール動画などでしっかり時間を割いて説明していくんです。

こうすると、見る人は「自分の声が次のコンテンツに反映された」と感じられますし、運営側も「見たい人が多いテーマ」が事前に分かるので、リール制作の無駄が減ります。一石二鳥の仕組みですね。

撮る素材と表現の使い分け

  • 撮る素材:同じ家の写真を2〜3枚。写真ごとに見どころを1つ付ける

ここで、スライド7枚目の中央下にある表現の使い分けも押さえておきましょう。

公開方針使う表現どんな時に使うか
後日フィードに載せる「先行公開」ストーリーズで先に見せて、あとからフィードにも施工事例として掲載する場合
ここだけで紹介する「ストーリーズ限定」フィードやリールには載せず、ストーリーズでしか紹介しない場合

実際の公開方針に合わせて表現することが大切です。「ストーリーズ限定」と書いたのに後からフィードに載せてしまうと、見てくれた人の期待を裏切ることになります。小さなことですが、こうした言葉の正確さが信頼を支えます。

金曜日の狙い

金曜日の狙いは、**「先に知る楽しさと、好みを伝えられる体験をつくる」**ことです。「先行公開」や「ストーリーズ限定」をしっかり打ち出すことで、「フォローしておくと得をする」という感覚が育っていきます。

2. 土曜日:家づくり相談室で、不安を言葉にしてもらう(スライド8)

土曜日のテーマは、**「家づくり相談室で、不安を言葉にしてもらう」**です。サブタイトルは「売り込む前に、家づくりを考える人の話を聞く。」。

家づくりを考えている人は、たくさんの不安や疑問を抱えています。でも、それを誰に聞けばいいのか分からない。いきなり住宅会社に問い合わせるのは、売り込まれそうで怖い。そんな気持ちに寄り添うのが、土曜日の相談室です。

ステップ1:募集

まずは募集です。「家づくりで気になること、ありませんか? どんな小さなことでも大歓迎です!」と、ストーリーズの質問スタンプを使ってテキスト入力を募集します。

ステップ2:例を出す

次に、「土地探し・予算・収納・間取り・住宅性能など。小さな疑問も歓迎です。」と例を出します。

これがとても大事なんです。具体的に例を挙げてあげないと、何を質問していいか分からないんですね。「何でも聞いてください」と言われると、かえって手が止まってしまうもの。「予算のこと」「収納のこと」と例示があるだけで、「そういえばあれが気になっていた」と思い出してもらいやすくなります。

ステップ3:受付

「質問スタンプからどうぞ。回答時は名前を出さずに紹介します。」と伝えます。スタンプで集まった質問は、名前を出さずに「こんな質問がありましたよ」と紹介していきます。

ステップ4:回答

「翌日以降にお答えします。個別の条件が必要なご相談はDMへ。」とします。一般的な質問はストーリーズで答え、土地の条件や予算の詳細など個別の事情が絡む相談は、DMでじっくり対応する。この使い分けで、自然と個別相談につながっていきます。

注意:質問スタンプは完全匿名ではない

スライド8枚目の左下に書いた注意点は、とても重要です。質問スタンプは完全匿名ではありません。投稿者には、誰が質問したのかが分かります。

そのため、公開時は名前・個人情報を伏せる運用を徹底しましょう。質問内容に家族構成や住んでいる地域などが含まれている場合も、特定につながらないよう配慮が必要です。見る側に「質問しても安心だ」と感じてもらえることが、この企画を長く続ける前提になります。

運用ヒント:投稿時間は「習慣化」と「データ」の両面で考える

投稿時間について、生配信では「土曜日なら必ずこれが見られる」という認知を作っていけると良い、とお話ししました。毎週決まった曜日に決まった企画があると、見る人の中で習慣になるからです。

一方で、スライドの運用ヒントでは、投稿時間は「土曜なら必ず見られる」と決めつけず、閲覧状況で調整すると書いています。一見すると矛盾しているようですが、両方の視点が大切だということです。

  • 曜日の固定:「土曜日は相談室」という企画の定位置を決めて、認知と習慣をつくる
  • 時間の調整:何時に投稿すると見られやすいかは、インサイトの閲覧状況を見ながら柔軟に変える

さらに、質問が少なければ「よくある質問」として紹介しましょう。始めたばかりの頃は、なかなか質問が集まらないこともあります。そんな時は、普段の打ち合わせでお客様からよく聞かれる質問を紹介すれば、企画が途切れることはありません。

土曜日の狙い

土曜日の狙いは、**「疑問に答える積み重ねで、相談先の候補になる」**ことです。毎週誠実に答え続けることで、「家づくりのことなら、あそこに聞いてみよう」と思い出してもらえる存在になっていきます。

3. 日曜日:来週の予告で、次も見る理由を残す(スライド9)

日曜日のテーマは、**「来週の予告で、次も見る理由を残す」**です。サブタイトルは「日曜日を終点にせず、翌週への期待につなげる。」。

住宅会社さんの日曜日というと、「今日の見学会に来てください」という告知で終わらせてしまいがちです。もちろんそれも大切ですが、これで終わりではなく、翌週への期待につながるようなことをしていきましょう。

スライドの中央には、「来週のストーリーズ」というカレンダーを描いています。月曜日は「現場レポート」、水曜日は「クイズ」、金曜日は「施工写真」、そして日曜日は「また来週!」。こうして1週間の予定を見せることで、見る人は「来週もこれを楽しみにしよう」と思えます。

ステップ1:予告

まずは来週の予告として、「来週のストーリーズは、ここに注目! 来週はこんな内容をお届けします!」とチラ見せをします。

ステップ2:月曜の見どころ

「建築中の現場で、キッチン設置後の変化を公開。」と、月曜日の見どころを少しだけ紹介します。今週の月曜日に「キッチンが入る予定です」と伝えていたなら、その続きがここでつながりますね。

ステップ3:水曜・金曜の見どころ

「水曜:収納の二択クイズ」「金曜:新しい施工写真を先行公開」と、水曜日・金曜日の見どころも紹介します。

ステップ4:フォロー誘導

最後に、「家づくりの裏側とヒントを毎週お届け。続きが気になる方はフォローを。」という形で、フォローへと誘導していきます。スライドでは「一緒に家づくりを楽しみましょう!」という吹き出しも添えています。

準備する素材・ヒント・狙い

  • 準備する素材:来週の現場写真1枚/企画名/公開予定の曜日
  • ヒント:「何が見られるか」を具体的に書く。予告した企画は必ず実施し、変更する場合は案内する
  • 狙い:定期的に見たい企画をつくり、閲覧習慣につなげる

予告は、見る人との小さな約束です。予告したのに実施しないということが続くと、「このアカウントの予告は当てにならない」と思われてしまいます。どうしても変更が必要な場合は、「今週は予定を変更して○○をお届けします」ときちんと案内しましょう。

なお、スライド9枚目の右下に小さく書いたように、フォローしても、すべての投稿が必ず表示・通知されるわけではありません。フォローはゴールではなく、あくまで「見てもらえる可能性を高める入口」です。だからこそ、毎週見たくなる企画を積み重ねることが大切なんですね。

4. 1週間の発信を振り返る(スライド10)

最後のスライド10枚目のタイトルは、**「フォローする理由は、毎週の体験でつくる」**です。まとめると、フォローする理由を毎週の体験で作っていきましょう、ということですね。1週間の発信を一覧で振り返ってみます。

曜日企画名テーマ主に届ける価値
月曜日現場速報現場速報で「続きを見たい」をつくる継続・予告
火曜日家づくりの裏側家づくりの裏側で、見えない価値を伝える限定
水曜日クイズ家づくりクイズで、見る人を参加者に参加・対話
木曜日スタッフの本音スタッフの本音で、人柄を伝える参加・対話
金曜日写真の先行公開未公開写真を先に見せて、特別感をつくる限定・先行
土曜日相談室家づくり相談室で、不安を言葉にしてもらう参加・対話
日曜日来週予告来週の予告で、次も見る理由を残す継続・予告

このように、現場速報、家づくりの裏側、クイズ、スタッフの本音、写真の先行公開、相談室、来週予告といった発信を、まずはやっていきましょう。

5. フォローする理由をつくる3つの軸

スライド10枚目の上段には、フォローする理由をつくる3つの軸をまとめています。

軸1:限定・先行 ― ここで知れる情報がある

完成見学会の先行案内や工事中の様子など、ここでしか知れない情報をお届けします。「ここだけ!」と感じてもらえることが、フォローの強い動機になります。

軸2:参加・対話 ― 投票や質問で気軽に関われる

アンケートや質問スタンプで気軽に参加してもらいます。そして、あなたの声が次の発信につながっていきます。見るだけの関係から、一緒につくる関係へと変わっていきます。

軸3:継続・予告 ― 次も見たくなる

次回の見どころや進行中のプロジェクトなど、続きが気になる発信で、また見たくなる関係をつくります。次も見たくなるワクワク感があり、毎日何かが違う。これがストーリーズを見続けてもらう秘訣です。

6. 今日からできる実践ステップ

とはいえ、いきなり7つの企画を完璧に回すのは大変ですよね。スライド10枚目の中段に、今日からできる実践のステップを4つにまとめました。

ステップやることポイント
ステップ1まずは1か月、同じ曜日に同じ企画を試す最初から完璧を目指さず、定位置を決めて続けてみる
ステップ2プロフィールに、ストーリーズで得られる価値を書く「限定・先行・参加」が伝わる説明文にする
ステップ3閲覧数・投票や返信・プロフィール訪問・フォロー増減を振り返る感覚ではなく数字で反応を確かめる
ステップ4反応のよいテーマを残し、無理なく続く頻度に調整する続けられる形に磨き込んでいく

特にステップ4の「無理なく続く頻度に調整する」は大切です。毎日7パターンすべてを投稿するのが難しければ、まずは月曜日・水曜日・金曜日の3つから始めても構いません。スライド9枚目のカレンダーも、実は月・水・金・日を中心にした構成になっていますよね。大切なのは、続けられる形で、予定を立てて戦略的に運用していくことです。

7. ストーリーズの目的は「過程」と「人」を伝えること

スライド10枚目の最後には、**「完成した家だけでなく、過程と人を伝えよう。」**というメッセージを入れました。そして、「フィード・リールで出会いをつくり、ストーリーズで信頼を育てる。」とまとめています。

予定を立てて戦略的に運用していくことによって、完成した家だけでなく過程、まさに「ストーリー」と人柄を伝えていく。これこそが、ストーリーズという機能の本来の目的なんです。名前のとおり、物語を届ける場所なんですね。

なお、スライドの一番下にも書いたとおり、今回ご紹介した内容はフォロワー増加を保証するものではなく、改善しながら続ける運用例です。業種や地域、アカウントの状況によって反応は変わります。ぜひ自社に合わせてアレンジしながら、振り返りと改善を重ねていってください。

8. 運用を支えるのは生成AI

「このような運用をしていくには、どうしたらいいの? 毎週7つも企画を考えるのは大変そう…」と感じた方も多いと思います。そこで便利に使えるのが、生成AIです。

昨日の焼津商工会議所での講演も「Instagramセミナー×生成AI」というテーマでしたが、ストーリーズ運用と生成AIはとても相性が良いんです。例えば、次のような使い方ができます。

活用1:実際の台本を考えてもらう

「月曜日の現場速報で、壁の施工中の様子を伝えるストーリーズ4枚分の文章を考えて」とお願いすれば、導入・現状・変化・次回誘導の流れに沿った台本を作ってくれます。

活用2:図解を作ってもらう

火曜日の断熱材の説明や、水曜日のクイズの選択肢など、分かりやすい図解を作ってもらうこともできます。今回の10枚のスライドも、まさにそうした図解の一例です。

活用3:写真を撮る際の構図を考えてもらう

「建築中の外観を毎週同じ位置から撮影して変化を伝えたい。どんな構図が良い?」と相談すれば、撮影の構図やアングルのアイデアを出してもらえます。

こうして生成AIをうまく活用していけば、限られた人数の工務店さんでも、無理なく1週間分のストーリーズを回していくことができます。ストーリーズの活用法については、後ほどまた紹介していきたいと思います。


おわりに

今回は、Instagramのフォロワー数を増やすためのストーリーズ1週間分の活用事例を、住宅会社・工務店を例に解説しました。国内ユーザー数が8,200万人と頭打ちに近づく中、フォローしなくてもおすすめで投稿が流れてくる今の時代は、「フォローする理由」を意識してつくらなければフォロワーは増えません。

そのための舞台がストーリーズです。フィードで蓄積し、リールで出会いをつくり、ストーリーズで信頼を育てる。プロフィールには「限定・先行・参加」というストーリーズを見る理由を書き、月曜日の現場速報から日曜日の来週予告まで、曜日ごとに企画を決めて届けていきます。撮影許可や個人情報への配慮、誠実な表現も忘れないようにしましょう。

まずは1か月、同じ曜日に同じ企画を試し、数字を振り返りながら無理なく続けてください。台本・図解・構図づくりには生成AIが心強い味方になります。完成した家だけでなく、過程と人を伝えていきましょう。


まとめ

  • フォロワーが増えにくい背景:Instagramの国内ユーザー数は8,200万人。YouTubeの約9,000万人、LINEの1億人、日本の総人口約1億2,000万人と比べても頭打ちに近く、今までと同じやり方では伸びにくい。
  • フォローされないジレンマ:フォローしなくてもおすすめでフィードに流れてくるため、見る人は満足してしまい、フォローにつながらない。
  • 鍵は「フォローする理由」:完成写真だけでは伝わらない「家づくりの途中・人柄・疑問への答え」をストーリーズで届け、「ここを見続けたい」と思ってもらう。
  • 投稿形式の役割分担:フィードは施工事例・知識の蓄積、リールは新しい人に知ってもらう、ストーリーズは交流・信頼・継続閲覧。
  • プロフィールが最終判断の場所:グリッドの並び替え、ハイライト、説明文で一貫性を伝え、「ストーリーズを見る理由(限定・先行・参加)」を明記する。
  • 表現の注意:公開アカウントのストーリーズは未フォローでも見られるため、「フォロワー限定」ではなく「ストーリーズ限定・先行公開」と伝える。
  • ハイライトは7パターン:月曜日〜日曜日の企画ごとに分けると、見たい曜日だけまとめて見てもらえる。
  • 月曜日(現場速報):同じ位置から撮影して変化を伝え、「続きを見たい」をつくる。撮影・掲載の許可と住所・施主情報の映り込みに注意。
  • 火曜日(家づくりの裏側):断熱材など完成後に隠れる部分を見せ、「暮らしにどう役立つか」まで説明。数値や効果は根拠を確認。
  • 水曜日(クイズ):投票スタンプの二択で参加してもらい、理由まで解説。回答はDMのやり取りのきっかけにもなる。
  • 木曜日(スタッフの本音):「自分が家を建てるなら?」を聞き、条件も添えて誠実に。1本1テーマ、字幕付きで音なしでも伝わるように。
  • 金曜日(写真の先行公開):同じ家の写真2〜3枚に見どころを1つずつ。投票で票が多かったほうをリールで詳しく紹介。
  • 土曜日(相談室):質問スタンプで例を挙げて募集し、名前を伏せて回答。質問スタンプは完全匿名ではない点に注意。
  • 日曜日(来週予告):来週の見どころをチラ見せしてフォローへ誘導。予告した企画は実施し、変更時は案内する。
  • 今日からできる4ステップ:1か月同じ曜日に同じ企画を試す → プロフィールに価値を書く → 閲覧数・反応・プロフィール訪問・フォロー増減を振り返る → 無理なく続く頻度に調整。
  • 生成AIの活用:台本づくり、図解づくり、写真の構図づくりに活用して、無理なく運用を続ける。

よくある質問

Q1. ストーリーズは毎日7パターンすべて投稿しないと効果がないのでしょうか?

A. いいえ、最初から7パターンすべてを完璧にこなす必要はありません。大切なのは「この曜日にはこの企画がある」という定位置をつくり、見る人の習慣にしてもらうことです。まずは月曜日の現場速報、水曜日のクイズ、金曜日の先行公開など、取り組みやすい企画から始めて、1か月ほど同じ曜日に同じ企画を試してみてください。閲覧数や投票・返信、プロフィール訪問、フォロー増減を振り返りながら、反応のよいテーマを残し、無理なく続けられる頻度に調整していくのがおすすめです。

Q2. ストーリーズはフォローしていない人にも見られるのに、なぜフォローにつながるのですか?

A. 公開アカウントのストーリーズは、確かにフォローしていない人でも閲覧できます。ただ、フォローしていないとストーリーズの並びに表示されにくく、見逃してしまいやすいのが実情です。毎週決まった企画があり、「ストーリーズ限定」「先行公開」「投票や質問で参加できる」という価値がプロフィールに書かれていれば、「見逃したくないからフォローしておこう」という動機が生まれます。ですので、「フォロワー限定」とは書かず、「ストーリーズ限定・先行公開」と誠実に伝えることがポイントです。なお、フォローしてもすべての投稿が必ず表示・通知されるわけではない点も理解しておきましょう。

Q3. 工務店・住宅会社以外の業種でも、この1週間の企画は使えますか?

A. はい、考え方はさまざまな業種に応用できます。例えば飲食店なら、月曜日に新メニューの仕込み風景、火曜日に食材や調理のこだわり、水曜日に「どっちの味が好き?」クイズ、木曜日にスタッフのおすすめ、金曜日に新メニューの先行公開、土曜日にお客様からの質問コーナー、日曜日に来週の予告、といった形に置き換えられます。「途中・裏側・参加・人柄・先行・相談・予告」という7つの要素を、自社の商品やサービスに当てはめて考えてみてください。

Q4. 現場写真やお客様からの質問を公開する際に、気をつけることは何ですか?

A. 現場写真については、必ずお施主様から撮影・掲載の許可を取り、住所や施主情報が写り込まないよう投稿前に確認しましょう。表札や周辺の建物、車のナンバーなども注意が必要です。質問スタンプについては、完全匿名ではなく、投稿者には質問者が分かる仕組みになっています。回答を公開する際は、名前や個人情報を伏せる運用を徹底してください。また、断熱などの性能に関する説明では、性能は材料だけで決まらないため、数値や効果は根拠を確認したうえで伝えることが大切です。

Q5. 毎週の企画を考える時間がありません。どうすれば効率よく運用できますか?

A. 生成AIを活用するのがおすすめです。生成AIに「月曜日の現場速報でキッチン設置前の様子を伝えるストーリーズ4枚分の台本を作って」と依頼すれば、導入から次回誘導までの流れに沿った文章を考えてくれます。ほかにも、断熱材の仕組みやクイズの選択肢を分かりやすく伝える図解を作ってもらったり、毎週同じ位置から撮影するための写真の構図を考えてもらったりすることもできます。企画の型を曜日ごとに決めておき、中身を生成AIと一緒に考える流れにすれば、少人数の会社でも無理なく続けられます。

📱 ストーリーズ
ストーリーズとは、Instagramで24時間だけ表示される縦型の写真・動画投稿のことです。画面上部にはプロフィール写真しか並ばないため、タップしたくなる期待感がないと見てもらえません。完成した商品よりも、日々の出来事や制作の過程、人柄を伝えるのに向いており、交流や信頼を育てて継続的に見てもらう役割を担います。曜日ごとに内容を変えるとマンネリ化を防げます。

📉 ユーザー数の頭打ち
ユーザー数の頭打ちとは、サービスの利用者数が伸びきり、それ以上大きく増えにくくなった状態のことです。Instagramの国内ユーザー数は約8200万人とされ、LINEやYouTubeと同様に上限に近づいています。利用者全体が急増していた時期は同じやり方でも自然にフォロワーが増えましたが、伸びが止まると従来の手法では成果が出にくくなり、フォローしてもらう理由づくりが必要になります。

🖼️ フィード投稿
フィード投稿とは、Instagramのプロフィールに一覧として残る通常の写真や画像の投稿のことです。工務店であれば完成した施工事例や家づくりのお役立ち情報など、自社の商品やサービスを説明する内容を載せる場所になります。見映えの良い写真が中心となり、プロフィールを訪れた人が「どんなアカウントか」を判断する材料になるため、投稿内容に一貫性を持たせることが大切です。

🎬 リール
リールとは、Instagramで投稿できる短尺の縦型動画のことです。フォローしていない人のおすすめ欄にも表示されやすく、新しい人に自分たちを見つけてもらう入り口として効果的です。工務店ではルームツアーや「社長に聞いてみた」といったシリーズが定番です。冒頭の数秒で興味を引けるかが視聴されるかどうかの分かれ目になり、発見された後にプロフィールへ誘導する流れが重要です。

📝 プロフィール説明文
プロフィール説明文とは、Instagramのアカウント名の下に表示される自己紹介の文章のことです。投稿を見て興味を持った人は、フォローする前に必ずプロフィールを確認します。ここに「ストーリーズでは先行公開や裏側、投票企画などを発信しています。見たい方はフォローを」とストーリーズを見る理由を書いておくと、フォローにつながりやすくなります。アカウントの価値を短く伝える看板の役割を果たします。

⭐ ハイライト
ハイライトとは、24時間で消えるストーリーズをプロフィール上に保存して、いつでも見られるようにする機能のことです。テーマ別にまとめて表紙を付けることができ、初めて訪れた人にアカウントの内容を伝える役割もあります。曜日ごとに異なる企画を発信している場合は「月曜日」「火曜日」のように分けて保存しておくと、見る人が興味のある企画だけをまとめて閲覧でき、継続的な閲覧につながります。

🗳️ 質問スタンプ
質問スタンプとは、ストーリーズに貼り付けて閲覧者から自由な文章で質問や意見を募集できる機能のことです。投票スタンプと同様に、見るだけの人を参加者に変える効果があります。「土地探しや予算など小さな疑問も歓迎」と具体例を添えると回答が集まりやすくなります。反応があるとDMにメッセージが届くため、そこから個別のやり取りに発展し、お客さんとの関係づくりのきっかけにもなります。

🔜 先行公開
先行公開とは、フィード投稿などで正式に紹介する前に、一部の情報や写真を先に見せる発信方法のことです。「まだフィードに載せていない施工写真を特別にお見せします」とストーリーズで公開すると、フォローしている人だけが早く知れるという特別感や限定感が生まれます。さらに「もっと見たいのはどっち?」と投票を組み合わせれば、反応の多かった内容を後日リールで詳しく紹介するなど、次の投稿作りにも生かせます。

🔲 グリッドの並び替え
グリッドの並び替えとは、Instagramのプロフィールに3列で表示される投稿一覧の順番を、投稿後に自由に入れ替えられる機能のことです。投稿内容に一貫性がなくても、施工事例・お役立ち情報・ルームツアーのように列ごとに種類を揃えて整理すれば、訪れた人に「この3パターンを発信しているアカウントだ」と伝わりやすくなります。見た目の統一感が、フォローするかどうかの判断を後押しします。

🤖 生成AI
生成AIとは、指示の内容に応じて文章や画像、動画などを新たに作り出す人工知能のことです。ChatGPTやGeminiなどが代表的なサービスです。Instagram運用では、曜日ごとのストーリーズの台本作成、クイズの問題案、説明用の図解づくり、写真を撮るときの構図の提案などに活用できます。毎日内容を変える計画的な発信は手間がかかるため、生成AIを上手に取り入れることで継続しやすくなります。

なぜ今、Instagramで「投稿しているのにフォロワーが増えない」のか

国内ユーザー数の伸びが落ち着き、従来のやり方では伸びにくくなった

「毎日投稿しているのに、フォロワーが増えない」。企業や店舗のInstagram運用で、2026年に最も多く聞かれる悩みがこれです。原因をアカウント単体の努力不足に求めがちですが、まず押さえておきたいのは市場全体の変化です。

Metaが公表しているInstagramの国内月間アクティブアカウント数は、2019年3月時点の3,300万から、2023年11月時点で6,600万以上へと約2倍に成長しました。ただし、それ以降は新たな公式数値が出ておらず、急成長期のような右肩上がりの発表は続いていません。一方、LINEは2026年1月に国内月間利用者数1億を突破したと発表しています。日本の総人口は約1億2千万人台ですから、主要SNSは「まだ使っていない人」が少ない成熟段階に入ったと言えます。

総務省の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表)でも、Instagramの利用率は20代82.6%、30代76.6%と高水準である一方、10代は69.3%と前年から下がっています。若年層を中心に、新規ユーザーが次々と流入してくる時代ではなくなっているのです。

ユーザー全体が急増している時期は、今までと同じ投稿を続けているだけでも、新しく始めた人の目に留まり、自然とフォロワーは伸びていきました。しかし全体のパイが伸びなくなれば、フォロワー獲得は「限られたユーザーの限られた時間の奪い合い」になります。同じ地域・同じ業種のアカウントが同じような施工事例や商品紹介を上げていれば、選ばれる理由はさらに薄くなります。

つまり、今までと同じやり方をしていては、うまくいかなくて当然の環境です。これから必要なのは、投稿量を増やすことではなく、「このアカウントはフォローしておかないと損をする」と感じてもらえる理由を、意図的に設計することです。本記事では、その設計の中心にストーリーズを据え、工務店・住宅会社を例に1週間分の具体的な運用事例を解説します。

「フォローしなくても見られる」おすすめ表示がフォローを遠ざけている

フォロワーが増えないもう一つの理由は、Instagramの表示の仕組みそのものにあります。InstagramはフィードやリールでAIによるランキングを行っており、過去に「いいね!」や保存、コメントをした投稿や、よく見ている投稿者との交流履歴などをもとに、フォローしていないアカウントの投稿もおすすめとして表示します。

YouTubeでも同じですが、よく見ている発信者の動画が毎回おすすめに出てくるので、後になって「あれ、チャンネル登録していなかった」と気づいた経験はないでしょうか。ユーザーはフォローしなくてもコンテンツが流れてくるので、それで満足してしまいます。これが「見て終わりのアカウント」が量産される構造です。いくら良い施工事例やお役立ちカルーセルを上げても、おすすめで十分に届いてしまう内容であれば、フォローボタンを押す動機にはなりません。

では、フォローしないと見られないものは何か。その代表がストーリーズです。ストーリーズは画面上部にプロフィール写真のアイコンが並ぶ形式で、基本的にはフォロー中のアカウントのものが表示されます。並び順も、閲覧履歴や親密度などを考慮して決まるとInstagramは説明しています。

ここで注意したいのが、ストーリーズは投稿内容そのものではなく、プロフィール写真だけが見えている点です。フィードやリールなら写真や動画の冒頭が目に入るので、面白ければそのまま見てもらえます。ところがストーリーズは、アイコンをタップしてもらえなければ中身すら見てもらえません。

しかも今は、フォロー数が増えて情報が多すぎるため、ストーリーズを1つずつ全部開く人より、気になるアカウントだけを選んでタップする人が増えていると考えられます。そうなると「このアイコンの先には、いつもと違う何かがありそう」というワクワク感や期待感が不可欠です。毎日同じような告知や売り込みを流していると、「またいつもと同じだ」と判断され、タップされなくなります。ストーリーズは曜日ごとに内容を変え、マンネリ化を防ぐことが大前提になります。

フィード・リール・ストーリーズの役割分担とフォローされる導線設計

フィードは信頼の証拠、リールは新規発見、ストーリーズは関係づくり

ストーリーズの1週間運用に入る前に、3つの投稿形式の役割を整理しておきましょう。役割があいまいなまま運用すると、どの形式でも同じ内容を流すことになり、フォローする理由がぼやけてしまいます。

まずフィード投稿は、施工事例やお役立ち情報を上げる場所です。工務店であれば完成した住まいの写真、家づくりで役立つ知識をまとめたカルーセル投稿がこれにあたります。業種を問わず、自社の商品やサービスの説明を蓄積していく「信頼の証拠」の役割を担います。2026年6月にはカルーセルの各スライドに個別のキャプションを付けられるようになり、ノウハウ系のカルーセルはさらに作り込みやすくなりました。

次にリールは、新しい人に知ってもらう、新規に見つけてもらうための形式です。工務店ならルームツアーや「社長に聞いてみた」のようなシリーズ企画が鉄板です。「自分たちの商売で、まだ知らない人に見つけてもらうにはどうしたらいいか」という視点で企画します。

そしてストーリーズは、交流・信頼・継続閲覧のための形式です。日々の出来事を身近に感じてもらい、信頼を育てていきます。

ここで重要なのが、ユーザーの行動の流れです。リールなどで投稿を発見しても、多くの人はすぐにはフォローしません。必ず「この人は他にどんな投稿をしているのか」とプロフィールを見に来ます。そこで投稿に一貫性があればフォローにつながります。

投稿内容が複数ジャンルにまたがる場合でも、諦める必要はありません。2026年6月8日から、プロフィールグリッドの投稿を長押しして自由に並べ替えられる「グリッドの並べ替え」機能が広く提供されています。たとえば左列を施工事例、中央列をお役立ち情報、右列をルームツアーと3列に整理すれば、訪問者は「この3パターンを発信しているアカウントなんだな」と一目で理解できます。なお、ピン留めした投稿は引き続き最上部に固定されます。プロフィールを「フォローを決める審査の場」と捉え、見た瞬間に価値が伝わる状態に整えましょう。

プロフィール文とハイライトに「ストーリーズを見る理由」を書いておく

プロフィールを訪れた人にフォローを決めてもらう最後のひと押しが、プロフィールの説明文とストーリーズハイライトです。ここで最も重要なのは、説明文の中に「ストーリーズを見る理由」を明記しておくことです。

ストーリーズには、フィードやリールにはない価値を持たせます。具体的には次の4つです。1つ目は、ここでしか紹介しない現場の裏側。2つ目は、フィード掲載より早く公開する先行公開。3つ目は、先に見られるという限定感。4つ目は、投票や質問で会話できる参加型の体験です。これらがストーリーズで配信されているからこそ、「見たい・参加したい方はフォローしてください」と説明文に書く意味が生まれます。

たとえば工務店なら、説明文に「ストーリーズでは建築中の現場速報、未公開の施工写真の先行公開、家づくりクイズや相談室を毎日配信中。見逃したくない方はフォローを」といった一文を入れておきます。訪問者にとって、フォローするとどんな得があるのかが具体的にイメージできる状態をつくるわけです。

次に、ストーリーズのアーカイブをハイライトとして残しておきましょう。24時間で消えてしまうストーリーズも、ハイライトにまとめればプロフィール上に「こういう発信をしています」という見本として並び続けます。

この記事で紹介するように、月曜日から日曜日まで7パターンの企画を回す場合は、ハイライトも7つ用意するのがおすすめです。「月:現場速報」「火:家づくりの裏側」のように曜日と内容がセットで分かる名前にしておくと、訪問者は自分が興味のある曜日だけをまとめて見られます。ハイライトのカバー画像も曜日ごとに色やアイコンを統一すると、プロフィール全体の印象が整います。

なお、2026年6月に日本を含む各国で提供が始まった有料プラン「Instagram Plus」では、フォロワーのフィードに表示せずにプロフィールやハイライトへ直接投稿できる機能が案内されています。ただし提供対象外のアカウントもあるため、ビジネスで使う場合は自社アカウントで利用可否を確認してから検討しましょう。

【月曜〜水曜】現場のリアルと参加体験で「続きが見たい」をつくる

月曜日は現場速報、火曜日は家づくりの裏側で見えない価値を伝える

ここからは、工務店・住宅会社を例に、曜日ごとのストーリーズ企画を具体的に解説します。目指すのは、家づくりを考えている人に「このアカウントを見続けたい」と思ってもらうことです。完成写真だけでは伝わらない、家づくりの途中、人柄、疑問への答えをストーリーズで届けていきます。

月曜日のテーマは「現場速報で『続きを見たい』をつくる」です。完成前の変化を、毎週同じ曜日に届けます。たとえば「今週の家づくり速報です。今日は壁の施工をしています」と現場写真を上げます。フィードに載せる施工事例は完成版の映える写真が中心なので、工事中の様子は載せにくいものです。だからこそ、生々しい現場のリアルはストーリーズの出番です。

「今週はキッチンが入る予定です。設置後の様子もまたストーリーズで上げますね」と次回を予告しておけば、翌週もタップしてもらう理由が生まれます。撮影素材は建築中の外観、室内の様子、今週変わる部分などです。毎回同じ位置から撮影すると先週との違いが分かりやすく、「今日ここまでできました」と少しずつ理想の暮らしに近づいていく過程が伝わります。

火曜日のテーマは「家づくりの裏側で、見えない価値を伝える」です。完成すると隠れてしまう部分こそ、住まい選びの判断材料になります。たとえば外壁材・断熱材・内装材の構造を見せながら「ここに断熱材がこう入るんですよ」と説明します。

大切なのは、専門用語で終わらせず、暮らしにどう役立つかまで伝えることです。「外の暑さや寒さの影響を抑えるための大切な部分です」と一言添えるだけで、見る人にとっての意味が変わります。最後に「次回は施工で気をつけているポイントを紹介します」と続きを示しておきましょう。

素材は、スタッフが説明する短い動画、断熱材の近接写真、壁の内部などが適しています。見えない施工にも手を抜かない姿勢を見せることで、「この会社なら任せられそう」という信頼が育ちます。

水曜日はクイズスタンプで「見る人」を「参加者」に変える

水曜日のテーマは「家づくりクイズで、見る人を参加者に」です。答えやすい2択クイズから、住まいへの関心を育てていきます。

ストーリーズには、質問と最大4つの選択肢を設定し、閲覧者に1つを選んでもらえる「クイズ」スタンプがあります。まずは「クイズで気軽に参加してください。住まいのことをもっと身近に楽しく知りましょう」と呼びかけ、たとえば「洗濯の移動を減らしやすいのはどっち? A:洗う・干す・しまう場所が離れている、B:洗う・干す・しまう場所が近い」と出題します。

もっとも、この例は正解がBだとすぐ分かってしまうので、実際の運用ではもう少し考えさせる問題に工夫すると盛り上がります。「窓の大きさと冷暖房効率」「玄関収納の奥行き」など、意外性のあるテーマを選ぶと、正解発表まで見届けてもらいやすくなります。

翌日または次のストーリーズで正解を発表する際は、「この条件ならBです。移動距離が短いと、洗濯動線をまとめやすくなります」と理由まで解説しましょう。正解発表だけで終わらせず、「生活習慣や間取りによって最適解は変わります」と添えると、押し付けにならず誠実な印象を与えます。

さらに一歩踏み込んで、「あなたが減らしたい家事の手間は何ですか? 洗濯、料理、掃除のどれでしょう。ぜひ教えてください」と投げかけ、「多かった回答について次回解説します」と予告します。これで閲覧者は一度きりの回答者ではなく、次回の内容を一緒につくる参加者になります。

参加型の企画は、個別コミュニケーションの入り口にもなります。ストーリーズに返信メッセージが送られるとDMに届くため、そこから会話を始められます。また、クイズやアンケートの回答結果は閲覧者リストから確認でき、回答してくれた人にDMでお礼や補足を送ることも可能です。気軽な参加をきっかけに「役立つアカウント」と感じてもらい、フォロー継続と相談につなげていきましょう。

【木曜〜日曜】人柄・特別感・相談・予告でフォローの理由を積み上げる

木曜日はスタッフの本音、金曜日は未公開写真の先行公開

木曜日のテーマは「スタッフの本音で、人柄を伝える」です。「どんな会社なんだろう」という関心を、「この人に相談したい」という気持ちへつなげます。

スタッフインタビューとして「私の本音をお話しします」と題し、営業担当、設計士、現場の職人さんなど、さまざまなスタッフに登場してもらいます。質問は、今建てている家のことではなく「自分が家を建てるなら、絶対に欲しいものは何ですか?」と、本人に置き換えて聞くのがポイントです。

たとえば「私ならランドリールームが欲しいです。天気を気にせず干せる場所があると助かるからです」と答えてもらい、「あなたなら何が欲しいですか? 質問スタンプで教えてください」と参加を促します。良い点だけでなく「広さや換気の計画も必要です」と条件を添えると、誠実さが伝わります。

編集のコツは、1本につき1テーマに絞ることです。また、音を出さずにストーリーズを見る人も多いため、字幕やテロップをしっかり入れて、無音でも内容が理解できるようにしましょう。スタッフの短い動画と設備のイメージ写真を組み合わせ、価値観や暮らしへの視点を伝えることで、相談までの心理的な距離が縮まります。

金曜日のテーマは「未公開写真を先に見せて、特別感をつくる」です。フォローしていると新しい施工事例にいち早く出会える、という体験を提供します。「まだフィードに載せていない施工写真を、ひと足先に特別に公開します」と先行予告し、光が入るリビングやキッチン収納の配置などを見せます。

ここでアンケートスタンプを使い、「もっと見たいのはどっち? リビング or キッチン」と投票してもらいましょう。票が多かった方を、後日リールでしっかり時間をかけて紹介すれば、ストーリーズとリールが自然に連動します。同じ家の写真を2〜3枚用意し、写真ごとに見どころを1つずつ添えるのがコツです。「先行公開」「ストーリーズ限定」と明記し、先に知る楽しさと、自分の好みを伝えられる体験をつくりましょう。

土曜日は家づくり相談室、日曜日は来週予告で翌週につなげる

土曜日のテーマは「家づくり相談室で、不安を言葉にしてもらう」です。売り込む前に、まず家づくりを考えている人の話を聞く姿勢を見せます。

最初に質問スタンプで「家づくりで気になること、ありませんか? どんな小さなことでも大歓迎です」と募集します。このとき「土地探し、予算、収納、間取り、住宅性能など、小さな疑問も歓迎です」と具体例を挙げるのが重要です。例がないと、見る側は何を質問していいか分からず、手が止まってしまいます。

集まった質問は、名前を出さずに「こんな質問をいただきました」と紹介し、「翌日以降のストーリーズでお答えします。個別の条件が必要なご相談はDMでどうぞ」と案内します。質問スタンプの回答は、投稿者側には回答者のユーザー名が表示される仕組みで、匿名ではありません。回答をシェアする際は必ず名前が映らないように配慮し、プライバシーへの気遣いを見せることが信頼につながります。

また、「土曜日は相談室の日」という認知をつくるために、投稿時間もできるだけ固定しましょう。「土曜日の朝にはこれが見られる」と習慣化してもらえれば、プロフィール写真をタップしてもらえる確率が上がります。

日曜日のテーマは「来週の予告で、次も見る理由を残す」です。週末は「今日の見学会に来てください」といった告知で終わらせがちですが、日曜日を1週間の終点にしてはいけません。翌週への期待につなげる日と位置づけます。

具体的には「来週はこんな内容をお届けします」と、月曜日の現場速報で見られる工程、水曜日のクイズのテーマ、金曜日に先行公開する物件など、見どころを少しだけチラ見せします。そして「続きが気になる方は、ぜひフォローしてくださいね」と誘導します。見学会などのイベントがある場合は、カウントダウンスタンプを添えて開催日を意識してもらうのも効果的です。

こうして日曜日に次の1週間の予告を置くことで、ストーリーズは単発の投稿ではなく「毎週続く連載」になります。連載の続きを見るためにフォローする、という理由がここで完成します。

1週間のストーリーズ運用を継続し、成果につなげるポイント

「限定・参加・予告」の3原則と、他業種への応用方法

ここまで紹介した1週間分の企画を振り返ると、フォローする理由を毎週の体験でつくるための3つの原則に整理できます。

1つ目は「限定・先行」です。現場速報や未公開写真の先行公開のように、「ここでしか知れない情報がある」と感じてもらうことです。2つ目は「参加・対話」です。クイズ、アンケート、質問スタンプを使い、投票や質問で気軽に関われる場をつくります。3つ目は「継続・予告」です。毎日違う内容があり、次も見たくなるワクワク感を残します。

この3原則を満たすように、現場速報、家づくりの裏側、クイズ、スタッフの本音、写真の先行公開、相談室、来週予告という7つの発信を曜日に割り当てるのが、今回の運用事例の骨格です。予定を立てて戦略的に運用することで、完成した家という結果だけでなく、その過程、つまりストーリーと人柄を伝えられます。これこそがストーリーズという機能の本来の目的と言えるでしょう。

この型は工務店以外の業種にもそのまま応用できます。たとえば飲食店なら、月曜日は仕込みの様子、火曜日は食材や産地のこだわり、水曜日は「どっちの味が好き?」クイズ、木曜日はスタッフのまかない自慢、金曜日は新メニューの先行公開、土曜日はリクエスト募集、日曜日は来週の限定メニュー予告、という組み立てができます。

美容室なら、施術工程の速報、薬剤や技術の裏側、ヘアケアクイズ、スタイリストの本音、新作スタイルの先行公開、髪のお悩み相談、来週の空き状況の予告と置き換えられます。士業やコンサルタントであれば、案件の進め方の裏側や法改正クイズ、無料相談室といった形で展開できます。

大切なのは、自社の商売の中で「完成品だけでは伝わらない価値」は何かを洗い出し、それを曜日ごとの連載に分解することです。最初から7日分をすべて完璧にこなす必要はありません。まずは月曜・水曜・日曜の3日から始め、慣れてきたら曜日を増やすのも現実的な進め方です。

生成AIとInstagramの最新機能で運用負荷を下げ、改善を回す

「毎日ストーリーズを企画して投稿するのは大変そう」と感じた方も多いでしょう。そこで積極的に活用したいのが生成AIです。ChatGPT、Gemini、Claudeなどの生成AIを使えば、ストーリーズ運用のかなりの部分を効率化できます。

たとえば、1週間分の企画カレンダーの作成、スタッフインタビューの質問案、クイズの問題と解説文、先行公開で添える見どころコメント、動画に入れる字幕の台本などは、AIに下書きを任せられる代表例です。「工務店のInstagramストーリーズで、水曜日に出す家づくりクイズを5問。2択で、正解の理由と、生活スタイルによって答えが変わる注意点も添えて」のように、曜日のテーマと条件を具体的に伝えるのがコツです。

さらに、断熱材の構造を説明する図解のたたき台を作ったり、同じ位置から撮る現場速報の構図案を考えてもらったりすることもできます。ただし、生成AIの出力には誤りが含まれる可能性があるため、住宅性能や法規に関わる説明は、必ず社内の専門スタッフが確認してから公開しましょう。

Instagram側の最新機能もあわせて押さえておきましょう。2026年6月に提供が始まった有料プラン「Instagram Plus」(日本では月額319円、iOS)では、ストーリーズの表示期間を通常の24時間から48時間に延ばす機能や、ストーリーズが再視聴された回数を確認できるインサイトなどが用意されています。週末に告知を長く見せたい場合や、どの企画が繰り返し見られているかを知りたい場合に役立ちますが、提供対象外のアカウントもあるため、事前に利用可否を確認してください。

最後に、運用は「やりっぱなし」にしないことが重要です。ストーリーズのインサイトで、曜日ごとの閲覧数、途中離脱の多さ、返信やスタンプの反応数、プロフィールへのアクセスやフォロー数を毎週振り返りましょう。反応の良い曜日の企画は深掘りし、反応の薄い企画は切り口を変えます。この小さな改善を積み重ねることが、ユーザー数が頭打ちの時代にフォロワーを着実に増やす一番の近道です。


ファクトチェック・補足修正一覧

#元原稿(配信内容)の記述確認結果記事での扱い
1Instagramの国内ユーザー数は8,200万人Metaの公式発表で確認できる最新値は「国内月間アクティブアカウント数6,600万以上(2023年11月時点)」。8,200万人という公式発表は確認できず公式値の6,600万以上に修正
2YouTubeの国内ユーザー数は約9,000万人公式に確認できる数値は「国内MAU 7,370万人(18歳以上、2024年5月時点、Think with Google)」。18歳未満は含まれないため実数はより多い可能性あり本文ではYouTubeの具体数値を使わず、成熟市場の説明はLINE・Instagramの公式値で構成
3LINEは1億人規模2026年1月29日、LINEヤフーが国内月間利用者数1億突破を発表。正確そのまま採用
4日本の総人口は約1億2,000万人概数として妥当「約1億2千万人台」と表記
5ストーリーズにコメントやアンケート回答があるとDMにメッセージが届く返信メッセージはDMに届くが、クイズ・アンケートの回答結果は閲覧者リスト側で確認する仕組み。すべての回答がDMに届くわけではない「返信はDMに届く」「回答結果は閲覧者リストで確認しDMでフォロー可能」と書き分け
6質問スタンプで集まった質問は名前を出さずに紹介質問スタンプの回答は投稿者に回答者のユーザー名が表示され、匿名ではない名前が映らないよう配慮が必要である理由として補足
7グリッドの並び替えで3列に綺麗に整理2026年6月8日からiPhone・Androidで広く提供開始。ピン留め投稿は上部に固定のまま提供時期とピン留めの仕様を補足
8水曜日の2択クイズクイズスタンプは最大4択まで設定可能2択から始め、4択まで拡張できる旨を補足
9(元原稿になし)2026年6月「Instagram Plus」提供開始(日本・月額319円/iOS、ストーリーズ48時間表示など)。対象外アカウントあり最新情報として追加し、利用可否の確認を注記
10(元原稿になし)総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月26日公表)でInstagram利用率は20代82.6%、30代76.6%、10代69.3%市場成熟の裏付けとして追加

参考情報・出典

情報出典
Instagram国内MAA 3,300万(2019年)Meta Newsroom「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」 https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
Instagram国内MAA 6,600万以上(2023年11月)コムニコ「日本国内・国外人気SNSユーザー数ランキング」 https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users
LINE国内MAU1億、YouTube 7,370万人、総務省調査の利用率、カルーセルのスライド別キャプションアディッシュプラス「2026年-主要SNSの国内ユーザー数と特徴」 https://www.sns.adishplus.co.jp/blog/sns-management/snsactiveusers_2026/
Instagram Plusの機能・提供開始Meta「新たなサブスクリプション『Instagram Plus』の提供を開始」 https://about.fb.com/ja/news/2026/06/introducing-instagram-plus/
Instagram Plusの料金(月額319円/iOS)Impress Watch https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2114780.html
グリッド並べ替え機能の提供開始(2026年6月8日)Pulse 2.0 https://pulse2.com/instagram-finally-rolls-out-long-awaited-grid-reordering-feature/ / MobileSyrup https://mobilesyrup.com/2026/06/09/instagram-reorder-posts-grid/
クイズスタンプ(最大4択)アプリオ https://appllio.com/instagram-story-quiz-stamp
質問スタンプの回答は匿名ではないアプリオ https://appllio.com/instagram-story-question-reply-cancel
フィード・ストーリーズのランキングの考え方TechnoEdge https://www.techno-edge.net/article/2023/06/02/1379.html
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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。