ネットビジネス・アナリスト2025年12月ブログ・スライド104枚

順調に増えています。殆どが
外国のクリエイターさんです。
イーンスパイアの横田です。
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何が刺さっているんだろうか
映像か?音楽か?歌詞か?
フォローまだの方はコチラ↓
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毎日2曲を作っていますが
本日も季節にあっています。
年の瀬までに / Milia
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今年のうちに
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さて、本題です。
お陰様でセミナー三昧の12月でして
コンテンツ販売も充実してきました。
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教材数も146テーマになりました。
2008年9月1日より1日も欠かさずに
ブログを書き続けて丸17年4ヶ月です!
閏年が2012、2016、2020、2024年で
365記事×17年+4記事+30+30記事+
+30記事+30日で6329記事です。
ネットビジネス・アナリスト2025年12月ブログ・スライド104枚
Googleマップ×Gemini「この場所についてマップに質問する」機能搭載
→ ユーザーインターフェイス(UI)が根本から変わる時代へ
App Directoryで一括管理可能に
ブラウザ自動操作で世の中が変わる革命的機能
Thinkingモードで生成が必須!品質が大幅向上
実写写真対応&ボイスクローン交渉中
ショート動画生成も可能に!
AI精度向上でビジネス影響大
4つのAI検索で引用元ドメインが全く違う!
→ どのサイトが評価されるか分析結果を公開
ロジックで解説!生成AIが仕事を変える過程を体系化
「仕事は減らず増えて生産性が上がるだけ」
- ニコニコ動画再開 – ショート動画で新規獲得チャンス
- 音声技術の進化 – リアルタイム音声合成・ボイスクローン
- AIブラウザの普及 – Claude in Chrome・Atlas で自動操作
- Meta AI の浸透 – SNSプラットフォーム内AI活用
- 検索UIの変革 – 「聞く」インターフェースの標準化
AIで生成したスライドをスライド共有SNSで公開中
NotebookLM Nano-Banana Proでクオリティ大幅向上!
2025年12月30日のネットビジネスライブ配信で、17年4ヶ月毎日ブログを更新し続けている筆者が、12月に投稿した記事のアクセスランキングを紹介。XのCreator Studio、ニコニコ動画のショート機能、NotebookLMのインフォグラフィック、ChatGPTアプリ連携、GoogleマップへのAI搭載、NoLangによるアバター動画生成、Meta AI、Claude in Chrome、AI検索エンジンなど、生成AIとプラットフォームの進化に関する話題が中心。来年はリアルタイム音声合成や新しい動画展開にも期待を寄せている。
- はじめに
- 17年4ヶ月のブログ継続と12月振り返り企画について
- 注目度No.1!XのCreator StudioからNotebookLMまで最新ツール活用法
- 検索の未来が変わる!Yahoo・Google・ChatGPTが示すUI革命
- 2026年に向けて押さえておきたいAI・音声・動画の最新トレンド
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
2025年もいよいよ残りわずかとなりました。皆さんは今年一年、どのような情報収集をされてきたでしょうか。ネットビジネスやAI技術の世界では、この1年間で本当に多くの変化がありました。特に12月は、来年に向けた新しいサービスの発表や、既存サービスの大幅アップデートが相次ぎ、情報のキャッチアップに追われた方も多いのではないでしょうか。
そんな慌ただしい年の瀬ですが、だからこそ一度立ち止まって、今月どのような情報が注目を集めたのかを振り返ることは非常に大切です。本記事では、17年以上ブログを毎日更新し続けてきた筆者が、2025年12月に投稿した記事の中から、特に読者の皆さんの反応が良かったものをランキング形式でお届けします。
年末年始のお休み期間に、ぜひゆっくりと気になる記事をチェックしていただき、2026年のスタートダッシュに備えていただければ幸いです。それでは早速、見ていきましょう。
17年4ヶ月のブログ継続と12月振り返り企画について
ブログ継続17年4ヶ月、6329記事目という節目
今日は2025年12月30日火曜日となりました。いよいよあと1日で今年が終わってしまいますね。そこで今回は恒例企画として、今月に投稿しましたブログの中で反応が良かったものを紹介していきたいと思います。
通常であれば月末の最終日に振り返りを行うのですが、12月だけは1日早くお届けしております。というのも、明日は1年間を振り返る日となっているため、1日早く12月分を振り返っていくことにしました。
ここでお伝えしておきたいことがあります。おかげさまで、1日も欠かさずブログを書き続けて丸17年と4ヶ月が経ちました。明日で6329記事目、その翌日が6330記事目ということになります。すごい数になってきましたね。そんな長年の蓄積の中から、今回は12月分を振り返っていきたいと思います。
ランキングの見方とブログアクセスの傾向
では早速ですが、ブログのアクセスを元にしたランキングで見ていきたいと思います。順番に紹介していきますので、気になる記事があればぜひ実際にアクセスして詳細を確認してみてください。
注目度No.1!XのCreator StudioからNotebookLMまで最新ツール活用法
第1位:XのCreator Studioツールでインスピレーション使い方、生成AI活用
まず第1位に輝いたのがこちらです。「XのCreator Studioツールでインスピレーション使い方、生成AI活用」ということで紹介しました。
これは結構知られていないんですが、かなり神機能なんですよね。Xの中で自分の投稿を分析するという機能は今でもあったわけなんですが、この世の中でXでどういう投稿がバズっているのか、バズってるのは「いいね」が多いのか、リプライが多いのか、リポストがいいのかといったランキングが発表されています。
さらには動画の再生回数のランキングも発表されているんですね。では、そのデータを元に生成AIを活用してどうすればいいのか。人の投稿がどうなっているかを分析した後は、それを自分のビジネスに活かすにはどうしたらいいかということをAIに聞きましょう、ということについて解説している記事になります。これはおすすめですので、ぜひ見ておきましょう。
第2位:ニコニコ動画ショート動画機能が2026年春リリース予定
第2位はこちらです。「ニコニコ動画ショート動画機能が2026年春リリース予定」ということで、随時追記と書きましたが、ニコニコ動画がいよいよ動き出しますね。
私も2026年から再開することにしています。というのは、ショート動画が始まると新しく見つけてもらえるチャンスが増えるからです。ここでちょっと今考えているのは、音楽チャンネルと、そしていわゆる動画チャンネルですね。今のような解説動画チャンネルを分けて運用しようと思っています。
ニコニコ動画だと音楽、特にボーカロイドを始めとする音楽ってニコニコ動画が強いので、そういう意味ではここを生かしていこうかなと思っています。春ぐらいということなので、一応4月の終わりのニコニコ超会議に間に合わせてくるんじゃないかなと私は読みをしています。2025年早ければ4月、遅くとも5月ぐらいから始めようかなと思っています。
YouTubeチャンネルも実は今後見直しをしていくことになるんですけど、その辺も含めてまた追って紹介したいと思います。これは大事な記事ですね。また、ニコニコ動画に関するニュースなどはここに随時追記していこうと思います。そして1ヶ月に1回お届けしています今月のSNSニュースに関するまとめの中にもニコニコ動画を追加していくことになると思いますので、よろしくお願いします。
第3位:NotebookLMインフォグラフィック、スライド資料で10コマ漫画
次にこちらですね。「NotebookLMインフォグラフィック、スライド資料で10コマ漫画」。これは今年の今月のニュースになりますが、これでかなり革命が起きていますよね。
私のブログもおかげさまでこれでより充実して、いろんなコンテンツの見せ方ができるようになったんですけど、また来年さらにもう1つ増えますので、一部ちょっとだけチラ見せしていますが、面白いですね。インフォグラフィックとスライド資料に合わせて、さらに表形式も出せるようになりました。
そして10コマ漫画を作る。これが私が考えたことなんですが、かなり使えると思います。さらにそれをまた運用してショート動画にしたりすることもできるのでおすすめですね。もちろんInstagramのカルーセル投稿もできますからね。これはかなり必読の記事になっていますので、ぜひお読みいただければと思います。
第4位:ChatGPTアプリ、Apps in ChatGPT連携をApp Directory公開
続いて「ChatGPTアプリ、Apps in ChatGPT連携をApp Directory公開」ということで、ChatGPTのアプリというものについてちょいちょいお話ししてきているんですが、新しいものをまとめて紹介しています。
特にイラストレーター、そしてAdobeのExpress、さらにはAcrobat、Canvaなど非常に使いやすくなっていますので、ぜひ見ておきましょうということなんです。
検索の未来が変わる!Yahoo・Google・ChatGPTが示すUI革命
GoogleマップのGemini搭載「この場所についてマップに質問する」
「GoogleマップのGemini搭載『この場所についてマップに質問する』」。これは結構大事な機能でして、徐々に実装してきているんですが、これが出てくると、いわゆるインターフェイス、いわゆるUIと呼ばれるユーザーインターフェイスというものが変わってくると思うんですよね。
これはかなり大事なので、この辺について今月は結構いろんな切り口で紹介したんですが、その1つとしてこれは大事な内容なので見ておきましょう。
Yahoo!「選ぶ」Google「探す」ChatGPT「聞く」対応したUIのホームページへ
続いて同じくこれですね。「Yahoo!『選ぶ』Google『探す』ChatGPT『聞く』対応したUIのホームページへ」ということで、まさにこれなんですよね。
つまり、今までのようなパンフレットのホームページから検索できるホームページに変えて、そしてAIに聞けるというホームページに変えていかなきゃいけないということになります。この考え方は、これからのウェブサイト設計において非常に重要なポイントになってきます。
スマホアプリGoogleマップ検索で「写真から探す」をテスト開始
「スマホアプリGoogleマップ検索で『写真から探す』をテスト開始」。これもスクープでお伝えしたんですが、この写真から探す機能の精度がまだまだ低いんですけど、いろんなビジネスにおいてこれは影響を与えてくると思いますね。
いわゆるInstagramの画像検索ですね。その画像検索に代わるものということで、Googleが対抗して出してきたということになります。まだまだちょっとAIの精度が低いんですが、これが高くなってくると可能性あると思いますね。
AI検索エンジン4つで違う日本国内の引用元ドメイン10件とは
「AI検索エンジン4つで違う日本国内の引用元ドメイン10件とは」ということで、いわゆるAI検索と言われるようになったことによって、どのようなブログ、どのようなサイトが評価されるかということを分析した結果があって、これはかなり面白いので見ておきましょう。
ChatGPTの社内知識による生成AI検索
「ChatGPTの社内知識による生成AI検索」。これもよく私が話をしていることなんですが、もうググる時代というのがなんでダメかという話で、このAI検索がなんで必要かということを具体例を説明しているものになっていますので、ぜひ見ておきましょうということですね。
商品検索における2025年、いつもさんのデータ分析
「商品検索における2025年、いつもさん」ということで、いつもさんのこのデータがかなり面白かったんですよ。詳しく説明しているので見ておきましょう。これはさっきも何回も言っていますけど、12月このトピックが多いですよね。これはすごく大事です。
2026年に向けて押さえておきたいAI・音声・動画の最新トレンド
動画生成AIのNoLang、キャラ作成で自分のアバターで動画解説
「動画生成AIのNoLang、キャラ作成で自分のアバターで動画解説」ということで、現時点では私はアニメキャラクターで解説する動画を今上げ始めているんですけど、ちょっともう1歩声が似ているといいなと思うんだけど、もう1歩なんですが、ただこれを実写写真、リアル写真でできるようになっているんですね。
今ちょっとNoLangさんと交渉中なんですが、来年早々にはこの新しい動画もまた始まると思いますので、ぜひ楽しみにしておいていただければと思います。
情報リテラシー論第12回目、ラジオと音声技術の未来性
「情報リテラシー論第12回目、ラジオと音声技術の未来性、2025年長岡造形大学」ということで、音声というものが来年かなりまた進化すると思います。今年はあんまり音声が注目されなかったんですね。いわゆるアドバンスボイスモードとかというのは話題になったんですけど、来年はテキスト合成どころかリアルタイム音声合成というものが色々出てくると思います。
それを我々が使えるようになってくるんじゃないかなと思っています。だからこそ、さっき私が話したようなボイスクローンというものが自分の声でできるだけではなくて、これがリアルタイムにできるようになるというものが出てくると思うので期待したいところです。
FacebookやInstagramでLlama 4のMeta AIが日本で利用開始
「FacebookやInstagramでLlama 4のMeta AIが日本で利用開始」ということで、これはスクープでお伝えしましたが、Meta AIはあんまり流行っていないんだけど、やっぱりプラットフォーム側に入るって結構大きくて、これから普及が期待されています。さらにショート動画もできるようになったので、ぜひ皆さんも使ってみましょうということですね。
生成AIで業務改善して仕事は減らずに増えて生産性が上がるだけ
「生成AIで業務改善して仕事は減らずに増えて生産性が上がるだけ」。これは私がよく講演で話している内容なんですが、スライドがなかったのでスライドのためにこの動画を撮りました。これは結構大事な話です。詳しく見ておいていただければと思います。
身体・頭脳×定型・非定型マトリックス、生成AI第4から第6次産業革命
「身体・頭脳×定型・非定型マトリックス、生成AI第4から第6次産業革命」。日本語が変なんですけど、言いたいことは全部ここに詰めました。これについて、こういうの私は大好きなんですよね。詳しく解説しているので見ておきましょう。これから第5次産業革命がやってきて、さらに第6次産業革命がやってくるという話をロジックで説明しているので、ぜひ見ておいていきましょう。
AIブラウザ操作のChrome拡張機能「Claude in Chrome」の使い方
「AIブラウザ操作のChrome拡張機能『Claude in Chrome』の使い方」ということで、これで革命が来ていますよね。世の中が変わるというのがよく分かると思うんですけど、この辺についても詳しく説明しているんですが、あまりまだ説明できていないのでまた続報でお伝えしたいなと思っているんですが、ちょっと多すぎて今話しきれないですね。
OpenAIのChatGPT搭載AIブラウザ「Atlas」エージェント使い方
「OpenAIのChatGPT搭載AIブラウザ『Atlas』エージェント使い方」ということで、これはさっきのClaude in Chromeに続きまして、Atlasについてです。やっぱり恐ろしいことが起きているなということがよく分かるので、これも見ておいて欲しいなと思います。
情報リテラシー論13、画像認識と生成技術で革新
「情報リテラシー論13、画像認識と生成技術で革新」ということで、2025年12月の話ですね。これも大事です。見ておきましょう。
ChatGPT画像生成モデルGPT-Image 1.5はThinkingモード推奨
「ChatGPT画像生成モデルGPT-Image 1.5はThinkingモード推奨」ということで、これはChatGPTに限らずGoogleのGeminiで画像生成する場合も必ず思考モードにして生成する。これは忘れないでおきましょうね。これだけでどのくらい違うかということを検証している動画になっていますので、ぜひご覧ください。
ネットビジネス研究会ゼロエン会員Discord 2025年11月分
「ネットビジネス研究会ゼロエン会員Discord 2025年11月分」ということで、こういう結構まとめなんですけど、これは皆さんの時短になるので、Discordを毎回見ていくと時間がかかるのでこれをまとめて紹介しています。ぜひこういうまとめ記事の時も見て欲しいなと思います。
SunoP横田秀珠、音楽生成AI「Suno」755曲/941曲、2025年11月分
「SunoP横田秀珠、音楽生成AI『Suno』755曲/941曲、2025年11月分」ということで、音楽を私は上げているんですが、音楽を聴いてくれない人が多いんですけど、音楽の中で私はマーケティングとかAIについて解説しているんですね。これが普通の動画にはない内容を解説しているので、音楽を通して皆さん、この回だけでもいいと嬉しいなと思うんですね。いい曲があったらぜひフルで聞くと勉強になります。世の中の知識についても全部音楽にして解説しているので見ておいてください。
情報リテラシー論11回目、苦戦する紙媒体と電子書籍
「情報リテラシー論11回目、苦戦する紙媒体と電子書籍」ということで、これも大事なテーマです。
2025年12月から変わること・終わること・始まること
これも恒例企画なんですけど、見ておいてくださいね。毎月このような形で、その月から変わることをまとめていますので、情報収集に役立てていただければと思います。
人工知能・AIに関するニュース2025年12月分
「人工知能・AIに関するニュース2025年12月分」ということで、12月は1年間を振り返っていました。結構いろんなことが分かると思うので、ぜひ振り返っておきましょう。
情報リテラシー論、ショート動画とライブ配信2025年長岡造形大学
「情報リテラシー論、ショート動画とライブ配信2025年長岡造形大学」ということで、大学のまとめですね。
どこよりも詳しい56データ集計の2025年シングル曲ランキング
「どこよりも詳しい56データ集計の2025年シングル曲ランキング」。これは昨日の動画なんですけど、音楽に興味がない人も今の音楽から分かることというので、ビジネスにも実は当てはまるんですよね。この視点を持って欲しいなと思います。
2025年セミナー講演・研修、今年のまとめ
「2025年セミナー講演・研修、今年のまとめ」ということで、これは一昨日の記事ですけど、見ておきましょう。そして12月なんですけど、11月分のまとめが間に合わなかったので、12月1日にお届けしました。
今月投稿したスライド100枚の振り返り
では今月に投稿しましたスライドですね。100枚作って動画をあげましたが、これを振り返っていきましょう。今回AIによってたくさんこのようなスライドが作れるようになったので、枚数がどんどん増えているんですよね。
これからもこうなっていくと、どんどんどんどんスライドの枚数が増えていくことが予測されるんですけど、今月100枚になっています。これはもうちょっと増えるかもしれませんね。実はもちろんここに上げていないスライドというのをAIで生成したものも毎回10枚ぐらいできているので、これは今Docswell(ドクセル)というスライドを共有できるSNSに上げているので、またそちらの方も見ていくと勉強になると思っています。
ちょっとDocswellについてまた追って紹介したいと思っているんですが、かなり面白いことも分かってきたので、来年のネットビジネス研究会の1月の時にまた話をしたいなと思っています。いやスライドのクオリティが上がりましたよね。
こういうスライドは私がいつも作っているスライドですけど、途中に絵が入ったりとか、これはNotebookLMのNano-Banana Proで作っていますからね。これによってかなり変わってきましたよね。便利な時代が来たなと思っても、こういうのが増えたじゃないですか。ということですね。もちろんこのような今までいろんな人のデータなんかも参考にさせていただいているんですけど、こういうやつ、これは明らかにこんなの書けないですからね。これは便利になりましたね。
スライドの活用方法について
スライドもぜひ皆さん、なかなか今動画でもライブ配信ではスライドを使って説明していないので、後から見たいという方は今日みたいな回で見るか、もしくはショート動画の中ではスライドを使って解説しているので、1分ですが見てもらえると嬉しいなと思っています。
おわりに
以上が2025年12月のブログ人気記事ランキングとなりました。今月も結構濃い内容で色々お届けしたと思います。
振り返ってみると、12月は特に「検索とAI」に関するトピックが非常に多かったことが分かります。Yahoo!の「選ぶ」、Googleの「探す」、ChatGPTの「聞く」という3つのUIの変化は、これからのウェブサイト設計やコンテンツ制作において、私たちが意識しなければならない重要なポイントです。また、NotebookLMのインフォグラフィック機能やスライド資料作成機能は、コンテンツクリエイターにとって革命的なツールとなっています。
来年2026年に向けては、ニコニコ動画のショート動画機能、リアルタイム音声合成技術、そしてAIブラウザエージェントなど、さらに多くの変化が予想されます。これらの技術をいかに自分のビジネスに取り入れていくかが、来年の成功の鍵となるでしょう。
明日は年間のまとめということでお伝えしたいと思いますので、よろしくお願いします。来年も引き続き、皆さんのお役に立てる情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
よくある質問(Q&A)
Q1. ブログを17年以上毎日更新し続けるコツは何ですか?
A1. 最も大切なのは「習慣化」です。毎日同じ時間にブログを書くというルーティンを作ることで、書くことが特別なことではなく日常の一部になります。また、日々の情報収集を欠かさず行い、常にネタのストックを持っておくことも重要です。無理をしすぎず、自分のペースで継続できる量を見極めることが長続きの秘訣です。
Q2. NotebookLMのインフォグラフィック機能はどのように活用できますか?
A2. NotebookLMのインフォグラフィック機能は、テキスト情報を視覚的に分かりやすい図解に変換できる機能です。ブログ記事の要点をまとめたり、SNS用のカルーセル投稿を作成したり、10コマ漫画形式でストーリーを伝えたりすることができます。これをショート動画に展開することも可能なので、1つのコンテンツを複数のプラットフォームで活用する際に非常に便利です。
Q3. 2026年に注目すべきAI技術のトレンドは何ですか?
A3. 2026年は特に「リアルタイム音声合成技術」と「AIブラウザエージェント」に注目です。ボイスクローン技術がリアルタイムで使えるようになることで、動画制作やコミュニケーションの形が大きく変わる可能性があります。また、Claude in ChromeやAtlasのようなAIブラウザエージェントは、ウェブ操作の自動化を実現し、業務効率化に革命をもたらすでしょう。
Q4. ニコニコ動画のショート動画機能はいつから始まりますか?
A4. ニコニコ動画のショート動画機能は2026年春にリリース予定とされています。具体的には、4月末のニコニコ超会議に合わせてリリースされる可能性が高いと予測しています。特にボーカロイドを始めとする音楽コンテンツはニコニコ動画が強みを持っているため、音楽クリエイターにとっては新しい視聴者を獲得するチャンスとなるでしょう。
Q5. AI検索時代に評価されるブログ・サイトの特徴は何ですか?
A5. AI検索時代には、「信頼性の高い一次情報を提供しているサイト」が評価される傾向にあります。単なる情報のまとめではなく、独自の分析や見解、実体験に基づいたコンテンツが重要です。また、構造化されたデータ、明確な見出し、FAQの設置など、AIが情報を理解しやすい形式で提供することも大切です。今回紹介した「AI検索エンジン4つで違う日本国内の引用元ドメイン10件」の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=xHfYxaZP-Z0
0:00 👋 導入・12月ブログ振り返り企画の説明
1:10 📊 第1位:Xクリエイタースタジオ「インスピレーション」機能
2:19 🎬 第2位:ニコニコ動画ショート動画機能(2026年春予定)
3:26 📝 第3位:NotebookLMのインフォグラフィック・スライド・10コマ漫画
4:30 🔗 第4位:ChatGPTアプリ連携(アップディレクトリ公開)
5:05 🗺️ 第5位:GoogleマップへのGemini搭載
5:38 🌐 第6位:AI時代のホームページUI変革
6:08 🎭 第7位:動画生成AI「NoLang」のアバター機能
6:48 🎙️ 第8位:音声技術の未来(情報リテラシー論第12回)
7:13 🤖 第9位:Instagram/FacebookでMeta AI利用開始
7:49 📸 第10位:Googleマップの写真検索機能
8:08 💼 第11位:生成AIで業務改善しても仕事は減らない話
8:30 🏭 第12位:第4〜6次産業革命マトリクス解説
8:54 🖥️ 第13位:AIブラウザー操作Chrome拡張機能
9:30 👁️ 第14位:画像認識と生成技術2025
9:50 🎨 第15位:ChatGPT画像生成はThinkngモード推奨
10:01 💬 第16位:ネット研究会Discord 11月分まとめ
10:20 🛒 第17位:商品検索における生成AI調査レポート
10:45 🎵 第18位:SunoP横田秀珠音楽制作(941曲達成)
11:09 🔍 第19位:AI検索エンジン4つの引用元比較分析
11:30 📚 第20位:情報らしい論(紙媒体と電子書籍)
12:00 📅 第21位:AIニュース12月分・年間振り返り
12:17 🎤 第22位:2025年シングル曲ランキング分析
13:22 📑 スライド作成の進化(NotebookLM・Docwell活用)
14:27 🙏 まとめ・来年への意気込み
📊 Creator Studio(クリエイタースタジオ)
XのCreator Studioに搭載された「インスピレーション」機能のこと。世の中でバズっている投稿のランキング(いいね数、リプライ数、リポスト数、動画再生回数など)を確認でき、そのデータを基に生成AIを活用して自分のビジネスに活かす方法を分析できる。あまり知られていないが、非常に強力なマーケティングツールとして注目されている。
🎬 ニコニコ動画ショート
ニコニコ動画が2026年春にリリース予定のショート動画機能。4月末のニコニコ超会議に合わせて公開されると予想されている。ショート動画は新規視聴者に発見されやすいため、筆者は音楽チャンネルと解説動画チャンネルを分けて再開する予定。特にボーカロイド音楽はニコニコ動画が強みを持つプラットフォームである。
📓 NotebookLM(ノートブックエルエム)
Googleが提供するAIノートツール。インフォグラフィック、スライド資料、表形式の出力に加え、10コマ漫画の生成が可能になった。作成したコンテンツはショート動画やInstagramのカルーセル投稿にも活用でき、コンテンツ制作の幅を大きく広げる革命的なツールとして紹介されている。
🔗 ChatGPTアプリ連携(Apps in ChatGPT)
ChatGPTと外部アプリを連携させる機能。App Directoryが公開され、Adobe Illustrator、Adobe Express、Acrobat、Canvaなどのツールと統合可能になった。これによりChatGPT内で様々な専門ツールの機能を活用でき、作業効率が大幅に向上する。連携アプリは今後も増加が見込まれている。
🗺️ GoogleマップAI検索
GoogleマップにGeminiが搭載され「この場所についてマップに質問する」機能が追加された。また「写真から探す」機能もテスト開始されており、Instagramの画像検索に対抗する位置づけ。ユーザーインターフェースの変革を示す重要な事例であり、ホームページも「選ぶ」から「探す」、そして「聞く」形式への進化が求められている。
🎭 NoLang(ノーラング)
動画生成AIサービス。自分のキャラクターやアバターを作成し、そのキャラクターが解説する動画を生成できる。アニメキャラクターだけでなく実写写真(リアル写真)にも対応。筆者は声の再現度向上を期待しつつ、来年早々に新しい動画コンテンツを開始予定としている。
🦙 Meta AI(Llama 4)
MetaがFacebookやInstagramに搭載したAIアシスタント。日本でも利用開始となり、ショート動画生成機能も追加された。プラットフォーム内にAIが組み込まれることの影響は大きく、今後の普及が期待されている。まだ広く使われていないが、ユーザーへの浸透が見込まれる重要な展開である。
🎙️ リアルタイム音声合成
2025年にはあまり注目されなかった音声技術だが、2026年は大きく進化すると予測されている。テキスト音声合成を超えて、リアルタイムで音声を生成・変換する技術が登場予定。ボイスクローン(自分の声の複製)をリアルタイムで行えるようになることで、動画制作やコミュニケーションの形が変わると期待されている。
🌐 Claude in Chrome
Anthropic社のAI「Claude」をChromeブラウザで操作できる拡張機能。AIがブラウザを自動操作することで、従来のWeb作業を革新する可能性を持つ。同様にOpenAIのChatGPT搭載ブラウザ「Atlas」も登場しており、AIエージェントによるブラウザ操作という新しい時代の到来を示している。
🔍 AI検索エンジン
従来の「ググる」検索から、AIに質問して回答を得る検索スタイルへの移行を指す。AI検索では引用元ドメインの評価基準が従来と異なり、どのサイトが引用されやすいかの分析が重要になる。企業のホームページも「パンフレット型」から「検索型」、そして「AI対話型」への変革が求められている。
ネットビジネス・アナリストの横田秀珠です。私は17年と4ヶ月(通算6329記事)にわたり、一日も休むことなくブログを更新し続け、デジタル世界の変遷を定点観測してきました。この長年の観測から見えてきた確信は、今起きている変化が過去のどのトレンドよりも速く、そして根深いということです。本レポートは、2025年12月時点の最新動向を踏まえ、生成AIがソーシャルメディア(SNS)、コンテンツ制作、そしてWEBマーケティング全体に与えつつある革命的な影響を、専門家の視点から深く分析・解説するものです。私たちは今、単なるツールの進化ではなく、ビジネスの前提を覆すほどの大きなパラダイムシフトの渦中にいます。
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第1章:AIが再定義するソーシャルメディア(SNS)エンゲージメント
エンゲージメントの本質を変えるAI
生成AIは、もはや単に投稿文を自動生成するツールではありません。SNSプラットフォームの機能そのものに深く統合され、ユーザーエンゲージメントの質と戦略を根底から変革しています。本章では、主要SNSプラットフォームにおける具体的なAI活用事例を紐解き、その戦略的な意味合いを明らかにします。
Xの『神機能』を使いこなす:データ分析でバズを科学する
Xの「Creator Studioツール」に搭載された**「インスピレーション」機能**は、多くのユーザーに知られていないものの、まさに「神機能」と呼ぶべきポテンシャルを秘めています。このツールは、世の中で反響の大きい投稿を、「いいね」「リプライ」「リポスト」といった指標でランキング化し、分析することを可能にします。
専門家としての活用法は、このトレンド分析に留まりません。重要なのは、ランキングデータを生成AIにインプットし、「このトレンドを踏まえ、自社のビジネスに最適な投稿案を10個提案してほしい」といった形で、具体的なアクションに繋げることです。これにより、単なる模倣ではない、データに基づいた戦略的なコンテンツ発信が可能となります。
ニコニコ動画の新たな挑戦と市場機会
ニコニコ動画が2026年春にショート動画機能をリリースする計画は、プラットフォームの大きな転換点です。新規クリエイターや既存チャンネルにとって、これは「新しく見つけてもらえる絶好のチャンス」を意味します。
私自身も、この機を捉えて音楽チャンネルと解説動画チャンネルを再開する計画です。特に、ボーカロイド文化に代表されるように、ニコニコ動画は音楽ジャンルに独自の強みを持っています。ショート動画という新しいフォーマットで、その強みを最大限に活かす戦略は、多くのクリエイターにとって有効な一手となるでしょう。
Meta(Facebook/Instagram)のプラットフォーム統合型AI
FacebookおよびInstagramで、ついに日本でも「Meta AI (Llama 4)」の利用が開始されました。この動きの最大のポイントは、AIがプラットフォームに直接組み込まれている点です。この障壁のない、プラットフォーム内でのアクセス性は、決定的な差別化要因となります。これにより、何百万人もの一般ユーザーや小規模事業者の参入障壁が下がり、競争の場は機能重視のパワーユーザーから、マス市場の創造性のアクセシビリティへとシフトします。マーケターにとっての戦略的必須事項は、もはや単にAIを使うことではなく、オーディエンスが既に存在するネイティブなエコシステム内での使い方を習熟することなのです。
コンテンツ戦略の見直しへ
本章で見てきたように、各SNSプラットフォームにおけるAI統合は、単なる機能追加ではありません。それは、私たちのコンテンツ戦略、エンゲージメント獲得の方法論そのものの見直しを迫るものです。では、この変化にどう対応し、AIを駆使して魅力的なコンテンツを生み出していくべきか。次章で、その具体的な手法を掘り下げていきます。
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第2章:生成AIによるコンテンツ制作の革命
マルチモーダル・コンテンツエンジンの時代へ
生成AIは、アイデア創出から多様なフォーマットへの展開まで、コンテンツ制作の全工程を劇的に効率化し、その質を飛躍的に高めています。もはやAIは単なるアシスタントではなく、複数のツールが連携して一つのアイデアを増幅させる「マルチモーダル・コンテンツエンジン」と化しました。本章では、マーケターやクリエイターが明日から実践できる、具体的なAI活用術を提示します。
ビジュアルコンテンツ制作の自動化と多様化
Googleの**「NotebookLM」は、コンテンツ制作に革命をもたらしています。このツールを活用することで、インフォグラフィックやスライド資料、さらには10コマ漫画**といった、従来は専門スキルと多大な時間を要したビジュアルコンテンツを、驚くほど容易に生成できます。
この能力の真価は、二次利用の可能性にあります。生成されたスライドは、Instagramのカルーセル投稿にそのまま活用でき、10コマ漫画はショート動画の絵コンテや素材として展開できます。一つのアイデアソースから、複数のプラットフォームに最適化されたコンテンツを効率的に生み出す、多角的な展開が可能になるのです。
動画コンテンツにおけるパーソナライゼーションの深化
動画生成AI**「NoLang」の「キャラ作成」機能は、パーソナライズされた動画コンテンツの未来を示唆しています。現在はアニメキャラクターによる動画解説が主ですが、将来的には自身のリアルな写真を用いたアバター**で、オリジナルの動画解説が可能になる見込みです。視聴者は、より親近感のある「自分だけの解説者」から情報を得られるようになり、エンゲージメントの深化が期待されます。
音楽制作の民主化とマーケティング活用
音楽生成AI**「Suno」**は、誰もが作曲家になれる時代を到来させました。私自身も音楽生成AI『Suno』を駆使し、2025年11月時点で累計941曲の制作に取り組み、うち755曲を公開するに至りました。しかし、その活用法は単なる音楽制作に留まりません。私は、歌詞の中にマーケティングやAIに関する専門知識を盛り込むという、ユニークなコンテンツ戦略を実践しています。音楽というエンターテインメントを通して、楽しみながら専門知識を学んでもらうという、新しい形の情報提供です。
画像生成における品質向上の秘訣
ChatGPTの「GPT-Image 1.5」やGoogleの「Gemini」で画像を生成する際、プロとアマチュアを分ける重要なテクニックがあります。それは、「Thinkingモード(思考モード)」を必ず有効にすることです。このモードを使用するだけで、AIがプロンプトの意図をより深く解釈し、生成される画像の品質、構図、細部の描写力が劇的に向上します。この一手間を惜しまないことが、高品質なビジュアルを生み出す秘訣です。
統合された新たなコンテンツ制作ワークフロー
これらのツールは、決して個別に見てはなりません。現代のコンテンツストラテジストは、これらを巧みに連携させます。NotebookLMで10コマ漫画の脚本を生成し、そのコマを動画編集ツールに取り込み、Sunoでオリジナルのサウンドトラックを制作し、NoLangでパーソナライズされたアバターにナレーションをさせ、GPT-Imageでプロモーション画像を生成する。これこそが、単一の核となるアイデアから、大量かつ高品質なマルチフォーマットのキャンペーンを生み出す、新しい統合型ワークフローなのです。
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第3章:WEBマーケティングとUI/UXのパラダイムシフト
「検索」から「対話」へ
ユーザーの情報収集行動は、従来の「検索」からAIとの「対話」へと、静かに、しかし確実に移行しています。これはUI/UXのパラダイムシフトであり、企業のウェブサイト設計、検索エンジン最適化(SEO)、そしてユーザーインターフェース(UI)に本質的な変革を要求します。端的に言えば、ユーザーが情報を見つけ出す負担から、企業が直接かつ対話形式で答えを提供する責任へと、その重心が移り変わっているのです。
ユーザー行動の変化:「選ぶ」「探す」から「聞く」へ
WEBの歴史は、ユーザー行動の進化の歴史でもあります。
- Yahoo!の時代:「選ぶ」文化
- ポータルサイトに整理されたカテゴリから、ユーザーが情報を選び取る時代。
- Googleの時代:「探す」文化
- 検索窓にキーワードを打ち込み、能動的に情報を探し出す時代。
- ChatGPTの時代:「聞く」文化
- AIに対して自然言語で質問し、直接的な答えを得る時代。
この変化に対応するため、企業のホームページは、単なるパンフレット型や検索対応型から、**AIに直接質問して答えを得られる「対話型」**へと進化させなければなりません。ウェブサイトそのものが、自社の専門知識を持つAIアシスタントとなる必要があるのです。
検索体験の革新:AI検索とビジュアル検索
AI検索エンジンの台頭
従来のキーワード検索と、ChatGPTなどが提供する**「生成AI検索」**には決定的な違いがあります。生成AI検索は、ウェブ上の情報だけでなく、アップロードされた社内知識や独自データを基盤として、文脈に沿った最適な回答を生成します。もはや「ググる」だけでは、クローズドな情報や深い専門知識にはたどり着けません。企業は、自社の情報をいかにAIに「聞いてもらえる」形に整備するかが問われます。
Googleマップの進化
GoogleがGeminiをマップに統合したことは、検索の未来がテキストベースだけでなく、文脈的かつ対話的になることを示す明確なシグナルです。これは、より広範なスケールで「生成AI検索」へと移行する大きな潮流と一致します。現在テスト中の「この場所についてマップに質問する」機能や「写真から探す」機能は、ユーザーの意図をテキスト、場所、さらには視覚情報から解釈する、新しい検索体験の幕開けなのです。
ブラウザのAIエージェント化
Chrome拡張機能**「Claude in Chrome」やChatGPT搭載ブラウザ「Atlas」の登場は、ブラウザが受動的な情報閲覧ツールから、能動的にタスクを代行する「AIエージェント」**へと進化していることを示しています。このAIエージェントの台頭は、ユーザーのナビゲーションやクリックに依存するビジネスモデルを根底から脅かします。AIがウェブサイトを解析し直接的な答えを提供できる時、サイト内広告やアフィリエイトリンク、複雑なユーザーファネルの価値は低下します。新たな戦略目標は、「AIフレンドリー」なデータ構造やAPIを構築し、自社の情報をこれらのエージェントにとって最も価値があり、消費しやすいリソースにすることです。
マーケティング戦略への直結
UI/UXと情報アクセスのあり方が根本から変わるということは、企業のマーケティング戦略そのものを見直さなければならないことを意味します。この大きな技術革新が、ビジネスの生産性や産業構造全体にどのようなマクロな影響を及ぼすのか。最終章で、そのインパクトを考察します。
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第4章:AIがもたらす生産性と産業構造へのインパクト
未来の働き方とビジネスモデル
生成AIの導入は、単なる業務効率化というミクロな視点に留まりません。それは、仕事の定義、生産性の概念、さらには産業革命のフェーズそのものを前進させる、極めてマクロな影響力を持っています。本章では、業務改善から経済構造の変化までを接続し、未来の働き方とビジネスモデルを展望します。
生産性のパラドックス:なぜAIで仕事は『増え』、そして価値は『飛躍』するのか
私の持論は、**「生成AIで業務改善しても仕事は減らずに増えて、生産性が上がるだけ」**というものです。これは一見矛盾しているように聞こえるかもしれません。しかし、AIによって定型業務から解放されて生まれた時間で、人間はより創造的で付加価値の高い、新たな業務に取り組むことになります。
例えば、AIでスライド作成が10分で終わるようになれば、残りの50分で新しい企画を考えたり、顧客との対話に時間を使ったりするようになります。結果として、仕事の総量は増えるかもしれませんが、アウトプットの質と量は飛躍的に向上し、組織全体の生産性は劇的に高まるのです。
産業革命の次なるステージ:第5次・第6次へ
産業革命の歴史を、私は独自の**「身体・頭脳×定型・非定型」**というマトリックスで整理しています。
- 第1次・第2次: 身体 × 定型(肉体労働の自動化)
- 第3次(PC革命): 頭脳 × 定型(事務処理の自動化)
- 第4次(AI革命初期): 頭脳 × 定型(より高度な事務処理・分析の自動化)
そして生成AIは、私たちを次のステージへと導きます。
- 第5次産業革命: 頭脳 × 非定型(創造的・戦略的思考の支援・拡張)
- 第6次産業革命: 身体 × 非定型(AI搭載ロボットによる複雑な物理作業の自動化)
私たちは現在、第4次から第5次、そして第6次へと続く壮大な移行期の真っ只中にいるのです。
音声技術の未来性:リアルタイム音声合成の衝撃
2025年は画像とテキストが主役でしたが、私の予測では、2026年は間違いなく音声技術が再び主役に躍り出ます。特にリアルタイム音声合成やボイスクローン技術の普及は、コミュニケーションのあり方を根底から覆すゲームチェンジャーとなるでしょう。自分の声でリアルタイムに多言語通訳を行ったり、AIアシスタントが完全に自分の声で応答したりすることが可能になります。これは、オンライン会議、コンテンツ制作、顧客対応など、あらゆる場面に革新的な変化をもたらす可能性を秘めています。
社会経済構造の変革へ
生成AIは、便利な業務効率化ツールであると同時に、社会経済の構造そのものを変革する強力な触媒です。この巨大な変化の波を乗りこなし、未来のビジネスをリードするためには、私たちは何をすべきなのでしょうか。最後の結論で、その指針を提言します。
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結論:未来への提言
本レポートでは、生成AIがSNSのエンゲージメント、コンテンツ制作のあり方、WEBマーケティングの常識、そして産業構造そのものをいかに変革しつつあるかを分析してきました。この歴史的な変化は、もはや無視することのできない現実です。
この変化の波に乗り、未来のビジネスチャンスを掴むために、すべての企業と個人は、今すぐ以下のアクションプランに取り組むべきです。
未来へのアクションプラン
- ツールの積極的試用と実践: 本レポートで紹介したような最新のAIツールを、まずは無料で試用し、自らの業務にどう活用できるかを実践的に探求する。
- 「様子見」から「先行者」へ。コストではなく、未来への投資と捉える。
- 対話型UI/UXへの転換: 自社のウェブサイトやサービスが、AIに「聞かれる」ことを前提とした設計になっているかを見直し、対話型のインターフェースへの移行を計画・実行する。
- 「見せる」ウェブサイトから「答える」ウェブサイトへ。自社のナレッジをAIのアシスタントに変える。
- AIリテラシーの継続的向上: プロンプトエンジニアリングの基礎を学び、AIの得意・不得意を理解し、その能力を最大限に引き出すスキルを組織全体で高める。
- 「使う」から「使いこなす」へ。AIを単なる道具ではなく、戦略的パートナーとして位置づける。
- 独自データの価値の再認識: AI検索の時代において、差別化の源泉となるのは社内に蓄積された独自のデータや専門知識です。これらを整理し、AIが活用できる形で資産化する。
- 「情報」から「資産」へ。データが次世代の石油であることを再認識し、戦略的に管理する。
- 創造的業務へのシフト: AIによって自動化できる業務は積極的にAIに任せ、人間はより付加価値の高い、創造性や戦略性が求められる領域へと仕事の質をシフトさせていく。
- 「効率化」の先にある「価値創造」へ。AIによって得られた時間を、人間にしかできない仕事に再投資する。
変化のスピードは、今後ますます加速していきます。立ち止まって様子を見ている余裕はありません。継続的な学習と果敢な実践こそが、この生成AIが拓く新時代を生き抜くための唯一の道です。














