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Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo検索 搭載

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載
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昨日のホテル飯は豆腐、銀鮭、
ピーマン、なめこ、レタス(笑)
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

高知から岡山に移動して
岡山駅の1階で買ってね、

さて、本題です。

2025年3月25日、LINEのトークルームで
送受信したリンク先で「Yahoo!検索」が
利用可能になりました。
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/017049/

2025年4月8日、Yahoo! JAPANアプリは、
質問するとチャット形式で情報を深掘り
「AIアシスタント機能」を提供開始です。
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/017275/

早速、2つの機能を試してレビューしました。
https://www.youtube.com/watch?v=i1g2quT0Tm0

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載

Yahoo!のAIアシスタント機能が検索の未来を変える
Yahoo!JAPANが検索UI進化!AIアシスタント機能で検索の未来が変わる
AIアシスタント機能の概要

2025年4月8日、LINEヤフーはYahoo! JAPANアプリにチャット形式で情報を深掘りしてくれるAIアシスタント機能の提供を開始しました。ブラウザとアプリの両方から利用でき、検索結果から直接AIに質問できる新しいUIが特徴です。

検索窓の横に専用アイコンを配置
Google Vertex AIを活用した高性能対話エンジン
iPhoneとAndroid両方に対応(PCは後日対応予定)
LINEとYahoo!の連携強化
2025年3月25日

LINEのトークルームで送受信したリンク先でYahoo!検索が利用可能になりました。サービス間連携によるユーザー体験向上が狙いです。

2025年4月8日

Yahoo! JAPANアプリにAIアシスタント機能を提供開始。チャット形式で情報を深掘りできます。

2012年4月2日(過去の事例)

Yahoo! JAPANは「音声アシスト for Android」を公開。当時はiPhone版がなかったが、今回のAIアシスタント機能はiOSにも対応。

AIアシスタントの使い方

1. LINEでURLリンクを受信

2. リンクをクリックしてLINEブラウザを開く

3. 検索窓横の「AIアシスタント」アイコンをタップ

4. チャット画面で質問を入力

1. Yahoo!アプリを起動

2. 画面右上の「AIアシスタント」アイコンをタップ

3. 質問を入力して送信

4. 追加質問も可能

AIアシスタントの特徴

高度な自然言語理解:キーワードだけでなく文脈を理解

例:「新潟市の美味しいラーメン屋さん」と「新潟市の美味しくないラーメン屋さん」を区別できる

🔍

情報収集

💬

対話型検索

🧠

深い理解

高速レスポンス

検索結果に対して引用元は表示されるものの、リンク誘導は現状されていません。このため「Go」や「Buy」目的では使いづらい可能性があります。

検索の未来への影響

AIアシスタントが普及すると…

通常の検索行動が減少する可能性
GoogleのAIモード追加前に日本市場で先行
Yahoo!知恵袋など従来のQ&Aサービスへの影響
SEO・リスティング広告に大きな打撃の可能性
集客方法の大幅な転換点になるかも
技術的な背景

Yahoo!のAIアシスタントはGoogleの「Vertex AI」を採用しています。一方、LINEはOpen AI(ChatGPT)と提携しており、同じLINEヤフー内でも異なるAI技術を使用しているのが興味深い点です。

「LINEとヤフーって一緒の会社になったんだけど、まだ仲悪いというか…ちゃんと統合されてないな」

どちらもラージランゲージモデルを活用した高度な対話AIであり、今後のさらなる発展が期待されます。

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載

Yahoo! JAPANがAIアシスタント機能を提供開始しました。LINEのトークルームからYahoo!検索が利用可能になり、Yahoo!アプリでは検索窓横のアイコンからAIアシスタントを利用できます。このAIはGoogleのVertex AIを使用しており、チャット形式で情報を深掘りできます。ただし、店舗などのリンク誘導機能はなく、購入や外部サイトへの誘導には適していません。これにより検索エンジンやQ&Aサービスの利用方法が変化する可能性があります。

  1. はじめに
  2. Yahoo! JAPANとLINEの連携強化
  3. Yahoo!のAIアシスタント機能の概要
  4. AIアシスタントの実際の使い方
  5. AIアシスタントの特徴と限界
  6. AIアシスタントの今後の展望
  7. おわりに
  8. よくある質問

はじめに

皆さん、こんにちは。ネットビジネスアナリストの横田秀珠です。インターネットの世界では日々新しい技術やサービスが登場し、私たちのデジタルライフを大きく変えています。特に最近ではAI技術の進化が目覚ましく、検索エンジンやSNSなど私たちが日常的に使うサービスにも次々と導入されています。今日は、そんなAI革命の最前線として、Yahoo! JAPANが新たに導入した「AIアシスタント機能」について詳しくご紹介します。この機能は検索の概念を根本から変える可能性を秘めており、ユーザー体験を大きく向上させるものです。単なる検索から対話型の情報取得へ、そのパラダイムシフトを一緒に見ていきましょう。このブログを通じて、新機能の使い方はもちろん、これがネットビジネスやSEO、デジタルマーケティングにどのような影響を与えるのかについても考察していきます。

Yahoo! JAPANとLINEの連携強化

まず始めに、本題に入る前に関連する重要な動きとして、2025年3月25日に発表されたLINEヤフーのプレスリリースについてお話しします。このプレスリリースによると、LINEのトークルーム内で送受信したリンク先でYahoo!検索が利用可能になりました。これはLINEヤフーの当社サービス間の連携を強化し、ユーザー体験を向上させる取り組みの一環です。

この機能を使うためには、LINEアプリの設定に注意が必要です。具体的には、LINEの設定にある「LINEラボ」内の「リンクをデフォルトのブラウザーで開く」がオフになっている必要があります。もしこの設定がオンになっていると、自分のスマホに設定されているSafariやChromeなどのブラウザで開かれてしまい、Yahoo!検索との連携機能が働きません。

正しく設定されていれば、LINEでリンクをクリックした際にLINEブラウザが開き、そのURLバーにはデフォルトでYahoo!検索が設定されています。これにより、リンク先のページを見た後に何か検索したい場合に、わざわざアプリを切り替えることなくスムーズに検索できるようになっています。

Yahoo!のAIアシスタント機能の概要

そして本題の2025年4月8日のLINEヤフーのプレスリリースに移ります。このプレスリリースでは「Yahoo! JAPANアプリに質問するとチャット形式で情報を深掘りしてくれるAIアシスタント機能を提供開始」と発表されました。

実は、Yahoo!はAIアシスタントに関して長い歴史があります。遡ること2012年4月2日、Yahoo! JAPANは「音声アシスト for Android」を公開しました。当時は「音声アシスト」という表現を使っていましたが、今回は「AIアシスタント」という言葉に変わっています。

興味深いのは、Android版の音声アシストはありましたが、iPhone版は存在しなかったことです。いつiPhone版が登場するのかと待ち望んでいましたが、なんと13年経った今でも出ていません。しかし今回、新たに登場したAIアシスタント機能はiPhoneでもAndroidでも使えるようになりました。この点でも大きな進歩と言えるでしょう。

現在、このAIアシスタント機能はブラウザベースで動作しているため、ブラウザからでもアクセス可能です。もちろん、Yahoo!のアプリからも利用できます。PCへの対応も後日予定されているとのことです。

AIアシスタントの実際の使い方

実際の使い方を見ていきましょう。まず、先ほど説明したLINEからのリンク先を開いた場合を考えます。LINEでURLのリンクをクリックするとLINEブラウザが開き、検索窓の部分でキーワード検索ができるようになっています。

例えば何か検索してみると、検索結果ページの右上に「NEW」と表示された「AIアシスタント」というアイコンが表示されます。このボタンをクリックすると、「こんにちは、あなたの疑問や悩みをAIが解決します。」というメッセージとともにAIアシスタント機能が起動します。

Yahoo!アプリの場合は、画面右上のアイコンからAIアシスタントにアクセスできます。アイコンをタップするとAIアシスタントが起動し、質問を入力することができるようになります。

質問をすると、AIは非常に素早く回答を返してくれます。さらに「AIに追加の質問をする」という機能もあり、いくつかの推奨される質問例も表示されていますが、もちろん自分で質問を入力することも可能です。このようにチャット形式で対話を続けることができるのが大きな特徴です。

また、AIアシスタントのページから画面右上の三本線メニューをタップすると、「検索」「生成AI」「ガイドライン」といった項目が表示されます。ガイドラインを確認すると、LINE ヤフーがGoogleと提携してこのサービスを提供していることがわかります。

AIアシスタントの特徴と限界

このAIアシスタントの特徴として、Google製のVertexというAIを使用している点が挙げられます。これは少し意外かもしれません。なぜなら、以前お伝えしたようにLINEはOpenAIと提携してChatGPTと連携する方向性を示していたからです。

これはLINEとヤフーが同じ会社になったものの、まだ完全に統合されていない証拠とも言えるでしょう。検索部分についてはYahoo!とGoogleが提携関係にあることから、AIアシスタントもGoogle側のシステムを使用しているようです。個人的には、AIアシスタントの裏で動くラージランゲージモデルはOpenAIのものでも良かったのではないかと思います。

使用感としては、AIの回答速度は非常に早く、質問に対する理解度も高いです。例えば「新潟市の美味しいラーメン屋さんを教えて」と質問した後に「新潟市で美味しくないラーメン屋さん教えて」と聞くと、「美味しくないラーメン屋さんは特定することはできません」と回答します。さらに「新潟市でラーメン屋さん以外の美味しいお店を教えて」と質問すると、ちゃんと文脈を理解して適切な回答を返します。これはキーワードだけでなく文脈を理解している証拠で、ラージランゲージモデルの高性能さを実感できます。

一方で、このAIアシスタントには現状いくつかの限界もあります。例えば「インスタ映えするお店」や「ネットショップでヘアドライヤーを買いたい」といった質問をしても、情報は表示されますが、そのお店やショップへの直接のリンクはありません。情報を得るだけなら便利ですが、次のアクションにつながりにくいのが現状です。

AIアシスタントの今後の展望

この新機能の登場によって、検索のあり方やSEO、広告ビジネスにどのような影響が出るか考えてみましょう。

Yahoo!がAIアシスタントを導入したことで、通常の検索ではなくAIアシスタントに質問する形で情報を得るユーザーが増える可能性があります。実際にGoogleもAIモードを追加する前に、すでに日本ではYahoo!がAIアシスタントを提供し始めています。

これが広まると、普通の検索をして調べる人が減少する可能性があります。その結果、SEOやリスティング広告にも大きな影響が出てくるでしょう。特に、検索前にAIアシスタントのボタンを押すことで質問できる形態は、Googleにとっても悩ましい問題になるかもしれません。なぜなら、AIアシスタントでの回答には広告が付けられないため、もしユーザーがこちらを多用するようになれば広告収入が激減する可能性があるからです。

また、Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサービスも大きなダメージを受ける可能性があります。最近、「教えてgoo」がサービス終了を発表しましたが、Q&Aサービスの最後の砦とも言えるYahoo!知恵袋の今後にも影響があるかもしれません。

おわりに

今回は、Yahoo! JAPANの新機能「AIアシスタント」について詳しくご紹介しました。検索窓の横にアイコンが表示され、チャット形式でAIに質問できるこの機能は、情報取得の方法を根本から変える可能性を秘めています。GoogleのVertexというAIを活用したこのサービスは、文脈理解力に優れ、単なるキーワード検索を超えた対話型の情報収集を可能にしています。一方で、リンク誘導がないなど、「Go」や「Buy」といった目的には使いにくい側面もあります。今後、この機能がどのように進化し、SEOやデジタル広告にどのような影響を与えるのか、注目していく必要があるでしょう。検索エンジンからAIアシスタントへ、私たちの情報収集手段は確実に変化しつつあります。皆さんも是非この無料で使えるAIアシスタント機能を試してみて、その可能性と限界を体感してみてください。テクノロジーの進化とともに、私たちのネットビジネスの戦略も進化させていくことが成功の鍵となるでしょう。今後も最新のデジタルトレンドについて、わかりやすく解説していきます。

よくある質問

Q1: Yahoo!のAIアシスタント機能はどうやって使えますか?

A1: Yahoo! JAPANアプリの右上にあるアイコンをタップするか、LINEブラウザでYahoo!検索結果ページの右上にある「AIアシスタント」ボタンから利用できます。PCは後日対応予定です。

Q2: AIアシスタントと通常の検索の違いは何ですか?

A2: 通常の検索はキーワードに基づいてリンク集を表示するのに対し、AIアシスタントはチャット形式で質問に直接回答し、文脈を理解して会話を続けることができます。

Q3: このAIアシスタントはどの会社のAI技術を使っていますか?

A3: LINEヤフーのサービスですが、GoogleのVertex AIを採用しています。LINEはOpenAIと提携していますが、検索関連機能ではGoogleとの提携関係からGoogle製AIを使用しています。

Q4: AIアシスタントを使って店舗やネットショップに直接アクセスできますか?

A4: 現状ではAIが情報を提供するのみで、紹介された店舗やショップへの直接リンクは提供されていません。そのため「Go」や「Buy」目的での利用には限界があります。

Q5: AIアシスタントの普及でSEOや広告ビジネスはどう変わりますか?

A5: ユーザーが通常の検索ではなくAIアシスタントを多用するようになると、検索結果ページの表示回数が減少し、SEOやリスティング広告の効果が低下する可能性があります。また、広告が表示されないAIアシスタントへの移行は、検索エンジン事業者の広告収入にも影響を与える可能性があります。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=4kQY_FeMqFc

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載の続きはYouTubeメンバーシップで!イーンスパイア株式会社

0:00 📱 Yahooの新AIアシスタント機能の紹介
1:08 🤝 LINE-Yahoo連携とAIアシスタント機能の提供開始
2:18 📱 LINEブラウザでのYahoo検索機能の使い方
3:25 🔍 AIアシスタント機能のデモンストレーション
4:35 🤖 AIアシスタントでの質問と回答の例
5:41 🏢 LINEとYahooの連携状況とAIの選択
6:53 📊 Yahoo検索とAIアシスタントの流入分析
8:05 📋 検索生成AIガイドラインの確認
9:13 💰 AIモード普及によるGoogle広告への影響
10:22 🍽️ AIアシスタントでのレストラン検索の例
11:37 🛍️ ネットショップ検索の限界と誘導の課題
12:42 🗣️ Android版音声AIアシスタントの機能
13:49 🍜 AIの言語理解能力のテスト
14:55 👋 まとめと締めくくり

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。

https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載

🤖 AIアシスタント
Yahoo! JAPANが提供開始した質問に答えるチャット形式のAI機能。Google Vertex AIを活用し、検索窓横のアイコンからアクセスでき、情報を深掘りできる対話型サービス。

🔍 Yahoo!検索
日本の主要検索エンジンでLINEとの連携が強化され、トークルーム内のリンクからも利用可能になった。AIアシスタント機能の追加により検索体験が変化している。

📱 LINEヤフー
2023年に経営統合したLINEとヤフーの企業。サービス間の連携強化に取り組んでおり、LINEトークルームでのYahoo!検索利用やAIアシスタント機能の提供を実現した。

🗣️ Vertex AI
Googleが提供する機械学習プラットフォームで、Yahoo!のAIアシスタントに採用されているAI技術。LINEがOpenAIと提携している中で、検索関連ではGoogleとの提携によりこのAIが使われている。

💬 チャット形式
Yahoo!のAIアシスタントが採用している対話スタイルで、質問に対して回答を得た後も追加質問を続けられる形式。自然な会話のように情報収集ができる。

📊 SEOへの影響
AIアシスタントが普及すると従来の検索エンジン最適化(SEO)戦略が影響を受ける可能性がある。ユーザーが検索結果ページを見ずにAIの回答で完結すれば、ウェブサイトへの流入が減少する懸念がある。

📲 Yahoo! JAPANアプリ
AIアシスタント機能が実装されたYahoo!の公式アプリ。検索窓横のアイコンからAIアシスタントにアクセスでき、PCも後日対応予定。

🔊 Yahoo!音声アシスト
2012年から提供されていたAndroid専用の音声認識アシスタント機能。iPhone版は13年経っても提供されていなかったが、今回のAIアシスタントは両プラットフォームで利用可能になった。

🔗 リンク誘導の課題
現在のAIアシスタントはお店や商品の情報は提供するが直接リンクがなく、購入や訪問といった「Go」「Buy」目的には適していない点が指摘されている。

Q&Aサービスへの影響
AIアシスタントの普及により、Yahoo!知恵袋などの質問サービスが影響を受ける可能性がある。「教えてgoo」のサービス終了に続き、知恵袋の今後が注目される。

超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/-fRYWNoletw

Yahoo!にAIアシスタント搭載LINEブラウザでYahoo!検索を搭載

Yahoo! JAPANは2025年4月、検索窓横にAIアシスタント機能を導入。Google Vertex技術を活用し、チャット形式で自然な対話を通じた情報深掘りを可能にする。LINEとの連携も強化され、トーク内のリンク先でYahoo!検索が利用可能に。スマホアプリやブラウザから無料で使え、従来の音声アシストもiPhone対応となる。AIは複数情報源から要約回答するが、出典リンクがない課題も。この導入は検索体験、広告収入、Q&Aサービスに影響を与え、ウェブサイト運営者の戦略変更も迫る。ユーザーが「検索」から「会話型AI」へシフトする流れを加速させ、今後の進化が注目される。


1.1.1 新機能のリリース

2025年4月、Yahoo! JAPANはユーザーの検索体験を大きく変える可能性を秘めた新機能として、AIアシスタントの導入を発表しました。これは、従来のキーワード入力による検索に加え、より対話的で直感的な情報収集を可能にするものです。具体的には、Yahoo! JAPANの検索窓の横に新たにAIアシスタント専用のアイコンが表示されるようになります。ユーザーがこのアイコンをクリックまたはタップすると、チャット形式のインターフェースが起動し、AIとの対話を通じて情報を深掘りできるようになります。

この機能の最大の特徴は、ユーザーが投げかける曖昧な質問や、より複雑な悩みに対しても、AIが文脈を理解し、自然な会話形式で応答する点にあります。例えば、「最近疲れやすいんだけど、何か良いリフレッシュ方法ない?」といった漠然とした問いかけに対しても、AIは複数の情報源を基に、具体的な方法やアイデアを提示してくれることが期待されます。これにより、従来の検索ではたどり着きにくかった情報や、個々の状況に合わせたアドバイスを得やすくなるでしょう。

この新機能は、単に情報を提示するだけでなく、ユーザーとの対話を通じて疑問点を解消し、より深い理解へと導くことを目指しています。検索エンジンの役割が、単なる情報検索ツールから、ユーザーに寄り添う対話型の情報パートナーへと進化する第一歩と言えるでしょう。リリース当初は試行的な側面もあるかもしれませんが、ユーザーからのフィードバックを得ながら、機能改善が進められていくことが予想されます。このAIアシスタントが、今後のYahoo! JAPANのサービスの中核を担っていく可能性も十分に考えられます。

1.1.2 活用技術とサービス間の連携

Yahoo! JAPANが新たに導入するAIアシスタントの根幹を支える技術として、Google CloudのAIプラットフォーム「Vertex AI」が活用されています。Vertex AIは、高性能な基盤モデルや開発ツールを提供しており、これによりYahoo! JAPANは、高度な自然言語処理能力を持つAIアシスタントを比較的短期間で開発・実装することが可能になったと考えられます。外部の先進技術を積極的に取り入れることで、自社のサービス開発を加速させる戦略が見て取れます。

さらに注目すべきは、サービス間の連携強化です。今回の発表では、LINEのトークルームで友人や家族などから送受信したウェブサイトのリンクを開いた際に、そのページ内でYahoo!検索が利用可能になる点も明らかにされました。これは、日常的なコミュニケーションツールであるLINEと、情報検索のプラットフォームであるYahoo! JAPANとの垣根を低くし、シームレスな情報アクセスを実現しようとする試みです。ユーザーは、LINEでの会話の流れを中断することなく、気になった情報をすぐにYahoo!検索で調べられるようになります。

この連携は、AIアシスタント機能だけに留まらず、Yahoo!ニュース、Yahoo!ショッピング、Yahoo!知恵袋といった、Yahoo! JAPANが展開する多様なサービス群全体に波及していく可能性があります。例えば、AIアシスタントとの対話の中で、関連するニュース記事や商品情報、あるいは知恵袋のQ&Aが提示されるといった連携が考えられます。異なるサービス間でのデータ連携や機能統合が進むことで、ユーザーはより一貫性のある、パーソナライズされた情報体験を得られるようになるでしょう。これは、プラットフォームとしてのYahoo! JAPANの価値を高める上で、非常に重要な戦略と言えます。

1.1.3 対応デバイスと利用方法

これまでYahoo! JAPANが提供してきた対話型サービス「音声アシスト」は、Androidデバイス限定の機能でした。しかし、今回のAIアシスタント導入に合わせて、この音声アシスト機能がiPhoneにも対応を拡大します。これにより、主要なスマートフォンOSの両方で、音声による情報検索や対話機能が利用可能となり、より多くのユーザーがYahoo! JAPANの対話型インターフェースにアクセスできるようになります。デバイス間の垣根が取り払われることで、利便性が大きく向上すると言えるでしょう。

新しいAIアシスタント機能自体の利用方法は非常にシンプルです。特別な設定や申し込みは不要で、Yahoo! JAPANのスマートフォンアプリ(iOS版、Android版)や、PC・スマートフォンのブラウザ版Yahoo! JAPANトップページから、誰でも無料で利用を開始できます。検索窓の横に表示されるAIアシスタントのアイコンをタップまたはクリックするだけで、すぐにチャット画面が立ち上がり、AIとの対話を始めることができます。この手軽さは、幅広いユーザー層にAIアシスタントを普及させる上で重要な要素となります。

利用料金が無料である点も、ユーザーにとっては大きなメリットです。高度なAI技術を利用したサービスでありながら、追加費用なしで利用できるため、気軽に試すことができます。これにより、AIとの対話に慣れていないユーザーでも、心理的なハードルを感じることなく、新しい検索体験に触れる機会が得られます。Yahoo! JAPANは、このAIアシスタント機能を多くのユーザーに利用してもらうことで、その利便性を広く認知させ、プラットフォーム全体の活性化を図る狙いがあると考えられます。アクセシビリティの向上と無料提供により、AI技術がより身近な存在となることが期待されます。

1.2.1 効果的な質問と回答

Yahoo! JAPANに搭載された新しいAIアシスタントの使い方は直感的です。検索窓の横に配置された「AIアシスタント」ボタンを押すと、専用のチャットインターフェースが起動します。ユーザーは、このチャット画面に知りたいことや疑問点をテキストで入力するだけです。従来の検索エンジンのように、キーワードを工夫して入力する必要性は薄れ、より自然な話し言葉に近い形で質問を投げかけることができます。例えば、「今年の夏におすすめの国内旅行先は?」といった具体的な質問から、「最近よく聞く生成AIって何?」のような知識系の質問まで、幅広く対応します。

質問が入力されると、AIは即座にその内容を解析し、回答を生成します。この回答は、単一のウェブサイトからの情報をそのまま表示するのではなく、複数の信頼できる情報源から関連情報を収集し、それらを要約・整理した形で提示されるのが特徴です。これにより、ユーザーは複数のウェブサイトを渡り歩く手間を省き、短時間で概要を把握することが可能になります。例えば、特定の人物について質問した場合、その人物の経歴、業績、関連ニュースなどをまとめて提示してくれるでしょう。

この「複数情報源からの要約」という点は、従来の検索体験との大きな違いです。これまでの検索では、ユーザー自身が検索結果リストの中から関連性の高いページを選び出し、それぞれの内容を読み解いて情報を統合する必要がありました。しかし、AIアシスタントは、その情報統合のプロセスを代行してくれるため、情報収集の効率が飛躍的に向上する可能性があります。ただし、情報の正確性や網羅性については、AIが参照する情報源やアルゴリズムに依存するため、重要な情報についてはユーザー自身での確認も依然として必要となるでしょう。

1.2.2 追加の質問対応

Yahoo! JAPANのAIアシスタントは、単に最初の質問に答えるだけでなく、その後の追加の質問にも柔軟に対応できる能力を持っています。これは、AIが直前のやり取りの文脈を理解しているためです。例えば、最初に「日本の有名な現代美術家は?」と質問し、AIがいくつかの名前を挙げたとします。その回答に対して、ユーザーが続けて「その中で、草間彌生はどんな人物ですか?」と質問すると、AIは「草間彌生」が先ほどの回答に含まれる人物であることを認識し、彼女に関する詳細な情報を提供します。

このような文脈を踏まえた対話能力により、ユーザーは一つのテーマについて段階的に深掘りしていくことができます。まるで人間と会話しているかのように、自然な流れで疑問点を解消していくことが可能です。「彼の代表作は何ですか?」「その作品はどこで見られますか?」といった連続した質問にも、AIは適切に応答してくれるでしょう。これにより、断片的な情報を一つ一つ検索する手間が省け、より効率的かつ満足度の高い情報収集が実現します。

この追加質問への対応能力は、AIアシスタントが単なる情報検索ツールを超え、ユーザーの思考プロセスに寄り添う対話パートナーとしての可能性を秘めていることを示唆しています。複雑なトピックについて学習したり、複数の選択肢の中から最適なものを選んだりする際に、AIとの対話を通じて考えを整理していくといった使い方も考えられます。もちろん、現時点でのAIの文脈理解能力には限界もありますが、今後の技術進化により、さらに人間らしい、自然で深い対話が可能になっていくことが期待されます。この対話能力の向上が、AIアシスタントの価値をさらに高めていく鍵となるでしょう。

1.2.3 リンク付与の課題

Yahoo! JAPANのAIアシスタントは、対話形式で情報を要約して提示してくれる便利な機能ですが、現時点では明確な課題も存在します。その一つが、AIが生成した回答の中に、参照元となった情報源への直接的なリンクが基本的に付与されない点です。AIは複数の情報源を基に回答を生成しますが、ユーザーがその情報の出典を確認したり、さらに詳細な情報を得るために元のページを訪れたいと思っても、簡単にはアクセスできない場合があります。

このリンク付与の欠如は、特に具体的な行動に繋げたい場合に不便さを生じさせます。例えば、AIにおすすめのレストランを尋ね、魅力的なお店の情報が得られたとしても、そのお店の公式ウェブサイトや予約ページへのリンクがなければ、ユーザーは別途、店名をコピーして検索し直す手間が発生します。同様に、商品に関する情報を得た場合でも、購入ページへの直接リンクがなければ、スムーズな購買体験には繋がりません。情報の信頼性を確認したい場合や、最新の情報を得たい場合にも、出典リンクの不在は障壁となります。

この課題に対しては、今後のアップデートでの機能拡充が強く期待されます。AIの回答に関連するウェブサイトへのリンクを適切に付与する機能が実装されれば、ユーザーは情報の確認や次のアクションへの移行が格段に容易になります。例えば、回答文中の特定のキーワードや店舗名、商品名などに自動的に関連リンクが付与される、あるいは回答の末尾に参照元リストが表示されるといった形式が考えられます。ユーザービリティの向上はもちろん、情報の透明性や信頼性を担保する上でも、出典リンクの付与は不可欠な要素と言えるでしょう。Yahoo! JAPANがこの課題にどのように対応していくかが、AIアシスタントの評価を左右するポイントの一つとなりそうです。

1.3.1 検索体験の変化

Yahoo! JAPANによるAIアシスタントの導入は、単に新しい機能が追加されたというだけでなく、ユーザーの「検索」という行為そのもの、ひいてはインターネット全体の情報流通やビジネスモデルに大きな変化をもたらす可能性を秘めています。これまで、ユーザーは知りたい情報に関連するキーワードを考え、検索結果ページに表示されたリンク一覧から適切なウェブサイトを選んでアクセスするというプロセスが一般的でした。しかし、AIアシスタントの登場により、このプロセスが大きく変わる可能性があります。

AIアシスタントは、ユーザーの質問に対して、複数の情報源を統合・要約した答えを直接提示します。これにより、ユーザーは検索結果ページを閲覧したり、個々のウェブサイトを訪れたりする手間なく、必要な情報(の概要)を得られるようになります。これは、情報収集の効率化という面では大きなメリットですが、一方で、従来の検索エンジン経由でのウェブサイトへのトラフィックが減少する可能性も指摘されています。特に、簡単な事実確認や一般的な知識に関する検索では、AIアシスタントの回答だけで満足するユーザーが増えるかもしれません。

この変化は、ウェブサイト運営者やデジタルマーケターにとって無視できない影響を及ぼします。これまでSEO(検索エンジン最適化)によって検索結果上位表示を目指し、集客を行ってきた戦略の見直しが必要になる可能性があります。AIがどのように情報を収集し、どのような回答を生成するのかを理解し、AIに引用されやすいコンテンツ作りや、AIアシスタントとの連携を意識した情報発信が求められるようになるかもしれません。また、検索広告の表示機会やクリック率にも影響が出る可能性があり、ネット集客や広告戦略全体を再考する必要が出てくるでしょう。検索体験の変化は、インターネットに関わる多くのプレイヤーにとって、新たな適応を迫るものとなりそうです。

1.3.2 広告収入とQ&Aサービスの影響

AIアシスタントの導入は、Yahoo! JAPANの主要な収益源である広告事業にも影響を与える可能性があります。従来の検索エンジンでは、検索結果ページにリスティング広告(検索連動型広告)が表示され、ユーザーがそれをクリックすることで広告収入が発生していました。しかし、AIアシスタントが検索結果ページの閲覧を経ずに直接回答を提供するようになると、広告が表示される機会やクリックされる機会が減少する可能性があります。Yahoo! JAPANとしては、AIアシスタントのチャット画面内や回答の中に、新たな形の広告を組み込むといった、新しいマネタイズ方法を模索する必要が出てくるでしょう。

また、Yahoo! JAPANが長年提供してきた「Yahoo!知恵袋」のようなQ&Aサービスとの関係性も変化する可能性があります。AIアシスタントは、一般的な質問や疑問に対して、ある程度質の高い回答を即座に生成できます。これにより、ユーザーが簡単な質問をする際に、わざわざYahoo!知恵袋に投稿したり、過去の質問を探したりする代わりに、AIアシスタントを利用するケースが増えるかもしれません。これは、Yahoo!知恵袋の利用頻度や投稿数に影響を与える可能性があります。一方で、AIでは答えられないような専門的な質問や、個人の経験に基づいたアドバイス、共感を求めるような相談事については、引き続きYahoo!知恵袋のようなコミュニティベースのQ&Aサービスの価値が維持されるとも考えられます。両サービスの棲み分けや連携が今後の焦点となるでしょう。

競合であるGoogleも、検索エンジンへの生成AI機能(SGE: Search Generative Experience)の導入を進めていますが、日本市場においてはYahoo! JAPANが比較的早い段階でAIアシスタント機能を本格導入する形となり、先行者としてのポジションを築こうとしています。この先行導入が、日本国内の検索市場や広告市場の勢力図にどのような変化をもたらすか、注目が集まります。

1.3.3 ユーザーのシフト

Yahoo! JAPANによるAIアシスタントの導入は、ユーザーの情報収集行動に大きな変化、すなわち従来の「検索」から「会話型AI」へのシフトを加速させる可能性があります。特に、スマートフォンネイティブ世代を中心とした若いユーザー層は、テキストメッセージやチャットでのコミュニケーションに慣れ親しんでおり、AIアシスタントのような対話型インターフェースを自然に受け入れやすいと考えられます。キーワードを工夫して検索するよりも、AIに話しかけるように質問する方が、より手軽で直感的だと感じるユーザーが増えるでしょう。

AIアシスタントは、特に一般的な知識の確認、言葉の意味調べ、簡単なハウツー情報の収集など、比較的単純な情報ニーズに対しては十分な能力を発揮します。例えば、「今日の天気は?」「〇〇のレシピを教えて」「△△の営業時間は?」といった質問には、迅速かつ的確に答えることができます。これにより、ユーザーは日常的なちょっとした疑問を解決するために、わざわざ検索エンジンを開いてキーワードを入力するという手間を省き、AIアシスタントに頼るようになるかもしれません。情報収集の第一想起が、検索エンジンからAIアシスタントへと移っていく可能性も考えられます。

もちろん、現時点でのAIアシスタントには限界もあります。専門性の高い情報、最新のニュース、信頼性が厳密に求められる情報、あるいは創造性や深い洞察が必要な問いに対しては、従来の検索エンジンで多様な情報源を比較検討したり、専門サイトを参照したりする方が適切な場合も多いでしょう。しかし、技術は日々進化しており、AIアシスタントの回答精度やカバー範囲は今後さらに向上していくと考えられます。ユーザーがどのような場面で検索エンジンを使い、どのような場面でAIアシスタントを使うようになるのか、その使い分けの動向とAI自身の進化から目が離せません。このユーザーシフトは、今後のインターネットサービスのあり方を大きく左右する要因となるでしょう。

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。