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YouTube関連の最新ニュース・注目ノウハウ23選(2025年11月)

YouTube関連の最新ニュース・注目ノウハウ23選(2025年11月)
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https://www.youtube.com/watch?v=jucr3bMtyc0

YouTube最新ニュース23選 2025年11月
📊 YouTubeが進化中!DM・AI・テレビ対応など23の最新情報
📈 チャンネル成長レポート
チャンネル登録者数
5,542人
↑ +46人増加
2025年10月29日 → 11月23日
総動画本数
20,901本
月間500本ペースで増加中!

🎯 次の目標

あと13人で登録者数5,555人(5並び)達成!

年内達成を目指す

🎯 23の注目ニュース
🚀 新機能・サービス拡大

🔥 最重要ニュース

💬
YouTubeがついにDM機能をテスト開始!
ポーランドとアイルランドで試験運用中 | SNSの中で唯一DM機能がなかったYouTubeについに実装
配信機能 ライブ配信の切り替え機能
一般公開からメンバー限定へカウントダウン後に自動切替が可能に。順次移行予定。
コラボ コラボレーション機能追加
最大5つのチャンネルで同時配信が可能に!複数チャンネル運営者に朗報。
🤖 AI・検索連携の進化
🔍
Google AI OverviewsでYouTubeが急増
Wikipediaを上回る頻度で表示される | 動画の中身(字幕・音声)から情報を引用
💡 なぜYouTubeが優遇?
① Googleサービスだから優先表示される可能性
② 情報量が多く詳しい解説が多い
③ ショート動画も重要な対策に
AI技術 動画の高精細化機能
AIで画質を自動的に向上。1080p以下の動画もテレビで美しく視聴可能に。
📺 テレビ視聴の最適化

テレビでのYouTube視聴が増加中!様々な機能が追加

🖼️
サムネイル拡大

2MB → 50MBに上限アップ。高画質サムネイルでクリック率向上。

🎥
大容量VOD

4K・8K・16Kなど超高品質動画のテスト開始。

🔍
UI改善

没入感のあるプレビュー「Immersive previews」とコンテキスト検索を導入。

📱
QRコード

テレビ画面のQRコードをスキャンしてスマホで即購入可能。

埋め込み 重要なパラメータ設定
Webサイト埋め込み時は「?rel=0」を必ず追加!関連動画で他社が表示されるのを防ぐ。
💰 収益・ビジネスモデル
📊
YouTube広告収入、第3四半期15%増加
ショート動画の収益が長編動画を上回る!ショートが回っている証拠。
音楽 音楽業界への支払い
年間80億ドル突破。ただしYouTube MusicはSpotifyの5分の1で苦戦中。
ショッピング 商品情報の表示機能
動画内の特定タイミングで商品情報を表示するテスト開始。テレビショッピング的活用が可能に。
⚠️ 注意! 収益が(表示だけ)倍になる不具合が発生。ぬか喜びに注意。
🏆 市場での地位
🥇
YouTubeがテレビ番組を超えた!
CTVで2年連続トップ。ただしライブ配信の同時接続数ではまだテレビが優位。
世代別 日本のZ世代の92%が視聴
1,380万人が利用。逆に8%は見ていない?という驚き。
🛡️ 規制・ポリシー
ゲーム 暴力表現規制を強化
拷問や大量虐殺シーンに年齢制限。過激なゲーム配信者は収益減少の可能性。
技術 ダウンロード規制強化
yt-dlpなどのツールに対する対策強化。著作権保護のための措置。
🎨 デザイン・その他
UI UIデザイン変更
アイコンや全画面デザインが刷新。「改悪」の声もあるが、慣れが必要。
連携 Adobe Premiereとの連携
モバイル版PremiereとYouTubeショートの連携強化。編集がより簡単に。
競合 ニコニコ動画がショート対応
12月から対応予定。ボーカロイド・VTuberなど音楽系での強みを活かす。
🎯 重要イベント情報

📅 YouTube Brandcast 2025

広告主とクリエイターが語るYouTubeマーケティングの最新情報が発表

  • 収益15%増加の詳細
  • テレビ視聴の動向
  • 今後の戦略
💡 まとめと展望

🎯 YouTubeの今後


DM機能で完全なSNSプラットフォームへ

AI活用で検索・画質・コンテンツ最適化

テレビ視聴に特化した機能拡充

ショート動画が収益の柱に成長

Eコマース連携で新たな収益モデル


📈 クリエイターは多様な機能を活用して成長を目指そう!

2025年11月のYouTube最新ニュース23選を紹介。DM機能のテスト開始、AI OverviewsでYouTubeがWikipediaを上回る表示頻度、ショート動画収益が長編を上回る成長、テレビ視聴向け機能の大幅強化(高精細化、サムネイル容量50MB化、QRコード決済)などが発表された。チャンネル登録者数5542人、総動画数20,901本を達成。YouTubeがテレビ番組を超えてCTVでトップとなり、Z世代の92%が利用している現状も報告された。

  1. はじめに
  2. YouTubeチャンネルの成長と2025年11月の状況
  3. YouTubeの革新的な新機能とアップデート
  4. テレビとの関係性とビジネス展開の拡大
  5. 音楽業界・規制・その他の重要な動向
  6. おわりに
  7. よくある質問(Q&A)

はじめに

ネットビジネスアナリストの横田秀珠が、2025年11月23日時点での最新YouTube情報をお届けします。本日は勤労感謝の日です。この祝日は、もともと新嘗祭(にいなめさい)と呼ばれ、新米や作物の収穫を感謝し、お祝いする日本の伝統的な行事でした。戦後、GHQによって宗教色が強いとされ、現在の勤労感謝の日という名称に変更されました。この記念日にちなんで、音楽生成AIのSunoで2曲を制作し、ブログに掲載しましたので、ぜひお聴きください。

本記事では「2025年11月までのYouTubeに関する最新ニュースと注目ノウハウ23選」をテーマに、直近1か月間に発表されたYouTubeの重要な動向を詳しく解説していきます。YouTube運営者、マーケター、クリエイター、そしてYouTubeビジネスに関心のある方々にとって、必見の情報が満載です。各ニュースには詳細リンクも掲載しておりますので、さらに深く知りたい方はそちらもご参照ください。


YouTubeチャンネルの成長と2025年11月の状況

チャンネル登録者数の着実な成長

まず、当チャンネルの成長状況をご報告いたします。前回2025年10月29日時点でのチャンネル登録者数は5,496人でした。そして今回、2025年11月23日時点では5,542人となり、この約1か月の間に46人の新規登録者を獲得することができました。心より感謝申し上げます。

次なる目標は、5,555人というゾロ目の数字です。あと13人でこの記念すべき数字に到達します。年内、できれば今月中の達成を目指しています。チャンネル登録者数の着実な増加は、コンテンツの質と継続的な情報発信の成果だと考えています。

驚異的な動画投稿本数の実績

さらに注目すべきは、総動画投稿本数です。現在、YouTubeチャンネル全体での動画本数は20,901本に達しています。これは業界でも類を見ない投稿ペースです。具体的には、月間約500本のペースで動画を増やしており、この継続的な投稿体制が、チャンネルの成長を支える重要な要素となっています。

この膨大なコンテンツ量は、視聴者の皆様に対して、常に新鮮で価値ある情報を提供し続けるという私たちの commitment の表れです。量だけでなく質も重視しながら、今後も情報発信を継続してまいります。

今月のニュース収集方法と構成

本記事で紹介するニュースは、いつものように、ニュースの発表日付、ニュースのタイトル、そして詳細情報へのURLリンクという3つの要素で構成されています。これらの情報は、ブログに随時追記する形で掲載しており、動画の説明欄にもリンクを設置していますので、詳細を確認したい方はそちらをご覧ください。

2025年11月分として収集したニュースは、全部で23本となりました。これらすべてのニュースについて、本記事では詳しい解説を加えていきます。YouTubeプラットフォームの進化、新機能の追加、ビジネス展開の拡大、業界動向など、多岐にわたるトピックをカバーしています。


YouTubeの革新的な新機能とアップデート

待望のDM機能がついにテスト開始

最初にご紹介するのは、YouTubeのDM(ダイレクトメッセージ)機能についてのニュースです。YouTubeがついに「DM機能」を、ポーランドとアイルランドの2か国限定でテストを開始しました。これは非常に画期的な動きです。

主要なSNSプラットフォームの中で、YouTubeは唯一DM機能を持たないプラットフォームでした。以前から、クリエイターと視聴者、あるいはクリエイター同士のコミュニケーションツールとして、DM機能の必要性を指摘してきましたが、ついにYouTubeがこの機能の開発に着手したのです。

現時点ではポーランドとアイルランドでのテストフェーズですが、テストが成功すれば、日本を含む他の国々にも順次展開されることが期待されます。この機能が実装されれば、YouTubeはさらに包括的なコミュニケーションプラットフォームへと進化することでしょう。クリエイターにとっても、視聴者との直接的なやり取りが可能になることで、コミュニティ形成やファンとの関係構築に新たな可能性が開かれます。

YouTube Brandcast 2025が示す最新トレンド

2つ目のニュースは、「YouTube Brandcast 2025レポート」についてです。これは、広告主とクリエイターが語るYouTubeマーケティングの最新動向をまとめたもので、YouTubeの現状を理解する上で非常に重要な資料となっています。

このレポートでは、YouTubeの様々な統計データが発表されており、プラットフォームの現在の状態、成長率、ユーザー行動の変化などが詳細に記されています。広告主にとっては、マーケティング戦略を立案する上での重要な参考資料となり、クリエイターにとっては、コンテンツ制作の方向性を決める指針となります。

本記事では、このBrandcast 2025で発表されたデータの一部を、関連するニュースとともに紹介していきます。YouTubeビジネスに携わるすべての方にとって必見の内容ですので、詳細リンクからぜひ全文をご確認ください。

Google AI OverviewsでYouTubeが急増

非常に注目すべきニュースとして、Google AI Overviewsにおける表示動向があります。Google検索結果の上部に表示されるAIによる概要(AI Overviews)において、YouTubeコンテンツの引用が急増し、なんとWikipediaを上回る頻度で表示されるようになりました。

これは重要なトレンドです。従来、検索結果で表示されるのは動画のタイトルや説明文が中心でしたが、現在では動画内で実際に語られている内容、つまり音声から文字起こしされたコンテンツの中身まで分析され、それが検索結果に反映されています。

ただし、これは単純に動画コンテンツが優遇されているわけではありません。YouTubeとGoogleが同じGoogleサービスであることが、この傾向に影響している可能性があります。たとえば、店舗情報ではGoogleビジネスプロフィールが優先的に表示されるのと同様に、動画コンテンツではYouTubeが優先される仕組みです。

もちろん、YouTubeには膨大な情報量があり、多くのトピックについて詳しく解説している動画が存在するため、AIが引用するのに適したコンテンツソースであるという側面もあります。

このトレンドから言えることは、AI Overviews対策として、YouTubeでのコンテンツ発信がますます重要になるということです。特に、ショート動画も含めた多様な形式でのコンテンツ制作が、検索結果での表示機会を増やす鍵となるでしょう。

ニコニコ動画のショート動画対応について

YouTubeではありませんが、関連する重要なニュースとして、ニコニコ動画がショート動画に対応するという発表がありました。詳細は12月から順次対応していくとのことです。

ニコニコ動画は、かつて動画配信プラットフォームとして大きな影響力を持っていました。特に、ボーカロイド文化やVTuberを始めとする音楽系コンテンツでは、今でも強力なコミュニティを持っています。

私自身も音楽生成AIを使った配信活動を行っており、ショート動画は非常に重要なフォーマットだと認識しています。ニコニコ動画がショート動画に参入するのであれば、特に音楽系コンテンツにおいて、新たな配信チャネルとして活用する価値があると考えています。

ニコニコ動画のショート動画機能が正式にリリースされ次第、実際に使用してみて、その使い勝手や効果について、改めて皆様にレポートしたいと思います。YouTube、TikTok、Instagram Reelsに加えて、ニコニコ動画という選択肢が増えることは、クリエイターにとって新たな可能性を広げることになります。

Webサイトへの動画埋め込み時の重要パラメータ

続いて、技術的に重要なニュースをご紹介します。WebサイトにYouTube動画を埋め込む際に、必ずつけてほしいパラメータ「?rel=0」についてです。

このパラメータは、動画再生終了後の挙動をコントロールするものです。パラメータを設定しない場合、動画再生が終わった後に、YouTube側が自動的に選んだ関連動画が表示されます。これらの関連動画には、他社の動画や競合コンテンツが含まれる可能性があります。

自社のWebサイトに動画を埋め込んでいる場合、訪問者が動画視聴後に他社のコンテンツに誘導されてしまうことは、マーケティング上好ましくありません。また、Webサイトからの離脱率が上がる原因にもなります。

「?rel=0」パラメータを追加することで、動画再生終了後に表示される関連動画を、同じチャンネルの動画に限定することができます。これにより、視聴者を自社コンテンツ内に留めておくことが可能になります。

企業サイトや商品紹介ページ、ランディングページなどにYouTube動画を埋め込んでいる方は、ぜひこのパラメータを設定することをお勧めします。小さな設定変更ですが、コンバージョン率や滞在時間に大きな影響を与える可能性があります。

ライブ配信の切り替え機能が順次実装へ

次にご紹介するのは、ライブ配信に関する新機能です。YouTubeで、一般公開のライブ配信を途中からメンバー限定配信に、カウントダウン後に切り替えることができる機能が順次実装されます。

実は、私のチャンネルでも既にこのような配信スタイルを採用しています。配信の最初の数分間は一般公開として、多くの視聴者に入口を提供し、その後の本編部分をメンバーシップ限定にするという方法です。

現状では、この切り替えを実現するために、2つの配信を用意したり、手動で切り替えたりと、やや煩雑な手順が必要でした。しかし、この新機能が実装されれば、スムーズかつ自動的に一般公開からメンバー限定への切り替えが可能になります。

カウントダウン機能も組み込まれるため、視聴者に対して「あと◯分でメンバー限定配信に切り替わります」という明確な告知ができます。これは、メンバーシップへの加入を促進する効果も期待できます。

この機能を活用すれば、より戦略的なライブ配信が可能になります。無料部分で興味を引き、有料部分でより深い価値を提供するという、段階的な価値提供モデルを実現できるのです。メンバーシップ制度を運用しているクリエイターにとって、非常に有用な機能と言えるでしょう。

YouTube広告収入が第3四半期に15%増加

YouTube Brandcast 2025で発表された重要な数字をご紹介します。YouTubeの広告収入が、2025年第3四半期において前年同期比で15%増加しました。これは、YouTubeプラットフォームの持続的な成長を示す重要な指標です。

さらに注目すべきは、ショート動画の収益が、なんと長編動画の収益を上回ったという点です。これは、視聴者の動画消費パターンが大きく変化していることを示しています。短時間で情報を得たい、スキマ時間にエンターテイメントを楽しみたいというニーズが高まっており、それに応える形でショート動画が爆発的に成長しています。

クリエイターの立場から見ると、この傾向は非常に重要です。従来の10分以上の長編動画だけでなく、60秒以内のショート動画にも力を入れることで、収益機会を拡大できる可能性があります。ショート動画は制作時間も比較的短く、スマートフォンだけで完結することも多いため、投資対効果も高いと言えます。

YouTube全体の収益が増加しているということは、プラットフォームとして健全に成長しており、クリエイターにとっても収益化の機会が増えていることを意味します。この成長トレンドに乗り遅れないよう、ショート動画戦略を見直すことをお勧めします。

サムネイル画像のファイルサイズ上限が大幅拡大

クリエイターにとって非常に嬉しいニュースです。YouTubeは、サムネイル画像のファイルサイズ上限を、従来の2メガバイトから50メガバイトへと大幅に引き上げました。これは実に25倍の容量拡大です。

多くのクリエイターが経験していると思いますが、高品質なサムネイル画像を作成すると、2MBの制限に引っかかってしまうことがよくあります。特に、テキストを多く含むデザインや、複数の画像を合成したサムネイルは、ファイルサイズが大きくなりがちです。

現状では、YouTubeはファイルサイズ超過時にエラーを返すだけで、自動圧縮機能がありません。一方、Facebookなどの他のプラットフォームは自動的に圧縮してくれます。そのため、YouTubeでは手動でサイズを縮小し、画質を落として再アップロードする必要がありました。

この制限が50MBに拡大されることで、より高画質なサムネイル画像をアップロードできるようになります。これは、テレビでYouTubeを視聴する人が増えている現状に対応したものです。大画面で表示されるサムネイルは、高画質でなければクリック率が低下してしまいます。

特に、写真やビジュアルにこだわったサムネイルを使用しているクリエイターは、このアップデート後に改めて高画質版をアップロードすることで、クリック率の向上が期待できるでしょう。

より高品質な動画アップロードに対応

YouTubeは、より高品質なオリジナル動画をアップロードできるよう、大容量のVOD(Video On Demand)のテストを開始しました。これは、4K、8K、さらには将来的には16Kといった超高解像度動画への対応を見据えたものと考えられます。

テレビでの視聴が増加している現状において、視聴体験の質は非常に重要です。スマートフォンで視聴する場合と異なり、大画面テレビでは画質の差が顕著に現れます。低解像度の動画は、大画面では粗が目立ち、視聴体験を損ねてしまいます。

この動きは、YouTubeがテレビ市場を重視していることの表れでもあります。従来のインターネット動画プラットフォームから、テレビに匹敵する、あるいはそれを超える映像品質を提供するプラットフォームへと進化しようとしているのです。

クリエイターの立場から見ると、撮影機材や編集環境への投資が必要になる可能性があります。しかし、高品質なコンテンツを提供することで、視聴者満足度が向上し、長期的にはチャンネルの成長につながるでしょう。特に、映像美を重視するジャンル(旅行、料理、ファッション、自然など)では、この高解像度対応が大きな差別化要因となります。


テレビとの関係性とビジネス展開の拡大

AI技術による動画の自動高精細化

YouTubeは、AIを活用して動画を高精細化する、つまり画質を自動的に向上させる機能を導入しました。これは、テレビでの視聴体験を改善するための重要な取り組みです。

テレビでYouTubeを視聴する人が急増している現在、1080ピクセル以下の解像度で撮影された動画は、大画面で表示すると画質の粗さが目立ってしまいます。特に、古い動画や、スマートフォンで撮影された動画は、この問題が顕著です。

AI技術によって、これらの低解像度動画を自動的にアップスケーリングし、より高精細な映像として表示することが可能になります。機械学習によって、元の映像から失われたディテールを推測・補完し、より鮮明な画像を生成します。

この機能は、クリエイター側で特別な作業を行う必要がなく、YouTube側が自動的に処理してくれます。過去にアップロードした動画についても、遡って高精細化が適用される可能性があります。

視聴者にとっては、どのデバイスで視聴しても最適な画質で楽しめるようになり、クリエイターにとっては、過去のコンテンツの価値が再び高まる機会となります。テレビ視聴者の増加に対応した、非常に実用的な機能と言えるでしょう。

テレビ向けUIの刷新「Immersive Previews」

YouTubeは、テレビでの視聴体験を向上させるため、新しいUI機能「Immersive Previews」を導入しました。これは、ホームページ上で没入感のあるプレビューを通じて、お気に入りのYouTubeチャンネルを確認できる機能です。

テレビでYouTubeを視聴する場合のUIは、ブラウザやスマートフォンアプリとは異なる設計が必要です。テレビのリモコン操作に最適化され、大画面での視認性を考慮したインターフェースが求められます。

Immersive Previewsは、チャンネルや動画を選択する際に、より視覚的で直感的な体験を提供します。静止画のサムネイルだけでなく、動画の一部がプレビューとして自動再生されることで、内容を素早く把握できるようになります。

これは、視聴者の動画選択をスムーズにするだけでなく、クリエイターにとっても重要です。魅力的な冒頭部分を作ることで、プレビュー段階で視聴者の興味を引くことができ、クリック率の向上につながります。

テレビ上でのコンテキスト検索機能

YouTubeは、テレビ上でのコンテンツ発見方法を更新し、コンテキスト検索を可能にしました。これもテレビ視聴者向けの機能改善の一環です。

従来、テレビでのYouTube検索は、リモコンでの文字入力の煩雑さから、あまり使いやすいものではありませんでした。しかし、コンテキスト検索の導入により、視聴履歴や興味関心に基づいて、より関連性の高いコンテンツが自動的に提案されるようになります。

また、音声検索機能との連携も強化されており、リモコンのマイクボタンを使って音声で検索できるようになっています。これにより、テレビでのコンテンツ探索がより直感的で簡単になります。

クリエイターの視点では、適切なタグ付け、カテゴリー設定、詳細な説明文の記入がますます重要になります。これらのメタデータが、コンテキスト検索の精度を高め、適切な視聴者にコンテンツを届ける鍵となるからです。

QRコードによるショッピング機能の強化

YouTubeは、テレビ視聴者向けのショッピング機能を強化しています。具体的には、QRコードをスキャンするだけで、商品ページをスマートフォンで即座に開ける機能です。

YouTubeショッピングは急速に成長しているビジネス領域です。従来のテレビショッピングと同様に、テレビでYouTubeを視聴している人が、気になった商品をすぐに購入できる仕組みは、非常に強力です。

動画の中で商品が紹介されると、画面上にQRコードが表示されます。視聴者はスマートフォンでそのQRコードをスキャンするだけで、商品の詳細ページにアクセスし、そのまま購入手続きを進めることができます。

テレビの大画面で商品の魅力を視覚的に訴求し、スマートフォンで簡単に購入できるという、クロスデバイスの購買体験は、これまでにない新しいショッピングの形です。

さらに、YouTube動画内の特定のタイミングで商品情報を表示する仕組みのテストも開始されています。テレビは画面が大きいため、動画再生中に画面の一部に商品情報やリンクを表示しても、視聴体験を損ないません。

物販を行っているクリエイターや企業にとって、この機能は大きなビジネスチャンスです。商品紹介動画を制作し、適切なタイミングで購入リンクを提示することで、動画からの直接的な売上を生み出すことが可能になります。

YouTubeがテレビ番組を超えた歴史的転換点

YouTubeは、CTV(Connected TV、インターネット接続テレビ)において2年連続でトップの視聴時間を記録しました。これは、「YouTube Brandcast 2025」で発表された重要なマイルストーンです。

従来、日本テレビ、フジテレビ、TBSといった地上波テレビ局が視聴時間でトップを占めていました。しかし、昨年YouTubeが逆転し、今年もその首位を維持したのです。これは、メディア消費の歴史的な転換点と言えるでしょう。

ただし、注意すべき点があります。いわゆる「同接」と呼ばれる、ライブ配信で同時に接続している視聴者数で言えば、まだまだテレビがダントツで強いのです。YouTubeライブで同時接続100万人を超えるのは極めて稀で、これは視聴率換算で約1%に過ぎません。

一方、テレビの人気番組では、同時視聴者が数百万人、時には1000万人を超えることもあります。つまり、「今、この瞬間に見ている人の数」では、テレビがまだ圧倒的な力を持っています。

しかし、YouTubeが勝っているのは、総再生時間や総再生回数です。過去の録画も含めた全体の視聴時間を合計すると、YouTubeがテレビを上回るのです。何千万回、何億回と再生される動画がYouTubeには無数に存在し、それらの累積がテレビを超える視聴時間を生み出しています。

もちろん、テレビ側もTVerなどの見逃し配信サービスを展開しており、リアルタイム視聴以外の視聴も増えています。その意味では、両者の競争はまだ続いていると言えますが、確実にYouTubeがテレビに追いつき、一部の領域では追い越し始めているのが現状です。

日本のZ世代におけるYouTubeの浸透率

YouTubeは、日本のZ世代の92%、約1,380万人に視聴されているというデータが発表されました。これは驚異的な浸透率です。

Z世代とは、概ね1997年から2012年頃に生まれた世代を指します。デジタルネイティブと呼ばれ、生まれた時からインターネットやスマートフォンが身近にあった世代です。

92%という数字は、Z世代のほぼ全員がYouTubeを利用していることを意味します。逆に考えると、8%の人はYouTubeを見ていないということになりますが、この8%はおそらく、インターネットへのアクセスが限られている環境にいる人や、特殊な理由でデジタルメディアを利用していない人と考えられます。

マーケティングの観点から見ると、Z世代にリーチしたければ、YouTubeは必須のプラットフォームだということです。若年層向けの商品やサービスを展開している企業は、YouTube上でのプレゼンスを確立することが、もはや選択肢ではなく必須事項となっています。

また、Z世代は将来の主要な消費者層であり、今のうちからブランド認知を高めておくことは、長期的なビジネス戦略として非常に重要です。YouTubeでのコンテンツマーケティングは、若年層とのタッチポイントを作る最も効果的な方法の一つと言えるでしょう。

YouTubeのUI変更に対する反応

YouTubeは、アイコンや全画面表示のデザインなど、ユーザーインターフェース(UI)を変更しました。この変更に対して、ユーザーから様々な反応が出ています。「変わったなあ」という中立的な感想から、「改悪すぎる」といった批判的な声まで、賛否両論です。

具体的には、YouTubeプレイヤー下部のアイコンデザインが変更されたり、ブラウザに表示されるアイコンが更新されたりしています。見た目が若干モダンになり、より洗練されたデザインになっています。

個人的には、新しいデザインは好印象です。しかし、どんなUI変更でも、最初は慣れないものです。人間は変化に対して抵抗感を持つ傾向があり、慣れ親しんだインターフェースが変わると、一時的にネガティブな反応が出るのは自然なことです。

重要なのは、変更の理由を理解することです。YouTubeのUI変更は、ユーザビリティの向上、モバイルとデスクトップの一貫性の確保、テレビなど新しいデバイスへの対応など、明確な目的があって行われています。

数週間使い続ければ、新しいUIに慣れ、むしろ以前のデザインの方が使いにくかったと感じるようになることも多いでしょう。クリエイターとしては、UI変更に伴う機能の追加や変更点を把握し、それを活用する方法を考えることが重要です。

YouTube TVとディズニーの関係

YouTube TVに関するニュースとして、ディズニーの要請を拒否し、ニューヨーク市長選挙当日のABC配信を復活させたという報道がありました。これは、YouTubeがもはや単なる動画プラットフォームではなく、テレビ局と同等の扱いを受けるようになってきていることを示しています。

YouTube TVは、従来のケーブルテレビや衛星放送に代わる、インターネット経由のテレビサービスです。多くのテレビチャンネルをストリーミングで視聴でき、録画機能も備えています。

ディズニーは自社のストリーミングサービス「Disney+」を運営しており、YouTube TVとは競合関係にあります。そのため、コンテンツ配信をめぐって、両社の間で様々な交渉や対立が発生しています。

このニュースは、YouTubeがメディア業界において無視できない存在になっていることを示しています。従来のテレビ局やコンテンツ制作会社は、YouTubeを単なる動画共有サイトとして見るのではなく、重要な配信パートナーとして、あるいは競合として認識しています。

クリエイターにとっては、このような業界の大きな変動は、新たなチャンスでもあります。従来のメディア構造が変化する中で、個人クリエイターにもより大きな機会が開かれているのです。


音楽業界・規制・その他の重要な動向

YouTubeの音楽業界への支払額が80億ドル突破

YouTubeは、音楽業界への年間支払額が80億ドル(約1兆2000億円)を突破したと発表しました。これは、YouTubeが音楽産業にとって非常に重要な収益源となっていることを示しています。

YouTubeには膨大な量の音楽コンテンツがあります。公式ミュージックビデオ、カバー曲、ライブ映像、そして音楽を使用したあらゆる種類の動画が、毎日アップロードされています。これらの動画から生じる広告収益やYouTube Premium会員からの収益の一部が、著作権者に分配されています。

80億ドルという数字は、音楽業界全体の収益の中でも大きな割合を占めます。レコード販売が縮小する中、ストリーミングサービスが音楽産業の主要な収益源となっており、YouTubeはその中でも重要なプレイヤーです。

ミュージシャンやレーベルにとって、YouTubeは単なるプロモーションツールではなく、直接的な収益源となっています。特に、グローバルに視聴者を持つアーティストにとっては、YouTubeからの収益が無視できない規模になっています。

YouTube Musicは音楽サブスクで苦戦

一方で、YouTube Musicは音楽サブスクリプション市場において苦戦しているというニュースもあります。米国の音楽サブスク契約者数において、首位Spotifyの5分の1程度にとどまっているとのことです。

これは、YouTubeが音楽サブスクリプションサービスの開始が遅かったことが影響しています。SpotifyやApple Musicが既に市場を確立していた後に参入したため、後発の不利を抱えているのです。

ただし、YouTube Musicの成長率自体は高く、着実にユーザー数を増やしています。YouTubeの膨大な動画ライブラリと統合されていることは、大きな強みです。公式音源だけでなく、ライブ映像、カバー、リミックスなど、他のサービスにはないコンテンツにアクセスできるのは、YouTube Musicの独自の価値です。

今後、YouTubeが音楽サブスク市場でどこまでシェアを拡大できるかは、音楽業界全体の収益構造にも影響を与えるでしょう。クリエイターとしては、YouTube Music上での楽曲配信も、収益の多様化の一つの選択肢として考える価値があります。

ゲーム動画の暴力表現規制強化

YouTubeは、ゲーム動画における暴力表現の規制を強化しました。具体的には、拷問や大量虐殺などの過激なシーンに対して年齢制限を設けるというものです。

ゲーム実況は、YouTubeの中でも非常に人気の高いジャンルです。多くのゲームには戦闘シーンや暴力表現が含まれており、これまではゲーム内の表現として比較的寛容に扱われてきました。

しかし、一部のゲームには非常に過激な暴力シーンが含まれており、若年層への影響が懸念されていました。今回の規制強化は、プラットフォームとしての責任を果たすための措置です。

ゲーム実況者にとっては、注意が必要です。特に過激なゲームをプレイしている場合、動画に年齢制限がかかる可能性があります。年齢制限がかかると、若年層の視聴者が見られなくなり、結果として再生回数や広告収益が減少する可能性があります。

また、広告主は年齢制限がかかったコンテンツへの広告出稿を避ける傾向があるため、収益化にも影響が出るかもしれません。ゲーム実況を行っているクリエイターは、プレイするゲームの選択や、動画編集で過激なシーンをカットするなどの対策を検討する必要があるでしょう。

収益表示バグによる混乱

YouTubeで、収益が(表示だけ)倍になる不具合が発生したというニュースがありました。これは、クリエイターにとっては喜ばしいことのように見えますが、実際には表示上のバグで、実際の収益は増えていませんでした。

この種の不具合は、クリエイターに大きな心理的影響を与えます。収益が倍になったと喜んだ後に、それが実はバグだったと知ると、がっかりしてしまいます。いわゆる「ぬか喜び」の状態です。

広告収益でYouTube活動を行っているクリエイターにとって、収益の数字は非常に重要です。毎日チェックし、変動に一喜一憂している人も多いでしょう。そのような状況で、正確でない情報が表示されることは、プラットフォームへの信頼を損ねかねません。

YouTubeには、このような不具合を迅速に修正し、正確な情報を提供することが求められます。クリエイターとしては、急激な収益の変動があった場合、まずはバグの可能性を疑い、YouTube側の公式発表を確認することが賢明です。

YouTube動画ダウンロードツールへの対策

yt-dlpなどのYouTube動画ダウンロード機能を活用するには、DenoなどのJavaScriptランタイムが必要になるという技術的なニュースがありました。これは、YouTubeが動画の不正ダウンロードに対する対策を強化していることを示しています。

そもそも、YouTube動画をダウンロードすることは、著作権的に問題があります。YouTubeの利用規約でも、明示的にダウンロードを禁止しています(YouTube Premium会員の一部機能を除く)。

しかし、インターネット上には様々なダウンロードツールが存在し、一部のユーザーがこれを使用してきました。YouTube側は、これらのツールが機能しないよう、技術的な対策を継続的に実施しています。

今回の変更により、ダウンロードツールの利用がより複雑になり、一般ユーザーにとってはハードルが上がりました。これは、コンテンツクリエイターの権利を保護するための重要な措置です。

クリエイターとしては、自分のコンテンツが不正にダウンロードされることを防ぐため、YouTubeのこのような対策を歓迎すべきです。同時に、正当な理由でコンテンツをオフラインで利用したいユーザーには、YouTube Premiumのオフライン再生機能を案内することで、適切な利用を促すことができます。

アドビとYouTubeのパートナーシップ

アドビは、YouTubeとのパートナーシップにより、Adobe Premiereモバイル版とYouTubeショートの連携を強化すると発表しました。これは、クリエイターにとって非常に便利なアップデートです。

Adobe Premiere Proは、プロフェッショナル向けの動画編集ソフトとして業界標準の地位を確立しています。そのモバイル版は、スマートフォンで手軽に高品質な編集ができるツールとして人気があります。

このパートナーシップにより、Adobe Premiereモバイル版で編集した動画を、シームレスにYouTubeショートとして投稿できるようになります。編集から投稿までの流れがスムーズになることで、クリエイターの作業効率が大幅に向上します。

ショート動画は、短時間で制作できることが魅力の一つですが、それでも編集の手間は存在します。スマートフォンだけで編集から投稿まで完結できれば、外出先やスキマ時間でもコンテンツを制作できます。

また、アドビの編集ツールは高品質なエフェクトやトランジション機能を備えているため、プロフェッショナルな仕上がりのショート動画を作成できます。他のクリエイターとの差別化にもつながるでしょう。

コラボレーション機能の追加

最後に、非常に重要な機能追加をご紹介します。YouTubeに、コラボレーション機能が追加されました。これは、2025年10月24日に発表された機能で、私のアカウントでもようやく使えるようになりました。

この機能により、最大5つのチャンネルに対して、同じ動画を同時に配信することが可能になります。たとえば、自分がメインチャンネルとサブチャンネルを持っている場合、両方に同じ動画を投稿できます。また、コラボレーションしている他のクリエイターのチャンネルにも同時投稿できます。

これまでは、複数のチャンネルに動画を投稿したい場合、それぞれ個別にアップロードする必要がありました。しかし、この新機能により、一度のアップロードで複数のチャンネルに配信できるため、作業効率が大幅に向上します。

私自身も、新しいチャンネルの立ち上げを計画しています。それは、音楽生成AIのSunoを使った楽曲専門のチャンネルです。現在、Miliaというミュージシャンのプロデュースを行っており、専用チャンネルを作成する予定です。

その際、メインチャンネルと音楽チャンネルの両方に動画を投稿したいケースがあるでしょう。コラボレーション機能を使えば、一度のアップロードで両チャンネルに配信できます。これは、コンテンツの露出を増やす上で非常に有効な戦略です。

また、他のクリエイターとのコラボレーション企画においても、この機能は威力を発揮します。対談動画やコラボ企画を、参加者全員のチャンネルに同時投稿できるため、お互いの視聴者にリーチしやすくなります。

この機能の使い方や活用事例については、今後詳しく解説していきたいと思います。


おわりに

本記事では、2025年11月までの直近1か月間に発表されたYouTubeに関する最新ニュース23選を詳しく解説してまいりました。DM機能のテスト開始、AI Overviewsでの表示増加、テレビ向け機能の大幅な拡充、音楽業界との関係深化、そして規制強化など、多岐にわたるトピックをカバーしました。

YouTubeは単なる動画共有プラットフォームから、総合的なメディアプラットフォームへと進化を続けています。テレビを超える視聴時間を記録し、ショッピング機能を強化し、高品質な映像体験を提供するなど、その影響力は日々拡大しています。

クリエイターにとっては、これらの変化は大きなチャンスです。新機能を積極的に活用し、テレビ視聴者やZ世代にリーチし、多様な収益化手段を組み合わせることで、より持続可能なコンテンツビジネスを構築できます。一方で、規制強化や競争激化など、注意すべき点も増えています。常に最新情報をキャッチアップし、適切に対応していくことが求められます。

今後も、YouTubeに関する重要なニュースや注目すべきノウハウについて、定期的に情報発信してまいります。ブログには各ニュースの詳細リンクも掲載しておりますので、さらに詳しく知りたい方はぜひご確認ください。また、毎月の恒例企画として、YouTube最新情報をまとめてお届けしますので、引き続きご愛読いただけますと幸いです。本記事が、皆様のYouTube活動の一助となれば幸いです。


よくある質問(Q&A)

Q1: YouTube動画を自社サイトに埋め込む際、必ず設定すべきパラメータは何ですか?

A: 「?rel=0」パラメータを必ず追加してください。このパラメータを設定することで、動画再生終了後に表示される関連動画を、同じチャンネルの動画に限定できます。設定しない場合、他社や競合のコンテンツが表示され、サイトからの離脱を招く可能性があります。企業サイトや商品紹介ページでは特に重要な設定です。埋め込みコードのURLに「?rel=0」を追加するだけで簡単に設定できますので、既存の埋め込み動画についても見直すことをお勧めします。

Q2: YouTubeショート動画の収益性が長編動画を上回ったというニュースの意味は?

A: 2025年第3四半期において、YouTube全体でのショート動画からの広告収益が、従来の長編動画を上回りました。これは視聴者の動画消費パターンが変化していることを示しています。短時間で情報を得たい、スキマ時間にエンターテイメントを楽しみたいというニーズが高まっているのです。クリエイターにとっては、ショート動画戦略の重要性が増したことを意味します。60秒以内のショート動画は制作時間も比較的短く、スマートフォンだけで完結できることも多いため、投資対効果が高いと言えます。長編動画とショート動画をバランスよく組み合わせることで、収益機会を最大化できるでしょう。

Q3: YouTubeがテレビ番組を視聴時間で超えたというニュースについて、実際のところどうなのですか?

A: CTVでの総視聴時間では、YouTubeが2年連続でトップを記録しました。ただし、注意点があります。ライブ配信での同時接続視聴者数(同接)では、まだテレビが圧倒的に強いのです。YouTubeライブで100万人の同接は稀ですが、テレビの人気番組では数百万人が同時視聴します。YouTubeが勝っているのは、過去の録画も含めた総再生時間です。何千万回、何億回と再生される動画が無数に存在し、それらの累積がテレビを超えているのです。つまり、「今、この瞬間」の影響力ではテレビが強いですが、「累積の視聴時間」ではYouTubeが勝っているという状況です。

Q4: サムネイル画像のファイルサイズ上限が50MBに拡大されたことで、クリエイターは何をすべきですか?

A: まず、既存の動画で画質を妥協してアップロードしていたサムネイルを、高画質版に差し替えることをお勧めします。特にテレビでの視聴が増えている現在、大画面で表示されるサムネイルの画質は、クリック率に直接影響します。写真やビジュアルにこだわったサムネイルを使用している場合は、元の高解像度画像を使ってより鮮明なサムネイルを作成してください。ただし、ファイルサイズが大きくなっても、必ずしも画質が向上するわけではありません。適切な画像フォーマット(JPEG、PNG)を選び、不必要に大きなファイルにならないよう注意しましょう。目安としては、10〜30MB程度で十分高画質なサムネイルが作成できます。

Q5: YouTubeのコラボレーション機能を効果的に活用する方法を教えてください。

A: コラボレーション機能は、最大5つのチャンネルに同じ動画を同時配信できる機能です。効果的な活用方法として、以下のようなケースが考えられます。第一に、自分が複数のチャンネルを運営している場合、メインチャンネルとサブチャンネルの両方に投稿することで、異なる視聴者層にリーチできます。第二に、他のクリエイターとコラボレーション企画を行う際、参加者全員のチャンネルに同時投稿することで、お互いの視聴者にアプローチできます。第三に、ジャンル別のチャンネルを持っている場合、関連する複数のチャンネルに投稿して露出を増やせます。ただし、各チャンネルの視聴者層やテーマを考慮し、本当に関連性のある動画のみを投稿することが重要です。無関係なコンテンツを投稿すると、視聴者の離脱を招く可能性があるので注意しましょう。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=OTPb5fnS5Ig

0:00 👋 導入・勤労感謝の日と今日のテーマ紹介
1:14 📊 チャンネル登録者数と投稿本数の成績報告
2:21 📰 YouTube最新ニュース23選の解説開始
3:25 🤖 GoogleのAIオーバービューでYouTube急増
4:24 🎬 ニコニコ動画のショート対応と埋め込みパラメーター
5:25 🎥 ライブ配信の途中切り替え機能とショート収益
6:34 🎵 音楽業界への支払いと高画質化AI機能
7:40 🖼️ サムネイル画像の容量拡大とテレビ向け機能
8:44 📺 テレビUI改善とYouTubeショッピング強化
9:40 🎮 ゲーム動画規制とテレビ視聴率でトップ獲得
10:53 👥 Z世代利用率92%とUIデザイン変更
11:57 🎧 音楽サブスク苦戦とAdobe連携
12:59 ⚠️ 収益表示不具合とダウンロード規制
14:03 🤝 コラボレーション機能とまとめ

💬 DM機能 YouTubeがポーランドとアイルランドでテスト中の新機能。主要SNSの中で唯一ダイレクトメッセージ機能がなかったYouTubeが、ついにクリエイターと視聴者間のコミュニケーション手段を提供開始。日本での早期導入が期待されており、YouTubeのSNS化がさらに進むことで、コミュニティ形成やファンとの関係構築が強化される可能性がある。

🔍 AI Overviews Google検索結果の上部にAIによる概要が表示される機能。YouTubeの動画内容が引用される頻度がWikipediaを上回るようになり、動画のタイトルだけでなく中身の内容が検索対策として重要になった。GoogleサービスであるYouTubeが優先的に表示される傾向があり、ショート動画も含めたYouTube対策がSEOにおいて必須となっている。

📱 ショート動画 60秒以内の縦型動画フォーマット。YouTubeの第3四半期で収益が長編動画を上回る成長を記録。ニコニコ動画も12月から対応予定で、各プラットフォームが注力している。音楽系コンテンツとの相性が良く、AI Overviews対策としても重要性が増している。視聴者の可処分時間を奪い合う中で、最も成長している動画形式となっている。

📺 テレビ視聴(CTV) YouTubeがテレビで視聴される機会が増加し、2年連続でCTVトップを獲得。これに伴い高精細化機能の導入、サムネイル容量の50MB化、没入感のあるプレビュー機能など、テレビ向けUIの大幅改善が進行中。日本のZ世代92%が利用し、従来のテレビ番組を視聴時間で超える状況となり、メディア消費の主流がシフトしている。

🖼️ サムネイル画像 動画のクリック率を左右する重要な要素。ファイルサイズ上限が従来の2MBから50MBに引き上げられ、テレビの大画面でも高画質なサムネイルを表示可能に。多くのクリエイターが2MBの制限でエラーに悩まされていたが、この改善により表現の幅が広がり、特に写真を活用したサムネイル作成において品質向上が期待される。

🎵 YouTube Music YouTubeの音楽サブスクリプションサービス。音楽業界への年間支払額が80億ドルを突破したものの、米国ではSpotifyの5分の1の契約者数に留まり苦戦中。サービス開始が競合より遅れたことが影響しているが、伸び率は高く今後の成長が期待される。音楽生成AIの普及とともに、新たな配信チャネルとしての重要性も増している。

🤝 コラボレーション機能 複数のチャンネル(最大5つまで)に同じ動画を同時配信できる新機能。複数のチャンネルを運営するクリエイターにとって効率化が図れる画期的な機能。音楽プロデュースなど、別ブランドでの展開を考えているクリエイターには特に有用で、コンテンツの横展開やリーチ拡大の新たな戦略が可能になる。

💰 広告収入 YouTubeの第3四半期広告収入が15%増加し、順調な成長を継続。ショート動画の収益化も進み、クリエイターエコノミーが拡大している。ただし収益が表示だけ倍になる不具合も発生し、広告収入に依存するクリエイターを混乱させた。YouTubeが音楽業界やクリエイターへの還元を増やす中、収益化の仕組みはさらに重要性を増している。

高精細化 AIを活用して動画を自動的に高画質化する新機能。テレビでの視聴増加に伴い、1080ピクセル以下の動画を大画面で快適に視聴できるよう改善。過去にアップロードされた低解像度の動画も高精細化の対象となる可能性があり、アーカイブコンテンツの価値向上につながる。4K、8K対応の大容量VODテストも開始されている。

🛒 YouTubeショッピング 動画内で商品情報を表示し、QRコードで即座に購入できる機能。テレビでYouTubeを視聴する人が増える中、テレビショッピングのようにスマホで手軽に購入できる仕組みを導入。特定タイミングで商品情報を表示するテストも開始され、動画コンテンツとEコマースの融合が加速。クリエイターの新たな収益源として注目されている。

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。