情報リテラシー論08位置情報で激変の生活習慣’25長岡造形大学

愛なき力は暴力である。
力なき愛は無力である。
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

【愛なき力は暴力である。力なき愛は無力である】のショートストーリー
人々の表情から笑顔が消えて久しく、街には常にどこか殺気立った空気が流れていた。
治安維持隊の若き隊長・レオンは、腕力も統率力もある実力者だった。
だが彼は、市民を守るためと称して、しばしば必要以上の力を使った。
抵抗する者がいれば容赦なく地面に押さえつけ、恐怖によって秩序を保とうとした。
ある日、レオンは路地裏で小さな少女ミナに出会う。
少女は壊れた花瓶を抱え、うずくまって泣いていた。
「おい、こんなところで何をしている?」
レオンは強い口調で声をかけた。
ミナは涙でにじんだ瞳のまま、震える声で答えた。
「こ、これ…お母さんのお誕生日に渡したかった花なんです…でも、怖い人たちが花瓶を奪って壊してしまって…」
レオンの眉がつり上がる。
「どこの誰だ?すぐに捕まえてやる!」
怒りに燃えるレオンに、ミナは首を振った。
「やめてください。
あの人たち…きっとお腹が空いて苦しくて、イライラしていただけなんです。」
その言葉にレオンは戸惑った。
「でも…君は傷ついたじゃないか」
「うん。でも、あの人たちも誰かに傷つけられてきたんだと思うんです」
レオンは言葉を失った。
ミナは、壊れた花瓶の欠片の中から、かろうじて形の残った一輪の花を取り出した。
「これだけでも、お母さんはきっと喜んでくれます。
愛があれば、大丈夫ですから」
その瞬間、レオンは自分の胸の奥に、鋭い痛みのようなものを感じた。
自分は街を守るために力を使ってきたはずだ。
だがそこには、愛も思いやりも宿っていただろうか?
「……愛なき力は、暴力なんだな」
レオンの呟きにミナが顔を上げた。
「でもね、力のない愛は…誰も守れません」
ミナは小さな手で花をぎゅっと握った。
「レオンさんなら、きっと両方使えますよ」
その言葉に、レオンはゆっくりと膝をついてミナに視線を合わせた。
「ありがとう。君のおかげで大事なことに気づいた」
その日から、レオンは街のための「力の使い方」を変えた。
恐怖ではなく、寄り添う言葉で街を動かした。
怒声ではなく、差し伸べる手で人を導いた。
灰色だったルーメの街に、少しずつ色が戻り始める。
ミナの小さな花は、その象徴のように人々の心に咲いていった。
【解説】
少林寺拳法開祖・宗道臣の言葉で、『力愛不二』という少林寺拳法の基本理念の元になったものです。「愛なき力は暴力であり、力なき愛は無力である」という言葉は、人が何かを守り、導き、築いていくうえで欠かせない二つの要素の関係を示している。まず、愛のない力とは、相手を思いやる気持ちを欠いた力であり、それは正義を名乗っていても結局は支配や威圧となり、相手に恐れや傷を与えるだけの暴力へと変わってしまう。一方で、いくら深い愛情や優しさがあっても、それを実現するための行動力や決断力がなければ、守りたいものを守れず、誰かを救うこともできない。ただ願うだけでは現実は変わらないからだ。つまり、この言葉が伝えるのは、愛と力はどちらか一方だけでは不完全であり、両方が揃ってこそ本当の意味で人を支え、導けるということである。これはリーダーシップや子育て、パートナーシップなど、あらゆる場面に通じる普遍的な真理である。
愛なき力は暴力である
https://www.youtube.com/watch?v=krJg96-3sgI
力なき愛は無力である
https://www.youtube.com/watch?v=mmAP-_Syf2Q
さて、本題です。
恒例の長岡造形大学で行う
情報リテラシー論の講義が
今年も後期から始まりました。
https://www.nagaoka-id.ac.jp/about/academics/curriculum/liberal-arts/
位置情報で激変の生活習慣として
第8回めの講義を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=NT_kz-ME4dk
情報リテラシー論08位置情報で激変の生活習慣’25長岡造形大学
情報リテラシー論08位置情報で激変の生活習慣’25長岡造形大学
長岡造形大学の情報リテラシー論第8回講義の内容。位置情報を中心に、GPSやWi-Fiによる位置特定の仕組み、写真のExif情報の危険性、LINEやInstagramなど各種SNSの位置情報共有機能、Googleマップのタイムライン機能などを解説。便利さの裏にある個人情報漏洩のリスクや、GPSに依存することで退化する人間の帰巣本能についても言及。チェックインはチェックアウト時に行うなど、安全な利用方法も紹介。

- はじめに
- 位置情報の基礎知識とプライバシーリスク
- SNSと位置情報共有機能の進化
- Googleマップと位置情報ビジネスの最前線
- 学生たちの位置情報活用実態と質疑応答
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
みなさん、こんにちは。ネットビジネス・アナリストの横田秀珠です。2025年11月18日、火曜日に新潟県の長岡造形大学で行われた情報リテラシー論第8回目の講義内容をお届けします。今回のテーマは「位置情報で激変の生活習慣」です。長岡造形大学のキャンパスでは、すっかり葉っぱが落ちた街路樹が冬の訪れを感じさせる風情ある景色となっており、明日から雪の予報も出ているような季節となりました。現代社会において、私たちの生活は位置情報技術によって大きく変わりました。スマートフォンを片手に、迷うことなく目的地にたどり着き、友人との待ち合わせも簡単になりました。しかし、その便利さの裏側には、プライバシーのリスクや人間の本能的な能力の退化といった課題も潜んでいます。今回の講義では、90分間にわたって位置情報にまつわる様々なトピックを取り上げ、学生の皆さんからの質問や感想も交えながら、現代の位置情報技術について深く掘り下げていきます。
位置情報の基礎知識とプライバシーリスク
GPSとは何か:衛星測位システムの基本
まず、位置情報技術の根幹となるGPSについて理解を深めていきましょう。多くの人が「GPS」という言葉を使っていますが、実はGPSはアメリカの衛星システムの一つの名前に過ぎません。地球上には、アメリカのGPS以外にも様々な衛星測位システムが飛んでいます。これらの衛星からの信号を受信することで、私たちのスマートフォンやカーナビは正確な位置情報を取得しているのです。
GPSを活用することで、子供の見守りサービスが実現できるようになりました。保護者は専用のデバイスやアプリを通じて、お子さんの現在位置をリアルタイムで確認できます。また、Air Tagのようなデバイスを持ち物に取り付けることで、忘れ物や紛失物の場所を簡単に特定できるようになりました。居場所の共有が容易になったことで、待ち合わせや緊急時の連絡もスムーズになっています。
しかし、この便利な技術には裏側があります。位置情報が簡単に取得できるようになったことで、ストーカー行為や不正な追跡が可能になってしまいました。探偵のような行為がテクノロジーによって容易になってしまった側面があるのです。
Wi-Fiと位置情報:パソコンでも追跡される現実
興味深いことに、GPSチップが搭載されていないパソコンでも、位置情報を把握することが可能です。これはWi-Fiを通じて実現されています。周囲のWi-Fiアクセスポイントの情報を元に、おおよその位置を特定する技術が使われているのです。
さらに注意が必要なのは、Google Chromeのシークレットウィンドウを使用している場合でも、実は位置情報が把握されているという事実です。シークレットウィンドウはブラウジング履歴を残さない機能ですが、アクセス時にはIPアドレスも把握されてしまいます。完全に位置情報を隠したい場合は、Torブラウザーのような匿名性の高いブラウザを使用する必要があります。このブラウザを使えば、位置情報を特定されにくくなるのです。
写真に隠された情報:Exifデータの危険性
デジタル写真には、Exif情報という様々なメタデータが埋め込まれています。これには撮影場所の位置情報、撮影した日時、使用したカメラやスマートフォンの機種情報などが含まれています。この情報を知らずにインターネット上にアップロードしてしまうと、あなたがいつ、どこで、どんな機器を使って撮影したのかが第三者に知られてしまう可能性があるのです。
現在では、このExif情報を調べるための拡張機能やスマートフォンアプリも存在します。悪意を持った人がこれらのツールを使えば、簡単にあなたの行動パターンを把握できてしまいます。
幸いなことに、Facebook、Instagram、Twitter(現X)などの主要なSNSサービスでは、アップロード時にExif情報を自動的に削除する設定になっています。しかし、すべてのサービスがそうとは限りません。心配な方は、カメラアプリの設定で位置情報をオフにしておくことをお勧めします。
iPhoneの最大の闇:利用頻度の高い場所機能
iPhoneユーザーに特に注意してほしいのが、「利用頻度の高い場所」という機能です。この機能は、あなたがよく訪れる場所と、そこでの滞在時間を自動的に記録しています。多くのユーザーがこの機能の存在を知らないまま、日々の行動履歴が記録され続けているのが現状です。
この機能は設定アプリの深い階層に隠れているため、意識的に探さない限り気づきません。プライバシーを重視する方は、システムサービスの設定を確認し、必要に応じてオフにすることをお勧めします。
SNSと位置情報共有機能の進化
LINEの位置情報送信機能:震災から生まれた革新
LINEの位置情報送信機能は、実は東日本大震災をきっかけに生まれた機能だと言われています。災害時に家族や友人の安否を確認し、居場所を共有する必要性から、この便利な機能が実装されました。最初はLINEにはなかった機能ですが、今では多くのユーザーに利用される基本機能の一つとなっています。
この機能の登場後、他のメッセージングサービスも追随しました。ショートメール、Facebookのメッセンジャー、Skypeなどにも同様の位置情報共有機能が追加されていきました。災害時だけでなく、日常的な待ち合わせや道案内にも活用できる便利な機能として定着しています。
リアルタイム位置情報共有の波:ZenlyからGoogleマップまで
位置情報共有はさらに進化し、リアルタイムで継続的に位置を共有するサービスも登場しました。Zenlyというアプリは、友達の現在位置を常に地図上で確認できるサービスとして、特に若者の間で人気を集めました。Googleマップにも同様の機能が実装され、家族間での位置共有などに活用されています。
最近では、Instagramのノート機能にも位置情報を共有する機能が追加されました。この機能は登場時に「プライバシーへの配慮が不十分だ」として炎上する事態となりました。ストーリーズ機能にもアーカイブの位置情報をマッピングする機能があり、過去に訪れた場所を地図上で振り返ることができます。
位置情報があるからこそ、これらの便利な機能が使えるようになっているのですが、逆に位置情報がなければ不便を感じる場面も増えてきました。SnapChatも位置情報を共有する機能を提供しており、SNSと位置情報の結びつきはますます強くなっています。
各種SNSプラットフォームの位置情報機能
Instagramには、投稿時に位置情報を付加する機能があります。以前はリールに位置情報を元に投稿を絞り込む機能がありましたが、残念ながらこの機能は現在提供されていません。しかし、Instagramには位置情報がマッピングされた地図を見る機能が残っており、特定の場所で撮影された投稿を一覧で見ることができます。これは観光地の情報収集などに便利な機能です。
TikTokでも、現在テスト的に位置情報で絞り込む機能が導入されたり削除されたりと、試行錯誤が続いています。位置情報を活用したコンテンツ配信は、プラットフォーム側にとってもユーザー側にとっても、まだ発展途上の分野と言えるでしょう。
Yahoo!天気アプリは、位置情報を活用した代表的なアプリの一つです。現在地の天気を自動的に表示してくれる機能は、多くのユーザーに重宝されています。位置情報があるからこそ実現できる、非常に便利なサービスです。
Googleマップと位置情報ビジネスの最前線
地図サービスの多様化とビジネス活用
Googleマップについては、今回の講義では詳細を割愛した部分もありますが、ローカルガイドやGoogleビジネスプロフィールといった重要な機能があります。Googleビジネスプロフィールは、店舗やビジネスのオンラインプレゼンスを管理するツールとして、多くの事業者に活用されています。
競合サービスも存在します。Microsoftは「Bing Places for Business」をリニューアルし、Appleも独自の地図サービスを展開しています。Yahoo!マップは、特に年配の方々に人気があります。シンプルなインターフェースと見やすいデザインが支持されているようです。
カーナビ機能の比較:Yahoo!カーナビの隠れた利点
カーナビアプリについて、Yahoo!カーナビとGoogleのカーナビのどちらが優れているかという議論があります。Yahoo!カーナビには実は非常に便利な機能があります。それは、車両の大きさを登録できる機能です。車の大きさによって案内するルートが変わってくれるため、大型車やキャンピングカーを運転する方にとっては非常に便利な機能となっています。
最近では、グルメサイトではなく、Googleで直接お店を探す人が増えてきました。位置情報を活用して、現在地から近い店舗、営業中の店舗を素早く見つけられることが、この傾向を後押ししています。予約サイトについても様々なサービスがありますが、今回の講義では時間の都合上、詳細は割愛しました。
Googleマップのタイムライン機能:記憶の自動記録
Googleマップのタイムライン機能は、今回の講義で特に重要なポイントとして解説しました。この機能はデフォルトではオフになっていますが、オンにすると非常に便利です。あなたがいつ、どこに行ったのか、どのルートを通ったのかが自動的に記録されます。
旅行の思い出を振り返ったり、過去に訪れたレストランを探したりするのに役立ちます。しかし、この機能を使うということは、あなたの位置情報、行動パターン、趣味嗜好がGoogleに把握されているということでもあります。プライバシーと利便性のトレードオフを理解した上で、使用を判断する必要があります。
Googleマップには口コミサイトが二つ存在しており、今回はその詳細を紹介できませんでしたが、ユーザー生成コンテンツとして重要な役割を果たしています。
ARモードとAI機能:地図の未来
Googleマップのライブビュー機能を使うと、ARモード(拡張現実モード)で地図案内を受けられます。実際の景色にナビゲーション情報が重ねて表示されるため、方向音痴の人でも迷わず目的地にたどり着けます。観光地では、建物や名所の情報がAR表示されることもあり、ガイドブックなしで観光を楽しめるようになっています。
最近では、AI検索モードの中にGoogleビジネスプロフィールの情報が表示されるようになりました。これは新しく追加されたスライドで説明した内容ですが、検索エクスペリエンスとローカルビジネス情報の統合が進んでいることを示しています。
Googleマップの意外な機能:友達検索とプライバシー懸念
ここで注意してほしい機能があります。Googleマップで友達の名前を検索すると、その人の位置情報が表示されることがあるのです。特に連絡先と紐付けしている場合、この現象が起こりやすくなります。
さらに驚くべきことに、連絡先に入れた覚えがないような情報まで、なぜか同期されてしまっているケースがあります。これはプライバシーの観点から非常に注意が必要な事象です。知らず知らずのうちに、自分の位置情報が他人に知られてしまう可能性があるため、設定を確認することをお勧めします。
過去のサービス「セカイカメラ」:時代を先取りしすぎたアプリ
以前、「セカイカメラ」というアプリが存在しました。このアプリを起動してスマートフォンを世の中にかざすと、近くで位置情報を付けてつぶやいている情報がAR表示される、という画期的な機能を持っていました。拡張現実と位置情報、ソーシャルメディアを組み合わせた先進的なコンセプトでしたが、時代を先取りしすぎていたのか、残念ながら現在はサービスを終了しています。
ChatGPT Thinkingモードによる位置特定の脅威
今回の講義で新しく追加した重要なトピックとして、ChatGPTのThinkingモードによる位置情報特定の話があります。実際の事例として、あるYouTuberが「どこどこに行ってきました」と投稿した写真1枚から、ChatGPTのThinkingモードを使って位置情報を特定する実験を紹介しました。
AIは写真に映っているものを詳細に分析し、建物の特徴、看板、風景などから場所を推測していきます。この技術が発展したことで、安易に自宅の部屋から撮った写真や、特徴的な建物が映った写真を投稿すると、住所が特定されてしまう可能性が高まっています。特に女性の方は、ストーカー被害などのリスクがあるため、写真の投稿には十分な注意が必要です。
チェックイン文化の変化:チェックアウト時の投稿を
位置情報を付けて投稿する際の重要な注意点があります。それは、「チェックイン」ではなく「チェックアウト」時に投稿するという習慣です。現在その場所にいることをリアルタイムで投稿してしまうと、悪意のある人に現在位置を知られてしまいます。
特に女性の場合、ストーカーや空き巣のターゲットになるリスクがあります。「今、家を出ています」という情報は、「今、家が留守です」という情報でもあるのです。安全のため、その場所を離れてから投稿する習慣を身につけることをお勧めします。
実店舗誘導の新しい形:TikTok Go
位置情報を活用したビジネスの新しい形として、TikTok Goというサービスが始まりました。これは実店舗に誘導するアフィリエイトサービスで、位置情報とソーシャルメディアマーケティングを組み合わせた新しいビジネスモデルです。ユーザーは近くのお店の情報を得られ、店舗側は効果的に集客できるという、双方にメリットのある仕組みとなっています。
郵便番号、デジタルアドレス、Plus Codesの進化
今回新しく追加したトピックとして、郵便番号、デジタルアドレス、Plus Codesの話があります。これらは住所を表現する新しい方法として注目されています。
特にデジタルアドレスは、従来の住所表記とは異なる新しいアドレス体系として、今後の普及が期待されています。ただし、普及しないと結局使えないという課題もあります。実際、住所の入力欄にデジタルアドレスだけで登録できるサービスはまだ少なく、依然として従来の住所を書く必要があることが多いのが現状です。
Plus Codesも同様に、位置情報を簡潔に表現する新しい方法として開発されましたが、普及には時間がかかりそうです。
人間の帰巣本能の喪失:GPSがもたらした代償
講義の中で、人間の帰巣本能の喪失についても触れました。動物は驚くべき帰巣本能を持っています。鳥は何千キロも離れた場所から巣に戻れますし、サケは生まれた川に戻ってきます。人間も本来、こうした能力を持っていたはずですが、地図やGPS、カーナビなどの文明の利器に頼りすぎた結果、この能力を完全に失ってしまったのではないかという議論があります。
便利な機能に依存しすぎることで、人間の本能が退化していくという問題は、位置情報技術に限らず、現代のテクノロジー全般に言えることかもしれません。
学生たちの位置情報活用実態と質疑応答
現代の若者はどうやって目的地にたどり着くのか
講義の冒頭で、学生たちに「友達の家に行く時にどうやって行っていますか?」という質問を投げかけました。その回答から、現代の若者の位置情報活用実態が見えてきます。
「GoogleマップのリンクをLINEで送ります」という回答は、まさに現代的なアプローチです。URLを送るだけで、相手は正確な目的地情報を受け取り、ナビゲーションを開始できます。非常にスマートな方法と言えるでしょう。
「目印の場所から一緒に行くことが多いです」という回答もありました。共通の分かりやすい場所を待ち合わせ地点に指定し、そこからは実際に一緒に歩いていくという方法です。これは昔ながらのやり方ですが、今でも有効な手段として使われています。
「LINEで位置情報を送ります」という回答は、最も新しいスマートな方法です。LINEの位置情報送信機能を使えば、現在地や目的地を簡単に共有できます。しかし、驚くべきことに、この便利な機能を知らない学生が多かったのです。
「目印の場所に集合して友達と一緒に行きます」という回答は、リアルな人間関係を重視した昔ながらの方法です。デジタル技術に頼らず、実際に会ってから一緒に移動するというアプローチですね。
興味深い回答として「LINEでGoogleマップのスクリーンショットを送ります」というものがありました。なぜスクリーンショットなのか、リンクを送れば良いのにと思いましたが、これも一つの方法として実践されているようです。
方向音痴の学生の悩み
ある学生からは、こんな切実な声が寄せられました。「ひどい方向音痴で、地図でやり取りしても、リアルタイムで説明されても、道や部屋を間違えてしまうため、おおよそ目印のところで合流し、友達と一緒に行きます」
これは昔ながらの方法ですが、実は意外に定番のやり方なのです。目的の場所まで相手に来てもらって、そこから一緒に行動するというパターンは、ビジネスシーンでも今なお使われています。
実際、私自身も仕事で企業を訪問する際、GoogleマップのリンクやPINを送られてくるケースはそれほど多くありません。むしろ「最寄り駅まで迎えに行きます」とか「この場所で待ち合わせましょう」というパターンが多いのです。
「友達と一緒に行くか、迎えに来てもらうことが多いです」という回答も同様の傾向を示しています。デジタル技術が発達しても、人と人との直接的なコミュニケーションや助け合いは、依然として重要な役割を果たしているということですね。
LINEの位置情報機能を知らない若者たち
「位置情報を送るときは、Googleマップからコピーして送っていたので、LINEで直接送る機能があるのは知りませんでした」という感想が複数ありました。これは非常に驚きでした。LINEの位置情報送信機能は、LINEが発明した機能と言っても過言ではないほど画期的なものです。
東日本大震災をきっかけに生まれた、日本発の素晴らしい機能なのですが、若者の間でもまだ十分に認知されていないことが分かりました。この機能を知らずにわざわざGoogleマップのURLをコピーして送っている人がいるのは、もったいない限りです。
「LINEの機能を知りませんでした」という声も多く、これには本当に驚かされました。若者でもこの便利な機能を知らない人が多いというのは、非常に残念なことです。この機能は本当に便利なので、ぜひ多くの人に使ってほしいと思います。
学校帰りの実践的な覚え方
「学校帰りに一緒に行って覚えることが多いです」という回答もありました。これは非常に良い学習方法だと思います。実際に歩きながら道を覚えることで、デジタル機器に頼らない空間認識能力を維持できます。人間の本能的な能力を退化させないためにも、時にはナビに頼らず、自分の目と足で道を覚えることは大切です。
「LINEで送ってました」という回答については、何を送っているのか気になりました。地図のスクリーンショットなのか、リンクなのか、位置情報そのものなのか。同じ「LINEで送る」でも、その内容によって便利さが大きく変わってきます。
デジタルアドレスへの反応
デジタルアドレスについては、「初めて知りました。便利ですね」という声がありました。ただし、この技術がどのぐらい普及するかが鍵となります。普及しないと結局使えないサービスになってしまうからです。
理想的には、住所の入力欄にデジタルアドレスだけで登録できるようになれば良いのですが、現状ではまだ従来の住所表記を求められることがほとんどです。この矛盾を解消しない限り、デジタルアドレスの普及は難しいかもしれません。
「聞いたことはありましたが、今の形に不便を感じていないので、まだ登録しなくていいかなと思ってしまいます」という意見もありました。これは多くの人が感じていることでしょう。新しい技術を導入するには、現状に対する不満や、明確なメリットが必要です。デジタルアドレスが本格的に普及するには、もう一段階のブレイクスルーが必要かもしれません。
動物の帰巣本能に対する驚き
「動物の帰巣本能は本当にすごくて不思議だと思います」という感想がありました。動物がもともと持っている本能の素晴らしさに改めて気づかされます。家族のいる場所に戻るため、餌のある場所を見つけるため、動物たちはこの能力を失うわけにはいきません。
しかし、人類はこの機能を完全に失ってしまったと言えるでしょう。GPS、カーナビ、スマートフォンの地図アプリに依存した結果、自分の力で道を見つける能力が退化してしまったのです。
ナビと地図、どちらが優れているか
「ナビに頼っていたら何分も迷ったのに、ちゃんと地図を見て自力で向かったら一瞬で着いたことがあります」という興味深い体験談がありました。これは、地図を読む能力とナビに従う能力が、実は異なるスキルであることを示しています。
地図が得意な人とナビが得意な人がいるのです。地図が得意な人は、全体的な地理関係を把握し、複数のルートを比較検討できます。一方、ナビが得意な人は、指示に従って確実に目的地にたどり着くことができます。
この問題を解決する可能性があるのが、先ほど紹介したGoogleマップのARモードです。実際の景色に道案内を重ねて表示することで、地図が苦手な人でも、ナビが苦手な人でも、直感的に目的地にたどり着けるようになります。
「ナビは迷ったら使うようにしています」という回答は、バランスの取れた使い方だと思います。なるべくナビを使わずに自分の力で行けるように努力しつつ、本当に困ったときだけナビに頼るというアプローチは、人間の能力を退化させないために重要です。
人間の本能退化への危機感
「人間の本能が退化していると聞いて、いつか突然便利な機能が全て使えなくなった時、人間はどうなるのかと考えると怖いなと思いました」という感想は、非常に本質を突いています。
もし大規模な災害や戦争、太陽フレアなどによって衛星通信が途絶えたら、現代人の多くは道に迷い、目的地にたどり着けなくなるでしょう。それは恐ろしいシナリオです。
しかし、人間はまた進化していくものです。退化した能力が問題になれば、その能力を再び獲得しようとする動きも出てくるでしょう。もしくは、退化を補う新しい技術が開発されるかもしれません。人類の歴史は、問題と解決の繰り返しなのです。
Googleマップのバグと位置情報の精度
「マップで自分の現在地の表示がバグなのか、建物にめり込んで動かなくなってしまい、位置が分からなくなったことがあります」という経験談もありました。これは実際によくあることです。
GPS信号は、高層ビルの谷間や屋内、地下などでは受信が困難になります。衛星からの信号がうまく受信できない時、位置情報が不正確になったり、更新されなくなったりすることがあるのです。建物の壁に「めり込んだ」ように見えるのも、このような受信不良が原因です。
オフラインでも動作するカーナビの秘密
「山道でもどこでも、圏外の区域に入ってもカーナビが動く理由がわかりました」という感想がありました。これはGPSの仕組みを理解する上で重要なポイントです。
GPSは衛星から信号を受信するだけで動作します。インターネット接続は必要ありません。地図データをあらかじめダウンロードしておけば、オフライン状態でも位置情報の取得とナビゲーションが可能なのです。
この使い方は非常に賢いと思います。登山やキャンプなど、電波の届かない場所に行く前に、Googleマップで該当エリアの地図をダウンロードしておけば、オフラインでも地図とナビゲーション機能を使うことができます。
利用頻度の高い場所が表示されない謎
「利用頻度の高い場所をオンにしているけど、何も表示されませんでした」という質問がありました。これはおそらく、位置情報サービス自体がオフになっているのではないでしょうか。
iPhoneの設定で、位置情報サービスがオンになっているか、システムサービスの「利用頻度の高い場所」がオンになっているか、確認してみてください。両方がオンになっていないと、データが蓄積されません。
データ収集の実態への恐怖
「システムサービスのことを全く知りませんでした」「収集されているデータの内容を把握しないのは恐ろしく感じました」という声もありました。多くのユーザーが、自分のデータが何を収集され、どのように使われているのか知らないまま、デバイスを使用しているのが現実です。
これが良いことなのか悪いことなのかは、議論の分かれるところです。犯罪捜査には確かに便利な側面があります。実際、位置情報データがアリバイの証明に使われたり、犯人の特定に役立ったりすることもあります。
しかし、自分のデータを自分でコントロールする権利、つまりプライバシーの権利も重要です。収集しているのであれば、ユーザーがそれを見る権利もあるべきではないでしょうか。
「利用頻度の高い場所を知らない間に記録されて驚きました。朝家を出た時間もぴったりでした」という声からは、この機能の精度の高さと同時に、それがもたらす恐怖が伝わってきます。
確かに怖い面もありますが、見方を変えれば、これがアリバイとして使えることもあります。「その時間、私は別の場所にいました」という証明に、この記録が役立つ可能性もあるのです。
Zenlyのトラブル事例
「友達がZenlyをやってましたが、トラブルが起きたので、使い方によっては怖いなと思いました」という体験談は、リアルタイム位置情報共有の危険性を示しています。
Zenlyは常に友達の現在位置が分かるという便利さがある反面、プライバシーの問題、ストーカーのリスク、嫉妬や監視によるトラブルなど、様々な問題を引き起こす可能性があります。実際、このアプリを原因とした人間関係のトラブルは少なくありません。
Yahoo!天気とミセスの騒音問題
「ミセスの騒音の時にYahoo!天気が話題でしたね」という指摘がありました。これは、人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」のライブで発生した騒音問題のことです。
Yahoo!天気アプリの雨雲レーダー機能と同様の仕組みで、どの範囲まで騒音が届いたかを可視化できたことが話題になりました。位置情報を活用することで、音の伝播範囲を地図上にマッピングし、被害状況を可視化できたのです。
災害時にも、このような機能は非常に有用です。地震の揺れの範囲、津波の到達エリア、台風の被害状況など、様々な情報を位置情報と組み合わせることで、より効果的な対応が可能になります。こうしたツールを把握しておくことは、防災の観点からも重要だと思います。
位置情報の不正取得への懸念
「位置情報を勝手に抜くのが違法になってほしい」という意見もありました。実際、本人の同意なく位置情報を取得することは、個人情報保護法に違反する可能性があります。
しかし、現実にはグレーゾーンが多く存在します。アプリの利用規約に小さく書かれた同意事項、デフォルトでオンになっている設定、分かりにくいプライバシー設定など、ユーザーが意図せず位置情報を提供してしまう仕組みは数多くあります。
法整備と技術的な対策の両面から、ユーザーのプライバシーを守る取り組みが必要とされています。
タイムラインの不思議な記録
「タイムラインを見たら、昨日ずっとファミマにいたことになってました」という報告は興味深いですね。これは、位置情報の精度や記録のアルゴリズムに問題があった可能性があります。
もしかすると、実際にはファミマの近くを何度か通っただけなのに、システムがそこに長時間滞在していると誤認識したのかもしれません。あるいは、GPS信号の受信状況によって、実際の移動が正しく記録されなかった可能性もあります。
この話から分かることは、タイムライン機能がオンになっていたということですね。多くの人が、自分のタイムライン機能がオンになっていることに気づいていないまま、日々の行動が記録され続けているのです。
おわりに
本日の講義では、位置情報技術が私たちの生活をどのように変えてきたか、そして今後どのような影響を与えていくのかについて、様々な角度から考察しました。GPSや各種位置情報サービスは、私たちに驚くべき利便性をもたらしました。道に迷うことなく目的地に到着でき、友人との待ち合わせもスムーズになり、災害時の安否確認も容易になりました。一方で、プライバシーの問題、人間の本能的能力の退化、悪用のリスクなど、新たな課題も生まれています。学生の皆さんからの質問や感想を通じて、若い世代がこれらの技術をどのように使いこなし、また何に困っているのかが見えてきました。LINEの位置情報送信機能を知らない人が多かったことは意外でしたが、逆に言えば、まだまだ便利な使い方を知らずにいる人が多いということです。ビジネスにおいても、プライベートにおいても、位置情報は非常に重要な役割を果たしています。ただし、その便利さに飲み込まれることなく、プライバシーとセキュリティにも十分な注意を払うことが大切です。アプリの位置情報設定を定期的に確認し、必要のないアプリには位置情報へのアクセスを許可しないなど、自己防衛の意識を持つことをお勧めします。今後も位置情報技術は進化を続け、私たちの生活をさらに便利にしていくでしょう。その恩恵を最大限に享受しつつ、リスクを最小限に抑える賢い使い方を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
よくある質問(Q&A)
Q1: LINEで位置情報を送る方法を教えてください
A: LINEで位置情報を送る方法は非常に簡単です。まず、トーク画面を開き、左下の「+」ボタンをタップします。すると様々なメニューが表示されますので、その中から「位置情報」を選択してください。すると地図が表示され、現在地が自動的にピン表示されます。そのまま送信すれば現在地を共有できますし、地図をドラッグして別の場所を指定することも可能です。待ち合わせ場所を伝えたい時、自分が今どこにいるか知らせたい時に非常に便利な機能です。Googleマップのリンクをコピー&ペーストする必要もなく、数タップで完了します。災害時の安否確認にも役立つ機能なので、ぜひ使い方を覚えておいてください。
Q2: 写真のExif情報を削除する方法はありますか?
A: 写真のExif情報を削除する方法はいくつかあります。最も確実なのは、スマートフォンのカメラ設定で位置情報をオフにしておくことです。iPhoneの場合は「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」で「なし」または「このAppの使用中のみ許可」を選択できます。Androidでも同様にカメラアプリの権限設定で位置情報をオフにできます。既に撮影済みの写真からExif情報を削除したい場合は、専用のアプリを使用する方法があります。App StoreやGoogle Playで「Exif削除」「メタデータ削除」などと検索すれば、様々なアプリが見つかります。また、多くのSNS(Instagram、Twitter、Facebookなど)は投稿時に自動的にExif情報を削除してくれますが、個人のブログや掲示板に直接アップロードする場合は、事前に削除しておくことをお勧めします。
Q3: Googleマップのタイムライン機能は使った方が良いですか?
A: Googleマップのタイムライン機能には一長一短があります。メリットとしては、過去に訪れた場所を簡単に振り返れること、旅行の記録として活用できること、行ったレストランやお店を後から探せること、アリバイの証明に使える可能性があることなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、自分の行動パターンがGoogleに把握されること、万が一アカウントが乗っ取られた場合に全ての行動履歴が流出するリスクがあること、プライバシーへの懸念などがあります。使用するかどうかは、これらのメリットとデメリットを天秤にかけて判断してください。もし使用する場合でも、定期的に不要な履歴を削除する、共有設定を確認するなど、セキュリティ対策を忘れずに行いましょう。また、家族や親しい友人以外とデバイスを共有しないことも重要です。
Q4: 位置情報を悪用されないための対策を教えてください
A: 位置情報を悪用されないための対策はいくつかあります。まず、アプリの位置情報へのアクセス権限を定期的に確認し、必要のないアプリには許可を与えないことが基本です。特に、ゲームアプリや懐中電灯アプリなど、本来位置情報が必要ないはずのアプリが位置情報を要求している場合は注意が必要です。SNSに投稿する際は、リアルタイムではなく、その場所を離れてから投稿する習慣をつけましょう。特に自宅や職場、学校などの位置情報は投稿しないように注意してください。写真を投稿する際は、背景に住所が特定できるような情報(表札、特徴的な建物、部屋からの景色など)が映り込んでいないか確認しましょう。iPhoneの「利用頻度の高い場所」機能など、知らないうちにオンになっている位置情報記録機能がないか、設定を確認することも大切です。また、公共のWi-Fiを使用する際は、VPNを使用するなどの対策も有効です。
Q5: カーナビとスマホの地図アプリ、どちらが優れていますか?
A: カーナビとスマホの地図アプリには、それぞれ異なる強みがあります。カーナビの利点は、画面が大きく見やすいこと、運転に特化した設計で操作がシンプルなこと、電波状況に左右されにくいこと、バッテリー切れの心配がないことなどです。一方、スマホアプリの利点は、常に最新の地図情報が使えること、リアルタイムの交通情報が反映されること、無料で使えること、持ち運びが容易なことなどがあります。Yahoo!カーナビには車両サイズを登録できる機能があり、大型車を運転する方には特に便利です。Googleマップは徒歩や公共交通機関のルート検索にも強く、目的地周辺の施設情報も充実しています。結論としては、長距離ドライブや慣れない土地での運転には専用カーナビが安心ですが、日常的な運転やちょっとした道案内にはスマホアプリで十分です。また、オフライン地図をダウンロードしておけば、山道などでもスマホアプリが使えます。自分の使用目的に合わせて、使い分けることをお勧めします。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=UrNMd6E16m4
0:00 👋 導入・挨拶と講義概要の紹介
1:06 📋 レジュメ説明と今回の新規トピック
2:14 🛰️ GPSの基本とWi-Fi位置情報
3:19 📷 写真のExif情報と位置情報の危険性
4:14 📱 SNSの位置情報共有機能
5:13 🗺️ 各種地図アプリの比較と特徴
6:14 🔍 GoogleMapの便利機能とAI連携
7:19 ⚠️ 位置情報の安全な使い方とChatGPTの脅威
8:25 💬 学生からの質問回答(道案内の方法)
10:26 🧭 ナビと本能についての学生の感想
12:33 🔒 位置情報のプライバシー問題
13:36 🎵 まとめと関連音楽の紹介
情報リテラシー論08位置情報で激変の生活習慣’25長岡造形大学

📍 GPS(衛星測位システム) アメリカの衛星を使った位置情報システムの名称で、他にも様々な衛星が地球上を飛んでいます。スマートフォンで現在地を特定したり、子供の見守り、忘れ物追跡のAir Tagなど、私たちの生活に欠かせない技術となっています。一方でストーカーや探偵行為に悪用される危険性もあり、位置情報の取り扱いには注意が必要です。
📷 Exif情報 写真ファイルに記録される撮影場所、日時、使用機材などのメタデータのことです。そのままネットにアップロードすると位置情報や撮影時間が第三者に知られてしまう危険があります。FacebookやInstagram、Twitterなどは基本的にExif情報を削除する設定になっていますが、心配な場合はカメラの位置情報設定をオフにしておくことが推奨されます。
🗺️ Googleマップタイムライン ユーザーの移動履歴や訪れた場所を自動的に記録する機能で、デフォルトではオフになっています。オンにすると自分の行動記録を振り返ることができて便利ですが、同時にGoogleに趣味嗜好や生活パターンが把握されることになります。位置情報の記録は便利な反面、プライバシーとのトレードオフを理解した上で利用することが大切です。
💬 LINE位置情報送信機能 東日本大震災をきっかけに生まれた機能で、自分の現在地を簡単に共有できます。この機能の登場後、ショートメール、Facebookメッセンジャー、Skypeなど他のサービスも追随して同様の機能を実装しました。友達との待ち合わせや緊急時の連絡に便利ですが、この機能を知らない若者も多く、もっと活用されるべき便利な機能と言えます。
🎯 Zenly(ゼンリー) 位置情報をリアルタイムに友達と共有できるアプリで、若者を中心に人気でした。常に居場所が共有されるため便利な反面、トラブルも発生しており、使い方によっては危険性が高いサービスです。InstagramのノートやGoogleマップにも同様の機能があり、位置情報の常時共有には慎重になる必要があります。
🌐 Wi-Fi位置情報 GPSが搭載されていないパソコンでも、Wi-Fiのアクセスポイント情報から位置を特定できる技術です。Google Chromeのシークレットウィンドウを使用しても実際には位置情報やIPアドレスが把握されてしまいます。完全に匿名性を保ちたい場合はTorブラウザーなど特殊なブラウザを使用する必要があります。
🏠 iPhone利用頻度の高い場所 iPhoneに搭載されている機能で、ユーザーの訪問場所と滞在時間を自動的に記録・表示します。朝家を出た時間まで正確に記録されており、アリバイ証明にも使える一方、知らない間に行動が記録されていることに驚く人も多い機能です。この存在を「iPhone最大の闇」と表現する人もいるほど、プライバシーに関わる重要な機能です。
🎭 チェックイン・チェックアウト SNSで位置情報を投稿する際の安全な使い方として、その場にいる時(チェックイン時)ではなく、その場を離れた後(チェックアウト時)に投稿することが推奨されています。特に女性はストーカー被害などのリスクがあるため、リアルタイムでの位置情報公開は避けるべきです。
🤖 ChatGPT Thinkingモード ChatGPTの新機能で、写真1枚から映っている建物や風景を詳細に分析し、位置情報を特定できるようになりました。YouTuberが投稿した写真から撮影場所を特定することも可能で、部屋からの写真を安易に投稿すると住所がバレる危険性があります。AI技術の進化により、位置情報保護の重要性がさらに高まっています。
🧭 帰巣本能の退化 動物が持つ巣に戻る能力に対し、人間はGPSやナビに依存することで方向感覚や地図を読む能力が退化しています。ナビに頼らず地図を見て自力で向かった方が早く着いた例もあり、便利な機能がすべて使えなくなった時の不安も指摘されています。適度に自力で道を探す訓練も大切です。
超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/kSMfzPkrRrs
情報リテラシー論08位置情報で激変の生活習慣’25長岡造形大学
長岡造形大学 情報リテラシー論 第8回
講師:ネットビジネス・アナリスト 横田秀珠
位置情報で激変の生活習慣
GPSや地図アプリによって私たちの生活がどう変わったか、そして位置情報の便利さと危険性について学びます
• 郵便番号の話
• デジタルアドレスの話
• Plus Codesの話
• 人間はなぜ自分のいる場所に戻れなくなったか
• ChatGPT Thinkingモードで位置情報特定
他にもいろんな衛星が地球上を飛んでいる
GPS以外にも複数の衛星測位システムが存在
GPSの便利な活用例
• 子供の見守り – 安全確認に便利• AirTag – 忘れ物や持ち物の追跡
• 居場所の共有 – 待ち合わせに便利
• ストーカー行為が可能に
• 探偵のような追跡が可能に
• プライバシー侵害のリスク
💡 対策方法
Torブラウザーを使うと位置情報を隠せる
写真に記録される以下の情報:
• 📍 撮影した場所(位置情報)
• 🕐 撮影した時間
• 📱 撮影した機械・機種
• その他のメタデータ
そのままネットにアップロード
位置情報や撮影時間が丸わかり
カメラの位置情報をオフ
最初から記録させない
主要SNSの対応状況
Facebook、Instagram、Twitter(X)などは自動的にExif情報を削除する設定になっている
ただし、心配な方はカメラアプリの位置情報をオフに
⚠️ 利用頻度の高い場所
iPhoneには自動的に記録される機能があり、場所と滞在時間が表示されている
設定を確認して、必要に応じてオフにしましょう
🗾 東日本大震災とともに生まれた機能
LINEで位置情報を直接送信できる機能が追加された
• ショートメール(SMS)
• Facebookメッセンジャー
• Skype
位置情報送信機能が次々と実装された
Googleマップ
Zenly
ノート機能
Snapchat
⚠️ Instagramノート機能が炎上
位置情報を共有する機能が追加され、プライバシーの懸念から炎上した
• Instagramストーリーズのマッピング
• TikTokの位置情報絞り込み(テスト中)
• リールの位置情報フィルター(現在は廃止)
Googleマップ
Apple地図
Bingマップ
Yahoo!マップ
Yahoo!カーナビの便利機能
車を登録できる機能があり、車の大きさによって案内する道が変わる
大型車や特殊車両にも対応した経路案内が可能
最近ではグルメサイトからではなく、
Googleでお店を探す人が増加
📝 行動履歴の記録
デフォルトはオフだが、オンにすると以下が記録される:
• いつどこに行ったか• どの経路を通ったか
• 滞在時間
• 移動手段(徒歩、車、電車など)
• 行動記録が便利
• アリバイ証明に使える
• 思い出の振り返り
• Googleに全て把握される
• プライバシーの懸念
• 趣味嗜好が分析される
⚠️ 写真1枚から位置を特定
ChatGPTのThinkingモードを使うと、写真に映り込んだ情報から撮影場所を高精度で特定できるようになった
ストーカーなどの犯罪に悪用される可能性があるため、
リアルタイムでの位置情報共有は慎重に
友達の名前を検索すると位置が表示される
Googleマップで友達の名前を検索すると、連絡先と紐付いた位置情報が表示されることがある
連絡先に入れた覚えのない情報まで同期されていることも
ビジネス
プロフィール
Bing Places
for Business
Apple
ビジネス登録
新しいアフィリエイト形態
TikTok Go – 実店舗に誘導するアフィリエイトサービスが開始
✅ LINEで位置情報を送る(スマートなやり方)
✅ 目印の場所に集合して友達と一緒に行く(定番)
✅ GoogleマップのスクリーンショットをLINEで送る
⚠️ LINEの位置情報送信機能を知らない学生が多い
💡 LINEの位置情報送信は便利
LINEが発明した機能と言っても過言ではない便利な機能。若者でも知らない人が多いので、ぜひ活用しましょう
→ 普及が課題。普及しないと結局使えない
→ 人類は完全にこの本能を失ってしまった
→ 地図が得意な人とナビが得意な人がいる。GoogleマップのARモードが解決策かも
→ アリバイにも使えるが、プライバシーの懸念も
→ リアルタイム位置共有は慎重に
→ 災害時には使えるツール。どの範囲まで騒音が届いたか可視化されていた
便利さと危険性のバランス
位置情報はビジネスにもプライベートにもすごく便利な機能
一方でプライバシーやセキュリティのリスクも
• 待ち合わせに位置情報共有
• 災害時の安否確認
• ビジネスの集客
• 思い出の記録
• リアルタイム共有は慎重に
• チェックアウト時に投稿
• 不要なアプリの権限オフ
• 写真のExif情報
アプリの中で変なものに位置情報がオンになっていないか、
定期的にチェックしましょう!


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