2024年度Instagramいいね!数・再生回数・保存数インサイト分析
先週は出張が無かったので
色々と買って過ごしましたw
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp
さて、本題です。
Instagramの1年間を
試したい方は以下から
調べられるんだけど↓
https://bestnine.net/ja
うまく動かなくなったよね。
Instagramも頑張っていますので
⇒ https://www.instagram.com/enspire.co.jp/
よかったら僕をフォローしてね。
2025年もよろしくお願いします。
2017年から始めたInstagramの
年間いいね!数ランキングですけど
2017年
https://yokotashurin.com/sns/instagram2017.html
2018年
https://yokotashurin.com/sns/instagram2018.html
2019年
https://yokotashurin.com/sns/instagram2019.html
2020年
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2021年
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2022年
https://yokotashurin.com/sns/instagram2022.html
2023年
https://yokotashurin.com/sns/instagram2023.html
2024年も振り返っていきます。
Instagram投稿、リール、ストーリーズで、
いいね数・再生回数・保存数などについて
インサイト分析したら面白いことが判明。
https://www.youtube.com/watch?v=gRAdc82X2JI
2024年度Instagramいいね!数・再生回数・保存数インサイト分析
2024年のInstagram分析では、リール動画の再生数合計が約20万回に達し、保存数やリーチ数が成績を左右する重要指標とされました。一方、保存数と再生回数、いいね数の相関が低い点や、リール動画のインサイトで詳細な訪問経路が見えない点が課題として浮上。また、カルーセル投稿が1枚画像投稿よりもパフォーマンスが良い傾向が確認されました。本文にキーワードを多く含める重要性も指摘され、キーワード検索を活用した最適化が推奨されています。
2024年度Instagramインサイト分析:傾向と考察
1. Instagramフォロワー数の増減傾向
1.1 フォロワー増加数の減少
2024年度のInstagramアカウント運用において、最も顕著な変化はフォロワー増加数の大幅な減少です。2023年度には年間で約350~400人のフォロワー増加が見られたのに対し、2024年度はわずか約100人増に留まりました。この減少の背景には、複数の要因が複合的に影響していると考えられます。まず、Instagramプラットフォーム全体のユーザー数の伸び悩み、特に新規ユーザーの獲得が難しくなっている現状が挙げられます。これは、他のSNSプラットフォームの台頭や、ユーザーのSNS利用に対する意識の変化など、外部環境の要因による影響が大きいでしょう。
次に、アカウント運用自体の停滞も大きな要因です。過去の成功体験にとらわれ、投稿内容や頻度、ユーザーとのコミュニケーションなど、アカウント運用戦略がマンネリ化している可能性が考えられます。Instagramのアルゴリズムは常に変化しており、過去に有効だった戦略が必ずしも現在も有効とは限りません。そのため、常に最新のアルゴリズムを理解し、それに対応した柔軟な運用が求められます。また、競合アカウントの増加も、フォロワー獲得競争を激化させている要因の一つです。多くの企業や個人がInstagramを活用するようになり、ユーザーの選択肢が増えた結果、特定のアカウントのフォロワーが増えにくくなっています。
これらの要因を踏まえ、フォロワー増加数を回復させるためには、まずInstagramの最新トレンドやアルゴリズムを徹底的に分析し、それに基づいたアカウント運用戦略を再構築する必要があります。また、ユーザーの興味を惹く魅力的なコンテンツを作成し、積極的にユーザーとコミュニケーションを取ることが重要です。さらに、競合アカウントの分析を行い、差別化を図る戦略も欠かせません。フォロワー増加は、アカウントの成長だけでなく、ビジネス成果にも大きく影響するため、戦略的なアプローチが求められます。
2. 投稿形式ごとのパフォーマンス分析
2.1 リール動画
2.1.1 再生回数
2024年度のInstagram運用において、リール動画は依然として重要なコンテンツ形式であり、合計再生回数は約20万回に達しました。これは、動画コンテンツがユーザーに受け入れられている証拠であり、Instagramのアルゴリズムもリール動画を優先的に表示する傾向があることを示唆しています。特に、最も再生回数が多かった動画は4.3万回を記録しており、特定のテーマや形式がユーザーの関心を強く引く可能性があることを示唆しています。この動画の内容を分析することで、どのような要素が再生回数増加に寄与するのかをより深く理解できるでしょう。
しかし、リール動画の再生回数は、必ずしもフォロワー数やエンゲージメントに比例するとは限りません。再生回数が多くても、いいね数や保存数、コメント数が少ない場合もあり、再生回数だけをKPIとして評価することは適切ではないと考えられます。再生回数を増やすだけでなく、ユーザーが動画の内容に共感し、アクションを起こすようなコンテンツ作りが重要です。そのためには、動画の冒頭数秒でユーザーの興味を引きつけ、最後まで見てもらえるような構成を心がける必要があります。また、トレンドの音楽やエフェクトを活用し、より魅力的な動画を作成する工夫も重要です。さらに、動画の内容に合わせて、適切なハッシュタグやキャプションを使用し、より多くのユーザーにリーチすることも不可欠です。
今後、リール動画のパフォーマンスをさらに向上させるためには、再生回数だけでなく、いいね数や保存数、コメント数など、より多角的な視点から分析を行い、効果的な動画制作戦略を立てる必要があります。また、視聴者がどの経路で動画にたどり着いたか(発見タブ、フィード、プロフィールなど)を把握し、それぞれの経路に合わせたコンテンツを作成することも重要です。リール動画は、Instagram運用において不可欠な要素であるため、継続的な分析と改善が求められます。
2.2 フィード投稿
2.2.1 保存数
2024年度のInstagramフィード投稿の分析において、保存数は再生回数やいいね数とは異なる独自の傾向を示しました。一般的に、再生回数やいいね数が多い投稿は保存数も多いと予想されますが、必ずしもそうではないことが明らかになりました。これは、保存という行為が、ユーザーが単にコンテンツを消費するだけでなく、「後で見返したい」「参考にしたい」といった意図を持って行われることを示唆しています。つまり、保存数が多い投稿には、ユーザーにとって価値が高く、役立つ情報が含まれている可能性が高いと考えられます。
保存数が多い投稿の特徴を分析すると、主に以下のような傾向が見られました。まず、特定のテーマに特化した情報発信が挙げられます。例えば、ファッション、グルメ、旅行など、特定の分野に興味を持つユーザーは、その分野に関する情報をまとめた投稿を保存する傾向があります。次に、ハウツーやノウハウなど、役立つ情報を提供するコンテンツが保存されやすい傾向があります。これらのコンテンツは、ユーザーが後で見返して実践したいと考えるため、保存される可能性が高いと考えられます。また、視覚的に魅力的なデザインや写真も、保存数を伸ばす要因の一つです。美しい風景写真や、スタイリッシュなレイアウトは、ユーザーの目を引き、保存に繋がりやすいと考えられます。さらに、キャプションで具体的な説明や補足情報を加えることも重要です。
保存数を増やすためには、まずユーザーがどのような情報を求めているのかを把握する必要があります。その上で、ターゲットユーザーのニーズに合わせた、役立つコンテンツを作成することが重要です。また、視覚的な魅力も意識し、デザインや写真のクオリティを高める努力も必要です。キャプションでは、保存を促すようなフレーズを積極的に使用し、ユーザーにアクションを促すことも有効です。保存数は、ユーザーにとってコンテンツの価値を示す重要な指標であるため、今後の運用戦略において、重視していくべきでしょう。
2.3 ストーリーズ
2.3.1 リーチ数
2024年度のInstagramストーリーズ運用において、リーチ数は目標としていた150件に届かず、改善の余地があるという結果となりました。ストーリーズは、24時間限定で表示される手軽な投稿形式であり、フォロワーとの親密度を高める効果が期待されますが、現状ではそのポテンシャルを十分に活かせていない可能性があります。リーチ数が伸び悩む要因としては、まず投稿頻度が低いことや、投稿時間が適切でないことが考えられます。ユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿しないと、リーチ数は伸びにくくなります。また、投稿内容がマンネリ化し、ユーザーの興味を引いていない可能性も考えられます。ストーリーズは、日常の何気ない出来事や、裏側を見せるなど、フォロワーとの距離を縮めるためのコンテンツが求められますが、それが不足しているかもしれません。
さらに、ストーリーズの機能を十分に活用できていないことも要因として考えられます。例えば、アンケート機能やクイズ機能、質問スタンプなどを活用することで、ユーザーとのインタラクションを促進し、リーチ数を増やすことが可能です。これらの機能を活用し、ユーザーの参加を促すことで、エンゲージメントを高めることができます。また、ストーリーズのハイライト機能を活用し、過去のストーリーズをまとめることで、新規フォロワーに過去の投稿を見てもらう機会を増やし、リーチ数の拡大に繋げることができます。
ストーリーズのリーチ数を改善するためには、まず投稿頻度を上げ、ユーザーがアクティブな時間帯に投稿することが重要です。また、投稿内容を工夫し、ユーザーの興味を引く魅力的なコンテンツを作成する必要があります。さらに、ストーリーズの機能を十分に活用し、ユーザーとのインタラクションを促進することも不可欠です。ストーリーズは、フォロワーとの関係性を深める上で非常に有効なツールであるため、積極的に活用し、改善を図っていく必要があります。
2.4 リール動画の課題
2024年度のInstagramリール動画運用における課題として、視聴者がどの経路で動画にたどり着いたかをインサイトで確認できない点が挙げられます。Instagramのインサイトでは、再生回数やいいね数、保存数などの基本的なデータは確認できますが、視聴者が発見タブ、フィード、プロフィールなど、どの経路から動画を視聴したかという詳細なデータは提供されていません。この情報は、コンテンツの効果を分析し、改善戦略を立てる上で非常に重要な情報であるため、このデータが不足していることは大きな課題と言えるでしょう。
視聴経路が不明確であるため、どのようなコンテンツがどのようなユーザー層にリーチしているのかを把握することが難しくなります。例えば、発見タブから流入が多い場合は、より多くのユーザーにリーチできるようなコンテンツを作成する必要があります。一方、フィードからの流入が多い場合は、既存フォロワーの興味を引くようなコンテンツを重視する必要があります。また、プロフィールからの流入が多い場合は、プロフィールの魅力を高め、新規フォロワー獲得に繋げるような施策が必要です。このように、視聴経路を把握することで、より効果的なコンテンツ戦略を立てることができます。
この課題を解決するためには、Instagramのインサイト機能の改善を待つか、他の分析ツールを併用する必要があります。例えば、一部のサードパーティ製の分析ツールでは、視聴経路をある程度推測できる機能が提供されている場合があります。また、投稿内容やハッシュタグ、キャプションなどを工夫することで、視聴経路を間接的に推測することも可能です。例えば、特定のハッシュタグを付けて投稿した動画の再生回数が伸びた場合、そのハッシュタグを検索したユーザーが視聴した可能性が高いと考えられます。リール動画は、Instagram運用において重要な要素であるため、今後もこの課題について注視し、改善策を検討する必要があります。
3. Meta Business Suiteを活用したデータ分析
3.1 データのダウンロード
2024年度のInstagramアカウント運用におけるデータ分析において、Meta Business Suiteを活用することで、1年間のデータをダウンロードすることが可能となりました。これは、従来のInstagramアプリのインサイトでは確認できなかった詳細なデータや、長期間のデータを分析する上で非常に重要な機能です。1年分のデータをダウンロードすることで、長期的なトレンドや変化を把握し、より戦略的なアカウント運用が可能になります。
具体的には、ダウンロードしたデータから、フォロワー数の推移、投稿ごとのエンゲージメント、リーチ数、インプレッション数、保存数などの詳細なデータを分析することができます。これらのデータを分析することで、どのような投稿がユーザーに響きやすいのか、どのような時間帯に投稿するとリーチ数が伸びやすいのか、どのようなコンテンツが保存されやすいのかなど、具体的な傾向を把握することができます。また、長期的なトレンドを分析することで、季節やイベントによる影響を考慮したコンテンツ戦略を立てることもできます。
さらに、ダウンロードしたデータは、ExcelやGoogle スプレッドシートなどの表計算ソフトで分析することができるため、より詳細な分析や可視化を行うことが可能です。例えば、グラフや表を作成することで、データの傾向を分かりやすく表現することができます。これにより、チーム内で情報を共有したり、改善策を検討する際に役立ちます。Meta Business Suiteのデータダウンロード機能は、Instagram運用をより効果的にするための重要なツールであり、積極的に活用していくべきでしょう。
3.2 自由な期間設定
Meta Business Suiteを活用したデータ分析において、自由な期間設定でデータを絞り込める機能は、非常に大きなメリットです。従来のInstagramアプリのインサイトでは、期間設定が限られており、細かい分析を行うことが困難でした。しかし、Meta Business Suiteでは、任意の日付範囲を指定してデータを抽出できるため、より柔軟な分析が可能になりました。
例えば、特定のキャンペーン期間やイベント期間のパフォーマンスを分析したい場合、その期間だけを絞り込んでデータを抽出することができます。これにより、キャンペーンの効果測定や、イベントによる影響を正確に把握することができます。また、特定の投稿に対して、投稿後1週間、1ヶ月など、細かく期間設定をしてデータを分析することで、投稿の効果をより詳細に分析することができます。さらに、曜日や時間帯など、細かく期間を区切って分析することで、ユーザーのアクティブな時間帯を特定し、より効果的な投稿スケジュールを立てることもできます。
この自由な期間設定機能は、データに基づいた意思決定を行う上で非常に重要な要素です。キャンペーンやイベントごとにデータを分析し、改善点を見つけることで、より効果的なアカウント運用が可能になります。また、過去のデータと比較することで、成長を実感したり、課題を明確にすることもできます。Meta Business Suiteの自由な期間設定機能を最大限に活用し、データに基づいたアカウント運用を目指すべきでしょう。
4. 保存数と再生回数の関係性
4.1 保存数の特徴
2024年度のInstagramデータ分析において、保存数と再生回数、いいね数の間に明確な比例関係がないことが明らかになりました。これは、保存という行為が、単にコンテンツを消費するだけでなく、「後で見返したい」「参考にしたい」といったユーザーの意図に基づく、より積極的な行動であることを示唆しています。再生回数やいいね数は、ユーザーがコンテンツを見た、あるいは好意的に評価したことを示す指標ですが、保存数は、ユーザーがコンテンツに価値を感じ、後で利用するために記録しておきたいという、より深い関心を示す指標と言えるでしょう。
保存数が高い投稿の特徴を分析すると、まず投稿内容のテーマや情報の有用性が重要であることがわかります。例えば、レシピ、旅行プラン、ハウツー動画など、ユーザーにとって役立つ情報や、後で参考にしたい情報が含まれている投稿は、保存されやすい傾向にあります。また、視覚的な魅力やデザインも、保存数を左右する要因の一つです。美しい写真や動画、見やすいレイアウトは、ユーザーの目を引き、保存に繋がりやすくなります。さらに、キャプションの工夫も重要です。具体的な説明や補足情報だけでなく、保存を促すようなフレーズを盛り込むことで、ユーザーの行動を促すことができます。
保存数と再生回数、いいね数が比例しないということは、再生回数やいいね数を増やすだけでは、必ずしもエンゲージメントが高いとは言えないということです。保存数は、ユーザーがコンテンツを「価値がある」と判断した結果であり、より深くユーザーに響くコンテンツを制作することが重要です。今後、Instagram運用を行う上では、再生回数やいいね数だけでなく、保存数も重要な指標として捉え、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを制作していく必要があるでしょう。
5. カルーセル投稿 vs. 1枚画像投稿
5.1 カルーセル投稿の優位性
2024年度のInstagram運用において、カルーセル投稿が1枚画像投稿と比較して、優位性を持っていることが明らかになりました。カルーセル投稿は、複数枚の画像や動画をスライドして閲覧できる形式であり、1枚の画像や動画では伝えきれない情報を、まとめてユーザーに届けることができるというメリットがあります。この形式の最大の特徴は、横にスライドする動作がユーザーの興味を引きやすいという点です。ユーザーは、次にどのような情報が表示されるのかを期待しながら、スライド操作を続けます。この動作は、ユーザーのエンゲージメントを高める効果があると考えられます。
また、カルーセル投稿は、複数の画像や情報を組み合わせることで、よりストーリー性を持たせることができます。例えば、商品の使い方を段階的に説明したり、旅行の様子を時系列で紹介したりするなど、様々な表現が可能です。これにより、ユーザーは投稿内容をより深く理解することができ、保存やシェアなどのアクションにつながりやすくなります。さらに、カルーセル投稿は、1枚の画像だけでは表現できない詳細な情報を伝えることができるため、ユーザーの満足度を高める効果も期待できます。例えば、ファッションコーディネートを複数の角度から見せたり、レシピの材料や作り方を細かく説明したりすることができます。
これらの理由から、カルーセル投稿は、1枚画像投稿よりも、ユーザーのエンゲージメントを高め、保存やシェアを促す効果が高いと考えられます。今後、Instagram運用を行う上では、カルーセル投稿を積極的に活用し、より効果的なコンテンツを制作していく必要があるでしょう。ただし、カルーセル投稿を作成する際には、デザインや構成に工夫を凝らし、ユーザーが最後まで飽きずに閲覧できるようなコンテンツ作りが重要です。
6. 「その他」のインサイトデータの謎
6.1 キーワード検索の影響
2024年度のInstagramインサイトデータにおいて、「その他」に分類されるデータは、Google検索や他のSNSシェアなど、Instagramアプリ外からの流入が含まれることが判明しました。この「その他」のデータは、具体的にどのような経路でユーザーが投稿にたどり着いたかを明確に把握することが難しく、分析を困難にする要因の一つとなっています。しかし、この「その他」のデータには、キーワード検索による流入が含まれている可能性が高いことが、今回の分析で明らかになりました。
つまり、Google検索や他のSNS上で、投稿に関連するキーワードを検索したユーザーが、その結果として投稿にたどり着いている可能性があるということです。このことから、投稿内容を作成する際には、キーワード検索を意識したコンテンツ作りが重要であることがわかります。ユーザーが検索しそうなキーワードを投稿文やハッシュタグに含めることで、Instagramアプリ外からの流入を増やすことができる可能性があります。例えば、特定の商品やサービスに関する投稿の場合、ユーザーが検索しそうなキーワードを積極的に使用することが効果的です。また、特定の地域やイベントに関する投稿の場合、地域名やイベント名などをキーワードとして使用することで、より多くのユーザーにリーチできる可能性があります。
キーワード検索を意識した投稿を作成する際には、まずターゲットユーザーがどのようなキーワードで検索するのかを調査する必要があります。そして、調査結果に基づいて、適切なキーワードを投稿文やハッシュタグに盛り込むことが重要です。また、SEO対策と同様に、キーワードを過剰に使用することは逆効果になる可能性もあるため、自然な文章の中で効果的に使用するように心がける必要があります。「その他」のデータは、一見謎に包まれていますが、キーワード検索を意識した対策を行うことで、より効果的なInstagram運用を行うことができるでしょう。
7. TikTokとの比較分析
7.1 TikTokのデータ分析
2024年度のInstagram運用分析を踏まえ、競合プラットフォームであるTikTokとの比較分析を行いました。TikTokは、短尺動画に特化したプラットフォームであり、Instagramとは異なるユーザー層や利用傾向を持っていることが明らかになりました。TikTokのデータ分析を行う中で、特に注目すべき点は、検索経由の視聴者とおすすめ経由の視聴者の行動の違いです。
検索経由の視聴者は、特定のキーワードやテーマに関心を持って動画を探しているため、動画を視聴することで満足する傾向が強いことがわかりました。つまり、検索経由の視聴者は、必ずしもアカウントをフォローするまでには至らないことが多いということです。一方、おすすめ経由の視聴者は、TikTokのアルゴリズムによって自分の好みに合う動画が表示されるため、動画の内容に共感したり、興味を持った場合には、アカウントをフォローする可能性が高い傾向にあることがわかりました。このことから、TikTokでは、検索経由で動画を見つけてもらうだけでなく、おすすめに表示されるようにアルゴリズムを意識した動画作りが重要であることがわかります。
また、TikTokでは、ユーザーが動画を最後まで視聴することが重要であり、視聴時間が長いほど、アルゴリズムによっておすすめに表示されやすくなります。そのため、冒頭数秒でユーザーの興味を引き、最後まで飽きさせない工夫が必要です。さらに、TikTokは、トレンドの変化が非常に速いため、常に最新のトレンドを把握し、それを取り入れた動画を制作することが重要です。TikTokの分析結果を踏まえ、Instagram運用にも応用できる点があるかもしれません。例えば、Instagramのリール動画も、TikTokと同様に、冒頭数秒のインパクトや、最後まで飽きさせない工夫が重要と言えます。今後、両プラットフォームの分析を継続することで、より効果的なSNS運用が可能になるでしょう。
8. 2025年に向けた改善ポイント
8.1 キャプションの充実
2025年に向けたInstagram運用の改善ポイントとして、まずキャプションの充実が挙げられます。2024年の分析結果から、キーワード検索を意識した投稿の重要性が明らかになりました。キャプションは、単に投稿内容を説明するだけでなく、ユーザーが検索する可能性のあるキーワードを含めることで、Instagramアプリ外からの流入を増やすことができる可能性があります。そのため、文章量を増やし、より詳細な情報を伝えることで、ユーザーの検索ニーズに応えることが重要です。
具体的には、投稿内容に関連するキーワードを盛り込み、ユーザーが検索するであろう具体的なキーワードを意識することが大切です。また、キーワードだけでなく、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく伝えることも重要です。例えば、ハウツー動画であれば、手順を詳細に説明したり、商品の紹介であれば、商品の特徴やメリットを具体的に説明することで、ユーザーの理解を深めることができます。また、キャプションの冒頭に、ユーザーの興味を引くような言葉を入れることも効果的です。例えば、「保存必須」「知らないと損する」など、ユーザーの行動を促すような言葉を使うことで、より多くのユーザーに投稿を読んでもらうことができます。
キャプションの充実だけでなく、ハッシュタグの選定も重要です。適切なハッシュタグを使用することで、より多くのユーザーに投稿を見てもらうことができます。ハッシュタグは、投稿内容に関連するキーワードだけでなく、トレンドのハッシュタグも活用することが効果的です。キャプションとハッシュタグを効果的に活用することで、より多くのユーザーにリーチし、エンゲージメントを高めることができます。2025年は、キーワード検索を意識したキャプションの作成を意識し、より効果的なInstagram運用を目指すべきでしょう。
8.2 カルーセル投稿の再導入
2025年に向けたInstagram運用の改善ポイントとして、カルーセル投稿の再導入が挙げられます。2024年の分析結果から、カルーセル投稿は、1枚画像投稿と比較して、ユーザーの興味を引きやすく、保存やシェアにつながりやすいということが明らかになりました。カルーセル投稿は、複数の画像や動画を組み合わせて投稿できるため、より多くの情報を伝えられるだけでなく、ストーリー性を持たせることができます。これにより、ユーザーは投稿内容をより深く理解することができ、エンゲージメントを高めることができます。
カルーセル投稿を再導入する際には、ユーザーの興味を引くようなテーマや構成を意識することが重要です。例えば、商品の使い方を段階的に説明したり、旅行の様子を時系列で紹介したりするなど、様々な表現方法を試すことができます。また、各スライドにキャプションを加えたり、動画を組み込んだりすることで、より魅力的なコンテンツを作成することができます。さらに、カルーセル投稿の冒頭に、ユーザーの興味を引くような言葉を入れたり、表紙となる画像に工夫を凝らすことも効果的です。
カルーセル投稿は、手間がかかるというデメリットもありますが、その効果は非常に高いと言えます。2025年は、積極的にカルーセル投稿を導入し、より多くのユーザーにリーチし、エンゲージメントを高めることを目指すべきでしょう。ただし、カルーセル投稿を作成する際には、常にユーザーの視点を意識し、ユーザーが飽きないような工夫をすることが重要です。
8.3 Meta Business Suiteの活用強化
2025年に向けたInstagram運用の改善ポイントとして、Meta Business Suiteの活用強化が挙げられます。2024年の分析結果から、Meta Business Suiteは、詳細なデータ分析や期間設定など、より高度な分析を可能にする強力なツールであることが明らかになりました。Meta Business Suiteを最大限に活用することで、投稿のパフォーマンスをより詳細に分析し、効果的な改善策を立てることができます。
具体的には、フォロワー数の推移、投稿ごとのエンゲージメント、リーチ数、インプレッション数、保存数などの詳細なデータを分析することができます。これらのデータを分析することで、どのような投稿がユーザーに響きやすいのか、どのような時間帯に投稿するとリーチ数が伸びやすいのか、どのようなコンテンツが保存されやすいのかなど、具体的な傾向を把握することができます。また、長期的なトレンドを分析することで、季節やイベントによる影響を考慮したコンテンツ戦略を立てることもできます。さらに、ダウンロードしたデータは、ExcelやGoogle スプレッドシートなどの表計算ソフトで分析することができるため、より詳細な分析や可視化を行うことが可能です。これにより、チーム内で情報を共有したり、改善策を検討する際に役立ちます。
Meta Business Suiteは、Instagram運用において不可欠なツールであるため、積極的に活用し、データに基づいたアカウント運用を目指すべきでしょう。また、Meta Business Suiteの機能は常にアップデートされているため、常に最新の情報を把握し、機能を最大限に活用することが重要です。2025年は、Meta Business Suiteを活用し、より効果的なInstagram運用を目指すべきでしょう。
まとめ
2024年度のInstagramインサイト分析を通じて、フォロワー増加の鈍化や投稿形式ごとのパフォーマンスの違いが明確になりました。特に、フォロワー増加数は前年比で大幅に減少し、アカウント運用の見直しが必要であることが示唆されました。また、リール動画の再生回数は多いものの、他のエンゲージメント指標との比例関係がないことがわかり、再生回数だけをKPIとすることの課題が浮き彫りになりました。フィード投稿においては、保存数が再生回数やいいね数と必ずしも比例しないことが明らかになり、保存される投稿の特性を分析することで、よりユーザーに価値のあるコンテンツを制作する必要性が示唆されました。
ストーリーズについては、リーチ数が目標に届かず、改善の余地があることがわかりました。また、リール動画の視聴経路がインサイトで確認できないという課題も明らかになりました。Meta Business Suiteを活用することで、1年間のデータダウンロードや自由な期間設定が可能になり、より詳細なデータ分析が可能になりました。保存数と再生回数の関係性については、必ずしも比例関係がなく、投稿内容のテーマや情報の有用性、視覚的な魅力、キャプションの工夫が重要であることがわかりました。カルーセル投稿は、1枚画像投稿と比較して、ユーザーの興味を引きやすく、保存やシェアにつながりやすいという優位性が確認されました。
「その他」のインサイトデータには、Google検索やSNSシェアなどが含まれることがわかり、キーワード検索を意識した投稿の重要性が浮き彫りになりました。TikTokとの比較分析では、検索経由の視聴者とおすすめ経由の視聴者の行動の違いが明らかになり、それぞれのプラットフォームに合わせた運用戦略が必要であることが示唆されました。これらの分析結果を踏まえ、2025年に向けてキャプションの充実、カルーセル投稿の再導入、Meta Business Suiteの活用強化といった具体的な改善ポイントが導き出されました。これらの改善策を実行することで、より効果的なInstagram運用を目指し、アカウントの成長やビジネス成果の向上につなげていくべきでしょう。
2024年Instagram分析:データから見えた意外な真実とトレンド
- はじめに
- フォロワー数の変化と市場動向
- 投稿タイプ別の重要指標
- リール動画の分析と新たな発見
- フィード投稿の詳細分析
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
ソーシャルメディアの世界は、常に進化し続けています。特にInstagramは、その変化の最前線にいると言えるでしょう。2024年、私たちはこのプラットフォームで様々な変化を目の当たりにしてきました。今回の分析では、1年間にわたるデータを詳細に調査し、興味深い発見がありました。特に注目すべきは、従来の常識が覆される場面もあったことです。このレポートでは、Meta Business Suiteを活用した詳細なデータ分析結果と、そこから導き出された実践的な知見をお伝えしていきます。
フォロワー数の変化と市場動向
2024年のInstagramは、成熟期に入ったことを示す興味深い兆候が見られました。前年と比較して、フォロワーの増加数が大幅に減少し、約100人の増加にとどまりました。これは2023年の約350人増と比較すると、著しい鈍化と言えます。この現象は、プラットフォームの飽和状態を示唆しており、ユーザー獲得競争が一層激化していることを意味します。
投稿タイプ別の重要指標
各投稿タイプには、それぞれ重要な指標があることが明確になりました:
- フィード投稿:保存数
- リール動画:再生数
- ストーリーズ:リーチ数
リール動画の分析と新たな発見
2024年のリール動画総再生回数は約19.9万回を記録しました。特筆すべきは、単一の動画で4.3万回の再生を獲得したことです。しかし、興味深いことに、再生数と保存数、いいね数の間には必ずしも相関関係が見られないことが判明しました。
フィード投稿の詳細分析
フィード投稿に関する重要な発見として、カルーセル投稿と単一画像投稿の効果の違いが明確になりました。特に「その他」のトラフィックソースが予想以上に大きな影響を持っていることが判明し、キーワード検索による流入の可能性が示唆されました。
おわりに
2024年のInstagram分析を通じて、プラットフォームの成熟化に伴う新たな課題と機会が見えてきました。特に注目すべきは、コンテンツの質と検索最適化の重要性が増していることです。今後は、より戦略的なアプローチが求められ、特にキーワード検索を意識した本文の充実化が重要になってくるでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q1: フォロワー数の伸びが鈍化している原因は何ですか?
A1: プラットフォームの成熟化とユーザー数の飽和が主な原因です。新規ユーザーの獲得が困難になっており、既存ユーザーの奪い合いが始まっています。
Q2: リール動画の効果を最大化するにはどうすればいいですか?
A2: 再生数だけでなく、保存数やいいね数も重要な指標として注目し、総合的な評価を行うことが推奨されます。
Q3: なぜカルーセル投稿が単一画像投稿より効果的なのですか?
A3: ユーザーのエンゲージメントを示すスライド操作が、アルゴリズム上でポジティブな評価につながっている可能性があります。
Q4: 「その他」のトラフィックソースが多い理由は何ですか?
A4: キーワード検索からの流入が「その他」にカウントされている可能性が高く、本文の充実度が重要な要因となっています。
Q5: Meta Business Suiteを使う利点は何ですか?
A5: 詳細な期間設定が可能で、より正確なデータ分析が行えます。通常のInstagramインサイトでは得られない深い洞察を得ることができます。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=9KNz_Du8IxA
(00:00) 動画開始
(01:08) 過去の分析と継続
(02:15) フォロワー動向
(03:24) 分析指標のポイント
(04:33) 2024年リール動画分析
(06:54) リール動画の欠点
(08:02) カルーセル投稿の効果
(12:30) 投稿本文の重要性
(13:41) 今後の方向性
(14:49) 総括
上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join
2024年度Instagramいいね!数・再生回数・保存数インサイト分析
超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/65ibG7QJSrM
📊 Instagramインサイト
投稿のリーチ、保存数、再生回数などのパフォーマンスデータを提供。リールやカルーセル投稿で異なる指標が重要視されます。
📈 リール動画の再生数
2024年のリール再生数は約20万回に達し、中でも1本が4万3000回を記録するなど突出した成績を残しました。
💾 保存数
保存数は再生回数と比例しないケースが多く、投稿内容の価値がユーザー視点で評価される指標です。
🔍 キーワード検索
Instagram投稿が本文中のキーワードで検索に引っかかる可能性が指摘され、SEO的な最適化が必要です。
📱 カルーセル投稿
横スライドで複数画像を表示する形式が、1枚画像投稿よりもパフォーマンスが良い結果を示しました。
📥 その他の訪問経路
インサイトの「その他」のデータが訪問経路として多く計上され、キーワード検索の影響が含まれる可能性があります。
📅 定点観測の重要性
毎年のデータ比較でトレンドや変化を把握する手法。2024年も詳細な分析が効果的でした。
🖼 Meta Business Suite
インサイトデータを期間指定で詳細にダウンロード可能。Instagramの分析を深掘りするツールとして活用されています。
📊 フォロワー増加の減速
2024年のフォロワー増加数は前年比で減少し、ユーザー数が頭打ちとなる傾向が見られました。
📈 リーチ数の分析
ストーリーズやフィード投稿のリーチ数が分析され、閲覧範囲を広げる工夫が必要とされます。