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MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)
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昨夜は延岡商工会議所のセミナーで
iPhoneのフロントカメラ変わったね。
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

自撮りの性能アップだね

さて、本題です。

まずはMeta社の直近1ヶ月にあった
Facebook、Instagram、Threadsの
ニュースを振り返っていきましょう。

Facebookに関する直近1ヶ月のニュース
https://yokotashurin.com/facebook/facebook-news3.html#news
Instagramに関する直近1ヶ月のニュース
https://yokotashurin.com/sns/instagram2.html#news
Threadsに関する直近1ヶ月のニュース
https://yokotashurin.com/sns/threads.html#news
の2025年9月分を解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=dcyCDSKsuoc

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

Meta社最新ニュース2025年9月
📊 Meta社2025年9月最新動向まとめ:新機能と課題を一挙解説
🎯 概要・プラットフォーム別ニュース数
10件

新機能・セキュリティ問題

Instagram 15件

機能改善・マーケティング調査

Threads 5件

急成長・新機能追加

📈 注目のトレンド:
AI翻訳機能の本格導入開始
SEO対策強化の動き
セキュリティ問題への対応
ユーザー体験の向上
⬇️ Facebook最新動向 ⬇️
📘 Facebook主要ニュース
9月最新
🔔
Facebookグループ自動招待問題
設定変更により勝手に招待通知が送信される事例が発生
9月17日
⚠️ セキュリティ警告
悪質Facebook広告でAndroid端末乗っ取り
• 「人工妊娠中絶」関連広告でアカウント凍結多発
PairsがFacebookログイン機能終了(10/16)
9月9日
🤖
MetaとMidjourneyパートナーシップ
画像・動画生成AIモデル開発へ
8月24日
機能終了のお知らせ
コミュニティチャット機能が利用停止予定
→ Messenger代替またはDiscord移行検討が必要
8月20日
🎉 大型アップデート
Meta AI音声翻訳機能をリール動画に提供開始
本人の声でスペイン語など多言語対応可能
⬇️ Instagram成長データ ⬇️
📸 Instagram機能強化とマーケティング効果
🎯 検索上位表示効果データ
1-3位
15-25% クリック率
4-10位
8-15% クリック率
11-30位
2-5% クリック率
💰 業界別転換率データ
地域飲食店・カフェ:5-20%(電話・地図アクション)
美容・ネイル:2-8%(DM経由予約)
ECファッション:1-4%(リンクから購買)
🆕 アダム・モッセリー責任者発表
リール動画リンク機能追加
ハイライト機能仕様変更(丸→タブ)
コメントピン留め機能実装
iPadアプリついに登場
📊
投稿最適化ガイドライン
• リール推奨長さ:3分以内
• 最初の3秒でフックが重要
• ストーリーズは1日複数投稿OK(修正済)
⬇️ Threads急成長中 ⬇️
🧵 Threads急成長レポート
🚀 ユーザー数爆増
4億人
月間アクティブユーザー数突破!
(2025年4月:3.5億人 → 3ヶ月で+5000万人)
9月5日
📝 長文テキスト添付機能
• 通常投稿:500字制限
添付テキスト:最大1万字対応
• URL機能も有効
🎯
投稿中スニペット表示機能
書式設定も可能に(テスト中)
🔥 バズ事例
Googleの画像生成AI「Nano-Banana」投稿で
初回バズを達成
🔮 今後の注目ポイント

📈 技術進化の方向性

AI音声翻訳の多言語展開

AR/VRデバイス連携強化

Midjourney統合によるクリエイティブ機能


⚠️ 課題と対策

• セキュリティ問題への継続的な対応

• プライバシー設定の見直し推奨

• 独占禁止法対応による事業分割リスク

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

ネットビジネス・アナリスト横田秀珠氏による2025年9月23日の生中継内容。Meta社(Facebook、Instagram、Threads)の直近1ヶ月のニュースを紹介。Facebookでは自動招待機能の仕様変更やコミュニティチャット停止、Instagramでは音声翻訳機能やiPadアプリ導入、ThreadsではMAU4億人突破と1万文字添付機能を解説。各プラットフォームの最新機能変更、セキュリティ問題、購買行動に関するアンケート結果も詳しく分析している。

  1. はじめに
  2. Facebook最新機能とセキュリティ問題の現状
  3. Instagram機能拡充とマーケティング効果の実データ
  4. Threads急成長の背景と新機能展開
  5. SNSマーケティング戦略への影響と今後の展望
  6. おわりに
  7. よくある質問(Q&A)

はじめに

2025年9月23日、SNSマーケティング業界に関わる皆様にとって見逃せない重要なニュースが数多く発表されました。特にMeta社が運営するFacebook、Instagram、Threadsの各プラットフォームでは、ユーザー体験を大きく変える機能追加から、マーケティング効果を左右するアルゴリズム変更まで、多岐にわたるアップデートが実施されています。今回は、ネットビジネス・アナリスト横田秀珠氏による15分間の生中継配信内容をもとに、これらの最新動向を詳しく解説いたします。SNS運用担当者、デジタルマーケティングに携わる方々、そして一般ユーザーまで、すべての方に役立つ情報を包括的にお届けします。変化の激しいSNS業界の最前線を一緒に見ていきましょう。

Facebook最新機能とセキュリティ問題の現状

Facebookグループ自動招待機能の仕様変更

最近、多くのユーザーから「なぜか勝手にFacebookグループに招待の通知が行っている」という相談が増えています。これは実はFacebookの仕様変更によるものです。

新しく追加された機能として、「Facebookグループへの招待はアクティブなフォロワーに自動的に送信して時間を節約できます」という設定があります。この機能では一度に選択できるグループは1件だけとなっていますが、ここにチェックがついていると自動的に招待の通知が届くシステムになっています。

知らないうちにこの設定に手が触れてしまったか、デフォルトでオンになっているかもしれませんので、グループ管理者の方は設定を確認することをお勧めします。

広告ポリシーの厳格化とアカウント凍結リスク

FacebookとInstagramで「人工妊娠中絶」の広告削除やアカウント凍結の事例が複数発生しており、コネがないと復活の可能性は大幅に低下するという報告があります。

Meta社は人工妊娠中絶に関する内容について非常にナーバスになっているようで、この話題を広告に出してしまうとアカウントが停止になった場合、よっぽどツテがないと戻らないということが報告されています。広告運用者は特に注意が必要な分野といえるでしょう。

Meta Quest と ARグラスの新展開

Meta社のハードウェア面でも大きな動きがありました。Meta Questに「Discord」が登場することが決定し、2026年中にリリース予定となっています。

さらに注目すべきは、Metaが開発したディスプレイ内蔵AIグラス「Meta Ray-Ban Display」が9月30日に発売されることです。この製品は眼鏡レンズに画面投映する技術を使った新端末で、「スマホの次」を狙った戦略的な商品として位置づけられています。

マッチングアプリとの連携終了

2025年10月16日、Pairs(ペアーズ)はFacebookログイン機能を終了することが発表されました。近年、Facebookログイン機能の終了が相次いでおり、この流れはマッチングアプリ業界全体に影響を与えています。

セキュリティ問題の深刻化

悪質Facebook広告が、クリックしただけのAndroidを乗っ取る手口が報告されています。ユーザー数が多いプラットフォームだからこそ、こういった問題も起きがちですが、最近は乗っ取りや詐欺的な広告に引っかかってしまうケースが増加しており、Facebookの印象悪化につながっています。

内部告発と法的問題

Meta社では、子どもの安全に関する研究やWhatsAppのセキュリティ脆弱性を隠ぺいしたという内部告発が9月9日に報告されました。また、マーク・ザッカーバーグと同姓同名の一般人が、同じ名前というだけでなりすましと判定されてFacebookにページをブロックされ、Metaを提訴するという事件も発生しています。

プライバシー設定への注意喚起

Facebookがスマホの写真を勝手にスキャンして学習させている可能性があることが報じられています。これはFacebookのカメラロールと同期する機能が原因で、自動的にアップロードする設定になっている場合、Facebook側が写真をスキャンしてAI学習に使用している可能性があります。

対策として、設定のプライバシー部分にある「カメラロールのシェアの提案」をオフにすることが推奨されています。

AIパートナーシップの拡大

MetaがMidjourneyとパートナーシップを締結し、画像・動画生成AIモデルを開発することが発表されました。MetaはオープンソースのLlamaというAIを提供していますが、なかなか思うような成果が出ていない中で、画像・動画生成で実績のあるMidjourneyとの提携は注目すべきニュースです。Midjourneyは最近動画生成機能も追加しており、この連携により大きな進展が期待されます。

コミュニティチャット機能の終了

残念なニュースとして、Facebookグループのコミュニティチャット機能がまもなく利用停止になることが8月24日に発表されました。この機能は1つのグループをさらに分割してテーマ別にチャットできる便利な機能でしたが、廃止されることになりました。

代替手段として、メッセンジャーでの対応やDiscordへの移行が検討されていますが、またSNSの栄枯盛衰に振り回される形となっています。

音声翻訳機能の大幅強化

8月20日、InstagramとFacebookで、リール動画にMeta AI音声翻訳機能の提供が開始されました。これはYouTubeのオートダビング機能と同様に、英語で話している内容をスペイン語などの他言語に変換して、しかも本人の声のままで他言語で話すように変換できる機能です。

この機能が様々な言語に対応していく予定で、YouTubeと同様にユーザー数と視聴回数の大幅な増加が期待される注目の機能となっています。

Instagram機能拡充とマーケティング効果の実データ

検索上位表示効果の具体的データ

アイサーチマーケティングジャパンから、Instagram上位表示がもたらす効果について興味深いデータが発表されました。表示回数から実際の来店まで追跡した調査結果によると、以下のような具体的な数値が明らかになっています。

検索順位別のクリック率

  • 1位から3位:15〜25%のクリック率
  • 4位から10位:8〜15%のクリック率
  • 11位から30位:2〜5%のクリック率
  • 30位以下:1%未満(ほぼ見つけてもらえない)

業界別の転換率データ

  • 地域飲食店・カフェ:5〜20%の転換率(電話、地図、プロフィールからの連絡)
  • 美容・ネイル:2〜8%の転換率(DM経由での予約が中心)
  • ECファッション:1〜4%の転換率(プロフィールからリンクをクリックして商品ページで購買)

これらのデータは、Instagram検索での上位表示がビジネスに与える直接的な影響を数値で示した貴重な資料となっています。

Instagram責任者による機能紹介

Instagram責任者のアダム・モッセリー氏が、InstagramのDMで隠れた3つの便利機能を紹介しました。

  1. スレッドの固定機能:重要な会話を上部に固定できます
  2. ニックネーム変更機能:相手との会話で表示名を変更可能
  3. ブレンド機能:共有コンテンツを効率的に管理

また、リール動画をリンクする機能が新たに追加されました。これにより、リール動画同士の関連性を高め、ユーザーの回遊性を向上させることができます。

ハイライト機能の大幅仕様変更

Instagramのハイライト機能が大きく仕様変更されました。従来の丸いアイコン表示から、タブ形式の表示に変更されています。この変更により、より多くのハイライトカテゴリを効率的に表示できるようになりました。

ストーリーズ投稿頻度の制限撤廃

多くのユーザーが「1日にたくさんストーリーズを投稿するとリーチが減る」という不満を持っていましたが、アダム・モッセリー氏による調査の結果、これは誤解であることが判明し、システムの修正が行われました。

今後は安心して1日に何本でもストーリーズを投稿できるようになり、むしろ積極的な投稿が推奨されています。

iPad専用アプリの正式リリース

長らく待望されていたInstagramのiPad専用アプリが正式にリリースされました。これまでiPhoneアプリを拡大表示で使用していたiPadユーザーにとって、大幅な使い勝手の向上が期待されます。

コメントピン留め機能の追加

アダム・モッセリー氏は、ユーザーからの要望を受けて投稿者が自分のコメントをピン留めできる機能を追加したことを発表しました。この機能により、投稿者は重要なコメントを上部に固定表示できるようになり、フォロワーとのコミュニケーションがより効果的になります。

効果的な投稿頻度に関する大規模分析

200万件の投稿を分析した結果による効果的な投稿頻度に関するデータが公開されました。さらに、SHIBUYA109エンタテイメントによるZ世代のSNS利用に関する2025年最新調査結果も発表されており、ターゲット層の行動パターンを理解する貴重な資料となっています。

フォロー管理機能の現状

「誰が私をフォロー解除したか確認できますか?」という質問に対して、アダム・モッセリー氏は「技術的には可能だが、一覧表示機能は提供しない」と回答しています。ユーザーは個別にフォローページで確認する必要があります。

Spotifyとの連携強化

SpotifyとInstagramの連携機能が拡充され、音楽コンテンツとの統合がより深くなりました。これにより、音楽を活用したコンテンツ作成の幅が大きく広がっています。

企業分割の可能性

独占禁止法の関係で、敗訴した場合「Instagram」や「WhatsApp」の売却も検討されるという報道がありました。Meta社に迫る企業分割の現実味が増しており、今後の動向が注目されます。

リール動画の推奨仕様

アダム・モッセリー氏によると、リール動画に完璧な長さはありませんが、3分以内が推奨されています。最も重要なのは最初の3秒で視聴者を引きつけるフック(つかみ)で、この部分がリール動画の成功を左右します。

SNS購買行動調査の最新結果

エクスクリエによるSNSにおける購買行動に関する調査結果のInstagram編が発表されました。この調査では、Instagram経由での購買プロセスや決定要因について詳細な分析が行われており、マーケティング戦略立案に重要な示唆を提供しています。

Threads急成長の背景と新機能展開

長文テキスト添付機能の導入

9月5日、Threadsに最大1万文字の長文テキストを添付する機能が導入されました。この機能の特徴は、通常の投稿文(500字制限)とは別に、添付ファイル形式でテキストを1万文字まで追加できる点にあります。

添付テキスト内ではURLも有効になるため、詳細な情報提供や外部リンクの共有が可能になり、利用価値が大幅に向上しています。

AI画像生成でのバズ現象

Googleの画像生成AIモデル、通称「Nano-Banana」を使った投稿が初めてThreadsでバズりました。横田氏自身もこの現象を体験し、通常とは異なる大きな反響を得ることができました。何が成功要因だったかは分析中ですが、AI生成コンテンツの可能性を示す事例となっています。

投稿機能の継続的改善

Threads投稿中のスニペット表示機能や書式設定機能のテストが継続されています。これらの機能はまだテスト段階ですが、ユーザビリティの向上を目指した継続的な改善努力が続けられています。

急激なユーザー数拡大

Threadsの月間アクティブユーザー数が4億人を突破しました。2025年4月末時点では3億5000万人だったMAU(月間アクティブユーザー)が、わずか3か月余りで5000万人増加し、4億人に達したことが発表されています。

この成長ペースは他のSNSプラットフォームと比較しても非常に高い水準で、Threadsの勢いを示しています。しかし、実際の利用感覚としてはそれほど活発な印象を受けないユーザーも多く、数字と実感の乖離があるという指摘もあります。

SNSマーケティング戦略への影響と今後の展望

マルチプラットフォーム戦略の重要性

今回のアップデートを通じて明らかになったのは、Facebook、Instagram、Threadsそれぞれが独自の特性を持ちながらも、相互に連携する統合プラットフォームとして進化していることです。

Facebookはコミュニティ機能とセキュリティの強化、Instagramは検索機能とマーケティング効果の最大化、Threadsは長文コンテンツとリアルタイム性の両立という、それぞれの役割分担が明確になってきています。

AI技術活用の加速

Meta AI音声翻訳機能やMidjourneyとのパートナーシップに見られるように、AI技術の活用がSNSマーケティングの新たな可能性を開いています。多言語対応の自動化や、高品質なビジュアルコンテンツの大量生成が現実的になってきており、グローバル展開やコンテンツ制作の効率化が期待されます。

データドリブンなマーケティングの精密化

Instagram検索上位表示効果や購買行動分析など、具体的な数値データの公開により、より精密なマーケティング戦略の立案が可能になっています。業界別、順位別の転換率データを活用することで、ROI予測の精度向上や予算配分の最適化が実現できます。

プライバシーとセキュリティへの対応強化

一方で、プライバシー設定やセキュリティ問題への対応も重要な課題として浮き彫りになっています。ユーザー情報の取り扱いについて透明性を高め、適切な設定を行うことが、長期的な信頼関係構築に不可欠です。

今後のアンケート結果活用予定

今回紹介したアンケート結果の中でも、特に以下の3つの調査結果については、今後詳細な分析と解説を予定しています:

  1. Instagram検索上位表示効果とクリック率・転換率の関係性
  2. Z世代のSNS利用動向と購買行動パターン
  3. SNSプラットフォーム別の購買プロセス比較分析

これらの詳細分析により、より実践的なマーケティング戦略立案に役立つ情報を提供していく予定です。

おわりに

2025年9月のMeta社関連ニュースを総合的に見ると、SNSプラットフォームの進化速度が加速していることが明確に分かります。Facebook、Instagram、Threadsそれぞれが独自の価値を提供しながらも、統合されたエコシステムとして機能する方向性が鮮明になってきました。特に注目すべきは、AI技術の実用的な活用が本格化していることです。音声翻訳機能により言語の壁を越えたコミュニケーションが可能になり、画像・動画生成AIとの連携でコンテンツ制作の可能性が飛躍的に拡大しています。マーケティング面では、具体的なデータに基づく効果測定が可能になり、より精密な戦略立案ができる環境が整いました。一方で、セキュリティやプライバシーの問題も顕在化しており、ユーザー側の適切な設定と理解が求められています。これらの変化を踏まえ、SNSマーケティングに携わる皆様には、常に最新情報をキャッチアップし、データに基づいた戦略的アプローチを心がけていただければと思います。今後も継続的に動向を追跡し、実践的な情報提供を続けてまいります。

よくある質問(Q&A)

Q1: Facebookグループの自動招待機能を無効にするには?

A: Facebookグループの設定画面で「Facebookグループへの招待はアクティブなフォロワーに自動的に送信」のチェックボックスを確認してください。この設定がオンになっていると自動的に招待通知が送信されます。グループ管理画面から設定を変更し、チェックを外すことで自動招待を停止できます。

Q2: Instagram検索で上位表示するためのポイントは?

A: 検索上位表示のためには、キーワード最適化、定期的な投稿、エンゲージメント率の向上が重要です。データによると1-3位で15-25%のクリック率が期待できるため、ハッシュタグの選定、投稿時間の最適化、フォロワーとの積極的な交流を心がけてください。特に地域ビジネスでは5-20%の高い転換率が期待できます。

Q3: Threadsの長文テキスト添付機能はどう活用すべき?

A: 通常の投稿は500字以内に要点をまとめ、詳細情報や補足説明を1万字まで添付可能なテキストファイルに記載することをお勧めします。添付テキスト内ではURLも有効なので、外部リンクや関連資料への誘導も可能です。ブログ記事の要約と詳細の使い分けに最適です。

Q4: Meta AI音声翻訳機能の対応言語は?

A: 現在は英語からスペイン語への変換が主な機能として紹介されていますが、今後様々な言語への対応が予定されています。本人の声質を保ったまま多言語変換できるため、グローバルなコンテンツ展開に大きな可能性を秘めています。対応言語の拡大状況は随時チェックしてください。

Q5: プライバシー設定で注意すべき点は?

A: 「カメラロールのシェアの提案」設定をオフにすることを強く推奨します。この設定がオンだとFacebookがスマートフォン内の写真をスキャンし、AI学習に使用される可能性があります。設定→プライバシー→カメラロールのシェアの提案の順でアクセスし、必要に応じて無効化してください。定期的なプライバシー設定の見直しも重要です。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=aPomy3vInFE

0:00 📱 導入・今日のテーマ紹介
1:08 🔔 Facebookグループ自動招待問題
2:10 ⚠️ 広告削除・アカウント停止事例とMeta新製品
3:14 💔 Pairs(ペアーズ)Facebookログイン終了と悪質広告対策
4:20 🛡️ Meta社の安全性隠蔽問題と同姓同名トラブル
5:24 📷 写真スキャン問題とMidjourneyと提携
6:26 💬 コミュニティチャット停止と音声翻訳開始
7:28 📊 Instagram上位表示効果の調査結果
8:34 💡 Instagram DMの便利機能とハイライト変更
9:42 📱 ストーリーズ修正・iPadアプリ・新機能追加
10:41 📈 投稿頻度分析とSpotify連携ニュース
11:47 🎬 リール推奨時間とThreads新機能
12:50 🚀 バズ体験とThreads 4億ユーザー突破
13:58 📝 まとめ・アンケート結果の重要性

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。

https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

🏢 Meta社 Facebook、Instagram、Threads、WhatsAppを運営する巨大IT企業。旧Facebook社から社名変更し、メタバース事業に注力している。SNS分野で圧倒的な影響力を持つ一方、プライバシー問題や独占禁止法違反の懸念も指摘されており、企業分割の可能性も議論されている現代最重要のテクノロジー企業の一つ。

👥 Facebook自動招待 Facebookグループへの招待をアクティブなフォロワーに自動送信する新機能。設定をオンにすると時間を節約できるが、意図しない招待通知が送られてしまう問題が発生。多くのユーザーがFacebookの暴走と誤解しているが、実際は設定変更により解決可能な仕様変更によるもの。

🎤 Instagram音声翻訳 リール動画に搭載されたMeta AI音声翻訳機能。英語の発話内容を他言語に変換し、本人の声質を保ったまま異なる言語で再生できる。YouTubeのオートダビング機能と同様のサービスで、グローバルなコンテンツ展開を支援し、視聴回数とユーザー数の大幅増加が期待される注目の新機能。

🧵 Threads Meta社が2023年にリリースしたテキストベースのSNSプラットフォーム。Twitterの競合として位置づけられ、月間アクティブユーザー数が4億人を突破。最大1万文字の長文テキスト添付機能や投稿中のスニペット表示機能など、継続的な機能改善により急速な成長を遂げている新興プラットフォーム。

💬 コミュニティチャット Facebookグループ内をさらに分割してテーマ別チャットを可能にする機能。利用者にとって便利な機能だったが、まもなく利用停止となる予定。代替手段としてメッセンジャーやDiscordへの移行が検討されており、SNSプラットフォームの栄枯盛衰を象徴する機能変更の一例として注目されている。

🎬 リール動画 Instagram、Facebookで人気の短編動画コンテンツ形式。推奨される動画の長さは3分以内で、最初の3秒でのフック(視聴者の関心を引く要素)が重要とされる。音声翻訳機能の追加、リンク機能の強化など、継続的な機能改善により、プラットフォームの主要コンテンツ形式として位置づけられている。

👨‍💼 アダム・モッセリー Instagram責任者として、プラットフォームの方向性や新機能について積極的に情報発信を行う重要人物。DMの隠れた便利機能、ストーリーズのリーチ改善、コメントのピン留め機能など、ユーザーからの質問に対して動画で直接回答し、透明性の高いコミュニケーションを実践している現代SNS界の注目すべきリーダー。

📱 iPadアプリ Instagramが新たにリリースしたiPad専用アプリケーション。これまでiPhoneアプリを拡大表示するしかなかったiPadユーザーにとって待望の機能。大画面での快適なInstagram利用が可能になり、コンテンツ作成や閲覧の利便性が大幅に向上した重要なアップデートとして評価されている。

🛒 SNS購買行動 Instagram検索での上位表示によるクリック率や、業種別の転換率に関する調査結果。地域飲食店では5-20%、美容・ネイルでは2-8%、ECファッションでは1-4%の転換率を記録。SNS経由での購買プロセスが明確化され、マーケティング戦略立案に重要な指標として活用されている現代ビジネスの重要データ。

📊 MAU 月間アクティブユーザー(Monthly Active Users)の略称。プラットフォームの成長と健全性を測る重要指標。Threadsは2025年4月の3億5000万人から3ヶ月で4億人に増加し、急速な成長を示している。SNSプラットフォームの価値と影響力を示す最重要指標として、投資家や業界関係者に注目されている。

超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/5ld8BwpNt8o

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

MetaのFacebook・Instagram・Threadsニュース(2025年9月分)

本レポートは、Meta社の最新動向を多角的に分析し、同社が単なるソーシャルメディア企業から、AIとハードウェアを統合した複合的なエコシステムへと進化している様相を詳述する。

AI部門の頻繁な組織再編と「超知能(AGI)」追求への巨額投資は、同社の事業戦略におけるAIの最優先事項を示している。画像生成AI企業Midjourneyとの提携は、外部の先進技術を積極的に取り込む方針への転換を物語る。また、ディスプレイ内蔵型AIグラス「Meta Ray-Ban Display」の市場投入は、VRヘッドセットとは一線を画す、より現実的かつ堅実なハードウェア戦略の一環と見受けられる。

一方、Facebookでは、カメラロールスキャン疑惑や、それに伴うPairsのような大手外部サービスからの連携終了といった、根深いプライバシーおよび信頼性の課題が改めて浮き彫りになっている。Instagramは、iPad専用アプリのリリースやハイライト機能の変更を通じて、ユーザーの多様なニーズとクリエイターエコノミーの活性化という二つの目標を両立させようとしている。特に、Z世代の「クローズド」で「一時的」なコミュニケーション志向は、今後のプロダクト開発とマーケティング戦略の方向性を決定づける重要な要素となるだろう。

Threadsは、月間アクティブユーザー数が4億人を突破し、日間のアクティブユーザー数で競合のXに迫る勢いを見せる。長文投稿機能のテスト導入は、Xの有料機能に無料で対抗する戦略的動きであり、Threadsがより包括的な情報発信プラットフォームへと変貌しつつあることを示唆している。しかし、この「X化」は、本来の「会話」を重視する文化を損なうリスクもはらんでいる。

総じて、MetaはAIを中核に据え、各プラットフォームとハードウェアが相互に作用する統合的なエコシステムを構築している。しかし、その成長の裏側には、プライバシー問題という長期的なリスクが常に存在し、企業としての信頼性が問われ続けている。


1.0 Metaの全体戦略と事業動向

Metaは、その事業構造を根本から見直し、AIとハードウェアを中核に据えた統合的なエコシステムの構築を急ピッチで進めている。この戦略転換は、単に新製品を市場に投入するだけでなく、組織構造そのものの再定義を伴う大規模なものである。

1.1 AI部門の頻繁な再編と「超知能(AGI)」へのコミットメント

MetaのAI部門は、わずか6ヶ月間に4回もの大規模な再編を行っており、AI開発における同社の並々ならぬ野心と緊急性を物語っている 。最新の組織再編では、AI事業の中心である「Meta Superintelligence Labs (MSL)」が、AI研究、超知能開発、製品統合、インフラストラクチャーの4つの専門グループへと分割された 。この「多面作戦」は、技術的なブレークスルーが必要とされる「超知能(AGI)」という複雑な目標に対し、各チームが専門性を深めつつ、全体として統合された成果を生み出すことを目指すものである 。  

この戦略的転換の象徴として、Metaは6月に画像生成AI企業であるScale AIの創設者、アレクサンダー・ワン氏を最高AI責任者(CAIO)として招聘した 。ワン氏は、Metaの基盤モデル開発を担う「TBD Labs」を率いており、この人事は、外部のトップ人材を迎え入れることでAI開発のスピードを加速させるという、同社の強い意志の表れである 。さらに、Metaは画像生成AIのパイオニアであるMidjourneyとも提携し、そのAI技術のライセンス供与を受けることで、将来のAIモデル開発に活用していく計画を発表している 。この動きは、かつて「オープンソースAIが道」と強調していたMetaの姿勢からの変化であり、業界トップクラスの技術を迅速に導入し、競争力を高めることを最優先していることを示唆している 。  

こうしたAIへのコミットメントは、巨額の設備投資という形でも現れている。Metaは、AI開発に不可欠な高性能計算のためのデータセンターに多額の資金を投入しており、2024年の設備投資額は660億〜720億ドルに達する見込みだ 。これは、同社の将来の成長をAIが牽引するという明確な証左である一方で、AIによる収益化がまだ本格的に進んでいない現状との間に矛盾も存在している 。投資家は、AIアシスタントの不具合や信頼性の低さといった問題を認識しつつも 、この巨額の先行投資を、長期的なポテンシャルに対するポジティブなシグナルとして捉えている可能性がある。  

1.2 新たなハードウェア戦略と市場での位置づけ

AIの追求は、ハードウェア分野における新たな展開にも繋がっている。Metaは、ディスプレイ内蔵型AIグラス「Meta Ray-Ban Display」を799ドルでアメリカ市場に投入した 。このAIグラスは、小型LEDプロジェクターとレンズに組み込まれた「導波路」を用いることで、視野の中心に600×600ドットの正方形の映像を投影する 。このアプローチは、Meta QuestやApple Vision Proのような、より広範な視野を持つフルAR/MRデバイスとは一線を画しており、あくまでスマートフォンの周辺機器としての位置づけを明確にしている 。  

このハードウェア戦略は、過去の「メタバース」プロジェクトへの巨額投資が必ずしも成功しなかった経験を踏まえた、より現実的で段階的なアプローチであると評価できる 。同AIグラスは、音声によるスケジュール表示や文字起こしなど、既存のAI技術を活用した明確なユースケースを提供しており、ユーザーにとって価値が理解しやすい 。これにより、MetaはVR/AR市場でいきなり高価で複雑な製品を投入するのではなく、AI技術を身近なウェアラブルデバイスに統合することで、市場の裾野を広げようとしている 。発売から200万台以上を販売し、2025年末までに500万台の販売を計画していることは、この戦略が市場に受け入れられ始めていることを示唆している 。  

1.3 企業としての法的・倫理的課題

Metaの積極的な事業展開の影には、長年にわたる法的・倫理的課題が付きまとっている。複数の元従業員による内部告発では、MetaがVR製品の子供への潜在的な悪影響に関する社内研究を意図的に抑制し、傘下のWhatsAppのセキュリティ脆弱性を放置していたと指摘されている 。これらの告発は、同社がユーザーの安全やプライバシーよりも、事業の成長を優先する傾向が続いているという見方を強めている。  

過去を振り返ると、Metaは、ケンブリッジ・アナリティカ事件のようなユーザーデータ不正利用に関する訴訟で和解し、テキサス州での生体認証データ訴訟では14億ドルもの巨額の和解金を支払うなど、同様の問題を繰り返してきた 。こうした企業としての信頼性の揺らぎは、外部のサービスにも影響を及ぼしている。例えば、日本で広く利用されているマッチングアプリ「Pairs」が2025年10月16日をもって、Facebookアカウントでのログイン機能を終了すると発表したことは、Metaとの連携を再評価する動きが他サービスにも広がる可能性を示唆している 。これは、単一の機能がなくなるという事象を超え、Metaのプラットフォームが持つ「エコシステム」としての価値が縮小する兆候であると解釈できる。  

2.0 Facebookの最新動向とプライバシーへの懸念

Metaの創業基盤であるFacebookは、AIの導入による利便性向上を模索する一方で、その根底にあるプライバシー問題から抜け出せないでいる。

2.1 カメラロールスキャン問題の深層とユーザー・リスク

サイバーセキュリティ企業Proton社は、Facebookアプリがユーザーの許可なくスマートフォンのカメラロールをスキャンし、AIに学習させている可能性があると指摘している 。この機能は、ユーザーが投稿すべき写真やコラージュをAIが自動で提案するために導入されたものだが、Proton社は、このプロセスには身分証明書や医療記録といった機密性の高い情報を含む、ユーザーのカメラロールに保存されているあらゆる画像がスキャンされるリスクがあると警告している 。  

この問題は、AIの利便性向上とプライバシー侵害のリスクという、Metaが常に直面するトレードオフを象徴している。Proton社によると、MetaのAI利用規約には、AIに共有された画像から顔の特徴などを分析することに同意する条文が含まれており、これは規約に同意していない友人や家族の顔情報も分析対象となり得ることを示唆している 。また、一部のインターネット上の報告では、同意を求めるポップアップが表示されていないにもかかわらず、スキャン機能が有効になっていたとされている 。  

このAI学習を目的としたデータ収集は、過去のプライバシー問題と同じ構図であり、Metaのデータ集約型のビジネスモデルに深く根ざした構造的な課題であることを示している。ユーザーは、利便性を享受する代わりに、自らの最も個人的なデータが、AIという未知の目的に利用されるリスクを負うことになっている。

2.2 外部サービス連携の再評価

前述の通り、日本で広く利用されているマッチングアプリPairsが、2025年10月16日をもってFacebookアカウントでのログイン機能を終了する 。Pairs側からこの変更の具体的な理由は明かされていないが、Facebookが直面している一連のプライバシー問題やアカウント乗っ取りの懸念 が高まる中で、Pairsが自社サービスの信頼性とユーザーデータの保護を優先し、Metaとの連携から距離を置く決断を下したと推察される。この動きは、今後他の外部サービスにも波及する可能性があり、Metaのプラットフォームとしての求心力と、外部パートナーとのエコシステムを損なうリスクをはらんでいる。  

3.0 Instagramのプロダクト変革とユーザー・マーケティング動向

Instagramは、ユーザーコミュニティのトレンドを敏感に捉え、プロダクトのUI/UXを継続的に変革し、そのマーケティングツールとしての価値を高め続けている。

3.1 プロダクト変革:ユーザー体験とクリエイター戦略の再構築

Instagramは、モバイルアプリとは異なる体験を求めるユーザーに応えるため、iPad専用アプリを正式にローンチした 。このアプリは、リール動画の視聴やメッセージ画面など、大画面での利用に最適化されており、ユーザーの利用時間を最大化するための設計が施されている 。  

一方で、ハイライト機能の表示が、従来の丸型アイコンから正方形のグリッド形式に変更されたことは、ユーザーの間で否定的な意見を多く生んだ 。多くのユーザーが「ダサい」「フィードと似ていて見づらい」と不満を表明した 。しかし、この変更は、クリエイターがハイライトをグリッド表示で管理し、プロフィール全体のビジュアルを統一しやすくするためのものであると、Instagramの事業責任者アダム・モッセーリ氏が説明している 。この事例は、Instagramが「ユーザーの慣れ親しんだ体験」を一部犠牲にしてでも、「クリエイターがより戦略的にコンテンツを運用できる環境」を整えることを優先していることを示している。これは、質の高いコンテンツを継続的に生み出すクリエイターをプラットフォームに繋ぎとめることが、長期的な成長に不可欠であるという認識に基づいている。  

3.2 Z世代トレンドと消費行動の深化

SHIBUYA109ラボの調査によると、Z世代の間では、不特定多数ではなく「オフラインで知り合った友人」を中心とした「クローズド」なコミュニティでの交流が主流となっており 、「エフェメラル(一時的)」なコンテンツを共有する傾向が強まっている 。Instagramは、Z世代にとって最も利用率・投稿率が高いSNSであり、特にストーリーズの投稿がフィード投稿を大きく上回っている 。この行動は、Z世代が「映え」を追求する公開の場(フィード)と、「気兼ねなく交流する」閉鎖的な場(ストーリーズ)という、プラットフォームの複数の顔を使い分けていることを示している。  

また、Instagramでの購買行動に関する調査では、性別・世代によって情報収集の動線が大きく異なることが明らかになっている 。中高年女性がハッシュタグ検索を頻繁に利用する一方、10代の男女は発見タブを重視し、アルゴリズムによるレコメンドを頼りにしている 。男性は、製品の認知から比較検討までの一連のプロセスにおいて、公式アカウントを最も信頼できる情報源と見なす傾向が強い 。一方、女性は、製品認知段階ではフォローしているインフルエンサーを、情報収集や比較段階では一般ユーザーやフォローしていないインフルエンサーを参考にするといった、多段階的なプロセスを辿る 。  

この分析結果は、企業がInstagramで成功するためには、ターゲット層に応じた精緻なコンテンツと導線設計が不可欠であることを示唆している。特に、男性の68.6%が保存した投稿から製品を購入した経験があるというデータは 、男性がより直接的な購買行動をとる一方で、女性の購買行動はより複雑な過程を経ることを示している。以下に、これらのデータを整理して示す。  

項目男性女性
情報収集の起点広告、公式アカウントハッシュタグ検索、発見タブ
製品認知の参照元公式アカウントインフルエンサー
情報収集・比較の参照元公式アカウントインフルエンサー、一般ユーザー
タイアップ投稿への行動リンクタップ率が高い投稿保存率が高い
保存した投稿からの購買経験率68.6%55.2%

3.3 企業・クリエイター向け運用戦略の最適解

SNS運用管理アプリ「Buffer」が10万以上のアカウントを分析した結果、Instagramでは週3〜5回の投稿が、燃え尽きることなく、最も効率的にリーチとフォロワー増加を達成できる最適解であると結論付けている 。この分析では、投稿頻度を週1〜2回から週3〜5回に増やすと、フォロワー成長率が約2倍に跳ね上がるというデータが示されている 。  

さらに、無投稿の週があると平均成長率が下がるリスク(「無投稿ペナルティ」)も指摘されており、質の高い投稿を継続することが何よりも重要であると強調されている 。この事実は、Instagramのアルゴリズムが短期的な努力ではなく、長期的なコミットメントを評価する設計になっていることを示唆している。企業やクリエイターは、無理のない範囲で質の高い投稿を継続し、フォロワーとの親密度を高める戦略を優先すべきである 。フィード投稿やリール動画は週に10〜15本、ストーリーズは毎日1本投稿できると、より効果的であると推奨されている 。  

4.0 Threadsの急成長とXとの競合分析

Threadsは、短期間で大規模なユーザーベースを獲得し、機能面でも着実に進化することで、競合であるXとの直接的な競争へと向かっている。

4.1 指標から見る目覚ましい成長と市場への影響

Threadsは目覚ましい成長を遂げており、月間アクティブユーザー数(MAU)は4億人を突破した 。これは、2025年4月末から3ヶ月強で5000万人増加したことに相当する 。より注目すべきは、日々のエンゲージメントを示す日間アクティブユーザー数(DAU)である。Similarwebのデータによると、ThreadsのDAUは1億1510万人を突破する勢いで成長しており、XのDAUである1億3200万人に急速に迫っている 。  

この成長は、Threadsがモバイルアプリに特化した戦略に成功していることを示唆している 。一方、ウェブサイトの訪問数ではXがThreadsを大きく上回っていることから、Threadsはスマートフォン上での日常的なコミュニケーションの主戦場となりつつあり、Xのモバイルにおける「パブリックスペース」としての地位を脅かし始めている 。  

4.2 「長文投稿機能」の導入とプラットフォームの変容

Threadsは、iOSアプリの一部のユーザーを対象に、最大1万文字の長文を「添付テキスト」として投稿できる機能をテストしている 。この機能は、投稿内でグレーの枠で囲まれたスニペットとして表示され、ユーザーがタップすることで全文を読むことができる 。この機能は、長文コンテンツの共有を容易にし、ブログ記事のような詳細な文章をプラットフォーム上で直接共有することを可能にする 。  

この動きは、Xの有料版(Premium)で提供されている長文投稿機能「Articles」への対抗措置と見なされている 。Xの「Articles」は最大2万5000文字の投稿が可能で、画像や動画の埋め込みにも対応している一方 、Threadsのこの新機能は無料で提供される予定である 。この戦略は、情報発信者としてのXのコアユーザー層をThreadsに引き込むことを目的としている。  

しかし、長文投稿機能の導入とユーザー数の増加に伴い、Threadsでは「テキストベースのコミュニケーション特有の課題」や「異なる文化の衝突」により、Xに似た「治安の悪化」が見られるという指摘も出始めている 。これは、本来Threadsが大切にしてきた「会話」や「交流」の文化が、より「情報」や「議論」を重視する文化に変わり、プラットフォームのアイデンティティが曖昧になるというジレンマをはらんでいる 。  

以下に、ThreadsとXの主要指標と機能を比較して示す。

項目ThreadsX (旧Twitter)
月間アクティブユーザー数(MAU)4億人以上 (成長中)6億人以上 (元CEOの主張)
日間アクティブユーザー数(DAU)1.15億人以上 (急成長中)1.32億人 (減少傾向)
長文投稿機能「添付テキスト」機能 (テスト中)「Articles」機能 (Premium限定)
長文投稿の文字数上限最大1万文字無料版: 500文字、Premium: 2.5万文字
料金体系無料無料 (ただし長文は有料版)
主要なコンテンツカルチャー会話、交流、共感性情報収集、意見主張、議論

4.3 VR空間におけるThreadsの新たな役割

MetaのVRプラットフォーム「Meta Quest」では、人気コミュニケーションアプリ「Discord」が2026年にネイティブアプリとして提供される予定である 。これは、Metaが自社のVR空間におけるコミュニケーション体験を強化するため、外部の強力なサービスを取り込んでいることを示している。  

この動きは、ThreadsがVRエコシステム内で新たな役割を担う可能性を示唆している。Threadsは、Meta Quest上での主要なコミュニケーションサービスとして、既存のWhatsAppやMessengerに次ぐ存在となる 。これにより、Threadsは単体のSNSとしての役割だけでなく、メタバース空間における交流を補完するハブとしての機能を持つことが期待される。例えば、Metaのアバター機能や通話相手の視点を共有する機能 と連携することで、現実世界とVR空間をシームレスに繋ぐコミュニケーション体験を提供できるかもしれない。  

5.0 結論と今後の展望

5.1 各事業の統合的考察

本レポートの分析は、Metaの各事業が独立して存在しているのではなく、AIを中核に据えた統合的なエコシステムの実現に向けて収束しているという結論を導き出す。AI部門の頻繁な再編と巨額投資は、この戦略の最優先事項が「超知能(AGI)」の開発にあることを明確に示している。

このAI開発は、各プラットフォームの機能と密接に連動している。Facebookにおけるカメラロールスキャン疑惑は、AI学習のためのデータ収集という目的と直接的に結びついている 。Threadsの長文投稿機能は、将来的には画像生成AI「Midjourney」との提携 から生まれたコンテンツ生成と連動する可能性を秘めている。また、Instagramのユーザー行動データ()は、AIによるパーソナライズ広告やショッピング機能の精度向上に寄与し、ハードウェアであるAIグラスは、このAI技術を物理的な世界へと拡張する役割を担っている 。各事業は、互いにデータを共有し、機能を補完し合うことで、最終的な目標であるエコシステムの構築へと収斂していく過程にある。  

5.2 外部環境リスクと成長機会

Metaの成長戦略には、無視できないリスクも伴う。内部告発や訴訟が繰り返される事実は、プライバシー侵害が単なる個別事象ではなく、データ集約型のビジネスモデルに起因する構造的な問題であることを示唆している 。今後、AI技術の進化が新たなデータ収集手法を生み出すにつれて、法的・倫理的リスクは一層高まり、企業としての信頼性が問われ続けることになるだろう。  

しかし、AIグラスの堅実な市場受け入れ や、Threadsの急成長 に見られるように、Metaは新たな成長エンジンを確実に生み出している。ThreadsがXの有料サービスに無料で対抗する戦略は、市場シェアを奪う強力な一手となり得る。今後の展望として、AIの追求がどこまで進み、それが既存のプラットフォームや新たなハードウェアとどのように統合されていくかが、Metaの長期的な事業価値を決定づける最も重要な要因となる。この多角的な展開は、Metaが直面する課題を乗り越え、テクノロジー業界の未来を再び牽引できるかどうかの試金石となるだろう。  

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。