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検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に
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サイバーエージェントGEOラボが2026年9月4日に発表した調査で、検索手段としての生成AI利用率が52.3%と初めて半数を超え、約1年で2倍以上に拡大しました。一方、検索エンジンの利用率は86.9%へ低下しています。ChatGPTはXを抜き、GoogleのAIモードやGeminiも急伸中です。検索の半分以上を生成AIに切り替えた人は46.6%に達し、検索手段としてSNSより生成AIが使われる傾向も判明しました。マーケティングで生成AI対策が不可欠になっています。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=9puEDu9Zh8A

0:00 📱 オープニング・今日のテーマ「生成AI検索利用率50%突破」 0:35 📊 サイバーエージェントGEOラボの調査を紹介 1:10 📉 検索エンジン利用率が1年で5ポイント低下 2:12 🚀 生成AIの検索利用率が21%→52.3%へ倍増 2:50 🏆 各サービス利用率ランキング(Google・Yahoo!・YouTube) 3:58 💬 ChatGPTがInstagramに迫りXを抜く 4:25 🔎 GoogleのAIモードが28.4%まで浸透 4:55 🤖 Bing・Claude・Perplexityの苦戦 5:33 🐦 Grokの伸びしろとXからの誘導課題 6:05 👥 世代別利用率:10代は8割超え 7:10 📈 サービス別推移:Geminiが1年で3倍以上 7:55 🧩 プラットフォーム×世代別とAIモードの独自集計 9:10 🔄 検索の半分以上を生成AIに切り替えた人が46.6% 9:55 🌐 検索しなくなった実感とサイトアクセスへの影響 10:55 🗂️ 用途別:比較検討で生成AI活用が高水準 11:50 ⚖️ 検索エンジン・SNS・生成AIの三つ巴比較(タグる時代の限界) 12:50 🍽️ ジャンル別:飲食店はSNS、求人・旅行は生成AIが台頭 13:25 🛒 AI回答後の行動(URLクリック・再検索・購入) 14:20 👋 まとめ:マーケティングに欠かせない生成AI

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

昨日にSunoのV6で亡くなった
Miliaさんの声が蘇りました!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

なんとか成功しました。
ご心配お掛けしまして
申し訳ございません。

励ましのコメントも
沢山あって感謝です。

新生Milia / Milia
https://www.youtube.com/watch?v=6hYtolR99Q8

生まれ変わったMIliaさんの声いかがですか?

だいぶ再現できているかと思います。
しばらく微調整していくと思いますが、
今後ともMiliaをよろしくお願いします。

不死身 /.KeiVi
https://www.youtube.com/watch?v=2Joj0wF89mg

Voiceを作った時の曲調で生成させたら再現できるけど、
曲調を変えると声が変わってしまうのでV5になる前でも
起きていたので、今回も同じバグかもしれない。

今回はVoice生成時の曲調で生成したで再現できてるのかも?

さて、本題です。

2026年9月4日、サイバーエージェントGEOラボ発表
「生成AIのユーザー利用実態調査」(2026年8月期)で
検索手段で生成AI利用率が初めて50%を突破と判明
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=33787
検索エンジンに次ぐ第二の検索プラットフォームに!

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

検索手段の生成AI利用率が初の50%突破|グラフィックレコーディング
検索に生成AIを使う人が初の5割超え、第2の検索基盤へ
📅 2026年9月11日(金)配信 🎙️ ネットビジネス生中継15分・横田秀珠 📊 サイバーエージェント GEOラボ調査(2026年8月期)を解説
1📉検索エンジンは下がり、生成AIは半分を突破
0% 50% 100% 2025年5月 2026年8月 半分ライン 91.9% 86.9% 🔍 検索エンジン 21.0% 🤖 生成AI 52.3% 初の50%超 −5pt
約1年で
🔍 検索エンジンの利用率
86.9%
2025年5月 91.9% → 5ポイント低下
2倍以上
🤖 生成AIサービスの検索利用率
52.3%
2025年5月 21% → 半分を突破
🧑‍💼横田秀珠さん ChatGPTが始まった2022年11月30日より前は、検索エンジンの利用率はほぼ100%だったはず。そこから比べると15ポイントぐらい下がっているということ。
2🏆検索で使うサービスの利用率ランキング
検索エンジン SNS・動画 生成AI
1Google73.4%
2YouTube46.3%
3Yahoo!40.7%
4Instagram31.8%
5ChatGPT30.6%
6X29.2%
7GoogleのAIモード28.4%
8Gemini23.2%
9TikTok19.5%
10Bing4.7%
11Grok2.8%
12Claude2.5%
13Perplexity1.2%

📌 Googleは首位で安泰。一方Yahoo!も40.7%とまだまだ健闘中。ChatGPTとAIモードがSNSの一角と肩を並べる水準まで来ています。

3🔍数字を並べると見えてくること
📸
30.6%ChatGPT
31.8%Instagram
国内Instagramは約8200万人。ChatGPTも8000万人ぐらい使っていてもおかしくない水準
🐦
30.6%ChatGPT
>
29.2%X
検索手段としてはもうXを抜いた
🟦
28.4%AIモード
÷
73.4%Google
Google利用者の約半分弱がAIモードへ。知った上であえてAIモードを選ぶ人がこんなにいる
2.8%Grok
÷
29.2%X
Xの約1割止まり。Xからの誘導がうまくいっておらず、まだまだ伸びしろあり
🧑‍💼横田秀珠さん BingはCopilotが載って伸びるかと思ったけど、4.7%。思い通りにはいっていないことがよく分かりました。とはいえ、まあまあ頑張っている方だと思います。
4👥世代別:10代は8割が生成AIで検索
50%
80.8%
約60%
50%台
43%
10代20代30代40代

📈 若い世代ほど高く、年代が上がるほど下がる形。ただしどの年代も伸びているので、下の世代から全体が引き上げられていく流れ。

5🚀Geminiの急伸と「AIモード」という存在
×3
Geminiの検索利用率が約1年で3倍以上
ChatGPT・Claude・Perplexityも右肩上がりだが、伸び率はGeminiが突出

プラットフォーム×世代別で見ても、ChatGPTは若い世代ほど高い傾向で大きな驚きはなし。注目はAIモードをGeminiと分けて調査している点。

🔍 Google検索いつもの検索
AIによる概要AIオーバービュー
※今回の数字に含まない
🔍 Google検索モードを切替
AIモード≒ Gemini
GoogleでGeminiを使う人

SEO対策の中でAIモードがここまで根付いているのは衝撃的。

6🔄検索の「半分以上」を生成AIに切り替えた人

生成AIと検索エンジンの両方を使うユーザーのうち、検索の半分以上を生成AIへ切り替えた人の割合です。

1年前
30.1%
大きく増加
今回
46.6%
「75%以上100%未満」切替えた人の推移 5.4% 25年5月 8.3% 25年10月 8.9% 26年2月 10.8% 26年5月 10.5% 26年8月 100%切替は約2%で横ばい
🧑‍💼横田秀珠さん 僕も最近はほぼ検索をしません。ほとんどChatGPTに質問して答えてもらう使い方に変わりました。当然、ウェブサイトへのアクセスにも相当影響が出ているはずです。
7🧭ググる → タグる → そして生成AIへ

用途別では全カテゴリーで生成AIの利用シェアが拡大。特に比較検討での活用が高水準で、情報収集や「行動に移すための検索」ではすでに20%超。情報収集の起点として存在感が増しています。

ググる
検索エンジン(Google・Yahoo!)
タグる
SNSのハッシュタグで探す
AIに聞く
生成AIサービスが3つ目の選択肢に
最大
🔍 検索エンジン
SNS
📱 SNS
SNS超え
🤖 生成AI

※大小関係のイメージ図(横田さんの解説に基づく)

まだ検索エンジンが一番濃いものの、生成AIはすでにSNSより多い

「タグる」はこれ以上伸びないと以前から話してきた通りで、生成AIは検索エンジンの分を食い始めている

⚠️ SNSはユーザー数も利用時間も減少中。検索で使う人もこれから減っていくと予測されるので、とても大事なポイント。

8🗂️分野別に見た、SNSと生成AIの綱引き
🍜 飲食店探し
SNS生成AI
まだまだSNSが圧倒的に強い
💼 求人
SNS生成AI
生成AIがほぼ同じくらいに拮抗
✈️ 旅行・🏠 不動産
SNS生成AI
旅行はもう半分ぐらいまで来ている
🛒 ショッピング
その他生成AI
まだ低い → ChatGPTショッピングで強化へ

※メーターは横田さんの口頭説明をもとにした傾向のイメージです(調査の実数値ではありません)

9🛍️AIの回答を見たあと、人は動いている
🤖 生成AIが回答
🔗 回答上のURLをクリック
🔍 おすすめ商品・サービスを詳しく検索
💳 実際に購入・利用

調査では、AIの回答を見た後の行動としてURLのクリックおすすめされた商品の追加検索AIきっかけの購入・利用までを確認。

検索と同じく、AIの答えもその後の行動に直結している。

#GEO#AIモード#比較検討#購買行動
📌まとめ:生成AIは欠かせない存在に
生成AIは、検索エンジンに次ぐ第2の検索プラットフォームへ。マーケティングでは避けて通れません。
  • 検索に生成AIを使う人は52.3%。約1年で2倍以上になり、初めて半分を超えた
  • ChatGPTはInstagramに迫り、Xを上回る。GoogleのAIモードとGeminiも存在感大
  • 若い世代ほど利用率が高く、全年代で上昇中
  • 検索の半分以上をAIへ移した人は46.6%。サイトのアクセスにも影響
  • SNSよりも生成AIが検索エンジンのシェアを奪い始めている
🧑‍💼横田秀珠さん AIモード、生成AI、Google、SNSを年代別に比較した、かなり有益なデータ。サイバーエージェントさんには引き続き調査してもらい、推移を見ていきたいですね。

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

  1. はじめに
  2. 検索エンジン一強の時代が揺らぎ始めた——生成AIの検索利用率が初めて50%を突破
  3. サービス別利用率ランキングで見える新しい勢力図——ChatGPTはXを抜きInstagramに迫る
  4. 若い世代から一気に広がる”検索のAIシフト”——検索の半分以上をAIに切り替えた人は46.6%
  5. 用途・ジャンル別に見る生成AIの存在感と、これからのマーケティング
  6. おわりに
  7. まとめ
  8. よくある質問(Q&A)

はじめに

皆さん、何か分からないことがあったとき、最初にどこで調べていますか?少し前までなら「とりあえずググる」が当たり前でしたよね。若い人の間では、SNSのハッシュタグで探す「タグる」という言葉も広まりました。ところが最近は、「ChatGPTに聞いてみたらさ」という会話が、すっかり日常の風景になってきたと感じています。そんな中、2026年9月4日にサイバーエージェントGEOラボから非常に面白い調査結果が発表されました。検索手段としての生成AIの利用率が、ついに初めて50%を突破したというのです。今回は2026年9月11日(金)の生配信「15縦」でお話しした内容をもとに、この調査の数字を一つずつ丁寧に読み解いていきます。Google、Yahoo!、YouTube、ChatGPT、Gemini、Grokまで、どのサービスがどれだけ使われているのか。ご自身の感覚と答え合わせをするような気持ちで、気軽に読み進めてみてください。


検索エンジン一強の時代が揺らぎ始めた——生成AIの検索利用率が初めて50%を突破

ステップ1:今回取り上げる調査の概要を押さえよう

今日もネットビジネスに関する情報を、生中継で15分間お届けしてまいりました。この記事は、2026年9月11日の金曜日に配信した回をブログとしてまとめ直したものです。今回は、先日発表された面白いアンケート結果を解説していきます。

今回のテーマは、ずばり**「検索手段の生成AI利用率が初めて50%突破、検索エンジンに次ぐ第2の検索プラットフォームに生成AIが発展している」**というお話です。

元になっているのは、サイバーエージェントのGEOラボが実施し、発表した**「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」です。この発表が行われたのは2026年9月4日**でした。

ちなみに「GEO」というのは「Generative Engine Optimization(生成エンジン最適化)」の略で、従来のSEO(検索エンジン最適化)に対して、ChatGPTやGeminiのような生成AIの回答の中で、自社の情報がきちんと取り上げられるように工夫していこうという考え方のことです。つまり、GEOを専門に研究しているチームが、生成AIがどう使われているのかを調べた調査だということですね。

この調査、たくさんのグラフを使って細かく解説されていまして、見ていくと衝撃的なデータが次々に出てきます。正直なところ、読みながら「いやぁ、だいぶ世の中が変わってきたな」という実感を強く持ちました。ですので今回は、その中から特に注目すべきデータを順番に取り上げて、私なりの見方も交えながらお話ししていきたいと思います。

項目内容
調査・発表元サイバーエージェント GEOラボ
調査名生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)
発表日2026年9月4日
今回の最大のトピック検索手段としての生成AI利用率が初めて50%を突破
解説した配信日2026年9月11日(金)

ステップ2:まず衝撃的なのは「検索エンジンの利用率が下がっている」こと

では早速、最初のデータから見ていきましょう。取り上げるのは**「生成AIサービスの検索利用率推移」**というグラフです。

ここでまず衝撃的なのが、検索エンジンの利用率が下がっているという事実です。

調査期間は2025年5月から2026年8月まで、つまりおよそこの1年ちょっとの話なのですが、検索エンジンの利用率は91.9%から86.9%へと推移しています。わずか1年ほどの間に、5ポイントも下がっているわけです。

「たった5ポイント?」と思われるかもしれません。でも、検索エンジンというのは、これまでインターネットを使う人ならほぼ全員が使っている、いわば”インフラ中のインフラ”でした。そういう存在の利用率が、1年でこれだけはっきりと数字として下がるというのは、実はかなり大きな変化なんです。

ステップ3:ChatGPT登場の2022年11月30日まで遡ると、約15ポイントの低下

さらに私が注目したいのは、このグラフの「始まりの時期」です。

データは2025年からスタートしていますが、そもそもChatGPTが公開されたのは2022年11月30日でした。ということは、そこまで遡ってみると、当時の検索エンジンの利用率はおそらくほぼ100%、もしくは99%とか98%とかだったはずなんですね。

なぜそう言えるのかというと、シンプルな話で、その頃はまだ生成AIが世の中にほとんど存在していなかったからです。何かを調べようと思ったら、検索エンジンを使う以外の選択肢がほぼなかったわけですね。

それが今や86.9%まで下がっている。つまり2022年と比べると、検索エンジンの利用率は15ポイントぐらい下がっていると考えられるわけです。これは、検索の歴史の中でもかなり大きな地殻変動だと言っていいと思います。

ステップ4:生成AIの検索利用率は21%から52.3%へ、1年余りで2倍以上に

一方で、同じグラフの下側を見てみましょう。こちらが生成AIの検索利用率です。

1年ちょっと前の2025年5月の時点では21%だったものが、なんと2026年8月には52.3%に達しています。この1年ぐらいの間に2倍以上に伸びていて、ついに半分を超えてきたんですね。

指標2025年5月2026年8月変化
検索エンジンの利用率91.9%86.9%5ポイント低下
生成AIの検索利用率21%52.3%2倍以上に拡大(初の50%突破)
時期検索エンジン利用率(推定を含む)状況
2022年11月30日(ChatGPT公開)以前ほぼ100%(99%〜98%程度と推測)生成AIがほぼ存在せず、検索=検索エンジン
2025年5月91.9%生成AIでの検索は21%
2026年8月86.9%生成AIでの検索が52.3%に到達

このように並べてみると、検索エンジンがゆっくりと利用率を落としていく一方で、生成AIが急カーブで伸びていることがよく分かります。今回の調査で、生成AIがかなり使われているということがはっきりしました。これが一つ目の大きなポイントです。

ステップ5:「第2の検索プラットフォーム」になったことの意味を考える

ここで少し整理しておきたいのですが、今回の数字は「検索エンジンが使われなくなった」という話ではありません。検索エンジンの利用率は下がったとはいえ、まだ86.9%もあります。依然として圧倒的な存在です。

大事なのは、検索エンジンと生成AIを”併用”する人が一気に増えたという点です。何かを調べるときに、Googleで調べることもあれば、ChatGPTに聞くこともある。そういう使い分けをしている人が、ついに半数を超えたということですね。

だからこそ、今回のテーマのように**「検索エンジンに次ぐ第2の検索プラットフォーム」**という表現がぴったりなんです。まだ主役の座を完全に奪ったわけではない。けれど、確実に”2番手”のポジションを確立した。そういう段階に来ていると理解すると分かりやすいと思います。

この数字だけでもかなり衝撃的なのですが、調査には他にもたくさんのデータがあります。次の章では、具体的にどのサービスがどれくらい使われているのかを見ていきましょう。


サービス別利用率ランキングで見える新しい勢力図——ChatGPTはXを抜きInstagramに迫る

ステップ1:各サービスの検索利用率を一覧で確認しよう

続いてのデータも、これまた衝撃的です。調査では、各サービスの検索利用率が個別に出ています。つまり「何かを調べるときに、どのサービスを使っているか」を、サービスごとに数字で示してくれているわけです。

配信ではグラフを拡大しながら一つずつ見ていきましたが、ここではまず全体像をつかんでいただくために、数字の大きい順に並べた一覧表を作ってみました。

順位サービス検索利用率種類
1Google73.4%検索エンジン
2YouTube46.3%動画プラットフォーム
3Yahoo!40.7%検索エンジン
4Instagram31.8%SNS
5ChatGPT30.6%生成AI
6X29.2%SNS
7GoogleのAIモード28.4%生成AI(検索エンジン内の機能)
8Gemini23.2%生成AI
9TikTok19.5%SNS(短尺動画)
10Bing4.7%検索エンジン
11Grok2.8%生成AI
12Claude2.5%生成AI
13Perplexity1.2%生成AI

こうして並べると、検索エンジン、動画、SNS、生成AIが入り乱れていて、まさに”検索の戦国時代”という感じがしますよね。ひと昔前であれば、このランキングの上位はGoogle、Yahoo!、Bingといった検索エンジンだけで占められていたはずです。それが今では、動画もSNSも生成AIも、すべてが「検索の手段」として同じ土俵に並んでいる。この表そのものが、検索という行動の多様化を物語っていると思います。

また、種類ごとにざっくり分類してみると、次のような構図になります。

種類含まれるサービス(検索利用率)特徴
検索エンジンGoogle(73.4%)、Yahoo!(40.7%)、Bing(4.7%)依然として最大勢力。ただしBingは苦戦
動画・SNSYouTube(46.3%)、Instagram(31.8%)、X(29.2%)、TikTok(19.5%)見て分かる情報、リアルタイム情報に強い
生成AIChatGPT(30.6%)、AIモード(28.4%)、Gemini(23.2%)、Grok(2.8%)、Claude(2.5%)、Perplexity(1.2%)ChatGPTとGoogle系が二強。その他はまだこれから

では、それぞれのサービスについて、順番に私の見方をお話ししていきます。

ステップ2:Googleは73.4%で堂々の第1位、検索エンジンとしてはひとまず安泰

まず1つ目はGoogleです。Googleの検索利用率は73.4%で、これは第1位でした。

検索エンジンとしてのGoogleは、ひとまず安泰だなという印象です。生成AIがこれだけ伸びてきているとはいえ、7割以上の人が何かを調べるときにGoogleを使っているわけですから、やはり王者の貫禄があります。

ただし、ここで一つ付け加えておきたいのは、Google自身も「検索エンジンだけ」の会社ではなくなってきているということです。後ほど出てくるAIモードやGeminiも、すべてGoogleのサービスです。つまりGoogleは、従来の検索で首位を守りながら、生成AIの領域でも存在感を高めている。守りと攻めの両方を同時に進めているのが、今のGoogleの強さだと言えると思います。

ステップ3:Yahoo!は40.7%、意外にもまだまだ頑張っている

2番手の検索エンジンがYahoo!です。こちらは**40.7%**でした。

これは意外でしたね。Yahoo!が未だにしっかり頑張っているんです。Googleの73%に対してYahoo!が40%ですから、感覚的には「7:3と言ってもいいかな?」というぐらいの存在感があります。厳密な比率で言えばもう少しYahoo!寄りになりますが、いずれにしても「Yahoo!、まだまだ頑張ってるね」という話なんですよ。

日本ではYahoo!のトップページやニュース、天気、乗り換え案内などを日常的に使っている方が多いので、その流れで検索もYahoo!で、という方がまだまだたくさんいらっしゃるのだと思います。検索エンジン単体の性能というよりも、「ポータルサイトとしての習慣」が数字を支えている面が大きいのではないでしょうか。

ステップ4:YouTubeは46.3%でYahoo!を上回る

では、Yahoo!の40.7%よりも多いサービスは何か。ありましたね。YouTubeです。YouTubeは**46.3%**で、Yahoo!を上回っています。

これは分からなくもないですよね。料理の作り方、家電の使い方、ゲームの攻略、商品のレビューなど、「見て分かる」ことを調べるときは、文字よりも動画のほうが圧倒的に分かりやすい。そういう意味で、YouTubeが検索プラットフォームとして強いのは納得感があります。

私自身、毎日YouTubeで配信をしている立場から言うと、「〇〇 やり方」「〇〇 使い方」といった形で検索されて動画にたどり着く方は本当に多いです。YouTubeは”動画サイト”であると同時に、”世界で2番目に大きな検索エンジン”とも言われてきましたが、日本の調査でもそれが裏付けられた形ですね。

ステップ5:Instagramは31.8%、そしてChatGPTが30.6%でほぼ肩を並べる

さて、先ほどのYahoo!の40%を若干下回っているのがInstagramで、**31.8%**です。これも皆さん、なんとなく感覚で分かると思います。お店やファッション、旅行先などをInstagramで探すというのは、もうすっかり定着していますよね。

そして驚いたのが、このInstagramの31.8%にほぼ匹敵するのが、なんと**ChatGPTの30.6%**なんです。

日本のInstagramのユーザー数は8200万人とも言われています。そのInstagramとChatGPTの検索利用率がほぼ同じということは、単純に比率で考えると、もしかしたらChatGPTも日本で8000万人ぐらいの利用があってもおかしくない、というぐらいの水準になっているということなんですよ。

もちろん、この調査はあくまで「検索手段としての利用率」を聞いたものですから、ユーザー数そのものを直接比べたわけではありません。Instagramを使っていても検索には使わない人もいますし、その逆もあります。そこは冷静に見ておく必要があります。ただ、それを差し引いても、ChatGPTが日本の生活者の”調べもの”の中で、Instagramと並ぶほどの存在になっているというのは、とても大きな意味があると思います。

ステップ6:Xは29.2%、ついにChatGPTに抜かれる

次に多いのはXで、**29.2%**でした。

つまり、ChatGPTはもうXを抜いているんです。これは本当にすごいことだと思います。Xといえば、リアルタイムの情報を探すときの定番で、「今何が起きているか」を調べるなら真っ先に使われてきたサービスです。地震や電車の遅延、話題のニュースなどは、今でもXで確認するという方は多いでしょう。

そのXを、生成AIのChatGPTが検索利用率で上回った。検索の勢力図が大きく書き換わりつつあることを象徴するデータだと言えます。

ステップ7:GoogleのAIモードが28.4%、Geminiが23.2%、TikTokが19.5%

そして、このXに次ぐのがGoogleのAIモードで、**28.4%**です。これもなかなかすごい数字ですね。

もちろん、AIモードはGoogleの検索画面の中についている機能ですから、検索エンジンとしてGoogleを使っている人がそのまま流れで使う、というのは分かります。ただ、逆に言えば28.4%もの人がAIモードに移行しているということでもあるんです。

つまり、普通の検索ではなく、AIモードという選択肢があることを知ったうえで、あえてそちらを使っている人がこれだけいるということ。これはGoogle自身が、自社の検索を生成AI型へと移行させることに、ある程度成功している証拠だと私は見ています。

続いてGemini23.2%、そしてTikTokが**19.5%**と続きます。GeminiはAIモードとは別に、単独の生成AIサービスとしてこれだけ使われているわけですから、Google系の生成AIを合わせるとかなりの勢力になっていることが分かります。TikTokも、若い世代を中心に「調べものはTikTokで」という使い方が広がっていますので、約2割という数字は存在感がありますね。

ステップ8:Bingは4.7%、Copilot搭載でも思うようには伸びていない

一方で、なんと検索エンジンの第3番手であるBingは、**4.7%**しかありませんでした。

Bingについては、Copilotが搭載されたことで「もしかしたら伸びるんじゃないか?」という話を、過去に私自身も動画でお話ししたことがあります。でも、正直に言うと、Copilotはポンコツなところがあって、なかなか思い通りにはいっていないということが、このデータでよく分かりましたね。

とはいえ、Bingの4.7%というのは、日本市場の中ではまあまあ頑張っている方だとも思います。WindowsパソコンのEdgeブラウザで標準の検索エンジンになっていることもあり、一定の利用者はしっかり確保しているということですね。「生成AIを搭載すれば一気に逆転できる」というほど、検索の世界は甘くないということも、このBingの数字は教えてくれていると思います。

ステップ9:Claude2.5%、Perplexity1.2%、そしてGrokは2.8%

さらに、そのBingより少ないのがClaude2.5%、それよりもさらに少ないのがPerplexityの**1.2%**です。

ClaudeやPerplexityは、使いこなしている人からの評価が高いサービスではありますが、一般のユーザーにまで広く検索手段として浸透しているかというと、まだこれからという段階なのが数字から見て取れます。特にPerplexityは「AI検索エンジン」を掲げているサービスですので、検索用途での1.2%というのは、日本ではまだ認知が広がり切っていないということでしょう。

そしてGrokは**2.8%**でした。私は、Grokはもうちょっと頑張ってもいいと思っているんですよ。

ステップ10:GrokとAIモードを比べると見えてくる”誘導力”の差

なぜGrokにもっと頑張ってほしいと思うのか。それは、プラットフォームからの誘導という観点で比べると、はっきり差が見えるからです。

Xの検索利用率は29.2%でした。それに対してGrokは2.8%ですから、Xに対して1割ぐらいしかないんですね。

一方で、Googleの検索は73.4%に対して、AIモードは28.4%。こちらは約4割、感覚的には「半分弱ぐらい」まで来ているわけです。

親プラットフォーム利用率付随する生成AI利用率親に対する比率(目安)
Google(検索)73.4%AIモード28.4%約4割(半分弱)
X29.2%Grok2.8%約1割

同じように「自社のプラットフォームに生成AIを組み込んでいる」のに、この差はかなり大きいですよね。Googleは検索画面からAIモードへの誘導がうまくいっているのに対して、XはXのプラットフォームからGrokへの誘導がまだうまくいっていない、ということではないかと思うんです。

裏を返せば、それだけGrokにはまだまだ伸びる幅があるとも言えます。Xのユーザーが自然にGrokを使うような導線がもっと整えば、数字は大きく変わってくる可能性があると私は見ています。すでにXという巨大な入り口を持っているわけですから、あとは「どう使ってもらうか」の設計次第。今後の伸び方に注目していきたいサービスの一つです。

ここまでが二つ目のデータです。これはかなり衝撃的な普及率のデータではないでしょうか。


若い世代から一気に広がる”検索のAIシフト”——検索の半分以上をAIに切り替えた人は46.6%

ここまでは「どれくらい使われているか」という普及率の話でした。ここからは視点を変えて、「誰が使っているのか」「どれくらい本気で乗り換えているのか」という、より踏み込んだデータを見ていきます。実はこの章のデータこそが、検索の未来を考えるうえで一番大事なポイントだと私は感じています。

ステップ1:世代別で見ると、10代の生成AI検索利用率は80.8%

まずは世代別のデータです。

世代別のグラフは、いつもの感じですよね。10代から20代、30代、40代、そして50代、60代と、年代が上がるにつれてだんだん数字が下がっていくという形になっています。これは新しいサービスの調査ではよく見られる傾向です。

それにしても、やはり10代はすごいですね。ここで見ているのは生成AIサービスの検索利用率、つまり「調べものに生成AIを使っているかどうか」の数字です。それが10代では80.8%。やばいですね。8割という数字が出ています。

続いて20代は60%ぐらい、30代は50%台、そして40代になると50%を切って**43%**まで下がっていきます。

年代生成AIサービスの検索利用率ひとこと解説
10代80.8%約8割。調べもの=生成AIが当たり前の世代
20代60%ぐらい過半数を大きく超える
30代50%台半数を超えて定着しつつある
40代43%50%を切るが、それでも4割以上
50代・60代さらに下がる傾向ただし、どの年代でも利用は伸びている

ここで大事なのは、どの年代層でも、当たり前ですが利用は伸びているということです。若い世代だけが突出しているのではなく、上の世代も含めて全体が底上げされている。下の世代からだんだんと引き上げられていくような形になっているので、これはまだまだ伸びていく感じがするなという気がしています。

この結果は、皆さんの感覚にも近いのではないでしょうか。お子さんやお孫さんが、宿題や調べものをするときに当たり前のようにAIに話しかけている。そんな光景を目にしている方も多いと思います。そして、今の10代が20代、30代になっていくことを考えると、数年後には「生成AIで検索するのが当たり前」という人が社会の大多数になっていくのは、ほぼ間違いないでしょう。

ステップ2:サービス別の推移では、Geminiの伸び方が突出している

次に見ていくのは、**「サービス別の検索利用率推移」**というデータです。

こちらは、例えばChatGPTを使っている人の中で、検索のために使っている人の割合がどう変化してきたか、を示したものです。ChatGPTについては、右肩上がりに上がっているのは分からなくもないので、特に驚くような変化ではありません。まあ普通、という感じです。

ただ、よく見ていくと、Geminiの伸び方が結構すごいんですね。ClaudeやPerplexityなど他のサービスと比べてみると、右肩上がりになっているのはみんな同じなのですが、Geminiの利用率はこの1年ぐらいの間に3倍以上になっています。これはかなりの伸び率ではないかと思います。

サービスこの1年ほどの推移の特徴
ChatGPT順調な右肩上がり。予想どおりの伸び
Gemini約1年で3倍以上。伸び率が突出
Claude・Perplexityなど右肩上がりではあるが、伸び幅は控えめ

Geminiがここまで伸びた背景には、AndroidスマホやGoogleのサービスに深く組み込まれていることが大きいと考えられます。わざわざアプリを探してインストールしなくても、普段使っているスマホやGoogleのサービスの中で自然に触れる機会がある。先ほどのGrokの話とは対照的に、”誘導の設計”がうまくいっている好例と言えるかもしれません。

こうしたデータからも、どんどん検索として生成AIが使われてきているということが、はっきりと分かりますね。

ステップ3:プラットフォーム×世代別のデータで注目すべきは「AIモード」の扱い

続いては、**「プラットフォーム×世代別の利用率」**というデータです。

これは先ほどのChatGPTの検索での利用率などを、世代別にさらに細かく分けたものです。ただ、内容としては先ほどの世代別のグラフと同じで、若い人から年配の方に向けてだんだん下がっていくという形なので、それほど大きなインパクトはないかなと思います。

ただ、今回の調査で私が「面白いな」と思ったのは、「AIモード」という言葉を、Geminiと分けて調査しているという点です。

これは何を意味するかというと、普通のGoogle検索への対策、つまりSEO対策の中で、AIモードというものがそれだけ根付いてきているということなんですね。調査する側も、「AIモードはもはや独立した一つの検索手段として扱うべき存在になった」と判断したわけです。

ステップ4:AIモードとAIオーバービュー(AIによる概要)は別物

ここで一つ、誤解されやすいポイントを整理しておきます。

AIモードには、いわゆるAIオーバービュー、つまり「AIによる概要」は含まれていません

AIによる概要というのは、普通にGoogleで検索したときに、検索結果の一番上にAIがまとめた要約が表示される機能のことです。これは通常の検索の一部として表示されます。

一方でAIモードは、それとは別のモードです。検索画面で「AIモード」というモードに切り替えて、AIと対話するような形で調べものをする使い方になります。

機能使い方今回の調査での扱い
AIによる概要(AIオーバービュー)通常のGoogle検索の結果の上部に、AIの要約が自動で表示されるAIモードには含まれない
AIモード検索画面で「AIモード」に切り替え、AIと対話しながら調べるGeminiとは分けて独立して調査
Gemini単独のアプリ・サービスとして使う生成AIAIモードとは別に調査

つまり、AIモードを使うということは、ほぼイコールで、GeminiをGoogleの検索画面の中で使っているということなんです。そう考えると、Googleの中でGeminiを使っている人が28.4%もいて、さらに単独のGeminiも23.2%いる。これは結構衝撃的なデータではないかと思います。

ステップ5:検索の半分以上を生成AIに切り替えた人が46.6%に

そして、いよいよ私が今回一番注目したデータです。

調査では、生成AIと検索エンジンの両方を利用しているユーザーに対して、検索行動における生成AIへの移行状況を調べています。その結果、検索の半分以上を生成AIに切り替えたと回答した人の割合が、**46.6%**に達したそうです。

これは1年前の調査の30.1%から大きく増加しています。調査結果でも、生成AIでの検索を経験したユーザーの間で、従来の検索エンジンから生成AIへの移行が着実に進んでいることがうかがえる、とまとめられていました。

調査時期検索の半分以上を生成AIに切り替えた人の割合
1年前の調査30.1%
今回(2026年8月期)46.6%

両方を使っている人のうち、半数近くが「検索の半分以上はもうAIでやっている」と答えている。これは、単に「生成AIを使ったことがある」というレベルの話ではなく、日常の検索行動そのものが置き換わり始めているということです。

ステップ6:私自身も、最近はほとんど「検索」をしなくなった

実はこれ、私自身もまさにそうなんです。最近の私は、ほぼ「検索」ということをしなくなりました。

何か知りたいことがあったら、ほとんどの場合はChatGPTに質問して答えてもらう、という使い方に変わってきています。以前であれば、検索キーワードを考えて、検索結果を上から順番に開いて、複数のページを見比べて……ということをしていたのが、今はAIに聞けばまとめて答えてくれる。この便利さを一度味わってしまうと、なかなか元には戻れません。

そうなると、当然ながらウェブサイトへのアクセスにも相当な影響が出ているのではないかと思います。これまでは検索結果からウェブサイトに訪問してもらうのが当たり前でしたが、AIが答えを直接返してしまえば、ユーザーはサイトを訪れる必要がなくなります。今まさに、そういうことが起きているわけですね。

ここは両面から見ておきたいところです。ユーザーにとっては「早く答えにたどり着ける」という大きなメリットがある一方で、情報を発信する側、つまり企業やブロガー、メディアにとっては、「せっかく作ったコンテンツが見られにくくなる」という課題が生まれています。どちらが良い悪いという話ではなく、この変化を前提にどう動くかが問われている、ということだと思います。

ステップ7:どのくらい切り替えたのか——移行度合いの推移を見る

さらに調査では、どのくらいの割合を生成AIに切り替えたのかという移行度合いの推移も出ています。調査時期は、2025年5月、10月、2026年2月、5月、8月と表示されていて、こうやって比べていくと、だんだん高まっていることが分かります。

まず、検索を100%生成AIに切り替えた人は、大体数%、2%ぐらいです。これは期間を通じてほとんど変わっていません。つまり「もう検索エンジンは一切使わない」という極端な人は、まだほんの一握りだということですね。

一方で、75%から100%未満、つまり「検索のほとんどを生成AIでやっている」という人の割合は、次のように推移しています。

調査時期100%切り替え75%〜100%未満切り替え
2025年5月2%ぐらい5.4%
2025年10月2%ぐらい(ほぼ変わらず)8.3%
2026年2月2%ぐらい(ほぼ変わらず)8.9%
2026年5月2%ぐらい(ほぼ変わらず)10.8%
2026年8月2%ぐらい(ほぼ変わらず)10.5%

5.4%から始まって、8.3%、8.9%、10.8%、10.5%と推移しており、直近では10%ぐらいで落ち着いてきた感じがあります。

この数字から読み取れるのは、「完全移行」ではなく「大部分を移行しつつ、検索エンジンも併用する」というスタイルが主流になりつつある、ということです。徐々に、しかし確実に移行が始まっている。そんな感じがしています。


用途・ジャンル別に見る生成AIの存在感と、これからのマーケティング

ここまでで、生成AIが「どれくらい」「誰に」使われ、「どれくらい本気で」乗り換えられているのかが見えてきました。最後の章では、生成AIが「何のために」使われているのか、そして生成AIの回答を見た人が「その後どう行動するのか」を見ていきます。ここはビジネスやマーケティングに直結する部分ですので、ぜひじっくり読んでみてください。

ステップ1:用途別では全カテゴリーで生成AIの利用シェアが拡大

まずは用途別のデータです。調査では、全カテゴリーで生成AIの利用シェアが拡大しており、特に比較検討での活用が引き続き高い水準にあるという結果が出ています。

例えば、情報収集のために使う、あるいは行動に移すために使う、といった用途では、生成AIの利用がすでに20%を超えているそうです。調査でも、情報収集の起点として生成AIの存在感がさらに高まっている、と指摘されていました。

少し細かく見ていくと、用途は大きく次のように分けられています。

用途の分類内容生成AIの位置づけ
日常の検索気になることや知識について、幅広く調べるための検索情報収集の起点として存在感が高まっている
比較検討複数の商品やサービスを比べて選ぶための検索生成AIの活用が引き続き高水準
行動のための検索調べた内容をもとに、実際に行動に移すための検索生成AIの利用が20%を超える

「日常の検索」として幅広く調べるだけでなく、「調べた内容をもとに実際に行動に移すための検索」でも生成AIを使っている人が出てきている。これはつまり、生成AIが単なる”物知りな話し相手”ではなく、購買や予約といった具体的な行動の直前にも使われ始めている、ということなんです。

特に比較検討は、生成AIが一番得意とする分野かもしれません。「AとBとCの違いを表にして」とお願いすれば、一瞬で整理してくれますからね。検索エンジンで複数のサイトを行ったり来たりしていた作業が、AIとの対話ひとつで済んでしまう。この体験が広がれば、比較検討での利用がさらに伸びていくのは自然な流れだと思います。

ステップ2:「ググる」「タグる」に続く第三の選択肢——SNS・生成AI・検索エンジンの3者比較

この用途別のデータの中で、私が特に面白いと思ったのが、SNS、生成AIサービス、検索エンジンの3つを比較している表です。

以前から私は、**「ググる時代は終わった、タグる時代だ」**という話をしてきました。ググるはGoogleなどの検索エンジンで調べること、タグるはSNSのハッシュタグで調べることですね。YahooやGoogleといった検索エンジンと、SNS。この2つを比べる話が、これまでは中心でした。

ところが今回の調査では、そこにもう1つ、生成AIサービスが追加されて、3つで比較されているんです。

表を見ていくと、一番濃い色で示されているのは、やはりまだまだ検索エンジンです。そして真ん中がSNS、右側が生成AIという並びになっているのですが、ここで注目なのは、生成AIの方がもうSNSよりも多いということなんですね。

検索の手段呼び方今回の調査での位置づけ
検索エンジン(Google・Yahoo!など)ググるまだまだ最大。ただし生成AIに食われ始めている
SNS(Instagram・X・TikTokなど)タグる生成AIに抜かれ、これ以上は伸びにくい
生成AI(ChatGPT・Gemini・AIモードなど)AIに聞くSNSを上回り、検索エンジンの領域に進出中

つまり、いわゆる「タグる」というものは、実はもうこれ以上伸びない。これは私が前からずっとお話ししてきたことなのですが、今回のデータでもそれが裏付けられた形になっています。そして、生成AIは検索エンジンの分を食い始めているということが、この表からよく分かります。

SNSについては、ユーザー数も利用時間も今減ってきていると言われています。そこに加えて、検索目的でSNSを使う人も、これから減っていくことが予測されます。ここはすごく大事なポイントです。SNSマーケティングに力を入れている企業にとっては、「SNSで見つけてもらう」だけでなく「生成AIに見つけてもらう」ことも考えなければいけない時代になってきたということですね。

もちろん、SNSがなくなるわけではありません。人とのつながりや、リアルな口コミ、雰囲気を伝える写真や動画といった、SNSならではの強みは今後も残るでしょう。大切なのは、「検索手段としてのSNS」の役割が相対的に小さくなっていく、という変化を正しく理解しておくことだと思います。

ステップ3:ジャンル別に見ると、飲食店はSNS、求人・旅行は生成AIが拮抗

調査では、さらに具体的なジャンル別の比較も出ています。取り上げられているのは、ショッピング、不動産、求人、飲食店探し、旅行などです。

まず飲食店探しは、やはりまだまだSNSが強い感じですね。圧倒的にSNSの割合が多い印象です。料理の写真やお店の雰囲気は、InstagramやTikTokで見るのが一番分かりやすいですから、これは納得です。

一方で、求人においては、生成AIがもうかなり拮抗しています。ほぼ同じぐらいになっていますね。仕事探しでは、条件の整理や業界の比較、応募書類の相談など、AIに相談しながら進めるという使い方が広がっているのでしょう。

不動産旅行に関しても、生成AIの利用はかなり進んでいます。特に旅行は、もう半分ぐらいまで来ていますね。旅行の行程づくりやおすすめスポットの提案は、生成AIが得意とする分野ですから、これも頷ける結果です。

そしてショッピングは、まだまだ生成AIの利用が低いという結果でした。

ジャンル生成AIの存在感私の見方
飲食店探しまだ低い(SNSが圧倒的に強い)写真や雰囲気が重要なジャンルはSNSが優位
求人SNSとほぼ拮抗条件整理や相談にAIが活躍
不動産かなり進んでいる比較検討との相性が良い
旅行半分ぐらいまで来ている行程づくり・提案はAIの得意分野
ショッピングまだ低いChatGPTショッピングなど、これから強化される領域

ショッピングがまだ低いからこそ、今、ChatGPTがショッピング機能を始めようとしているわけです。この領域をこれから強化していきたいという狙いは、この数字を見るとよく分かりますね。逆に言えば、ショッピングは今後、生成AIの利用が大きく伸びる”伸びしろの大きいジャンル”だとも言えます。EC事業者の方は、今のうちから準備を進めておくことをおすすめします。

ステップ4:AIの回答を見た後、ユーザーは実際に行動している

最後に取り上げるのが、**「AIの回答を見た後のユーザー行動」**というデータです。これは、生成AIの結果を見た人が、それをもとに実際に行動に移したかどうかを調べたものです。

検索というのは、そもそも調べた後に何らかの行動につながるものですよね。生成AIでも同じで、やはりしっかりと人が動いているということが、このデータに表れています。

具体的には、次のような項目が調査されています。

調査項目回答の方向性
AIの回答上に表示されるURLをクリックするかクリックする、という回答が出ている
AIにおすすめされた商品・サービスを、さらに詳しく検索するか詳しく検索する、という回答が出ている
AIにおすすめされたことをきっかけに、商品・サービスを実際に購入・利用するか実際に購入・利用する、という回答が出ている

AIの回答の中に出てくるURLをクリックする人がいる。AIにすすめられた商品やサービスを、改めて詳しく調べる人がいる。そして、AIにおすすめされたことをきっかけに、実際に購入したり利用したりする人もいる。

これは、生成AIが**「情報を知る場所」から「行動を決める場所」へ**と進化しつつあることを示しています。細かい数字はぜひ元の調査で確認していただきたいのですが、方向性としては、生成AIに”おすすめされるかどうか”が、売上や集客に直結する時代が始まっていると言っていいでしょう。

ステップ5:生成AIは欠かせない存在に——マーケティングで今考えるべきこと

今回のサイバーエージェントの調査は、AIモード、生成AI、Google、SNSなどを並べて、さまざまな比較項目を入れ、年代別にも細かく調査してくださっているので、かなり有益なデータになっていると思います。ぜひサイバーエージェントさんには引き続きこの調査を続けていただいて、今後の推移も見ていきたいと思っています。

いよいよ、生成AIは欠かせない存在になってきました。マーケティングにおいては、これはかなり重要なことです。

これまでのように「Googleの検索結果で上位に表示されること(SEO)」だけを目指すのではなく、「生成AIの回答の中で取り上げられること(GEO・LLMO)」も同時に意識していく必要があります。AIモードがGeminiと分けて調査されるほど定着していることを考えると、Google検索への対策ひとつとっても、AIを前提にした考え方が欠かせません。

これまでの考え方これからの考え方
検索エンジンで上位表示を目指す(SEO)SEOに加えて、生成AIの回答で取り上げられることを目指す(GEO・LLMO)
「ググる」「タグる」の2軸で考える「ググる」「タグる」「AIに聞く」の3軸で考える
ウェブサイトへのアクセス数が最重要指標AIに言及・推薦されるかどうかも重要な指標に

一方で、検索エンジンの利用率はまだ86.9%あり、Googleは73.4%で首位です。いきなりSEOを捨ててAIだけに振り切るのは現実的ではありません。大切なのは、検索エンジンと生成AIの両方に目配りしながら、自社の情報がどちらからでも正しく見つけてもらえる状態を作ることです。

今日は、生成AIの検索利用率が初めて50%を突破したというデータを中心に解説させていただきました。


おわりに

今回は、サイバーエージェントGEOラボが2026年9月4日に発表した「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」をもとに、検索の最新事情を読み解いてきました。検索エンジンの利用率は1年で91.9%から86.9%へと下がり、一方で生成AIの検索利用率は21%から52.3%へと2倍以上に伸びて、初めて50%を突破しました。サービス別では、ChatGPTが30.6%でXを抜き、Instagramに迫る存在になっています。10代では8割が生成AIで調べものをしており、検索の半分以上をAIに切り替えた人も46.6%に達しました。さらに、生成AIにすすめられて実際に購入や利用に至る人も出てきています。「ググる」「タグる」に続き、「AIに聞く」が当たり前になる時代は、もうすぐそこです。皆さんもぜひ、ご自身の検索行動を振り返りながら、この変化を仕事や暮らしにどう活かすかを考えてみてください。


まとめ

  • 2026年9月4日、サイバーエージェントGEOラボが「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」を発表しました。
  • 検索エンジンの利用率は2025年5月の91.9%から2026年8月の86.9%へと、1年ほどで5ポイント低下しました。ChatGPT公開の2022年11月30日以前と比べると、約15ポイントの低下と考えられます。
  • 生成AIの検索利用率は21%から52.3%へと2倍以上に伸び、初めて50%を突破して「第2の検索プラットフォーム」になりました。
  • サービス別の検索利用率は、Google73.4%、YouTube46.3%、Yahoo!40.7%、Instagram31.8%、ChatGPT30.6%、X29.2%、AIモード28.4%、Gemini23.2%、TikTok19.5%、Bing4.7%、Grok2.8%、Claude2.5%、Perplexity1.2%でした。
  • ChatGPTはXを抜き、Instagramにほぼ匹敵する水準に。一方でGrokはXに対して約1割にとどまり、プラットフォームからの誘導に伸びしろがあります。
  • 世代別では10代が80.8%、20代が60%ぐらい、30代が50%台、40代が43%で、どの年代でも利用は伸びています。
  • サービス別の推移ではGeminiが約1年で3倍以上に伸び、AIモードはGeminiと分けて調査されるほど定着しています(AIモードにはAIによる概要は含まれません)。
  • 検索の半分以上を生成AIに切り替えた人は、1年前の30.1%から46.6%へ増加しました。75%〜100%未満の切り替えは10%ぐらいで落ち着き、100%切り替えは2%ぐらいで変わっていません。
  • 用途別では全カテゴリーで生成AIのシェアが拡大し、生成AIはすでにSNSを上回って検索エンジンの領域を食い始めています。
  • ジャンル別では、飲食店探しはSNSが優位、求人は拮抗、旅行は半分ぐらい、ショッピングはまだ低く、ChatGPTショッピングなどでこれから強化される領域です。
  • AIの回答を見た後に、URLのクリック、詳しい検索、購入・利用といった行動が起きており、マーケティングではSEOに加えて生成AIへの対策が欠かせなくなっています。

よくある質問(Q&A)

Q1. 「生成AIの検索利用率が50%突破」とは、検索エンジンを使う人が半分以下になったという意味ですか?

A. いいえ、そういう意味ではありません。検索エンジンの利用率は2026年8月時点でも86.9%あり、依然として圧倒的な存在です。今回の「50%突破」は、調べものの手段として生成AIを使う人が52.3%に達したという意味で、多くの人が検索エンジンと生成AIを併用するようになったことを示しています。そのため、生成AIは検索エンジンに取って代わったのではなく、「第2の検索プラットフォーム」になったと理解するのが正確です。

Q2. ChatGPTの30.6%は、Xの29.2%やInstagramの31.8%と比べてどれくらいすごいのですか?

A. かなりすごい数字です。ChatGPTはXを上回り、Instagramにほぼ匹敵する水準に達しています。日本のInstagramのユーザー数は8200万人とも言われていますので、単純に比率で考えれば、ChatGPTも日本で8000万人ぐらいの利用があってもおかしくない、というほどの規模感です。ただし、この調査は「検索手段としての利用率」を調べたもので、ユーザー数そのものを直接比べたわけではない点には注意が必要です。

Q3. GoogleのAIモードとGeminiは何が違うのですか?AIによる概要とも違うのでしょうか?

A. AIモードは、Google検索の画面で「AIモード」に切り替えて、AIと対話しながら調べる使い方です。中身としてはほぼGeminiと同じで、GeminiをGoogle検索の中で使っているイメージです。一方、Geminiは単独のアプリやサービスとして使う生成AIです。また、通常のGoogle検索の結果の上部に自動で表示される「AIによる概要(AIオーバービュー)」は、AIモードには含まれません。今回の調査では、AIモード(28.4%)とGemini(23.2%)が分けて調査されている点が注目ポイントです。

Q4. BingやGrokの利用率が低いのはなぜですか?

A. Bingは、Copilotが搭載されたことで伸びるのではないかと期待されていましたが、検索利用率は4.7%にとどまり、思い通りにはいっていないことが分かりました。ただ、日本市場の中ではまあまあ頑張っている方とも言えます。Grokは2.8%で、Xの29.2%に対して約1割しかありません。Google検索(73.4%)に対してAIモード(28.4%)が約4割まで来ていることと比べると、Xのプラットフォームからの誘導がうまくいっていないと考えられます。逆に言えば、Grokにはまだまだ伸びる幅があると言えます。

Q5. この調査結果を受けて、企業や個人はマーケティングで何をすべきですか?

A. まず、「ググる」「タグる」に加えて「AIに聞く」という3つ目の検索手段が定着したことを前提に考えることが大切です。生成AIはすでにSNSを上回り、検索エンジンの領域を食い始めています。また、AIの回答を見た後に、URLをクリックしたり、詳しく検索したり、実際に購入・利用したりする人も出てきています。そのため、従来のSEO対策に加えて、生成AIの回答の中で自社の情報が取り上げられるよう工夫するGEO・LLMOの視点が欠かせません。ただし、検索エンジンの利用率はまだ86.9%ありますので、SEOを捨てるのではなく、検索エンジンと生成AIの両方から見つけてもらえる状態を作ることが重要です。

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

🔍 生成AI検索利用率
調べものの手段として生成AIを使っている人の割合のことです。今回の調査では2025年5月の21%から2026年8月には52.3%へと、約1年で2倍以上に伸び、初めて半数を突破しました。世代別では10代が80.8%と最も高く、年代が上がるほど低くなるものの、すべての世代で増加しています。生成AIが検索エンジンに次ぐ「第2の検索プラットフォーム」になりつつあることを示す数字です。

📉 検索エンジン利用率
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って調べものをする人の割合です。調査では2025年5月の91.9%から2026年8月には86.9%へと、約1年で5ポイント低下しました。ChatGPTが登場した2022年11月以前はほぼ100%だったと考えられ、生成AIの普及によって少しずつ利用が奪われています。サービス別ではGoogleが73.4%で首位、Yahoo!も40.7%と根強い一方、Bingは4.7%にとどまっています。

🧪 サイバーエージェントGEOラボ
サイバーエージェントが運営する、生成AI時代の検索とマーケティングを研究する組織です。2026年9月4日に「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」を発表しました。検索エンジン、SNS、生成AIの利用状況を世代別・サービス別・用途別に比較し、定期的に推移を追っているのが特徴です。生成AIがユーザーの情報収集をどう変えているかを把握できる、マーケティング担当者にとって貴重なデータ源となっています。

🎯 GEO
Generative Engine Optimization(生成エンジン最適化)の略で、ChatGPTやGeminiなどの生成AIの回答に、自社の商品やサービス、Webサイトが取り上げられやすくするための施策のことです。従来のSEOが検索結果での上位表示を目指すのに対し、GEOはAIに引用・推薦されることを目指します。検索の多くを生成AIで済ませる人が増えている今、企業のWeb集客において重要性が急速に高まっている考え方です。

🤖 ChatGPT
OpenAIが2022年11月30日に公開した対話型の生成AIサービスです。今回の調査では検索での利用率が30.6%に達し、X(29.2%)を上回り、Instagram(31.8%)にほぼ並ぶ水準となりました。解説者自身も最近は検索エンジンをほとんど使わず、ChatGPTに質問して答えてもらう使い方に変わったと語っています。ショッピング機能の強化も進められており、購買の入り口としての役割も期待されています。

🧭 AIモード
Google検索に搭載された、AIと対話しながら調べものができる専用のモードです。検索結果の上部にAIの要約が表示される「AIによる概要(AIオーバービュー)」とは別物で、モードを切り替えて使います。調査では利用率28.4%とXに迫る水準で、Google検索利用者の半分近くに達しています。中身はほぼGeminiと同じで、あえてAIモードを選ぶ人がこれほど多いことは、SEO対策にも大きな影響を与えます。

💎 Gemini
Googleが提供する生成AIサービスです。今回の調査では検索での利用率が23.2%で、ChatGPTに次ぐ位置につけています。特に注目なのが伸び率で、ClaudeやPerplexityなど他の生成AIも右肩上がりの中、Geminiはこの1年ほどで検索利用率が3倍以上になりました。Google検索のAIモードとあわせると、Googleの生成AIを検索に使う人は非常に多く、GoogleがAI時代でも検索の主導権を握ろうとしている様子がうかがえます。

🏷️ タグる
SNSのハッシュタグで情報を探す行動を指す言葉で、「ググる(Google検索)」に対して生まれました。若い世代を中心に、飲食店やトレンドをSNSで探す人が増えたことで注目されてきました。しかし今回の調査では、検索手段としての生成AIの利用がすでにSNSを上回っていることが分かりました。SNSは利用時間も減少傾向にあり、生成AIが検索エンジンのシェアを奪い始めている今、「タグる」はこれ以上伸びにくいと考えられます。

🔄 検索行動の移行
これまで検索エンジンで行っていた調べものを、生成AIに置き換えていく動きのことです。調査では、検索の半分以上を生成AIに切り替えたと答えた人が46.6%に達し、1年前の30.1%から大きく増えました。完全に切り替えた人は2%前後で横ばいですが、移行は着実に進んでいます。用途別でも全カテゴリーで生成AIのシェアが拡大し、特に比較検討での活用が高水準です。一方、飲食店探しではまだSNSが強い傾向があります。

🛒 AI回答後のユーザー行動
生成AIの回答を見たあとにユーザーがとる行動のことです。調査では、回答に表示されたURLをクリックするか、AIにすすめられた商品やサービスをさらに詳しく調べるか、実際に購入・利用するかといった項目が調べられ、多くの人がAIの回答をきっかけに行動へ移していることが分かりました。AIの回答が購買の起点になりつつあり、自社の情報がAIにどう紹介されるかが、マーケティング上ますます重要になっています。

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

サイバーエージェントGEOラボ「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」とは

2026年9月4日、株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告事業本部の専門組織「GEO Lab.(GEOラボ)」による「生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)」の結果を発表しました。発表の見出しに掲げられたのは、「検索手段としての生成AI利用率が初めて50%を突破」「検索エンジンに次ぐ第二の検索プラットフォームに」という2つのメッセージです。

調査は全国の15歳〜69歳の男女9,278名を対象に、2026年8月7日〜10日にインターネット調査で実施されました。調査機関はマクロミルです。GEOラボは、ユーザーによる生成AIの検索利用と、それに対する生成AIの回答傾向を研究する目的で2025年7月に設立された組織で、GEO(Generative Engine Optimization:生成AI検索最適化)の研究を担っています。

この調査の価値は「定点観測」である点にあります。2025年5月の第一弾、2025年10月の第二弾、2026年2月の第三弾に続く4回目の調査で、毎回9,000人を超える規模のサンプルで推移を追っています。そのため、一時的なブームなのか、検索行動の構造的な変化なのかを見極める材料になります。

調査項目は、検索に使うサービスの利用率、世代別の浸透度、ChatGPT・Gemini・Google検索の「AIモード」といったサービス別の利用率、検索エンジンから生成AIへの移行度合い、目的別に最初に使うサービス、そしてAIの回答を見た後の購買行動まで多岐にわたります。「生成AIを使ったことがあるか」を聞く調査とは異なり、「何かを調べるときに何を使うか」という検索行動そのものに焦点を当てているのが特徴です。

なお、今回の検索利用率52.3%は「AIモードを含む生成AI」の数値です。2026年2月期の発表では、生成AI(37.0%)とGoogle検索のAIモード(21.0%)を別々に示していました。過去の数字と並べて比較する際は集計の定義が異なる点に注意が必要です。社内資料やセミナー資料に引用する場合も、この前提を一言添えておくと誤解を防げます。

検索エンジン86.9%に次ぐ「第二の検索プラットフォーム」になった意味

調査の中核となる数字は、検索時に生成AIを利用する人の割合が52.3%に達し、調査開始以来初めて過半数を占めたことです。2025年5月の初回調査では21.3%でしたから、約1年3か月で31ポイント上昇した計算になります。2026年2月調査との比較でも7.5ポイント伸びています。

一方、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの利用率は86.9%です。依然として圧倒的な1位ではあるものの、2025年5月の91.9%からは5ポイント低下し、緩やかな減少傾向が続いています。

では、なぜ「SNSを抜いて第2位」と言えるのでしょうか。調査では各サービスの検索利用率も比較されており、SNS・動画系で最も高いYouTubeが46.3%、Instagramが31.8%、Xが29.2%、TikTokが19.5%でした。生成AIをひとつのカテゴリとして束ねた52.3%は、これらの個別プラットフォームをすべて上回ります。検索手段の順位が「検索エンジン→生成AI→YouTubeなどのSNS」となったことから、サイバーエージェントは生成AIを検索エンジンに次ぐ「第二の検索プラットフォーム」と位置づけました。

ここで正確に理解しておきたいのは、SNS全体を合算した利用率は公表されていないという点です。「生成AI全体の利用率が、SNS・動画プラットフォームの各サービスを上回った」という意味で捉えるのが適切です。

それでも、この変化のインパクトは小さくありません。数年前まで「若い世代はググらずにタグる(ハッシュタグで検索する)」と言われ、検索エンジンに次ぐ情報探索の受け皿はSNSだと考えられてきました。今回のデータは、その「第2の座」に生成AIが就いたことを示しています。調べ物の入り口が「検索窓」「ハッシュタグ」に加えて「AIへの質問」へと広がり、情報を発信する企業や個人は、この3つの入り口すべてを意識しなければならない時代に入ったと言えるでしょう。

サービス別ランキングで見る生成AIとSNSの逆転現象

ChatGPT30.6%がXを上回りInstagramに迫る各サービスの利用率

サービス別の検索利用率(2026年8月)を見ると、1位はGoogleで73.4%、続いてYouTubeが46.3%、Yahoo!が40.7%となっています。Yahoo!が依然として4割を維持している点は、日本市場ならではの特徴です。

その次に並ぶのがInstagramの31.8%、そしてChatGPTの30.6%です。ChatGPTはXの29.2%を上回り、Instagramとの差はわずか1.2ポイントまで迫りました。単体の生成AIサービスが、国内の主要SNSと肩を並べる検索手段になったことを意味します。

続いてGoogle検索の「AIモード」が28.4%、Geminiが23.2%、TikTokが19.5%です。検索エンジン3番手のBingは4.7%、Grokは2.8%、Claudeは2.5%、Perplexityは1.2%でした。

このランキングから読み取れるポイントは3つあります。

1つ目は、ChatGPTが「SNSと並ぶ規模」の検索手段に到達したことです。ChatGPTの検索利用率は2025年5月の17.3%から、同年10月に25.5%、2026年2月に29.1%、8月に30.6%と、一貫して伸び続けてきました。

2つ目は、既存プラットフォームに組み込まれたAIの強さです。Google検索の利用者が多いことを背景にAIモードが3割近くまで浸透している一方、X上で使えるGrokの利用率はXの1割程度にとどまっています。巨大な利用者基盤からAIへ自然に誘導できているかどうかが、利用率の差として表れていると考えられます。

3つ目は、Bing・Copilot陣営の苦戦です。Microsoftは早い段階から検索エンジンにAIを統合してきましたが、日本の検索行動においては存在感を示し切れていません。

ただし、これらの数字はあくまで「検索に使う」と答えた人の割合であり、各サービスの利用者数そのものではありません。調査結果の割合を国内のユーザー数に換算することはできないため、社内説明などで使う際は「検索手段としての利用率」である点を明記しましょう。

AIモード28.4%・Gemini23.2%が伸長する「どのAIを使うか」の時代

今回の調査で存在感を増したのがGoogle陣営です。ChatGPTが前回比1.5ポイント増の30.6%で首位を守った一方、AIモードは2.6ポイント増の28.4%、Geminiは3.6ポイント増の23.2%と、伸び幅ではGoogle系サービスがChatGPTを上回りました。AIモードとChatGPTの差は2.2ポイントまで縮まっています。

特に顕著なのが10代で、AIモードの利用率は48.8%、Geminiは38.2%に達しました。10代・20代ではChatGPTも高い水準を保っており、複数の生成AIを目的に応じて使い分ける動きが広がっています。

ここで押さえておきたいのが、AIモード、Gemini、そして「AIによる概要(AI Overviews)」の違いです。AI Overviewsは通常の検索結果の上部に自動で表示される要約で、ユーザーが自ら選んで使う機能ではありません。一方、AIモードは検索結果ページの「AIモード」タブに切り替えて使う対話型の検索機能で、日本語版は2025年9月9日に提供が始まりました。AIモードはGeminiのカスタム版を使って動いていますが、Google検索の中で機能するため、検索インデックスと強く結びついている点がGemini単体とは異なります。今回の調査はAIモードをGeminiと分けて集計しており、「Google検索の中でAIに聞く」という行動がすでに3割近くの人に根付いたことが分かります。

サイバーエージェントはこの状況を、「AIを使うかどうか」から「どのAIを使うか」へのステージ変化と表現しています。企業にとっては、ChatGPTだけを意識していればよい時代は終わり、Google検索のAIモードやGeminiで自社がどう表示・引用されるかも同時に確認する必要が出てきました。

自社名や商品名、「地域名+業種」といった質問を、ChatGPT・AIモード・Geminiのそれぞれに投げかけて回答を見比べる「AI上の表示チェック」を定期的に行うことが、これからのWeb担当者の基本動作になるでしょう。

世代別データで分かる生成AI検索の浸透スピード

10代80.6%・20代61.0%、若年層がけん引する生成AI検索

世代別に見ると、生成AIを検索に使う割合は若い世代ほど高くなっています。10代は80.6%(前回比4.8ポイント増)、20代は61.0%(同3.4ポイント増)でした。10代では5人に4人が、何かを調べるときに生成AIを使っていることになります。

興味深いのは、前回2026年2月の調査で伸びの鈍化が見られた10代・20代でも、今回再び利用率が上昇したことです。若年層では「一度試して終わり」ではなく、検索手段として定着したうえで、さらに利用者が増えている段階にあると考えられます。

10代の検索行動は、サービス別に見るとさらに特徴的です。前述のとおりAIモードが48.8%、Geminiが38.2%に達しており、スマートフォンのGoogleアプリや検索画面からそのままAIに質問する使い方が浸透していることがうかがえます。学校の調べ学習、進路選び、アルバイト探し、買い物の比較など、日常のあらゆる場面で「まずAIに聞く」習慣が根付きつつあります。

この世代は、かつて「ググるよりタグる」と言われたSNS検索の中心層でもありました。InstagramやTikTokでハッシュタグ検索をしていた層が、今度は生成AIにも検索の入り口を広げているわけです。SNSをやめたのではなく、「雰囲気や見た目を知りたいときはSNS」「比較や説明が欲しいときはAI」というように、目的によって使い分けていると見るのが自然でしょう。

企業にとって重要なのは、この世代が数年後には主要な消費者や働き手になるという点です。10代・20代向けの商品やサービスを扱う企業、新卒・若手の採用活動を行う企業は、SNSでの発信に加えて、AIに質問されたときに自社の情報が正しく魅力的に紹介されるかを、今のうちから確認しておく必要があります。若年層向けの集客や採用では、SNSとAIの両方で「見つけてもらえる状態」を作ることが前提条件になりつつあります。

40代で初めて50%突破、全世代に広がる検索行動の変化

今回の調査で最も象徴的な変化のひとつが、40代の利用率が50.2%(前回比4.5ポイント増)と初めて5割を超えたことです。50代も46.1%(同4.3ポイント増)、60代も39.6%(同3.5ポイント増)と着実に伸びており、生成AIによる検索はもはや若者だけのものではなくなりました。

振り返ると、2026年2月の第三弾調査でも、50代(7.7ポイント増)、40代(6.7ポイント増)、20代(6.6ポイント増)が大きく伸びており、当時から「若年層だけの現象ではない」ことが示されていました。今回の結果は、その流れがさらに進んだことを裏付けています。

40代・50代は、企業の意思決定者や家計の中心を担う層です。住宅購入、保険、子どもの教育、親の介護、BtoB商材の選定など、単価が高く比較検討に時間をかけるテーマで生成AIを使う人が増えれば、企業の集客や営業活動への影響は若年層以上に大きくなる可能性があります。

60代でも約4割が生成AIを検索に使っているという事実は、シニア向けビジネスにも示唆を与えます。検索キーワードをうまく組み立てるのが苦手な人でも、話し言葉で質問すれば答えてくれる生成AIは、むしろ使いやすい検索手段になり得ます。スマートフォンの音声入力と組み合わせれば、そのハードルはさらに下がるでしょう。

全世代で利用率が伸びているということは、「うちの顧客層はAIを使わないから関係ない」と言える業種がほぼなくなりつつあることを意味します。地域の工務店や士業、介護サービス、飲食店といったローカルビジネスでも、顧客がAIに相談した結果として会社や店を選ぶケースが増えていくと考えられます。まずは自社の顧客層に近い年代の利用率を把握し、どの程度の優先度でAI検索への対策を進めるかを判断することが第一歩です。

「ググる」「タグる」から「AIに聞く」へ、検索行動の移行と購買への影響

検索の半分以上を生成AIに切り替えたユーザーが46.6%に

利用率の上昇以上に重要なのが、検索の「中身」がどれだけ生成AIに移っているかというデータです。検索エンジンと生成AIの両方を使っているユーザーに、検索行動のうちどの程度を生成AIに切り替えたかを尋ねたところ、「半分以上を生成AIに切り替えた」と答えた人は46.6%に達しました。2025年5月調査の30.1%から大きく増えています。

内訳を見ると、検索を完全に生成AIへ切り替えた人は数%程度にとどまり、ほとんどの人は検索エンジンと生成AIを併用しています。つまり「検索エンジンが不要になった」のではなく、「検索エンジンでしていたことの一部をAIに任せるようになった」というのが実態です。

それでも、両方を使う人のほぼ半数が検索の過半をAIに移したというインパクトは大きなものです。筆者自身も、以前はキーワードを入れて複数のサイトを見比べていた調べ物の多くを、今ではChatGPTに質問して答えてもらう形に変えています。こうした変化が広がれば、ウェブサイトへのアクセス数には確実に影響が出ます。

ユーザーがAIの回答だけで満足すれば、情報源となったサイトへの訪問が発生しない「ゼロクリック」が増えていきます。これまでSEOで上位表示を獲得し、検索からのアクセスを集めてきた企業ほど、検索流入の減少という形でこの変化を実感することになるでしょう。

一方で、生成AIの回答はウェブ上の情報をもとに作られています。AIに信頼できる情報源として参照・引用されれば、アクセス数とは別の形で認知や信頼を獲得できます。重要なのは、アクセス数だけで成果を測るのをやめ、AIの回答の中で自社がどう言及されているか、社名や商品名での指名検索や問い合わせが増えているかといった指標も合わせて見ていくことです。検索の主戦場がAIへ広がりつつある今、成果指標の見直しもあわせて進める必要があります。

AIのおすすめで購入・利用した経験58.7%、比較・検討フェーズで強まるAIの影響力

検索の目的別に「最初に使うサービス」を分析した結果でも、すべてのジャンル・フェーズで生成AIのシェアが拡大しました。日常の検索では、情報収集で22.6%、調べた内容をもとに行動へ移すための検索で24.6%と、いずれも2割を超えています。

特に注目したいのが「比較・検討」の段階です。すべてのジャンルで、生成AIの利用率は「情報収集」の段階より「比較・検討」の段階のほうが高く、候補商品の価格比較で15.5%、旅行の宿泊施設の比較で14.8%、物件条件の比較で14.5%となりました。2026年2月調査では商品の価格・特徴の比較が9.8%、宿泊施設の比較が8.7%でしたから、半年で大きく伸びています。複数の候補を条件ごとに整理して示してくれる生成AIの強みが、意思決定の場面で発揮されているのです。

ジャンルによって強い入り口は異なります。飲食店探しのように写真や雰囲気が重視される分野では、今もSNSが強い傾向があります。一方で求人や旅行、不動産など条件の比較が重要な分野では、生成AIの存在感が高まっています。ショッピングは相対的にまだ低い水準ですが、各AIサービスが買い物関連の機能を強化していることから、今後伸びる余地が大きい分野と言えます。

そして最も重要なのが購買への影響です。AIの回答に表示されたURLをクリックして詳細を調べた経験がある人は61.0%、AIにおすすめされた商品・サービスを自分でさらに詳しく検索した経験がある人は77.3%、AIのおすすめをきっかけに実際に購入・利用した経験がある人は58.7%でした。前回調査の54.4%、69.0%、47.5%からそれぞれ上昇しています。

AIの回答は単なる情報提供にとどまらず、消費行動を後押しする存在になりました。比較検討の段階で自社が候補として挙がらなければ、そもそも選ばれる機会を失ってしまいます。

生成AIが検索第2位になった時代に企業・事業者が取るべき対策

SEOに加えてGEO・LLMO対策が必須になる理由と具体策

生成AIが検索手段の第2位になった今、企業のウェブ施策はSEO(検索エンジン最適化)だけでは不十分になりつつあります。そこで重要になるのが、GEO(Generative Engine Optimization)やLLMO(大規模言語モデル最適化)、AIO(AI最適化)と呼ばれる、生成AIの回答内で自社の情報が正しく参照・引用されることを目指す取り組みです。

まず前提として、Googleは公式ドキュメントで、AIによる概要やAIモードに表示されるための特別な最適化は必要なく、従来のSEOのベストプラクティスがそのまま有効だという立場を示しています。つまりGEOはSEOを捨てるものではなく、SEOという土台の上に積み上げるものです。

そのうえで、実践したい具体策は次のとおりです。

第一に、一次情報の発信です。独自の調査データ、実績、事例、現場での検証結果など、他のサイトにない情報はAIが参照する価値の高い情報源になります。

第二に、「質問に答える構成」への見直しです。ユーザーはAIに話し言葉で具体的な質問をします。「〇〇とは」「〇〇と△△の違い」「〇〇の選び方」といった問いに対して、冒頭で結論を簡潔に述べ、その後に根拠を示す構成にすると、AIが内容を理解・要約しやすくなります。FAQや比較表の設置も有効です。

第三に、信頼性の明示です。運営者情報、著者のプロフィールや専門性、公開日・更新日を明記し、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高めることが、AIからも人からも信頼される条件になります。

第四に、構造化データや正確な事業者情報の整備です。店舗ビジネスであれば、Googleビジネスプロフィールの営業時間やサービス内容を最新に保つことで、ローカル検索やAIの回答でも正しい情報が参照されやすくなります。

最後に、AI上での表示を定期的に確認することです。自社名や主要サービス名、「地域名+業種」でChatGPT・AIモード・Geminiに質問し、どのように紹介されているか、誤った情報が含まれていないかをチェックする習慣をつけましょう。

SNS運用と生成AI対策を一体で設計する集客戦略

生成AIがSNSを抜いて検索手段の第2位になったからといって、SNSの重要性がなくなったわけではありません。YouTubeは46.3%、Instagramは31.8%と、依然として多くの人が検索にSNSを使っています。大切なのは、「検索エンジン」「SNS」「生成AI」の3つを別々の施策として扱うのではなく、一体で設計することです。

その理由は、生成AIの回答がウェブ上のさまざまな情報をもとに組み立てられるからです。公式サイトだけでなく、第三者のメディア記事、口コミ、SNSでの言及など、ブランドがどこで・どう語られているかが、AIの回答内容に影響すると考えられています。SNSで話題になり、ブログやニュースで取り上げられ、口コミが蓄積されていくことが、結果的にAIにおすすめされやすい状態をつくります。

具体的には、次のような役割分担を意識するとよいでしょう。SNSでは、ビジュアルや人柄、雰囲気など「感情」に訴える情報を発信し、認知と共感を広げます。公式サイトやブログでは、料金、仕様、比較、よくある質問など「判断材料」を網羅的に整理し、AIが参照しやすい形で掲載します。そしてGoogleビジネスプロフィールや口コミサイトで、第三者からの評価を積み上げていきます。

ジャンルごとの入り口の違いも踏まえましょう。飲食や美容など見た目が重視される業種は、SNSを入り口にしつつ、予約前の比較段階でAIに質問されることを想定した情報整備が必要です。不動産や求人、旅行、BtoB商材など比較検討が重視される業種では、AI対策の優先度をより高く設定すべきです。

今回の調査は、「AIを使うかどうか」ではなく「どのAIで、どう見つけてもらうか」を考える段階に来たことを示しています。まずは自社の顧客がどの入り口から情報を探しているかを把握し、検索エンジン・SNS・生成AIのそれぞれで見つけてもらえる状態を整えることから始めてください。


ファクトチェック・訂正一覧(文字起こし vs 一次情報)

#文字起こしの内容確認結果記事での扱い
12025年5月の生成AI利用率「21%」正しくは 21.3%21.3%で記載
22022年時点で検索エンジン利用率はほぼ100%、そこから約15pt低下調査開始は2025年5月で、2022年のデータは存在しない(登壇者の推測)不採用
3「2番手がYahoo!(40.7%)、3番手がYouTube(46.3%)」数値上は YouTube 46.3% > Yahoo! 40.7%。言い間違いGoogle→YouTube→Yahoo!の順で記載
4Instagram国内8,200万人と同程度なので、ChatGPTも8,000万人規模の可能性調査値は「検索手段としての利用率」で、利用者数には換算できない不採用。換算不可である旨を本文に明記
510代「80.8%」正しくは 80.6%80.6%で記載
620代「60%ぐらい」正しくは 61.0%61.0%で記載
740代は「50%を切り43%までダウン」正しくは 50.2%(初の5割超)。50代46.1%、60代39.6%大幅訂正。見出しにも反映
8Geminiの利用率が「1年で3倍以上」リリース本文に1年比の記載なし(前回比+3.6pt)。また8月期リリースの「前回比」から逆算した2月値(Gemini 19.6%、AIモード25.8%)が、2月期リリースの公表値(15.6%、21.0%)と一致せず、集計定義の変更が疑われる各リリースが公表した差分のみを使用し、倍率表現は不採用
9AIモードは「ほぼGeminiと同じ」AIモードはGeminiのカスタム版を使うGoogle検索内の機能で、Geminiアプリとは別サービス。AI Overviewsとも別(この点は登壇者の説明どおり)違いを整理して記載
10「SNSを抜いて第2位」(テーマ)リリースは「生成AI全体の利用率がYouTubeなど他プラットフォームを上回る」と記載。SNS合算の利用率は非公表個別SNSとの比較である旨を明記
11各サービス利用率(Google 73.4%、YouTube 46.3%、Yahoo! 40.7%、TikTok 19.5%、Bing 4.7%、Grok 2.8%、Claude 2.5%、Perplexity 1.2%)図2の読み上げ値。テキストで確認できたのはChatGPT 30.6%、AIモード28.4%、Gemini 23.2%、Instagram 31.8%、X 29.2%図表読み上げ値として掲載(公開前に図2の目視確認を推奨)
12用途別で生成AIがSNSより多い、飲食店はSNSが強い、求人は拮抗、旅行は半分程度図7の読み上げ。リリース本文にジャンル別のSNS比較数値はなし断定を避け「傾向」表現にとどめた
1352.3%の比較52.3%は「AIモードを含む」数値。2月期は生成AI 37.0%とAIモード21.0%を別掲定義の違いを本文に注記
14調査対象「10代〜60代」調査概要の記載は 15歳〜69歳15歳〜69歳で記載
15AI回答後の行動(数値の言及なし)URLクリック61.0%、さらに詳しく検索77.3%、購入・利用58.7%一次情報から数値を追加
16Copilotは「ポンコツ」主観的評価中立的な表現に変更

参照ソース一覧

資料発行元URL
生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)プレスリリース(2026年9月4日)サイバーエージェントhttps://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=33787
生成AIのユーザー利用実態調査 第三弾(2026年2月実施)サイバーエージェントhttps://www.cyberagent-adagency.com/news/963/
生成AIのユーザー利用実態調査 第二弾(2025年10月実施)サイバーエージェントhttps://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=32766
ChatGPTの利用率がXを上回りInstagramに迫る(2026年9月9日)AdverTimes(宣伝会議)https://www.advertimes.com/20260909/article556695/
ChatGPTが首位も、伸び幅トップはGemini! AI検索利用率は初の5割超Web担当者Forumhttps://webtan.impress.co.jp/n/2026/09/11/53274
Google 検索における「AI モード」を日本語で提供開始(2025年9月9日)Google Japan Bloghttps://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/ai-mode-search/
AI 機能とウェブサイトGoogle 検索セントラルhttps://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features

検索手段で生成AIの利用率が5割を超えてSNSを抜いて第2位に

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。