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ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ

ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ
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詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=haj4jS-L7VQ

0:00 📱 オープニング・本日のテーマ 0:40 🗣️ 簡単に綺麗なチラシが作れる時代に 1:30 🆚 学習塾チラシ・左右どっちが反応いい? 3:00 ✅ 正解は右!正解を出すのは人間側 4:10 🤖 ChatGPTにチラシを分析させてみた 5:40 ✍️ AIに「Bより良いデザイン」を依頼 6:40 📋 コンサル現場・履歴とプロンプトを確認 7:40 ⏸️ 一発出しの罠と比較基準の与え方 9:00 🧠 AIはあなたのIQを測っている 10:40 💰 無料・有料プランとAIのコスト事情 12:00 📈 数字を上げて企画の上限を探る 13:00 🎯 企画・競合・顧客の3視点で差をつける 14:30 🪜 エスカレーター理論とまとめ

上記の続きの動画はYouTubeメンバーシップの
デイリー会員(190円/月)に限定公開しています。

詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ

最近、LIXIL四国のクライアントさんが
結果を出し今度はLIXIL中国から依頼が!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp/

さらに噂を聞いたLIXIL本社から
視察が入って受講されてました。

来年は全国から呼ばれるかも(笑)
ありがとうございます。

中国地方は出身地だし、
四国は両親の出身地だし
嬉しいです

さて、本題です。

ChatGPTのGPT-Image 2でチラシやバナーは手軽に作れるようになったが、AIは一発目から最良案を出さず、利用者のレベルに合わせた「ほどほど」の回答を返す傾向がある。良し悪しを判断するのは人間側であり、デザインやマーケティングの基礎力が不可欠だ。「1000人中5人来るデザインに」といった比較基準を与えて繰り返し改善させること、自社・競合・顧客の3視点や企画そのものの変更が反応率を高める鍵となる。AI時代こそ本来の能力が問われる。
https://www.youtube.com/watch?v=FYEHG7uX6yE

上記の続きの動画はYouTubeメンバーシップの
デイリー会員(190円/月)に限定公開しています。

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ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ

AIチラシ作成の注意点
🤖 AIは本気を出さない!チラシ作成は判断力と企画力が勝負 〜 GPT-Image2 でバナー・チラシを作る時の落とし穴 〜
📺 2026.5.27 LIVE

ChatGPTの GPT-Image2 で、誰でも一瞬で綺麗なチラシ・バナーが作れる時代に。 …でも「作れる」ことと「良いものを選べる」ことは別問題。実例で見ていきます。

1🏫 衝撃の事例:どっちが反応いい?

ある学習塾(架空)の生徒募集チラシ A と B。セミナーで「どっちが反応取れる?」と聞くと──

全員がコレ
A:左のチラシ
📄
見た目が綺麗・おしゃれ
VS
正解はこっち◎
B:右のチラシ
📄
反応がしっかり取れる

📌 つまり… AIに「チラシ作って」と頼んでBが出ても、センスが無い人は 「違う、作り直して」とボツにしてしまう。

結局 正解を出すのは人間側。判断する能力そのものが問われる。

「いいデザインかどうか」を見抜く目が必要!
AIに分析させてみると?
2🔍 AIは正解を「分かって」いる

2枚のチラシをChatGPTに添付して質問してみた👇

Q🖼️
2枚を貼って「反応が高いのはどっち?」と聞く
A🤖
AIは 一発で「B(右)」と理由つきで回答
+💬
「Aもブランディング目的ならアリ」と補足まで
「Bを超えるデザインを」と頼むと 改善案を提示

でも、ここが落とし穴。 AIが優れた改善案を出しても、 人間が 見栄えのいいA を選べば、また“ボツ案”を採用することに。

多くの人がやりがちな失敗
3⚠️「一発出し」で満足するな

コンサルで「AIでチラシ作りました!」と聞いたら、必ずチャット履歴を確認する。すると…

「イベントの反応取れるチラシ作って」

→ ボン!と 1回だけで出てきたものを、そのまま採用しているケースばかり。

わぁ、すげー!…って 待てよ⚠️

AIは1回目でベストを出していない。 ここを知らないと損をする。

4🧠 なぜAIは本気を出さない?

AIは、あなたとのやり取りから あなたのIQを推定している。 「IQ105くらい」と判断すると、115〜120の答えだけ返して満足させる。本当の実力は IQ150級

IQ 105 あなたの推定値 IQ 120 返ってくる答え IQ 150 本当の実力💪

理由は「コスト」。 フルパワーで考える=それだけ 電気代・計算量がかかる。

ChatGPTはGoogle検索の 約10倍の電力。月額固定だから、毎回本気を出すとOpenAIの赤字に。

だから普段は 「相手が満足する程度」で止めている。

では、実力を引き出すには?
5📈 比較基準を与えて限界まで引き出す

コツは 数値の比較基準を渡し続けること。AIは「超えなきゃ」と本気で考え始める。

3人 5人 10人 20人 30人 50人 100人〜 「もっと反応する案にして」を繰り返す ⤴
1000人中◯人来るデザインに → 数字を上げ続ける

🚧 限界点=あなたの企画の上限

上げ続けると、いつか「これ以上のデザインは作れません」とAIが お手上げに。 それが IQ150をフルに使った答え。…そこまでやり取りしてますか?

6🎯 デザインの限界 ≠ 反応率の限界

デザインを極めても頭打ちなら、次は 企画・コンセプト・ターゲットを変える。 条件を変えれば、反応率はまだ伸びる。

  • 値段を下げる/サービスを良くする
  • 狙うターゲット・客層を変える
  • テーマ・オファーそのものを練り直す

極端な例:「申し込んだ人 全員に1億円🎁」

→ それなら 1000人中1000人が申し込む。デザインではなく 企画を変えたから。

7🔺 反応率を上げる3つの視点(3C)

マーケティングの基本は3者の組み合わせ。プロンプトに、この3つ入ってますか?

1
🙋
自分
去年の実績データを渡す
「去年2人→今年5人来る案を」
2
⚔️
競合
ライバルのチラシを添付
「これに勝つには?」
3
👥
顧客
客層・ペルソナ別に作る
A/B/Cで全部デザインが違う

📊 自分のデータ × 競合 × 顧客 ── この3視点を入れて考えさせると、AIの出すチラシは段違いに良くなる。

そして、結論。
8🛗 エレベーター・エスカレーター理論
AIが作成
🤖
そこそこの出来
プロが調整
🎨
明らかに良くなる

どこが正解で、どこが上限かを 分かっている人でないと、ブラッシュアップできない。

🛗 理論のキモ: AIを 使い始めた時はその人が有利。でも みんなが使うようになると、結局は 元々のデザイン力・マーケ基礎が問われる。

だからこそ、AIに頼り切らず「もっと勉強」しよう📚

ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ

  1. はじめに
  2. AIできれいなチラシは作れる。でも「正解」を選べるのは人間
  3. AIに分析させて見えてきた「一発出し」の落とし穴
  4. なぜAIは最初から本気(IQ150)を出さないのか
  5. デザインより企画。反応率を本当に上げる3つの視点
  6. おわりに
  7. よくある質問(Q&A)

はじめに

こんにちは。今回は「ChatGPTの画像生成(GPT‑Image‑2)を使って、チラシやバナー画像を作るときに何を注意すればいいのか」というテーマでお話しします。

今は本当に便利な時代になりました。「生徒募集のチラシを作って」とお願いするだけで、ボタンひとつで驚くほどきれいなデザインが一瞬で出てきます。デザインの知識がまったくなくても、それっぽい仕上がりのものが手に入るのですから、画面を見た瞬間に思わず「すごい!」と声が出てしまいますよね。

ところが、ここに大きな落とし穴があります。実は、AIが出してきたデザインが「本当に良いものかどうか」を最後に判断できるのは、やはり人間なのです。きれいに作れることと、反応が取れる“正解”を選べることは、まったく別の話。今回は、ある学習塾のチラシをめぐる実際の事例を通して、AI時代だからこそ問われる「人間の判断力」について、具体的に掘り下げていきます。


AIできれいなチラシは作れる。でも「正解」を選べるのは人間

今日は2026年5月27日水曜日。「ChatGPTの画像生成でGPT‑Image‑2を使ってチラシやバナー画像を作るときに、何を注意すればいいか」ということを、実際の具体的な事例を通して解説していきたいと思います。

このテーマは、最近セミナーでもよくお話ししている内容です。実は昨日もセミナーで2時間、マイクなしで喋ったので、声が少し枯れてしまっています。久しぶりに、このゴールデンウィーク明けから声を出す機会がなかったので、ちょっと聞き苦しいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

さて、今日お伝えしたい内容ですが、今は本当に簡単に、きれいなチラシやバナーが作れるようになったと思うんですね。そして昨日、実際に面白いことがあったので、その事例を少し紹介したいと思います。

これはX(旧Twitter)で投稿されていたもので、実際に検証済みのデータをもとにお話をさせていただきます。ある学習塾さん——これは架空の塾なんですけれども——その学習塾さんの「生徒募集のチラシ」が、左と右の2つ並んでいるんですね。昨日のセミナーで、参加者の皆さんに「どっちのチラシのほうが反応がいいと思いますか?」と聞いてみました。「左のほうが反応がいいと思う人?」と聞いたら、全員が「はい」と手を挙げたんです。ところが「右のほうがいいと思う人?」と聞いたら、シーンと静まり返ってしまいました。

ところが、答えは「右」のほうが正解なんですね。右のほうが反応が取れるんです。

ということは、どういうことかと言うと——普通にChatGPTなどで、たとえば「生徒募集のチラシを作って」とお願いしたときに、出てきたものが“左”だったら、「おお、いいのができた」と思って、そのまま採用してしまうということですよね。仮に“右”が出てきたとしたら、「いや、こうじゃないんだけど」と言って「作り直して」とお願いし、その結果“左”が出てきて「おお、これだ」と正解にしてしまう、ということになるわけです。

つまり結局のところ、もともと「いいチラシを作れるデザインのセンス」がある人でなければ、いいものができたのかどうかを、そもそも判断することすらできないのです。これが、この事例ではっきりと実証されたわけですね。

ですから、チラシは作れる。いいデザインのバナーも作れる。けれども、最終的に“正解”を出すのは人間側なので、判断する能力が問われますよ——というのが今日のポイントです。このあたりを、これから詳しく説明していきたいと思います。


AIに分析させて見えてきた「一発出し」の落とし穴

では、この話には続きがあります。

まず、この2枚のチラシを実際にChatGPTに投げて、分析をさせてみました。画面の上のところに2つのチラシを貼り付けて、「左右で反応が高いチラシはどちらだと思いますか?」と聞いてみたんですね。すると、AIは一発で「右だと思います」と答えてきたんですよ。

つまり、AI自身が「右がいい」と言っているわけです。それなのに、もしAIが“右のチラシ”を作って出してきても、皆さんがそれを採用しなければ意味がないわけですよね。「いや、もっとかっこいいデザインにして」などと言ってしまうと、結局“左”になってしまうわけです。

ではなぜ右がいいのか。その理由もきちんと書かれていました。「こうこう、こういう理由だからです」と、根拠が示されているんですね。ちなみに、“左”がいい理由も書いてありました。「左がいい可能性も、わずかですがあります」と。つまり、いわゆるブランディング目的で作っていくのであれば左もアリだけれども、そうでないなら右がいいですよ、という返事が返ってきたわけです。

さらにその下のところで、「では、あなたはB(右)がいいと答えたわけですが、そのB以上のチラシデザインを作ってください」とお願いしてみました。

ここで一つお伝えしておくと、実はさっきの右側に出ていたチラシは、AIが作ったものではなく、両方とも人間が作ったものなんですね。答えを言ってしまうと、AI製ではないんです。そこで、「では、もしAIだったら、右のチラシをもっと良くするには、どういうふうにデザインを変えますか?」と聞いてみたところ、改善案が出てきました。

ということは——もう一度戻りますよ。この“右の改善案”が出てきたのと、“左のチラシ”が出てきたのとで、皆さんはどちらを選びますか?という話になるわけです。ここでも、右の改善案を選ぶのであればいいのですが、左側を選んでしまうのであれば、またしてもボツ案を選んでしまうことになるわけですよ。

ここで、皆さんにぜひ考えていただきたいことがあります。

私は今、コンサルティングでお客さんにAIの導入を教えているのですが、おかげさまで皆さんがAIをやっと使えるようになってきました。コンサルティングの打ち合わせをしていると、「横田さん、こないだのチラシはAIで作りました」という報告を聞くことがあります。そこで私が必ず聞くのは、「AIで作ったのであれば、そのチャットの履歴が残っているはずだから、それをちょっと見せてください」ということなんですね。

なぜかというと、私はその“過程”を見たいわけです。そのチラシができあがるまでの過程をね。履歴を見れば、どんなプロンプト(指示文)でチラシを作ってと言っているかが分かるじゃないですか。そのプロンプトを見ると、たいていは「今度なんとかというイベントがあります。それで反応が取れるチラシを作ってください」みたいな感じで依頼していて、ボンッと出てきたものがあるわけです。

そして、まさに今回報告を受けたチラシも、見てみると“一発出し”なんですよ。一発で出している。AIが1回目でボンッと出してくるから、皆さん「わあ、すげえ」と言って、そのまま採用してしまっているんです。けれども、ここで「待てよ」と。そこで「待て」という話なんですよ。


なぜAIは最初から本気(IQ150)を出さないのか

そもそも、その一発出しで「オッケー」と言ってしまったわけですが、もう一度チャットを繰り返してみてほしいんです。たとえば「いや、AIさん、これはなかなかいいのができたんだけど、これって、何人ぐらい反応が取れると思いますか?」と聞いてみる。すると、たとえば“センミツ”ではないですけれど、「このチラシは1000人に巻いたら、3人ぐらいが来ると思います」と仮に答えたとしますよね。

そこで「あ、そうなんだ」と。「じゃあ、このチラシを1000人に巻いて5人が来るデザインに、3人から5人になるように作り変えて」と頼んでみるわけです。

ここで重要なのは、比較基準を与えるということです。つまり、ベースを1回目で出したわけですが、その出したものに対して「今よりもさらにいいデザインを作って」と依頼すると、AIは“考えなければいけない”状態になるんですね。それを受けて考えた結果、5人の案が出てくるわけです。「5人の案、やるじゃん」となったら、今度は「では、これを1000人中10人が来るようにするには、どういうチラシにしたほうがいいですか?」と聞く。すると、また出てくるんですよ。見てみると、「お、さっきよりもさらに反応が良さそうになっている」と。

これは以前にも動画でお話ししたことがあるのですが、なぜこういうことが起きるのか。実は、AIというのは皆さんとのチャットのやり取りを見て、皆さんのIQ(知能指数)を測っているんですね。たとえば「この人は過去のやり取りからすると、知能指数は105くらいだと思われる」と判断すると、それより少し上の115とか120くらいの答えを返すだけで、皆さんは「わあ、すげー」と喜んでくれるわけです。

ところが、今のChatGPTなどの知能指数は150くらいになっています。それなのに、その150の力をフルに使って答えを出してはこない、ということなんですね。

先日もお伝えしたように、ChatGPTには無料プランでも「シンキングモード(Thinkingモード)」が使えます。シンキングモードかつ画像生成、というのは無料プランではできないのですが、有料プランなら、シンキングモードを使いながら画像生成をやったほうが、いいものが出てきます。さらに、シンキングモードよりも「Proモード」で作らせたほうが、もっといいものができる、というのも以前お伝えしたと思います。

これも結局、IQと同じ話なんですね。同じものでも、AIはもっといい答えを出すことができる。けれども、最初から最大限・いちばんいいものを出しているわけではない——ということを、皆さんに分かっておいてほしいんです。これは何度も過去にも喋っていますが、AIは1回でベストを出しているのではない、ということです。

なぜか。1回で知能指数150のフルマックスで考えて答えを出すということは、それだけ計算をし、電気を使って計算しなければいけないんですね。そうすると当然、そのお金(コスト)はOpenAIが払うことになるわけです。つまり、1回で答えを出すときに、たとえば100円かけて答えを出すのと、あまり考えずに10円で答えを出すのとでは、皆さんにとっては同じ「1回の答え」でしかないけれど、企業側からしてみると、10倍ものコストがかかるんですね。

これは有名な話で、「Googleで検索して答えを出すよりも、ChatGPTで答えを出すほうが電力を10倍使う」と言われているように、それだけの電気代をOpenAIが負担しているわけです。無料プランなら、OpenAIにとっては泣くしかないひどい話ですが、有料プランでも、月額3000円くらいで固定じゃないですか。ですから、いい回答を出すために自分(OpenAI)の電気代を使うということは、自分の首を絞めていることでしかないわけですね。

だから、相手(ユーザー)が満足するレベルくらいの答えを出しておけば、相手が気づかないのであればそれでいい、という——ごまかし、と言うのか。逆に言えば、皆さんは“なめられている”と言うのか、下に見られていると言うのか、そういうことがあるわけです。なので、今お話ししたような質問をしていくと、より良い答えが出るようになってきます。

そして、それを「10人の次は20人、30人、50人」と上げていくと、AIはどんどんどんどん、いいデザインを考えていくんですね。それをずっと繰り返していって、たとえば100人まで行ったとします。そこから110、120とやっていくのですが、ある人数からは、もうこれ以上のデザインが出なくなったり、逆にAIのほうが“お手上げ状態”になって、「もうこれ以上のデザインは考えられません」という状態になることがあります。

もしそうなったのであれば、それこそが、知能指数150の能力をフルに使って考えさせた、ということになると思うんですね。皆さん、そこまでやっていますか?という話なんですよ。そこまでやり取りをしていますか?ということです。そして、その150で仮に「これ以上のデザインはできません」、もしくは「クオリティ的にも、これ以上は上がりません」となったのだとすると、それが、あなたの“企画”の上限なんです。


デザインより企画。反応率を本当に上げる3つの視点

では、それで本当にマックスなのか、と言うと——そうではありません。今度は、企画・コンセプト・テーマ・ターゲットを変えれば、まだまだ反応率は上がります。

つまり、「あなたが言っている条件の下では、これがマックス」なのであって、その条件を変える——たとえば値段を安くするとか、サービスを良くするとか、ターゲットを変えるといった具合に企画を変えると、当然もっといいチラシができるわけですよ。それを考えていけば、もっと良くなるわけじゃないですか。

もっと極端な例を言えば、企画を変えれば、1000人中1000人が反応するチラシだって作れるんですね。たとえば、このチラシを見て申し込んだ人には全員1億円をあげます、と言ったら、それはみんな申し込むじゃないですか。つまり、それは“企画を変えた”からですよね。デザインを変えただけではなく、企画を変えれば反応率が上がる、ということなんです。

ですから、まずはこういうやり方をしましょう、というのが1つ目のポイントです。

次に、皆さんに考えてほしいこと。チラシを作るとき、今お話ししたような依頼の仕方、つまり「これこれをやりたいんだけど」というやり方をすると、それなりのものが出てきます。けれども、たとえば「去年作ったチラシは、同じ時期のイベントで作って、去年はこれで1000人中2人来ました。今年はもっと来てほしいので、1000人中5人が来るチラシを作ってください」と言うと、1つ“比較基準”を与えていることになるので、AIはそれ以上のものを作らなければいけない、と考えるんですね。

逆に、比較基準を与えていなければ、いきなり3人を出してくるかもしれないし、2人を出してくるかもしれません。ですから、去年のデータを出しましょう。これが、自分の情報、自分のデータを入れて、それをもとに考えさせたほうが、いいものが出るという話です。

では、自分の情報を入れればそれでオッケーなのか、と言うと——ライバルだって、同じようなことを知っているわけですよね。だから、もっといいチラシを作ろうと思ったら、同業他社で競合しているところのチラシを添付して、「競合はこんなことをやっているんだけど、これに打ち勝つためには、どういうチラシのデザインを作ったほうがいいですか?」と言ったほうが、AIはしっかり考えてくれますよね。

マーケティングの基本は、「自分のことについて」と「他社・競合について」の両方をやっていったほうがいい、というものです。この2つの視点が、皆さんのプロンプトに入っていますか?ということになりますね。

さらに3番目は、お客さんです。お客さん・競合・自分——この3者の組み合わせでマーケティングは決まります。では、お客さんの視点を入れていますか?と。お客さんにはどういうニーズがあって、どんなお客さんがペルソナとしていて、どんなパターンの客層があって、それらの客層に合わせてチラシを作ってください、と依頼していますか?ということです。

つまり、Aという客層に向けて作ったチラシ、Bという客層に向けて作ったチラシ、Cというペルソナに向けて作ったチラシでは、すべてデザインが違います。では、そのA・B・Cは、いったい誰が決めているんですか?という話ですよね。だからこそ、このような形のことをやっていくと、もっといいチラシができるわけです。

最後に、こちらの広告バナーについて。これもAIが作ったものだそうです。左がAIで作ったものらしいのですが、これをプロのデザイナーに頼んだら、右が出てくるそうなんですね。明らかに、右のほうが良くなっていますよね。

でも、これをブラッシュアップするためには、どこが正解で、どこが上限なのか、ということを分かっていないと、右にはならないわけですよ。つまり、左を見て「これが上限だ」と思ってしまった人は、これ以上の反応率が取れるバナーは作れない、ということになりますよね。

ですから、結局のところ、AIがどれだけ進化したとしても、相変わらず、もともとデザインができる能力がある人、そして、もともとマーケティングをきちんとやっている人、基本が分かっている人のほうが強いんです。

これは、私がよく言っている「エレベーター・エスカレーター理論」とまったく同じです。結局、AIを使い始めたときには、その(早く使い始めた)人が有利なんだけれど、みんなが使うようになったら、もともとの能力が問われるようになる。だからこそ、AIに頼りきりにならず、もっと勉強しましょう、ということを、私はずっと言い続けてきているわけですね。


おわりに

ということで、今日は「チラシを作るときのコツ」についてお話ししました。

ポイントを振り返ってみましょう。今は、AIで簡単にきれいなチラシやバナーが作れる時代です。けれども、AIは電気代(コスト)の都合上、最初からIQ150のフルパワー=ベストを出してはくれません。だからこそ、「何人くらい反応が取れる?」「もっと良くして」と比較基準を与えながら何度もやり取りをし、AIが“お手上げ”になるところまで、その実力を引き出してあげることが大切です。

そして、デザインの上限に達したら、今度は企画・コンセプト・ターゲットそのものを変える。さらに、「自分」「競合」「お客さん」という3つの視点をプロンプトに盛り込む。こうすることで、反応率はもっと伸びていきます。

結局、最後に“正解”を判断するのは人間です。デザインとマーケティングの基本が分かっている人ほど強い——これがエレベーター・エスカレーター理論。だからこそ、AIに頼りきらず学び続けましょう。ぜひ皆さん、今日の内容を参考にしてみてください。


よくある質問(Q&A)

Q1. GPT‑Image‑2を使えば、デザイン初心者でもプロ並みのチラシが作れますか?

A. 「きれいなチラシ」を作ること自体は、初心者でも簡単にできます。ただし、出てきたデザインが“本当に反応の取れる正解”かどうかを判断するのは別問題です。今回の事例のように、多くの人が「左がいい」と思っても、実際に反応が取れるのは「右」だった、ということが起こります。最終的な良し悪しを見極めるには、もともとのデザインセンスや判断力が必要になります。

Q2. AIは最初から、いちばんいいデザインを出してくれないのですか?

A. はい、基本的には最初からベストは出してくれません。AIはチャットのやり取りから利用者のIQ(知能指数)を推測し、それより少し上のレベルの答えを返してくる傾向があります。フルパワー(IQ150相当)で答えを出すと膨大な計算と電気代がかかり、企業側のコストが跳ね上がるためです。だからこそ、こちらから繰り返し質問して実力を引き出す必要があります。

Q3. AIから、より良い答えを引き出すコツはありますか?

A. 「比較基準を与える」ことが最大のコツです。たとえば「去年は1000人中2人だったので、今年は5人来るチラシにして」と具体的な数値の目標を示すと、AIはそれ以上を目指して考えます。そこから「次は10人」「20人」と段階的に上げていき、AIが「これ以上は無理」とお手上げになるところまで引き出すと、その企画の上限が見えてきます。

Q4. デザインを変える以外に、反応率を上げる方法はありますか?

A. あります。企画・コンセプト・テーマ・ターゲットそのものを変えることです。値段を安くする、サービスを良くする、客層を変えるなど、条件を変えれば反応率はさらに伸びます。極端な例では「申し込んだ全員に1億円」と打ち出せば1000人中1000人が反応します。これはデザインではなく“企画”を変えた結果です。あわせて「自分」「競合」「お客さん(ペルソナ)」の3つの視点をプロンプトに入れることも重要です。

Q5. AIが進化すれば、結局は誰でも勝てるようになるのではないですか?

A. いいえ。これは「エレベーター・エスカレーター理論」で説明できます。AIを早く使い始めた時期は有利ですが、みんなが使うようになると、もともとデザインやマーケティングの基本ができている人のほうが強くなります。AIが進化しても“正解を選ぶのは人間”である以上、自分自身の能力を磨き、学び続けることが何より大切です。

ChatGPT画像生成GPT-Image2でチラシやバナー画像を作るコツ

🎨 GPT-Image 2 ChatGPTに搭載された画像生成機能で、テキスト指示からチラシやバナーなどのデザインを手軽に作成できる。誰でも綺麗なビジュアルを生成できるようになった一方、出力された案が本当に効果的かどうかを見極めるのは利用者側の役目であり、デザインの良し悪しを判断する力が改めて重要になっている。

🚀 一発出し プロンプトを一度投げただけでAIが返してくる初回の回答のこと。見栄えが良いため採用されがちだが、AIは最初から全力で最良案を出しているわけではない。一発で満足せず、繰り返し改善を促すことで、はじめて本来の高品質な成果物に近づけることができる。

📏 比較基準 AIに改善を促す際、「1000人中3人を5人にして」のように具体的な数値や前提を与えること。基準があるとAIはそれを上回る案を出そうと深く考える。基準を与えなければ平凡な回答に留まりやすく、明確なゴール設定が成果物の質を大きく左右する。

🧠 AIの手加減(知能指数) AIは利用者とのやり取りから相手の知能や期待値を推測し、それに見合う程度の回答を返す傾向がある。計算コストや電気代を抑えるため、最初から最大能力(IQ150相当)を使わない。質問を重ねて要求水準を上げることで、AIは本来の実力を発揮するようになる。

シンキングモード・Proモード ChatGPTでより深く考えさせる機能。シンキングモードは無料でも使え、有料プランなら画像生成と併用できる。さらにProモードを使えば、同じ依頼でもより質の高い成果物が得られる。AIの能力を引き出すには、適切なモードを選ぶことも有効な手段となる。

🎯 企画・コンセプト・ターゲット デザインの上限はプロンプトの条件によって決まる。値段やサービス内容、狙う客層など企画そのものを変えれば、反応率はさらに上げられる。デザインの手直しだけでなく、前提となる企画を見直すことが、本質的な成果向上につながるという考え方。

🤝 マーケティングの3視点 効果的なチラシ作りには「自分(自社)」「競合(他社)」「お客さん(顧客)」の3者の視点が欠かせない。自社のデータ、競合の事例、顧客のニーズをプロンプトに盛り込むことで、AIはより精度の高い提案を返す。マーケティングの基本構造をAI活用にも応用する。

👥 ペルソナ 商品やサービスの想定顧客像を具体的に描いたもの。客層A・B・Cそれぞれに向けたチラシはデザインが全く異なる。誰に向けて作るのかを利用者が明確に指定することで、AIはターゲットに最適化された訴求力の高いデザインを生み出せるようになる。

ブラッシュアップ AIが出した案をプロのように磨き上げて改善していく作業。どこが正解で、どこが質の上限かを理解していなければ、より良い案に到達できない。判断力や基礎力のある人ほど、AIの出力を効果的に高め、競合より優れた成果物を生み出すことができる。

🪜 エレベーター・エスカレーター理論 新しいツールを使い始めた時期は先行者が有利だが、誰もが使うようになると結局は本来の実力が問われるという考え方。AIが進化しても、元々デザインやマーケティングの力がある人が強い。だからこそAIに頼り切らず、基礎を学び続けることが大切だと説く。

GPT-Image2とは?チラシ・バナー作成で何が変わったのか

GPT-Image2の特徴と従来モデルからの進化ポイント

GPT-Image2(ブランド名:ChatGPT Images 2.0、モデルIDはgpt-image-2)は、2026年4月にOpenAIが公開した最新の画像生成モデルです。前世代のgpt-image-1やDALL·E 3とは別物と言ってよいほど進化し、チラシやバナーの実務でそのまま使える品質に到達しました。最大の特徴は「描く前にAIが考える」思考モード(Thinking Mode)を備えたこと。Web検索と推論を統合し、レイアウトや訴求の組み立てを行ってから画像を出力します。これまで生成AI最大の弱点だった日本語テキストの描画精度も飛躍的に向上し、ポスター品質で文字を正確に配置できるようになりました。文字情報が命であるチラシにとって、これは決定的な進歩です。さらに高解像度出力(最大4K)に対応し、1つのプロンプトから複数案を一括生成できるため、比較検討やA/Bテスト用のバリエーション作りも一気に効率化されました。なお旧来のDALL·Eは2026年5月に提供を終了しており、今後はgpt-image-2への移行が事実上の前提になります。競合であるGoogleのNano Banana系モデルが写実的な人物表現や生成スピードで強みを持つ一方、GPT-Image2は文字情報・複雑なレイアウト・推論を要する制作物で頭一つ抜けています。まさにチラシやバナーのためのモデルと言ってよいでしょう。つまり「綺麗なチラシやバナーがAIで簡単に作れる時代」が、いよいよ本格的に到来したわけです。ただしここで必ず押さえておきたいのは、「簡単に作れる」ことと「成果が出るものを作れる」ことはまったく別だという点です。ツールの進化はあくまでスタートラインにすぎず、最終的な反応率を分けるのは、この後で解説する使い方と人間側の判断力にほかなりません。

チラシ・バナー作成でGPT-Image2が向いている理由

チラシやバナーは、写真集やアート作品とは違い「情報を正しく伝え、行動を促す」ことが目的のデザインです。だからこそ、文字を正確に描けること、レイアウトを論理的に組めること、そして訴求の意図を汲み取れることが何より重要になります。GPT-Image2はまさにこの領域に強く、見出し・サブコピー・価格・日時・問い合わせ先といった文字要素を破綻なく配置できます。従来モデルでは「文字化け」が頻発し、結局はCanvaなどの編集ツールで作り直さざるを得ませんでしたが、その手間が大幅に減りました。加えて思考モードによって、「このチラシは誰に何を伝えるためのものか」をAI自身が整理してからデザインに落とし込むため、目的のはっきりした制作物になりやすいのも利点です。さらにチラシ・バナーは、一度で完成させるものではなく、何度も作り直して磨き上げる前提の制作物です。GPT-Image2は1つのプロンプトから複数案を出せるうえ、参照画像を読み込ませて「この方向性で」と指示できるため、改善サイクルを高速で回せます。実際に多くのブロガーや個人事業主、店舗オーナーが、SNSのサムネイル、Web広告のバナー、店頭ポスターやチラシの内製にGPT-Image2を使い始めています。参照画像として自社の過去デザインやロゴ、商品写真を読み込ませれば、トーンを揃えたまま量産することも容易です。これまで外注に頼っていた制作の多くを、社内で完結できるようになりつつあります。一方で、向いているツールであるからこそ「とりあえず作れてしまう」危うさもあります。出てきたものをそのまま使うのではなく、目的に照らして取捨選択する姿勢が、向いているツールを本当に活かすための前提条件になるのです。

「一発出し」で満足してはいけない理由

AIは最初からベストを出していないという事実

多くの人が誤解しているのは、「AIは1回の指示で最高のものを出してくれる」という思い込みです。実際は違います。AIはあなたとのやり取りから、いわば相手の知能や期待値を推し量り、「この程度で満足するだろう」というラインの答えを返してくる傾向があります。本来は非常に高い能力を持っているにもかかわらず、最初からその全力を出すわけではないのです。背景には現実的な事情もあります。高度に考え抜いて出力するほど膨大な計算資源と電力を消費し、提供側のコストが跳ね上がります。月額固定のプランでは、毎回フルパワーで応えることは事業として合理的ではありません。だからこそ、利用者が満足する程度の出力でいったん止める、という挙動が生まれます。これはチラシ・バナー作成でも同じです。「反応が取れるチラシを作って」と一言投げて出てきた一発出しのデザインは、決してAIの上限ではありません。それを見て「おお、すごいものができた」とそのまま採用してしまうと、本来引き出せたはずの品質を取りこぼすことになります。たとえるなら、相手の知能を仮に105と見積もったAIは、115や120程度の答えを返すだけで、利用者は「すごい」と満足してしまう——そんな構図です。本当はもっと高い水準で応えられるのに、です。重要なのは、一発目はあくまで叩き台だと理解することです。そこから「もっと良くするには?」と問いを重ねていくことで、AIは初めて本気を出し始めます。質問の角度を変えたり、目標を一段ずつ引き上げたりするほど、出力は階段状に良くなっていきます。一発出しで満足するか、対話で限界まで引き出すか——この姿勢の差が、最終的な成果物のクオリティを大きく左右するのです。

良し悪しを判断できるのは結局「人間」である

ここに、AI時代のチラシ・バナー作成で最も大切な落とし穴があります。AIは確かに綺麗なデザインを量産できます。しかし「どれが本当に反応の取れるデザインか」を最終判断するのは、あくまで人間です。たとえば学習塾の生徒募集チラシで2つの案を見比べたとき、多くの人は見栄えの良い方を選びがちです。ところが実務では、一見地味でも情報設計が優れている方が高い反応を得る、というケースは珍しくありません。つまり、デザインの良し悪しを判断できるセンスやマーケティングの知識がなければ、AIが正解を出してくれても、それを正解だと見抜けないのです。怖いのは、優れた案が出てきたのに「もっとかっこよくして」と指示し、わざわざ反応の落ちる方向へ作り直してしまうことです。これではボツ案を自ら選んでいるのと変わりません。AIに「この2案ならどちらが反応が高いと思うか、その理由は?」と尋ねれば、根拠つきで答えてくれます。さらに「あなたが選んだその案を上回るデザインに改善して」と続ければ、改善案まで提示してくれます。しかし、その改善案を採用するかどうかを決めるのも、やはり人間です。たとえAIが優れた方向を示しても、最後に左右どちらを選ぶかで成果は変わります。ブランディングが目的なのか、即時の反応獲得が目的なのかによっても、選ぶべき正解は変わります。AIは強力な参謀ですが、最終決裁者にはなれません。自分なりの判断軸を持つこと——これがツールの性能以上に成果を左右する、人間側の必須スキルなのです。逆に言えば、判断軸さえ磨けば、AIの実力をそのまま自分の武器にできます。

反応率を高めるGPT-Image2の使い方とプロンプトのコツ

比較基準(ベンチマーク)を与えて改善を繰り返す

GPT-Image2から本当に良いチラシ・バナーを引き出す最大のコツは、「比較基準を与えて改善を繰り返す」ことです。一発出しで止めず、対話で磨き上げていきます。具体的には、まず一案を作らせたうえで「このチラシを1000人に配ったら何人くらい反応が取れそうか」と尋ねます。仮に「3人ほど」と返ってきたら、「では5人が反応するデザインに改善して」と依頼します。基準を示されたAIは、それを超える必要に迫られて本気で考え始めます。さらに「次は10人」「20人」「50人」と段階的に目標を引き上げていくと、デザインはどんどん洗練されていきます。これを続けると、やがて「これ以上の改善は難しい」とAIが事実上の上限を示す地点に到達します。そこが、いまの企画における到達点です。重要なのは、比較基準を与えないと、AIは2人や3人といった控えめな水準で平然と止まってしまうという点です。基準がないということは、超えるべきハードルがないということ。だからこそ「現状より良くして」という相対的な指示が効きます。後述するように、昨年のチラシ実績などの具体的な数字を起点にすれば、効果はさらに高まります。コツは、抽象的に「良くして」と言うのではなく、「今の案は何点か、満点に近づけるには何を変えるべきか」と数値や基準を介在させること。AIは比較対象があると、途端に思考が深くなります。一発出しを正解にしてしまう人と、対話で上限まで引き上げる人——同じGPT-Image2を使っていても、成果物の質には大きな差が生まれるのです。地道なようでいて、これが最も再現性の高いコツと言えます。

思考モード(Thinking)・Proモードで上限まで引き出す

比較基準による改善とあわせて使いたいのが、GPT-Image2の思考モードやProモードです。前述のとおり、AIは普段、コストとのバランスから全力では応えません。しかし思考モード(Thinking)を使えば、AIが描く前にじっくり推論し、レイアウトや訴求を練り込んでから生成するため、明らかに完成度の高い画像が得られます。さらに上位のProモードで作らせると、同じ指示でもワンランク上の仕上がりになることが多いです。これは人間でいえば、片手間で描くのか、本腰を入れて取り組むのかの違いに近いと考えると分かりやすいでしょう。なお思考モード自体は無料プランでも利用できますが、思考モードと画像生成を組み合わせて高品質な出力を得るには、有料プランが前提になります。チラシやバナーのように成果が売上に直結する制作物では、ここにコストをかける価値は十分にあります。ポイントは、ツールの「全力モード」を意図的に選ぶこと。多くの人は標準設定のまま一発出しで使い、AIの本来の実力を眠らせたままにしています。判断の目安はシンプルで、重要度の高い制作物ほど上位モードを使うこと。社内資料の挿絵なら標準でも十分ですが、出稿する広告バナーや集客チラシなら、思考モードやProモードを惜しまない。投じたコストは反応率の向上で十分に回収できます。思考モード・Proモードに切り替え、さらに比較基準で改善を重ねる。この2つを掛け合わせて初めて、GPT-Image2は持てる性能を発揮します。性能の高いモデルほど、使い手がどこまで引き出そうとするかで結果が変わる——この原則を忘れないようにしましょう。

デザインだけでなく「企画」で反応率を引き上げる

自社データ・競合・顧客の3つの視点をプロンプトに入れる

デザインの改善には、必ず限界があります。そこを突破する鍵が、プロンプトに入れる「情報の質」です。マーケティングの基本は、自社・競合・顧客という3つの視点(いわゆる3C)で考えること。これをそのままプロンプト設計に応用します。第一に自社のデータです。「昨年の同じイベントのチラシは1000人中2人の反応だった。今年は5人を目指したい」と過去の実績を渡すと、AIは具体的な改善目標を持って考えます。第二に競合です。同業他社のチラシ画像を添付し、「この競合に打ち勝つにはどんなデザインにすべきか」と尋ねれば、差別化の視点が加わります。第三に顧客です。どんなニーズを持つ、どんなペルソナの客層に向けるのかを明示します。GPT-Image2は参照画像を複数枚読み込めるため、自社の過去チラシと競合チラシを並べて分析させることも可能です。ところが多くの人のプロンプトは「○○のイベントがあるので反応の取れるチラシを作って」で終わっています。これでは情報が足りず、AIも当たり障りのない案しか出せません。自社・競合・顧客の3つが入っているか——プロンプトを送る前に、この3点を自問する習慣をつけるだけで、出力の質は明確に変わります。たとえば「自社は地域密着で創業20年、競合は大手チェーンで価格訴求、顧客は送迎を重視する保護者層」と書くだけで、AIは差別化の方向性まで踏まえて設計してくれます。逆に、この3つのどれかが欠けると、強みが伝わらない、競合に埋もれる、誰にも刺さらない、といった弱いチラシになりがちです。チラシ・バナー作成で差をつけるのは、結局のところ与える情報の深さなのです。

ターゲット(ペルソナ)ごとにデザインを作り分ける

同じ商品やサービスでも、誰に向けるかでチラシの正解はまったく変わります。20代女性に響くデザインと、50代男性に響くデザインは別物です。配色も、キャッチコピーも、レイアウトの密度も、ターゲットごとに最適解が異なります。だからこそGPT-Image2には、「このチラシは誰に向けたものか」を必ず指定しましょう。たとえば客層をA・B・Cと分け、それぞれのペルソナ向けに別案を作らせれば、訴求の異なる複数のチラシが一度に手に入ります。これをA/Bテストにかければ、どの層にどの表現が効くかをデータで確かめられます。ここで重要なのは、そのA・B・Cという客層の切り分けを決めるのは人間だという点です。AIはペルソナを与えれば見事に作り分けてくれますが、「自社にとって狙うべき客層は誰か」という戦略の根幹は、人間が設計しなければなりません。GPT-Image2は1つのプロンプトから複数案を出せるため、ペルソナ別の作り分けと相性が抜群です。「30代の共働き世帯向け」「受験を控えた中学生の保護者向け」といったように、解像度を高くターゲットを描写するほど、刺さるデザインが返ってきます。さらに、同じターゲットでも「得られる喜びを訴える案」と「失う痛みを訴える案」を作り分け、どちらが響くかを試すこともできます。万人向けの無難なチラシは、結局のところ誰にも刺さりません。複数案を出して実際に配布・出稿し、反応データで勝ち案を見極める——この検証の高速化こそ、GPT-Image2がもたらす本当の価値です。ターゲットを絞り込み、その人物像をプロンプトで丁寧に伝えること。これが反応率を底上げする、実践的かつ効果の大きいコツです。

GPT-Image2時代に成果を出す人の共通点

デザインとマーケティングの基礎力が最後にものを言う

GPT-Image2がどれだけ進化しても、最後に成果を分けるのは使い手の基礎力です。デザインのセンスがある人は、AIの出力を見て「ここをこう直せばもっと良くなる」と的確に指示できます。マーケティングの基本が分かっている人は、企画やターゲットの設計段階から反応率を引き上げられます。逆に基礎がない人は、優れた案が出てきてもそれを見抜けず、上限がどこにあるのかも判断できません。これは「エスカレーター・エレベーター理論」とも言える構図です。新しいツールが登場した当初は、いち早く使い始めた人が有利になります。しかし、やがて誰もが同じツールを使うようになると、差を生むのは元々の能力——つまりデザインとマーケティングの土台です。AIはスタート地点を引き上げてくれますが、到達できる高さの天井は使い手の実力で決まります。さらに言えば、デザインの改善だけでは反応率に限界があり、本当に大きく数字を動かすのは企画そのものです。値段、サービス内容、ターゲット、コンセプトを変えれば、デザインだけでは届かない反応率に到達できます。極端に言えば「申し込んだ人全員に特典を進呈」のように企画を変えれば、反応率は何倍にもなり得ます。これはデザインをいじっただけでは決して起こらない変化です。また、AIが作ったバナーを叩き台に、プロのデザイナーが手を入れるとさらに良くなることも多い。その「どこをどう直せば良くなるか」「どこが上限か」を見抜けるのは、やはり基礎力のある人です。だからこそ、AIに丸投げするのではなく、デザインとマーケティングを学び続ける人が最終的に強い。GPT-Image2は、その努力を何倍にも増幅してくれる道具なのです。

チラシ・バナー作成でよくある失敗と注意点

最後に、GPT-Image2でチラシやバナーを作るときに陥りがちな失敗と注意点を整理します。第一に、一発出しをそのまま採用してしまうこと。前述のとおり、初回出力はAIの上限ではありません。必ず「もっと良くするには」と対話を重ねましょう。第二に、見栄えだけで判断すること。かっこよさと反応率は必ずしも一致しません。目的が反応獲得なのかブランディングなのかを明確にして選びましょう。第三に、情報不足のプロンプトです。自社・競合・顧客の3視点や具体的な数値目標を入れず、AIに丸投げすると凡庸な案しか出てきません。第四に、ターゲットの曖昧さです。誰に向けるかが定まらないチラシは、誰にも刺さりません。実務面の注意点もあります。参照画像として顧客の写真や個人情報、社外秘の資料を安易にアップロードしないこと。第三者の著作物や商標をそのまま再現させる依頼は避けること。これらはトラブルの元になります。また、生成された文字情報は必ず人間の目で校正しましょう。描画精度は大きく向上しましたが、価格・日時・連絡先・固有名詞といった重要情報の誤りは致命的です。電話番号の数字一つ、開催日の曜日一つの間違いが、機会損失やクレームに直結します。印刷前・出稿前のダブルチェックを習慣にしてください。加えて、QRコードやURLが正しく機能するか、ロゴやブランドカラーが規定どおりかも確認したいポイントです。GPT-Image2は強力な道具ですが、最終的な品質と責任を担うのは人間です。これらの注意点を押さえ、対話と判断を丁寧に積み重ねれば、チラシ・バナーの反応率は着実に高められます。ツールに使われるのではなく、ツールを使いこなす側に回りましょう。

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。