Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法

GoogleのGemini上で無料公開されている、井上達彦研究室が開発した2つのGem(AIツール)が紹介されている。1つ目「アナロジー発想法ファシリテーター」は、自社の事業内容や課題を入力すると、ライザップやプログリット、ハーレーダビッドソンなど異業種の事例からヒントを引き出し、新たな打ち手を提案してくれる。2つ目「ゼロつくBM図解アナリスト」は、上場企業名と年度を入力すると決算資料を基にビジネスモデルを分析。その結果をChatGPTでインフォグラフィック化すれば、儲けの仕組みが視覚的に理解できる。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=n636WRuqo00
0:00 📱 導入・本日のテーマ紹介 0:00 📚 きっかけとなった2冊の書籍 1:03 🎤 木更津創業スクールでの講演予定 2:10 🧰 2つのGem(ジェム)ツールの紹介 3:15 💡 アナロジー発想法ファシリテーターの使い方 4:24 🎵 AI音楽事業を例にした入力内容 6:32 🔎 事業の本質と課題の分析結果 7:38 🏋️ 異業種事例①ライザップ 8:46 🗣️ 異業種事例②プログリット 9:53 🏍️ 異業種事例③ハーレーダビッドソン 10:55 📻 組み合わせによる新アイデア創出 11:00 📊 0つくBM図アナリストの使い方 12:00 🟢 LINEヤフーのビジネスモデル分析例 13:07 📖 決算資料の分析とChatGPT活用 14:13 🖼️ インフォグラフィック化と総まとめ
Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法
先日の企業研修でAIシンガーMiliaさんの
ミニライブが行われました(笑)感謝!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp/

さて、本題です。
竹内由恵のビジネスモデルが弱い理由の動画を
https://www.youtube.com/watch?v=hgb7YGk7dUQ
を見ていて紹介されていたGem2つが面白い。
アナロジー発想法ファシリテーター(井上達彦研究室)
https://gemini.google.com/gem/ab2cbf660049
坂井貴之・井上達彦(2026)アナロジー発想法ファシリテーターを利用
ゼロつくBM図解アナリスト(井上達彦研究室)
https://gemini.google.com/gem/adb2f7de2eda
近藤祐大・坂井貴之・井上達彦(2026)ゼロつくBM図解アナリストを利用
ゼロからつくるビジネスモデル
https://www.amazon.co.jp/dp/4492534172/
もうけの仕組み: ビジネスモデル大図鑑 404社を徹底検証!
https://www.amazon.co.jp/dp/4492534849/
実際に使ってみたけど、なかなか面白かったです。
Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法
ビジネスモデル=儲けの仕組みを丸ごと分析!
PIVOTの番組で井上達彦先生の解説を視聴。著書『もうけの仕組み』『ゼロからつくるビジネスモデル』が面白く、先生が開発した2つのGemを実際に使ってみる回。
顧客は1度は音楽を諦めた50代以上の経営者。強みは実績者の顔出しサポート。課題は認知不足で自発的な課金が増えないこと。3年後に月商100万円を目指す。
⬇ AIが引っぱってきた異業種3事例 ⬇
例:LINEヤフーのビジネスモデル
LINEチャット ・ Yahoo!検索 ・ PayPay
事業
事業
事業
- 異業種発想 — 全く違う業界からヒントを得て打ち手を広げられる
- 本質の言語化 — 自社の強み・弱み・課題をAIが客観的に可視化
- モデルの俯瞰 — 難解な決算資料を図解でスッと理解できる
- 完全無料 — Gemini+ChatGPTだけで分析から図解まで完結
Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法
- はじめに
- きっかけは1冊の本と創業スクールの講演
- 使ってみよう!2つの無料Gemツールの紹介
- 「アナロジー発想法ファシリテーター」で異業種からヒントを得る
- 「ゼロつくBM図解アナリスト」で上場企業を分析する
- おわりに
- まとめ
- よくある質問(Q&A)
はじめに
こんにちは。今日もネットビジネスに関する情報を、生中継で15分間お届けしてまいります。今日は2026年7月6日月曜日ということで、いつものようによろしくお願いいたします。
さて、みなさんは「ビジネスモデル」や「儲けの仕組み」について、じっくり考えたことはありますか? 自分のビジネスがどうやって収益を上げているのか、あるいはこれから始めようとしている事業がどうすればうまくいくのか。頭では分かっているようで、いざ言葉にして整理しようとすると、意外と難しいものですよね。
そんな悩みを、なんと無料で、しかもAIが手伝ってくれる時代になりました。今日はGoogleのGemini(ジェミニ)で使える2つのAIツール「Gem(ジェム)」を使って、ビジネスモデルや儲けの仕組みを分析する方法をご紹介していきたいと思います。
実際に私自身が新しく始めようとしているAI音楽ビジネスを題材に、どんな分析結果が出てくるのかを一緒に見ていきましょう。株や投資を考えている方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。それでは、さっそく始めていきましょう。
きっかけは1冊の本と創業スクールの講演
今日このテーマでお話しようと思ったきっかけは、たまたまYouTubeで見かけた「PIVOT」という番組でした。これがとても面白かったので、みなさんにも紹介したいと思ったんですね。
その番組には、元アナウンサーの竹内由恵さんが出演されていて、2冊の本を手に持っていました。1冊は『もうけの仕組み』という本、もう1冊は『ゼロからつくるビジネスモデル』という本です。私はこれが気になって、両方ともKindleで買ってみました。そして、この本の著者であります井上先生という方も番組に出演されていて、内容を分かりやすく説明されていたんですね。
これが非常に面白くて分かりやすかったので、今日はこれについてお話ししていきたいと思ったわけです。
というのも、ちょうど再来週に、私は千葉県の木更津商工会議所が主催する「創業スクール2026」で講演することになっているんです。朝の9時から16時まで、丸1日かけて「事業計画と販促マーケティング」というテーマでお話しする予定になっています。
この講演では、マーケティング的な話から生成AIの話へとつなげていく構成を考えています。つまり、ビジネスモデルについて学んだ後で、「生成AIを使えばこんなことができますよ」という流れですね。他の先生の話と内容がかぶらないように、私はAIを中心に据えてやっていこうと思っています。
そんな準備をしている中で、「この本の内容とツールは講演資料としても使えそうだな」と感じたんです。実はこの番組の中で、井上先生が開発した2つのGemが紹介されていました。ひとつは「アナロジー発想法ファシリテーター」、もうひとつは「ゼロつくBM図解アナリスト」というものです。今日はこの2つのGemを、実際に皆さんの前で使っていきたいと思います。
使ってみよう!2つの無料Gemツールの紹介
それでは、2つのツールを順番に紹介していきますね。
1つ目のツールが「アナロジー発想法ファシリテーター(井上達彦研究室)」というGemです。これは皆さん無料で使えますので、ぜひ実際に試してみてください。
2つ目のツールが「ゼロつくBM図解アナリスト(井上達彦研究室)」というGemです。こちらも同じく井上達彦研究室が提供しているものですね。
ここでひとつ大切なお願いがあります。これらのツールには「公開する際には引用元を明記してください」と書かれているんですね。私の場合はYouTubeでリアルタイムに公開しているので、動画の下に引用元を出しておくようにしています。利用自体は皆さん無料でできますが、もし公開する場合は、指定された通りの引用を書くようにしましょう。ルールを守って気持ちよく使いたいですね。
では、まず1つ目の「アナロジー発想法ファシリテーター」から見ていきましょう。
このツールが面白いのは、まず自分の事業内容を書き込んでいくところから始まる点です。具体的な手順としては、まずリンクにアクセスして、チャットに「分析開始」と入力して送信します。すると次に、自社の課題や目指す方向性を入力するように促されるので、それをチャットに入力して送信していく、という流れになっています。
私も先ほど実際にひとつ試してみました。題材にしたのは、私がこれから新しく始めようとしている「AI音楽」のビジネスです。ターゲットや事業の中身を入力していくわけですね。
具体的には、事業の概要、主な顧客、主な製品、競合との違い、といった項目を入力していきます。さらに、最も深刻な課題は何か、その課題はいつ頃から続いているか、課題に対してすでに試みた打ち手は何か、目指したい方向性はどこか、そして今回のアナロジー発想で期待するアウトプットは何か。こういった項目を順番に入力していくんですね。
毎回ゼロから入力すると時間がもったいないので、ここからは先ほど私が入力しておいた内容を例にして紹介していきたいと思います。
「アナロジー発想法ファシリテーター」で異業種からヒントを得る
では、私が実際に入力した内容を順番に紹介していきますね。
私が新しく始めようとしているのは「AI音楽ラジオ」というもので、AIを活用したオリジナル生成のコンサルティングやコミュニティの育成を行う事業です。主な顧客は、一度は音楽を諦めた50代以上で、AI音楽をビジネスに活用したいと考えている経営者の方々。主な製品・サービスは、AI音楽のノウハウ教材の提供や、有料会員制のAI音楽コミュニティです。競合との違いとしては、AI音楽で実績のある人が顔出ししてサポートする例は少ない、という点を強みとして書きました。
そして、最も深刻な課題は「サービスの認知が足りない」こと。その課題はサービスを開始したばかりなので、まだ始まったばかりだと書きました。課題に対してすでに試みた打ち手としては、従来の会員制サービスから無料招待をしたこと。3年後に実現したい状態は、AI音楽だけで月100万円ほどの売上を確保すること。今回のアナロジー発想で期待するアウトプットは、ユーザーが自発的に月額で課金を継続したくなるような仕組みを作りたい、ということです。
ちなみに、分析の切り口には4つの選択肢がありました。「企業事例のみ(デフォルト)」「企業+歴史的事例」、さらには「全然関係ないものからヒントを得る」というものまであるんです。これも面白いのですが、今回はAとBのパターンで試してみました。
入力を終えると、AIが「入力ありがとうございます」と受け止めてくれて、さっそく分析が始まります。まず出てきたのが、私の事業の本質についての分析でした。
競争優位の現状についてはこう分析されました。圧倒的な現場での試行錯誤やプロデュース経験に基づく、机上の空論ではない生きたノウハウを、実績ある専門家を介して直接指導できる「属人的な信頼性」が強みである、と。一方で、その高度な価値をコミュニティ外部の潜在層へ届ける独自の認知・体験経路が未整備であることが弱みとなっている、という指摘でした。これはまさにその通りだなと思って、素晴らしい分析だと感心しましたね。
さらに深掘りされて、こう続きます。一度は音楽を諦めたという深いコンプレックスや潜在欲求と、ビジネスへの実利というシビアな欲求。この複雑な欲求を可視化し、「自分にもできる」という確信へと導く外部向けの発信・体験プロセスが未構築であるがゆえに、認知不足と新規の自発的な課金流入が起きない状態が慢性的に発生している、という分析です。
深刻度の根拠についても、サービス開始直後という立ち上げ期において、新規層が自発的に流入・課金する仕組みのない状態では、3年後の目標である月商100万円の確保へ向けた成長軌道を描くことが数学的に困難である、と論理的に説明してくれました。
さて、ここからがこのツールの真骨頂です。実際にどう動いていけばいいのか、そのヒントを「異業種の事例」から引っ張ってきてくれるんですね。業界は違っても、別の業界にヒントがあるんじゃないか、という発想です。
1つ目の事例はライザップでした。ライザップは、過去にダイエットで挫折した人に対して、劇的なビフォーアフターという圧倒的な成功体験を可視化することで、心理的なハードルを突破させました。専門のパーソナルトレーナーがマンツーマンで密接に伴走し、肉体改造という実利と、自信回復という自己実現を同時に提供している。そして多忙な経営者やビジネスパーソンをターゲットにし、時間的制約の中でも確実な成果を出せる仕組みを作っている。数十万円という高額な料金設定にもかかわらず、徹底した結果へのコミットと、CM等での劇的な変化の可視化を断行している、というわけです。確かに、私がやろうとしていることと業界は全然違うのに、構造はマッチしているなと感じました。
2つ目の事例はプログリットという語学コーチングの会社です。ここもやはり、何度も英語学習に挫折した層に対して、短期集中でのビジネス成果を論理的に約束することで、高額課金のハードルを超えています。料金は非常に高いのですが、無形商材の単価コーチングというビジネスモデルの構造は、私の事業とかなり近いと紹介されていました。外国人講師の英会話レッスンではなく、自己学習の徹底的な伴走と管理というアプローチに特化しているところが面白いですね。
3つ目の事例はハーレーダビッドソンでした。これはオートバイの製造販売とコミュニティのビジネスですね。おそらく「コミュニティ」という共通点から引っ張ってきたんだと思います。かつての憧れを抱く中高年齢層に対して、ツーリングイベント等で集団で熱狂的に楽しむ姿を外部に可視化し、参加意欲を喚起した、と分析されていました。
そして、この3つの事例を組み合わせると、私のビジネスで何ができるかを考えてくれました。たとえば「ライザップ・プログリット型」で、みんなで合宿のようなことをやって音楽を作っていく。あるいはお互いの音楽に付き合っていく。そんなアイデアが次々と出てきたんです。全然違う異業種から発想を広げていけるというのは、かなり面白いですよね。
具体的な提案として、「経営者クリエイターが集うAI音楽ラジオ公開視聴ケース」というものが出てきました。コミュニティのコア活動として、会員が制作した楽曲を定期的に紹介する「AI音楽ラジオ」のような公開放送枠を、YouTubeライブやポッドキャストで立ち上げる。専門家である私自身がパーソナリティを務め、会員の楽曲をプロの視点で解説・絶賛する。この放送を誰でも無料で聴ける状態にして、コミュニティ内の会員同士が盛り上がっている熱狂を、外部に意図的に見せつける、というアイデアです。
さらに、楽曲プロデュースを経営者同士がやっていく形を作ると面白いんじゃないか、という提案もありました。これは私自身が考えていなかった視点だったので、とても勉強になりましたね。
「ゼロつくBM図解アナリスト」で上場企業を分析する
続いて、2つ目のツール「ゼロつくBM図解アナリスト」を見ていきましょう。これもまた面白いんです。
こちらのツールは何をするものかというと、上場企業の「企業名」と「年度」を入力すると、その会社のビジネスモデルを分析してくれるというものです。上場企業は決算資料を公開していますので、この2つを入力するだけで分析ができるんですね。
たとえば、最近AIで頑張っているキーエンス。「キーエンス 2025」というように入力してもらうと、この会社のビジネスモデルを分析して教えてくれます。
分析には少し時間がかかるので、先ほど私が試しておいたものをお見せしますね。たとえば「LINE 2025」のように入力すると、LINEについての分析が出てきます。
LINEは今Yahoo!と一緒になったので、「LINEヤフー」という形のビジネスモデルが出てきました。ただ、テキストの分析結果をそのまま見ると、正直ちょっと読む気がしないんですよね(笑)。そこで、この内容をChatGPTに突っ込んで画像生成してもらったところ、とても分かりやすいインフォグラフィックが出てきました。
その図を見ると、LINEヤフーのビジネスモデルはこうなっていました。まず無料ユーザーの基盤を作る。LINEチャット、Yahoo!検索ポータル、そしてPayPayという基本アプリ、これらはすべて無料です。ここから、集客・送客・収益化という流れで、メディア事業、コマース事業、そして戦略事業へとつなげている、という構造です。
こうやってビジネスモデルを図に落とし込んでもらえると、非常に分かりやすいですよね。「なるほど」と思ったので、今日皆さんに紹介しているわけです。
では、先ほどのキーエンスの分析も見てみましょう。実際に決算資料が出てきて、それを元に分析が始まります。ひとつのステップが終わったら「次へ」と入力すると、次のステップに進みます。最後まで進むと、だいたい4つくらいのステップで終了になります。
この分析結果も、やはり同じようにChatGPTに投げるのがおすすめです。テキストのままだと読みたくないですからね(笑)。ChatGPTに投げると、先ほどのように図解が出てきます。
ちなみに、これらの内容をもっと分かりやすく綺麗に説明しているのが、先ほど紹介した『もうけの仕組み』という本です。私は業界地図の本をよく買うのですが、この本の中でも「もうけの仕組み」という特集で先生が書かれているようなので、こちらを見てもらうと、より理解が深まるんじゃないかなと思います。
さて、キーエンスの分析も完了しました。この分析完了した内容を、そのままChatGPTに突っ込みます。「キーエンスのビジネスモデル・儲けの仕組みをインフォグラフィックで、横向き4対3にして」といった形で指示を出します。画像作成にチェックをつけてエンターを押すと、これで図が完成します。あとは、まとまったものを見て理解してもらえればいいかなと思います。
ただし、注意点もあります。上場企業は多角的に事業を展開しているので、私たちのようにピンポイントで商売をしているビジネスモデルと、そのまま同じように出すのはなかなか難しいんですね。とはいえ、参考にはなりますので、ぜひ使ってみるといいと思います。
この決算分析ツールは、株や投資を考えている人にとっても、かなり使えるツールなんじゃないかと思います。気になった方は、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
おわりに
今日は、GoogleのGeminiで使える2つの無料Gemツールを紹介してきました。改めて全体を振り返ってみましょう。
きっかけは、YouTubeの「PIVOT」という番組で井上先生の話を見たこと、そして再来週の創業スクールでの講演準備でした。そこで見つけた2つのツールを、実際に使ってみたわけですね。
1つ目の「アナロジー発想法ファシリテーター」は、自分の事業の課題を入力すると、ライザップ・プログリット・ハーレーダビッドソンといった全く違う異業種の事例からヒントを引っ張ってきて、新しい発想を提案してくれるツールでした。私のAI音楽ビジネスに対しても、思いもよらないアイデアが出てきましたね。
2つ目の「ゼロつくBM図解アナリスト」は、上場企業の企業名と年度を入力すると、その会社のビジネスモデルを分析してくれるツールです。LINEヤフーやキーエンスの例のように、ChatGPTと組み合わせてインフォグラフィックにすると、驚くほど分かりやすくなります。株や投資を考えている方にもおすすめです。
ビジネスモデルや儲けの仕組みを考えることは、とても重要です。しかも今回のツールは、どちらも無料で使えます。ぜひ皆さんも参考にして、実際に手を動かしてみてください。それでは、また次回お会いしましょう。
まとめ
今回の内容のポイントを、あらためて整理しておきましょう。
- GoogleのGeminiでは「Gem」という無料のAIツールが使え、ビジネスモデルの分析に役立つ。
- アナロジー発想法ファシリテーターは、自社の課題を入力すると、異業種の事例(ライザップ・プログリット・ハーレーダビッドソンなど)から発想のヒントを提案してくれる。
- ゼロつくBM図解アナリストは、上場企業の企業名と年度を入力すると、決算資料をもとにビジネスモデルを分析してくれる。
- 分析結果のテキストは読みにくいので、ChatGPTに投げてインフォグラフィック化すると格段に分かりやすくなる。
- どちらも無料で使え、公開時は引用元の明記が必要。株や投資を考えている人にも役立つツール。
ビジネスモデルや儲けの仕組みを可視化することは、事業を成功させる上でとても大切です。ぜひこれらのツールを活用してみてください。
よくある質問(Q&A)
Q1. これらのGemツールは本当に無料で使えるのですか?
はい、どちらのGemも無料で使えます。ただし、分析結果を公開する場合は、指定された引用元(井上達彦研究室)を明記する必要があります。ルールを守って使いましょう。
Q2. 「アナロジー発想法ファシリテーター」では、具体的に何を入力すればいいですか?
事業の概要、主な顧客、主な製品、競合との違い、最も深刻な課題、その課題が続いている期間、すでに試みた打ち手、目指したい方向性、期待するアウトプットなどを順番に入力していきます。チャットの案内に沿って答えていけば大丈夫です。
Q3. 「ゼロつくBM図解アナリスト」はどんな企業でも分析できますか?
決算資料を公開している上場企業であれば分析できます。企業名と年度(例:「キーエンス 2025」)を入力すればOKです。ただし、上場企業は多角的に事業を展開しているため、個人や小規模のピンポイントなビジネスモデルをそのまま出すのは難しい点に注意が必要です。
Q4. 分析結果が読みにくいのですが、どうすればいいですか?
テキストの分析結果をそのままChatGPTに投げて、「インフォグラフィックにして」「横向き4対3にして」といった指示を出すのがおすすめです。図解にすることで、格段に理解しやすくなります。
Q5. これらのツールは投資や株の分析にも使えますか?
はい、特に「ゼロつくBM図解アナリスト」は決算資料をもとに上場企業のビジネスモデルを分析できるので、株や投資を考えている人にとっても役立つツールだと思います。企業の儲けの仕組みを理解する助けになります。

Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法
🤖 Gemini(Gem)
GeminiはGoogleが開発した生成AIで、Gemはその中で特定の目的に特化させたカスタムAIツールのことです。ユーザーが独自の指示や役割を設定でき、作成したGemは無料で公開・共有することが可能です。今回は井上達彦研究室が開発した2つのGemが紹介されています。
💡 アナロジー発想法
アナロジー発想法とは、一見関係のない別の業界や分野の事例から共通の本質を見出し、自社の課題解決のヒントを得る思考法です。異業種の成功パターンを自らのビジネスに転用することで、従来の枠にとらわれない斬新なアイデアを生み出せます。
📊 ビジネスモデル
ビジネスモデルとは、企業が誰にどんな価値を提供し、どのように収益を得るのかという事業全体の仕組みを表したものです。顧客・製品・収益構造などの要素を整理することで、事業の強みや課題が明確になり、戦略立案の土台となります。
💰 儲けの仕組み
儲けの仕組みとは、企業がどこで、どのようにして利益を生み出しているかという収益構造のことです。無料でユーザー基盤を作り別の事業で収益化するなど、業界ごとに多様なパターンがあり、これを理解することが事業成功の鍵となります。
🎯 ターゲット(顧客)
ターゲットとは、商品やサービスを届けたい対象となる顧客層のことです。今回の例では「一度は音楽を諦めた50代以上でAI音楽をビジネス活用したい経営者」と設定され、顧客の潜在欲求や課題を明確化することで的確な戦略が導けます。
⚔️ 競争優位
競争優位とは、競合他社に対して自社が持つ有利な強みのことです。例では「実績ある専門家が顔出しで直接サポートする」点が強みとされ、他社が真似しにくい独自の価値を築くことが市場での生き残りにつながります。
📈 決算資料
決算資料とは、上場企業が定期的に公開する経営成績や財務状況をまとめた書類です。売上や利益、事業構成などが記載され、その企業のビジネスモデルや収益構造を客観的に分析するための重要な情報源となります。
🖼️ インフォグラフィック
インフォグラフィックとは、複雑な情報やデータを図やイラストで視覚的に分かりやすく表現したものです。文章では読む気がしない分析結果も、ChatGPTなどで図解化することで、ビジネスモデルの全体像を一目で理解できるようになります。
🔄 サブスクリプション(月額課金)
サブスクリプションとは、ユーザーが月額など定額を継続して支払うことでサービスを利用できる収益モデルです。例では「ユーザーが自発的に課金継続したくなる仕組み」が目標とされ、安定的な収益基盤の構築に有効な手法です。
👥 コミュニティ
コミュニティとは、共通の関心や目的を持つ人々が集まる場のことです。ハーレーダビッドソンのように熱狂を外部に見せることで新規参加者を引き込む効果があり、会員同士のつながりがサービスの継続利用や価値向上を生み出します。

Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法
GeminiのGemとは?ビジネスモデル分析に使える理由
Gemの基本機能とカスタムAIアシスタントの仕組み
Gemとは、Googleの生成AI「Gemini」上で作成できる、自分専用のカスタムAIアシスタントです。特定のタスクや役割に特化した指示(カスタム指示)をあらかじめ保存しておくことで、毎回同じ前提条件を入力する手間なく、呼び出すだけで目的に合った回答を得られます。ChatGPTの「GPTs」に相当する機能ですが、GemはGoogleのサービスとの親和性が高く、Googleカレンダー等と連携したAIアシスタントを簡単に構築できる点が特徴です。 Cadian
ビジネスモデル分析の文脈でGemが注目される理由は、その「専門家化」にあります。通常のGeminiに「ビジネスモデルを分析して」と依頼しても回答は汎用的になりがちですが、Gemに「あなたは競争戦略の専門家です」「儲けの仕組みを構造で分解してください」といった役割を事前に設定しておけば、毎回一定の分析フレームに沿ったアウトプットが得られます。
設定できる主な項目は名前、説明、カスタム指示、そして知識(ファイルアップロード)の4つです。中でも最重要なのがカスタム指示で、役割・出力形式を具体的に書くほど回答品質が安定します。決算資料や競合情報といった参考データを「知識」として読み込ませれば、自社の状況に即した高精度な分析も実現できます。作成はプログラミング知識不要で、5分ほどあれば自分専用のアシスタントが完成します。ビジネスモデルという抽象度の高いテーマを扱うからこそ、思考の枠組みをGemに固定化しておく価値が大きいのです。
無料版でもGemが使える最新アップデート情報
かつてGem機能は有料プラン限定でしたが、状況は大きく変わりました。2026年3月のアップデート以降、無料版のGeminiユーザーもカスタムGemの作成・利用が可能になっています。これにより、ビジネスモデル分析のためにわざわざ課金する必要がなくなり、誰でも気軽に「儲けの仕組みを分析する専用AI」を手元に持てるようになりました。 UP Blog
ただし無料版には制約もあります。利用回数に上限があり、上位の高性能モデルは使えません。一方、有料プランに加入すると、より高性能なモデルを、より多くの回数使えるようになります。本格的に分析件数をこなしたい場合や、より複雑な思考を要する分析には有料プランが向いています。個人向けの有料プランは「Google AI Plus(月額725円)」「Google AI Pro(月額2,900円)」「Google AI Ultra(月額14,500円〜)」の3プラン体系に整理されています(いずれも2026年6月時点・税込)。 AIsmileyAIsmiley
利用モデルについても進化しています。2026年6月時点では、標準モデルとして高速な「Gemini 3.5 Flash」、複雑な思考が必要な場合の「3.5 思考モード」、数学・コードに強い「3.1 Pro」などをGemでも利用できます。ビジネスモデルの構造分析のように論理的な思考を要するタスクには思考モードが適しています。まずは無料版で分析の型を掴み、必要に応じて有料プランへ移行するという段階的な使い方が現実的です。なお料金やモデルは改定される場合があるため、最新情報はGoogle公式で確認するのが安全です。 Primenumbers
ビジネスモデル分析にGemが役立つ2つの具体的な場面
自社の課題から異業種のヒントを得る「アナロジー発想」
ビジネスモデルを考える上で強力なのが「アナロジー発想」という手法です。これは自社の課題を、まったく異なる業界の成功事例に置き換えてヒントを得る思考法です。人間だけで異業種の類似構造を探し出すのは難しいものですが、Gemに発想のファシリテーター役を担わせることで、この飛躍的な連想を体系的に引き出せます。
具体的には、Gemに自社の事業概要、主な顧客、主な製品、競合との違い、最も深刻な課題、すでに試みた打ち手、目指す方向性などを入力していきます。するとGemはまず事業の本質と競争優位の現状を言語化し、課題の構造を可視化します。その上で、業界の異なる複数の企業事例を提示してくれます。
たとえば「認知不足で新規の課金ユーザーが増えない」という課題に対し、Gemはライザップ(過去の挫折者に劇的なビフォーアフターを可視化して心理的ハードルを突破)、語学コーチング(短期集中で成果を論理的に約束し高額課金を正当化)、ハーレーダビッドソン(コミュニティの熱狂を外部に可視化して参加意欲を喚起)といった異業種の構造を並べます。これらを組み合わせることで、自社では思いつかなかった打ち手が浮かび上がります。重要なのは、業界がまったく違っていても「顧客の心理的ハードルの越えさせ方」という本質構造が一致している点です。この本質を抜き出して転用する発想こそ、アナロジーの核心であり、Gemが得意とする領域です。
上場企業の決算資料から儲けの仕組みを図解する
もう一つの強力な使い方が、上場企業のビジネスモデルを分析する場面です。上場企業は決算資料を公開しているため、「企業名+年度」を入力するだけで、Gemがその企業の儲けの仕組みを分解してくれます。たとえば「キーエンス 2025」「LINEヤフー 2025」のように入力すると、公開情報をもとに収益構造の分析が始まります。
分析の流れは段階的です。Gemが決算資料を読み込み、収益源、顧客セグメント、提供価値、コスト構造などを整理していきます。LINEヤフーであれば「無料ユーザーの基盤を作り、そこから集客・送客・収益化してメディア事業・コマース事業・戦略事業へつなげる」といった構造が言語化されます。この分析は複数のステップに分かれており、「次へ」と進めていくことで徐々に深掘りされます。
ただしテキストの分析結果は情報量が多く、そのままでは読みにくいのが難点です。そこで有効なのが、出力された分析結果をChatGPTなどの画像生成AIに渡し、インフォグラフィックに変換する方法です。「このビジネスモデルを横向き4対3のインフォグラフィックにして」と依頼すれば、一目で構造が理解できるビジュアルが得られます。テキストで論理を固め、画像で直感的に把握するという二段構えが理解を大きく助けます。この決算分析ツールとしての使い方は、経営者だけでなく、投資判断のために企業の収益構造を把握したい株式投資家にとっても実用的です。ただし上場企業は多角化しているため、個人事業のようなピンポイントな商売とは構造が異なる点は理解しておく必要があります。
ビジネスモデル分析用のGemを自作する手順
カスタム指示に含めるべき4つの要素
分析用のGemを自作する際に最も時間がかかり、かつ品質を左右するのがカスタム指示の設計です。Google公式ヘルプでも推奨されている通り、効果的なカスタム指示には4つの要素を含めるのが基本です。
一つ目は「ペルソナ(役割)」です。あなたはビジネスリサーチの専門家です、あるいは「あなたは競争戦略とビジネスモデル設計の専門家です」のように、Gemが担う役割と回答スタイルを明示します。ビジネスモデル分析なら、経営戦略コンサルタントや事業アナリストといった専門家像を設定すると回答の視点が定まります。 Cloudpack
二つ目は「タスク」で、実行させる具体的な作業を伝えます。「入力された企業の収益構造を、収益源・顧客・提供価値・コスト構造の4軸で分解してください」のように定義します。三つ目は「コンテキスト(背景情報)」で、想定する利用状況を説明します。分析対象が上場企業なのか個人事業なのか、読み手が経営者なのか投資家なのかを伝えることで精度が上がります。
四つ目は「形式(出力形式)」です。出力は概要、現状、課題、動向、まとめの構成とし、それぞれ200文字程度でまとめてくださいのように、必要な構成を具体的に指定します。ビジネスモデル分析なら「概要→収益構造→競争優位→課題→改善提案」といった型を固定しておくと、どの企業を分析しても一貫したフォーマットで比較できます。これら4要素はすべて必須ではありませんが、含めるほど回答が安定します。なお、カスタム指示自体もGeminiに相談してブラッシュアップできるため、まず粗く書いてAIに磨いてもらう進め方が効率的です。 Cloudpack
知識ファイルをアップロードして分析精度を高める方法
カスタム指示を設定したら、次は「知識」機能でGemの分析精度を一段引き上げます。Gemには資料ファイルをアップロードし、参照知識として保持させることが可能です。調査や分析系の Gem は、ファイルアップロード機能を利用して社内データや参考資料を読み込ませることで、自社の状況に即した高精度な分析を実現します。 Cloudpack
ビジネスモデル分析の場合、読み込ませると効果的なファイルはいくつかあります。分析対象企業の決算資料や有価証券報告書のPDF、業界地図や市場調査レポート、あるいは分析の枠組みとなるビジネスモデルのフレームワーク解説資料などです。とくに「儲けの仕組み」を体系立てたフレームワーク資料を知識として持たせておくと、Gemが毎回そのフレームに沿って分析してくれるため、アウトプットの質が安定します。
ウェブサイト、 PDF 、画像など、あらゆる形式のデータから必要な情報を抽出、要約、整理できるため、決算説明会のスライド画像やIR資料もそのまま活用できます。作成後は必ず動作確認を行いましょう。Gem 作成画面の右側に配置されたプレビューウィンドウを使用して動作を確認します。保存前に実際のプロンプトを入力してテストを実施し、カスタム指示が意図通りに機能しているかを検証します。想定した構造で分析が出力されるか、フレームワークが反映されているかを確認し、ズレがあればカスタム指示を修正します。この試行錯誤を数回繰り返すことで、自分の分析スタイルに最適化された専用Gemが完成します。 rakumo Inc.Cloudpack
Gemでビジネスモデルを分析する際の注意点
出力結果は必ず一次情報で検証する
Gemによるビジネスモデル分析は強力ですが、その出力を鵜呑みにするのは危険です。生成AI全般に共通する最大のリスクがハルシネーション、つまり事実と異なる情報がもっともらしく生成される現象です。事実と異なる回答が生成されることもあるため、業務に使う際は必ず内容を自身で確認するようにしましょう。 Cadian
とくにビジネスモデル分析では、決算数値や市場規模、シェアといった具体的な数字が誤って出力されると、意思決定そのものを誤らせかねません。Gemが「この企業の営業利益率は〇〇%」と提示しても、それが実際の決算資料と一致するかは別途確認が必要です。生成 AI の回答には事実誤認が含まれる可能性があるため、重要な情報は必ず一次情報源で検証するプロセスを組み込みます。 Cloudpack
対策として有効なのは、カスタム指示の段階で「不確かな情報は確認が必要と明示してください」「根拠を示しながら説明してください」と指定しておくことです。こうしておけば、Gem自身がどの部分の確度が低いかを教えてくれるため、検証すべき箇所が明確になります。上場企業の分析であれば、出力内容を企業のIRページや有価証券報告書といった一次情報と突き合わせる習慣をつけましょう。Gemはあくまで分析の「たたき台」や「思考の補助線」を高速に生成する道具であり、最終的な判断の責任は人間が負うという原則を忘れてはいけません。AIが導いた仮説を、人間が事実で裏付ける。この役割分担こそが、AI分析を実務で活かす鍵です。
機密情報の入力とデータの取り扱いに関するリスク
もう一つ見落とせないのが、入力する情報の機密性とデータの取り扱いです。自社のビジネスモデルを分析させる際、事業の課題や未公開の戦略、財務データなど、外部に出したくない情報を入力する場面が多くなります。ここで注意すべきなのが、入力データがAIの学習に利用される可能性です。
個人向けの無料版Geminiでは、入力したデータがGoogleのモデル改善に使われる可能性があります。 機密情報や個人情報をGemに直接入力することは避けてください。ビジネスでの本格利用を検討するかたは、データ保護の観点からGoogle Workspace版の利用を検討するとよいでしょう。無料で手軽に使える反面、機密性の高い自社情報を扱うには慎重さが求められます。 UP Blog
実務上の対策としては、まず無料版では公開情報の分析にとどめるのが安全です。上場企業の決算資料のようにもともと公開されている情報であれば、学習に使われても実害は限定的です。一方、自社の未公開戦略や顧客データを分析させたい場合は、データ保護が強化されたGoogle Workspace版やビジネス向けプランの利用を検討すべきです。組織で活用する場合は、Google Workspace向けのGeminiで管理者が組織内のGemを共有・管理する運用も可能です。どうしても無料版で自社分析を行う場合は、企業名や具体的な数値を伏せて構造だけを抽象化して入力するなど、情報の出し方を工夫しましょう。便利さとリスクは表裏一体であり、扱う情報の重要度に応じてプランを使い分ける判断が、安全なビジネス活用の前提となります。
Googleの無料Gemでビジネスモデル(儲けの仕組み)分析する方法














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