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ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③
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STATIONWORKのWi-Fiが
外でも繋がって爆速すぎるw
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

電話ボックスみたいなノマドスペースが
駅とかにあるけど、一度STATIONWORKを
利用するとWi-Fiの設定が記録されるので
全国どこでも同じだからSTATIONWORKに
入らなくても外でもWi-Fiが繋がってしまって、
しかも爆速すぎることに気づいてしまった。

ノマドボックスについては以下の記事で
https://yokotashurin.com/etc/infra2024.html
解説していますので参考くださいね。

さて、本題です。

今回から新企画として、このセミナーで
話した2時間30分の内容を10回に分けて
週末などに配信しますので、お楽しみに。

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語る
ネット通販の真実について1回目から
https://yokotashurin.com/etc/ec-1.html
https://yokotashurin.com/etc/ec-2.html
と続いて今回は3回目です。

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③

AmazonのAIショッピングアシスタント「Rufus」によるショート動画機能が日本市場でも導入される可能性が議論されました。また、楽天市場の注目キーワードやランキングデータの公開終了により、売れ筋商品の情報が得にくくなっています。一方、売上予測ツールでカテゴリーや商品ごとの販売データが一部利用可能で、競争激しい楽天市場で生き残るには、差別化や薄利多売、リピーター戦略が鍵です。ネット販売の現実と課題についても詳細に解説されました。

1. ネット通販の進化とAI技術の導入

1.1 ネット通販の歴史と進化

1.1.1 インターネット初期のネット通販の誕生と課題

-インターネットが普及し始めた90年代後半から、ネット通販は急速に発展しました。当時、ネット購買のシステムはシンプルであり、商品の情報提供や注文フォームの作成が主な機能でした。しかし、セキュリティや支払い手段、配送の課題が多く、消費者の不信感を払拭するには時間がかかりました。
-企業側も、リアルタイムの在庫管理や効果的なマーケティング戦略を持っていなかったため、多くの課題に直面していました。それでも、ネット通販は消費者にとって利便性が高く、次第に受け入れられていきました。

1.1.2 モバイル技術の進化とネット通販の融合

-2000年代に入り、スマートフォンが広く普及すると、モバイルデバイスを利用したネット通販が急速に拡大しました。これにより、消費者はいつでもどこでも買い物ができるようになり、利便性が飛躍的に向上しました。企業側もモバイル対応サイトやアプリを開発し、サービスの質を上げることに成功しました。
-モバイル技術の進化に伴い、簡単なワンタッチ購入や位置情報を活用したパーソナライズドなオファーが可能となり、ネット通販の競争力が一層強まりました。また、SNSを活用したマーケティング戦略も効果を上げ、消費者との接触機会が増えました。

1.2 AmazonのAIショッピングアシスタント「Rufus」の導入

1.2.1 「Rufus」の機能と特徴

-Amazonが2024年に日本市場向けに発表したAIショッピングアシスタント「Rufus」は、先進的な対話型インターフェースを提供しています。ユーザーが質問をするだけで、Rufusは最適な商品を提案し、購入プロセスをシンプルかつ効率的に進めることができます。この機能により、消費者は自身に合った商品を簡単に見つけることができ、購買体験が向上します。
-「Rufus」にはショート動画のタブがあり、商品のビジュアルプレゼンテーションが可能です。これにより、ユーザーは商品を視覚的に把握しやすくなり、購買意欲がさらに高まります。また、商品の使い方や特徴を動画で説明することで、消費者の理解が深まり、購入の確信につながります。

1.2.2 日本市場への影響と展望

-「Rufus」の日本市場への導入は、消費者の購買体験を大きく変える可能性があります。これまで以上にパーソナライズされた提案が可能となり、消費者満足度の向上が期待されます。また、AI技術の進歩により、消費者のニーズをより正確に把握し、適切な商品をタイムリーに提供することができます。
-日本市場特有の消費者心理や購買パターンを考慮し、適切にローカライズされた「Rufus」がどれだけ定着するかが鍵となります。これにより、Amazonは競合他社との差別化を図り、さらなる市場シェアの拡大を目指します。

1.3 ショート動画の重要性

1.3.1 ショート動画の効果と消費者心理への影響

-ショート動画は視覚的な訴求力が高く、短時間で効果的に商品情報を伝えることができます。テレビCMのように次々と流れるショート動画は、消費者の注意を引きやすく、購買意欲を刺激します。商品の使用例や効果的な使い方を動画で説明することで、消費者の理解を深め、購買の決定を後押しします。
-特に若年層はショート動画に対する関心が高く、SNSプラットフォームでのシェアも活発です。このため、ショート動画を効果的に活用することで、商品の認知度を一気に高めることができます。また、動画内での口コミやレビューも重要な役割を果たし、信頼性の向上に寄与します。

1.3.2 楽天市場との比較と差別化戦略

-Amazonがショート動画を積極的に活用する一方で、楽天市場は未だこの分野への本格的な参入が遅れています。これはAmazonにとって大きなアドバンテージであり、競合他社との差別化要因となります。楽天市場は従来のテキストや画像中心のプロモーションから、ビジュアル重視へのシフトが求められています。
-Amazonがショート動画を活用することで、消費者のエンゲージメントを高め、購買プロセスをスムーズにすることができます。これにより、楽天市場よりも優位に立ち、さらなる成長を遂げることが期待されます。

2. 楽天市場の現状と課題

2.1 楽天市場の競争環境

2.1.1 価格競争の激化とその影響

-楽天市場は、多くの企業や個人が参加する大規模なオンラインマーケットプレイスであり、そのため競争が非常に激しくなっています。特に価格競争は顕著であり、消費者は複数の出店者から商品の価格を比較することができます。その結果、出店者は価格を下げざるを得ない状況に追い込まれ、利益率の低下につながります。
-このような価格競争の激化は、出店者にとって大きな課題となっています。薄利多売の戦略を取ることで、短期的な売上は上がるかもしれませんが、長期的には持続可能なビジネスモデルを構築することが難しくなります。このため、出店者は他の差別化要因を模索する必要があります。

2.1.2 品番商品と非品番商品の戦略

-楽天市場では、品番商品と非品番商品の取り扱いが大きな戦略の分かれ道となります。品番商品は他店と直接比較されやすいため、価格競争に巻き込まれやすいです。したがって、非品番商品を扱うことで、自社だけのオリジナリティや価値を提供することが求められます。
-非品番商品を取り扱うことで、特定のターゲット層に対して強い訴求力を持つことができ、価格競争に巻き込まれにくくなります。また、ブランド価値を高めることで、リピーターを獲得しやすくなり、長期的な顧客関係を築くことが可能となります。

2.2 楽天市場の出店者支援ツール

2.2.1 売上予測ツールの活用

-楽天市場では、出店者に対して売上予測ツールを提供しています。このツールを活用することで、特定のカテゴリー内での競合他社の売上データを確認できます。例えば、食品カテゴリーでは、どの店舗がどれだけ売上を上げているかを把握することができます。
-売上予測ツールを活用することで、競合他社の価格設定や販売戦略を分析し、自社の戦略を見直すことが可能です。例えば、特定の商品やキャンペーンがどの時期に効果的であったかを分析することで、次の販促計画を立てやすくなります。

2.2.2 注目キーワードの終了とその影響

-過去に提供されていた「注目キーワード一覧」が2022年11月に終了したことは、出店者にとって大きな痛手となりました。このサービスは、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを示しており、出店者が市場のニーズを把握する手助けとなっていました。
-注目キーワード一覧の終了により、出店者は現在、消費者のニーズを把握する手段が限られています。これにより、効果的なSEO対策が難しくなり、競合他社との戦いで不利な立場に立たされる可能性があります。このため、出店者は他の代替手段を模索し、市場の動向を適切に把握することが求められます。

2.3 楽天市場のマーケティング戦略

2.3.1 SEO対策とSNS活用

-楽天市場に出店する上で、SEO対策は非常に重要です。商品のタイトルや説明文に適切なキーワードを織り交ぜることで、検索結果での上位表示を目指すことができます。特に、キーワードの選定は市場のトレンドを把握するための重要な要素です。
-また、SNSを活用したマーケティング戦略も効果的です。特にInstagramやTwitterなどを通じて商品情報を発信することで、広範なユーザー層にリーチすることができます。ユーザーの口コミやレビューを積極的に取り入れることで、信頼性を向上させることができます。

2.3.2 イベントとキャンペーンの重要性

-楽天市場では、定期的に行われるイベントやキャンペーンが大きな集客効果を持ちます。例えば、楽天スーパーセールや期間限定キャンペーンは、多くのユーザーにとって魅力的な買い物の機会となります。これらのイベントに積極的に参加することで、一時的に売上を大きく伸ばすことができます。
-また、独自のキャンペーンを実施することも有効です。特定の商品に対する割引やポイント還元キャンペーンを行うことで、消費者の購買意欲を高めることができます。効果的なプロモーション戦略を立てることで、競合他社との差別化を図ることができます。

3. AI技術とネット通販の未来

3.1 AI技術の進化とその可能性

3.1.1 パーソナライゼーションの強化

-AI技術の進化により、ネット通販におけるパーソナライゼーションが一層強化されることが期待されています。ユーザーの購買履歴や行動データを解析することで、個々のニーズに合った商品を提案することができます。これにより、消費者の満足度が向上し、リピート率の向上が見込まれます。
-特に、AIを活用したレコメンドエンジンは、ユーザーの嗜好に基づいた商品提案を自動的に行うことが可能です。また、ターゲティング広告によって、特定のユーザー層に対して効果的なプロモーションを展開することができます。

3.1.2 在庫管理とサプライチェーンの最適化

-AI技術は在庫管理やサプライチェーンの最適化にも寄与します。需要予測を正確に行うことで、適切な在庫量を維持し、無駄なコストを削減することができます。また、物流の効率化を図ることで、配送時間の短縮やコストの削減が実現します。
-AIを用いた自動発注システムやリアルタイムの在庫管理システムは、企業の運営効率を大幅に向上させます。これにより、消費者への迅速な商品提供が可能となり、顧客満足度の向上に寄与します。

3.2 高度なユーザーエクスペリエンスの実現

3.2.1 バーチャルショッピングとAR技術

-バーチャルショッピング体験が、AI技術の進化により現実味を帯びています。消費者は自宅にいながらにして、まるでリアルな店舗で買い物をしているかのような体験が可能となります。特にAR技術を用いることで、商品の試着や室内での設置イメージを確認することができます。
-このような高度なユーザーエクスペリエンスは、消費者の購買意欲を大いに刺激します。例えば、家具や衣料品などのカテゴリーでは、AR技術を活用することで消費者が購入をためらうことなく決断できるようになります。

3.2.2 カスタマーサービスのAI化

-AI技術を用いたカスタマーサービスも重要な要素です。チャットボットや音声認識システムを活用することで、24時間体制での顧客対応が可能となります。これにより、消費者はいつでも疑問や悩みを解決でき、満足度が向上します。
-また、AIを活用した顧客対応は、個別のニーズに対応することが容易です。例えば、過去の問い合わせ履歴を元に、迅速かつ適切な対応を行うことができます。これにより、顧客サポートの効率が向上し、コスト削減にも寄与します。

3.3 新しいビジネスモデルの探求

3.3.1 サブスクリプションサービスの拡大

-サブスクリプションサービスは、AI技術とネット通販の融合により新しいビジネスモデルとして注目されています。定期的な商品提供やサービス利用を契約することで、企業は安定した収益を確保することができます。また、消費者は一定の期間ごとに新しい商品やサービスを受け取ることができ、ライフスタイルの向上を図ることができます。
-特に食品や美容、エンターテイメントなどの分野でサブスクリプションサービスが急速に拡大しています。AI技術を用いることで、個々の消費者の嗜好やニーズに合わせたパーソナライズドなサービスを提供することが可能です。

3.3.2 シェアリングエコノミーとネット通販の融合

-シェアリングエコノミーの概念がネット通販と結びつくことで、新しい市場が開拓されています。例えば、衣料品のレンタルサービスやカーシェアリングなど、消費者が一定期間だけ商品を借りることができるモデルが注目されています。
-このようなビジネスモデルは、AI技術を活用することで需要予測や顧客管理を効率的に行うことができます。消費者にとっては、購入リスクを減らしつつ新しい商品を試すことができ、企業にとっては持続可能な運営が可能となります。

4. 競争の激しさと生き残り戦略

4.1 楽天市場での生存戦略

4.1.1 差別化によるブランド価値の向上

-楽天市場での競争は激化しており、生存するためには他店と一線を画すブランド価値の向上が求められます。ユニークな商品ラインナップや高品質なサービスを提供することで、消費者に選ばれる存在となることが重要です。また、エシカルな商品やサステナブルなビジネスモデルを取り入れることで、消費者の共感を得ることができます。
-口コミやレビューの重要性も増しており、実際の利用者から高評価を得ることで信頼性を高めることができます。特にSNSを活用したマーケティング戦略やインフルエンサーとの協力は、即効性のあるプロモーション手段となります。

4.1.2 薄利多売からの脱却

-多くの出店者が薄利多売の戦略を取っていますが、これは短期的な売上を上げる一方で、長期的な持続可能性には欠けることが多いです。利益率を向上させるためには、価格競争に巻き込まれない独自性のある商品を提供することが求められます。オリジナル商品の開発や、付加価値の高いサービスの提供により、価格以外の競争力を持つことが重要です。

-また、在庫管理の効率化やコスト削減を進めることで、適正な利益率を確保することも必要です。AIツールを活用した需要予測や、効率的な物流システムの構築により、経営の安定性を高めることができます。

4.2 Amazon対策としての戦略

4.2.1 Amazonとの差別化ポイント

-Amazonは効率性と利便性で優位に立っていますが、それ以外の面で差別化を図ることが可能です。特に、きめ細かな接客サービスや、商品に関する詳細な情報提供、丁寧な梱包など、人的サービスの質を高めることで競争力を持つことができます。

-また、地域特産品や限定商品など、Amazonでは入手困難な商品を扱うことで、独自の市場を確立することができます。地域密着型のビジネスモデルを展開することで、消費者との強い信頼関係を築くことが可能です。

4.2.2 ニッチ市場への特化

-大手企業が手を出しにくい専門的な商品カテゴリーに特化することで、独自の地位を確立することができます。専門知識や経験を活かした商品選定やアドバイスにより、消費者の信頼を獲得することが可能です。

-特定の趣味や関心を持つ消費者層をターゲットとすることで、コアな顧客基盤を構築することができます。SNSやコミュニティを活用して、同じ興味を持つ消費者同士のつながりを促進することも効果的です。

5. 結論:ネット通販の将来展望

5.1 持続可能なビジネスモデルの構築

5.1.1 環境への配慮と社会的責任

-これからのネット通販は、環境負荷の低減や社会的責任の遂行が重要となります。環境に配慮した包装材の使用や、配送の効率化によるCO2排出削減など、具体的な取り組みが求められます。

-また、フェアトレード商品の取り扱いや、地域社会への貢献活動など、企業の社会的責任を果たすことで、消費者からの支持を得ることができます。持続可能な経営を実現することが、長期的な成功につながります。

5.1.2 テクノロジーと人的サービスの融合

-AI技術やデジタルツールを効果的に活用しつつ、人的サービスの質を高めることが重要です。テクノロジーによる効率化と、人間ならではの温かみのあるサービスを組み合わせることで、より良い顧客体験を提供することができます。

-特に、カスタマーサポートやアフターサービスでは、AIと人間のスタッフが適切に役割分担することで、効率的かつ質の高いサービスを実現することが可能です。

5.2 新たな可能性への挑戦

5.2.1 グローバル展開とローカライゼーション

-ネット通販の市場は国境を越えて拡大しており、海外展開の機会が増えています。しかし、各地域の文化や習慣に合わせたローカライゼーションが不可欠です。言語対応や決済方法、配送システムなど、きめ細かな対応が求められます。

-また、地域特性を活かした商品開発や、現地企業とのパートナーシップにより、グローバルとローカルの両面で競争力を持つことが重要です。

5.2.2 イノベーションへの投資

-新技術への投資や、革新的なサービスの開発は、将来の成長のために不可欠です。VRやAR技術、ブロックチェーンなど、新しいテクノロジーを積極的に取り入れることで、競争優位性を確保することができます。

-また、スタートアップ企業との協業や、研究開発への投資により、市場の変化に柔軟に対応できる体制を整えることが重要です。イノベーションを通じて、常に新しい価値を創造し続けることが、持続的な成長につながります。

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③

超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/jGwS3JkFcHw

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③

  1. はじめに
  2. AmazonのAI対話型ショッピングアシスタントRufusと日本展開
  3. 楽天市場の検索キーワードデータの終了
  4. 楽天市場デイリーランキング売上予測ツールの変更
  5. 楽天市場での価格競争の実態
  6. おわりに
  7. よくある質問

はじめに

eコマース市場は日々進化を続け、新しいテクノロジーやトレンドが次々と登場しています。特に最近では、AmazonのAI活用や楽天市場のデータ分析ツールの変更など、大きな変化が起きています。これらの変化は、オンラインショップを運営する事業者にとって、チャンスでもあり課題でもあります。本記事では、最新のeコマーストレンドと、特に楽天市場での出店を検討している方々に向けて、実践的な情報とノウハウをお伝えします。成功への道筋を見出すためには、市場の実態を正確に理解し、適切な戦略を立てることが不可欠です。ベテラン事業者の経験に基づく具体的な事例と、最新のデータを交えながら、eコマースビジネスの現状と未来について深く掘り下げていきましょう。

AmazonのAI対話型ショッピングアシスタントRufusと日本展開

AmazonがAI対話型ショッピングアシスタント「Rufus」の展開を開始し、注目を集めています。日本向けのプレスリリースでは、ショート動画のタブが表示されているスクリーンショットが公開されており、これは現在の日本のAmazonには見られない機能です。Rufusへの質問機能も日本語で表示されていることから、Amazonが日本市場でショート動画機能を含むサービスを展開する可能性が高いと考えられます。

これは楽天市場よりも先にAmazonがショート動画領域に参入する可能性を示唆しています。ショート動画は、ユーザーの興味に合わせて次々と動画が表示される形式で、いわばテレビCMのような効果が期待できます。購入につながりやすい特徴を持っているため、ECビジネスでの活用が注目されています。

楽天市場の検索キーワードデータの終了

楽天市場では、以前提供されていた重要なデータサービスが終了しています。その一つが「楽天市場の注目キーワード一覧」です。このサービスは2022年11月24日に終了しましたが、それまでは楽天市場での検索上位1000個のキーワードが公開されていました。このデータは、消費者のニーズを直接反映する貴重な情報源でした。

現在は、大まかなキーワードトレンドの概要のみが表示されていますが、具体的で詳細な情報は得られなくなっています。これにより、市場のニーズを把握する手段が限定されることとなりました。

楽天市場デイリーランキング売上予測ツールの変更

楽天市場デイリーランキング売上予測ツールも大きな変更を迎えています。2024年4月からは、トップカテゴリーのみの集計となり、より詳細なカテゴリーでの分析が困難になりました。

このツールでは、カテゴリーごとの店舗別売上データや商品別の売上予測データを確認することができます。例えば、食品カテゴリーでは、上位店舗の日次売上額や、人気商品の販売数、売上金額などの詳細情報が表示されます。

楽天市場での価格競争の実態

楽天市場での価格競争は非常に激しく、特に品番商品(JANコード付き商品)では、1円単位での価格競争が行われています。これは、商品の比較が容易なためです。一方で、カニや牛肉など、規格化されていない商品は、価格競争が比較的緩やかです。

実例として、CDショップでの経験が挙げられます。CD市場では再販制度により定価販売が基本ですが、DVD付きCDの場合は価格競争が可能となり、わずか1円の価格差でも注文数が大きく変動することがありました。

おわりに

楽天市場での成功には、市場の実態を正確に理解し、適切な戦略を立てることが不可欠です。特に重要なのは、単なる価格競争ではなく、独自の価値を提供できる商品やサービスを展開することです。全国で約5万店舗ある楽天市場において、実際に売上を上げている店舗は限られており、その多くは薄利多売の戦略を取っています。新規参入を検討する際は、自社の強みを活かせる分野を見極め、リピーター獲得を視野に入れた長期的な戦略を立てることが重要です。

よくある質問

Q1: 楽天市場に新規出店する際、最も重要な検討ポイントは何ですか?
A1: 商品の独自性と価格競争力です。特に品番商品(JANコード付き)は価格競争が激しいため、独自商品や付加価値のある商品での参入を検討することをお勧めします。

Q2: デイリーランキング売上予測ツールは、どのように活用すべきですか?
A2: カテゴリー内での売上状況や価格帯を把握し、市場参入の可能性を判断する指標として活用してください。ただし、現在はトップカテゴリーのみの分析となっている点に注意が必要です。

Q3: 薄利多売は避けるべきですか?
A3: 一概には言えません。自社の仕入れ力や運営効率によって、薄利多売でも収益が確保できる可能性があります。重要なのは、自社の経営資源と市場状況を踏まえた判断です。

Q4: リピーター獲得のために、どのような戦略が効果的ですか?
A4: 商品の品質管理、丁寧な顧客対応、独自のサービス提供などが重要です。また、自社サイトの運営と並行して、顧客との直接的な関係構築を目指すことをお勧めします。

Q5: ショート動画への対応は必要ですか?
A5: AmazonのRufus導入に見られるように、ショート動画は今後のECで重要な要素となる可能性が高いです。早めに対応を検討することで、競争優位性を確保できる可能性があります。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=RKyZQtRhn8I

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③の続きはYouTubeメンバーシップで!イーンスパイア株式会社

0:00 Amazonの新機能「Rufus」とショート動画の可能性
1:00 楽天市場の現状
3:04 楽天市場のデータ分析の実演
5:14 楽天市場での競争の激しさ
8:46 楽天市場の売上ランキングの利用法
13:29 楽天市場の現実
14:41 結論:楽天市場での販売の難しさと戦略

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。

https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実③

🛒 Amazon Rufus
AmazonのAIショッピングアシスタントで、ショート動画機能を通じて商品を紹介。日本市場での導入が期待され、消費者の購買行動に大きな影響を与える可能性があります。

🎥 ショート動画機能
テレビCMのように次々と動画を流し、視聴者が気になった商品を即購入できる仕組み。効果的な販促手法として注目されています。

🔑 楽天注目キーワード
以前公開されていた検索キーワードランキング。売れ筋商品を特定する重要な情報源でしたが、現在は廃止されています。

📊 楽天売上予測ツール
楽天市場の商品やカテゴリーごとの売上データを推測可能なツール。競合分析や価格設定に役立ちますが、詳細なデータは制限されています。

💰 薄利多売
楽天市場では、価格競争が激しく、薄利多売戦略が一般的です。リピーターを増やすことが成功の鍵とされています。

🎯 品番商品の課題
品番付き商品の場合、簡単に価格比較が可能。大手に勝つのが難しく、品番なしの商品での差別化が重要です。

🦀 カニなどの季節商品
季節に応じた商品は売れ筋になる可能性が高いが、薄利多売での利益確保が課題。ランキングデータで需要を把握することが重要です。

💳 リピーター戦略
初回購入で利益を求めず、顧客リストを活用しリピーターを獲得する戦略が楽天市場での成功に欠かせません。

📈 ネット販売の現実
一部の店舗が大きな売上を上げる一方、大多数の店舗は利益を上げるのが難しい状況。競争が激化するネット市場の厳しさが指摘されました。

🏪 リアル店舗との比較
リアル店舗では地理的要因や人間関係が売上に影響する一方、ネット販売では価格とサービスが主な比較基準となります。

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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。