MENU

LINE公式アカウント友だち登録はこちら↓

友だち追加数
ブログ毎日更新中
過去に投稿した記事

セミナー&講演テーマ

YouTube USTREAM 動画販促術
ソーシャルメディア活用術
ホームページ成功事例100連発
最新のSEO対策
初めてのIT販促

その他の業務

コンサルティング
ネットビジネス研究会
教材の販売
マスコミ取材実績
執筆実績
私たちも横田氏を推薦します

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②
  • URLをコピーしました!

滋賀の東近江市商工会で講演も
今日の講演時間は累計8時間(笑)
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。

今回から新企画として、このセミナーで
話した2時間30分の内容を10回に分けて
週末などに配信しますので、お楽しみに。

本日は前回の内容に続きまして
https://yokotashurin.com/etc/ec-1.html
2回目を解説していきます。

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②

インターネットショッピングの検索方法が多様化している状況について説明しています。従来のYahooやGoogle検索から、楽天・Amazon・メルカリなどの専門モールでの直接検索、さらにSNSやAIを活用した新しい検索方法が登場。特にAmazonが導入した生成AI「Rufus」による対話型検索など、購買行動の変化に合わせて販売側も多角的な対応が必要になっていることを解説しています。

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②

超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/rPnqPilVD6o

ECの変遷と成功の道筋:20年の経験から語るネット通販の真実

1.1 初期のEC市場
1.2 EC市場の成熟と多様化
1.3 消費者購買行動の変化
1.4 AIショッピングアシスタントの登場
2.1 プラットフォームのメリット
2.2 ショッピングモールの課題
2.3 SNSの活用とマーケティング
3.1 AIと機械学習の活用
3.2 モバイルショッピングの進化
4.1 海外市場の攻略
4.2 ローカライズと文化適応
よくある質問(FAQ)

1.1 初期のEC市場

1990年代後半、インターネットの普及とともに始まったECビジネスは、当初多くの課題を抱えていました。セキュリティへの不安や、実物を確認できないことへの懸念から、消費者の信頼を得ることは容易ではありませんでした。しかし、この時期に先駆者として登場したAmazonやeBayは、オンラインショッピングの可能性を世界に示しました。特にAmazonは「地球上で最も顧客中心主義の企業になる」という理念のもと、1995年の創業以来、着実に事業を拡大。書籍販売から始まり、その後あらゆる商品カテゴリーへと展開を広げていきました。初期のECサイトは、商品画像が少なく、決済システムも未熟でしたが、徐々に改善されていきました。特に、セキュアな決済システムの導入や、詳細な商品情報の提供、カスタマーレビュー機能の実装などにより、消費者の不安は軽減されていきました。また、配送システムの整備も進み、注文から配達までのリードタイムが大幅に短縮されたことで、実店舗に劣らない利便性を提供できるようになりました。この時期の経験と試行錯誤が、現代のEC市場の基盤を形作ることとなったのです。

1.2 EC市場の成熟と多様化

インターネットショッピングが一般化するにつれ、EC市場は急速な成熟と多様化の段階を迎えました。特に2000年代に入ると、楽天やYahoo!ショッピングといった新たなプラットフォームが台頭し、市場に新しい風を吹き込みました。これらのプラットフォームは、単なる商品販売の場としてだけでなく、ポイント還元システムや、お得な特典、季節ごとの大規模セールなど、独自の買い物体験を提供することで差別化を図りました。また、スマートフォンの普及により、いつでもどこでも買い物ができる環境が整備され、消費者の購買行動は大きく変化しました。プラットフォームごとに特徴的な施策も展開され、例えば楽天は「楽天市場」という仮想商店街の形式を採用し、多数の個人事業者や中小企業に出店の機会を提供。一方、メルカリのようなC2Cプラットフォームは、個人間取引の新しい形を確立し、循環型経済の発展に貢献しました。このように、各プラットフォームが独自の強みを活かしながら市場を形成していったことで、消費者はより多様な選択肢を手に入れることができるようになりました。

1.3 消費者購買行動の変化

デジタル技術の進化に伴い、消費者の購買行動は劇的な変化を遂げました。かつては実店舗で商品を確認してから購入するのが一般的でしたが、現在では多くの消費者がスマートフォンやパソコンを通じて商品情報を収集し、購入を決定しています。特に注目すべきは、消費者が商品を探す起点が変化したことです。以前はYahoo!やGoogleなどの検索エンジンから商品を探すことが一般的でしたが、現在は多くの消費者が直接ECプラットフォームにアクセスして商品を探すようになっています。これは、各プラットフォームが提供する検索機能や商品レコメンデーション機能の精度が向上したことが大きな要因となっています。また、スマートフォンの普及により、電車の中や寝る前など、すきま時間でショッピングを楽しむ消費者が増加。さらに、価格比較サイトの普及により、より賢い購買決定が可能になりました。消費者は単に価格だけでなく、レビューやクチコミ情報、送料無料の条件、ポイント還元率など、様々な要素を総合的に判断して購入を決定するようになっています。

1.4 AIショッピングアシスタントの登場

近年、ECプラットフォームにおいて最も革新的な変化の一つが、AIショッピングアシスタントの導入です。Amazonが導入した「Rufus」をはじめとする生成AI機能は、従来の単純な商品検索や推薦を超えて、より自然な対話形式でショッピング体験をサポートするようになりました。これらのAIアシスタントは、消費者の質問や要望に対して、豊富な商品知識と過去の購買データを基に、的確なアドバイスや商品提案を行うことができます。特筆すべきは、AIが消費者の曖昧な要望や、専門的な質問にも柔軟に対応できるようになったことです。例えば、「夏の海外旅行に適した服装を探している」といった漠然とした要望に対しても、気候や現地の文化を考慮した具体的な商品提案が可能になっています。さらに、AIは消費者の購買履歴やブラウジング履歴を分析し、個々の好みやライフスタイルに合わせたパーソナライズされた提案を行うことで、より効率的で満足度の高いショッピング体験を実現しています。

2.1 プラットフォームのメリット

大手ECプラットフォームへの出店は、事業者にとって多くのメリットをもたらします。最も大きな利点は、既存の巨大な顧客基盤にアクセスできることです。新規出店であっても、プラットフォームの信頼性を活用することで、比較的短期間で集客を実現できます。また、決済システムやセキュリティ対策といった技術的なインフラが整備されているため、個別に開発する必要がなく、初期投資を抑えることが可能です。プラットフォーム側が提供する各種分析ツールやマーケティング支援も、事業の成長に大きく貢献します。売上データやユーザー行動の分析により、効果的な商品展開や価格設定が可能になります。さらに、プラットフォームが実施する大規模セールやキャンペーンに参加することで、単独では難しい規模のプロモーションを展開できます。決済に関しても、クレジットカードやスマートフォン決済など、多様な支払い方法に対応できることは、売上機会の最大化につながります。このように、プラットフォームの提供する包括的なサービスは、特に中小規模の事業者にとって、事業拡大の強力な推進力となっています。

2.2 ショッピングモールの課題

ECショッピングモールが抱える最も深刻な課題は、店舗の同質化とブランドアイデンティティの確立の困難さです。大手プラットフォームでは、数多くの競合店舗が存在し、同じような商品を販売していることが多いため、価格競争に陥りやすい状況があります。また、プラットフォームのデザインテンプレートや規約に縛られることで、独自性を出すことが難しく、消費者の記憶に残りにくいという問題も存在します。特にリピーター獲得において、この課題は顕著に表れます。初回購入は、プラットフォームの集客力によって比較的容易に獲得できますが、二回目以降の購入につなげるためには、独自の価値提供や顧客体験の創出が不可欠です。さらに、プラットフォーム手数料の負担も大きな課題となっており、利益率の確保が難しい状況に陥ることもあります。これらの課題を克服するためには、商品の品質向上や独自のサービス提供、効果的なコミュニケーション戦略の構築など、総合的な対策が必要とされています。

2.3 SNSの活用とマーケティング

現代のECビジネスにおいて、SNSマーケティングは不可欠な要素となっています。InstagramやTikTokなどのビジュアル重視のプラットフォームでは、商品の魅力を視覚的に訴求することが可能で、特に若い世代への効果的なリーチが期待できます。重要なのは、単なる商品告知ではなく、ブランドストーリーや商品の使用シーン、ライフスタイル提案など、付加価値のある情報発信を行うことです。また、インフルエンサーマーケティングも効果的な戦略の一つとなっています。信頼性の高いインフルエンサーとのコラボレーションにより、商品の認知度向上だけでなく、購買意欲の喚起にもつながっています。ユーザーが生成するコンテンツ(UGC)も重要な要素で、商品レビューや使用感の共有は、潜在顧客の購買決定に大きな影響を与えています。これらのSNSマーケティング施策を効果的に組み合わせることで、ブランド価値の向上と売上の増加を実現することが可能です。

3.1 AIと機械学習の活用

AIと機械学習技術の進化は、ECビジネスに革新的な変化をもたらしています。特に注目すべきは、パーソナライズされた商品推薦システムの高度化です。従来の「よく一緒に購入されている商品」という単純な推薦から、個々の顧客の購買履歴、閲覧パターン、デモグラフィック情報などを総合的に分析し、より精度の高い推薦が可能になっています。また、画像認識技術を活用した「ビジュアル検索」機能も普及し始めており、消費者が気に入った商品の類似品を簡単に探せるようになっています。カスタマーサポートの分野でも、AIチャットボットの導入により、24時間365日の問い合わせ対応が実現。特に定型的な質問への回答や、商品情報の提供、注文状況の確認などで高い効果を発揮しています。これらのAI技術は、顧客満足度の向上とオペレーションコストの削減を同時に実現する重要なツールとなっています。

3.2 モバイルショッピングの進化

スマートフォンの普及に伴い、モバイルショッピングは急速な進化を遂げています。特に注目すべきは、スマートフォン専用アプリの機能性の向上です。プッシュ通知による新商品情報やセール情報の配信、位置情報を活用した近隣店舗の在庫確認、ARを使用した商品の試着シミュレーションなど、従来のPC向けECサイトでは実現できなかった機能が次々と実装されています。決済面でも大きな進展が見られ、指紋認証やFace IDを活用した生体認証決済の導入により、セキュリティを確保しながら、スムーズな決済が可能になっています。さらに、QRコード決済やモバイルウォレットの普及により、現金を持ち歩く必要性が減少。特に若い世代を中心に、スマートフォン1台で買い物が完結する形態が一般化しています。このようなモバイルショッピングの進化は、消費者の購買行動をより便利で快適なものへと変革させています。

4.1 海外市場の攻略

グローバルEC市場への進出において、最も重要なのは各地域の市場特性を深く理解することです。例えば、中国市場ではアリババグループのTmallやJD.comが強い影響力を持ち、独自のeコマースエコシステムを形成しています。一方、東南アジア市場ではShopeeやLazadaが主要プラットフォームとして機能し、モバイルファーストの購買行動が一般的です。欧米市場においては、Amazonの影響力が強く、品質と信頼性が重視されます。これらの地域特性を踏まえた上で、適切な市場参入戦略を立案することが不可欠です。また、決済方法や配送システムも地域によって大きく異なるため、現地のインフラに適応したオペレーション体制の構築が求められます。さらに、各地域の法規制や商習慣にも十分な注意を払い、コンプライアンスを確保しながらビジネスを展開することが重要です。

4.2 ローカライズと文化適応

グローバルEC展開における成功の鍵は、徹底したローカライズ戦略にあります。これは単なる言語の翻訳だけでなく、商品構成、価格設定、マーケティングメッセージ、カスタマーサポートなど、ビジネスのあらゆる側面に及びます。例えば、アジア市場では季節商品やギフト商品の需要が高く、商品パッケージにも細かい配慮が必要です。また、価格設定においても、各地域の所得水準や競合状況を考慮した戦略が求められます。カスタマーサポートについては、現地語でのコミュニケーションはもちろん、その地域特有の商習慣や文化的な価値観を理解したスタッフの育成が重要です。特に返品・交換のポリシーや、クレーム対応の方法は、地域によって大きく異なることを認識し、適切な対応を準備する必要があります。このような細やかな文化適応を通じて、現地消費者からの信頼を獲得し、持続的な成長を実現することが可能となります。

よくある質問(FAQ)

Q1: ショッピングモールに出店する際、最も重要な点は何ですか?
A1: 新規顧客獲得とリピーター戦略を別々に考える必要があります。モール内での視認性を高めながら、独自の顧客育成施策も検討しましょう。

Q2: SNSマーケティングはいつ始めるべきですか?
A2: 商品の認知向上段階と購入後のリピート促進の2つのタイミングが効果的です。早期からの取り組みをお勧めします。

Q3: AIショッピングアシスタントへの対応は必要ですか?
A3: 現在はAmazonのみの導入ですが、今後普及が予想されるため、商品説明やキーワードの整備など、準備を始めることをお勧めします。

Q4: 海外展開を考える場合、どの市場を狙うべきですか?
A4: Amazonが強いアメリカ、ドイツ、イギリス、日本以外の市場、特にヨーロッパには新規参入の機会があります。

Q5: リピーター獲得のために最も効果的な方法は何ですか?
A5: 自社のSNSやメールマガジンの活用が効果的です。ただし、モールの規約に違反しない範囲での実施が必要です。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=reg-Hyfms18

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②の続きはYouTubeメンバーシップで!イーンスパイア株式会社

0:00 📱 導入: ネットショッピングのスタート地点
1:09 🔍 Amazon vs 楽天: 検索の違いと消費者行動
2:18 🤖 生成AIの登場とその影響
3:25 🔑 検索方法の進化: カテゴリ vs キーワード vs AI
6:51 📚 アナログとデジタルの融合: 店員の役割をAIで再現
8:01 🌐 新しい検索体験: AI時代の消費者行動
10:15 🛒 ショッピングモールの課題と可能性
11:24 📊 国内外のショッピングモール市場
13:40 🎥 ショート動画とEC: Inspireの可能性
14:50 📰 次世代ショッピングの未来

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。

https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

ECの変遷と成功の道筋20年の経験から語るネット通販の真実②

🛍️ EC(ネット通販)
オンラインでの商品売買を可能にするプラットフォーム。時代とともに多様化し、従来の単純なウェブサイトから進化して、より複雑な購買体験を提供するようになっています。

🔍 検索方法
商品を見つけるための3つの主要な方法:カテゴリー検索、キーワード検索、AI検索。ユーザーの購買行動によって使い分けられています。

🤖 生成AI(Rufus)
Amazonが導入した対話型AIアシスタント。ユーザーの曖昧な要望に対して最適な商品を提案する新しい検索手法です。

🏪 ショッピングモール
楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの大規模なオンラインモール。多数の店舗が出店し、消費者に幅広い選択肢を提供します。

📱 SNS検索
InstagramなどのSNSプラットフォームを通じた商品検索。若い世代を中心に普及している新しい購買行動です。

🔄 リピート施策
顧客の再購入を促すためのマーケティング戦略。モール型ECではリピーター獲得が課題となっています。

🌏 グローバル展開
Amazonの主要市場(アメリカ、ドイツ、イギリス、日本)など、ECプラットフォームの国際展開状況を示します。

📺 ショート動画
Amazonの「Inspire」のような、短い動画を通じた商品紹介・販売方法。新しい販売チャネルとして注目されています。

💼 マーケティング戦略
多様化する検索方法に対応した包括的な販売戦略。顧客の購買行動の変化に合わせた対応が必要です。

🏢 ブランディング
ECモールでの出店における店舗の認知度向上の課題。モール型では個店のブランド確立が難しい状況を示します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。