CapCut｢長編動画から短編動画｣でAIがショート動画を自動生成

2025年3月6日

URLをコピーしました！

長男の高専生は寮暮らしですが
春休みのために引っ越しですw
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

本日は実兄の誕生日でもあります。
お誕生日おめでとうございます。

お祝いに音楽生成AIのSunoで２曲を作りました。

兄を追いかけて
https://suno.com/song/3d323148-a84a-4ba5-80f8-d2f9386a544c

Following my brother
https://suno.com/song/72af20fa-b277-4a3b-a366-8f82aa4c46bb

さて、本題です。

2023年12月中旬くらいから、CapCutの新機能でAIによる
｢長編動画から短編動画｣で複数の字幕入りショート動画を
生成する機能「Long Video to Shorts」をPC版に搭載です。
https://www.capcut.com/ja-jp/tools/ai-long-video-to-short-video

当初はAIの精度が低くて使い物にならなかったですが
この1年でのAIの進化により賢くなって使い物なります。
https://www.youtube.com/watch?v=zES2Op5dAgQ

CapCutのAI機能｢長編動画から短編動画｣の詳細解説

CapCutの「Long Video to Shorts」は、長編動画を複数の短編動画に自動編集し、文字起こしの字幕まで生成する機能です。この機能は2023年12月19日頃にリリースされたとされており、すでに1年以上が経過しています。当初はAIの精度に課題があったものの、現在では改善され、より実用的になっています。

この機能を使用すると、1分超えから3時間未満の動画をアップロードし、短編クリップの長さを「Auto（自動）」「60秒未満」「60～90秒」「90秒～3分」などから指定するだけで、ワンクリックで変換が可能です。

CupCut｢長編動画から短編動画｣使用方法の手順

1. CapCutの起動と機能へのアクセス

CapCutを起動すると、画面に「長編動画から短編動画」というボタンが表示されます
このボタンをクリックすると、インターフェースがロードされ、次の画面に進みます

2. 動画のアップロード

表示された画面にファイルをドラッグ＆ドロップするか、アップロードボタンから動画を選択します
動画のアップロード時間は回線速度によって異なりますが、アップロード後の編集作業にも時間がかかります

3. 設定の選択

キャプションテンプレートを選択します（無料プランと有料プランで選択肢が異なります）
短編動画の長さを指定します（60秒未満、60～90秒、90秒～3分など）
ショート動画として使用する場合は、60秒未満を選択するのが適切です

4. 変換プロセス

「変換」ボタンをクリックすると、AIが動画を分析し始めます
3分の動画でも編集に約5分かかるため、長い動画ほど処理時間が長くなります
変換が完了すると、AIが作成した複数の短編動画が表示されます

CapCut｢長編動画から短編動画｣利用制限と料金プラン

無料プラン

1か月に合計60分の動画を処理できます（元の動画の長さベース）
1か月が経過するとリセットされます

有料プラン（Pro）

月に240分の動画を処理できます
月ごとにリセットされます

CapCut｢長編動画から短編動画｣編集と出力オプション

自動生成された短編動画の特徴

AIが複数の短編動画を作成し、それぞれに自動でテロップ（字幕）が挿入されます
テロップは画面の中央よりやや下部に配置されます
AIが各動画に適したタイトルタグも提案してくれます

追加編集オプション

生成された動画は「編集」ボタンから詳細な調整が可能です
キャプションのスタイル、レイアウト、フォントなどを変更できます
不要な字幕を削除することも可能です
通常のCapCutプロジェクト画面で詳細な編集ができます

CapCut｢長編動画から短編動画｣機能の限界と注意点

AIによる切り抜きの特性

AIは動画を要約するのではなく、単に元の動画から部分を切り抜いているだけです
元の動画の内容が良くないと、切り抜いた短編動画も質が低くなります
必ずしも動画の最も重要な部分や魅力的な部分を選択するとは限りません

実用性の考察

チラ見せ動画としては効果的に機能する可能性があります
唐突な切り抜きでも、視聴者の興味を引き、元の長編動画への誘導になることがあります
YouTubeのショート動画として活用する場合、チャンネルの種類によって長さ制限が異なる場合があります（通常は3分まで、音楽アーティストチャンネルは1分まで）

CapCutのAI機能で長編動画から複数のショート動画を自動生成する方法

ネットビジネス・アナリストの横田秀珠氏がCapCutアプリの「Long Video to Shorts」機能を紹介。この機能は長尺動画を複数の短編動画に自動編集し、字幕も生成する。2023年12月に登場し、最近AIの精度が向上。1分未満から3分までの短編に変換でき、無料プランでは月60分、有料プランでは月240分の動画変換が可能。字幕スタイルの編集も可能だが、AIは動画の単純な切り抜きのみで要約はしない。YouTubeショート用に活用できる機能。

はじめに
CapCutの「Long Video to Shorts」機能とは
CapCutでショート動画を自動生成する手順
自動生成されたショート動画の確認と編集方法
ショート動画の活用法と注意点
おわりに
よくある質問

はじめに

皆さん、こんにちは。動画コンテンツの需要が急増する昨今、長い動画を作るだけでなく、ショート動画としても展開したいと考えている方も多いのではないでしょうか。特にYouTubeやTikTok、Instagramなどのプラットフォームでは、短い動画が大きな注目を集めています。しかし、長編動画を手作業で複数の短編動画に編集するのは、時間も労力もかかる作業です。そこで今回は、AI技術を活用して長編動画から複数のショート動画を自動生成できるCapCutの「Long Video to Shorts」機能について詳しくご紹介します。この機能を使えば、わずか数分で長編動画から複数の短編動画を生成でき、さらに文字起こしによる字幕まで自動で付けることができます。AI技術の進化によって、以前より精度が向上し、実用的になったこの機能を、ぜひ皆さんのコンテンツ制作にも活かしてみてください。

CapCutの｢長編動画から短編動画｣機能とは

CapCutの「Long Video to Shorts」機能は、長尺の横向き動画を複数の短編動画にワンクリックで自動生成できるサービスです。この機能は2023年12月19日頃に追加され、すでに1年以上が経過しています。当初はAIの精度が低く使い勝手があまりよくありませんでしたが、最近のアップデートでAIが賢くなり、かなり使いやすくなりました。

この機能を使うと、ユーザーは1分超えから3時間未満の動画をアップロードし、短編クリップの長さを「Auto（自動）」「60秒未満」「60～90秒」「90秒～3分」などから指定するだけで、AIが自動的に複数のショート動画に変換してくれます。さらに、AIが音声を認識して文字起こしを行い、字幕としても自動生成してくれる便利な機能です。

これにより、一つの長い動画コンテンツから複数のショート動画を簡単に作成でき、コンテンツの二次利用が効率的に行えるようになります。特に日々動画コンテンツを発信している方にとっては、制作時間の短縮につながる大きなメリットがあります。

CapCutでショート動画を自動生成する手順

それでは、実際にCapCutを使って長編動画から複数のショート動画を自動生成する手順を見ていきましょう。

Step 1: CapCutを起動して「長編動画から短編動画」機能を選択

まず、CapCutアプリを起動します。ホーム画面に「長編動画から短編動画」というボタンがありますので、そちらをクリックします。クリックすると「インターフェースをロード中」と表示され、次の画面に進みます。

Step 2: 動画をアップロード

表示された画面にファイルをドラッグ＆ドロップするか、ファイル選択ボタンからアップロードしたい動画を選びます。今回は15分程度の動画を使用してみます。短い動画でも問題ありませんが、AIがどのように処理するかを確認するために、あえて長めの動画を選んでみました。

Step 3: キャプションテンプレートを選択

動画のアップロードが開始されると、キャプションテンプレートの選択画面が表示されます。有料プラン（Pro）を利用している場合は追加のテンプレートが使えますが、無料プランでも基本的なテンプレートは利用可能です。AIが音声を認識して文字起こしを行い、選択したテンプレートで字幕を生成します。

Step 4: 出力動画の長さを設定

次に、作成するショート動画の長さを指定します。選択肢としては「Auto（自動）」「60秒未満」「60～90秒」「90秒～3分」などがあります。今回はショート動画向けに「60秒未満」を選択しました。様々なプラットフォームで利用したい場合は、60秒未満が最も汎用性が高いでしょう。

Step 5: 変換ボタンを押して処理開始

設定が完了したら、画面下部にある「変換」ボタンをクリックします。ここで注意点として、無料プランの場合は1か月に60分まで（元の動画の長さベース）しか利用できません。つまり、合計60分の長さの動画をショート動画に変換できるということです。Proプランの場合は月に240分まで利用可能で、毎月リセットされます。

今回の例では、15分の動画をアップロードして変換するのに約5分程度の処理時間がかかりました。動画の長さや内容によって処理時間は変わりますが、比較的短時間で完了します。

自動生成されたショート動画の確認と編集方法

変換処理が完了すると、AIが自動的に作成した複数のショート動画が表示されます。各動画には、AIが考えたタイトルとともに、元の動画のどの部分を切り出したのかが表示されます。例えば「30秒から56秒の間」というように時間が示されています。

自動生成された動画の特徴

生成された動画を確認すると、AIは元の動画から単純に一部を切り取っているだけであることがわかります。つまり、要約や再構成などは行われていません。元の動画の中から、AIが重要だと判断した部分が切り出されて独立したショート動画になっています。

各動画には自動的に字幕が付けられていますが、字幕の位置は画面の中央付近に表示されるようになっています。これがあまり好ましくない場合は、後から編集することができます。

動画の編集方法

生成された動画の内容に満足できない場合や、字幕のスタイルを変更したい場合は、編集機能を使って調整することができます。

編集したい動画の「編集」ボタンをクリックします。
「キャプションのスタイル」を変更するオプションが表示されるので、好みのスタイルを選択します。
レイアウトも「塗りつぶし」や「フィット」などから選択できます。ショート動画の場合は「塗りつぶし」が一般的に適しています。
さらに詳細な編集を行いたい場合は、「編集」ボタンをもう一度クリックすると、通常のCapCutプロジェクト編集画面が表示されます。
ここでは字幕の位置や大きさ、色などを調整したり、不要な字幕を削除したりすることができます。

例えば、自動生成された字幕が顔の上に表示されて邪魔な場合は、その部分を選択して削除することも可能です。こうした細かい調整をすることで、より質の高いショート動画に仕上げることができます。

ショート動画の活用法と注意点

AIによって自動生成されたショート動画は、どのように活用すればよいのでしょうか？また、どんな点に注意すべきでしょうか？

ショート動画の活用法

自動生成されたショート動画は「チラ見せ」として活用するのが効果的です。完全な内容を伝えるというよりも、視聴者の興味を引き、元の長編動画に誘導するための「入り口」として使うことができます。

例えば、YouTubeのショート動画として投稿することで、通常の動画とは異なる層にもリーチすることが可能になります。また、InstagramやTikTokなど他のプラットフォームにも展開することで、多角的な露出を増やし、チャンネルや本編動画への誘導を図ることができます。

注意点とコツ

ただし、いくつか注意すべき点もあります：

AIの切り出し精度: AIは必ずしも最適な部分を選んでくれるとは限りません。元の動画内容によっては、重要な部分が切り出されないこともあります。
元の動画の質: 元の動画自体の内容や話し方が散漫だと、切り出されたショート動画も同様に散漫になります。AIは内容を再構成してくれるわけではないため、元の動画の質が重要です。
プラットフォームごとの制限: YouTubeの場合、通常は3分までがショート動画として扱われますが、特定のチャンネル（例：公式アーティストチャンネル）では1分までに制限されることがあります。各プラットフォームのルールに合わせた長さ設定が必要です。
利用制限: 無料プランでは月60分までしか利用できないため、毎日動画を投稿している方には少し物足りないかもしれません。必要に応じてProプラン（月240分）への切り替えを検討するとよいでしょう。

AIが切り出した部分が必ずしも理想的でない場合でも、視聴者が「もっと見たい」と思えるような断片的な内容であれば、チラ見せとしての役割は果たしているとも言えます。

おわりに

CapCutの「Long Video to Shorts」機能を使えば、長編動画から複数のショート動画を簡単に自動生成することができます。AIの進化により、以前よりも使いやすくなったこの機能は、コンテンツクリエイターの作業効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。単に動画を切り抜くだけでなく、AIが音声を認識して字幕も自動生成してくれる点は特に便利です。無料プランでも月に60分まで利用できるため、気軽に試してみることができます。もちろん、AIが自動生成した内容が常に最適とは限らないため、必要に応じて手動で編集を加えることも重要です。しかし、最初から手作業で行うよりも大幅に時間を節約できることは間違いありません。デジタルコンテンツの多様化が進む現代において、一つのコンテンツを様々な形で展開することは、視聴者へのリーチを拡大する上で非常に効果的な戦略です。ぜひCapCutのこの機能を活用して、効率的なコンテンツ制作にチャレンジしてみてください。

よくある質問

Q1: 無料プランでも十分使えますか？

A1: 無料プランでは月に60分（元の動画の長さベース）まで利用できます。頻繁に動画を投稿する方には少ないかもしれませんが、週1回程度の投稿であれば十分対応できるでしょう。必要に応じてProプラン（月240分）への切り替えも検討してみてください。

Q2: 生成されたショート動画の内容は元の動画と比べてどのように選ばれますか？

A2: AIは元の動画から特定の部分を切り取るだけで、内容の要約や再構成は行いません。重要だと判断した部分を切り出しますが、必ずしも最適な部分を選ぶとは限りません。チラ見せや興味喚起の目的には十分機能しますが、完璧な要約を期待するものではありません。

Q3: 字幕のスタイルや位置を変更することはできますか？

A3: はい、可能です。生成された動画の「編集」ボタンをクリックして、キャプションのスタイルやレイアウトを変更できます。さらに詳細な編集が必要な場合は、通常のCapCutプロジェクト編集画面で字幕の位置、サイズ、色などを自由に調整できます。

Q4: 処理にかかる時間はどのくらいですか？

A4: 動画の長さや内容によって異なりますが、15分程度の動画で約5分の処理時間が目安です。アップロード時間は回線速度によって変わるため、実際の所要時間はこれより長くなる場合もあります。

Q5: 特定のプラットフォーム向けに最適化することはできますか？

A5: 出力する動画の長さを選択することで、各プラットフォームの要件に合わせた最適化が可能です。例えば、TikTokやInstagramリールには180秒未満、YouTubeショートには60秒（チャンネルによっては3分）を選択するなど、用途に応じて設定を変えることができます。また、字幕のスタイルもプラットフォームの特性に合わせてカスタマイズすることをおすすめします。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=v4Hmra8n6tY

CapCut｢長編動画から短編動画｣でAIがショート動画を自動生成の続きはYouTubeメンバーシップで！イーンスパイア株式会社

0:00 📱 CapCutでAIが短編動画を自動生成する機能の紹介
1:07 📆 「Long Video to Shorts」機能の導入時期と概要
2:17 🖥️ CapCutでの使用方法とインターフェース
3:26 ⏱️ 動画変換の設定と無料・有料プランの説明
4:35 🔄 動画アップロード中の過程とシステムの動作
5:41 ⚠️ アップロード完了と字幕機能の特徴
6:48 🎬 動画変換中の状況と編集オプションの説明
7:54 📝 AIが生成したタイトルと内容の確認
9:03 🔍 生成された短編動画の再生と編集方法
10:12 ✏️ 字幕スタイルの変更と編集画面の操作方法
11:18 🔄 元の動画の品質が重要である点の説明
12:27 👀 生成された複数の短編動画の内容確認
13:21 💭 生成された動画の品質と用途についての考察
14:30 🏁 まとめと無料プランの利用についてのアドバイス

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

CapCut｢長編動画から短編動画｣でAIがショート動画を自動生成

🎬 CapCut 動画編集アプリで、AIを活用した編集機能を提供。長編動画から短編動画への自動変換や文字起こし機能が特徴で、初心者でも簡単に高品質な動画編集が可能。

⏱️ Long Video to Shorts CapCutの機能で、長尺動画を複数の短編動画に自動変換。2023年12月頃に追加され、1分～3時間の動画から60秒未満、60～90秒、90秒～3分などの短編動画を生成できる。

🤖 AI自動編集 人工知能が動画内容を分析し、自動で複数の短編動画に切り分ける技術。内容に基づいて適切な切り出しポイントを判断するが、単純切り抜きで要約機能はない。

📱 ショート動画 TikTokやYouTubeショートなどで人気の短尺垂直動画フォーマット。注目を集めやすく、視聴完了率が高いため、マーケティングやコンテンツ配信で重要性が増している。

💬 字幕生成 AIが音声を認識して自動的にテキストに変換し、動画に字幕として表示する機能。視聴者の理解を助け、音声がオフでも内容を伝えられる利点がある。

🔄 変換時間 長編動画から短編動画への変換にかかる時間。15分の動画でも約5分程度で変換作業が完了するため、効率的に複数のショート動画を作成できる。

💰 無料/有料プラン CapCutの利用プラン区分。無料プランでは月60分、有料プランでは月240分の動画を変換可能で、毎月リセットされる。

✂️ 切り抜き機能 動画の特定部分を抽出して新しい動画を作成する機能。AIが自動で行うが、内容の要約ではなく単純な切り出しにとどまる。

🎨 テロップ編集 動画に表示されるテキスト（字幕）のデザインやレイアウトを編集する機能。位置、色、スタイルなどを調整でき、視覚的な印象を高められる。

🔍 チラ見せ戦略 長編動画の一部を短編動画として公開し、視聴者の興味を引いて本編へ誘導する戦略。露出を増やし再生回数を稼ぐためのマーケティング手法。

超要約１分ショート動画コチラ↓
https://www.youtube.com/shorts/3Xm7erP1zI8

CapCutのAI機能｢長編動画から短編動画｣の詳細解説

CapCutの「Long Video to Shorts」は、長尺動画を短尺動画へ自動変換するAI機能です。ワンクリックで動画アップロードから編集、字幕生成まで完結し、無料プランでも月60分利用可能。AIが動画からハイライトを抽出し、SNS向けショート動画を自動生成します。有料プランでは利用時間が拡大。手軽に短尺動画を量産できる一方、AI切り抜きには限界も。チラ見せ動画として活用し、YouTubeショート等への誘導に有効。高品質なショート動画作成を効率化するツールです。

1. CapCut｢長編動画から短編動画｣機能概要

1.1 長編動画から短編動画への自動編集

CapCutの「Long Video to Shorts」は、長尺の動画コンテンツを短時間で魅力的なショート動画へと自動変換する革新的なAI機能です。近年、TikTokやYouTubeショートなどの短尺動画プラットフォームの人気が急上昇しており、多くのコンテンツクリエイターが効率的にショート動画を制作するニーズが高まっています。この機能は、まさにそうしたニーズに応えるために開発されました。

1.1.1 機能初期リリースと改良点

「Long Video to Shorts」機能は、2023年12月19日頃にCapCutに実装されました。初期リリース直後は、AIによる動画の切り抜きやハイライトシーンの抽出精度に課題が残る部分もありましたが、その後のアップデートによりAIのアルゴリズムが大幅に改善され、実用性が大きく向上しました。現在では、以前に比べてより自然で魅力的なショート動画を自動生成することが可能になっています。ユーザーからのフィードバックを反映させ、継続的に機能改善が行われている点は、CapCutの強みと言えるでしょう。

1.1.2 自動編集と字幕生成

この機能の最大の特徴は、長編動画の自動編集と字幕生成をワンストップで実現できる点です。ユーザーは、1分超えから3時間未満の動画をCapCutにアップロードするだけで、AIが動画の内容を解析し、複数の短編動画を自動的に生成します。さらに、生成された各短編動画には、動画の内容に合わせた字幕が自動的に付与されます。字幕のスタイルも複数のテンプレートから選択可能で、動画の雰囲気に合わせてカスタマイズできます。

短編クリップの長さは、「Auto（自動）」の他に、「60秒未満」「60～90秒」「90秒～3分」から選択できます。TikTokやYouTubeショートなど、プラットフォームの推奨する動画尺に合わせた設定が可能なため、用途に応じて最適なショート動画を効率的に作成できます。複雑な操作は一切不要で、ワンクリックで長編動画からショート動画を量産できる手軽さが魅力です。

2. CapCut｢長編動画から短編動画｣使用方法の手順

2.1 CapCutの起動と機能へのアクセス

CapCutの「Long Video to Shorts」機能は、非常に直感的に操作できるインターフェースが特徴です。数ステップで簡単にショート動画を作成できます。

2.1.1 CapCutの起動

まず、スマートフォンやPCでCapCutアプリを起動します。アプリを起動すると、トップ画面に「長編動画から短編動画」と書かれた分かりやすいボタンが表示されています。このボタンをクリックすることで、すぐに「Long Video to Shorts」機能の画面にアクセスできます。もしボタンが見当たらない場合は、画面下部の「編集」タブをタップし、新しいプロジェクトを開始する画面で「長編動画から短編動画」のオプションを探してみてください。CapCutのアップデート状況によっては、ボタンの位置やデザインが若干異なる場合がありますが、基本的にはトップ画面または編集画面から容易にアクセス可能です。

2.2 動画のアップロード

2.2.1 アップロード方法

「長編動画から短編動画」機能の画面に遷移したら、次に元となる長編動画をアップロードします。動画のアップロード方法は非常にシンプルで、画面中央に表示された「ファイルをドラッグ&ドロップするか、アップロードボタンから動画を選択」という案内に従うだけです。PC版の場合は、文字通り動画ファイルをドラッグ&ドロップエリアに移動させるか、「アップロード」ボタンをクリックしてファイル選択画面から動画を選択します。スマートフォン版の場合は、「アップロード」ボタンをタップすると、デバイス内の動画ライブラリにアクセスできるので、そこから使用したい動画を選択します。

動画のアップロード時間は、動画のファイルサイズとインターネット回線速度に依存します。高画質の動画やファイルサイズが大きい動画の場合は、アップロードに時間がかかることがあります。また、回線速度が遅い環境では、さらに時間がかかることが予想されます。アップロードが完了すると、CapCutのサーバー側で動画の解析と編集作業が自動的に開始されるため、しばらく待ち時間が発生します。

2.3 設定の選択

2.3.1 キャプションテンプレート選択

動画のアップロードが完了すると、次にショート動画の生成に関する設定を行います。まず、キャプションテンプレートの選択画面が表示されます。ここでは、生成されるショート動画に付与される字幕のデザインを選択できます。CapCutの無料プランと有料プラン（Pro）では、選択できるキャプションテンプレートの種類が異なります。有料プランの方が、より豊富なデザインのテンプレートを利用可能です。動画のテーマや雰囲気に合わせて、最適なテンプレートを選択しましょう。

次に、短編動画の長さを指定します。「60秒未満」「60～90秒」「90秒～3分」など、複数の選択肢が用意されています。TikTokやYouTubeショートで使用する場合は、プラットフォームの推奨する動画尺に合わせて「60秒未満」を選択するのが一般的です。ただし、動画の内容によっては、少し長めの尺を選択することで、より多くの情報を伝えられる場合もあります。目的に応じて最適な長さを選択しましょう。

2.4 変換プロセス

2.4.1 変換開始

キャプションテンプレートと短編動画の長さを選択したら、最後に「変換」ボタンをクリックします。これをクリックすると、AIによる動画の分析と編集プロセスが開始されます。CapCutのAIは、アップロードされた長編動画の内容を詳細に解析し、ハイライトシーンの抽出、トランジションの追加、字幕の生成など、様々な処理を自動で行います。

動画の変換時間は、元の動画の長さや複雑さによって変動します。例えば、3分の動画であっても、編集処理に約5分程度の時間がかかる場合があります。変換中は、CapCutの画面上で進捗状況を確認できます。変換が完了すると、AIが自動生成した複数の短編動画が画面に一覧表示されます。これらの短編動画は、すぐにプレビューで確認したり、ダウンロードしたり、CapCutの編集画面でさらに詳細な編集を加えることが可能です。

3. CapCut｢長編動画から短編動画｣利用制限と料金プラン

3.1 無料プラン

CapCutは、多くの機能を無料で利用できる非常に魅力的な動画編集アプリですが、「Long Video to Shorts」機能にも無料プランにおける利用制限が存在します。

3.1.1 無料プランの制約

CapCutの無料プランでは、「Long Video to Shorts」機能を利用できる時間に月間の上限が設けられています。具体的には、1ヶ月あたり合計60分までの動画を処理することが可能です。この60分というのは、変換元の動画の長さの合計に基づいています。例えば、10分の動画を6本変換した場合、合計60分となり、その月の無料利用枠を使い切ることになります。

月間の利用可能時間は、毎月1日にリセットされます。月初めにリセットされるため、月初めに集中的に利用するか、月全体を通して計画的に利用するかなど、自身の利用頻度に合わせて使い分けることが重要です。無料プランの範囲内でも、月に60分間は「Long Video to Shorts」機能を試せるため、まずは無料プランで機能の使い勝手や生成されるショート動画の品質を試してみるのがおすすめです。無料プランで十分に活用できると感じれば、そのまま無料プランを継続利用するのも良いでしょう。

3.2 有料プラン（Pro）

CapCutには、無料プランに加えて、より多くの機能と利用枠を提供する有料プラン「CapCut Pro」が用意されています。「Long Video to Shorts」機能を頻繁に利用したい場合は、有料プランへの加入を検討する価値があります。

3.2.1 有料プランの利点

CapCut Proに加入すると、「Long Video to Shorts」機能の月間利用可能時間が大幅に расширяется されます。無料プランの60分に対し、有料プランでは月に240分もの動画を処理することが可能です。これは、無料プランの4倍に相当する利用枠であり、より多くの動画コンテンツをショート動画に変換したい場合に非常に有利です。

有料プランの利用可能時間も、無料プランと同様に月ごとにリセットされます。毎月240分の利用枠が新たに付与されるため、動画制作の頻度が高いユーザーや、大量の動画素材を抱えているユーザーにとっては、Proプランの恩恵を大きく受けることができるでしょう。また、有料プランでは、キャプションテンプレートの種類が増える、クラウドストレージ容量が増加する、書き出し時のウォーターマークが非表示になるなど、動画編集全般における機能も強化されます。

4. CapCut｢長編動画から短編動画｣編集と出力オプション

4.1 自動生成された短編動画の特徴

「Long Video to Shorts」機能によって自動生成された短編動画は、AIによる高度な解析と編集技術によって、そのままSNSに投稿できるクオリティに仕上がっています。

4.1.1 短編動画の自動生成

AIは、アップロードされた長編動画の中から、視聴者の興味を引きやすいシーンや盛り上がり部分を自動的に抽出し、繋ぎ合わせて複数の短編動画を生成します。単に動画を切り取るだけでなく、シーンの切り替え時に適切なトランジションを挿入したり、BGMを自動的に追加したりすることも可能です。

さらに、生成された全ての短編動画には、自動で字幕が挿入されます。字幕は、動画の内容に合わせて正確にテキスト化され、視認性の高いスタイルで表示されます。デフォルトでは、テロップは画面の中央よりやや下部に配置されることが多く、動画の内容を邪魔しないように配慮されています。また、AIは各短編動画の内容を理解し、SNS投稿時に役立つタイトルタグを提案してくれる機能も搭載されています。これにより、ユーザーは動画の内容に合ったタグ付けの手間を省き、より多くの視聴者に動画を届けやすくなります。

4.2 追加編集オプション

自動生成された短編動画は、そのまま利用できるクオリティですが、CapCutの強力な編集機能を使えば、さらに細かく調整を加えることが可能です。

4.2.1 編集機能

各短編動画の下に表示される「編集」ボタンをクリックすると、CapCutの通常の動画編集画面に遷移します。ここでは、自動生成された動画に対して、様々な編集作業を行うことができます。例えば、キャプションのスタイル、レイアウト、フォント、色などを細かく変更したり、不要な字幕を削除したり、字幕の表示タイミングを調整したりすることが可能です。

また、CapCutの豊富な編集ツールをフル活用して、テキスト、ステッカー、エフェクト、フィルターなどを追加したり、動画の速度調整、色調補正、音量調整なども自由自在に行えます。自動生成された動画をベースとして、さらにオリジナリティ溢れるショート動画に仕上げたい場合に、これらの編集機能は非常に役立ちます。CapCutのプロジェクト画面に移行するため、通常編集と同様の高度な編集機能が利用できる点は大きなメリットです。

5. CapCut｢長編動画から短編動画｣機能の限界と注意点

5.1 AIによる切り抜きの特性

「Long Video to Shorts」機能は非常に便利ですが、AIによる自動編集には、どうしても限界や注意点が存在します。

5.1.1 切り抜きの限界

AIは、動画の内容を理解し、ある程度重要なシーンを抽出してくれますが、完璧ではありません。AIは、あくまでアルゴリズムに基づいて動画を解析し、部分的に切り抜いているに過ぎないため、必ずしも人間の意図を完全に理解できるわけではありません。例えば、動画の中で本当に伝えたいメッセージや、最も魅力的な瞬間が、AIによって切り抜かれたショート動画に含まれていない可能性もゼロではありません。

また、元の動画の品質が低い場合、例えば、画質が粗い、手ブレがひどい、音声が不明瞭などの場合は、AIが切り抜いて生成したショート動画も、当然ながら品質が低くなってしまいます。AIは、元の動画の品質を向上させる機能は持っていないため、高品質なショート動画を生成するためには、元となる長編動画のクオリティも重要になります。動画の内容によっては、AIの自動編集に頼るだけでなく、自分で細かく編集する必要がある場合も考慮しておきましょう。

5.2 実用性の考察

5.2.1 チラ見せ動画としての機能

「Long Video to Shorts」機能は、長編動画の内容を全て網羅的に伝えることには向いていませんが、短時間で動画の魅力を伝える「チラ見せ動画」としては非常に効果的です。AIが自動生成したショート動画は、必ずしも動画のストーリー全体を理解させることを目的としているわけではなく、視聴者の興味を引くフックとして機能します。

多少唐突なシーンの切り抜きであっても、それが逆に視聴者の「もっと続きが気になる」という心理を刺激し、元の長編動画への誘導に繋がる可能性があります。特にYouTubeにおいては、ショート動画からチャンネル登録や長編動画の視聴を促す導線が強化されているため、この機能を活用することで、チャンネル全体の成長に貢献できる可能性があります。ただし、YouTubeショート動画の推奨される長さはチャンネルによって異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。

6. CapCut｢長編動画から短編動画｣機能まとめ

6.1 機能の総評

CapCutの「Long Video to Shorts」機能は、長編動画を効率的にショート動画に変換できる非常に便利なツールです。特に、短尺動画プラットフォームへの投稿を頻繁に行うコンテンツクリエイターにとっては、時間と手間を大幅に削減できる強力な味方となるでしょう。

6.1.1 利便性と制約

この機能の最大のメリットは、AIによる自動編集と字幕生成をワンクリックで実現できる手軽さです。動画編集の専門知識がない初心者でも、プロ並みのクオリティのショート動画を量産できます。無料プランでも月に60分まで利用可能であり、まずは無料で試してみることをおすすめします。

AIの精度は以前に比べて大幅に向上しており、実用性は高いと言えますが、AIによる自動編集には限界があることも理解しておく必要があります。より高品質なショート動画を作成するためには、元の動画のクオリティを高めることや、必要に応じて手動で編集を加えることも検討しましょう。総じて、「Long Video to Shorts」機能は、短尺動画制作の効率化とクオリティ向上に大きく貢献する、CapCutの注目のAI機能の一つです。

#CapCut #長編動画から短編動画 #横田秀珠 #CapCut使い方 #CapCutセミナー #ショート動画 #LongVideotoShorts