｢ググるからタグるへ｣オワコン?Google復調Yahoo!終焉Bing続伸

2024年8月20日

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最近お気に入りのTシャツで
釜飯を食べている様子（笑）
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。

検索エンジンとSNS検索の相関性を裏付けるアンケート結果
https://yokotashurin.com/seo/correlation.html
という記事を2022/9/27に書きました。

検索エンジンとSNS検索とChatGPTの相関を裏付ける調査結果
https://yokotashurin.com/seo/correlation2.html
という記事を2023/8/22に書きました。

ユーザーの検索行動に関するアンケート調査を
2022年8月実施をナイル株式会社が行いました。
https://www.seohacks.net/blog/15870/

更に2023年9月にも同様の調査を実施しました。
https://www.seohacks.net/blog/19673/

それを元にブログを書いてきましたが
今回は2024年にも同様の調査あって
https://www.seohacks.net/blog/25170/
新たな動きあり解説したいと思います。

｢ググるからタグるへ｣オワコン?Google復調Yahoo!終焉Bing続伸

ネットビジネスアナリスト横田秀珠が、2024年8月の最新トレンドを分析。SNS検索とAI検索エンジンの動向を探る。Google、Yahooのシェアと比較して、SNS検索の現状と未来を考察。ChatGPTの利用率が男性と女性で異なることが明らか。検索エンジンのシェアが分散化する中、Googleの強さとBingの伸張を指摘。また、ショート動画の注目度が高まる中で、検索結果の改善とSEO対策の重要性が強調された。

検索エンジン・SNS・AI検索の最新動向分析 2024

はじめに
Google検索の優位性
SNS検索の現状
AI検索の台頭
検索行動の変化
今後の展望
おわりに
よくある質問

はじめに

デジタル時代の情報探索は、私たちの日常生活に欠かせない活動となっています。スマートフォンやパソコンを手にすれば、世界中の情報が指先一つで手に入る時代。しかし、その情報を得るための入り口である検索エンジンやSNS、そして最近では人工知能（AI）を活用した検索ツールの世界で、大きな変化が起きています。

2024年8月20日現在、検索の世界はどのように変化しているのでしょうか？ Google検索は依然として強力なのか、それともSNSやAI検索に席巻されつつあるのか。本記事では、最新の調査結果をもとに、検索エンジン、SNS検索、AI検索の現状と今後の展望について詳しく分析していきます。

技術の進化とユーザーの行動変化が交錯する検索の世界。その最新動向を読み解くことで、私たちの情報アクセスの未来が見えてくるかもしれません。一緒に、データが語る検索の世界の真実を探っていきましょう。

Google検索の優位性

最新の調査結果によると、Google検索は依然として検索市場で圧倒的な強さを示しています。

市場シェアの維持

2023年5月から2024年5月までの期間で、デスクトップとモバイルを合わせたGoogleの検索シェアは基本的に変化なし。
これは、ChatGPTの登場によるGoogle社内の「コードレッド」宣言にもかかわらず、シェアを維持できていることを示しています。

モバイル検索の優位性

Googleの発表によると、モバイル検索はデスクトップの2倍の規模。
この数字は、スマートフォンが主要な検索デバイスとなっていることを裏付けています。

ユーザーの忠誠度

AI検索プラットフォームを使用する従来の検索エンジンユーザーの割合は、過去1年間でわずか2ポイントしか増加していません。
これは、99%のユーザーが従来の検索エンジン（主にGoogle）を継続して使用していることを意味します。

男女別の利用傾向

最新の調査では、男性女性ともにGoogleが検索で最も利用頻度が高いという結果が出ています。
さらに、Googleの利用率は前年比で増加傾向にあります。

これらのデータは、GoogleがAIやSNSの台頭にもかかわらず、検索市場での強固な地位を維持していることを示しています。Googleの継続的な技術革新と、ユーザーの習慣化された検索行動が、この優位性を支えていると考えられます。

SNS検索の現状

SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）を通じた検索は、一時期大きな注目を集めましたが、最新の調査結果はその勢いに陰りが見えていることを示唆しています。

全体的な傾向

YouTubeを除く他のSNSプラットフォームでの検索利用率は、前年比で減少傾向にあります。
これは、「SNS検索がGoogle検索に取って代わる」という予測とは逆の結果となっています。

プラットフォーム別の動向

YouTube：男性ユーザーの利用率が2%ポイント増加。唯一成長を示したSNSプラットフォーム。
Instagram：女性ユーザーの利用率が0.4ポイント減少。
Twitter（現X）、Facebook、LINE：いずれも検索利用率が減少。

検索後の行動変化

検索後に他のアプリ（主にSNS）へ移動するユーザーが1.6倍に増加。
これは、Googleでの検索結果からSNSコンテンツへの誘導が増えていることを示唆しています。

ハッシュタグ検索の位置づけ

日本での検索結果にハッシュタグ検索が導入されたことは、SNSとの連携を強化する動きと解釈できます。
しかし、これがSNS検索の利用率向上に直接つながっているわけではありません。

ショート動画の影響

Googleが検索結果にショート動画タブを導入したことは、SNS的な要素を取り入れる試みと見ることができます。
これは、ユーザーの情報消費傾向の変化に対応する動きであると同時に、SNSプラットフォームへの対抗策とも解釈できます。

これらのデータから、SNS検索は当初の予想ほどには成長していないことが分かります。ただし、YouTubeの成長やショート動画の台頭は、視覚的・動画コンテンツへのユーザーニーズの高まりを示唆しており、今後の検索トレンドに影響を与える可能性があります。

AI検索の台頭

人工知能（AI）を活用した検索ツールの登場は、検索の世界に新たな可能性をもたらしています。しかし、その影響力はまだ限定的であることが最新の調査で明らかになっています。

AI検索プラットフォームの利用状況

ChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini、AnthropicなどのAI検索プラットフォームの月間訪問数は、Googleと比較するとまだ非常に小さい規模です。
これらのプラットフォームの利用者数は「サザナミ状態」と表現されるほど、互いに近い数値を示しています。

Perplexityの成長

AI検索エンジンの中で、Perplexityが前年比42%の成長を示しており、注目を集めています。
しかし、そのユーザー数はGoogleの290分の1程度にとどまっています。

検索回数の比較

Googleの月間検索回数が1ユーザーあたり約200回であるのに対し、Perplexityは約15回と大きな開きがあります。

AIと従来の検索の併用

AIプラットフォームを使用しながら従来の検索エンジンも利用するユーザーの割合は、過去1年間でわずか2ポイントの増加にとどまっています。
これは、大多数のユーザーがAI検索を補完的に利用していることを示唆しています。

男女別の利用傾向

興味深いことに、女性のChatGPT利用率（0.5%）が男性（0.2%）を上回っています。
これは、AIによる文章生成や対話型インターフェースが女性ユーザーにより受け入れられやすい可能性を示唆しています。

今後の展開

GoogleはAI機能を統合した「AI Overview」を年内に日本でも展開予定です。
OpenAIは独自の検索エンジン「SearchGPT」の開発を進めています。

これらのデータは、AI検索が急速に注目を集めている一方で、その実際の利用規模はまだ限定的であることを示しています。しかし、大手テック企業のAI統合の動きや、専門AIプラットフォームの成長を考えると、今後のさらなる発展が期待されます。

検索行動の変化

ユーザーの検索行動にも興味深い変化が見られます。これらの変化は、検索エンジンの進化とユーザーのニーズの変化を反映しています。

複数回検索の減少

1回の検索で答えが見つからず、複数回検索する人の割合が半減しています。
これは検索エンジンの精度向上を示唆する一方で、ユーザーが深い情報探索をしなくなっている可能性も示唆しています。

予測キーワードの利用増加

キーワード入力後に表示される予測キーワード（サジェスト）を使用する人が12.8ポイント増加しています。
これは、Googleのサジェスト機能の改善と、ユーザーがより効率的な検索方法を選択していることを示しています。

タブ利用の変化

地図タブ、ショッピングタブ、動画タブなどの特定タブの利用が減少傾向にあります。
これは、ユーザーが主要な検索結果ページでより多くの情報を得られるようになったことを示唆しています。

ショート動画への注目

Googleが検索結果にショート動画タブを導入したことは、ユーザーの短時間での情報消費傾向に対応する動きです。
これは、TikTokやInstagram Reelsなどの人気に対抗する戦略とも言えます。

AI回答の利用

検索結果にAIによる回答が表示されるようになりましたが、その利用率は現時点で1.3%にとどまっています。
これは、AIによる回答がまだ補完的な役割にとどまっていることを示しています。

検索後の行動変化

検索後に他のアプリ（主にSNS）へ移動するユーザーが1.6倍に増加しています。
これは、検索とSNSの利用が密接に関連していることを示唆しています。

これらの変化は、検索エンジンの技術進化とユーザーの情報消費習慣の変化が相互に影響し合っていることを示しています。今後も、AIの進化やデジタルコンテンツの多様化に伴い、検索行動はさらに変化していくことが予想されます。

今後の展望

検索エンジン、SNS、AIの動向を踏まえ、今後の検索市場がどのように発展していくか、いくつかの展望を考えてみましょう。

Googleの継続的優位

現状のデータから、Googleは当面その強固な地位を維持すると予想されます。
ただし、AIやSNSの要素を積極的に取り入れることで、ユーザー体験のさらなる向上を図る必要があります。

AI検索の進化

GoogleのAI Overview、OpenAIのSearchGPTなど、AI機能を統合した検索サービスの登場が期待されます。
これにより、より自然な言語での検索や、複雑なクエリへの対応が可能になるでしょう。

SNSとの融合

検索結果とSNSコンテンツのさらなる融合が進むと予想されます。
ハッシュタグ検索やショート動画の統合など、SNSの特性を活かした検索機能の拡充が期待されます。

パーソナライゼーションの深化

AIの発展により、個々のユーザーの興味や行動パターンに基づいたより精緻な検索結果の提供が可能になるでしょう。
プライバシーへの配慮と個人化のバランスが重要な課題となります。

マルチモーダル検索の普及

テキストだけでなく、画像、音声、動画を組み合わせた検索が一般化する可能性があります。
これにより、より直感的で多様な検索体験が実現されるでしょう。

エコシステムの変化

検索エンジン、SNS、AIプラットフォームの境界が曖昧になり、より統合されたサービスが登場する可能性があります。
これにより、ユーザーの情報アクセス方法が大きく変わる可能性があります。

規制と倫理の問題

AI検索の発展に伴い、情報の信頼性や偏り、プライバシーの問題がより重要になるでしょう

規制と倫理の問題

AI検索の発展に伴い、情報の信頼性や偏り、プライバシーの問題がより重要になるでしょう。
各国政府や国際機関による規制の枠組み作りが進むと予想されます。

ローカライゼーションの重要性

グローバルプラットフォームであっても、地域ごとの文化や言語の特性に合わせたサービス提供が求められるでしょう。
日本市場特有のニーズ（例：縦書き対応、固有名詞の正確な認識）への対応が競争力を左右する可能性があります。

新たなビジネスモデルの出現

広告モデル以外の、AIや高度な検索技術を活用した新しい収益化の方法が模索されるでしょう。
例えば、プレミアム検索サービスや、企業向けの高度な情報分析ツールなどが考えられます。

教育と情報リテラシー
- 高度化する検索技術に対応するため、ユーザー側の情報リテラシー教育がより重要になります。
- 学校教育や生涯学習の中で、効果的な情報検索とその評価方法の指導が求められるでしょう。

これらの展望は、現在の傾向を基に予測したものです。技術の急速な進歩や社会情勢の変化により、予想外の展開が起こる可能性も十分にあります。検索の世界は今後も大きく変化し続けると考えられ、その動向を注視し続けることが重要です。

おわりに

本記事では、2024年現在の検索エンジン、SNS検索、AI検索の最新動向について、詳細なデータと分析を提示してきました。この分析から、いくつかの重要なポイントが浮かび上がってきます。

まず、Googleの優位性は依然として揺るぎないものがあります。ChatGPTの登場やSNS検索の台頭といった新たな潮流にもかかわらず、Googleは検索市場でのシェアを維持し続けています。これは、長年にわたって培ってきた技術力とユーザーの信頼の表れと言えるでしょう。

一方で、SNS検索は当初の予想ほどの成長を見せていません。YouTubeを除くほとんどのSNSプラットフォームで検索利用率が減少しているのは興味深い傾向です。ただし、ショート動画コンテンツへの注目度の高まりは、今後の検索トレンドに大きな影響を与える可能性があります。

AI検索については、まだその影響力は限定的ですが、着実に成長しています。特に、女性ユーザーの間でChatGPTの利用率が高いという点は、今後のAI検索の発展方向性を示唆しているかもしれません。

ユーザーの検索行動も変化しています。複数回検索の減少や予測キーワードの利用増加は、検索エンジンの精度向上とユーザーの効率的な情報探索を反映しています。

今後は、AI技術の更なる進化、検索とSNSの融合、マルチモーダル検索の普及など、さまざまな変化が予想されます。同時に、情報の信頼性やプライバシーの問題、新たなビジネスモデルの出現など、技術面だけでなく社会的な課題も浮上してくるでしょう。

検索の世界は、私たちの日常生活や情報アクセスの方法に直接的な影響を与えます。その動向を注視し、適切に対応していくことが、デジタル社会を生きる私たち一人一人にとって重要な課題となっていくでしょう。

よくある質問

Q1: GoogleはAI検索の台頭で本当に危機に瀕しているのでしょうか？
A1: 現時点でのデータを見る限り、Googleの検索市場でのシェアは依然として強固です。AI検索の利用は増加傾向にありますが、Googleに取って代わるほどの規模には至っていません。ただし、Googleも積極的にAI技術を取り入れており、市場の変化に対応しています。

Q2: SNS検索は今後衰退していくのでしょうか？
A2: SNS検索全体としては減少傾向にありますが、YouTubeのような動画プラットフォームでの検索は増加しています。今後は、各SNSの特性を活かした検索機能の進化や、検索エンジンとの融合が進む可能性があります。完全に衰退するというよりは、形を変えて発展していくと考えられます。

Q3: AI検索はどのように私たちの検索習慣を変えるでしょうか？
A3: AI検索は、より自然な言語での質問に対応したり、複雑なクエリを理解したりすることで、検索をより直感的で効率的なものにする可能性があります。また、個人化された検索結果の提供や、マルチモーダル検索（テキスト、画像、音声の組み合わせ）の実現により、検索体験が大きく変わる可能性があります。

Q4: 検索エンジン最適化（SEO）の重要性は今後どうなるでしょうか？
A4: SEOの重要性は依然として高いですが、その方法は変化していくでしょう。AI検索の台頭により、キーワード最適化だけでなく、コンテンツの質や関連性、ユーザー体験の向上がより重要になると予想されます。また、音声検索やビジュアル検索に対応したSEO戦略も必要になるでしょう。

Q5: プライバシーと個人化のバランスはどのようにとられるべきでしょうか？
A5: これは検索業界全体で取り組むべき重要な課題です。ユーザーのプライバシーを保護しつつ、有用な個人化サービスを提供するためには、透明性の高いデータ収集・利用ポリシー、ユーザーによるコントロール機能の強化、そして厳格な法規制の遵守が必要です。また、ユーザー側の情報リテラシー向上も重要な要素となるでしょう。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=4zNcihZ24Ik

｢ググるからタグるへ｣オワコン?Google復調Yahoo!終焉Bing続伸の続きはYouTubeメンバーシップで！イーンスパイア株式会社

0:00 📢 動画の導入部分とテーマの発表
1:04 📊 2023年アンケート結果と検索エンジンの動向
2:08 📈 2024年アンケート結果の詳細と分析
2:57 🌐 Google、YouTube、Bingの成長とYahooの衰退
4:01 🔄 SNS検索の停滞と分散傾向
4:50 👩‍💻 女性ユーザーのChatGPT利用増加
5:54 📉 SNS検索の減少とその他検索エンジンの伸び
6:59 🔍 検索回数とサジェストの重要性
8:02 🎥 ショート動画とタブ検索の変化
9:01 🤖 AIの影響と検索結果の変化
10:08 🌍 世界の検索エンジンシェアとGoogleの強さ
11:15 💻 デスクトップとモバイルのトラフィック比較
12:19 🔄 検索エンジンとAIの併用状況
13:26 🚀 Googleの継続的な強さと今後の展望
14:30 📱 YouTube以外のSNS検索とショート動画の未来

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
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