ChatGPT Maps(地図):Googeマップ検索・「マップに相談」を比較

ChatGPTに新機能「マップ」が追加され、目的や条件を自然な言葉で伝えるだけで、Web上の口コミや公式情報まで調べて、比較表・独自基準での採点・地図表示・行動プランまで提案してくれるようになった。リアルタイム交通やナビに強いGoogleマップや「マップに相談」とは違い、競合分析や営業先リスト作成、空白地帯の発見などビジネス用途に強い。ただし情報が不完全な場合もあるため、公式サイトで確認しつつ両者を使い分けるのが最強だ。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=s_atG695XNI
0:00 🗺️ オープニング・緊急企画「ChatGPT Maps」登場 0:40 🎤 大分県商工会連合会のセミナー中に新機能が追加 1:08 🆓 無料プランの画面とマップメニューの場所 1:30 📍 マップのURLと現在地共有の設定 1:50 🍨 表示される検索例(ジェラート店・直売所など) 2:30 💼 有料プラン(ビジネス)でのマップ表示 2:50 ❓ Proプランにマップが表示されない問題 3:15 🔗 URL直接入力でマップを開く方法 3:45 🍱 「ランチ」だけで検索してみる 4:21 🍜 「新潟市 ランチ」で再検索 4:50 🗾 無料プランで地図マッピングを確認 5:27 🔎 従来のGoogleマップ検索の限界 6:15 🤖 場所を探す地図から「最適プランを提案するAI」へ 6:33 💬 目的や条件を自然な言葉で伝えて検索 7:10 📊 比較表の作成と独自ルールでの採点ランキング 7:39 🚶 回る順番や移動ルートまで含めた提案 8:00 💰 入会金・手数料まで含めた費用計算と比較 8:30 🏋️ Web上の設備情報を収集して細かく条件検索 8:47 ⚖️ Googleマップ・「マップに相談」との比較 9:30 📋 事例①:駅近・予算内のジムを一覧比較 9:50 🚃 事例②:電車と車、全員に最適な集合場所 10:25 🏪 事例③:半径内の競合店を価格帯で分析 10:58 🧭 事例④:営業先リストの作成と優先順位付け 11:20 📡 事例⑤:自店周辺エリア分析と情報発信の計画 11:50 🕳️ 事例⑥:空白地帯の発見と新規出店 12:30 ⚠️ 弱点と注意点(情報の鮮度・公式情報の優先) 13:11 🧪 空白地帯はあくまで仮説、現地確認も必要 13:30 🔀 まとめ:ChatGPT MapsとGoogleマップの使い分け 14:15 🚗 ビジネス活用と1日の訪問ルート最適化 14:45 👋 エンディング
ChatGPT MapsとGoogeマップ検索や「マップに相談」違い・比較
今日は4コマ漫画10枚です(笑)
ChatGPTがバグりました(汗)
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

いつも10パターンを作ってから
一番いいのを選ぶんだけど、
間違って作ったんですよね(汗)
全て繋いでアニメーションGIF化。

君の人生が潤ったなら
https://www.youtube.com/watch?v=u8xKsRClQcI
潤い / Milia
https://www.youtube.com/watch?v=VUVk2_Ec92A
さて、本題です。
ChatGPT Maps(マップ・地図)が追加されました。
https://chatgpt.com/maps
Googeマップ検索や「マップに相談」の違いと比較
ChatGPT Maps(マップ・地図の活用事例とは?

ChatGPT MapsとGoogeマップ検索や「マップに相談」違い・比較
大分県商工会連合会の生成AIセミナー中に新機能の追加を確認。左メニューの「さらに表示」を開くとマップが「新着」付きで出現。
📍 現在地を共有すると「近くの〜」だけで周辺のおすすめ・ニュース・天気を質問できる。GPSはオンがおすすめ。
→ URL「/maps」直打ちで開ける
- キーワードで「どこにある?」
- 近い順・評価順で一覧を見る
- 1件ずつ詳細を見に行く
- 人が頭の中で比較する
「◯円〜◯円だけ」など細かい条件の絞り込みは苦手…
- 目的・シーン・こだわりを自然な言葉で
- 口コミ・ブログ・公式サイトまで調査
- 比較表と独自ルールの採点
- 回る順番・ルートまで最終プラン化
検索対象が 場所 ➜ 意思決定 へ変わるのが最大の進化
新宿駅から自転車15分以内・24時間営業・月額1万円以下・フリーウェイト充実。入会金や事務手数料も含めた初年度費用を計算し、コスト30%・設備30%・距離20%・営業時間10%・評判10%で採点して
口コミと公式情報は分けて評価
🎯 標準フィルターではなく ユーザー独自の評価関数 で選べるのが強み
| 🤖 ChatGPT Maps | 🗺️ 従来のGoogle Maps | 💬 マップに相談 | |
|---|---|---|---|
| 基本思想 | 調査・比較・プランニング | 場所検索・移動・ナビ | Google Mapsの会話型AI |
| 複雑条件 | ◎ 非常に強い | △ キーワード中心 | ○ 強い |
| Web横断調査 | ◎ できる | ✕ 地図内の情報中心 | △ 一部できる |
| 独自採点・計算 | ◎ できる | ✕ 並べ替えのみ | △ 一部できる |
| リアルタイム交通 | △ 限定的 | ◎ 非常に強い | ○ 強い |
| 混雑情報 | △ 限定的 | ◎ 非常に強い | ○ 強い |
| ナビ | ✕ 外部アプリへ | ◎ できる | ○ Mapsへ連携 |
| 向いている問い | 「予算内でベストな店を選んで」 | 「今から最短ルートは?」 | 「週末の日帰りプランは?」 |
単純な「ChatGPT vs Google」ではなく、勝負は 検索 ➜ 意思決定 へ
予算・距離・設備・営業時間・口コミ・初年度費用まで一気に比較。条件が多いほど強みが活きる。
電車・乗換1回まで
高速出口15分以内
「マップに相談」も中間地点探しは得意。ただし人の言葉を理解して探す自然言語処理は今ChatGPTが上。
半径2km以内の競合を価格帯・駅距離・女性訴求で分類。
条件に合う営業先を抽出し、優先度付きでエリアごとにグループ化。
10店舗
8店舗
7店舗
自店周辺のカフェ数(例)
→ 地域別ページや情報発信の優先順位を決める
📌「地図にピンを打つ」で終わらず 分析データに変換 できる
Googleマップはある情報しか探せない。ChatGPT Mapsなら新規出店の候補地を「供給が少ない場所」から考えられる。
=空白地帯?
未掲載・古い・誤った情報の可能性
確認日を付け、不明は推測しない
「今日どうする」はナビ含めGoogle
未登録店・サイトなし店もあり得る
- 候補を幅広く集めて比較
- 気になる情報は公式サイトで確認
- Googleマップ・口コミと組み合わせる
- 確認日をメモしておく
- 表示情報を全部事実と鵜呑み
- 古い情報のまま予約・来店
- 「候補が少ない=店がない」と決めつけ
- 不明な情報を推測で判断
- 条件整理・候補収集
- Web調査と比較表
- 独自スコアで評価
- プランの仮説づくり
- 最新の営業時間
- 混雑・交通状況
- 所要時間とナビ
- 口コミのチェック
- 料金・メニュー
- 設備・サービス
- 予約条件
- 最新のお知らせ
ChatGPT Mapsは「その地図について考えさせる」インターフェース
ChatGPT MapsとGoogeマップ検索や「マップに相談」違い・比較
- はじめに|「ランチどこにしよう?」で10分迷った経験、ありませんか?
- ChatGPTに突然「マップ」が登場!新着メニューの場所と基本的な使い方
- Googleマップとは何が違う?「探す地図」から「考えてくれる地図」への進化
- ビジネスで化ける!競合マップ・営業先リスト・商圏分析・「ない場所」探し
- 制約と落とし穴を知ったうえで「使い分け」と「組み合わせ」が最強
- おわりに|地図は「調べる道具」から「一緒に考える相棒」へ
- まとめ
- よくある質問(Q&A)
「ランチどこにしよう?」で10分迷った経験、ありませんか?
皆さん、こんにちは。イーンスパイア株式会社の横田秀珠です。突然ですが、友達とのお出かけ先や出張先のランチを探すとき、Googleマップで検索して、候補を1つずつタップして、口コミを読んで、写真を見て、営業時間を確認して……と、気づいたら10分以上スマホとにらめっこしていた、なんて経験はありませんか?
「雰囲気が良くて、予算内で、駅から近くて、ゆっくり話せるお店」。頭の中には条件がはっきりあるのに、それを地図アプリにうまく伝える方法がない。結局、自分の頭の中で比較するしかない。これ、実はみんなが感じていた「地図あるある」なんですね。
そんな悩みを一気に変えてしまいそうな新機能が、2026年9月、ChatGPTに突然追加されました。その名も「ChatGPT Maps」です。今回は、この新機能がGoogleマップや、Googleの新機能「マップに相談」と比べて何がすごいのか、実際の画面や活用事例を交えながら、分かりやすく丁寧にお話ししていきます。コーヒーでも片手に、気楽に読み進めてくださいね。
ChatGPTに突然「マップ」登場!新着メニューの場所と基本的な使い方
ステップ1:緊急でお伝えしたい理由 ― 生中継で急遽取り上げました
今回の内容は、毎日お届けしている「ネットビジネスに関する情報を生中継で15分間お届けする」ライブ配信でお話ししたものです。配信日は2026年9月26日の土曜日でした。
週末ですので、本来であれば恒例企画をやる日なんです。ですが、今回はどうしても早くお伝えしたい内容があったので、恒例企画はお休みにして、緊急で急遽この内容をお届けすることにしました。それくらい、個人的にもインパクトの大きいニュースだったということですね。
ステップ2:きっかけは大分県でのセミナー中の「発見」
実は配信の前日、大分県の商工会連合会さんで、ChatGPTなどの生成AIに関するセミナーを担当させていただいていました。そのセミナーの最中に、ChatGPTに新機能が追加されているのを確認したんです。
僕自身もびっくりしまして、その場で受講者の皆さんにもお伝えしましたし、すぐにX(旧Twitter)にも投稿しました。セミナー講師をしていると、こうした「リアルタイムでの発見」に立ち会えることがあるのですが、今回はまさにその典型でしたね。
そして、この新機能について、ChatGPTのDeep Research(ディープリサーチ)機能を使って徹底的に調査させ、そのまとめたものを元にスライドを作成しました。今回の記事は、そのスライドと配信の内容をベースにしています。AIの新機能をAIで調べてまとめる、というのも今の時代らしいやり方かなと思います。
ステップ3:無料プランでの「マップ」メニューの場所
では、実際にどこに新機能があるのかを見ていきましょう。
まずはChatGPTの無料プランの画面です。左側のメニューのところに「さらに表示」という項目がありますので、そこをクリックしてみてください。すると、「マップ」と書かれたメニューが出てきます。その横には「新着」という表示がついています。つまり、新しいメニューとして追加されたということですね。
マップのURLは次のとおりです。
このURLにアクセスすると、一見すると普通のチャット画面のような入力欄が表示されます。ただし、URLの末尾が「/maps」になっているのがポイントです。
ステップ4:位置情報(GPS)はオンにするのがおすすめ
マップの画面には、次のような趣旨の説明が表示されています。
スポットを見つける新しい方法として、現在地を共有すると、近くのスポットのおすすめやニュース、天気など、周辺のことをChatGPTに質問できます。
つまり、GPS(位置情報)をオンにしておけば、「〇〇市の」「〇〇駅の」といちいち場所を指定しなくても、自分の近くにあるものを探してくれるということです。ですので、基本的には位置情報をオンにして使うのがおすすめかなと思います。
なお、Deep Researchで調べた内容によると、OpenAIは正確な位置情報の共有はあくまで「任意」であり、Web検索に必須ではないと説明しています。位置情報を使ったあとも、その位置自体は保持しない一方で、検索した場所や表示された地図はチャット履歴に残る可能性がある、とのことです。気になる方はこの点も押さえておくと安心ですね。
ステップ5:画面に表示される「こんなことができる」サンプル例
さらに、入力欄の下のところには、こんなことができますよというサンプルのメニューがずらっと表示されています。配信で読み上げたものを並べてみると、次のような内容でした。
| サンプルの例 | どんな使い方のイメージか |
|---|---|
| 地元のジェラートの店を探す | 旅行先・近所でのスイーツ探し |
| 農産物の直売所を探す | 地域の特産品や新鮮な野菜探し |
| 田園地帯を通るルートをたどる | ドライブ・景色を楽しむルート設計 |
| 持ち合わせ和菓子の品揃えを見る | お土産・手土産選び |
| 市場の刺身定食を比較する | 複数のお店の比較検討 |
| 予約可能なウォーターフロントのホテル宿泊を探す | 条件付きの宿泊先探し・予約 |
| 並木に囲まれたラグーンを探す | 雰囲気や景観を条件にしたスポット探し |
見ていただくと分かるとおり、単に「〇〇という店を探す」だけでなく、「比較する」「ルートをたどる」「予約可能な」といった、一歩踏み込んだ使い方が最初から想定されているのが特徴です。
ステップ6:有料プラン(Business・Pro)ではどう表示される?
続いて有料プランの画面も確認してみました。有料プランは無料プランとメニューの並びが少し違います。僕はBusinessプランの画面をお見せしましたが、こちらでも左メニューに同じように「マップ」が表示されていました。
ちなみに僕はProプランにも入っているので、せっかくなのでProの画面もお見せしました。若干画面の見た目が違うのですが、左のメニューを見ても、なぜかProプランにはマップがまだ出てこないんですね。「なぜなんだろうね」と配信でも首をかしげてしまいました。
ただし、その場合でも、ブラウザのアドレス欄に「chatgpt.com」のうしろに「/maps」をつけて直接URLを打ち込めば、強制的にマップの画面を表示させることができました。新機能は段階的に展開されることが多いので、メニューに出てこない方は、URLを直接入力する方法を試してみてください。
| プラン | 左メニューの「マップ」表示 | 補足 |
|---|---|---|
| 無料プラン | 「さらに表示」の中に表示(新着マーク付き) | chatgpt.com/maps で利用可能 |
| Businessプラン | 表示あり | 無料プランとメニュー構成は少し異なる |
| Proプラン | 配信時点ではメニューに表示されず | URLに「/maps」を直接入力すると表示された |
ステップ7:実際に「ランチ」「新潟市ランチ」で試してみた
では、実際に使ってみます。有料プランの画面でマップを開き、左メニューを閉じて、入力欄に「ランチ」とだけ打ってエンターを押してみました。GPSはオンになっているはずなので、「ランチ」だけで近くのお店が出てくるかな、という実験です。
ところが、結果を見ると「ランチですね」という感じで、期待していた地図付きの結果はうまく出てきませんでした。GPSはオンになっているはずなんですけどね。そこでもう一度マップのページに入り直して、今度は「新潟市ランチ」と地域名を入れて聞いてみました。すると、地図が表示されて、お店がマッピングされた状態で出てきました。
ただ、有料プランの画面では地図との連動がいまひとつ分かりにくかったので、今度は無料プランの画面で同じく「新潟市ランチ」と入力してみました。すると、割と検索がとても速く、地図とお店の情報がきれいに並んで表示されました。「こういう風に出てほしかったんだよね」という表示です。これがChatGPT Mapsの基本的な機能ということですね。
ここで大事なのは、ここまでだったら、普通のGoogleマップの検索とそんなに変わらないということです。「新潟市 ランチ」で検索して地図にピンが立つだけなら、正直Googleマップで十分なわけです。
では、何が違うのか。ここからが本題です。
Googleマップと違う?「探す地図」から「考えてくれる地図」への進化
ステップ1:これまでのGoogleマップでできたこと・できなかったこと
事例がたくさんありますので、ここからは実際の事例を見ながらお話しした方が早いと思います。スライドに沿って説明していきますね。
まず、これまでのGoogleマップの基本的な使い方を振り返ってみましょう。何かキーワードで検索をすると、該当する場所が一覧になって出てくる。基本的にはこれしかできませんでした。
そして、細かい情報は結局、自分で1つ1つ見に行かなければいけません。たとえば検索のキーワードとして「美味しいラーメン屋さん」とか「〇〇系のラーメン屋さん」といった言葉を入れることはできます。でも、条件で絞り込む、たとえば「〇〇円から〇〇円のお店だけ出して」といった細かいことは、なかなかできなかったりするわけですね。
その結果、1個1個のお店のページを開いて、写真や口コミや営業時間を見比べて、「どれがいいかな?」と自分の頭の中で比較しなければいけなかった。これが今までの地図検索の流れでした。
今回のChatGPT Mapsの大きな変化は、この「自分で1件ずつ見て比較する」という作業をしなくてもよくなるという点なんです。
| 段階 | 従来の地図検索(Googleマップなど) | ChatGPT Maps |
|---|---|---|
| 1 | 「どこにある?」をキーワードで検索 | 「何を実現したいか」を自然な言葉で伝える |
| 2 | 近い順・評価順で一覧を見る | 必要な条件(地域・予算・人数・雰囲気)を整理 |
| 3 | 1件ずつ詳細(写真・口コミ・営業時間)を確認 | 地図情報に加えて口コミ・ブログ・公式サイトまで調査 |
| 4 | 人間が頭の中で比較・判断する | 比較表に整理し、独自ルールで採点・地図表示・最終プラン化 |
ステップ2:「何を実現したいか」を自然な言葉で伝えられる
ChatGPT Mapsでは、まず何を実現したいか、つまり目的・シーン・こだわりを、普段話すような自然な言葉で伝えることができます。スライドでの例はこんな感じです。
週末に友達と行く、おしゃれでゆっくり話せるカフェを探して
これに加えて、必要な条件として、地域、予算、人数、雰囲気といったことも伝えます。キーワードを工夫して検索窓に打ち込むのではなく、友達に相談するように話しかければいい。ここが最初の大きな違いです。
ステップ3:地図だけでなく口コミ・ブログ・公式サイトまで調べてくれる
次に大きな違いが、情報の集め方です。ChatGPT Mapsは、地図の情報だけでなく、口コミ、ブログ、公式サイトなど、Web上の情報まで含めて調べてくれます。
Googleマップの検索って、基本的にGoogleマップの情報しか持ってこないですよね? 最近追加されたGoogleの「マップに相談」という機能は、Webの情報も引っ張ってきてはいるのですが、それでもやっぱりGoogleマップの情報が強い(中心になっている)という印象です。
Deep Researchの調査結果でも、ChatGPT側はWeb検索を行い、必要に応じて検索を深掘りしながら、最新の情報と出典(情報の出どころ)を示してくれる仕組みになっていると整理されていました。
ステップ4:比較表に整理し、独自ルールで採点・地図化・最終プランまで
さらにすごいのが、調べた結果を比較表に整理できることです。候補のお店を一覧表の形で出してくれます。これはGoogleマップにはない機能ですね。Googleマップでは一覧になってお店が並ぶだけで、比較表は出てこないんです。
そして、独自ルールで採点することもできます。たとえば、あなたの好みに合わせて、
- 雰囲気を60%
- 口コミを20%
- 近さを10%
といった具合に、その割合を自分で割り振るんです。すると、それに合わせてChatGPTが点数をつけて、ランキングを作ってくれます。自分だけの「ものさし」でお店を選べるわけですね。
もちろん、候補の位置関係を地図でマッピングして表示することもできます。そして最終プランとして、実際に回る順番や移動のルートまで含めた提案までしてくれる。かなり賢いですよ、ということがスライドにも書かれているんです。
ステップ5:ChatGPT Mapsでできる4つのこと
ここで、ChatGPT Mapsでできることを整理しておきましょう。スライドには大きく次の4つが挙げられていました。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ① Web検索+出典表示 | 最新情報を検索し、情報の出どころも表示 |
| ② 位置情報+近隣検索 | 現在地の近くの店やローカル情報を探せる |
| ③ 地図上表示+比較 | 候補を地図上で見ながら比較できる |
| ④ 予約の導線 | 条件が合えば予約につなげられる |
言い換えると、ChatGPT Mapsは「新しい地図アプリ」というより、ChatGPTがもともと得意だった「検索・推論・比較」を、地図の上に載せた体験だと考えると分かりやすいと思います。
ステップ6:何がすごいのか?地図を「多目的最適化」に変えられる
では、何が本当にすごいのか。ひと言でいうと、地図を「多目的最適化」に変えられるという点です。「多目的最適化」というと難しく聞こえますが、要は「安さも、設備も、近さも、評判も、ぜんぶバランスよく考えて一番いいものを選ぶ」ということですね。
具体的には、次のようなことができます。
① 料金を計算して比較できる
ホテルに泊まりたい、事務所の家賃を探している、ジムに入会したい、といったケースを想像してください。月額費用だけでなく、入会金や事務手数料なども含めて、トータルでいくらかかるのかを計算して比較することができます。これはやっぱり、裏側にAIが入っているからこそできることかなと思うんですね。
② Web上の設備情報をすべて収集してくる
たとえばジムなら、ダンベルがあるかないか、何台あるか、シャワーがあるか、どんな人向けか。こういった細かい条件って、今まではGoogleマップでキーワード検索をしても出てこなかったと思うんです。これがChatGPT Mapsならできる、というわけです。
③ 口コミと公式情報を分けて評価できる
公式サイトに書いてある情報と、実際に利用した人の口コミを分けて評価する、ということもできます。お店側の「言い分」と、お客さん側の「実感」を別々に見られるのは、判断材料としてとても助かりますね。
④ ランキングをつけて地図にマッピングできる
そして、さっき言ったように、自分の配点でランキングをつけて、その結果を地図にマッピングすることもできるわけです。
Deep Researchのレポートでは、この能力を最大限引き出す依頼の例として、次のような聞き方が紹介されていました。
「〇〇駅から自転車15分以内の24時間ジムを調査してください。月額1万円以下。フリーウェイトは『パワーラックまたはスクワットラックの台数』『ダンベル最大重量』まで調査。入会金、事務手数料、必須オプションを含めて12カ月総額を計算してください。公式サイトを料金・設備の一次情報として優先し、口コミは別評価にする。不明な情報は推測せず『不明』。候補を10店調査して条件の揃った上位5店を地図化。費用30点、設備30点、アクセス20点、営業時間10点、口コミ10点で100点満点にしてください。」
こう聞くと、単なる場所検索ではなく、データ収集 → 正規化 → 計算 → 評価 → 地図という流れになる、とレポートでは整理されていました。まさに「地図で調べる」から「地図の上で考える」への変化ですね。
ステップ7:複数人の「中間地点探し」も得意
もう1つ、相性がいい使い方が複数人での待ち合わせ場所探しです。
たとえば、Aさんは電車で行く、Bさんは車で行く。2人がどこかのお店で待ち合わせをして会いたい、このカフェに集まりたい、となった場合に、みんなの条件に合わせて1番いいお店を探してくれるんです。これは従来のGoogleマップの検索ではできないことです。
ここは公平にお伝えしておくと、Googleの「マップに相談」も、中間地点探しは得意だと言っています。ただ、自然言語処理、つまり人間が喋っている言葉を処理して理解し、お店を探すということに関しては、今はGeminiよりChatGPTの方が上だと僕は感じています。ですので、こういう使い方もChatGPT Mapsが強いんじゃないかなと思いますね。
Deep Researchのレポートによれば、コツは「中間」という言葉を単なる距離ではなく「目的」に置き換えることだそうです。たとえば、
- Aは電車、Bは車
- Aの乗換は1回まで
- Bは高速出口から15分以内
- 最終目的地への追加移動も小さくする
- A/Bの所要時間差が最小になることを最優先
- 候補駅を5つ提示
という依頼にすれば、単純な地図上の真ん中よりはるかに実用的な答えが出てくる、とのことでした。一方で、Googleの「マップに相談」はリアルタイム交通や到着予想時刻も扱えるので、移動時間の正確さが最重要なら、最後はGoogle側で確認するのが合理的だとも書かれていました。この両論はしっかり押さえておきたいところです。
| 比較軸 | ChatGPT Maps | 従来のGoogleマップ | Google「マップに相談」 |
|---|---|---|---|
| 検索のしかた | 自然な言葉で相談 | キーワード検索が中心 | 会話型で相談 |
| 情報源 | 地図+口コミ・ブログ・公式サイトなどWeb横断 | 基本的にGoogleマップの情報 | Web情報も使うがGoogleマップ情報が中心 |
| 比較表・独自採点 | できる | できない(一覧が並ぶだけ) | 一部できる |
| 中間地点探し | 得意(複雑な条件を言葉で指定) | 苦手 | 得意と公言(リアルタイム交通も考慮) |
| リアルタイム交通・混雑 | 弱い | 強い | 強い |
| ナビ | 基本的に外部に頼る | 強い | 強い |
ビジネス向き!競合マップ・営業先リスト・商圏分析・「ない場所」探し
ステップ1:ビジネス用途こそ本領発揮 ―「かなりやばい」と感じた理由
ここまでは個人の「お店探し」の話が中心でしたが、ここから話がガラッと変わります。スライドの次のページには「ビジネス用途で強い」と書かれていました。そして正直に言うと、僕が一番「これはかなりやばいな」と感じたのが、このビジネスでの活用なんです。
ランチを探すだけなら「Googleマップでもいいじゃん」で終わってしまいます。でも、ビジネスの現場で必要な「調べて、分類して、比べて、戦略を考える」という作業は、まさにChatGPTの得意分野。地図とAIの組み合わせが一気に化けるのがここなんですね。
ステップ2:競合マップを作る ― 半径2km以内の競合を分類
1つ目の事例は競合マップです。スライドでの依頼例はこうでした。
半径2km以内の競合を、価格帯、駅距離、女性訴求などで分類しましょう
すると、価格帯でマッピングして地図上に表示してくれたり、競合店の名前がずらずらっと一覧で出てきたりします。そのうえで「女性に強いお店はどこか?」といったことまで調べることができるんです。これは強いですね。競合マップを作れる、というのは本当にすごいことだと思います。
Deep Researchのレポートでは、もっと踏み込んだ依頼の例も紹介されていました。
○○駅から半径2km以内のパーソナルジムを調査。価格帯/初回体験料金/Google評価/24時間か/女性専用・女性訴求/食事指導/駅徒歩分数を一覧化。500m単位で競合密度を比較し、価格帯別にポジショニングを分析。
こうすると、単なる「競合のピン一覧」が商圏分析の下書きになる、というわけです。
ステップ3:営業先リストと地域分け ― ローラー作戦が変わる
2つ目は営業先リストと地域分けです。
たとえばルート営業をしている人が、「こういう条件で営業先を探してください、優先度もつけて」と頼むと、条件に合う営業先を一覧にして出してくれます。いわゆる「ローラー作戦」で地域を一軒一軒回っている営業の方にとっては、かなりすごいものができますね。
レポートでは、精度を上げるコツとして二段階に分ける方法が紹介されていました。
| 段階 | 使うツール | やること(例) |
|---|---|---|
| 第1段階:リスト作り | ChatGPT Maps | ○○駅3km圏内の個人経営の飲食店と美容室を、全国チェーンを除外して20店リスト化。業態・住所・営業時間・URL・推定規模を整理し、近い店舗を4グループに分ける |
| 第2段階:実際の訪問 | Googleマップ | 実際の訪問順を、ルート案内・リアルタイム交通で検証する |
AIには「誰をどう回るか」の設計を任せて、当日の道案内は交通情報に強いGoogleマップに任せる。お互いの長所を生かした分業ですね。
ステップ4:自店周辺エリア分析 ― 商圏のコンテンツ設計
3つ目は自店周辺のエリア分析です。スライドの例は、
自店周辺エリアを分析して、地域別ページや情報発信の優先順位を決める
というものでした。たとえば「徒歩5分圏内だったらこのくらいのお店があるよ」「10分圏内になるとこんなにあるよ」という形で、自分のお店の周りにライバル店がどのくらいあって、どんなジャンルのお店があるのかを調べることができるんです。
これを使えば、「〇〇駅からのアクセス」「〇〇エリアの利用者向け」といった地域別のページを作るときに、どのエリアから優先して情報発信すべきかを決められます。商圏のコンテンツ設計ができるというのは、ホームページやブログで集客している方にとって、本当にすごいことだと思いますね。いわゆるローカルSEOにも直結する使い方です。
ステップ5:「ない場所」を探せる ― 空白地帯の発見
そして4つ目。これが個人的に一番すごいと思ったものです。それが「ない場所」を考えられる、つまり空白地帯の発見です。
当然ですが、Googleマップは「ある」情報しか探せません。お店が登録されていれば出てくるし、登録されていなければ出てこない。でも、新しいお店を出店するときに本当に知りたいのは「どこに出せばいいのか」、つまり「まだないのはどこか」ですよね。
ChatGPT Mapsでは、こんな聞き方ができます。
- 女性専用ジムがないエリアはどこですか?
- 夜営業のコワーキングスペースが少ない場所はどこですか?
- サウナや子連れ向けの施設がない場所はどこですか?
すると「ここですよ」という感じで教えてくれるんです。この「ない場所」を探せるって、本当にやばいですね。これはGoogleマップじゃできないです。出店計画を考えるビジネスにとって、これは結構面白い使い方なんじゃないかなと思いました。
レポートでは、さらに高度にするなら「供給が少ない」だけでは不十分で、本当に欲しいのは「需要がありそうなのに供給が少ない」場所だ、と指摘されていました。たとえば駅徒歩10分圏を単位に、サウナやコワーキングの数だけでなく、駅の利用者数、周辺オフィス、人口、夜間人口、ホテル、大学、大規模商業施設といった需要側の指標も調べさせる。そうすると「地図検索」から「新規事業の仮説づくり」へと完全に変わる、というわけです。
| ビジネス活用例 | 依頼のイメージ | 得られるもの |
|---|---|---|
| 競合マップ | 半径2km以内の競合を価格帯・駅距離・女性訴求で分類 | 競合の分布とポジショニング |
| 営業先リスト+地域分け | 条件に合う営業先を優先度つきでリスト化 | ローラー作戦の効率化 |
| 自店周辺エリア分析 | 徒歩5分圏・10分圏のライバル店とジャンルを調査 | 地域別ページ・情報発信の優先順位 |
| 空白地帯の発見 | 女性専用ジム・夜営業コワーキング・サウナ・子連れ施設が「ない」場所 | 出店候補地の仮説 |
ステップ6:日常でも広がる「一日まるごと設計」
ビジネスほどではないにしても、日常の使い方も広がりそうです。レポートでは、2歳児連れの土曜日のお出かけプランの例が紹介されていました。
- 10〜15時
- 2歳児
- 13時前後に昼寝
- 移動を最小化
- 昼食・公園・買い物を同一エリア
- 雨天代替あり
- ベビーカーOK
- おむつ交換場所あり
- 行列が長そうな店は避ける
こう指定すると、1つ1つの施設を検索するのではなく、一日の体験全体を設計することになります。ほかにも、デートプラン、雨の日プラン、推し活・聖地巡礼、食べ歩きの連続ルートなど、「複数の場所をひとまとまりの体験として設計する」ことに特に価値が出るとまとめられていました。
制約と落とし穴を知ったうえで「使い分け」と「組み合わせ」が最強
ステップ1:検索結果は完全ではない ― 情報の古さに注意
ここまで「すごい、すごい」とお話ししてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。スライドにも「制約・落とし穴を理解して使う」というページがありました。
まず、検索結果は完全ではないということ。当然、Googleマップの情報やWeb上の情報が古い場合もあるので、そこは気をつけましょうということです。OpenAI自身も、回答や検索結果には不完全なもの、古いもの、誤った情報が含まれる可能性があると明記しています。
また、料金、営業時間、設備といった情報については、Googleマップの方が新しい場合もあれば、逆に劣っている(古い)場合もあります。どちらにしても「表示されたものが完璧な事実だ」と思い込まないことが大切ですね。レポートでも、依頼するときに「公式サイト優先」「確認日を付ける」「不明を推測しない」と指示するのがおすすめだと書かれていました。
ステップ2:リアルタイムの交通・混雑はGoogleが強い
次に、リアルタイムの交通情報や混雑状況はGoogleが強いということ。これはそうですよね。「今日、今からどうするか」といった情報については、ナビも含めてGoogleさんの方が強いということは間違いなくあると思います。
レポートによると、Googleマップは3億以上の場所と5億人以上の投稿者コミュニティを基盤にしていて、交通、事故、道路工事、混雑などをリアルタイムで扱えるとのこと。また日本版の「マップに相談」は2026年8月7日に展開が始まっていて、複雑な質問やパーソナライズ、リアルタイムの交通・混雑まで統合されているそうです。「今、この場所で実際に何が起きているか」については、Googleの強みが非常に大きいと言えますね。
ステップ3:空白地帯は「仮説」であって「結論」ではない
そして、空白地帯は仮説であり、結論ではないということ。これは当たり前といえば当たり前なのですが、とても大事なポイントです。
AIが「ここには女性専用ジムがありません」と言ったとしても、実際にはその間にお店ができていて、まだGoogleマップに登録していないだけかもしれません。あるいは公式サイトを持っていないお店かもしれません。絶対ではないんですね。
ですから、ここはやっぱりアナログとデジタルの両方をやらなきゃいけない。実際に現地を歩いてみる、地元の人に聞いてみる、といったことはもちろん必要な話です。レポートでは、これを次のように整理していました。
ピンがない ≠ 店舗がない ≠ 需要がある
この3つを混同しないことが重要、ということですね。
| 注意点 | 起こりうること | 対策 |
|---|---|---|
| 検索結果が完全でない | 古い情報・誤った情報が混ざる | 公式サイトや一次情報で最終確認 |
| 料金・営業時間・設備 | 情報源によって新旧がバラバラ | 「公式サイト優先」「確認日を付ける」と指示 |
| リアルタイム交通・混雑 | ChatGPT Mapsは弱い | 当日の移動はGoogleマップで確認 |
| 空白地帯 | 未登録店・公式サイトなしの店を見落とす | 現地調査などアナログと両方で確認 |
ステップ4:最強なのは「使い分け」と「組み合わせ」
ということで、まとめです。スライドの結論は、**最強なのは「使い分け」と「組み合わせ」**ということでした。
ChatGPT Mapsの強いところは、今お話ししたように自然言語処理が得意なので、より細かい条件で探してもらうということです。一方でGoogleマップは、やっぱりキーワード検索がベースになっているので、自然な言葉で考えて答えを出す、ということはなかなかできません。そういった点では使い分けですね。
でも、最新の情報を持ってくるとか、最終的にナビを使って目的地まで行くとかを考えれば、Googleマップを使った方が便利な点もあると思いますし、口コミを見ていくときにも便利なことがあると思います。そして、公式サイトなどの一次情報で最終確認することも必要です。
| フェーズ | 使うもの | やること |
|---|---|---|
| 調査・比較 | ChatGPT Maps | 条件の言語化 → 候補収集 → Web調査 → 表にする → コスト計算 → 独自スコア → 競合分析 → 地図で分布確認 → 仮説づくり |
| 現地実行 | Googleマップ/「マップに相談」 | 最新の営業時間 → 混雑 → 渋滞 → 事故・工事 → 公共交通 → 到着予想 → 実際のナビ |
| 最終確認 | 公式サイト・公的統計など | 一次情報で裏付けを取る |
レポートではこれを「ChatGPT Mapsで仮説 → Googleマップで照合 → 一次情報で確認」という三段構えとしてまとめていました。
ステップ5:営業ルートの最適化 ―「1日6件」「7件」回る順番まで
ただね、この営業寄り、ビジネス寄りの使い方はかなり面白いです。
先ほどのような空白地帯を探すとか、営業の行き先を探すとか、こういった使い方では、自分の条件に合ったものでしっかり絞り込みをしたうえで、「どの順番に回ったらいいか?」ということも、多分計算して出してくれると思うんですね。
つまり、1つのお店へのルート案内をするのではなく、
- どの順番に回ったら1日6件回れますか?
- 7件回るにはどのルートで回ったらいいですか?
といった使い方ができるんじゃないかと思います。営業の方にとっては、訪問計画を立てる時間がぐっと短くなるかもしれません。
最後にレポートの言葉を借りると、Googleマップが「世界を地図にした」のに対し、ChatGPT Mapsは「その地図について考えさせる」ためのインターフェースだ、ということでした。ぜひ皆さん、よかったら使ってみてください。
おわりに|地図は「調べる道具」から「一緒に考える相棒」へ
今回は、ChatGPTに突然追加された新機能「ChatGPT Maps」についてお話ししました。大分県でのセミナー中に発見して、Deep Researchで調べ、急遽お伝えすることにした内容でしたが、調べれば調べるほど、その可能性にワクワクしました。
ポイントは、ChatGPT Mapsは単に「場所を探す地図」ではなく、**自然な言葉で条件を伝え、Web全体を調べ、比較表にし、自分だけの配点で採点して、地図に落とし込み、最終プランまで提案してくれる「考える地図」**だということです。特に、競合マップ、営業先リスト、自店周辺の商圏分析、そしてGoogleマップにはできない「ない場所」=空白地帯探しといったビジネスでの使い方は、かなりのインパクトがあります。
一方で、検索結果は完全ではなく、リアルタイムの交通や混雑、ナビではGoogleが強いのも事実です。空白地帯も、あくまで仮説であって結論ではありません。だからこそ、どちらか一方ではなく「使い分け」と「組み合わせ」が最強です。AIを「答えをくれる道具」ではなく「一緒に考える相棒」として、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
- 2026年9月、ChatGPTに新機能「マップ」(https://chatgpt.com/maps)が「新着」として追加された
- 無料プランは左メニューの「さらに表示」から、Businessプランは左メニューから利用できる。Proプランは配信時点でメニューに出なかったが、URLに「/maps」を直接入力すると表示された
- 位置情報(GPS)をオンにすると近くのスポットを探しやすい。ただし「ランチ」だけでは結果が出ず、「新潟市ランチ」と地域名を入れると地図付きで表示された
- 単純な場所検索だけならGoogleマップと大差はない
- 違いは「自然な言葉で相談」「口コミ・ブログ・公式サイトまで調査」「比較表」「独自配点で採点(例:雰囲気60%・口コミ20%・近さ10%)」「地図化」「最終プランの提案」
- 料金計算(入会金・事務手数料込み)、設備情報の収集、口コミと公式情報の分離評価など「多目的最適化」ができる
- 複数人の中間地点探しも得意。ただしGoogle「マップに相談」も中間地点探しを得意としている
- ビジネスでは競合マップ(半径2km)、営業先リスト+地域分け、自店周辺エリア分析(徒歩5分・10分圏)、空白地帯(「ない場所」)の発見が強力
- 注意点は、検索結果が完全でないこと、リアルタイム交通・混雑はGoogleが強いこと、空白地帯は仮説であり結論ではないこと
- 最強なのは「使い分け」と「組み合わせ」。ChatGPT Mapsで仮説 → Googleマップで照合 → 一次情報で確認
- 営業ルートでは「1日6件回るには?」「7件回るルートは?」といった使い方も期待できる
よくある質問(Q&A)
Q1. ChatGPT Mapsはどこから使えますか?無料でも使えますか?
A. 無料プランでも使えます。ChatGPTの左メニューにある「さらに表示」をクリックすると「マップ」(新着マーク付き)が出てきます。直接「https://chatgpt.com/maps」にアクセスしても大丈夫です。配信時点ではProプランの左メニューには表示されていませんでしたが、URLに「/maps」を打ち込むと表示されました。
Q2. Googleマップと比べて、何が一番違うのですか?
A. 一番の違いは「自分で1件ずつ比較しなくていい」ことです。Googleマップはキーワード検索で一覧が並ぶのが基本ですが、ChatGPT Mapsは自然な言葉で条件を伝えると、口コミ・ブログ・公式サイトまで調べ、比較表にし、自分の配点で採点して地図に表示し、回る順番まで提案してくれます。
Q3. Googleの「マップに相談」とはどう使い分ければいいですか?
A. 複雑な条件での調査・比較・独自採点・空白地帯探しなど「考える」部分はChatGPT Mapsが向いています。一方、リアルタイムの交通や混雑、ナビといった「今どう動くか」はGoogleマップや「マップに相談」が強いです。「ChatGPT Mapsで仮説 → Googleマップで照合 → 公式サイトなど一次情報で確認」という組み合わせがおすすめです。
Q4. ビジネスではどんな使い方ができますか?
A. 半径2km以内の競合を価格帯・駅距離・女性訴求などで分類する「競合マップ」、条件に合う営業先を優先度つきで出す「営業先リスト+地域分け」、徒歩5分・10分圏のライバル店を調べる「自店周辺エリア分析」、女性専用ジムや夜営業のコワーキングスペースが「ない」場所を探す「空白地帯の発見」などがあります。営業ルートを「1日6件回る順番」で考えてもらう使い方も期待できます。
Q5. ChatGPT Mapsの結果はそのまま信じてもいいですか?
A. そのまま鵜呑みにするのはおすすめしません。検索結果は完全ではなく、料金・営業時間・設備などの情報が古い場合もあります。特に空白地帯は「仮説」であって「結論」ではなく、未登録のお店や公式サイトのないお店がある可能性もあります。公式サイトなどの一次情報での確認や、現地を実際に見るアナログな調査と組み合わせて使いましょう。
ChatGPT MapsとGoogeマップ検索や「マップに相談」違い・比較

🗺️ ChatGPT Maps
ChatGPT Mapsとは、ChatGPTの左メニューや「chatgpt.com/maps」から使える新しい地図機能のことです。位置情報をオンにすると、近くのお店やニュース、天気などを会話形式で質問できます。単に場所を探すだけではなく、Web検索や比較、計算、プラン作成までまとめて行えるのが特徴です。無料プランでも利用できますが、プランによってはメニューにまだ表示されない場合もあります。
📍 マップに相談
マップに相談とは、Googleマップに搭載された会話型AI機能のことで、日本では2026年8月から提供が始まりました。複数の条件を自然な言葉で伝えて候補を絞り込めるほか、リアルタイムの交通状況や事故、工事、お店の混雑具合も会話で確認できます。Googleマップの膨大な場所データを土台にしているため、「今、実際にどうなっているか」を知りたいときに強い機能です。
🧠 意思決定AI
意思決定AIとは、情報を探すだけでなく、比較や判断まで手伝ってくれるAIのことです。従来の地図アプリは「どこにあるか」を調べる道具で、比べて選ぶのは人間の仕事でした。ChatGPT Mapsは目的の整理から調査、比較、採点、最終プランの提案まで一緒に考えてくれます。検索の対象が「場所」から「意思決定」へ変わったことが、今回の最大の進化といえます。
⚖️ 多目的最適化
多目的最適化とは、料金・距離・設備・営業時間・評判など、複数の条件を同時に考えて、一番バランスの良い答えを見つける考え方です。たとえばジム探しなら、月額料金だけでなく入会金や事務手数料を含めた初年度費用まで計算して比べられます。キーワード検索では難しかった細かい条件の組み合わせを、AIがまとめて処理してくれる点が大きな強みです。
🏆 独自採点(評価関数)
独自採点とは、自分が大事にしたい条件に割合を決めて点数をつけ、候補をランキングする方法です。たとえば「コスト30%、設備30%、距離20%、営業時間10%、評判10%」のように指定すると、その基準で各店舗を採点してくれます。地図アプリにあらかじめ用意された絞り込み機能とは違い、人によって異なる「自分にとっての正解」を見つけられるのが魅力です。
🌐 Web横断調査
Web横断調査とは、地図の情報だけでなく、公式サイトやブログ、口コミサイトなど、ネット上のさまざまな情報をまとめて調べることです。ダンベルの重さやシャワーの有無、キャンペーン料金など、地図データには載っていない細かい情報も集めて比較表にできます。口コミと公式情報を分けて評価することもでき、Googleマップ中心の検索との大きな違いになっています。
🤝 中間地点探し
中間地点探しとは、別々の場所から来る複数の人にとって、集まりやすいお店や場所を探すことです。たとえば「Aさんは電車で乗り換え1回まで、Bさんは車で高速出口から15分以内」のように、それぞれの条件を伝えると最適な場所を提案してくれます。Googleの「マップに相談」も得意な分野ですが、細かい条件を言葉で理解する力ではChatGPTに強みがあります。
📊 競合マップ・商圏分析
競合マップ・商圏分析とは、自分のお店の周りにどんなライバル店がどれだけあるかを、地図とデータで整理することです。半径2km以内の競合を価格帯や駅からの距離、女性向けかどうかなどで分類したり、徒歩5分圏・10分圏ごとの店舗数を調べたりできます。営業先リストの作成や地域別ページの企画など、店舗経営やマーケティングに直接役立つ使い方です。
🕳️ 空白地帯
空白地帯とは、需要はありそうなのに、まだお店やサービスが少ないエリアのことです。「女性専用ジムが少ない場所は?」「夜営業のコワーキングがない地域は?」と聞くと、出店のチャンスがありそうな場所を探せます。ある情報しか探せない従来の地図ではできなかった使い方です。ただし、ピンがないからお店がないとは限らないため、あくまで仮説として追加調査が必要です。
🔄 使い分けと組み合わせ
使い分けと組み合わせとは、ChatGPT MapsとGoogleマップ、公式サイトのそれぞれの長所を生かして使う考え方です。条件の整理や調査、比較はChatGPT Mapsで行い、最新の営業時間や混雑、ナビはGoogleマップで確認し、最後に料金や設備を公式サイトでチェックします。どちらか一方を選ぶのではなく、工程ごとに使い分けることが、失敗しない最強の活用法です。
ChatGPT MapsとGoogeマップ検索や「マップに相談」違い・比較

ChatGPT Mapsとは?「場所を探す地図」から「意思決定AI」へ
ChatGPT Mapsの概要と登場の背景
ChatGPT Mapsは、ChatGPTの中に追加された「地図を使って場所を探し、比べ、計画を立てる」ための専用画面です。2026年9月時点では、ChatGPTのサイドバーに「マップ」というメニューが「新着(New)」表示付きで並んでおり、URLは chatgpt.com/maps です。海外メディアでは2026年8月ごろから「ChatGPT Maps」の存在が報じられており、OpenAIはアカウントごとに段階的に展開しているとみられます。
見た目は普通のチャット画面ですが、冒頭に「スポットを見つける新しい方法」という案内があり、現在地を共有すると近くのおすすめスポットやニュース、天気など周辺のことを質問できると説明されています。入力欄の下には「地元のジェラート店を探す」「農産物の直売所を探す」「田園地帯を通るルートをたどる」「予約可能なウォーターフロントのホテルを探す」といった例が表示され、質問すると回答と一緒に地図上へ候補がマッピングされます。
注意したいのは、OpenAIの公式ヘルプが現時点で「ChatGPT Maps」という単独製品の仕様を体系的には説明していない点です。公式に確認できるのは、ChatGPTの**Web検索(ChatGPT Search)**の機能として、位置情報を使ったローカル検索、回答内の地図表示、出典の提示、レストランの空席検索と予約導線が提供されていることです。つまりChatGPT Mapsは、まったく新しい地図アプリというより、ChatGPTが得意な検索・推論・比較・計算・文章化を、地理情報という土台に載せた画面と捉えると実態に近いでしょう。
この登場が話題になっている背景には、Googleの動きもあります。Googleは2026年3月に英語版の「Ask Maps」を米国などで公開し、日本でも同年8月7日から「マップに相談」として順次提供を始めました。地図と生成AIの融合をめぐって、OpenAIとGoogleが同じ土俵に立ち始めたのが2026年の大きな流れです。
従来の地図検索との本質的な違い
ChatGPT Mapsの価値をひと言で言うと、検索する対象が「場所」から「意思決定」へ変わることです。
従来の地図検索の流れは、「キーワードで検索する」→「近い順・評価順で一覧を見る」→「1件ずつ詳細ページを開く」→「人間が頭の中で比較して決める」というものでした。たとえば「おいしいラーメン」とは検索できても、「予算はこの範囲、個室あり、駅から近い店だけ」といった細かな条件を一度に指定するのは難しく、結局は候補を一つひとつ開いて見比べる手間が残ります。
ChatGPT Mapsでは、この流れが大きく変わります。まず「週末に友達と行く、おしゃれでゆっくり話せるカフェを探して」のように、目的やシーン、こだわりを自然な言葉で伝えます。するとAIが地域・予算・人数・雰囲気といった必要条件を整理し、地図の情報だけでなく口コミ、ブログ、公式サイトなどWeb上の情報も調べます。そのうえで候補を比較表にまとめ、「雰囲気60%、口コミ20%、近さ10%」のように自分で決めた配分で採点・ランキングし、位置関係を地図で確認し、回る順番まで含めた最終プランを提案してくれます。
ここで大事なのは、「コスト30%」「設備30%」のような採点基準が、地図サービスにあらかじめ用意されたフィルターではないことです。ユーザーがその場で作った評価基準を、Web調査と地図表示の間に挟めることこそがChatGPT型の強みです。同じ「ジムを探す」でも、人によって正解は違います。一人ひとりに合った最適解を一緒に考えてくれる点が、「場所を探すだけの地図」との決定的な違いといえます。
ChatGPT Mapsの使い方と基本機能
ChatGPT Mapsの開き方と位置情報の設定方法
ChatGPT Mapsは、無料プランでも有料プランでも使える可能性があります。Web版ではサイドバーの「さらに表示」を開くと「マップ」が表示され、クリックすると chatgpt.com/maps に移動します。ただし段階的な提供のため、同じ人が持つアカウントでも、プランによってメニューに表示されないことがあります。実際に、BusinessプランではメニューにあるのにProプランでは表示されないという報告もありました。その場合でも、ブラウザのアドレス欄に chatgpt.com/maps と直接入力すると画面を開けるケースがあります。
より便利に使うには、位置情報の設定がポイントです。OpenAIのヘルプによると、ChatGPTはIPアドレスから市区町村レベルのおおまかな位置を推定してローカル検索に使うことがあります。一方、端末の位置情報の共有は任意で、初期設定はオフです。共有をオンにすると、「近くのランチ」と入力するだけで周辺の飲食店やニュース、天気をより正確に探せます。設定は「設定」→「データコントロール」→「位置情報」から確認・変更できます。
うまく近隣の結果が出ないときは、質問に地域名を入れるのが確実です。実際に「ランチ」だけでは地図が表示されず、「新潟市 ランチ」と地名を加えたところ、候補が地図にマッピングされて表示されたという検証例もあります。ヘルプでも、地域がずれる場合は市区町村や駅名、郵便番号を質問に含めるよう案内されています。VPNを使っている場合はIPアドレスからの推定がずれやすい点にも注意しましょう。
プライバシー面では、ChatGPTは正確な位置情報を会話とは別に保存しないと説明されています。ただし、表示された近隣の店舗などは会話履歴に残り、回答内の地図も履歴に残ります(正確な現在地は地図から除かれます)。また、より詳しいローカル情報を得るために、必要最小限の位置情報を信頼できる第三者の事業者に共有する場合があるとされています。
公式に確認できる4つの基本機能
ChatGPT Mapsでできることは、公式に説明されている機能をもとに次の4つに整理できます。
1つ目はWeb検索と出典表示です。ChatGPTは最新のWeb情報を検索して回答し、出典のリンクを示します。検索の途中で質問を別の検索語に書き換えたり、最初の結果を踏まえてさらに具体的な検索をしたりできるため、「渋谷で今週末に行けるテラス席のカフェ」のような複合的な質問にも対応しやすくなっています。
2つ目は位置情報と近隣検索です。IPアドレスからのおおまかな位置、または共有した端末の位置情報をもとに、近くの飲食店やサービス、地域のニュース、天気といったローカル情報を探せます。
3つ目は地図表示と比較です。検索結果には地図が表示されることがあり、候補の位置関係を見ながら比較できます。文章だけの回答と違い、「駅からどちら側にあるか」「候補同士がどのくらい離れているか」を直感的に把握できます。
4つ目は予約の導線です。日時、人数、好みを伝えると、店舗と空いている予約枠を探せます。空席情報はOpenTable、Resy、Yelpから表示されますが、提供範囲には条件があります。OpenTableは世界中で使えますが、Resyは米国のみ、Yelpは米国とカナダのみです。そのため日本では、実際に予約までつなげられるのはOpenTableに掲載されている店舗が中心になります。さらに予約検索は、対象となる個人向けプランで特定のモデルを使う場合に限られ、Business・Enterprise・Eduプランや音声会話では使えません。
一方で、ChatGPT Maps専用の店舗データベースの規模、リアルタイムの交通情報、音声での道案内(ターンバイターンナビ)、オフライン地図などの仕様は公式に明記されていません。これらをGoogleマップと同じ水準だと考えないことが、正しく使うための前提になります。
Googleマップ・「マップに相談」との違いを徹底比較
3サービスの役割と得意分野の違い
ChatGPT Mapsを理解するには、「従来のGoogleマップ」と、2026年に登場したGoogleの「マップに相談」を分けて比較する必要があります。
| 比較の軸 | ChatGPT Maps | 従来のGoogleマップ | Google「マップに相談」 |
|---|---|---|---|
| 基本の役割 | 調査・比較・計画 | 場所検索・移動・ナビ | Googleマップの会話型AI |
| 自然な言葉での複雑な条件 | 非常に強い | 検索キーワードと絞り込みが中心 | 強い(会話で対応) |
| Web横断の調査 | 口コミ・ブログ・公式サイトを横断 | 地図内の情報が中心 | Googleマップの情報が中心 |
| 独自の採点・費用計算 | 会話で柔軟に設計できる | 並べ替え・絞り込みのみ | 一部可能 |
| リアルタイムの交通・混雑 | 公式には確認できない | 非常に強い | 強い |
| 道案内(ナビ) | 公式には確認できない | 非常に強い | Googleマップのナビへつながる |
Googleマップの最大の強みは、世界最大級の場所データと、渋滞・事故・道路工事・公共交通の運行状況・到着予定時刻といった「いま現実に起きていること」の情報です。Googleは「マップに相談」について、5億人以上の投稿者によるクチコミと3億以上の場所の情報を分析していると説明しています。日本版では、通勤時の交通状況やルート上の工事・事故、お店の混雑状況まで会話で確認できます。
さらに「マップに相談」は、履歴設定がオンなら過去の会話を覚えて続きから再開でき、任意でGmailと連携すればフライトや予約の情報を考慮した提案もできます(連携は初期設定でオフ)。今後はGoogleカレンダーなどにも対応する予定です。
つまり現在の競争は、「複雑な言葉を理解できるChatGPT」対「キーワード検索しかできないGoogleマップ」という単純な構図ではありません。汎用AIから地図へ降りてきたChatGPTと、巨大な地図の基盤からAIへ上がってきたGoogleマップの競争と見るのが正確です。
ChatGPT Mapsにしかない強みとGoogleが優位な領域
Googleも会話型AIを取り入れた今、ChatGPT Mapsに残る独自の強みは何でしょうか。答えは、地図の外にある情報まで集め、ユーザー独自の基準で計算・分析できる汎用的な力です。
たとえばジム選びでは、実際の判断に「月額料金、入会金、事務手数料、必須オプション、キャンペーン終了後の料金、ラックの台数、ダンベルの最大重量、シャワーの有無、混み具合、駐輪場、移動時間」といった情報が必要になります。このうち住所・営業時間・評価は地図のデータ向きですが、入会金やキャンペーン条件、設備の台数などは各施設の公式サイトに散らばっています。ChatGPT Mapsは、地図のデータベースにない条件までWebへ取りに行き、同じ評価表に入れられるのが強みです。初年度の総額を計算したり、口コミと公式情報を分けて評価したりするのも得意です。
一方、Googleが明確に優位なのは「今日、今すぐどうするか」の領域です。リアルタイムの交通、混雑、到着予定時刻、音声ナビ、ストリートビュー、オフラインで使える地図、地点を保存・共有できる「マイマップ」などは、Googleマップの中核機能です。
また、複数人の「中間地点探し」はChatGPT Mapsと相性の良い使い方ですが、ChatGPTだけの機能ではありません。Googleは英語版「Ask Maps」の発表で、友人同士が別々の場所から集まるときに便利な中間地点を考えてレストランを探す例を示しています。移動時間の正確さが最重要なら、Google側で最終確認するのが合理的です。
なお、「自然言語の理解はGeminiよりChatGPTが上」という評価も聞かれますが、これは使う人の実感に基づく見方で、公式な比較データがあるわけではありません。どちらが優れているかより、得意分野で使い分ける視点が大切です。
ChatGPT Mapsの活用事例|日常からビジネスまで
多条件の店・ジム探しと複数人の中間地点探し
ChatGPT Mapsの力が最もわかりやすく出るのが、条件の多い店探しです。「駅周辺のジム」と検索するのではなく、次のように依頼します。
○○駅から自転車15分以内の24時間営業ジムを調べてください。月額1万円以下で、フリーウェイトが充実していること。入会金・事務手数料・必須オプションを含めて12か月の総額を計算してください。料金と設備は公式サイトの情報を優先し、口コミは別に評価してください。わからない情報は推測せず「不明」としてください。候補を10店調べ、費用30点・設備30点・アクセス20点・営業時間10点・口コミ10点の100点満点で採点し、上位5店を地図に表示してください。
こう依頼すると、単なる場所検索ではなく「データ収集→整理→計算→評価→地図化」という流れになります。ポイントは「公式サイト優先」「不明は推測しない」と明記することです。OpenAI自身も、検索結果は不完全・古い・誤っている可能性があるとしているため、AIに穴埋めの推測をさせない指示が精度を高めます。
複数人の中間地点探しも便利です。コツは「中間」を単純な距離ではなく条件の組み合わせとして伝えることです。
Aさんは電車で乗り換え1回まで、Bさんは車で高速の出口から15分以内。2人の所要時間の差が最も小さくなる場所を優先し、ゆっくり話せるカフェのある候補駅を5つ出してください。
このように伝えると、地図上の真ん中ではなく、2人にとって本当に集まりやすい場所を提案してもらえます。さらに、2歳児連れで「10〜15時、13時前後に昼寝、移動は最小限、ベビーカーOK、雨の日の代わりの場所あり」といった一日のプラン作りにも向いています。ただし当日の混雑や交通状況は変わるため、出発直前はGoogleマップで確認すると安心です。
競合マップ・営業先リスト・商圏分析への活用
ChatGPT Mapsは、店舗経営や営業、マーケティングといったビジネスの場面で特に力を発揮します。
1つ目は競合マップです。「半径2km以内の競合カフェを、価格帯、最寄り駅からの距離、女性向けの訴求で分類して」と依頼すると、競合店の一覧を作り、価格帯ごとに地図上へ色分けして表示できます。さらに「初回体験料金」「女性専用かどうか」「食事指導の有無」などの項目を加え、エリア内の密度を比べれば、単なる競合ピンの一覧が商圏分析の下書きに変わります。
2つ目は営業先リストと地域分けです。ルート営業や飛び込み営業をする人なら、「○○駅から3km圏内の個人経営の飲食店と美容室。全国チェーンは除外。WebサイトかSNSで営業実態が確認できる20店を、業態・住所・営業時間・URLで整理し、地理的に近い店を4グループに分けて、優先度もつけて」と依頼できます。候補の発掘から除外、分類、訪問計画まで一気に進められるのは大きな時短です。ただし、実際の当日の訪問順や移動時間は、リアルタイムの交通情報を持つGoogleマップで確かめる二段構えが確実です。
3つ目はローカルSEO・商圏コンテンツの設計です。自店を中心に「徒歩5分圏」「徒歩10分圏」「車で10分圏」にどんなジャンルの店がどのくらいあるかを調べ、競合が強いエリアと自店の情報発信が弱いエリアを比べます。その結果から「○○駅周辺のおすすめカフェ10選」のような地域別ページや、商圏ごとのブログ・SNS発信の優先順位を決められます。
地図そのものをSEOツールにするのではなく、地理的な需要の仮説をコンテンツ戦略に変換する使い方です。Googleビジネスプロフィールの整備(MEO)と組み合わせれば、地域での集客の打ち手をより具体的に描けるでしょう。
「ない場所」を見つける空白地帯分析と新規事業への応用
空白地帯の発見で出店・新規事業の仮説を立てる
ChatGPT Mapsの活用法の中で、特にビジネス価値が大きいのが空白地帯の発見です。普通の地図は「ここに何があるか」を見る道具で、当然ながらすでに登録されている情報しか探せません。しかしAIに次のように聞くと、地図が「足りない場所」を見つける分析画面に変わります。
- 女性専用ジムが少ないエリアはどこか
- 平日の夜まで営業しているコワーキングスペースが少ない場所はどこか
- サウナや子連れ向け施設の供給が薄い場所はどこか
これは単なる検索ではなく、「場所の発見→分布の比較→仮説づくり」への変化です。新しく店を出すとき、どこに出せばいいかを考える最初の手がかりになります。
さらに精度を上げたいなら、「供給が少ない」だけでは不十分です。本当に知りたいのは、需要がありそうなのに供給が少ない場所だからです。そこで次のように依頼します。
駅から徒歩10分圏を単位に、サウナとコワーキングスペースの数を集計してください。店舗数だけでなく、駅の利用者数、周辺のオフィス、人口、ホテル、大学、大型商業施設など需要側の指標もWebで調べ、「需要が高そうなのに供給が薄い」候補を5エリア挙げてください。データが足りない項目には信頼度をつけてください。
ここまで進めると、ChatGPT Mapsは「地図検索」から「新規事業の仮説づくり」の道具へと変わります。フランチャイズや多店舗展開であれば、競合店だけでなく、相性の良い業態、学校・病院、オフィスの集まり、住宅地、駐車場なども同じ地図上で比較し、既存店に近すぎる候補を外して、自社店舗同士の客の奪い合いを避ける検討もできます。
空白地帯分析の注意点と精度を上げるコツ
空白地帯分析には、必ず押さえておきたい注意点があります。それは、地図にピンがないことと、実際に店がないことは同じではないという点です。
新しくオープンしたばかりでまだGoogleマップに登録されていない店や、公式サイトを持たない個人店、SNSだけで発信している店は、検索で見つからない可能性があります。OpenAIも検索結果は不完全な場合があると明記しています。つまり「ピンがない≠店がない≠需要がある」という3つを混同しないことが重要です。「競合が3店しか表示されなかったから3店しかない」と判断してはいけません。
そのため、空白地帯はあくまで一次仮説の発見に使い、出店の可否を決める調査の代わりにはしないのが鉄則です。実際に判断するには、賃料、用途地域、人の流れ、競合の売上などを追加で調べ、現地に足を運んで確かめるといった、デジタルとアナログ両方の確認が欠かせません。
精度を上げるコツは、依頼文に「目的、必ず満たす条件、あると望ましい条件、評価の式、調べる情報源、不明な情報の扱い方、出力の形式、地理の条件」をセットで入れることです。たとえば次のような形です。
○○駅から徒歩15分圏内でパーソナルジムの競合調査をしてください。チェーン店と個人店を区別し、料金・入会金・体験料金・営業時間・女性専用かどうか・食事指導・口コミの評価と件数を調べてください。料金と設備は公式サイトを優先し、確認した日と出典を付け、わからない情報は推測しないでください。500m圏ごとに競合の密度を比べ、密度が低い場所を挙げてください。ただし「見つからない=存在しない」とは判定しないでください。最後に、供給が薄い理由の仮説を3つと、追加で調べるべき項目を示し、候補を地図に表示してください。
「おすすめして」だけでは、ChatGPT Mapsの能力の半分も引き出せません。条件を具体的に言葉にするほど、仮説の質は上がります。
ChatGPT Mapsを使いこなすための注意点と使い分け
検索結果の限界と確認すべきポイント
ChatGPT Mapsはとても便利ですが、表示された情報をすべて正確で最新だと考えるのは危険です。OpenAIは公式ヘルプで、検索結果や出典は不完全、古い、または誤っている可能性があるとし、出典を開いて内容を確認し、正確さが重要なときは信頼できる情報源を使うよう案内しています。
特に注意したいのは次の4点です。
1つ目は、検索結果は完全ではないことです。掲載されていない店があったり、閉店・移転した店が残っていたりする可能性があります。
2つ目は、料金・営業時間・設備は公式サイトで確認することです。これらはAIの回答やまとめサイトの情報が古くなっている場合があります。気になる店は必ず公式サイトで最新情報を確かめ、確認した日をメモしておきましょう。
3つ目は、リアルタイムの交通や混雑はGoogleが強いことです。電車やバスの運行状況、道路の渋滞、店の混雑具合など「今日どうするか」の情報は、Googleマップのほうが正確です。出発直前の確認は別に行いましょう。
4つ目は、空白地帯は仮説であって結論ではないことです。前の章で触れたとおり、データの空白は店がないことを意味しません。
やってよいのは、候補を幅広く集めて比較すること、気になる情報を公式サイトで確かめること、Googleマップや口コミなど他の情報源と組み合わせて判断することです。反対に、表示された情報をそのまま事実として信じ込む、古い情報のまま予約や来店をする、わからない情報を推測で判断する、といった使い方は避けましょう。
ChatGPT Mapsは「完全な事実データベース」ではなく、仮説づくりと比較整理の相棒として使うのが上手な付き合い方です。
最強なのは「使い分け」と「組み合わせ」
ChatGPT MapsとGoogleマップは、どちらか一方を選ぶものではありません。2026年時点で最も賢い使い方は、作業の段階ごとに使い分けて組み合わせることです。
ステップ1:ChatGPT Mapsで調査・比較する エリアや予算、目的などの条件を言葉にして、候補を集め、Webで口コミや評判を調べ、比較表を作り、独自の基準で採点し、おすすめプランの仮説を作ります。条件が多いほど、ChatGPT Mapsの強みが生きます。
ステップ2:Googleマップ/「マップに相談」で現地の行動を支える 候補が決まったら、最新の営業時間や定休日、混雑、交通手段、到着予定時刻を確認し、ナビで目的地まで向かいます。「今から行ける?」「混んでる?」「何分で着く?」という問いはGoogleの得意分野です。
ステップ3:公式サイトなどの一次情報で最終確認する 料金やメニュー、設備、予約条件、キャンセルの規定、最新のお知らせを、実際に行く前に公式サイトで確認します。
ビジネスで使う場合も同じで、「ChatGPT Mapsで仮説を立てる→Googleマップで照らし合わせる→各店の公式サイトや公的統計で確かめる」という三段構えが安全です。営業の訪問ルートなら、「1日に6件回るにはどの順番がいいか」「7件回るにはどのルートか」といった割り振りの考え方をChatGPTに出させ、当日の実際の移動はGoogleマップで決めると、それぞれの長所を生かせます。
Googleマップが「世界を地図にした」サービスだとすれば、ChatGPT Mapsは「その地図について考えさせる」ためのインターフェースです。まずは次の外出や、自分の店の周りの競合調査で、条件を具体的に書いて試してみてください。単語で検索していたときとの違いは、一度使えばすぐに実感できるはずです。
ファクトチェック・修正一覧
| 配信・資料での内容 | 検証結果 | 記事での扱い |
|---|---|---|
| 「昨日(9/25)新機能が追加されたのを確認した」 | 海外メディア(TECHBOOK/Yahoo News UK、2026年8月12日)が「ChatGPT Mapsを段階的に展開中」と報じており、登場自体は8月から。アカウントにより表示時期が異なる | 「8月ごろから報じられ、段階的に展開」と記載 |
| Proプランではメニューに表示されない | 段階的ロールアウトの特徴と一致。OpenAIの公式リリースノートにもMaps単独の告知は見当たらない(2026年9月26日時点) | 「プランやアカウントにより表示されない場合がある」と注記 |
| 「徒歩5km、5分圏内」 | スライドは「徒歩5分圏/徒歩10分圏/車10分圏」。「5km」は言い間違い | 「徒歩5分圏」に修正 |
| 料金・営業時間・設備は「Googleマップの方が劣っている場合がある」 | スライドの趣旨は「料金・営業時間・設備は公式サイトを優先して確認」 | 「公式サイトで確認」に修正 |
| 「マップに相談は中間地点探しが得意」 | Googleの英語版Ask Maps発表で中間地点の例が示されている。日本語版の公式ブログには中間地点の記載なし | 英語版発表の例として記載 |
| 「自然言語処理はGeminiよりChatGPTの方が上」 | 公式な比較データは確認できず、個人の評価 | 「実感に基づく見方」と明示 |
| 「予約の導線」がある | 公式ヘルプで確認。ただしResyは米国、Yelpは米国・カナダのみ。OpenTableは世界で利用可。対象の個人向けプランと特定モデル限定、Business等と音声会話は対象外 | 日本ではOpenTable中心であることなど条件を明記 |
| GPSをオンにすれば地名不要で近くを探せる | 位置情報共有は任意・初期オフ。「ランチ」単体では地図が出ず、地名を加えると表示された(配信内の検証) | 地名を入れるコツとして記載 |
| マップに相談の日本提供開始 | Google公式ブログ:2026年8月7日公開、「本日より数週間かけて順次提供」。英語版は2026年3月 | そのまま記載 |
| ChatGPT Maps専用のリアルタイム交通・ナビ・オフライン地図 | OpenAI公式ページに記載なし | 「公式には確認できない」と記載 |
出典一覧
| 情報 | 出典 |
|---|---|
| ChatGPT Mapsの画面・URL | ChatGPT Maps |
| Web検索・位置情報・地図表示・予約(OpenTable/Resy/Yelp)の仕様、検索結果の注意 | Searching the web with ChatGPT|OpenAI Help Center |
| 位置情報共有機能の追加(2026年3月26日) | ChatGPT — Release Notes|OpenAI Help Center |
| ChatGPT Mapsの段階的展開に関する報道 | ChatGPT Introduces Map Feature(TECHBOOK/Yahoo News UK) |
| 「マップに相談」日本提供、5億人・3億件、リアルタイム情報、Gmail連携、履歴 | Google マップの新機能「マップに相談」を日本で提供開始|Google Japan Blog |
| 「マップに相談」日本提供の報道 | Impress Watch/マイナビニュース |
| 英語版Ask Maps(中間地点の例) | Ask Maps and Immersive Navigation|Google Blog |
| 配信内容・スライド・調査資料 | 2026年9月26日配信「15縦」、スライド「ChatGPT Maps」(全10枚)、調査資料「ChatGPT Maps徹底調査」 |










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