Googleの進化は、人類の脳が退化することと反比例する事実

先日にtwitterへ書いたんですけどね。

改めてGoogleは恐ろしい会社だと思った。
人間の思考を衰えさせる張本人はGoogleなのか？

ちょっと怖くて検索を止めようと思ったくらい(笑)

というのも、先日にテレビで脳科学者の茂木健一郎さんが
面白い事を解説していて驚いたんです。

検索する生活になれると側頭連合野の能力が弱くなり、
記憶の能力が落ちるそうだ。

側頭連合野ってのは脳科学で使われる専門用語らしいんです。

確かに思い当たることがあります。

分からなかったら、すぐ調べればいいって思うようになると
キチンと頭で考えなくなるんですよね。

脳科学的には、一度見たことある物は本人の意識になくても
脳波を調べると確認できるらしい。

ちゃんと脳の中にはインプットしてあるのに
意識的にピックアップする事が出来ていないらしい。

これについては実験結果などもテレビでしていたが
無意識に見ていて全く覚えていないものでも
脳はキチンと記憶しているんですよね。

Googleの検索やGmail、カレンダーなどのサービスや
twitterの情報をリアルタイムに収集するデータベースは
人の行動どころか思考まで把握されている。

無意識に見ている事や行動している事、考えている事も
Googleには把握されているんですよね。

しまいには、Googleのトップページに
「今あなたは、こんなこと考えていませんか？
　それに適した広告はコレ！」
みたいに表示されそうです。

キーワード広告よりもコンテンツ広告
コンテンツ広告よりもソウト広告（思考＝Thought）。
みたいなのが出てきそうです(笑)

twitterで、
　いまどうしてる？
と書かれているので、つぶやこうと思ったら
　いまコレ考えていません？
と広告を出されそうで。。。

twitterで書いている事は思考の言語化であり、危険なことなんだよね。
それを上回る創造性やオリジナリティを追求するべきで
Googleと人間との戦いですね(笑)

Googleが世界を制する日には、
人類の脳は支配され堕落している。

誰もが考えない、記憶しない人間だらけになっている。

そう考えると本当に怖い。

以前に、こんなことを聞いた事がある。

毎年右肩上がりに成長している会社で営業力がある。
ただし営業マンに頼っている事が多いので
営業マンが止めてしまうと、情報を共有化できなかった。

そこで、営業日報などを全てデジタル化して
データベースにして社内で共有できるようになった。

営業の予定も効率的に立てられるようになったし
上司は部下の現状を、つぶさに把握できるようになった。

にも関わらず、売上が伸びず苦しんだ。

社内では、ライバルの商品のせいや、
業界の変化のせいにしていたようです。

でも、その話を聞いて、私は違うなって思ったんです。

私も元々は営業上がりのアナログ人間です。

営業の勘というのは凄く大事で
まだまだ言語化したり、データベース化できるものではない。

限られた営業活動の時間に勘を削ぎ澄まさないといけないのに
営業日報の入力時間や上司とのメール対応に追われる。

つまり本末転倒になり兼ねないんだよね。

その会社はデータ社会に危惧し対応したので
立て直し、今も右肩上がりを続けている。

ソフトやシステムに振り回されず
あくまでも自分の脳を使いアナログを使う癖をつける。

やはり、これが最強です。

今でも私はセミナーテキストを作るときや
こういうコラムを書くときは紙に手書きです。

この感覚を失わない方がいいですよ。

確かにGoogleのサービスは便利で進化しています。

でも進化していると言う事は、
自分の脳は退化していると言う事。

Googleの戦略は人間の脳を退化させることかもしれない。

主導権は常に自分が持っている事。

常に冷静に考えられるようになること。

たまにはGoogle批判してみる人いてもいいよね？(笑)