情報リテラシー論14人工知能など最新ノウハウ’25長岡造形大学

音楽生成AIのSunoヤバい!
4日で10人が増えて更に加速!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。
恒例の長岡造形大学で行う
情報リテラシー論の講義が
今年も後期から始まりました。
https://www.nagaoka-id.ac.jp/about/academics/curriculum/liberal-arts/
人工知能など最新ノウハウとして
第14回めの講義を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=BBnWbyKMozA
上記の続きの動画はYouTubeメンバーシップの
デイリー会員(190円/月)に限定公開しています。
詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
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情報リテラシー論14人工知能など最新ノウハウ’25長岡造形大学
生成AIによる動画・音声・スライド・カルーセル・図解による解説は無料
動画解説
https://www.youtube.com/watch?v=WvFSFiSQyVE
音声解説
https://www.youtube.com/watch?v=aquJQld5B-o
スライド解説
https://www.youtube.com/watch?v=Axax67MVzkY
リアル対話解説
https://www.youtube.com/watch?v=_8FcRXojysM
キャラ対話解説
https://www.youtube.com/watch?v=fzMayaSS8ZI
スライド
https://www.docswell.com/s/6534747/5WMP8D-2026-01-22-051833
カルーセル
https://www.instagram.com/p/DTyTQPVk5Y1/
漫画

インフォグラフィック解説

マインドマップ

講義スライド90ページ中
85ページ
が1年間で新しく!
去年のスライドが全く使えないほど
AI技術は急速に進化している
現在はSNSを中心に当たり前の機能に
UIの革新が世界を変える好例。小さな発明が大きな変化を生み出す。
人類の知識→思考→実行のプロセスをAIが再現
共通トレンド 📈
検索→AI対話への大きな流れ。逆引き的な検索が可能に。
新機能追加
✉️ メール直接送信機能
🎨 Canva等のクラウドサービスと同期
💳 廉価プラン登場
🛍️ ショッピングアシスタント機能
制限 ⚠️
「あなたの1年間のまとめ」機能は日本未対応
→ Opera + VPNで利用可能
Nano-Banana & Nano-Banana Pro
画像生成機能が飛躍的に進化
→ 言語化する能力が問われる時代に
RAG(Retrieval-Augmented Generation)
独自データを活用した生成AIの新しいアプローチ
最新情報 🆕
BananaNL – NotebookLM専用Chrome拡張機能がリリース
デザインを言語化 → 同じテイストで別デザイン生成
※学生からの情報提供
⚡ Xの画像編集機能
ワンクリックで画像加工が可能に
対策
• アニメーションGIF化
• 動画形式での投稿
🔓 ウォーターマーク削除AI
無料でウォーターマークを削除可能なサービスが登場
→ フリー素材ビジネスモデルへの脅威
「画像をなるべく載せないように」
「どれが本物でどれがAI生成か見分けがつきにくい」
なぜサザエさんは原作者の死後も新作を生み出すのか?
① 画風 – 簡単に真似できるように
② 世界観 – 原作の世界観を再現
③ 声 – 声優の声を再現可能
継承事例
🔵 サザエさん – 長谷川町子氏逝去後も継続
🔵 ドラえもん – 藤子・F・不二雄氏逝去後も継続
🔵 ちびまる子ちゃん – さくらももこ氏逝去後も継続
🔵 クレヨンしんちゃん – 臼井儀人氏逝去後も継続
🔵 ルパン三世 – モンキー・パンチ氏逝去後も継続
🔵 相棒 – キャラ・監督・脚本変更も世界観継続
🎓 学生へのメッセージ
デザイナーを目指すなら、AIを使って自分の画風を言語化・データ化することで、生きている間だけでなく、死後も作品を継承できる時代に。自分の作品を多くの人に知ってもらいたいなら、生成AIは強力なツール。
重要な視点 🎯
言語化 → 仕組み化 → IT化 → 効率化
人類の歴史はこのサイクルの繰り返し
生成AIで業務改善しても仕事は減らない
→ 仕事が増えて生産性が上がるだけ
階段企画の比喩
階段を登るのか、AIのエスカレーターに乗るのか。
そして、いつかエレベーターがやってくる。
※次回詳細解説予定
※次回詳細解説予定
講義の核心
🔥 AI技術は1年で劇的に進化(90%以上が新情報)
🌍 あらゆる分野でAIが標準実装される時代へ
🎨 クリエイターにとってAIは脅威ではなく継承のツール
🚀 言語化能力がこれからの重要スキルに
📚 NotebookLMやその他ツールを積極的に活用しよう
次回は最終回!
情報リテラシー論、そしてテストも頑張りましょう 🎯
情報リテラシー論15人工知能など最新ノウハウ’25長岡造形大学
長岡造形大学の情報リテラシー論第14回の講義内容。AI技術の急速な進化により、90ページ中85ページのスライドが1年で刷新された。生成AIチャットの普及、NotebookLMによるRAG技術、画像生成AIの進化、YouTubeの自動吹き替え機能などを紹介。AIによる作品継承の可能性や、第4次産業革命における非定型業務の自動化について解説。学生からの質問では、AI依存や画像加工問題などが話題となり、言語化能力の重要性が強調された。

- はじめに
- AI技術の最新動向と講義の全体像
- 各種AIサービスの進化と実装事例
- AIがクリエイティブ分野にもたらす革命的変化
- 学生たちの疑問に答える〜現場からのリアルな声〜
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
2026年1月21日、新潟県の長岡造形大学で行われた情報リテラシー論第14回目の講義。テーマは「人工知能など最新ノウハウ」でした。この講義の驚くべき事実をお伝えしましょう。なんと、90ページあるレジュメのうち、85ページが昨年から新しく作り直されたのです。つまり、前年のスライドがほとんど使えないほど、この1年間でAI技術は劇的に進化したということです。AIの進化スピードは私たちの想像をはるかに超えています。無限スクロールから生成AI、NotebookLMまで、私たちの日常に溶け込み始めたAI技術。この記事では、90分の講義内容を15分で振り返りながら、学生たちから寄せられた質問や感想も交えて、AI革命の「今」を徹底的に解説していきます。デザインを学ぶ学生たちにとって、そして私たち全員にとって、AIはもはや避けて通れない存在となっています。
AI技術の最新動向と講義の全体像
講義の背景と驚きの事実
今日は2026年1月21日水曜日、新潟県の長岡造形大学で教えている情報リテラシー論第14回目の講義内容をお届けします。90分の講義の内容を15分で振り返っていくという、非常に濃密な内容となっています。そして、学生から質問や感想などを受け取っていますので、それについてもしっかりとお答えしていきたいと思います。
今回の講義で使用したレジュメは、なんと全部で90ページもあります。しかし、ここで驚くべき事実があります。90ページ中、なんと85ページぐらいが新しくなったのです。つまり、去年のものが全く使えないスライドだったということですね。この1年間にAIについて色々なことが変わったということを如実に物語っています。
残り2回となった講義では、様々な最新ノウハウを詰め込んでいます。講義が行われた日の大学は、若干雪が降っているものの、いわゆる雪景色という状態まではまだ到達していない、そんな素敵な風景でした。学生からの質問もたくさん入っていますので、これらについても丁寧にお答えしていきます。

無限スクロールの発明とその影響
まず最初に取り上げたのは、無限スクロールの話です。この機能は2006年にあるデザイナーさんが発明したことによって誕生しました。今ではSNSを中心として当たり前になっている機能が無限スクロールなんですが、これはデザインを目指す大学生の皆さんにとっては非常に大事な話だということで紹介しました。
無限スクロールは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の観点から見ても革命的な発明でした。従来のページネーション方式と比べて、ユーザーはスムーズにコンテンツを閲覧し続けることができるようになりました。この発明は、現代のソーシャルメディアプラットフォームの基盤となる技術の一つとなっています。

AIの基本的な考え方
次に、AIの考え方の基本について解説しました。人類は五感を使って入力した知識を脳で思考して出力しているという、このシンプルながら本質的な考え方です。私がよく話をしている「知識、思考、実行」の話ですね。
この考え方は、AIの仕組みを理解する上で非常に重要です。人間の認知プロセスとAIの処理プロセスには共通点があり、それを理解することで、AIをより効果的に活用できるようになります。入力(知識)、処理(思考)、出力(実行)というこの三段階のプロセスは、AIシステムの設計思想の根幹をなしています。

ショート動画機能の進化と終焉
続いて、ショート動画のタブについての話題に移りました。Amazonは「Inspire」というサービスをアメリカで始めていたのですが、実はこのサービスは終了してしまいました。その代わりに、生成AIチャットのタブが追加になったということです。具体的には「Rufus」というサービスが登場しました。
このAmazonの方針転換は、小売業界におけるAI活用の方向性を示す重要な事例です。ショート動画という視覚的なアプローチから、対話型AIによる商品検索・推薦という、より対話的でパーソナライズされたアプローチへの転換を意味しています。
各種AIサービスの進化と実装事例
GoogleマップへのAIチャット導入
GoogleマップにもAIチャットが導入されたという大きなニュースがありました。そして、AIチャットが導入されたことによって、従来のホームページへの問い合わせは減少しているという興味深いデータも出ています。これは、ユーザーが求める情報にアクセスする方法が根本的に変わってきていることを示しています。
Googleマップは単なる地図アプリではなく、ローカルビジネスの情報検索、ルート案内、周辺施設の発見など、多様な用途で使われています。ここにAIチャットが導入されることで、「近くの美味しいイタリアンを教えて」といった自然言語での問い合わせが可能になり、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。

ChatGPTのショッピングアシスタント機能
ChatGPTにショッピングアシスタントという機能が追加されました。これは、ユーザーの買い物をサポートする機能で、商品選びに悩んだときに非常に便利です。無料で使えるこの機能は、贈り物選びなど、購入に迷う場面で特に威力を発揮します。
楽天市場アプリのUI変更とAI導入
楽天市場のアプリでは、UIが大幅に変更されました。ショート動画が表示されるようになり、Instagramのような機能が追加されたのです。さらに注目すべきは、ここにも「楽天AI」というAIチャットが導入されてきたということです。これは非常に大きな流れだと考えられます。
eコマース業界におけるAIの導入は、単なる技術革新ではありません。これは、消費者の購買行動そのものを変える可能性を秘めています。従来のキーワード検索から、対話型の商品発見へ。この変化は、オンラインショッピングの未来を大きく変えることでしょう。
ChatGPTの廉価プランと新機能
ChatGPTには廉価プランが登場し、様々な新規機能が追加されました。メールを直接送れるようになったり、Canva(キャンバ)などの知識、クラウドと同期して使えるようになったりと、機能拡張が続いています。
特に注目すべきは、外部アプリケーションとの連携機能です。Canvaとの連携により、ChatGPTで生成したテキストやアイデアをそのままデザインツールで視覚化できるようになりました。また、Illustratorなどの専門的なデザインツールとも組み合わせることで、クリエイティブワークの可能性が大幅に広がっています。
キーワード検索の次世代へ
キーワード検索の次は、生成AIが導入される可能性について議論しました。検索エンジンのあり方そのものが変わろうとしています。従来の「キーワードを入力して、関連するページを表示する」という方式から、「質問を投げかけて、直接答えを得る」という方式への移行が始まっています。

ChatGPTの年間まとめ機能
「あなたの1年間のChatGPT」というまとめ機能があります。残念ながらこれは日本では使えないのですが、OperaブラウザでVPNを使えば利用可能だという裏技も紹介しました。授業でもこの話をしたので、学生たちにも分かりやすかったと思います。
この機能は、ユーザーがChatGPTをどのように活用してきたかを振り返ることができる興味深い機能です。自分の成長や学習の軌跡を可視化できることは、教育的にも非常に価値があります。
Meta AIの進化:Llama 4とSNS機能
Llama 4が利用可能になったという大きなニュースがありました。そして、MessengerやInstagramにもAIが導入されました。これは最近、皆さんにもお伝えしたニュースですよね。さらに、SNS機能も導入されたということで、「Vibes」というものがMeta AIに追加されています。
MetaのAI戦略は、ソーシャルメディアプラットフォームとAIの融合という点で非常に野心的です。ユーザーが日常的に使うコミュニケーションツールにAIを統合することで、AIの利用がより自然で身近なものになっていきます。
Google Gemini 3.0の登場
Google Gemini 3.0の登場は、やはり大きなインパクトがありました。Nano-Bananaシリーズ、そしてNano-Banana Proが登場したことによって、画像生成の分野でかなりの進化が見られました。画像生成の歴史を振り返ると、この進化のスピードは驚異的です。
Gemini 3.0は、マルチモーダルAIとしての性能が大幅に向上しました。テキスト、画像、音声、動画など、様々な形式のデータを統合的に処理できる能力は、AIの応用範囲を飛躍的に拡大させています。
NotebookLMとRAGの概念
GoogleのNotebookLMについても詳しく解説しました。これはRAG(Retrieval-Augmented Generation)という考え方に基づいています。この機能を使うと、アウトプットの形でインフォグラフィックを作成できたり、さらに音声解説、動画解説、スライド解説といったことができるようになりました。
RAGという技術は、AIの回答精度を向上させる重要な手法です。外部の知識ソースから関連情報を検索(Retrieval)し、それを基に回答を生成(Generation)することで、より正確で最新の情報を提供できます。NotebookLMは、この技術を活用して、ユーザーが提供したドキュメントを基に様々な形式のコンテンツを生成できる画期的なツールです。
さらに、昨日動画で話した内容として、NotebookLM専用のChrome拡張機能「BananaNL」についても授業で触れました。この拡張機能により、NotebookLMの機能をより便利に、より効率的に使えるようになっています。



デザインの言語化とYAML形式
デザインを再現できるという話題も取り上げました。これは実は学生から教えてもらった内容で、非常に興味深いものでした。デザインをYAML形式で復活させる、つまり言語化するということです。言語化ができたら、そのデザインを基に別のデザインを作成できてしまうという可能性があります。
YAML形式とは何かということについても、詳しくまとめました。YAML(YAML Ain’t Markup Language)は、人間が読みやすいデータシリアライゼーション言語で、設定ファイルなどによく使われます。デザインの要素や構造をYAML形式で記述することで、デザインを再現可能な「レシピ」のように扱えるようになります。
AIがクリエイティブ分野にもたらす革命的変化
X(旧Twitter)の画像加工機能と問題点
Xの画像加工機能がワンクリックでできるようになり、話題になっています。しかし、これについては慎重に考える必要があります。どういう立場でやっていったらいいかということで、アニメーションGIFにするとか動画にすることによって無断加工を防ぐことはできます。しかし、一方でXの仕様上の課題も存在します。
クリエイターにとって、自分の作品が勝手に加工されてしまうという問題は深刻です。著作権や肖像権の観点からも、この機能の実装には賛否両論があります。学生の中には、「最近ここ数年でも最悪の改悪だと思っています」という強い意見を持つ人もいました。また、「画像加工が怖くて画像をなるべく載せないようになりました」という声もあり、クリエイターの創作活動に影響を与えている実態が浮き彫りになりました。
ウォーターマーク削除技術の登場
画像のウォーターマークをAIが無料で削除できる「ウォーターマークリムーバー」というサイトが登場しました。このようなツールが出てきたことで、従来はフリー素材を販売している人たちが、サンプルに「SAMPLE」という文字を入れて勝手に取得できないようにしていた保護策が、効果を失いつつあります。
AIによって、今まではビジネスとして成り立っていたモデルが崩壊する可能性があります。これは倫理的な問題も含んでおり、技術の進歩と著作権保護のバランスをどう取るかという難しい課題を提起しています。

YouTubeのオートダビング機能
YouTubeのオートダビング機能も画期的な進化を遂げています。今までは、動画で喋っている内容が自動翻訳されて字幕として画面に出てくるという機能がありました。これだけでも十分に画期的な機能でしたが、今度は吹き替えで音声を英語など他の言語に置き換えて喋れるようになったのです。
そして重要なのは、この機能が無料で実装されているということです。さらに、これからは自分の声のままで吹き替えができるようになるということも発表されています。こうなってくると、言語の壁を越えたコンテンツ発信が誰にでも可能になり、本当に楽しみでしかないという状況です。

AIによるキャラクター作成と音声合成
AIを使うとキャラクター作成が簡単にできるようになりました。自分のキャラクターを作って、そのキャラクターに喋らせるということができるようになったのです。さらにこの技術は進化を続けており、今度はリアルな人物の写真を登録して、リアルな人物として喋らせるということも可能になりました。
この技術の応用範囲は非常に広く、教育、エンターテインメント、ビジネスプレゼンテーションなど、様々な分野での活用が期待されています。自分の分身を作って、多言語で情報発信することも夢ではなくなってきています。
サザエさんに学ぶ:原作者なきコンテンツの永続性
結構学生の方に話したかった重要なテーマが、「なぜサザエさんは原作の長谷川町子さんが亡くなっても新作を生み出し続けるのか」という問題です。
まず、画風というものを真似することが、AIによって簡単にできるようになりました。そして、その原作者が作った世界観を真似ることもできるようになってきています。では、あと何が必要かというと、声優さんが同じであれば、原作者が亡くなっても作品を続けることができます。さらに、声優さんが亡くなっても、同じような声を再現する技術があれば継続可能です。
そして最後に、脚本家という存在が、この原作に基づく世界観を言語化して脚本に書くことができれば、作品は永続的に続けることができるのです。この話は非常に興味深いので、学生の方にも詳しく説明しました。

原作者が亡くなっても続く作品たち
ドラえもん、ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃん、ルパン三世。これらの作品はすでに原作者が亡くなっているにもかかわらず、漫画やアニメ、映画として引き続き制作され続けています。
では、これから学生の皆さんがデザイナーを目指すとして、自分の作品をずっと代々受け継いでいってもらいたいと思った場合、どうすればいいでしょうか。その答えの一つが、AIの活用です。AIを使うことによって、自分の画風を引き継いでいくことができるというのは、一つの大きな可能性です。
将来、何か自分の作品を多くの人に知ってもらいたいと思うのであれば、それを生きている間だけではなく、生きていない時、つまり死んでしまったとしても引き継いでいくことができる。これは生成AIによって初めて可能になった、革命的な概念です。このような話は、クリエイターを目指す学生たちにとって、非常に重要で、かつ面白い視点だと思います。
人気ドラマ「相棒」の事例
人気ドラマ「相棒」の話も興味深い事例です。このドラマでは、相棒役のキャラクターは何度も変更されています。また、監督や脚本も変わっています。しかし、「相棒」というタイトルのまま、一つの世界観を維持し続けています。これは一つの作品を長期的に継続させる上で、非常に面白い考え方だと思います。
キャラクターや制作陣が変わっても、作品の核となる世界観やコンセプトを維持することで、ブランドとしての「相棒」は継続しています。これは、AIを活用した作品制作の未来を考える上でも、重要な示唆を与えてくれます。

次世代AIブラウザ:AtlasとClaude in Chrome
Atlasというブラウザ、AIブラウザの話があります。この辺については、今回の授業では時間の都合で詳しく触れることができませんでしたが、次回の講義で詳しく話す予定です。
同様に、ChatGPTのAtlasだけではなく、「Claude in Chrome」というChromeの拡張機能についても注目すべきです。これはClaude(クロード)というAIをChromeブラウザで使えるようにする拡張機能です。これも今回は時間が足りずスライドを入れておくだけになりましたが、次回詳しく解説する予定です。
UX、DX、そしてAI革命へ
UXによる顧客体験の最適化とDX(デジタルトランスフォーメーション)、ビジネス変革の先には、AI革命が待っているという大きなテーマについても議論しました。
人類の歴史というものを大きく振り返ってみると、いかに言語化し、いかに仕組み化して、それをIT(インフォメーションテクノロジー)に置き換えて効率を上げるかということの繰り返しでした。そして今、さらなる革命が起きようとしています。

産業革命の歴史と第5次産業革命
第1次・第2次産業革命では、左下の定型業務の身体労働が機械化されました。その後の第3次産業革命、いわゆるIT革命では、定型的な頭脳労働が自動化されました。そして今、第4次産業革命が起きています。これは右上の非定型の頭脳労働、つまり創造的な思考が必要な分野にも、AIが進出してきているということです。
では、今度第5次産業革命がやってくるとすれば、どうなるでしょうか。それは右下の領域、つまりロボットによる人間の身体労働の代替ということになります。非定型の身体労働、つまり臨機応変な判断が必要な身体作業までもが、ロボットとAIの組み合わせによって自動化される時代が来ようとしています。

生成AIで仕事は減らない、むしろ増える
生成AIで業務改善しても仕事は減らないという、一見矛盾しているように聞こえる話があります。これは以前、動画でも話した内容です。実際には、AIによって効率化が進むことで、仕事の量が減るのではなく、むしろ増えるのです。そして、生産性が上がるのです。
これはどういうことかというと、今まで時間がかかってできなかったことが、AIの助けを借りてできるようになることで、より多くのプロジェクトに取り組めるようになります。また、より高度な課題に挑戦できるようになります。結果として、仕事の質と量の両方が向上するということです。
階段企画:階段を登るか、エスカレーターに乗るか
最後は、いつも話している「階段企画」の話で締めくくりました。階段を登るのか、AIのエスカレーターに乗るのか、という選択の問題です。
階段を一段一段登っていく従来の方法も確かに価値があります。しかし、AIというエスカレーターを活用することで、より早く、より高い場所に到達できます。そして、そうしているうちに、いつかエレベーターがやってくるかもしれません。つまり、さらに革新的な技術が登場し、私たちの働き方や学び方を根本から変える可能性があるということです。

学生たちの疑問に答える〜現場からのリアルな声〜
人が面白いと感じる要素について
学生からの最初のコメントは、「人が面白いと感じる要素がズレと身体と変化だと言われてすごく納得しました。今後の作品制作で取り入れたいです」というものでした。このように、私が皆さんに発信したことが作品に影響を与えていくというのは、本当に嬉しいことです。教育の醍醐味を感じる瞬間です。
YouTubeショートとAmazon Inspireの類似性
「最近YouTubeのショートの方で商品のリンクと画像が画面内に出てくるようになっていて、AmazonのInspireと似ているなと思いました」という鋭い観察もありました。確かに、各プラットフォームが似たような機能を実装し始めているのは、それが消費者にとって有用だという証拠でもあります。
ChatGPTのショッピング機能への期待
「よく贈り物で何を贈ろうか悩むことが多いので、ChatGPTのショッピングの機能を使ってみようかと思います」というコメントもありました。ぜひぜひ使ってみてください。無料で利用できますし、贈り物選びという悩ましいシーンで、AIは非常に頼りになるアシスタントになってくれます。
AIチャットの逆引き検索機能
「提示された目的や需要に対して有効な商品やページを紹介するAIチャットは人の思考に近い逆引き的な検索ができて、いつも便利だなと感じています」という感想もいただきました。まさにその通りです。従来のキーワード検索とは異なるアプローチで、目的から手段を見つけ出すという、人間の自然な思考パターンに近い検索が可能になりました。
Yahoo!ショッピングのAI機能
「楽天ではないのですが、Yahoo!ショッピングでもAIがショッピングをサポートしてくれる機能があるので、ポイントが多くつく日を調べたり、他の商品の比較をしたりしたことがあります」という情報も共有してくれました。Yahoo!ショッピングにもそのような機能があるんですね。素晴らしい情報です。Yahoo!の機能として実装されているということで、これも大きな流れの一部ですね。
アプリ連携機能の発見
「アプリを接続できることは知りませんでした。活用の幅が広がりそうです」というコメントもありました。CanvaやIllustratorなどと組み合わせていくと、本当に面白い使い方ができます。クリエイティブワークの可能性が大きく広がります。
AI画像編集の利便性
「AIで生成した写真やイラストを追加で編集できるのは便利だと思いました」という感想もいただきました。その通りです。画像生成から編集へとシームレスに移行できる流れは、本当に革命的です。「AIとの共同作業みたいで面白い」という表現も、まさに的を射ています。
ChatGPTのメモリー機能
「まとめは使えませんでしたが、ChatGPTに直接聞いてみたところ、質問や利用目的の傾向を教えてくれました」というコメントもありました。これはメモリー機能を参照して答えているんですね。せっかくなので、まとめ機能も使ってみてほしいところです。VPNを使えば日本でも利用できますから。
AIをポケモンのように使い分ける
「AIをポケモンみたいに適材適所だと考えるのが面白いと思いました」という感想は、非常に面白い視点です。実は、ドラえもんはポケモンマスターじゃないかという風に最近思うようになりました。様々な道具(AI)を状況に応じて使い分けるという点で、非常に似ています。
「場面によってAIの使い分けするようになるというのはよりAIが日常に溶け込んでいってるように感じました」というコメントもあり、まさにその通りです。今、どんどんいろんなところにAIが入ってきていますね。
Xの画像編集機能への関心
「最近話題になっていたXの編集機能見たいです」というリクエストもあったので、これについては授業の中で詳しく解説しました。
プロンプト指示の重要性
「前ほどではないですが、まだNano-Bananaに指示がうまく通らないので、指示力大事だなと思っています」という正直な感想もいただきました。これは非常に重要な気づきです。AIを使いこなすには、言語化する能力がとにかく問われます。自分の意図を明確に、具体的に表現する力が、AI時代には必須のスキルとなります。
本物と生成AIの見分け
「SNSに上がってる動画や画像も最近ではどれが本物でどれが生成AIなのか見分けがつきにくくなったと感じてます」という指摘もありました。これは現代社会が直面している大きな課題の一つです。メディアリテラシーの重要性が、これまで以上に高まっています。
顔写真利用の倫理的問題
「画像生成に人の顔写真を使うのに少し抵抗があるんですが、使う場合、何か設定しておくべきことありますか?」という質問もいただきました。特に設定すべきことはないのですが、基本的に人の写真というのは肖像権があるので、使わない方がいいですね。自分の写真を使う分には問題ありませんが、他人の写真を無断で使うことは避けるべきです。
AI学習防止システムの要望
「絶対に突破できないAI学習防止のシステムを作ってほしい」という強い要望もありました。これは、NFT(Non-Fungible Token)技術などで対応できる可能性があります。デジタルアートの真正性を保証する技術は、今後ますます重要になってくるでしょう。
NotebookLMへの興味
「NotebookLM、まだ使ったことないので近いうちに使ってみたいです」というコメントもいただきました。ぜひ試してみてください。非常に強力なツールです。
AI依存の自覚
「最近自分もAIに依存してきたなと思います」という正直な告白もありました。これは多くの人が感じていることでしょう。AIとの健全な関係を築くことが、これからの課題です。
AIの生成プロセスへの興味
「AIが何かを生成する時ってどのようなプログラムで作っているのか過程を見てみたい」という技術的な興味もありました。これはブラックボックスとして扱われることが多いAIの内部動作を理解したいという、非常に健全な知的好奇心です。
AIの成長実感
「言語化さえできればイラストや漫画などあらゆる画像が生成できるというのはすごいなと思いました。AIの凄まじい成長を感じました」という感想は、多くの人が共有する驚きでしょう。本当に、AIの成長速度は驚異的です。
Xの画像編集機能への批判
「画像編集機能の追加はここ数年でも最悪の改悪だと思ってます」という強い意見もありました。クリエイターの権利保護という観点から、この機能には問題があるという指摘です。
「Xの編集機能が怖くて画像をなるべく載せないようになりました。GIF変換も試しましたが仕上がりが微妙だったので諦めました」という、実際に行動を変えた学生もいました。これは深刻な問題です。
AIによる画像加工の成否
「Xの画像加工についてイラストレーターさんが加工されないようにイラストを掲載する際にAIに加工しないでくださいという文章も一緒に載せていて成功している方と失敗していた方がいて、その違いに疑問を持ったことがあります」という観察もありました。これは興味深い現象です。テキストによる指示がどの程度AIに認識されるのか、まだ不確実な部分が多いということですね。
YouTube自動翻訳の進化への驚き
「YouTubeの自動翻訳は文字のみだと思っていたので、音声で翻訳できることに驚きました」というコメントで締めくくられました。技術の進歩は、私たちの想像を常に超えてきます。
講義を振り返って
学生からの質問にお答えしました。今日もいろんなAIに関するニュースを紹介したのですが、何気に一番びっくりしたのは、もう9割以上のスライドが新しくなっているということです。自分自身もびっくりしました。去年のスライドを使おうと思ったのですが、全然使えないぐらい内容が古くなっていたのです。
これは、AI技術の進化速度を如実に物語っています。たった1年で、これほどまでに状況が変わるということは、私たちも常に学び続けなければならないということです。
おわりに
2026年1月、AIは私たちの生活のあらゆる場面に浸透し始めています。GoogleマップからYouTube、ショッピングアプリまで、日常的に使うサービスの多くにAI機能が組み込まれ、私たちの体験を根本から変えようとしています。特に注目すべきは、AIが単なる便利ツールを超えて、クリエイターの作品を永続させる可能性を持つという点です。サザエさん、ドラえもんといった国民的作品が原作者の死後も続いているように、AIは私たちの創造物を未来へと繋ぐ架け橋になりうるのです。学生たちからの質問や感想を通じて見えてきたのは、若い世代が既にAIと共生し始めているという事実です。彼らはAIの利便性を享受しながらも、倫理的問題や著作権の課題にも敏感に反応しています。これからも情報リテラシーについて学び続け、AIという強力なツールを正しく、創造的に使いこなす力を身につけていく必要があります。残り1回となった講義、そして最終テストに向けて、引き続き頑張っていきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1: AIツールを使いこなすために最も重要なスキルは何ですか?
A: 最も重要なのは「言語化能力」です。AIに対して自分の意図を明確に、具体的に伝える力が求められます。曖昧な指示では望む結果が得られません。「何を」「どのように」「どんな目的で」作りたいのかを明確に言語化できる力を養いましょう。また、AIの出力を評価し、必要に応じて指示を修正する能力も重要です。これは試行錯誤を通じて身につけていくことができます。
Q2: 生成AIで業務が効率化されると仕事が減ってしまうのではないですか?
A: いいえ、仕事は減りません。むしろ増えます。AIによって効率化が進むと、今まで時間がかかってできなかったことができるようになります。その結果、より多くのプロジェクトに取り組めたり、より高度な課題に挑戦できたりするようになるのです。つまり、AIは仕事を奪うのではなく、私たちの生産性を向上させ、より価値の高い仕事に集中できるようにするツールなのです。第1次から第4次まで続いてきた産業革命の歴史を見ても、技術革新は新しい仕事を生み出してきました。
Q3: 自分の作品をAIに学習されたくない場合、どうすればいいですか?
A: 完全に防ぐことは現時点では困難ですが、いくつかの対策があります。画像をアニメーションGIFや動画形式で公開する、ウォーターマークを入れる、解像度を下げて公開するなどの方法があります。また、NFT技術を活用して作品の真正性を証明することも一つの選択肢です。ただし、X(旧Twitter)の画像加工機能のように、プラットフォーム側の仕様によっては対策が困難な場合もあります。最も確実なのは、どのプラットフォームにどのような形で作品を公開するかを慎重に選択することです。
Q4: 原作者が亡くなっても作品が続くという話がありましたが、それは原作者の意図を尊重していると言えるのでしょうか?
A: これは非常に重要な倫理的問題です。サザエさん、ドラえもん、ちびまる子ちゃんなどは、原作者の遺族や制作チームが原作の世界観を尊重しながら作品を続けています。AIを使って作品を継続する場合も、原作者の意図、価値観、世界観を言語化し、それを忠実に再現することが大前提となります。単に技術的に可能だからといって無秩序に作品を生成するのではなく、原作者へのリスペクトと適切な権利管理の下で行われるべきです。将来、自分の作品を後世に残したいと考えるクリエイターにとって、AIは可能性を広げるツールとなりますが、同時に倫理的な配慮も必要です。
Q5: これから学ぶべきAIツールは何から始めればいいですか?
A: まずはChatGPTやGoogle Geminiなどの対話型AIから始めることをお勧めします。無料で使えて、テキスト生成、アイデア出し、コード作成など幅広い用途に使えます。次に、自分の専門分野に特化したツールを探しましょう。デザイナーならCanvaとの連携やMidjourneyなどの画像生成AI、ライターならNotebookLMなどの文章支援ツール、プログラマーならGitHub Copilotなどが有用です。重要なのは、一つのツールを深く使い込んで理解することです。複数のツールを浅く使うより、一つのツールを徹底的に使いこなす方が、AIとの付き合い方の基本を学べます。そして、「階段を登るか、AIのエスカレーターに乗るか」という選択において、エスカレーターを活用しながらも、基礎的なスキルは階段で鍛えるというバランス感覚を持つことが大切です。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=VmxYuJXfC90
0:00 📚 導入部分・講義の概要紹介
1:05 🔄 無限スクロールとAIの基本的考え方
2:03 📱 ショート動画とAIチャットの普及
3:00 🤖 ChatGPT新機能とMetaAIの展開
3:55 🎨 Google Gemini・NotebookLMの進化
4:56 🖼️ デザイン再現とNotebookLMの活用
6:00 🎙️ YouTubeオートダビングとキャラクター生成
7:09 🎬 作品の世界観継承とAI活用の可能性
8:19 🌐 AIブラウザとDX・産業革命の話
9:22 🎓 生成AIの影響と階段vsエスカレーター論
10:29 💬 学生からの質問・感想への回答
13:30 ✨ まとめ・90%のスライドが更新された話
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情報リテラシー論15人工知能など最新ノウハウ’25長岡造形大学

🤖 生成AI テキスト、画像、音声などを人工知能が自動生成する技術のことです。ChatGPTやGemini、Claudeなどがその代表例で、ユーザーの指示に基づいて創造的なコンテンツを作り出します。2023年から2024年にかけて急速に進化し、ビジネスやクリエイティブ分野での活用が広がっています。言語化能力が生成AIを使いこなすための重要なスキルとなっており、適切な指示を与えることで高品質なアウトプットが得られます。
📚 NotebookLM Googleが提供するAI搭載のノート作成・整理ツールです。RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を活用し、アップロードした資料を基に音声解説やインフォグラフィック、スライドなどを自動生成できます。研究や学習、プレゼンテーション作成に役立ち、複数の資料を統合して新しい形式のアウトプットを作成する機能が特徴です。情報を整理し、多様な形式で表現できることから教育現場での活用が期待されています。
📱 無限スクロール 2006年にデザイナーが発明したUI設計手法で、ページの最下部に到達すると自動的に次のコンテンツが読み込まれる仕組みです。InstagramやTwitter(X)などのSNSで標準的に採用され、ユーザーエクスペリエンスを向上させています。ページネーションと比較してシームレスな閲覧体験を提供しますが、一方でユーザーの滞在時間を延ばす効果があり、デジタルウェルビーイングの観点から議論の対象にもなっています。
💬 AIチャット 人工知能を活用した対話型インターフェースのことです。Amazon RufusやGoogle マップ、楽天AIなど、様々なサービスに統合されています。従来のキーワード検索とは異なり、自然言語での質問に対して文脈を理解した回答を提供します。ショッピングアシスタント機能や問い合わせ対応など、顧客体験を最適化するツールとして普及しており、ウェブサイトの問い合わせフォーム利用を減少させる効果も出ています。
🎨 画像生成AI テキストの指示から画像を自動生成する人工知能技術です。Gemini、DALL-E、Midjourneyなどが代表的なツールで、言語化された指示に基づいて高品質なビジュアルコンテンツを作成できます。画風の再現や既存デザインの模倣も可能になり、クリエイティブ分野に大きな影響を与えています。一方で著作権や肖像権の問題、AI学習に対する懸念も生じており、ウォーターマーク削除技術との対立など、倫理的な課題も抱えています。
🌐 自動吹き替え YouTubeなどで実装されている、動画の音声を自動的に他言語に翻訳し、吹き替え音声として再生する機能です。従来の字幕機能を超えて、音声そのものを変換することで言語の壁を取り除きます。今後は話者本人の声質を保ったまま多言語化できる技術も開発されており、グローバルなコンテンツ配信を大幅に効率化します。教育やビジネスでの活用により、情報のアクセシビリティが飛躍的に向上することが期待されています。
⚙️ 第4次産業革命 AIやIoT、ビッグデータなどの先端技術によって引き起こされる産業構造の大転換を指します。第1次が蒸気機関、第2次が電力、第3次がIT革命であり、第4次は非定型業務における頭脳労働の自動化が特徴です。これまで人間にしかできなかった創造的思考や判断業務もAIが担うようになり、ビジネスモデルや働き方が根本的に変革されています。次の第5次産業革命ではロボットによる身体労働の完全代替が予想されています。
✍️ 言語化 考えや概念を明確な言葉で表現する能力のことです。AI時代において最も重要なスキルとされており、生成AIへの指示の精度が成果物の質を左右します。デザインをYAML形式で記述したり、複雑な要求を構造的に伝えたりする能力が求められます。適切に言語化できれば、画像、音声、プログラムなど、あらゆる形式のコンテンツをAIに生成させることが可能です。思考を整理し、他者や機械に伝える基礎的な能力として再評価されています。
🔍 RAG(Retrieval-Augmented Generation) 検索拡張生成と呼ばれるAI技術で、外部の知識ベースやドキュメントを参照しながら回答を生成する手法です。NotebookLMなどで採用されており、ユーザーがアップロードした資料を基に正確で文脈に即した情報を提供できます。AIの幻覚(ハルシネーション)を減らし、信頼性の高い回答を生成することが可能です。企業の社内文書や専門資料を活用した業務支援ツールとして、今後さらに普及が見込まれる重要技術です。
💫 Gemini(Nano-Banana) Googleが開発した生成AIモデルで、特にGemini 3.0シリーズは画像生成能力が大幅に向上しました。Nano-BananaとNano-Banana Proがリリースされ、より高度な指示理解と生成が可能になっています。テキスト、画像、音声など多様なモーダルに対応したマルチモーダルAIとして、様々なタスクに活用できます。ただし、適切な指示が通らないこともあり、言語化能力の向上が効果的な活用の鍵となります。
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情報リテラシー論14人工知能など最新ノウハウ’25長岡造形大学
第三の波としての生成AI
現代のビジネス環境において、生成AIの登場は、1995年のインターネット革命、2008年のモバイル革命に続く、避けることのできない「第三の技術的波」として位置づけられます。インターネットやスマートフォンがそうであったように、生成AIの導入はもはや選択肢ではなく、事業継続と成長のための必然となりました。この変革期において、いかに迅速かつ効果的にAIを業務に取り入れるかが、企業の未来を左右する重要な鍵となります。
これは「様子見」が許されるトレンドではありません。かつて「ガラケーで十分だ」と主張した人々がモバイル革命から取り残されたように、AI導入を先延ばしにする企業は、深刻かつ、おそらくは克服不可能な競争上の不利に直面することになるでしょう。ネットビジネス・アナリストである横田秀珠氏が講演で強調する核心的なメッセージ、すなわち「普及することが目に見えているのに、早くやらないのは損するだけ」という言葉は、私たちに早期導入の絶対的な重要性を訴えかけているのです。本ガイドを通じて、AI時代における業務改善の羅針盤を提供します。
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1. 生成AIの登場による根本的変化
生成AIは、従来のITツールとは根本的に異なります。それは単なる情報処理や自動化の道具ではなく、自ら「思考」し、文脈を理解し、新たな創造物を生み出す能力を持つ存在へと進化しました。これらの根本的なシフトを理解することは、学術的な探求ではなく、実効性のあるAI戦略を構築するための前提条件です。この質的変化は、ビジネスの戦略立案から日常業務の実行方法に至るまで、あらゆる側面に影響を及ぼします。
1.1. 人間の思考プロセスとAIの能力範囲
人間の情報処理は、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を通じて外部から情報をインプットし、脳で思考し、そして行動として実行するというプロセスを繰り返すことで成り立っています。一方、現在のAIが持つインプット手段は、主にカメラによる視覚とマイクによる聴覚に限られます。しかし、その二つの領域においては、望遠カメラや超音波センサーなどを活用することで、人間の能力を遥かに超える情報を収集・分析することが可能です。
この違いは、AI時代における人間の独自の価値がどこにあるかを明確に示唆しています。以下の表は、人間の五感とAIの対応能力を比較したものです。AIが現時点では模倣できない「嗅覚」「味覚」「触覚」といった感覚的な領域こそが、人間ならではの価値を発揮する分野となります。
| 人間の感覚 | AIの対応能力と限界 |
|---|---|
| 視覚 | カメラ性能(望遠、赤外線)により人間の能力を超える。 |
| 聴覚 | マイク性能(超音波)により人間の能力を超える。 |
| 嗅覚 | 現時点では直接的なインプットができない。香りに関する仕事(例:香水開発)はAIには困難。 |
| 味覚 | 現時点では直接的なインプットができない。味見を伴う仕事(例:レシピ開発)はAIには困難。 |
| 触覚 | 現時点では直接的なインプットができない。物理的な接触を伴う仕事(例:マッサージ、寿司を握る)はAIには困難。 |
1.2. AIによって代替される3つの業務領域
生成AIの登場により、特に大きな影響を受けるのは以下の3つの業務領域です。これらは、AIが得意とする論理的思考とデジタルデータ処理が中心となるため、積極的にAIへの委任を戦略的に進めるべき領域と言えます。
1. 考える仕事 (思考・分析・判断)
◦ 従来は人間にしかできないとされてきた、思考や分析、戦略立案といった業務です。例えば、店舗の防犯カメラ映像から顧客の動線を分析し、最適な店舗レイアウトを提案したり、複数のフォーマットで送られてくるFAXや紙の伝票を自動で統合・分析したりすることが可能になります。
2. パソコンやスマホで行う仕事 (入力・分析・デザイン)
◦ Wordでの文書作成、Excelでのデータ集計・分析、デザイン制作、プログラミングなど、デジタルデバイス上で行われるほぼ全ての作業が対象となります。これらのタスクは戦略的にAIに委任すべきです。
3. 非対面の交流 (オンライン対応・コミュニケーション)
◦ メール、LINE、SNSのコメント返信、クレーム対応メールの作成、Zoom会議の議事録作成・要約など、物理的な対面を伴わないコミュニケーション全般です。これらはAIによって高い精度で自動化が可能となり、人間はより創造的で感情的な対話に集中できます。
1.3. 「ChatGPT」の本質的理解:GPTが意味するもの
「ChatGPT」という名称そのものが、このツールの革命的な本質を見事に表現しています。
• Chat: 人間にとって最も自然なコミュニケーション手段である対話形式のインターフェースを採用したことで、専門家でなくとも誰でも直感的に高度なAIを使いこなせるようになりました。
• G (Generative – 生成する): AIがマニュアル通りの定型作業しかできない「ロボット」から、自ら考えて臨機応変に対応できる存在へと進化したことを意味します。指示されたことしかできない「マニュアル人間」とは対照的に、指示されていないことでも文脈を読んで最適な解を生成できる能力は画期的です。
• P (Pre-trained – 事前学習済み): インターネット上に存在する膨大な公開情報(Webサイト、書籍、論文など)を事前学習済みであるため、ユーザーがゼロから知識を教え込む必要がありません。この事実は逆説的に、企業の真の競争力が、AIが学習していない**非公開情報(顧客リスト、社内ノウハウ、秘伝のレシピなど)**にあることを示唆しています。
• T (Transformer – 左脳): 言葉や数字を扱い、論理的に思考する左脳の機能に特化したアーキテクチャであることを示します。大学入試の共通試験をほぼ満点で解けるほどの論理的能力を持つ一方で、感情や感覚を司る右脳の機能は持ち合わせていません。例えば、頭が痛いと泣いている彼女に対し、左脳(AI)は論理的に「頭痛薬を渡す」と結論づけます。しかし、右脳(人間)は「大丈夫?」と共感を示し、慰めを提供します。この区別こそが、論理的な問題解決と真の人間的つながりの境界線なのです。
これらの根本的な変化を正しく理解し、自社の業務に当てはめて考えること。それが、生成AIを単なる流行りのツールとしてではなく、持続的な競争優位を築くための戦略的資産として活用するための第一歩となるのです。
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2. AIの急速な進化と競争環境
過去3年間で、生成AIは驚異的な速度で進化を遂げました。この進化は単なる性能の量的向上に留まらず、知能そのものの質的な変化であり、市場の競争環境を根底から変えつつあります。この競争が激化する状況において、現状維持は後退を意味します。市場の動向を積極的に把握し続けることが、戦略上不可欠です。
2.1. AIの知能指数(IQ)の驚異的な向上
わずか3年前、生成AIのIQ(知能指数)は幼稚園児レベルの「64」程度に過ぎませんでした。それが現在では「150」を超え、人類の平均(100)や高度な専門職に求められるレベル(約117)を大幅に上回っています。これは、もはやノーベル賞級の発見すら可能にする知能レベルです。事実、アインシュタインが相対性理論を発見する前日までの知識をAIに与えたところ、AIは自力で相対性理論を導き出すことに成功したという事例もあります。このことは、AIが単なる知識の検索ツールではなく、未知の領域を探求し、新たな知を創造するパートナーとなり得ることを示しています。
2.2. 主要AIモデルの競争と現状
現在の生成AI市場は、複数の巨大テック企業による熾烈な開発競争の舞台となっています。
• OpenAI (GPTシリーズ)
• Google (Gemini)
• Anthropic (Claude)
• X (Grok)
これら主要プレイヤーが互いに競い合うことで、技術革新はさらに加速しています。中でも、市場の支配を巡る競争はOpenAI、Google、Anthropicの三社間で特に激しく、その結果としてAIの能力は前例のない速度で向上し続けています。
AIの能力が日進月歩で向上し続ける現代において、企業は「どのAIを、どの業務に、どのように活用するか」という戦略的な視点を持つことが不可欠です。特定のAIに依存するのではなく、目的に応じて最適なツールを選択し、組み合わせる柔軟性が、これからのAI活用戦略の成否を分けることになるでしょう。
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3. ChatGPTの実践的活用法:最新機能による業務改善
これから紹介するのは、単なる機能一覧ではなく、戦略的なツールキットです。どのツールをどの業務プロセスに適用するかを理解することこそが、現代のオペレーショナル・エクセレンスの中核を成します。登場からわずかな期間で、ChatGPTは単なるテキスト生成ツールから、多様な業務課題を解決する多機能なプラットフォームへと劇的な進化を遂げました。
3.1. GPTs:AIを「アプリ化」する新時代
「GPTs」は、特定の目的に特化したChatGPTを誰でも作成・利用できる機能です。これはスマートフォンのアプリに例えると非常に分かりやすいでしょう。標準のChatGPTが汎用的なスマートフォン本体だとすれば、GPTsは特定のタスク(例:議事録作成、シフト管理)に最適化された専用アプリのようなものです。
この新機能がもたらす戦略的価値は、自社が持つ独自の**非公開情報(社内マニュアル、過去のプロジェクト資料など)**を知識として与えることで、その業務に精通した「専門家AI」を育成できる点にあります。作成されたGPTsは、他の従業員が無料で利用できるため、組織全体の知識共有と業務効率化を劇的に推進します。
3.2. 「検索」の再定義:Web検索とディープリサーチ
ChatGPTは、情報の探し方を根本から変革します。これらの新機能は、業務効率化に新たな次元をもたらします。
• Web検索 従来のキーワード検索が単語の一致を探すだけだったのに対し、ChatGPTのWeb検索は文脈や意図を深く理解します。例えば、「今週末、初めて彼女とデートします。彼女はインスタ映えする肉料理が好きです。むつ市でおすすめのランチは?」といった自然な文章で質問すると、複数の条件を考慮した最適な店舗を提案してくれます。これはもはや「検索」ではなく、「相談」に近い戦略的対話です。
• ディープリサーチ さらに強力なのが「ディープリサーチ」機能です。これは、複数の条件が複雑に絡み合う調査をAIに完全に委任できる機能です。「今年の春休みに家族3人、車で新潟へ1泊2日の旅行を計画。予算15万円で、温泉とスキーに興味あり。旅館の朝夕食付きプランを提案して」といった複雑な要望を投げかけると、AIがバックグラウンドで調査を行い、完了後に通知します。この機能の本質的な価値は、単なる作業の委任に留まりません。人間の部下に仕事を任せても、企業の総労働時間は変わりません。しかし、AIに調査を委任すれば、その間人間は別の高付加価値業務に同時に従事できます。これは、チームの生産能力そのものを根本から拡張するものであり、AI主導の業務改善がもたらす最大の差別化要因の一つです。
3.3. 自動化の未来:エージェントモードとAIブラウザ
AIの役割は、調査(リサーチ)から実行へと進化しています。この進化は、定型業務の自動化にブレークスルーをもたらします。
• エージェントモード: これは、調査結果に基づいて実際の予約や購入といったアクションまでをAIが代行する機能です。旅行プランを作成させた後、「その内容で予約しておいて」と指示すれば、AIが予約サイトを操作して手続きを完了させます。
• AIブラウザ (Arc/Atlasブラウザなど): AIがブラウザ操作そのものを自動で行う技術も登場しています。これにより、これまで人間が手作業で行っていた退屈なルーティンワークを完全に自動化します。例えば、意図的に一括エクスポート機能を持たない楽天のようなECサイトの管理画面から、一件ずつ顧客情報を開き、連絡先をコピーしてExcelシートに転記する、といった作業です。これは、数時間を要し、ミスが発生しやすい手作業を、完全に自動化されたバックグラウンドプロセスへと変貌させます。
3.4. AIによる個別学習:学習モードの活用
ChatGPTの「学習モード」と音声会話機能を組み合わせることで、AIは個人のレベルやニーズに完璧に合わせた専属の家庭教師となります。通勤中などの隙間時間に、「DX業務改善について、基本編の次のステップを2時間半のコースで教えて」といったリクエストをすれば、AIが対話形式で講義を進めてくれます。専門知識の習得から英会話の練習まで、あらゆる学習が可能です。月額20ドル(約3000円)の有料プランでこの機能が無制限に利用できることを考えれば、そのコストパフォーマンスは計り知れません。
3.5. 高度な対話機能と連携
業務のコラボレーションを加速させる、より高度な機能も実装されています。これらの新機能は、チームの生産性を向上させる戦略的機会を提供します。
• ブランチ機能: 会話の履歴を遡り、途中の時点から話題を分岐させて別のテーマを探求できます。これにより、一つの議論から派生した複数のアイデアを同時に検討する柔軟な思考が可能になります。
• グループチャット: チームのチャットにAIをメンバーとして参加させることができます。AIは議論のファシリテーターを務めたり、必要な情報を即座に提供したりします。さらに、この機能はAIのフリーミアムモデルにおける強力な事例でもあります。共同利用を促進することで、無料ユーザーを自然と利用上限に近づけ、有料プランへのアップグレードを促すのです。これはそれ自体が戦略的な教訓と言えるでしょう。
• アプリ連携 (Canvaの例): ChatGPTを司令塔として、他の専門アプリケーションを操作できます。例えば、ChatGPTに「市の観光PR用のYouTubeサムネイル画像をCanvaで作って」と指示するだけで、デザインツールCanvaと連携し、画像案を生成させることが可能です。
これらの多岐にわたる機能群は、ChatGPTがもはや単一のツールではなく、あらゆるデジタル業務を統合し、効率化・高度化するOSのようなプラットフォームへと進化していることを明確に示しています。
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4. 結論:AI時代における業務改善の本質
横田秀珠氏の講演が示すように、生成AIを活用した業務改善の本質は、単に人間の仕事をAIに置き換えることではありません。それは、「考える仕事」「PC・スマホの仕事」「非対面の交流」委任することにあります。
この委任によって創出された貴重な時間を、人間は本来持つべき高付加価値な業務に集中させるべきです。すなわち、AIにはない**右脳的な能力(共感、創造性、直感)や、AIがインプットできない五感(特に嗅覚、味覚、触覚)**を最大限に活かした仕事です。顧客の言葉にならない不安に寄り添うこと、全く新しいビジネスモデルを構想すること、職人の手触りの感覚を製品開発に活かすこと。これらこそが、AIには決して真似のできない、人間ならではの領域です。
論理的な作業をシリコンに委ね、人間的な営みを魂ある人間に捧げる。この戦略的な役割分担は、単なる改善策ではありません。それこそが、次世代の成功企業を定義づける、決定的な特質なのです。
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