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Google NotebookLM Plus:音声概要とインタラクティブモード

Google NotebookLM Plus使い方:音声概要とインタラクティブモード
  • URLをコピーしました!

岩手の盛岡法人会さんで
3時間みっちり講演でした
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。

Googleは2024年12月14日「NotebookLM」に新機能を
追加し有料プラン「NotebookLM Plus」を発表しました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/14/news090.html

以前に「NotebookLM」について解説しましたが
 Google「NotebookLM」使い方URLから学習⇒ブログ記事を生成
 https://yokotashurin.com/etc/notebooklm.html
という2024年6月17日にブログ書きましたが
NotebookLMは、Googleが2023年7月に発表して、
2024年の6月から日本でも利用が可能になりました。

この度はユーザーインターフェースが刷新され、
「ソース」「チャット」「Studio」の3つのパネルに
分割されて、新機能の「音声概要」が追加されました。
https://www.youtube.com/watch?v=2riP7e2v_mU

ベータ版のインタラクティブモードも
注目なので是非、使ってみましょう。

Google NotebookLM Plus:音声概要とインタラクティブモード

Google NotebookLM Plusの機能アップデートについての解説。NotebookLMはソースデータ(PDF、テキスト、URL、YouTube動画など)を入力し、独自のAIボットを作成できるサービス。有料プランでは音声概要機能が追加され、男女二人のホストによる音声解説と、その音声に対して質問できるインタラクティブモード機能がある。ただし現在は日本語非対応で英語のみ。本動画では機能紹介と、音声を翻訳しながら視聴する方法も紹介している。

  1. はじめに
  2. GoogleのNotebookLMの基本と新機能
  3. NotebookLMの無料プランと有料プランの違い
  4. NotebookLMの使い方とソースの追加方法
  5. 音声概要機能とインタラクティブモードの実用例
  6. 日本語未対応の問題と現実的な解決策
  7. おわりに
  8. よくある質問

はじめに

デジタル時代の情報管理は日々進化しています。特にAIを活用したツールは、私たちの情報収集や整理の方法を根本から変えつつあります。その中でも、GoogleのNotebookLMは注目すべきツールの一つです。このブログでは、最近アップデートされたNotebookLMの新機能、特に音声概要生成機能とインタラクティブモードについて深掘りしていきます。これらの機能がどのように私たちの情報処理を効率化し、新たな可能性を開くのか、実際の使用例を交えながら解説します。AI技術の進化は目覚ましく、特にこのNotebookLMのような直感的で使いやすいツールは、ビジネスパーソンからクリエイターまで、幅広いユーザーに大きなメリットをもたらすでしょう。さあ、GoogleのNotebookLMの世界に一緒に飛び込んでみましょう。

GoogleのNotebookLMの基本と新機能

NotebookLMとは、様々なソースをもとに自分専用のチャットボットを作ることができるGoogleのツールです。PDFやテキストデータ、WebサイトのURL、音声ファイルなどを入力して、その内容をもとにAIボットを作ることができます。これは通称RAG(Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれる技術を用いており、重要なのは入力したソースが学習されないという点です。そのため、会社の機密情報などクローズドな情報も安心して利用できるのが、Google AI Studioとの大きな違いになります。

過去にはお店の情報や商品情報を入れたり、検索結果の上位表示されたWebサイトやブログの内容を学習させてブログを書いたりするなど、様々な活用方法をご紹介してきました。

そんなNotebookLMが2024年12月14日にアップデートされ、有料プラン「NotebookLM Plus」が追加されました。この有料プランでは、「Audio Overview(音声概要)」という新機能が追加されています。これは入力されたソースの内容を男女の声でポッドキャストのように解説してくれる機能です。さらに注目すべきは、この音声再生中に音声で質問すると回答が得られる「インタラクティブモード」も追加されたことです。

ただし残念ながら、現時点では日本語には対応していません。しかし、今回はこの未対応の問題を解決するための方法も含めてお話していきたいと思います。

NotebookLMの無料プランと有料プランの違い

NotebookLMには無料プラン、有料プラン(NotebookLM Plus)、そしてEnterprise向けプランの3種類があります。ここでは無料プランと有料プランの違いを詳しく見ていきましょう。

比較項目 NotebookLM
(無料)
NotebookLM
Plus
NotebookLM
Plus for Enterprise
価格 無料 Google One AI プレミアム月額2,900円~

もしくは

Google Workspace
Business Standard加入
月額 ¥1,900~
(月払い)
Google Cloud で利用
(問い合わせ)
ノートブック数 最大100 最大500 (5倍) 最大500 (5倍)
ソース数/ノートブック 最大50 最大300 (6倍) 最大300 (6倍)
日次チャット上限 50回 500回 (10倍) 500回 (10倍)
音声生成上限 3回/日 20回/日 (6.7倍) 20回/日 (6.7倍)
共有機能 ブックごと共有 チャット限定共有可能 組織内階層型アクセス制御
応答カスタマイズ 不可 スタイル/長さ指定可能 エンタープライズ向けカスタマイズ
利用分析 不可 アクセス解析可能 詳細な利用統計レポート
データ保護 標準 エンタープライズ基準 VPC-SC + IAMコントロール
サポート コミュニティ 優先サポート 専属テクニカルアカウント

これを見ると、1日のチャット上限50回は通常の使用では十分かもしれませんが、1つのノートブックに入れられるソースの数が300個まで増えるのは大きなメリットだと感じます。クローズドな情報をどれだけ学習させられるかが重要なので、この点は有料プランの大きな魅力といえるでしょう。

また、インターフェースも少し変わっており、有料プランではロゴマークが入り、色がついていますが、機能的にはほぼ同じです。

NotebookLMの使い方とソースの追加方法

では実際の使い方を見ていきましょう。まずは新規作成をクリックします。NotebookLMのインターフェースは最近アップデートされ、画面が3つのセクションに分かれています:左側がソース、中央がチャット、右側がスタジオという構成です。

ソースを追加するには、左側の「ソースを追加」をクリックします。すると、次のようなオプションが表示されます:

  1. ファイルのアップロード:PDF、テキストデータ、マークダウン形式、音声ファイル(MP3など)をアップロード
  2. Googleのサービスからの取り込み:Google ドライブ、Google ドキュメント、Googleスライドから引っ張ることができます
  3. Webサイトのリンク:公開されているWebサイトのURLを入力
  4. YouTubeのリンク:公開されているYouTube動画のURLを入力
  5. テキストの貼り付け:直接テキストを貼り付ける

これらのソースを使って、例えば会社の社内研修資料、取扱説明書、保険の約款、セミナー資料などを入れ、その内容をもとに質問応答システムを作ることができます。また、会議の文字起こしや議事録作成、セミナー内容の音声データからの情報抽出なども可能です。

実際に試してみましょう。例えば、YouTubeのリンクを入れてみます。「YouTube」を選択し、URLを貼り付けると、「現時点では文字起こしされたテキストのみがインポートされます」というメッセージが表示されます。この「現時点では」という言葉は意味深で、将来的には映像自体も読み取れるようになる可能性を示唆しているのかもしれません。

また、「最近アップロードされた動画をインポートできない場合があります」という注意書きもあります。これはAIによる動画の文字起こしが間に合っていない場合があるためです。

URLを挿入すると、左側のソース欄に文字起こしの内容が表示されます。このように簡単に動画の内容をテキストとして取り込むことができるのは非常に便利です。この内容をもとに、中央のチャット欄で質問したり、「この内容をもとにマークダウン形式でブログ記事を書いて」といった指示を出すことができます。

音声概要機能とインタラクティブモードの実用例

次に右側のスタジオ機能を見ていきましょう。ここでは音声合成ができます。「詳細な会話」という項目があり、「二人のホスト(英語のみ)」と書かれています。ここで「生成」ボタンを押すと、音声が作成されます。

作成された音声を再生すると、男性と女性の2人が英語で会話している内容が流れます。この機能の面白いところは、「参加」ボタンを押すことで会話に割り込むことができる点です。何か質問がある場合、途中で介入し、その内容について回答してもらうことができます。

例えば「この続きを話してみたい」「もっと詳しく教えて」などと話しかけると、その内容に対して返信が得られます。ただし現時点では英語でしか質問できず、返答も英語になるため、日本語話者には少し使いづらい状況です。

この音声をダウンロードして、Google AI Studioに投入すれば、会話の内容を文字に起こすこともできます。文字起こしされた内容を見ると、かなり自然な会話が行われていることがわかります。

日本語未対応の問題と現実的な解決策

日本語に対応していないという課題に対して、一つの解決策をご紹介します。Google翻訳の会話モードを使うのです。

Google翻訳の左下にある「会話」ボタンを押すと、リアルタイムに音声を翻訳してくれます。NotebookLMの音声を流しながらこの機能を使うと、英語の内容をリアルタイムで日本語に翻訳して理解することができます。

完璧ではありませんが、日本語対応が実装されるまでの間、このような工夫で対応することができます。Googleの「Gemini Live」では既に日本語対応がされているため、NotebookLMも近い将来日本語に対応するのではないかと期待できます。

おわりに

今回はGoogleの有料プラン「NotebookLM Plus」の新機能について詳しく解説しました。特に音声概要生成機能とインタラクティブモードは、情報収集や学習の方法に新たな次元をもたらす可能性を秘めています。現状では日本語対応がないという課題がありますが、Google翻訳の活用といった工夫で対処可能です。また、近い将来の日本語対応も期待できるでしょう。NotebookLMは単なる情報整理ツールに留まらず、インタラクティブな学習体験を提供する強力なプラットフォームへと進化しています。自分専用のAIボットを作成し、それと対話しながら深い理解を得るという体験は、私たちの学習方法や知識獲得の方法を根本から変える可能性があります。これからのアップデートにも注目していきたいと思います。皆さんもぜひ一度試してみてください。

よくある質問

Q1: NotebookLMの無料プランと有料プランの主な違いは何ですか?

A1: 主な違いは、ノートブックの数(無料100個、有料500個)、1つのノートブックに入れられるソースの数(無料50個、有料300個)、1日のチャット上限(無料50回、有料500回)、音声概要の生成上限(無料3個/日、有料20個/日)です。また共有機能にも違いがあります。

Q2: 音声概要機能は日本語でも使えますか?

A2: 現時点では音声概要機能は日本語に対応していません。しかし、Google翻訳の会話モードを使うことで、英語の音声をリアルタイムで日本語に翻訳して理解することができます。

Q3: NotebookLMにはどのような種類のファイルをソースとして追加できますか?

A3: PDF、テキストデータ、マークダウン形式のファイル、音声ファイル(MP3など)をアップロードできます。またGoogle ドライブ、Googleドキュメント、Googleスライドからの取り込み、公開されているWebサイトやYouTube動画のURLの入力、テキストの直接貼り付けも可能です。

Q4: インタラクティブモードとは何ですか?

A4: インタラクティブモードとは、NotebookLMが生成した音声概要を聞いている途中で質問を音声で投げかけると、その質問に対する回答が得られる機能です。会話のように情報をやり取りできる点が特徴です。

Q5: 会社の機密情報をNotebookLMに入れても安全ですか?

A5: NotebookLMの特徴として、入力したソースは学習されないため、会社の機密情報などクローズドな情報も安心して利用できます。これがGoogle AI Studioとの大きな違いです。ただし、利用規約や情報セキュリティポリシーに従った使用が推奨されます。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=JUBP8Krp13Y

Google NotebookLM Plus使い方:音声概要とインタラクティブモードの続きはYouTubeメンバーシップで!イーンスパイア株式会社

0:00 📱 音声会話モードの紹介と今日のテーマ説明
1:07 🔄 各社の音声会話機能の追加状況と特徴比較
2:15 📊 3つの音声AIの比較デモの準備
3:19 🎮 デモンストレーションの開始とMicrosoft Copilotの紹介
4:35 💬 Microsoft Copilotとの自然な会話
5:42 🔍 Google Geminiの起動と設定
6:54 🗣️ Geminiの音声選択と会話機能
8:09 🧠 AIの進化に関する議論
9:20 👥 AIアシスタント同士の会話デモ
10:30 🤖 Grok3の音声会話機能テスト
11:39 🌐 Grok3の言語サポートと機能確認
13:04 📊 3つの音声AIの総括比較
14:14 👋 まとめと締めくくり

上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。

https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join

Google NotebookLM Plus:音声概要とインタラクティブモード

🤖 NotebookLM
NotebookLMはGoogleが提供するAIツールで、様々なソースデータをもとに独自のチャットボットを作成できるサービス。自社の情報など非公開データを学習させて専用AIを構築でき、入力したデータは外部に学習されない安全性が特徴。

💰 NotebookLM Plus
NotebookLMの有料プランで月額2900円(Google Workspace Business Standard加入者は月額1900円)から利用可能。ノートブック数500個、ソース数300個、チャット上限500回など、無料プランよりも制限が緩和されている。

🎙️ 音声概要(Audio Overview)
NotebookLM Plusで追加された機能で、入力したソースデータをもとに男女二人のホストが会話形式で概要を説明してくれる機能。現状では日本語非対応だが、将来的には対応予定。

💬 インタラクティブモード
音声概要の再生中に質問を挟むことができる機能。再生中に「参加」ボタンを押して質問すると、その内容に応じた回答を音声で返してくれる。現在は英語のみ対応。

📄 ソース
NotebookLMに入力できるデータのこと。PDF、テキスト、マークダウン、音声ファイル(MP3など)、Google Drive上のファイル、WebサイトのURL、YouTubeのリンクなどが対応している。

🔄 RAG
Retrieval Augmented Generationの略で、外部データを取り込んで特定の情報に基づいたAI応答を生成する技術。NotebookLMはRAGを活用して専用AIボットを作成している。

🗂️ ノートブック
NotebookLMで作成するAIボットの単位。無料プランでは100個、有料プランでは500個まで作成可能。それぞれのノートブックに複数のソースを追加できる。

🔍 Google AI Studio
GoogleのAI開発プラットフォームで、NotebookLMとは異なる特徴を持つ。NotebookLMは入力したデータが学習されないのに対し、Google AI Studioは学習される点が大きな違い。

📱 Googleの会話モード
Google翻訳の機能で、英語の音声をリアルタイムに日本語に翻訳して表示できる。NotebookLMの英語音声を理解するのに役立つツール。

📺 YouTube文字起こし機能
NotebookLMがYouTube動画をソースとして取り込む際、動画の音声を自動的に文字起こしして使用する機能。公開されている動画のみ対応しており、最近アップロードされた動画は文字起こしが間に合わないこともある。

超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/iUtd1nEvtQY

Google NotebookLM Plus:音声概要とインタラクティブモード

Google NotebookLM Plusは、AIを活用した情報整理・活用ツールNotebookLMの有料版であり、音声概要とインタラクティブモードが革新的な新機能です。多様な情報源をアップロードし、AIによる要約や質問応答が可能。無料プランに対しPlusプランは、ノートブック数、ソース数、利用回数が増加し、アクセス分析や優先サポート等のプレミアム機能も利用可能。企業や教育機関での情報集約、コンテンツ制作、リアルタイム翻訳など多岐にわたる利用シーンが想定され、音声概要と対話モードは情報アクセスを革新。今後は日本語対応や自動化機能の強化、一般消費者向けGoogle One AI Premiumとしての提供が予定されています。

1. NotebookLMの背景と基本機能

1.1 NotebookLMの背景

1.1.1 NotebookLMの発表と提供開始

現代社会は、情報が爆発的に増加し、個人や組織が日々の業務や学習で扱う情報量は増大の一途を辿っています。このような状況下で、必要な情報を効率的に収集、整理、活用するためのツールへのニーズは高まるばかりです。Googleは、長年にわたり検索エンジンや各種情報サービスを提供してきた経験を活かし、この課題に対する新たなソリューションとしてNotebookLMを発表しました。

NotebookLMは、2023年7月にその存在が明らかになり、同年6月からは日本を含む多くの地域で利用が開始されました。発表当初から、NotebookLMは単なる情報整理ツールではなく、AI技術を駆使してユーザーの知的生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めたツールとして注目を集めました。特に、大量の情報を迅速に理解し、そこから新たな知見やアイデアを生み出すことを支援する機能は、研究者、ビジネスパーソン、学生など、幅広い層にとって革新的なツールとなることが期待されています。Googleの発表と早期の日本での提供開始は、NotebookLMに対する期待の高さを示すものと言えるでしょう。

1.2 NotebookLMの基本機能

1.2.1 情報のアップロード

NotebookLMの最大の特徴の一つは、多様な形式の情報をアップロードできる点です。ユーザーは、PDF文書、ウェブサイトのURL、Googleドキュメント、スライド資料、YouTube動画のURLなど、様々な形式の情報をNotebookLMに取り込むことができます。これにより、散在しがちな情報を一箇所に集約し、効率的に管理することが可能になります。

例えば、複数のウェブサイトから情報を収集してレポートを作成する場合や、複数のPDF資料を読み込んで会議の準備をする場合など、NotebookLMに情報をアップロードすることで、情報収集の手間を大幅に削減できます。また、YouTube動画のURLをアップロードすることで、動画の内容をテキスト化して要約したり、特定の箇所に関する質問をしたりすることも可能です。このように、NotebookLMは情報収集の入り口を大きく広げ、ユーザーの情報活用を強力にサポートします。

1.2.2 情報の要約と質問応答

NotebookLMは、アップロードされた情報を単に保存するだけでなく、AIの力で内容を深く理解し、ユーザーの知的活動を支援する様々な機能を提供します。その中でも特に重要な機能が、情報の要約と質問応答です。

NotebookLMは、アップロードされた文書やウェブサイトの内容を自動的に解析し、要点を抽出して要約を作成することができます。これにより、大量の情報を短時間で把握することが可能になります。また、ユーザーはNotebookLMに対して、アップロードした情報に関する質問をすることができます。NotebookLMは、質問の内容を理解し、情報の中から関連性の高い箇所を特定して回答を生成します。まるで専門家と対話しているかのように、必要な情報をピンポイントで取得できるため、情報収集や調査にかかる時間を大幅に短縮できます。これらの機能は、多忙な現代人にとって非常に価値が高く、NotebookLMが知的生産性向上に貢献する大きな理由の一つと言えるでしょう。

1.2.3 学習済み情報の保持

NotebookLMは、ユーザーが入力した情報を個別の「ノートブック」として管理するシステムを採用しています。このノートブックは、ユーザーごとに作成され、情報が蓄積されていくことで、ユーザー独自の知識ベースが構築されていきます。NotebookLMは、この学習済みの情報を活用して、より高度な情報処理やユーザーに最適化された情報提供を行うことが期待されています。

また、NotebookLMはプライバシー保護を前提として設計されており、入力された情報はユーザーの許可なく外部に共有されることはありません。ユーザーは安心してNotebookLMに情報を入力し、自分だけの知識データベースを構築することができます。このプライバシーへの配慮は、企業や研究機関など、機密情報を扱うユーザーにとってもNotebookLMを安心して利用できる重要なポイントです。NotebookLMは、単なる情報ツールとしてだけでなく、個人の知識資産を安全に蓄積し、活用するためのプラットフォームとしての役割も担っています。

2. インターフェースの刷新と新機能

2.1 インターフェースの刷新

2.1.1 3つのパネルに分割

NotebookLMは、発表当初からユーザーインターフェース(UI)の使いやすさに重点を置いて開発されてきましたが、より高度な機能の追加とユーザーエクスペリエンスの向上を目指し、インターフェースの大幅な刷新が行われました。新しいインターフェースは、画面が「ソースパネル」「チャットパネル」「Studioパネル」という3つの主要なパネルに分割された構成となっています。

このパネル分割によって、ユーザーはNotebookLMの各機能をより直感的かつ効率的に操作できるようになりました。情報の管理、AIとの対話、音声概要の作成といった異なるタスクを、それぞれのパネルに集中して行うことができるため、作業効率が向上し、より快適な情報活用が可能になります。インターフェースの刷新は、NotebookLMが単なるツールから、より洗練された知的作業環境へと進化を遂げたことを象徴していると言えるでしょう。

2.2 各パネルの詳細

2.2.1 ソースパネル

ソースパネルは、NotebookLMの中核となる情報ソースを管理するためのパネルです。ユーザーがアップロードしたPDF、テキストファイル、音声ファイル、YouTubeやウェブサイトのリンクなど、あらゆる形式のソース情報がここに集約されます。ソースパネルでは、これらの情報を一覧で確認したり、検索したり、整理したりすることができます。

例えば、複数のプロジェクトに関連する情報をNotebookLMで管理している場合、ソースパネルを使うことで、プロジェクトごとに情報を分類したり、特定のキーワードで情報を絞り込んだりすることが容易になります。また、ソースパネルから直接ソース情報を開いて内容を確認したり、チャットパネルやStudioパネルにソース情報を連携させたりすることも可能です。ソースパネルは、NotebookLMにおける情報管理の基盤となる重要なパネルであり、情報の整理整頓と効率的なアクセスを支援します。

2.2.2 チャットパネル

チャットパネルは、アップロードされたソース情報に基づいて、AIと対話形式で様々な作業を行うためのパネルです。ユーザーはチャットパネルを通じて、AIに質問をしたり、指示を与えたりすることで、情報の要約、ブログ記事の作成、アイデア出しなど、多様なタスクをAIのサポートを受けながら実行できます。

例えば、「この資料を500字で要約して」と指示したり、「このウェブサイトの内容をもとにブログ記事の構成案を作成して」と依頼したりすることができます。AIは、ソース情報を解析し、ユーザーの指示に応じたアウトプットを生成します。チャットパネルは、まるで優秀なアシスタントと協働しているかのような体験を提供し、ユーザーの創造性と生産性を大きく引き上げます。AIとの対話を通じて、新たな発見やアイデアが生まれることも期待でき、NotebookLMを単なる情報ツールから、創造的なパートナーへと進化させる重要な要素と言えるでしょう。

2.2.3 Studioパネル(音声概要機能)

Studioパネルは、NotebookLMの新機能である音声概要機能を活用するためのパネルです。Studioパネルでは、主に文書作成や音声概要の作成を行います。特に注目すべきは、インタラクティブモードです。インタラクティブモードでは、ユーザーが音声で質問をすると、AIが音声で回答を返すという、双方向の音声対話が実現します。

例えば、会議資料をアップロードしてインタラクティブモードを起動し、「この資料の主要なポイントは?」と音声で質問すると、AIが資料の内容を解析し、主要なポイントを音声で分かりやすく説明してくれます。まるで、資料の内容に詳しい専門家が、目の前で解説してくれるような体験です。Studioパネルとインタラクティブモードの登場により、NotebookLMは、視覚的な情報だけでなく、聴覚的な情報も活用した、より多感覚的な情報アクセスと理解を可能にするツールへと進化しました。特に、移動中や作業中で画面を見ることができない状況でも、音声を通じて情報を取得できるため、NotebookLMの利用シーンが大きく広がることが期待されます。

3. 無料プランと有料プランの違い

3.1 プランの種類と価格

3.1.1 無料プラン

NotebookLMは、多くのユーザーが気軽に試せるように、無料プランを提供しています。無料プランでは、最大100個のノートブックを作成でき、1つのノートブックあたり最大50個のソースをアップロードできます。日々のチャット回数には50回の上限があり、音声生成機能は1日に3回まで利用可能です。

無料プランは、NotebookLMの基本的な機能を体験し、日常的な情報整理や学習に活用するには十分な内容と言えるでしょう。個人ユーザーや、NotebookLMを試しに使ってみたいユーザーにとって、無料プランは最適な選択肢となります。ただし、より高度な機能や、ビジネスでの本格的な利用を検討している場合は、有料プランの検討が必要になります。無料プランは、あくまで入門編として位置づけられ、NotebookLMの可能性を実感してもらうことを目的としていると考えられます。

3.1.2 NotebookLM Plus

NotebookLM Plusは、より高度な機能と利用量を求めるユーザー向けの有料プランです。月額料金は2,900円または1,900円(提供地域や契約条件によって異なる可能性があります)で、無料プランと比較して大幅に利用 limits が緩和されています。NotebookLM Plusでは、最大500個のノートブック、1ノートブックあたり最大300個のソースを管理でき、日次チャット上限は500回、音声生成上限は20回/日に増加します。

NotebookLM Plusは、日常的に大量の情報を扱い、NotebookLMを業務の中核ツールとして活用したいユーザーに最適です。情報収集、分析、レポート作成、コンテンツ制作など、様々な知的作業をNotebookLM Plusを活用することで、効率的かつ高品質に進めることができるでしょう。また、無料プランと比較して、ノートブック数、ソース数、チャット回数、音声生成回数が増加しているため、よりヘビーなユーザーでもストレスなく利用できます。NotebookLM Plusは、個人の生産性向上だけでなく、チームや組織全体の情報活用を促進するポテンシャルを秘めています。

3.1.3 NotebookLM Plus for Enterprise

NotebookLM Plus for Enterpriseは、企業や大規模組織での利用を想定したエンタープライズ向けのプランです。価格は問い合わせベースとなっており、企業の規模や利用状況に応じて個別に設定されます。機能面では、NotebookLM Plusと同様に、最大500ノートブック、1ノートブックあたり最大300ソース、日次チャット上限500回、音声生成上限20回/日が提供されますが、エンタープライズプランならではの高度な機能が追加されています。

NotebookLM Plus for Enterpriseは、企業内の情報共有、ナレッジマネジメント、チームコラボレーションなどを促進するために設計されています。企業全体での情報活用をレベルアップさせたい、セキュリティや管理体制を強化したいといったニーズに応えるプランと言えるでしょう。価格は個別見積もりとなるため、導入を検討している企業はGoogleに問い合わせる必要があります。

3.2 プレミアム機能

3.2.1 アクセス分析やカスタマイズ機能

有料プランであるNotebookLM PlusおよびNotebookLM Plus for Enterpriseでは、無料プランにはない様々なプレミアム機能が利用できます。その一つが、アクセス分析やカスタマイズ機能です。アクセス分析機能では、ノートブックへのアクセス状況や利用状況を統計的に解析することができます。これにより、どの情報がよく利用されているか、どのノートブックが活発に活用されているかなどを把握し、情報活用の改善に繋げることが可能です。

また、カスタマイズ機能では、チャットの応答スタイルや回答の長さを調整したり、ノートブックのアクセス権限を設定したりすることができます。例えば、特定のノートブックをチームメンバーのみに公開したり、チャットの応答をよりビジネスライクなスタイルに調整したりといったことが可能です。これらの機能は、NotebookLMを組織全体で効率的に活用するために役立ちます。特に、企業やチームでNotebookLMを導入する場合、アクセス分析機能やカスタマイズ機能は、情報管理と利用促進の両面で重要な役割を果たすでしょう。

3.2.2 専用サポートとデータ保護

NotebookLM PlusおよびNotebookLM Plus for Enterpriseのプレミアム機能として、専用サポートとデータ保護の強化も挙げられます。有料プランユーザーは、無料プランユーザーよりも優先的なサポートを受けることができ、技術的な問題や利用方法に関する疑問などを迅速に解決することができます。特に、ビジネスでNotebookLMを利用する場合、迅速なサポートは業務継続性を確保する上で非常に重要です。

また、エンタープライズ基準のデータ保護機能も提供されます。VPC-SC(Virtual Private Cloud Service Controls)やIAM(Identity and Access Management)コントロールといった高度なセキュリティ機能を利用することで、企業は機密情報を安全にNotebookLM上で管理することができます。これらのデータ保護機能は、セキュリティポリシーが厳しい企業や、個人情報などの機密情報を扱う企業にとって、NotebookLMを安心して導入できる大きなメリットとなります。専用サポートとデータ保護の強化は、有料プランが単なる機能拡張版ではなく、ビジネス利用を強く意識したプランであることを示しています。

4. 利用シナリオと実際の操作例

4.1 企業や教育機関での利用シーン

4.1.1 情報集約とリサーチ

NotebookLMは、企業や教育機関における情報集約とリサーチの効率化に大きく貢献します。企業内には、研修資料、取扱説明書、会議資料、過去のプロジェクト資料など、様々な形式の情報が散在しています。NotebookLMを活用することで、これらの情報を一箇所に集約し、組織全体の知識ベースを構築することができます。

例えば、新入社員研修の際に、関連資料をNotebookLMにアップロードしておけば、研修参加者は必要な情報をすぐに探し出すことができます。また、製品に関する問い合わせ対応の際に、取扱説明書やFAQをNotebookLMに登録しておけば、担当者は迅速かつ正確に回答することができます。教育機関においては、講義資料、参考文献、学生のレポートなどをNotebookLMで管理することで、教員は教材準備や学生指導を効率化できます。学生自身も、授業で配布された資料や自分で調べた情報をNotebookLMに集約することで、学習効果を高めることができます。NotebookLMは、組織内外に散在する情報を集約し、必要な時に必要な情報にアクセスできる環境を構築することで、情報リサーチにかかる時間と労力を大幅に削減します。

4.1.2 ブログ記事やコンテンツ制作

NotebookLMは、ブログ記事や各種コンテンツ制作の強力なツールとしても活用できます。ウェブサイトやYouTube動画のリンクをNotebookLMにアップロードし、チャットパネルで「この内容でブログ記事を作成して」と指示するだけで、AIが自動的に記事の構成案や草稿を作成してくれます。

例えば、競合サイトのURLをNotebookLMに読み込ませて、競合分析レポートを作成したり、YouTubeの解説動画のURLをアップロードして、動画の内容をまとめた記事を作成したりすることができます。コンテンツ制作のアイデア出しや構成案作成の初期段階でNotebookLMを活用することで、大幅な時間短縮と効率化が期待できます。また、AIが生成した草稿をベースに、人間が修正や加筆を行うことで、より高品質なコンテンツを効率的に制作することが可能です。NotebookLMは、コンテンツ制作におけるクリエイティブな作業をサポートし、制作者の負担を軽減する強力な味方となるでしょう。

4.1.3 音声概要とインタラクティブモード

NotebookLM Plusの新機能である音声概要とインタラクティブモードは、情報へのアクセス方法を大きく変革する可能性を秘めています。Audio Overview機能を使えば、文書の内容をAIが音声で解説してくれるため、文章を読むのが苦手な人や、移動中などで画面を見ることができない状況でも、手軽に情報を取得できます。

さらに、インタラクティブモードでは、音声で質問をすることで、AIが音声で回答してくれるため、まるで専門家と対話しているかのような感覚で情報を深掘りすることができます。例えば、プレゼンテーション資料をNotebookLMにアップロードし、インタラクティブモードで「この資料の最も重要なポイントは何ですか?」と質問すると、AIが資料の内容を解析し、重要なポイントを音声で分かりやすく解説してくれます。これらの機能は、情報アクセスのバリアフリー化を推進し、より多くの人々がNotebookLMの恩恵を受けられるようにするでしょう。特に、教育現場や研修プログラムなど、情報伝達の効率性と理解度向上が求められる場面で、音声概要とインタラクティブモードは大きな効果を発揮すると期待されます。

4.1.4 会話のリアルタイム翻訳

NotebookLMのインタラクティブモードは、Google翻訳と連携することで、会話のリアルタイム翻訳にも応用できます。例えば、英語の会議資料をNotebookLMにアップロードし、インタラクティブモードで英語で質問すると、AIが質問内容を理解し、日本語で回答してくれます。逆に、日本語で質問した場合でも、AIが英語に翻訳して回答することも可能です。

この機能を活用することで、言語の壁を乗り越え、グローバルな情報にアクセスしたり、多言語話者とのコミュニケーションを円滑に進めたりすることができます。例えば、海外の研究論文をNotebookLMに取り込み、インタラクティブモードで質問することで、英語論文の内容を日本語で深く理解することができます。また、海外のビジネスパートナーとのオンライン会議で、NotebookLMのリアルタイム翻訳機能を活用すれば、言語の壁を感じることなく、スムーズな意思疎通が可能になります。NotebookLMのリアルタイム翻訳機能は、グローバル化が進む現代において、情報アクセスとコミュニケーションの可能性を大きく広げる革新的な機能と言えるでしょう。

4.2 実際の操作フロー

4.2.1 新規ノートブックの作成

NotebookLMを実際に操作する際の基本的な流れを見ていきましょう。まず、NotebookLMのウェブサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。ログイン後、画面左上の「+新規ノートブック」ボタンをクリックすると、新しいノートブックが作成されます。新しいUIでは、画面がソースパネル、チャットパネル、Studioパネルの3つに分割されていることが確認できます。

ノートブックの作成は非常に簡単で、数クリックで完了します。ノートブックには、プロジェクト名やテーマなど、分かりやすい名前を付けておくと、後で整理する際に便利です。NotebookLMは、ノートブック単位で情報を管理するため、テーマやプロジェクトごとにノートブックを使い分けることで、情報を効率的に整理することができます。新規ノートブックの作成は、NotebookLM活用の第一歩であり、情報整理の基盤となります。

4.2.2 ソースの追加

次に、作成したノートブックに情報ソースを追加します。ソースパネル上部の「+ソースを追加」ボタンをクリックすると、ソースの追加方法を選択するメニューが表示されます。ソースの追加方法としては、PDF、テキスト、マークダウン、音声ファイルのアップロード、Googleドライブ、Googleドキュメント、Googleスライドからの取り込み、URLでのデータ取得など、様々なオプションが用意されています。

例えば、PDFファイルをアップロードする場合は、「ファイルをアップロード」を選択し、PC内のPDFファイルを選択します。Googleドライブから取り込む場合は、「Googleドライブ」を選択し、ドライブ内のファイルを選択します。ウェブサイトのURLを登録する場合は、「URLを貼り付け」を選択し、URLを入力します。NotebookLMは、多様な形式のソース情報に対応しているため、ユーザーは自分の持っている情報をそのままNotebookLMに取り込むことができます。ソースの追加は、NotebookLMの活用において最も重要なステップであり、情報活用のための土台を築きます。

4.2.3 チャットでの情報活用

ソースの追加が完了したら、チャットパネルでAIとの対話を通じて情報を活用します。チャットパネル下部の入力欄に、質問や指示を入力して送信すると、AIがソース情報を解析し、回答や提案を生成します。

例えば、「この資料の要約を作成して」と指示したり、「このウェブサイトの内容に関する質問に答えて」と質問したりすることができます。また、「この情報をもとにブログ記事のタイトル案を5つ提案して」といった、より具体的な指示を出すことも可能です。AIは、ユーザーの指示内容を理解し、ソース情報の中から関連性の高い情報を抽出し、適切なアウトプットを生成します。チャットパネルでのAIとの対話は、NotebookLMの真骨頂であり、情報から新たな価値を生み出すための重要なプロセスです。

4.2.4 Studioで音声概要の生成

NotebookLM Plusユーザーは、Studioパネルで音声概要機能を活用できます。Studioパネルを開き、「音声概要を作成」ボタンをクリックすると、NotebookLMがソース情報に基づいて音声概要を生成します。音声概要の作成時には、詳細な解説を含めるか、会話形式にするかなど、いくつかのオプションを選択できます。

例えば、「詳細な解説を含める」を選択すると、文書の内容を詳細に解説した音声概要が作成されます。「会話形式」を選択すると、AIが質問に答える形式で音声概要を作成します。また、言語を英語に設定することで、英語での音声概要を作成することも可能です。Studioパネルでの音声概要生成は、情報への新しいアクセス方法を提供し、NotebookLMの可能性をさらに広げます。特に、学習や情報共有の場面において、音声概要は非常に有効なツールとなるでしょう。

5. 今後の展望とまとめ

5.1 高いデータアップロード容量と生成回数

5.1.1 大量データの管理が容易に

NotebookLM Plusの登場により、無料プランと比較してデータアップロード容量と生成回数が大幅に増加しました。これにより、ユーザーはより大量の情報をNotebookLMにアップロードし、管理することが容易になります。例えば、大規模なプロジェクトに関連する大量の資料や、長期間にわたる調査研究で蓄積されたデータを、NotebookLMで一元的に管理し、活用することが可能になります。

データアップロード容量と生成回数の増加は、NotebookLMの利用範囲を大きく広げ、よりヘビーなユーザーや、大規模な組織での利用を促進するでしょう。これまでデータ容量や生成回数の制限によってNotebookLMの導入を躊躇していたユーザーも、NotebookLM Plusであれば、ストレスなく利用できるはずです。大量データ管理の容易化は、NotebookLMが情報活用の基盤として、さらに進化していくための重要なステップと言えるでしょう。

5.2 音声概要のインタラクティブモード

5.2.1 対話しながら情報を得る新体験

NotebookLM Plusで導入された音声概要のインタラクティブモードは、情報取得のあり方を大きく変える可能性を秘めています。従来のテキストベースの情報検索や情報収集に加えて、音声による対話的な情報アクセスが可能になったことで、ユーザーはより自然で直感的な方法で情報を得られるようになります。

インタラクティブモードでは、まるで人に質問するように、NotebookLMに音声で質問を投げかけることで、必要な情報をピンポイントで取得できます。これにより、情報検索にかかる時間や労力を大幅に削減し、より効率的に学習や業務を進めることができます。また、音声によるインタラクションは、視覚的な情報に加えて、聴覚的な情報も活用することで、情報理解を深める効果も期待できます。音声概要のインタラクティブモードは、情報アクセスにおける新たなユーザーエクスペリエンスを提供し、NotebookLMをより身近で使いやすいツールへと進化させるでしょう。

5.3 今後の日本語対応と自動化機能

5.3.1 日本語対応の見込みとさらなる改善

NotebookLMは、発表当初から多言語対応に力を入れており、日本語への対応も積極的に進められています。現状でも、日本語の文書やウェブサイトをNotebookLMにアップロードし、要約や質問応答などの機能を利用することは可能ですが、今後はさらに日本語対応が強化され、より自然で精度の高い日本語処理が実現されることが期待されます。

また、自動化機能の追加もNotebookLMの今後の重要な展望の一つです。例えば、定期的にウェブサイトを巡回して情報を自動収集したり、特定のテーマに関する情報を自動的にノートブックに整理したりする機能が実現すれば、情報収集や情報整理にかかる手間を大幅に削減できます。日本語対応の強化と自動化機能の追加は、NotebookLMをより強力で便利なツールへと進化させ、ユーザーの情報活用をさらに加速させるでしょう。

5.4 企業向け提供と一般消費者向け計画

5.4.1 Google One AI Premiumとして提供予定

NotebookLMは、現在、Google WorkspaceやGoogle Cloudを通じて企業向けに提供されていますが、今後は一般消費者向けにも提供される予定です。Google One AI Premiumという新たなプランとして提供されることで、より多くのユーザーがNotebookLMの高度なAI機能を personal な用途で利用できるようになります。

Google One AI Premiumの詳細はまだ明らかにされていませんが、NotebookLM Plusの機能に加えて、Google Oneのストレージ容量の増加や、他のGoogleサービスとの連携強化などが期待されます。一般消費者向け提供の開始は、NotebookLMがビジネスシーンだけでなく、日常生活においても欠かせない情報ツールとなる可能性を示唆しています。Google One AI Premiumを通じて、NotebookLMはより多くの人々の情報活用を支援し、知的生産性向上に貢献していくでしょう。


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この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。