スーパー戦隊と仮面ライダーに見るキーワード戦略分析
さて、今年もスーパー戦隊シリーズを占ってみよう。
昨年も
「Google Insights for Search」でスーパー戦隊を占う
https://yokotashurin.com/etc/super-sentai.html
に紹介して好評だったコラムです。
毎年、新しい企画で始まっている訳ですが
元祖は、ご存じゴレンジャー。
そこから始まって、ここ数年の中でも
2005年 魔法戦隊マジレンジャー
2006年 轟轟戦隊ボウケンジャー
2007年 獣拳戦隊ゲキレンジャー
2008年 炎神戦隊ゴーオンジャー
2009年 侍戦隊シンケンジャー
と続いています。
そして今年は
2010年 天装戦隊ゴセイジャー
です。
公式サイトは
http://www.tv-asahi.co.jp/gosei/
です。
さて、ここでいつものツールで調べてみますね。
Googleトレンドという検索数の推移を調べるサイトで
http://www.google.com/trends/
ここ数年のキーワードで分析してみた結果です。
http://j.mp/bHoNf4
まずは、一昨年のゴーオンジャー。
今までは放送が始まる2月で検索数がピークとなり
後は放送終了まで下がっていたんです。
ところが、ゴーオンジャーは右肩上がりです。
放送終了の直前になっても検索数は落ちていない。
面白いのが放送日の日曜日に検索数が盛り上がっています。
分かりやすいですね(笑)
で、昨年のシンケンジャー。
ちょっと面白い動きがあります。
検索数は2月に盛り上がった後に
8月で更に盛り上がった後に急降下。
その原因は??
後で書きますね。
そして、今年のゴセイジャー。
今のところ2月の放送開始のロケットダッシュは
ここ数年で最も出足が鈍いようですね。
放送を御覧になった方は理由も分かるかと思います。
さて、では何故、昨年の8月でシンケンジャーが
急降下したのかというと、中身が悪かった訳ではない。
敵は外にいる訳ですね。
それは、仮面ライダーWです。
仮面ライダーシリーズはスーパー戦隊シリーズより
一足先の1月に始まり、翌年の1月に終わるんですが
昨年から変更になったんですね。
検索数の推移は
http://j.mp/cMRRow
2009年の1月から8月までは仮面ライダーディケイドを挟み
代わりに9月から仮面ライダーWをスタートさせました。
今までは仮面ライダーとスーパー戦隊は
開始と終了が重なる上にターゲットも幼稚園の男児と
一緒なので、取り合いになってしまうんですよね。
そこで、スーパー戦隊シリーズの人気が下がる1年の後半に
仮面ライダーシリーズを始めて、幼児の気持を奪ってしまおうと(笑)
これには親も参りました。
今までスーパー戦隊のオモチャを買わされた親は
仮面ライダーWの開始と共に子供が鞍替えしてしまうんです。
折角、集めたスーパー戦隊のオモチャは蚊帳の外で
仮面ライダーWのオモチャを買って、と言われるんですね。
ライバルと同じ事はしない。
戦略としては正しいですね。
ライバルと商品の販売時期をずらすことは大事です。
ジャニーズのカレンダーも4月スタートですよね。
あと、面白いのが仮面ライダーの検索数の推移です。
http://j.mp/a5EsbJ
仮面ライダーの後に、ディケイドとかWとか付く訳ですが
検索数としては圧倒的に「仮面ライダー」なんです。
この辺りはブランディング出来ていますよね。
間違っても、スーパー戦隊とは検索しないことは
調べてみたら明らかです。
http://j.mp/d8rN4J
子供の世界でも当たり前ですがマーケティングがあります。
あなたの身近にも同じような事例ありませんか?
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