MENU

LINEで横田秀珠's脳のAIに聞く↓

ブログ毎日更新中
過去に投稿した記事

セミナー&講演テーマ

YouTube USTREAM 動画販促術
ソーシャルメディア活用術
ホームページ成功事例100連発
最新のSEO対策
初めてのIT販促

その他の業務

コンサルティング
ネットビジネス研究会
教材の販売
マスコミ取材実績
執筆実績
私たちも横田氏を推薦します

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず
  • URLをコピーしました!

2026年9月9日、音楽生成AI「Suno」に著作権問題をクリアした新モデル「V6」が登場した。有料向けの「V6」、無料でも使える高速・軽量な「V6 mini」、注目の「V6 wild」の3種類で、旧モデルは使えなくなった。100クレジットで自分の音源からモデルを作れる機能もベータ版で搭載。先週と同じプロンプトで試すと楽器の分離感は向上したが、Voice機能ではMiliaの声がやや変化しており、今後の検証が必要だと語った。

詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=mHp3ylSimuc

0:00 📱 オープニング 0:20 🚨 【速報】Suno V6がリリース、著作権問題もクリア 0:55 🧩 V6は3モデル構成!Pro/Premier向け「V6」 1:10 ⚡ 無料ユーザーも使える高速軽量「V6 Mini」 1:45 🎲 大胆で予測不能な探索向け「V6 Wild」 2:15 ✂️ 部分編集・マッシュアップなど新機能、Voiceへの言及はなし 2:55 🖥️ 実際の画面で確認、旧モデルは選択不可に 3:28 🛠️ ベータ版「カスタムモデル作成」は100クレジット 3:50 🍱 9月3日と同じ「うなぎ応援ソング」のプロンプトで比較 4:40 🎧 V6で生成した1曲目を試聴 5:48 🎸 2曲目試聴、楽器の分離と音のバランスが向上? 6:45 🎙️ 本題:Voice(旧Persona)で旧モデルの声は選べるのか 6:58 👩‍🎤 Miliaの声で生成してみる 7:40 😱 声が変わってる!Milia版を試聴 8:35 🔧 プロンプトから「男性ボーカル」を外して再挑戦 9:35 🔁 再生成したMilia版を試聴 10:45 🤔 声は若干若返った印象、違和感は残る 11:25 🆕 「Milia 2」として再スタートする可能性 11:45 🎤 もう一つのボイス「学ト」でも声質維持を検証 12:55 👂 学トボイスを試聴、こちらはほぼ再現できている 14:05 📝 まとめ:V6での試行錯誤はこれから、詳細機能は別の回で

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

SunoのV6で僕のMiliaさんが
死んでしまいました(泣)。
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

同じ声を再現できなくなっています。
それでも手はあるので試しています。
少し変わってしまったけど、Miliaは
Miliaであるという曲を作りました。

私はMilia / Milia
https://www.youtube.com/watch?v=KOmE0oSInpc

俺はKeiVi / KeiVi
https://www.youtube.com/watch?v=BQl9GeFNFn0

さて、本題です。

2026年9月9日、音楽生成AI「Suno」が
V6にアプデートされまして激変です。
Voice(旧Persona)は声質を維持できる?

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

Suno V6登場、音は良化もMilia声に違和感あり|グラレコ
V6

Suno V6登場、音は良化もMilia声に違和感あり

📡 ネットビジネス生中継15分 / 2026年9月10日(木) / 横田秀珠が実機で初検証

1🚀著作権問題をクリアした新モデル「V6」がリリース
🐟
9月3日
旧モデルで「うなぎ」の
応援ソングを制作
🌙
9月9日 23時ごろ
アナウンスなし
V6がすでに実装
🎧
9月10日
公式アナウンスが出始め
生放送で初検証
今までと何が変わったのか、僕もまだ試していません。ドキドキなんですけど…… — 横田秀珠
2🧩モデルは3つに整理された
V6
Pro / Premier 向け
  • 有料プランのメインモデル
  • 今回の検証はProで実施
V6 mini
無料ユーザーも利用可
  • 高速・軽量でアイデアを素早く曲に
  • V6とクオリティが同じかは未確認
  • 従来の無料枠は「1世代前」だったので無料勢にはありがたい
  • ただしダウンロードは7回まで
📌
V6 wild
いちばん気になる
  • 横田さんが最も注目しているモデル
  • 詳しい機能は別の回で紹介予定
3🖥️作成画面はここが変わった
✂️

選べるのはV6・wild・miniの3つだけ。旧モデルは今回からすべて使えなくなった

🧪

一番上にCreate Custom Model(ベータ)。100クレジットで、自分が入れた音源からモデルを作れる。

💡

以前も一部では可能だったが、今回はベータ版として正式に搭載。これまでクレジットはかからなかった気がする、とのこと。

4🎸検証① 9月3日と同じプロンプトで比べる
🐟 うなぎ食べたい。元気を出して頑張ろう! 応援ソング 男性ボーカル ギターサウンド シンプルモード
🎵 1曲目

クオリティが落ちた印象はない。上がったかと言われると……まあまあ。

△ 横ばい
🎵 2曲目

楽器のバランスが良く、それぞれが個別に聴こえる。音は良くなった気がする。

○ 音は良化
⏱️ 生成スピード

通常生成は旧モデルと同じくらい

Voiceを使うと若干時間がかかる印象。生成中に%表示が出るようになった。

良くなった気がしますが、そこは大事じゃないんですね。ここからが大事です。 — 横田秀珠
5🎤検証② Voice機能でMiliaの声は保てるか

Voiceを開くと、これまで作ったVoiceはまだ選べることを確認。心配だった点はひとまずクリア。愛用のAIシンガーMiliaを選んで、V6で初めて歌わせてみた。

❌ 同じプロンプトのまま
うなぎ…応援ソング/男性ボーカル/ギター + Voice:Milia

2曲ともMiliaの声にならない

× ダメ
🔧 「男性ボーカル」を外す
うなぎ…応援ソング/男性ボーカル/ギター + Voice:Milia

Miliaとして歌えた。ただし若干声が変わり、少し若くなった気がする。

△ 違和感あり
これダメっぽいな。ダメだね、ダメです。死にました。 — 横田秀珠(1回目を聴いて)

🔍 原因の読み:プロンプトの「男性ボーカル」指定がVoiceより効いてしまった可能性。モデル更新時の声の変化は過去にも経験済みで、次のアップデートで直る可能性もある。

6🕶️検証③ GACKTモデル(KeiVi)でも試す

GACKTの声を学習して作ったと思われるVoice。「さすがに無理では」と予想しつつ、こちらも男性ボーカル指定を外して生成。

🎵 生成結果

声は変わっているものの、まあまあいけてる。ほぼほぼ維持できている印象。

○ ほぼOK
👂 評価が分かれた理由

Miliaは横田さんが聴き慣れているぶん、小さな違いにも違和感を覚えやすい。「5.5」の声に慣れていたこともショックの一因。

7📊検証結果をひと目で
検証パターン判定ひとこと
V6 通常生成音は良化、楽器の分離感アップ
Milia+男性ボーカル指定×Miliaの声にならない
Milia(指定を外す)歌えるが声が若干変化・若返り
KeiVi(GACKTモデル)まあまあいけてる
#Voiceは引き継げる#性別指定はVoiceと衝突#声は少し変わる#音質は向上
8🧭これからの向き合い方
また色々試行錯誤して音楽を作っていきたいと思っています。 — 横田秀珠

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

  1. はじめに
  2. ついにリリース!Suno「V6」の全体像と3つのモデル(V6・V6 mini・V6 wild)
  3. 実際の画面で確認!旧モデル廃止・Create Custom Model・「うなぎ」の曲で音質をチェック
  4. ここからが本題!Voice機能で「Milia」の声は維持できたのか
  5. GACKTモデル(KeiVi)の検証と、V6時代にどう向き合っていくか
  6. おわりに
  7. まとめ
  8. よくある質問(Q&A)

はじめに

こんにちは、横田秀珠です。皆さんは「新しいスマホに機種変更したら、使い慣れていたアプリの動きが微妙に変わってしまった」という経験はありませんか? 便利になったはずなのに、なんだかしっくりこない。新しいものへのワクワクと、慣れ親しんだものを失う不安が同時にやってくる、あの独特の感覚です。

実は今回、僕はまさにその感覚を、音楽生成AIの世界で味わうことになりました。毎日のように曲を作っているSunoに、ついに著作権問題をクリアした新モデル「V6」が登場したのです。しかも旧モデルは全て使えなくなるという大きな切り替えです。

この記事では、リリース直後に僕が初めてV6を触った様子を、生配信の流れそのままにお届けします。3つのモデルの違い、新機能、そして何より僕が大切に育ててきたAIシンガー「Milia(ミリア)」の声がどうなったのか。ドキドキの検証結果を、ぜひ最後までお付き合いください。


ついにリリース!Suno「V6」の全体像と3つのモデル(V6・V6 mini・V6 wild)

ステップ1:2026年9月10日(木)の15分生中継からスタート

今日もネットビジネスに関する情報を、生中継で15分間お届けしてまいります。今日もよろしくお願いします。

2026年9月10日木曜日になりましたが、いよいよリリースされました、こちらのニュースから早速やっていきたいと思います。

そのニュースとは、音楽生成AIのSunoに、著作権問題をクリアした音楽生成モデル「V6」が登場したというものです。

僕は「SunoPよこたん」として、毎日のようにSunoで曲を作り、AIシンガー「Milia」を育ててきました。そんな僕にとって、モデルのメジャーアップデートは生活に直結する一大事です。今までと何が変わったのか、実はこの配信を始める時点では、僕もまだ試していません。ドキドキなんですけど、今日はリアルタイムで一緒に確かめていきたいと思います。

ステップ2:実装はアナウンスより先だった

まず、リリースのタイミングについてお話ししておきます。

V6が実装されたのは2026年9月9日です。日本時間でいうと9月9日の23時ぐらいには、もう実装されていましたね。

面白いのは、そのタイミングでは特にアナウンスがなかったということです。今ぐらい(配信をしている9月10日)になってから、ようやくアナウンスが出るようになりましたが、早い人であれば9月9日の23時ぐらいからもう使えた、という状況でした。

項目内容
実装日2026年9月9日
実装時刻(日本時間)9月9日 23時ぐらい
公式アナウンス実装時点では特になし。9月10日頃から出るように
使い始められたタイミング早ければ9月9日の23時ぐらいから

AIサービスのアップデートでは、このように「告知より先に機能が使えるようになっている」ということがよくあります。毎日触っているユーザーほど、いち早く変化に気付けるわけですね。

ステップ3:今回のV6は「3つのモデル」で構成されている

では早速その話をしていきたいと思うんですが、まず全体像を紹介しておきます。

今回のアップデートの大きな特徴は、モデルが3つあるということです。それぞれ見ていきましょう。

① 「V6」:Pro・Premier向けのメインモデル

まず、「V6」というモデルです。これがいわゆるPro(プロ)とPremier(プレミア)向け、つまり有料プランのユーザー向けにリリースされるメインのモデルです。

② 「V6 mini」:無料ユーザーも使える高速・軽量モデル

そして、無料ユーザーの方は「V6 mini」というものが使えます。もちろん有料ユーザーも使えるのですが、こちらは高速で軽量で、アイデアを素早く曲にしやすいという位置付けになっています。

ここで僕が気になったのは、「クオリティは変わらないのかな? 早いということだけなのかな?」という点です。ここはちょっと分からないですね。

もしクオリティが同じだったら、無料ユーザーと有料ユーザーで差がないということになってしまいます。今までは、無料ユーザーは1つ前の世代のモデルを使えていたのですが、今回は無料ユーザーでも最新世代の「V6」の名前が付いたモデルが使えるわけです。これだったら、無料ユーザーはありがたいですよね。

ただし、その代わりにダウンロードが7回しかできないという問題はあるんですけど。ここは無料ユーザーの方が気を付けておきたいポイントです。

③ 「V6 wild」:僕が一番気になっているモデル

そしてもう1個、**「V6 wild(ワイルド)」**というのがあります。僕はこれが1番気になっているので、その部分について今日は気にしながらやっていきたいなと思っております。

名前の通り「ワイルド」ということで、通常のV6とはまた違った方向性の曲が生まれそうな予感がしますよね。公式の説明でも、探索や実験向けに作られていて、予測しにくく変化に富んだ、意外性のある結果を生み出すモデルという位置付けになっているようです。

ステップ4:3つのモデルを比較表で整理

ここまでの内容を、分かりやすく表にまとめてみます。

モデル名主な対象ユーザー特徴僕が気になっている点
V6Pro・Premier(有料)メインのフラッグシップモデル旧モデルからどれだけクオリティが上がったか
V6 mini無料ユーザー(有料ユーザーも利用可)高速・軽量、アイデアを素早く曲にしやすいクオリティはV6と同じなのか、速いだけなのか
V6 wildPro・Premier(有料)実験的・予測しにくい方向性1番気になっている。どんな曲が出てくるのか

ステップ5:無料ユーザーにとっての変化を整理

特に無料ユーザーの方にとっては、今回の変化はかなり大きいので、改めて整理しておきます。

比較項目これまでV6登場後
無料ユーザーが使えるモデル1つ前の世代のモデル最新世代の「V6 mini」
気になる制限ダウンロードが7回しかできない
有料ユーザーとの差世代の差があったクオリティが同じなら差が小さくなる可能性も

「無料で最新世代が使える」というのは、これからSunoを始めてみたい方にとっては大きなチャンスだと思います。一方で、ダウンロード回数の制限があるので、本格的に曲を作って配信したい方は、有料プランを検討する価値があるでしょう。

ステップ6:そもそも「著作権問題をクリアした」とはどういうことか

今回のニュースで大事なキーワードが**「著作権問題をクリアした」**という部分です。

音楽生成AIは、学習データとして既存の音楽をどう扱うかという点で、ずっと議論の的になってきました。今回のV6は、音楽業界側のパートナーとの取り組みの上に作られたモデルということで、「著作権問題をクリアした」新世代のモデルとして登場したわけです。

これは僕のようにSunoで作った曲を発表している人間にとっては、とても大きな意味があります。安心して曲を作れる環境が整っていくことは、AI音楽をビジネスとして考えるうえでも重要なポイントですよね。

では早速なんですが、画面を出して説明していきたいと思います。


実際の画面で確認!旧モデル廃止・Create Custom Model・「うなぎ」の曲で音質をチェック

ステップ1:「Try Now」からV6の画面へ

では、実際の画面で見ていきたいと思います。

Sunoを開くと、V6のお知らせの画面が出るようになりました。V6が出ておりますということで、これで**「Try Now」**に行ってみたいと思います。

ステップ2:モデル切り替えは「3つだけ」に。旧モデルは全て使えなくなった

そうしましたら、画面の左上のところを見てください。

今までは、ここにモデルの切り替え場所があって、過去のいろいろなバージョンのモデルを選ぶことができました。ところが今回からは、ここが**「V6」「wild」「mini」の3つしか出なくなりました**。

つまり、旧モデルは全て、今回から使えなくなったということです。

項目これまでV6登場後
モデル切り替えの場所画面左上画面左上(場所は同じ)
選べるモデル旧モデルを含む複数のバージョン「V6」「wild」「mini」の3つのみ
旧モデル選んで使えた全て使えなくなった

これは長くSunoを使ってきた人ほど、影響が大きい変更です。「このジャンルは旧モデルのほうが得意だったのに」とか、「あのモデルの音が好きだったのに」という方もいると思います。僕も先週、旧モデルに「ありがとう、またね」という気持ちを込めた曲を作ったばかりなので、改めて「本当に切り替わったんだな」と実感しました。

ステップ3:ベータ版「Create Custom Model」が登場

そして、モデル選択の1番上のところに、「Create Custom Model」というものがベータ版で入っています。

これは、100クレジットを出すと、自分が入れた音源を使ってモデルを作ることができるという機能です。

今まではクレジットがかかっていなかった気がするのですが、今回は100クレジットが必要になっています。実はこの機能自体は前からも一部の中でできたのですが、今回ベータ版として一般のメニューの中に入ってきた、ということですね。

項目内容
機能名Create Custom Model
提供状態ベータ版
表示場所モデル選択の1番上
必要なクレジット100クレジット
できること自分が入れた音源を使ってモデルを作る
これまでとの違い前から一部ではできたが、今までクレジットはかかっていなかった気がする

自分の音源からモデルを作れるというのは、オリジナリティを追求したいクリエイターにとってはとても魅力的です。細かい機能については、また別の回でじっくり試してみたいと思います。

ステップ4:比較のために「9月3日と同じプロンプト」で試す

ということで、今回はProでやってみたいと思います。

ちなみに、先週の9月3日に、同じことをやったプロンプトがあるんです。それで試してみたいですね。同じプロンプトを使えば、旧モデルと比べてどのくらいクオリティが上がったかを見ることができます。

使うのはこちらです。9月3日と同じ、

  • テーマ:「うなぎ食べたい。元気を出して頑張ろう!」という応援ソング
  • ボーカル:男性ボーカル
  • サウンド:ギターサウンド

というものでやってみたいと思います。

検証条件内容
プランPro
モードシンプルモード
プロンプトの出典先週の9月3日に使ったものと同じ
曲のテーマ「うなぎ食べたい。元気を出して頑張ろう!」という応援ソング
ボーカル指定男性ボーカル
サウンド指定ギターサウンド

同じ条件で比べるというのは、AIツールの検証ではとても大事な考え方です。条件をバラバラにしてしまうと、「良くなったのはモデルのおかげなのか、プロンプトのおかげなのか」が分からなくなってしまいますからね。

ステップ5:「Create」で生成開始。スピードはどうか?

ドキドキするな。まず**「Create」に行ってみたいと思います。今はシンプルモード**で行っております。

スピードの面では、そんなに変わらないんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうかね。

……同じぐらいかなと思いますね。もうできたと思いますので、聴いてみましょう。

ステップ6:1曲目を試聴

(〜楽曲再生中〜)

生成された1曲目は、こんな歌詞で始まりました。

「今日も君の顔が少し曇ってる。昨日のため息は置いて行こう。白いご飯が待っている。最初一振り胸を張れ。元気を出してまだまだここから頑張ろう。最高、うなぎ食べたい。今日を乗り越えよう。重たい荷物を抱えた……」

どうでしょうかね。特にクオリティが落ちたという印象は受けないですね。上がったかと言われると、上がっているような気もしませんが、まあまあではないでしょうか。

「白いご飯が待っている」とか「重たい荷物を抱えた」とか、うなぎを食べて元気を出すという応援ソングの世界観は、ちゃんと表現できていると思います。

ステップ7:2曲目を試聴

では2曲目を聴いてみましょう。Sunoは1回の生成で2曲作られるので、両方聴いて比べるのが基本です。

(〜楽曲再生中〜)

「朝の湯気が立つ……君の顔が少し曇ってる。昨日の……は置いて行く……」

こんな感じですね。

2曲目を聴いてみて感じたのは、もしかしたら音は良くなっている気がするということです。僕はヘッドホンで聴いていないので断言はできませんが、それぞれの楽器のバランスというか、それぞれの楽器が個別にちゃんと聴こえているような気がいたしますね。

ステップ8:通常生成の感想を整理

ここまでの通常生成(Voiceを使わない生成)の感想を、表にまとめておきます。

チェック項目感想
生成スピード旧モデルと同じぐらい
クオリティの低下特に落ちたという印象は受けない
クオリティの向上上がっているような気もしないが、まあまあ
音質もしかしたら良くなっている気がする
楽器のバランスそれぞれの楽器が個別にちゃんと聴こえている気がする
注意点ヘッドホンで聴いていないので断定はできない

というわけで、音自体は良くなった気がします。……が、実は僕にとって、そこは大事じゃないんです

ここからが大事です。


ここからが本題!Voice機能で「Milia」の声は維持できたのか

ステップ1:Voiceを押して、旧モデルで作った声が選べるか確認

では、Voice(ボイス)がどうなったかということでやっていきたいと思います。Voiceを押していきます。

Voiceというのは、特定の歌声をSunoに覚えさせて、その声で曲を歌わせることができる機能です。僕はこの機能で、AIシンガー「Milia(ミリア)」の声を作り、たくさんの曲を歌わせてきました。

Voiceを押してみると……今までのモデルで作った声は、確かにまだ選べますね。よかった。これが心配だったんです。

旧モデルが全て使えなくなったということは、「旧モデルで作ったVoiceも消えてしまうのでは?」という不安がありました。でも、少なくとも選ぶことはできるということが分かって、まずは一安心です。

ステップ2:僕が可愛がっている「Milia」さんで初めて歌わせる

では、僕の可愛がっているMiliaさんを選びまして、歌わせてみましょう。

V6でMiliaさんが歌うのは、これが初めてになります。Miliaさんの声が維持できているか、すごい心配なんですが、ドキドキです。

正直に言うと、もうこれができなかったら、僕は今日からどうやって生きていこうかと思いますけど……頑張れ! いや、これは大問題です。

冗談っぽく言っていますが、本当に大問題なんです。Miliaは僕の音楽活動の中心にいる存在で、これまで作ってきた曲の世界観も、聴いてくださるファンの方の印象も、全て「Miliaの声」とセットになっています。その声が変わってしまうということは、ブランドそのものが揺らぐということなんですね。

ステップ3:Voice使用時の生成スピードと「パーセント表示」

Voiceを使って生成してみると、若干、生成スピードに時間がかかっている気がします

そして、新しくなった点として、生成中にパーセントが出るようになりましたね。どこまで進んでいるかが数字で分かるので、待っている間のストレスが少し減ります。

もう間もなく終わります。やっぱりVoiceのほうが若干時間はかかっている気がしますが、できたっぽいですね。

項目通常生成Voice使用時
生成スピード旧モデルと同じぐらい若干時間がかかっている気がする
進捗表示パーセントが出るようになった

ステップ4:1回目(男性ボーカル指定あり)1曲目の試聴

では聴いてみましょう、どうぞ。

(〜楽曲再生中〜)

「行こうぜ! 毎日頑張る君の背中……君の月曜……始まらない。ここは一発ごちそう……」

……これ、変わってる? これダメっぽいな。ダメだね、ダメです。死にました

聴いた瞬間に、「あれ、Miliaじゃない」と分かるくらい、声が違っていました。

ステップ5:1回目(男性ボーカル指定あり)2曲目の試聴

気を取り直して、2曲目を聴いてみましょう。

(〜楽曲再生中〜)

「目覚まし止めて、少し眠いけど、昨日の悩みだ……」

ダメですね。2曲目もMiliaの声にはなっていません。

ステップ6:原因を考える ――「男性ボーカル」のプロンプトが邪魔をしていた?

ここで少し冷静になって考えてみました。

もしかすると、プロンプトに「男性ボーカル」というのを入れているからダメなのかもしれません

さっきの「うなぎ」の曲は、9月3日と同じプロンプトで、「男性ボーカル」と指定していました。Miliaは女性の声のVoiceですから、「男性ボーカルで歌って」という指示と「Miliaの声で歌って」という指示が、ぶつかってしまっていた可能性があります。

同じプロンプトでやったらダメだったので、今度は**「男性ボーカル」を外して、VoiceだけをMiliaさんにして**やってみましょう。

ここが大きいかもしれませんね。これで出なかったらショックすぎます。

多分、このプロンプトが効いていたのだと思います。さすがに、Voiceを今みたいなクオリティで出すことはあり得ないと思っているので、プロンプトが影響していたんじゃないかなと思います。

検証回プロンプトのボーカル指定Voice結果
1回目男性ボーカル(9月3日と同じ)Miliaダメ。Miliaの声になっていない
2回目男性ボーカルを外すMilia↓次のステップで検証

AIツールを使うときに大事なのは、うまくいかなかったときに「AIがダメだ」とすぐに決めつけず、「自分の指示に矛盾がなかったか」を見直すことです。今回はまさにそのパターンでした。

ステップ7:2回目(男性ボーカル指定なし)1曲目の試聴

では、男性ボーカルを外したバージョンを聴いてみましょう、どうぞ。

(〜楽曲再生中〜)

「窓を開けて……毎日……時にはお好きなご褒美……立ち上がる。頑張った……うなぎ食べたい。元気を出して……疲れた日ならきっとまた……」

オーケー、オーケー。

さっきよりはずっとMiliaらしくなりました。ただ、若干違う若干、声が変わっていますね

これは、今までもモデルが変わってきた時に経験していることなんです。モデルのバージョンが上がるたびに、同じVoiceでも少しずつ声の印象が変わってきました。なので、次のアップデートぐらいで直る可能性はありますが、今の時点では若干違和感がありますね。変わっていますね。

ステップ8:2回目(男性ボーカル指定なし)2曲目の試聴

2曲目も聴いてみますが、少し飛ばしながら聴きますね。

(〜楽曲再生中〜)

「立ち上がる……先に……熱い……」

やっぱり変わっていますね若干、若くなった気がしますが、声が変わっていますね。困ったね。

ステップ9:Miliaの声の検証結果を整理

ここまでのMiliaの検証結果をまとめると、こうなります。

チェック項目結果
旧モデルで作ったVoiceを選べるか選べる(よかった)
男性ボーカル指定ありで生成ダメ。Miliaの声にならない
男性ボーカル指定なしで生成かなり近づいたが、若干声が変わっている
声の変化の印象若干若くなった気がする
今後の見通し過去のモデル切り替え時にも経験しているので、次のアップデートで直る可能性はある

ステップ10:「Milia2」でやっていくしかないかもしれない

でも、これでやっていくしかないとなると、考えられる対策があります。それは、昔の曲を使って、今のV6のモデルでVoiceを作り直すという方法です。

いわば**「Milia2」**というものを作って、やっていくしかないかもしれませんね。今のままだと、ちょっと同じ声になっていない気がいたします。

対策の選択肢内容メリット気になる点
次のアップデートを待つ過去の経験上、声が戻る可能性がある手間がかからないいつ直るか分からない
プロンプトを工夫する声の再現度が上がる書き方を実験する今すぐ試せるどこまで再現できるかは未知数
「Milia2」を作る昔の曲を使い、V6でVoiceを作り直すV6に最適化された声になる元のMiliaと完全に同じになるかは分からない

どの方法が正解なのかは、まだ分かりません。ただ、1つの方法だけに頼るのではなく、複数の選択肢を並行して試していくのが良いと思っています。


GACKTモデル(KeiVi)の検証と、V6時代にどう向き合っていくか

ステップ1:もう1つのVoice「GACKTモデル(KeiVi)」も試してみる

ではもう1個、こちらですね。**GACKTモデル(KeiVi)**のVoiceも試してみたいと思います。これがいけるかどうか。

これはかなり難しいと思っていました。というのも、これはGACKTの声を学習して作ったと思われる声だったので、著作権問題をクリアしたV6では、さすがに無理なんじゃないかなという気がしていたんです。

この声が維持できているかどうかも、すごく気になっていました。Miliaでの失敗を踏まえて、今回は最初から男性ボーカルの指定も外して行ってみたいと思います。

ステップ2:やはりVoiceは生成に少し時間がかかる

もうちょい待ってくださいね。やっぱりVoiceのほうが若干生成時間はかかっている気がしますね。

待っている間に、少し正直な気持ちをお話しします。

Miliaのほうは、ちょっと心配しましたけど、男性ボーカルを外せば……と思ったら、でも声が変わっていました。これも今まで経験してきたことなのですが、今の「5.5」(V5.5)の声に慣れてしまったので、ちょっとショックですね。

なので、今日の曲は過去に貯めておいたものを出すしかないかなという気がしております。僕は毎日曲を発表しているので、こういうときのためにストックがあるのは助かりますね。

では、GACKTモデルを聴いてみましょう。

ステップ3:GACKTモデル(KeiVi)の試聴

(〜楽曲再生中〜)

「今日は……朝から少し……ため息。それでも陽が……消せない……私から一つ、ここまで来たと胸……」

これはまあまあいけてるかもしれない。これはまあまあいけてますね。

正直、1番難しいと思っていたGACKTモデルのほうが、予想以上に声を維持できていました。

ステップ4:MiliaとGACKTモデルの結果を比較

2つのVoiceの結果を並べてみると、面白い違いが見えてきます。

比較項目MiliaGACKTモデル(KeiVi)
事前の予想維持できてほしい(大問題)かなり難しい、さすがに無理なのでは
男性ボーカル指定1回目あり → 2回目なし最初からなし
結果若干声が変わっている、若くなった気がするほぼほぼいけてる、まあまあいけてる
僕の違和感ちょっと違和感があるほぼ感じない

GACKTのほうはほぼほぼいけてるような気がいたしますけど、Miliaは僕が聴き慣れていることもあると思いますが、ちょっと違和感があります。

ここは大事な視点だと思っていて、Miliaの声は僕が毎日のように聴いているので、ほんのわずかな違いにも気付いてしまうんですね。一方で、GACKTモデルは聴いている回数がMiliaほど多くないので、多少の違いがあっても気付きにくいのかもしれません。つまり、「どれくらい変わったか」の感じ方には、聴き手の慣れも影響しているということです。

ステップ5:これから試していきたいこと

このMiliaの声が、今後のアップデート、そしてプロンプトを工夫して書いていくことによって、どのくらい再現できるのか。これは色々と実験していきたいなと思っていますが、心配な点はいっぱいあります。

今後の実験テーマ狙い
アップデートを待ちながら定期的に試す過去の経験通り、声が戻るかを確認する
プロンプトの書き方を工夫するボーカル指定の矛盾をなくし、Voiceの再現度を上げる
「Milia2」の作成を検討するV6に合わせてVoiceを作り直す
V6 wildを試す1番気になっているモデルの実力を確かめる
Create Custom Modelを試す100クレジットで自分の音源からモデルを作る機能を検証する

ステップ6:V6時代の音楽づくりに向けて

Sunoの著作権問題をクリアしたバージョン6(V6)が出ましたが、また色々と試行錯誤して音楽を作っていきたいと思っています。

新しいモデルが出るたびに、良くなるところもあれば、慣れ親しんだものが変わってしまうところもあります。でも、それを1つずつ検証して、どうすれば自分の理想の音に近づけられるかを考えていくのが、AI音楽の面白さでもあると思っています。

細かい機能については、また別の回でお話しいたしますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました、バイバイ!


おわりに

今回は、音楽生成AI「Suno」に登場した、著作権問題をクリアした新モデル「V6」を、リリース直後にリアルタイムで検証しました。V6は有料プラン向けの「V6」、無料ユーザーも使える高速・軽量の「V6 mini」、そして実験的な「V6 wild」の3モデル構成で、旧モデルは全て使えなくなりました。100クレジットで自分の音源からモデルを作れる「Create Custom Model」もベータ版で登場しています。

9月3日と同じ「うなぎ」の応援ソングで比べると、クオリティは落ちておらず、楽器のバランスはむしろ良くなった印象でした。一方で、愛用のVoice「Milia」は、男性ボーカル指定を外すとかなり近づいたものの、若干若く変わってしまいました。意外にもGACKTモデル(KeiVi)はほぼ維持できていました。今後はアップデートやプロンプトの工夫、「Milia2」の作成も視野に、V6との付き合い方を探っていきます。


まとめ

  • V6の実装:2026年9月9日、日本時間で23時ぐらいにはもう実装されていた。実装時点では特にアナウンスはなく、9月10日頃から告知が出始めた
  • 3つのモデル:Pro・Premier向けの「V6」、無料ユーザーも使える高速・軽量の「V6 mini」、1番気になる「V6 wild」の3つ
  • 無料ユーザーの変化:これまでは1つ前の世代のモデルだったが、V6 miniが使えるように。ただしダウンロードは7回までという制限あり
  • 旧モデルの廃止:画面左上のモデル切り替えは「V6」「wild」「mini」の3つだけになり、旧モデルは全て使えなくなった
  • Create Custom Model:ベータ版として登場。100クレジットで自分が入れた音源を使ってモデルを作れる
  • 通常生成の感想:9月3日と同じ「うなぎ食べたい。元気を出して頑張ろう!」のプロンプトで検証。スピードは同じぐらい、クオリティは落ちておらず、楽器のバランスは良くなった気がする
  • Voiceの状況:旧モデルで作ったVoiceは選べる。Voice使用時は若干生成に時間がかかり、進捗がパーセント表示されるようになった
  • Miliaの検証:「男性ボーカル」指定ありではダメ。指定を外すとかなり近づいたが、若干声が変わり、若くなった気がする
  • GACKTモデル(KeiVi)の検証:難しいと思っていたが、ほぼほぼいけてる結果に
  • 今後の対策:次のアップデートを待つ、プロンプトを工夫する、昔の曲を使ってV6でVoiceを作り直す「Milia2」を検討する

よくある質問(Q&A)

Q1. Suno V6の3つのモデルは、どう使い分ければいいですか?

A. 有料プラン(Pro・Premier)の方は、まずメインモデルの「V6」を基本に使うのがおすすめです。アイデアを素早く形にしたいときは高速・軽量の「V6 mini」、今までにない方向性の曲を探したいときは「V6 wild」を試してみると良いでしょう。無料ユーザーの方は「V6 mini」が使えます。僕自身もV6 wildが1番気になっているので、今後じっくり検証していく予定です。

Q2. 無料ユーザーでもV6は使えますか? 制限はありますか?

A. 無料ユーザーの方は「V6 mini」が使えます。これまで無料ユーザーは1つ前の世代のモデルを使っていたので、最新世代のモデルが使えるのはありがたい変化です。ただし、ダウンロードが7回しかできないという制限があるので注意が必要です。V6 miniのクオリティがV6と同じなのか、速いだけなのかは、現時点ではまだ分からない部分です。

Q3. 旧モデルは使えなくなったのですか? 作った曲やVoiceはどうなりますか?

A. 画面左上のモデル切り替えには「V6」「wild」「mini」の3つしか出なくなり、旧モデルは全て使えなくなりました。ただし、旧モデルで作ったVoiceは、Voiceの画面でまだ選ぶことができます。一方で、V6でそのVoiceを使うと、声が若干変わってしまうことがあります。僕のMiliaも、若干若くなったような声になりました。

Q4. V6でVoiceを使うと声が変わってしまいます。どうすればいいですか?

A. まずはプロンプトを見直してみてください。僕の場合、プロンプトに「男性ボーカル」と入れたままMilia(女性の声)のVoiceを使ったところ、全く違う声になってしまいました。「男性ボーカル」を外すと、かなり元の声に近づきました。それでも若干の違いが残る場合は、次のアップデートで直る可能性を待つか、昔の曲を使ってV6でVoiceを作り直す(僕の場合は「Milia2」)という方法も考えられます。

Q5. 「Create Custom Model」とは何ですか?

A. モデル選択の1番上に、ベータ版として追加された機能です。100クレジットを出すと、自分が入れた音源を使って、自分専用のモデルを作ることができます。以前から一部ではできた機能ですが、今回ベータ版として入ってきました。今まではクレジットがかかっていなかった気がするので、その点は変更点と言えそうです。細かい使い方については、また別の回で試してみたいと思います。

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

🎵 Suno
Sunoとは、歌詞や曲の雰囲気、ジャンルなどをテキストで指示するだけで、ボーカル入りの楽曲を丸ごと自動生成できる音楽生成AIサービスです。専門的な作曲の知識や楽器の演奏技術がなくても、数十秒から数分で本格的な曲を作れるのが特徴です。ビジネス用途やSNS発信、趣味の音楽制作まで幅広く活用されており、モデルのバージョンアップによって音質や表現力が段階的に進化しています。

🆕 V6
V6とは、2026年9月9日にリリースされたSunoの最新音楽生成モデルです。ProプランとPremierプランの有料ユーザー向けに提供される主力モデルで、著作権問題をクリアした形で開発された点が大きな特徴です。今回の検証では、楽器それぞれの音が個別にはっきり聴こえるなど音のバランスの向上が感じられました。一方でV6の登場に伴い、これまで使えた旧モデルはすべて選択できなくなりました。

⚡ V6 mini
V6 miniとは、今回のアップデートで追加された高速・軽量タイプのモデルです。無料ユーザーでも利用でき、思いついたアイデアを素早く曲にしやすいことが特徴とされています。これまで無料ユーザーは1世代前のモデルしか使えなかったため、最新世代を無料で試せる点は大きな変化です。ただし有料版とのクオリティの差は現時点では不明で、無料プランにはダウンロード回数の制限もあるため注意が必要です。

🔥 V6 wild
V6 wildとは、V6シリーズの3つのモデルのうちの1つとして新たに登場したモデルです。モデル選択画面では「V6」「mini」と並んで表示されます。今回の配信では詳しい検証までは行われませんでしたが、名前から通常のV6とは異なる方向性の生成が期待されており、横田さん自身も最も気になっているモデルとして挙げていました。具体的な特徴や使いどころは、今後の検証で明らかになっていく部分です。

©️ 著作権クリア
著作権クリアとは、AIの学習や生成に使われる音源について、権利者との関係を整理し、著作権上の問題を解消した状態を指します。音楽生成AIは既存の楽曲を学習に使うことから、レコード会社などとの間で権利をめぐる議論が続いてきました。今回のV6はこの問題をクリアしたモデルとして登場しており、生成した楽曲を安心して活用したいクリエイターや企業にとって重要なポイントとなります。

🛠️ Create Custom Model
Create Custom Modelとは、自分がアップロードした音源をもとに独自の音楽生成モデルを作れる機能です。今回のアップデートでベータ版として画面の上部に配置され、100クレジットを消費して利用する仕組みになりました。以前も一部で使える機能でしたが、正式に選べる形になったことで、自分の作風や音の特徴を反映したモデルづくりに挑戦しやすくなります。独自性の高い楽曲制作を目指す人に注目の機能です。

🎤 Voice(ボイス機能)
Voice機能とは、過去に作成・保存した歌声を指定して、新しい曲をその声で歌わせることができるSunoの機能です。同じ声で複数の曲を作れるため、AIシンガーのキャラクターを確立するうえで欠かせません。V6でも旧モデルで作ったVoiceは選択できましたが、声質がやや変化するケースが確認されました。また、Voiceを使うと通常の生成より少し時間がかかり、進捗がパーセント表示されるようになっています。

👩‍🎤 Milia(ミリア)
Miliaとは、横田さんがSunoのVoice機能を使って育ててきたAIシンガーです。これまで数多くの楽曲をMiliaの声で制作・発信してきました。V6で試したところ、声がやや若返ったような違和感があり、以前の歌声が完全には再現されない結果となりました。今後のアップデートで改善される可能性もありますが、新モデルで声を作り直した「Milia2」として活動を続ける選択肢も検討されています。

📝 プロンプト
プロンプトとは、AIに対して生成してほしい内容を伝えるための指示文のことです。Sunoでは曲のテーマやジャンル、ボーカルの性別、楽器などを文章で指定します。今回の検証では、Voiceを指定しながらプロンプトに「男性ボーカル」と書いたことで指示が食い違い、うまく歌声が再現されませんでした。この記述を外すと改善したことから、機能とプロンプトの組み合わせ方が仕上がりを大きく左右することが分かります。

💎 Pro/Premierプラン
Pro/Premierプランとは、Sunoの有料プランのことです。今回のアップデートでは、主力モデルであるV6がこれらの有料ユーザー向けに提供されています。有料プランでは生成に使えるクレジットが多く付与され、ダウンロード回数などの制限も緩やかになります。無料ユーザーもV6 miniで最新世代を試せるようになりましたが、本格的に楽曲制作やビジネス活用をするなら、有料プランの機能を活用することが重要になります。

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず

Suno V6とは?2026年9月9日公開の新世代モデルの全体像

v6・v6-wild・v6-miniの3モデル構成と使い分け

音楽生成AI「Suno」は2026年9月9日(米国時間)、新世代モデル「v6」を発表しました。日本時間では9日の深夜帯から段階的に使えるようになり、公式アナウンスより先に画面上でモデルが切り替わったアカウントもありました。今回の最大の特徴は、1つのモデルではなく「3つのモデルのファミリー」として提供される点です。

1つ目の「v6」は、Pro・Premierプラン向けのフラッグシップモデルです。公式では「信頼性が高く精密で、あらゆるジャンルで洗練された音楽を安定して生成する」と説明されており、作りたいイメージが明確な人向けの“仕上げ用”モデルといえます。

2つ目の「v6-wild」も同じくPro・Premier向けですが、性格は正反対です。予測しにくく、多彩で、意外性のある結果を生むことを狙った“探索用”モデルで、wildで得たアイデアをv6に持ち込んで磨き上げる使い方が想定されています。

3つ目の「v6-mini」は、無料ユーザーを含む全員が使える高速・軽量版です。有料ユーザーも選択できます。Sunoは「あらゆる音楽生成プラットフォームの無料モデルの中で最も良く、最も速い」とアピールしていますが、フラッグシップのv6と同等品質だとは明言していません。これまでSunoの無料ユーザーは、有料モデルより1世代前のモデル(直近ではv4.5-all)を使う形でした。今回は無料でも最新世代のv6系に触れられるようになったことが大きな変化です。

実際の作成画面のモデル切り替えメニューには「v6」「v6-wild」「v6-mini」の3つだけが表示されるようになりました。使い分けの目安は、miniで方向性をすばやく試し、wildで発想を広げ、v6で完成度を上げるという流れです。後述するVoice(旧Persona)の声質を安定させたい場合は、再現性を重視したv6を基本にするのが合理的です。ランダム性の高いwildは、声の一貫性よりも新しい曲想を得たいときに使うと、それぞれの長所を活かせます。

ライセンス楽曲で学習した「業界公認モデル」への刷新と旧モデル廃止の意味

v6が単なる性能アップデートと異なるのは、音楽業界と共同で開発された点です。Sunoは、Warner Music Group(WMG)、BMG、ディストリビューターのBelieveといった業界パートナーとともにv6を開発したと発表しました。米TechCrunchの報道によると、Sunoはv6について「過去のモデルの学習に使ったデータは使っていない」と説明しています。

背景には、Sunoがレコード会社から受けてきた著作権訴訟があります。2024年に米国レコード協会(RIAA)主導の訴訟が起こされ、その後SunoはWMGと和解・ライセンス契約を結び、2026年にはBMGとも契約を締結しました。報道では、WMGとの和解には「より高度なライセンスモデルを投入し、旧モデルを引退させる」ことが含まれていたとされます。v6はまさにその約束を形にしたモデルといえます。

ただし注意したいのは、「著作権問題が完全にクリアになった」とまでは言えないことです。ソニーやユニバーサル・ミュージックとの訴訟は継続しており、旧モデルの学習をめぐる争いは終わっていません。記事やSNSで紹介する際は「ライセンス契約に基づく業界パートナーと開発された新世代モデル」と表現するのが正確です。

もう1つの重要な変化が旧モデルの廃止です。Sunoは「v6の展開に合わせて旧モデルを引退させ、Sunoを完全にv6世代へ移行する」と表明しています。これまでのように、v5.5やv4.5を選んで新規生成することはできません。ライブラリに保存した過去の曲は引き続き再生できますが、新しく曲を作る、あるいは過去曲を拡張・カバーする処理はすべてv6世代で行われることになります。

この「生成エンジンの総入れ替え」こそが、Voice(旧Persona)の声質問題の根本原因です。同じVoiceを指定しても、それを解釈して歌わせるエンジンが変われば、声の出方が変わる可能性があるからです。

Voice(旧Persona)とは?V6以前からの仕組みをおさらい

PersonaからVoicesへの進化とStyle Personaの位置づけ

V6での声質の変化を理解するために、まずVoice(旧Persona)の仕組みを整理しておきましょう。

Personaは2024年10月に導入された機能で、気に入った曲の「エッセンス」、つまりボーカル、スタイル、雰囲気を保存し、別の曲でも再利用できるものでした。ライブラリの曲から「Make a Persona」を選ぶだけで作成でき、公開設定にすれば他のユーザーも使えます。同じ歌い手の雰囲気を保ったまま何曲も作れるため、AIシンガーをキャラクターとして運用するクリエイターにとって欠かせない機能になりました。

2026年3月26日にリリースされたv5.5では、新機能「Voices」が登場しました。Suno公式はVoicesを「Personaの進化形」と位置づけています。Personaが曲のエッセンスやスタイル要素を呼び出す仕組みだったのに対し、Voicesは自分自身の声のエッセンスも取り込めるのが特徴です。録音またはアップロードした自分の歌声を使って、Sunoが生成した曲を“自分が歌っている”状態にできます。

このとき、作成メニューでは「Voices」ボタンが従来の「Personas」ボタンに置き換わりました。ただしPersonaが廃止されたわけではなく、「Style Persona」としてVoicesメニューの中で引き続き使えます。日本のSunoユーザーの間で「Voice(旧Persona)」と呼ばれるのは、この画面上の置き換えがあったためです。

整理すると、現在のVoicesメニューには2種類の“声”が混在しています。1つは本人確認を経て登録する「自分の声」、もう1つは生成した曲から作る「Style Persona」です。筆者(SunoPよこたん)が運用しているAIシンガー「Milia」のように、生成曲から作った声を“専属歌手”として育ててきた人にとって重要なのは後者です。

この仕組みを踏まえると、Voiceは「声そのものの録音データ」ではなく、特定の曲から抽出した特徴をもとに、モデルが毎回その声を“再解釈”して歌わせる参照情報だと考えるのが実態に近いでしょう。だからこそ、モデルが変わると声も揺らぐのです。

V6で旧モデル時代に作ったVoiceは使えるのか

多くのユーザーが最も気にしているのが、「v5.5以前に作ったVoiceやPersonaは、V6でも使えるのか」という点でしょう。

筆者のアカウント(Proプラン)でV6の作成画面を開き、Voiceボタンを押したところ、これまで作成したVoiceの一覧はそのまま表示され、V6でも選択できました。SNS上でも「ペルソナ機能が引き続き使える」ことに安堵する声が多く見られます。つまり、「選べるかどうか」という点では、旧Voiceは引き継がれています。

しかし、ここで押さえておきたいのは「選べること」と「同じ声で歌うこと」は別問題だという点です。前述の通り、VoiceはV6という新しいエンジンによって毎回解釈し直されます。学習データも設計も異なるモデルに切り替わった以上、同じVoiceを指定しても、声の太さ、年齢感、息づかい、ビブラートのかけ方などが微妙に変わる可能性は十分にあります。

実はこの現象は今回が初めてではありません。v4からv4.5、v5、v5.5とモデルが更新されるたびに、Persona/Voiceの声が少しずつ変わる経験をしてきたユーザーは少なくないはずです。筆者自身も過去のモデル切り替えのたびに同様の違和感を覚え、その後のアップデートで改善されたケースもありました。

現時点で筆者が確認した範囲では、Suno公式から「旧Voiceの声質をV6でも完全に維持する」といった保証は示されていません。また、V6の画面上部には「Create Custom Model」がベータ版として表示されていました。自分の楽曲をアップロードして独自モデルを作る機能で、v5.5では6曲以上のアップロードで作成する仕様でした。筆者の画面ではクレジットを消費して作成する形式(表示は100クレジット)になっていましたが、V6世代での正式な仕様は今後の公式情報を確認する必要があります。

結論として、旧Voiceは「使えるが、声質の完全な一致は保証されない」というのが現状です。次章で、実際に試した結果を詳しく紹介します。

【実機検証】V6でVoiceの声質は維持できたのか

検証①:通常生成(Voiceなし)で分かったV6の音質とスピード

まずはVoiceを使わない通常の生成で、V6の素の実力を確認しました。比較のため、旧モデル最後の週となった9月3日にv5.5で作ったのと同じプロンプトを使っています。テーマは「うなぎ食べたい。元気を出して頑張ろう!」という応援ソングで、スタイル指定は「男性ボーカル」「ギターサウンド」。Proプランのv6を選び、シンプルモードで生成しました。

生成スピードは、体感ではv5.5とほぼ同じでした。公式は「より速い」とうたっていますが、少なくとも待ち時間が大きく変わった印象はありません。ただし、アクセスが集中するリリース直後の検証である点は割り引いて考える必要があります。

仕上がりについては、「クオリティが落ちた」という印象は受けませんでした。一方で、劇的に上がったかと言われると、1曲目の時点では判断に迷うレベルです。歌詞には「曇った顔」「白いご飯」「朝の湯気」といった具体的な場面描写がきちんと盛り込まれ、応援ソングとしての構成も自然でした。

違いがはっきり感じられたのは2曲目です。ギター、ベース、ドラム、ボーカルといった各パートが、それぞれ独立してくっきり聴こえるようになっており、ミックスのバランスや楽器の分離感が改善されている印象を受けました。今回はスピーカーでの試聴だったため、ヘッドホンやモニター環境で聴けば差はさらに分かりやすいはずです。

一方でSNSでは、「音が軽くシャリシャリする」と音質に戸惑う声も上がっています。楽器の分離が良くなったことで、ジャンルや再生環境によっては高域が目立って聴こえるケースがあるのかもしれません。

まとめると、Voiceを使わない通常生成では、V6は旧モデルと同等以上の安定した品質を出せており、特に楽器の分離感という点では進化を感じられました。問題は、ここから先の「Voiceを使ったとき」です。AIシンガーを運用するクリエイターにとっては、音質以上に“いつもの声”で歌ってくれるかどうかが死活問題だからです。

検証②:Voice適用で起きた声質変化—「男性ボーカル」指定が落とし穴に

続いて、筆者が大切に育ててきたAIシンガー「Milia」のVoiceを選択し、検証①と同じプロンプトで生成しました。Voiceを使った生成は、通常より少し時間がかかる印象で、生成中の進捗がパーセント表示されるようになっていました。

結果は衝撃的でした。1曲目、2曲目ともに、Miliaとは別人の声が歌っていたのです。Voiceを指定したにもかかわらず声がまったく維持されておらず、「V6ではVoiceが使い物にならないのか」と思うほどでした。

ここで原因として考えたのが、スタイル欄に残していた「男性ボーカル」という指定です。女性シンガーであるMiliaのVoiceと、男性ボーカルの指定が競合し、プロンプト側の指示が優先された可能性があります。そこで「男性ボーカル」を外し、Voiceだけで声を指定して再生成しました。

すると、今度はMiliaらしい声で歌ってくれました。やはりプロンプトの性別指定が大きく影響していたと考えられます。ただし、よく聴くと声が若干若くなったような印象があり、v5.5時代のMiliaとまったく同じとは言えません。毎日のように聴いている運用者だからこそ気づく差かもしれませんが、違和感は残りました。

次に、有名男性アーティスト風の声として公開されている男性Voice「KeiVi」でも、男性ボーカル指定を外して試しました。学習元の特徴が強い声だけに再現は難しいと予想していましたが、結果は「まあまあいけている」レベルで、ほぼ維持できている印象でした。

今回の検証から言えるのは、V6でのVoiceの声質は「プロンプトの競合を避ければおおむね維持できるが、完全一致ではない」ということです。特に、性別などの声質指定をスタイル欄に残したままにすると、Voiceが無視されるほど大きく崩れる点は要注意です。なお、今回は数曲の検証にとどまるため、Voiceごとの差やジャンルによる差は、今後さらに検証を重ねる必要があります。

V6でVoiceの声質を維持・再現するための実践テクニック

スタイルプロンプトとVoiceの競合を避ける書き方

検証②の結果から、V6でVoiceを使う際に最も重要なのは「声を決める役割をVoiceに一本化する」ことだと分かりました。具体的なポイントを整理します。

第一に、スタイル欄から声に関する指定を外すことです。「男性ボーカル」「女性ボーカル」「ハスキー」「高音」といった声質・性別の指定は、Voiceの特徴と競合する可能性があります。v5.5までは同時に書いても問題なかったプロンプトでも、言葉の理解力が高まったV6ではテキスト指示がより強く反映されると考えられます。旧モデル時代のプロンプトを使い回す場合は、まず声に関する記述を削除してください。

第二に、スタイル欄はジャンル、楽器、テンポ感、ムードに絞ることです。「ギターロック」「アップテンポ」「明るい応援ソング」のように、曲の骨格だけを伝え、歌声はVoiceに任せます。V6は楽器構成や曲の構造、ムードといった音楽的な語彙の理解が深まっているため、声以外の要素を丁寧に書くほど、狙いに近い仕上がりになりやすくなります。

第三に、モデルはv6を選ぶことです。v6-wildは意外性を重視した設計のため、声の一貫性が求められるVoice運用には不向きです。アイデア出しにwildを使った場合も、最終的な歌唱はv6で作り直すのが安全です。

第四に、V6の新機能「自然言語での部分編集」を活用することです。V6では、曲の一部だけを言葉で指示して修正し、それ以外はそのまま残せるようになりました。声がずれて聴こえるセクションだけを作り直すことで、気に入った部分を失わずに仕上げられます。

最後に、プロンプトとVoice設定、生成結果の記録を残すことです。どの書き方で声が安定したかをメモしておけば、次の曲で再現しやすくなります。V6は登場したばかりで、最適なプロンプトの書き方はこれから見えてくる段階です。記録の積み重ねが、そのままノウハウになります。

旧曲をV6で作り直して「新Voice」を作る再構築アプローチ

プロンプトを工夫しても声の違和感が残る場合に有効なのが、V6ネイティブのVoiceを作り直すアプローチです。筆者はこれを「Milia2」の構想として検討しています。

考え方はシンプルです。旧Voiceは旧モデルの曲をもとに作られているため、V6にとっては“翻訳”が必要な参照情報です。そこで、V6で生成した曲の中から理想の声に最も近いテイクを選び、その曲から新しいVoice(Style Persona)を作成します。V6自身が生み出した声を基準にするため、以降の生成で声が安定しやすくなることが期待できます。

手順は次の通りです。まず、旧Voiceと声質指定なしのプロンプトで、V6の曲を複数生成します。次に、その中から“らしさ”が最も残っているテイクを選びます。そして、ライブラリのその曲からCreate > Voiceを選んで新Voiceを作成し、別のプロンプトで数曲作って安定性を確認します。過去の代表曲の歌詞やスタイルを使って作り直せば、ファンにとってもなじみのある声に近づけやすくなるでしょう。

さらに踏み込むなら、Custom Modelの活用も選択肢です。自分の楽曲をアップロードしてSunoに“自分らしいサウンド”を学習させる機能で、V6の画面にもベータ版として表示されています。過去の楽曲資産をもとに、声だけでなく世界観ごと再現を目指せる可能性があります。

一方で、あえて急がない選択もあります。過去のモデル切り替えでは、その後のアップデートで声の再現性が改善されたこともありました。移行期は、v5.5時代に作りためたストック曲を公開しながら、V6の改善を待つのも現実的な判断です。

また、声の変化そのものを発信のネタにする発想もあります。「V6でMiliaの声が少し変わりました」とファンに正直に伝え、新しい声の曲として届ければ、アップデートの過程ごとAIシンガーの物語として楽しんでもらえます。

Suno V6時代のAI音楽制作とビジネス活用の注意点

ダウンロード制限(無料7回・Pro月20回・Premier月60回)と商用利用権

V6の登場と前後して、Sunoではダウンロードのルールも大きく変わりました。2026年9月3日から、プランごとにダウンロード回数の上限が設けられています。

無料プランは、アカウントの生涯で7回までの“お試しダウンロード”で、用途は個人的・非商用に限られます。月ごとのリセットはありません。Proプランは月20回、Premierプランは月60回までで、いずれも商用利用権がつきます。上限に達した場合は追加購入が可能で、Premierユーザーが「Suno Studio」上で作業する場合はダウンロード数の制限がありません。回数は月の請求日にリセットされます。

カウントのルールも押さえておきましょう。1曲は、ファイル形式にかかわらず1回として数えられます。また、同じ曲を再ダウンロードしても追加ではカウントされません。注意したいのは、この制限が9月3日以前に作った曲にも適用される点です。ライブラリにある過去曲を書き出す場合も、上限の中から消費します。

Sunoはこの制限について、悪質な利用者による大量書き出しを難しくし、意図的な音楽制作のためにプラットフォームを使ってもらうためだと説明しています。AI生成曲の大量アップロードが音楽配信サービスで問題になっている中、音楽業界との関係を強める流れの一環といえます。

V6との関係で特に誤解しやすいのが、無料プランの扱いです。v6-miniによって無料でも最新世代の曲を作れるようになりましたが、ダウンロードは生涯7回までで、商用利用もできません。YouTube動画のBGMや店舗BGM、クライアントワークに使う予定があるなら、有料プランで生成・ダウンロードする必要があります。また、無料プラン時代に作った曲について、後から有料プランに加入しても商用利用権が自動的に遡って付与されるわけではない点にも注意が必要です。

これからは「たくさん生成して、厳選してダウンロードする」という発想が重要です。アプリ内での再生や共有リンクは無制限なので、候補曲はSuno上で聴き比べ、本当に使う曲だけを書き出すようにしましょう。

バーチャルシンガー運用者・事業者がV6移行期に取るべき戦略

最後に、立場別にV6移行期の戦略を整理します。

AIシンガーやVTuberのように、特定の声をブランドとして運用しているクリエイターにとって、声の一貫性は最大の資産です。まずは本記事で紹介したように、スタイル欄から声質指定を外した状態で、自分のVoiceがV6でどう鳴るかを確認しましょう。違和感がある場合は、ストック曲の公開で発信を続けながら、V6ネイティブの新Voiceへの再構築を並行して進めるのが現実的です。声の変化を隠さずファンに共有することも、信頼の維持につながります。

店舗BGMや動画、広告などでSunoを使う事業者にとっては、V6がライセンス契約に基づき業界パートナーと開発されたことは、安心材料の1つになるでしょう。ただし、それですべてのリスクが消えるわけではありません。報道によると、Sunoは実在のアーティストや既存曲を模倣するよう求めるプロンプトを引き続きブロックしています。有名アーティストに似せた声や曲を商用利用するのは避け、生成日時やプラン、プロンプトの記録を残しておくことが大切です。

また、V6は「曲を丸ごと作るAI」から「残したい部分を保ちながら磨くAI」へと進化しました。一部分だけの編集、複数の曲を組み合わせるマッシュアップ、テキスト・音声・画像・動画からの作曲など、新しいワークフローを早めに習得した人ほど、制作効率と表現の幅で差をつけられます。

今後についてSunoは、アーティストが任意で参加し、報酬を受け取れる新しい体験を開発中だとしています。AIと音楽業界が収益を分け合う仕組みが整えば、AI音楽の活用範囲はさらに広がるはずです。

「Suno V6でVoice(旧Persona)の声質は維持できるのか?」という問いへの答えは、「プロンプトを整えればおおむね維持できるが、完全一致ではない」です。旧モデルに戻れない以上、変化を前提に検証と再構築を重ね、V6時代の“新しい声”を育てていきましょう。


ファクトチェック・修正一覧(文字起こし vs 一次情報)

#文字起こしの内容検証結果記事での扱い
1「著作権問題をクリアした」V6WMG・BMG・Believeと開発、旧モデルとは別データで学習(TechCrunch)。ただしソニー・UMGとの訴訟は継続中「ライセンス契約に基づき業界パートナーと開発」と表現し、「完全にクリア」とは書かない
29月9日23時頃(日本時間)には実装公式ブログの公開は2026-09-09 15:40 UTC(日本時間9/10 0:40)。Sunoは「展開に合わせて」と段階的ロールアウトを示唆「9日深夜から段階的に利用可能」「公式発表より先に切り替わったアカウントも」と記載
3V6はPro・Premier向け、miniは無料、wildもある公式と一致(v6・v6-wildはPro/Premier、v6-miniは全員)そのまま採用
4miniのクオリティは同じ?公式は「高速・効率的」「無料モデルで最良・最速」とのみ説明。v6と同等とは明言なし「同等とは明言されていない」と明記
5旧モデルは全て使えなくなった公式「旧モデルを引退させ、v6世代へ完全移行」。既存曲は再生可能そのまま採用+既存曲は再生可と補足
6無料はダウンロード7回のみ9/3以降、無料は生涯7回・非商用(Suno Help/MBW)そのまま採用+Pro月20・Premier月60を補足
7Create Custom Modelがベータ、100クレジットCustom Modelsはv5.5(2026/3/26)で導入、6曲以上のアップロードが条件。「100クレジット」は公式資料で確認できず「筆者の画面での表示」として記載、公式仕様は要確認と明記
8Voice(旧Persona)v5.5でCreateメニューのVoicesボタンがPersonasを置き換え、Style PersonaはVoicesメニュー内で継続(Suno Voices FAQ)画面上の置き換えである点を正確に説明
9「GACKTモデル(KeiVi)」実在アーティストの声を学習したと思われる公開Voice。Sunoは既知の演奏者の模倣を求めるプロンプトをブロック(Axios経由報道)実名は出さず「有名男性アーティスト風の公開Voice」と表現。商用利用のリスクに言及
10生成スピードは同じくらい公式は「より速い」と説明「体感はほぼ同じ、リリース直後の混雑も考慮」と両論併記

参照ソース一覧

ソース内容URL
Suno公式ブログ「Introducing v6」3モデル構成、業界パートナー、新機能、旧モデル引退https://suno.com/blog/introducing-v6
Suno Help「Voices FAQ」VoicesボタンがPersonasを置き換え、Style Persona継続https://help.suno.com/en/articles/11362433
Suno Help「What’s New in v5.5」VoicesはPersonaの進化形https://help.suno.com/en/articles/11362305
Suno Release Notesv5.5(Voices・Custom Models)、Persona導入時期https://suno.com/release-notes
Suno Help「Upcoming Changes FAQ」ダウンロード制限・新利用規約https://help.suno.com/en/articles/13614785
TechCrunchv6はライセンスデータで開発、旧学習データ不使用https://techcrunch.com/2026/09/09/suno-replaces-its-ai-models-with-a-new-one-trained-on-licensed-music-as-copyright-suits-pile-up/
Plagiarism Todayソニー・UMGとの訴訟継続https://www.plagiarismtoday.com/2026/09/09/3-count-licensed-models/
Music Business Worldwide無料生涯7回・Pro月20回などダウンロード制限https://www.musicbusinessworldwide.com/suno-limits-subscribers-downloads-per-month/
CryptopolitanWMG和解の条件(新ライセンスモデル投入・旧モデル引退)https://www.cryptopolitan.com/suno-ai-music-models-warner-bmg/
Kingy AI実在演奏者・既存曲の模倣プロンプトのブロック(Axios報道)https://kingy.ai/news/suno-licensed-ai-music-models-warner-bmg/
Yahoo!リアルタイム検索まとめ国内SNSの反応(ペルソナ継続への安堵、音質への戸惑い)

音楽生成AI「Suno」V6アプデでVoice(旧Persona)声質維持できず


#Suno #音楽生成AI #横田秀珠 #AI音楽 #SunoPよこたん #Sunoコンサルタント #Sunoセミナー #Suno講師 #Suno講演 #Suno講座 #Suno研修 #Suno勉強会

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

横田 秀珠のアバター 横田 秀珠 (新潟)公立長岡造形大学 情報リテラシー論 講師

ネットビジネス・アナリスト。未経験のIT企業に就職し、たった3年で独立し、2007年にITコンサルタント会社のイーンスパイア(株)を設立し現在に至る。All About ProFile全専門家で全国1位のコラム評価を獲得した実績を持つ。全国で年間200回を超える講演も行う。