CapCut:AIデザインでチラシ・サムネイル・インスタ投稿作成OK

名古屋で降り過ごして
束の間の京都でした(笑)
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。
CapCutが生成AIによる動画生成に加え
画像生成も可能なAIデザインを追加です。
https://www.youtube.com/watch?v=fGUAJ-dhRGI
CapCut:AIデザインでチラシ・サムネイル・インスタ投稿作成OK
2025年10月16日時点 📅
CapCutにAIデザイン機能が追加!
動画編集だけでなく、画像生成も可能に
• 動画編集
• 動画生成
3つのメニューのみ
• 動画編集
• 動画生成
• AIデザイン
画像制作機能が追加
カルーセル投稿
4枚一貫セット
リールカバー画像
動画用画像
ポスター
商品画像
• インフォグラフィック
• EDMヘッダー
• イベントポスター
• モデル画像
• 商品ポスターセット
入力内容の例
✅ 講師の写真を添付
✅ タイトル:「生成AIをビジネスに活用する方法」
✅ 日時:2025年10月16日
✅ 場所:Zoomで開催
✅ 費用:5,000円(税込)
✅ 詳細URL:公式ブログへのリンク
✅ 「集客できるデザインで作って」と指示
• 具体的な情報を明記
• フォントの指定(ゴシック体など)
• デザインの目的を伝える
• 写真やロゴは事前にアップロード
手動で編集
要素を配置
ゼロから作成
チャットで指示
ゼロから作成
動画と統合
CapCutの特徴
🎬 動画編集との統合が最大の強み
📱 1つのアプリで完結
⚡ 生成速度が比較的速い
🤖 Gensparkと同様のAI生成方式
- 要素の編集 – パーツごとにチャットで指示して修正
- 再生成 – デザイン全体を作り直し
- 拡張 – 画像のサイズや範囲を広げる
- アップスケール – 画質を向上
- 背景削除 – 今だけ無料機能
- 色補正 – 明るさや彩度の調整
- 置き換え – 特定の要素を差し替え
日本語表示の精度がまだ不十分
• 英語で生成されることがある
• 不明な文字が表示される場合がある
• 漢字の再現性に課題
顔写真の再現性に課題
• アップした写真をそのまま使わない
• AIが顔を再生成してしまう
• 本人と異なる顔になることも
※ ByteDance独自のAIモデル使用が原因か
編集機能の安定性
• フリーズすることがある
• エラーが発生する場合も
• まだベータ版レベルの精度
• 10クレジット/10回分が無料
• 1回の生成でどれだけ消費するかは要確認
• 「今だけ無料」の機能が複数あり
• 背景削除、要素の編集なども無料期間中
- 1つのアプリで完結 – 動画編集と画像制作を統合
- YouTubeサムネイル – 動画とサムネを同時制作
- リールカバー – 動画編集後すぐカバー作成
- 動画内画像 – 編集中に必要な画像をその場で生成
- 一貫性 – 動画とビジュアルの統一感
- 効率化 – アプリ間の移動が不要
現状の評価
✅ 動画編集アプリが画像生成機能を追加
✅ Gensparkと同様のAI完全生成方式
✅ 生成速度は比較的速い
⚠️ 日本語精度や顔写真再現に課題あり
⚠️ まだベータ版レベルの機能
期待できること
🎯 動画と画像の統合制作
🎯 ワークフローの効率化
🎯 今後の精度向上に期待
🎯 日本語対応の改善
CapCut:AIデザインでチラシ・サムネイル・インスタ投稿作成OK
CapCutに新機能「AIデザイン」が追加され、動画編集だけでなく画像生成も可能になった。チラシ、YouTubeサムネイル、Instagram投稿など多様なデザインを作成でき、無料クレジットで試用可能。Gensparkに似た仕組みで、ゼロからAIがデザインを生成し、要素ごとの編集もできる。ただし日本語表示や顔写真の再現精度にまだ課題がある。動画編集アプリが総合クリエイティブツールへと進化している。

- はじめに
- CapCutに追加された革新的なAIデザイン機能
- 実際にAIデザイン機能を使ってみた結果
- 画像生成の精度と実用性の検証
- CapCutがもたらすクリエイティブワークの変革
- おわりに
- よくある質問(Q&A)
はじめに
デジタルクリエイティブの世界は、日々めまぐるしく進化を続けています。特に2025年に入ってからは、AI技術を活用したデザインツールの発展が著しく、私たちのコンテンツ制作環境は大きく変わりつつあります。動画編集アプリとして多くのクリエイターに親しまれてきたCapCutが、ついに画像生成AIの領域に本格参入しました。これまで動画編集に特化していたCapCutが、なぜ今、画像生成機能を追加したのでしょうか。その背景には、YouTubeのサムネイル制作やInstagram投稿、チラシデザインなど、動画制作と切り離せない画像コンテンツのニーズがあります。本記事では、2025年10月16日に発見されたばかりのCapCutの新機能「AIデザイン」について、実際の使用体験を交えながら詳しく解説していきます。この新機能がクリエイターの制作フローをどのように変えていくのか、一緒に見ていきましょう。
CapCutに追加された革新的なAIデザイン機能
突然の機能追加に驚き
2025年10月16日木曜日、毎日のようにCapCutで動画編集をしている中で、いきなり新しいメニューが追加されていることに気づきました。おそらくこれはスクープ的な発見ではないかと思われます。CapCutを開いてみると、左側のメニューバーに「AIデザイン」という新しい項目が追加されていたのです。これまでCapCutには、ホーム、テンプレート、スペースという3つのメニューしか存在していませんでした。動画の生成や動画の編集をするサービスとして提供されていたため、メニュー構成も非常にシンプルだったわけです。しかし、この日を境に、CapCutは単なる動画編集アプリから、総合的なビジュアルコンテンツ制作ツールへと進化を遂げようとしていることが明らかになりました。
AIデザイン機能の全貌
新しく追加されたAIデザインメニューをクリックすると、「AIデザインで魅力的なビジュアルを作成しましょう」というメッセージが表示されます。画面を拡大して詳しく見てみると、実に多彩な制作例が並んでいました。Instagram投稿、モデルの画像、シャンプーのポスター、商品ポスターセット、YouTubeのサムネイル、Instagram投稿セットなど、様々なビジュアルコンテンツのサンプルが表示されています。特に注目すべきは、4枚の画像すべてが同じテイストでデザインされた、いわゆるカルーセル投稿用のセットも作成できる点です。一貫性のあるInstagram投稿のデザインを簡単に作ることができるというのは、SNSマーケティングを行う人々にとって非常に魅力的な機能と言えるでしょう。
多様なデザインテンプレートの提案
さらに画面を見ていくと、イベントのポスター、EDMヘッダー、インフォグラフィックなど、実に幅広いデザインカテゴリーに対応していることがわかります。これらはすべてAIによって自動生成されるというから驚きです。画面には「まずはアイデアを入力するか、画像をアップロードしてください」という指示が表示されており、ここから画像生成を開始できる仕組みになっています。興味深いのは、画面に「10/10がフリーユーザー」と表示されている点です。これは恐らく、無料ユーザーでも10クレジット程度は無料で使用できることを意味しているのでしょう。ただし、1回の生成でどの程度のクレジットを消費するのかは、実際に使ってみないとわからない状況でした。
具体的な使用方法の解説
それでは実際にどのように使うのか、具体的な手順を見ていきましょう。今回はInstagram投稿を作成してみることにしました。画面に表示されている例として、「永遠の輝きをテーマにした高級化粧品ブランドのキャンペーン用に、一貫性のあるInstagram投稿のデザインを4枚1セットで作成してください。4枚の画像を全て同じようにエレガントかつシンプルで、高級感のあるブランドのスタイルにしてください」という詳細なプロンプトが記載されていました。このような具体的で詳細な指示を出すことが、AIに期待通りのデザインを作らせるコツのようです。「自分のものにする」というボタンを押すと、次の画面に進みます。
生成プロセスの詳細
画面が切り替わると、「どういうデザインにしたいんですか」という質問が表示されます。ここに先ほどの見本例がすでに入力されているため、そのままオッケーとして進めることができます。生成ボタンを押すと、「Thinking」という表示が現れ、AIが考え始めます。画面には「1600」という数字が表示されましたが、これが1600クレジットを使うという意味なのか、それとも別の意味があるのかは明確ではありませんでした。システムからは「承知しました。永遠の輝きをテーマにした高級化粧品ブランド向けのInstagram投稿デザインを4枚1セットで作成しますね」という確認メッセージが表示され、生成プロセスが開始されました。この処理には少し時間がかかるため、待つ必要があります。
実際にAIデザイン機能を使ってみた結果
最初のテスト:セミナーチラシの作成
生成を待つ間に、実際に以前作成してみたものを紹介したいと思います。最初のテストでは、自分のプロフィール写真を入れて、セミナーのチラシを作成してみました。その際に使用した文言は、講師の名前、開催日、開催場所、そして値段という基本的な情報でした。AIに画像を添付し、「これでチラシを作ってみて」という形で指示を出したところ、チラシのデザインがすぐに生成されたのです。この機能は、言ってみればCanvaのようなデザインツールに近いものですが、どちらかというとGensparkのAIデザイナー機能に近い印象を受けました。完全にゼロからAIが考えて作っていくというアプローチです。
Instagram投稿の生成結果
さて、先ほど開始したInstagram投稿の生成が完了しました。画面に4枚の画像が表示されましたが、ここで大きな課題が明らかになりました。それは日本語の精度です。生成された画像を見ると、日本語がまだまだ完璧ではなく、何語なのかよくわからないような文字や漢字が表示されている箇所がありました。1枚目、2枚目、3枚目、4枚目と、確かに4枚セットで統一感のあるデザインは生成されているのですが、テキスト部分の日本語がまだ実用レベルに達していないという印象です。エレガントで高級感のあるビジュアルデザイン自体は素晴らしいのですが、文字情報の正確性という点では改善の余地がありそうです。
セミナーチラシの再生成テスト
次に、もう一度ゼロからチラシ作成に挑戦してみました。今度は自分自身の写真を添付ファイルとしてアップロードし、より具体的な指示を出してみることにしました。タイトルは「生成AIをビジネスに活用する方法」とし、フォントについても「ゴシック体で」と指定してみました。さらに詳細な情報として、日時を2025年10月16日、場所はZoomでのオンライン開催、費用は税込5000円と設定しました。追加情報として「詳しくは公式ブログで」という文言と、実際のブログURL(https://yokotashurin.com)も記載しました。そして最後に「反応率が高く、たくさん集客できるようなデザインで作ってみて」という要望を付け加えて、送信ボタンを押してみました。
生成速度と処理時間
送信すると、すぐにAIが動き始めました。処理速度については、比較的早いという印象を受けました。Gensparkなどの他のAIデザインツールと比較しても、CapCutの生成速度は優れているように感じられます。画面には「Thinking」という表示が現れ、「いただいた写真と情報をもとに、たくさん集客できるような『生成AIをビジネス活動方法のセミナー』チラシをデザインしますね」という確認メッセージが表示されました。このようなチャット形式のやり取りで仕事を依頼していくインターフェースは、もはや当たり前のものになってきています。AIとの対話を通じて、クリエイティブな作業を進めていくという新しい働き方が、確実に浸透してきていることを実感します。
編集機能の可能性と限界
生成が完了した後は、編集機能を使ってさらに調整することができます。この編集機能は、Canvaのような従来のデザインツールとは少し異なり、GensparkのようにAIを使って再生成するアプローチに近いものでした。作業が完了したデザインを確認すると、一つ致命的な問題がありました。それは、アップロードした本人の顔写真が正確に再現されていないという点です。これはおそらく、CapCut、より正確に言えば親会社のバイトダンスが独自のAIモデルを持っており、それを使用しているためではないかと推測されます。本人の顔を再現する精度がまだ十分ではないようです。理想としては、チラシに添付した顔写真をそのまま使ってデザインしてくれれば良いのですが、わざわざAIが顔を生成し直そうとするため、結果的にエラーや不正確な再現につながってしまうようです。
デザイン概要の自動生成
生成プロセスの途中で、AIがデザイン概要を作成してくれました。その内容を見てみると、「全体的なスタイルはプロフェッショナルで現代的なビジネスセミナーの告知チラシ。ダークブルーを基調とし、テクノロジー感を演出するシアンのアクセントカラーを使用。信頼性と先進性を両立させた集客力の高いデザインを目指します」という詳細な説明が記載されていました。さらに、「背景は深みのあるダークブルーで、うっすらとニューラルネットワークや回路基板のパターンを配置」といった具体的なデザイン要素についても言及されていました。このように、AIが自動的にデザインコンセプトを考え、それを実現していく様子は、まさに人間のデザイナーと協働しているような感覚を覚えます。
言語表示の課題
完成したチラシを確認すると、デザイン自体は非常に良い仕上がりでした。しかし、大きな問題が一つありました。すべてのテキストが英語表記になってしまっていたのです。以前に試した際には日本語でちゃんと表示されていたため、この点はまだ改善が必要な課題だと言えます。ただし、ポジティブな点として、顔写真についてはアップロードしたものがそのまま使用されており、全く同じ状態で表示されていました。この点については素晴らしい結果でした。生成されたデザインに対して、さらに細かい調整を加えるための編集機能も用意されています。
画像生成の精度と実用性の検証
要素編集機能の詳細
生成されたデザインには、「要素の編集」という機能が用意されています。現在は「今だけ無料」というキャンペーン期間中のようで、背景削除機能も要素の編集機能も無料で利用できるようになっています。この要素の編集機能を使うと、選択した特定の要素に対してチャット形式で指示を出し、修正を加えていくことができるようです。たとえば、特定のパーツを選択して範囲指定し、その部分だけを変更するといった細かい編集が可能になっています。実際に要素の編集を試してみると、システムが生成を開始し、選択した要素やパーツごとに修正を加えていく様子が確認できました。ただし、テスト中にエラーが発生することもあり、この機能を使いこなすには少し慣れが必要かもしれません。
編集時の技術的課題
要素を直そうとすると、なかなか思うように進まないことがありました。再生成機能や拡張機能など、Canvaのような従来のデザインツールに搭載されている機能も一通り用意されています。アップスケール機能や画像の置き換え機能などもあり、色補正やサイズの調整といった基本的な編集機能も実装されています。しかし、要素の編集機能を使おうとすると、エラーが発生して再生成が必要になるケースがありました。今回の実験では、再生成の進捗が100%に達するまで待つ必要がありましたが、これは生中継で実演しているため、処理時間がどのくらいかかるかを確認する良い機会となりました。
パーツごとの修正可能性
100%まで処理が完了すると、画面上でパーツごとに選択された状態が表示されました。たとえば、日付の部分が英語表記になっている場合、その英語の部分を選択して修正することができるはずです。実際には、この機能を使って写真の部分を差し替えたり、タイトルを変更したり、日付を修正したりすることができる設計になっているようです。しかし、テスト中には画面がフリーズしてしまうような状況も発生しました。範囲が選択された状態で固まってしまい、次の操作に進めないという問題です。このような不安定さから、現時点ではまだベータ版と言っても良いレベルの機能だと評価できます。
実用レベルへの道のり
精度の面でも、まだまだ改善の余地があります。特に日本語の処理精度については、実用レベルに達するまでにはもう少し時間がかかりそうです。とはいえ、CapCutに画像生成機能やデザイン系の機能が実装されたこと自体は、非常に大きな意義があります。今回、このような速報情報として皆さんにお伝えできることは、クリエイター界隈にとって重要なニュースだと考えています。技術は日々進化していますので、今後のアップデートで精度が向上し、より使いやすくなることを期待したいところです。
YouTubeサムネイル作成の実践
他のパターンも試してみることにしました。CapCutのAIデザイン機能を使って、YouTubeのサムネイルを作成してみます。サンプルとして表示されているのは、象徴的な街のビジュアルを使ったデザインです。このテンプレートを選択してみると、YouTube サムネイル用のプロンプトが自動的に表示されました。「象徴的な街のビジュアル、鮮やかな色、太字のタイトルデザインを取り入れて、東京旅行のVlog用におしゃれなYouTubeサムネイルを作成してください」というような具体的な指示文が用意されています。このプロンプトを参考にして、少し手直しをしていくことで、より自分の意図に合ったデザインを生成することができます。このようなプロンプトの見本が提供されているのは、非常にありがたい機能だと言えます。
テンプレート方式との違い
作成ボタンを押すと、再び「Thinking」の表示が現れ、AIが考え始めます。ここで重要なのは、このAIデザイン機能が従来のテンプレート方式とは異なるアプローチを取っているという点です。既存のテンプレートを選んでから画像を当てはめていくという方式ではなく、Gensparkと同じように、完全にゼロからAIが考えてデザインを作り上げていくというイメージに近いのです。そして、作成されたデザインに対して、要素を指定してその部分を訂正していくという流れになっています。この方式は、より柔軟性が高く、オリジナリティのあるデザインを生成できる可能性を秘めています。
現時点での実用性評価
まだまだ実用レベルに完全には達していないというのが正直な評価です。しかし、CapCutがこれまでの動画編集アプリという枠を超えて、動画生成、さらには画像生成までできるようになったという事実は、非常に大きな意味を持っています。一つのアプリでYouTubeのサムネイルを作成することもできますし、たとえばInstagramのリールを作った際のカバー画像を作ることも可能になります。また、動画編集の途中で静止画像を挿入したい時にも、わざわざ別のアプリを使わずに、CapCut内で画像を生成して挿入することができるようになります。この統合性の高さは、クリエイターにとって非常に便利な進化だと言えるでしょう。
CapCutがもたらすクリエイティブワークの変革
オールインワンツールへの進化
CapCutが目指しているのは、明らかにオールインワンのクリエイティブツールです。動画編集からスタートしたこのアプリが、動画生成機能を追加し、さらに画像生成・デザイン機能まで実装したことで、コンテンツクリエイターが必要とするほぼすべての機能を一つのプラットフォームで提供できるようになりました。これは制作フローの効率化という観点から見ても、非常に大きな前進です。従来であれば、動画はCapCutで編集し、サムネイルはCanvaで作成し、さらに投稿用の画像は別のツールで作るといった複数のアプリを使い分ける必要がありました。しかし、これからは一つのアプリですべてが完結する可能性が出てきたのです。
無料提供期間の活用
現在、AIデザイン機能は無料で使える状態になっているようです。おそらく導入初期のプロモーション期間として、多くのユーザーに試してもらうために無料提供しているのでしょう。この機会を活用して、実際に使ってみることをお勧めします。新しいツールは、実際に自分の手で触ってみないと、その真価を理解することはできません。特に、どのようなプロンプトを入力すれば良い結果が得られるのか、どの程度の精度でデザインが生成されるのか、編集機能はどこまで使えるのかといった点は、実際に試してみることで初めて分かります。無料期間中に十分に実験を重ねることで、有料化された後もスムーズに活用できるようになるでしょう。
クリエイターのワークフロー改革
このAIデザイン機能の登場によって、クリエイターのワークフローは大きく変わる可能性があります。たとえば、YouTube用の動画を制作する際、これまでは動画本編をCapCutで編集した後、別のアプリでサムネイルを作成するという二段階のプロセスが必要でした。しかし、今後はCapCut内ですべてを完結させることができます。動画編集をしながら、その流れでサムネイルも作成し、必要に応じて動画内に挿入する静止画像もその場で生成できるのです。この一貫したワークフローは、制作時間の短縮だけでなく、クリエイティブなアイデアが途切れることなく作品に反映できるという点でも価値があります。
SNSマーケティングへの応用
Instagram、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアでのマーケティング活動においても、この機能は大きな力を発揮するでしょう。特にInstagramのカルーセル投稿では、一貫性のあるデザインが重要です。4枚や10枚といった複数の画像を統一感のあるデザインで作成することが求められますが、CapCutのAIデザイン機能を使えば、一度の指示で複数枚の統一されたデザインを生成することができます。これは、ブランドイメージを保ちながら効率的にコンテンツを量産したい企業やマーケターにとって、非常に有用な機能となるはずです。
デザイナーとAIの協働
このツールの登場は、プロのデザイナーの仕事を奪うものではなく、むしろデザイナーとAIが協働する新しい時代の幕開けを意味しています。AIが生成した初期デザインをベースに、デザイナーが細かい調整を加えていくという新しいワークフローが生まれるでしょう。AIは膨大なデザインパターンの中から適切なものを素早く提案してくれますが、最終的なブランドメッセージの調整や、微妙な色調の変更、ターゲット層に合わせた細かいニュアンスの調整などは、やはり人間のデザイナーの感性と経験が必要です。AIとデザイナーが互いの強みを活かし合う、そんな未来がすぐそこまで来ています。
今後の機能拡張への期待
CapCutの開発チームは、明らかに長期的なビジョンを持ってこの機能を実装しています。現時点では日本語の精度や顔写真の再現性など、いくつかの課題がありますが、これらは継続的なアップデートによって改善されていくことが期待できます。また、現在提供されている機能はまだ基本的なものであり、今後さらに高度な編集機能や、より多様なデザインテンプレート、さらには動画と画像を統合した新しい形式のコンテンツ作成機能などが追加される可能性があります。バイトダンスという巨大テック企業の技術力を考えれば、今後の進化が非常に楽しみです。
おわりに
2025年10月16日に発見されたCapCutの新機能「AIデザイン」は、動画編集アプリが総合的なクリエイティブプラットフォームへと進化する大きな一歩となりました。本記事では、Instagram投稿、セミナーチラシ、YouTubeサムネイルなど、実際に様々なデザインを生成してみた体験を詳しくお伝えしました。現時点では日本語の精度や顔写真の再現性など、いくつかの課題が残されていますが、それでもこの機能が持つ可能性は計り知れません。一つのアプリで動画編集から画像生成まで完結できるという利便性は、コンテンツクリエイターにとって大きな価値があります。無料で使える今のうちに、ぜひ実際に触れてみて、自分なりの活用法を見つけていただきたいと思います。AIとクリエイターが協働する新しい時代において、CapCutのようなツールは私たちの創造性を解放し、これまで以上に多様で魅力的なコンテンツを生み出す手助けをしてくれるでしょう。技術は日々進化していますので、今後のアップデートにも注目しながら、この革新的な機能を最大限に活用していきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1: CapCutのAIデザイン機能は完全無料で使えますか?
A1: 現時点では「今だけ無料」というキャンペーン期間中のようで、要素の編集や背景削除などの機能も無料で利用できます。画面には「10/10がフリーユーザー」という表示があり、無料ユーザーでも10クレジット程度は使用できるようです。ただし、1回の生成でどの程度のクレジットを消費するかは使用する機能によって異なる可能性があります。今後、正式版としてリリースされる際には料金体系が変わる可能性もありますので、無料期間中に十分に試してみることをお勧めします。また、有料プランが導入される場合でも、基本的な機能は無料で使い続けられる可能性が高いでしょう。
Q2: 日本語でのデザイン生成はどの程度正確ですか?
A2: 本記事で紹介した実験結果からわかるように、現時点では日本語の精度にまだ課題があります。生成された画像の中に、何語なのかよくわからないような文字や不正確な漢字が表示されることがありました。また、日本語でプロンプトを入力しても、生成されたデザインが英語表記になってしまうケースも確認されています。以前のテストでは日本語で正しく表示されたこともあるため、この問題は改善途中の段階だと考えられます。完全に実用レベルに達するまでには、もう少し時間が必要かもしれません。ただし、開発チームがこの問題を認識していれば、今後のアップデートで改善される可能性は高いでしょう。
Q3: 他のAIデザインツール(Canva、Gensparkなど)と比べてCapCutの強みは何ですか?
A3: CapCutの最大の強みは、動画編集、動画生成、画像生成がすべて一つのアプリで完結できるという統合性です。Canvaは優れたデザインツールですが主に静止画像に特化しており、Gensparkも画像生成に強みがありますが、動画編集機能は持っていません。CapCutであれば、YouTube動画を編集しながら、その流れでサムネイルを作成し、さらに動画内に挿入する画像も生成できます。また、Instagramのリール動画とそのカバー画像を同じアプリ内で作成できるのも大きな利点です。さらに、生成速度についても、Gensparkなどと比較して比較的早いという印象があります。ワークフローの効率化という点で、CapCutは非常に有利な位置にいると言えるでしょう。
Q4: 実際のビジネスやマーケティング活動で使えるレベルですか?
A4: 現時点では、完全に実用レベルとは言い切れない部分があります。特に日本語の精度や、アップロードした顔写真の再現性など、いくつかの技術的課題が残っています。また、編集機能を使おうとするとエラーが発生したり、画面がフリーズしたりすることもあり、まだベータ版レベルの安定性だと評価できます。しかし、デザインのビジュアル的な質は高く、色使いやレイアウトなどは非常に洗練されています。現段階での推奨される使い方としては、AIに初期デザインを生成させて、それをベースに別のツールで微調整を加えるという方法が良いでしょう。また、英語圏でのマーケティング活動や、テキストが少ないビジュアル重視のデザインであれば、十分に実用できるレベルにあると言えます。
Q5: どのようなプロンプトを入力すれば良いデザインが生成されますか?
A5: 良いデザインを生成するためには、できるだけ具体的で詳細なプロンプトを入力することが重要です。本記事で紹介した例のように、「永遠の輝きをテーマにした高級化粧品ブランドのキャンペーン用に、一貫性のあるInstagram投稿のデザインを4枚1セットで作成してください。4枚の画像を全て同じようにエレガントかつシンプルで、高級感のあるブランドのスタイルにしてください」というように、目的、テーマ、スタイル、枚数などを明確に指定すると良い結果が得られます。また、フォントの種類(ゴシック体など)、色のトーン、ターゲット層、使用する場面なども具体的に伝えると、より意図に近いデザインが生成されます。CapCutには参考となるプロンプトの例も表示されているので、それらを見本にしながら、自分の目的に合わせてカスタマイズしていくと良いでしょう。何度か試行錯誤を重ねることで、効果的なプロンプトの書き方のコツがつかめてくるはずです。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=urpL8ylzCww
0:00 📱 導入・ネットビジネス情報の生中継開始
1:07 🎨 CapCutにAIデザイン機能が追加
2:12 📸 Instagram投稿4枚セット生成を実演
3:11 ⚙️ デザイン生成プロセスの開始
4:17 📋 セミナーチラシ作成の実例紹介
5:25 🆕 ゼロからチラシ作成を再実演
7:52 ⏳ 生成待機中・編集機能の説明
9:01 🔍 生成結果の確認と英語表示の課題
10:07 ✏️ 要素編集機能の試用とエラー
12:21 💭 精度の課題と今後の可能性について
13:26 🎬 YouTubeサムネイル作成機能の紹介
14:33 👋 まとめ・CapCutの進化と締めの挨拶
上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join
CapCut:AIデザインでチラシ・サムネイル・インスタ投稿作成OK

🎨 AIデザイン CapCutに新たに追加された画像生成機能。チラシやサムネイル、SNS投稿などのビジュアルコンテンツをAIが自動生成する。テンプレート選択ではなく、プロンプト入力でゼロからデザインを作成できる点が特徴。Canvaのようなデザインツールと、Gensparkのような生成AI機能を組み合わせた新しいタイプのクリエイティブツールとして注目されている。
✂️ CapCut ByteDance社が提供する動画編集アプリ。従来は動画編集と動画生成機能のみだったが、AIデザイン機能の追加により、動画・画像の両方を扱える総合クリエイティブツールへと進化。YouTubeサムネイルやInstagram投稿、リールのカバー画像など、動画制作に必要な素材を一つのアプリ内で完結できるようになった点が大きな利点となっている。
📱 Instagram投稿 AIデザイン機能で作成できるコンテンツの一つ。特に4枚1セットのカルーセル投稿を一貫性のあるデザインで生成できる機能が特徴的。高級化粧品ブランドのキャンペーンなど、統一感のあるビジュアルが求められる用途に適している。エレガントでシンプルなスタイルから、モダンでテクノロジー感のあるデザインまで幅広く対応可能。
🎬 YouTubeサムネイル 動画の顔となる重要な要素で、CapCutのAIデザイン機能で作成可能。象徴的な街のビジュアルや鮮やかな色、太字のタイトルデザインなど、クリック率を高める要素を含んだサムネイルを自動生成。動画編集と同じアプリ内でサムネイル作成まで完結できるため、YouTubeクリエイターにとって作業効率が大幅に向上する。
💬 プロンプト AIに指示を出すためのテキスト入力。CapCutのAIデザインでは、作りたいデザインの内容、スタイル、色調、ターゲットなどを文章で指示する。テンプレート選択時にも参考となるプロンプト例が表示されるため、初心者でも適切な指示を出しやすい。詳細で具体的なプロンプトほど、意図に沿ったデザインが生成される傾向がある。
🆓 無料クレジット CapCutのAIデザイン機能を試用できる無料枠。フリーユーザーには10クレジットが付与されており、デザイン生成に使用できる。1回の生成で消費されるクレジット数は生成内容により異なる可能性がある。現在は「今だけ無料」として背景削除や要素の編集機能も提供されており、本格的な有料化前のお試し期間と考えられる。
📊 Genspark AIを活用したデザイン生成サービスで、CapCutのAIデザイン機能と類似した仕組みを持つ。テンプレートベースではなく、AIが要求に応じてゼロからデザインを生成する点が共通している。CapCutはGensparkと比較して生成速度が速いという利点があるが、日本語対応や顔写真の再現精度ではまだ改善の余地がある段階。
🖼️ チラシデザイン セミナーやイベントの告知に使用される印刷物またはデジタル画像。CapCutでは講師の写真、開催日時、場所、価格、URLなどの情報を入力することで、AIが自動的にレイアウトとデザインを生成。ダークブルーを基調としたプロフェッショナルなスタイルや、テクノロジー感を演出するデザインなど、目的に応じた視覚表現が可能。
🔧 要素の編集 生成されたデザインの特定部分を選択して修正する機能。写真、タイトル、日付などのパーツごとに範囲を指定し、チャットで指示を出すことで部分的な変更が可能。Canvaのような直感的な編集とは異なり、AIとの対話形式で修正を進める。現時点ではエラーやフリーズが発生することもあり、安定性に課題が残っている。
🇯🇵 日本語対応 CapCutのAIデザイン機能における大きな課題の一つ。生成されたデザイン内の文字が英語になってしまったり、不自然な漢字が表示されたりする問題が発生している。プロンプトは日本語で入力できるものの、出力結果が英語になるケースがあり、実用面での改善が求められる。ByteDanceの独自AIモデルを使用しているため、今後の日本語精度向上が期待される。
超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/sgjYKsBwUyE
CapCut:AIデザインでチラシ・サムネイル・インスタ投稿作成OK

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