Instagramリールをグループチャット共有Blend(ブレンド)使い方

先日に管谷信一さんの会員さん
向けのセミナーで登壇しました
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

生成AIのビジネス活用で2時間30分
みっちり話しました。レジュメ150
ページのボリュームで解説しました。
さて、本題です。
2025年4月17日からInstagramリールを
グループでおすすめフィードを表示する
Brend(ブレンド)機能を開始しました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2504/18/news130.html
InstagramリールのBrend(ブレンド)ヘルプページ
https://help.instagram.com/1373871660453442/
2025年4月17日に発表された「ブレンド」機能は、Instagramのグループチャット内でリール動画を共有する新しい方法です。グループの各メンバーの興味関心に合わせたリールがカスタマイズされて表示される仕組みです。
・保存したリールや投稿を共有
・アクションは「保存」のみ
・共有後は個別に閲覧
・AI基づくカスタマイズフィード
・リアルタイムでコメント可能
・興味関心が相互に影響し合う
📱 グループチャット上部に表示される「ブレンド」アイコン
👥 招待・参加の承認画面
🎬 カスタマイズされたリールフィード
💬 リールへのコメント共有機能
🎵 音楽やエンターテイメントの共有コミュニティ
💼 ビジネスノウハウをグループで学びあう場
🧠 AIがキュレーションすることでより多様な情報に触れられる
🤝 共通の興味で盛り上がるコミュニケーションツール
📳 通知が多くなる可能性があるので設定に注意
🚶♂️ 必要に応じて「退出」機能を使ってコントロール
🔒 一部のユーザーはまだ利用できない場合も
Instagramの新機能「ブレンド」について解説している。この機能はグループチャット内で使用でき、メンバー間でリール動画を共有し合うことができる。各メンバーの興味関心に合わせてカスタマイズされたリールフィードが表示され、誰がおすすめしたかも表示される。グループチャットの上部にある人が重なったアイコンから開始でき、メンバーの参加・退出も自由。この機能によりグループ内でのコミュニケーションがより盛り上がると期待されている。
- はじめに
- Instagramの新機能「ブレンド」とは
- ブレンド機能の特徴と既存機能との違い
- ブレンド機能の設定方法
- ブレンド機能の実際の使い方
- おわりに
- よくある質問
はじめに
皆さん、こんにちは!最近のSNSプラットフォームは、ユーザー同士のつながりをより深め、コンテンツ共有の新しい形を次々と生み出しています。特にInstagramは若者を中心に広く利用されていますが、その魅力は単に写真や動画を投稿するだけでなく、友人や仲間とのコミュニケーションツールとしての側面も大きいですよね。今回は2025年4月17日に発表されたInstagramの新機能「ブレンド」についてご紹介します。この機能を使えば、グループチャット内でリール動画を共有する際の体験がこれまで以上に楽しく、インタラクティブになるでしょう。SNSでの交流をより深めたい方、グループでの盛り上がりを求めている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。さあ、一緒にInstagramの新しい楽しみ方を探っていきましょう!
Instagramの新機能「ブレンド」とは
Instagramが2025年4月17日に発表した「ブレンド」機能は、グループチャット内でリール動画を共有する新しい方法です。この機能の最大の特徴は、グループメンバーのそれぞれの興味関心に合わせたリールが自動的にフィードに表示されることです。
従来は自分が気に入ったリールを個別にシェアするだけでしたが、ブレンド機能を使うと、グループ内の全メンバーの好みを反映したカスタマイズされたリールフィードが作成されます。つまり、グループチャットに参加している仲間同士の興味に合わせたコンテンツだけが表示されるようになるのです。
このカスタマイズされたフィードにより、グループ内でのコミュニケーションがより活発になり、共通の話題で盛り上がりやすくなります。例えば、音楽が好きなグループであれば音楽関連のリール、ビジネス情報を共有するグループであれば役立つノウハウなど、グループの特性に合わせたコンテンツが自動的に集まります。
ブレンド機能は、DMグループ内で利用するもので、グループチャットの上部に表示される「人が重なっているアイコン」から簡単にアクセスできます。
ブレンド機能の特徴と既存機能との違い
ブレンド機能は一見、既存の「コラボコレクション」機能と似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。
コラボコレクションは、グループチャットを作成し、気になるリールやフィード投稿を保存して共有する機能です。これに対してブレンド機能は、グループメンバーの興味関心に基づいてAIがリールを自動的にキュレーションし、専用のフィードを作成します。
最も大きな違いは、コンテンツの表示方法です。コラボコレクションでは、メンバーが明示的に保存したコンテンツのみが共有されますが、ブレンド機能では各メンバーの行動データ(視聴したリール、いいねしたリールなど)に基づいて、AIがコンテンツを自動的に選定します。
また、ブレンド機能ではリール動画を見ている際に、そのリールがどのメンバーにおすすめされたものかが表示されます。これにより、「この動画は〇〇さんの好みなんだな」といった発見があり、メンバー間の新たな会話のきっかけになります。
さらに、ブレンド機能ではリールを見ながら直接グループチャットにメッセージを送信できるため、リアルタイムでの反応共有がスムーズになります。
ブレンド機能の設定方法
それでは実際にブレンド機能を設定する方法を説明していきます。初めての方でも簡単に設定できるので安心してくださいね。
ステップ1: グループチャットを開く
まず、Instagramアプリを開き、ブレンド機能を利用したいグループチャットに移動します。グループチャットがまだない場合は、DMから新しいグループチャットを作成しましょう。
ステップ2: ブレンドアイコンをタップ
グループチャット画面の上部に表示される「人が重なっているアイコン」をタップします。これがブレンド機能のアイコンです。
ステップ3: 招待を送信
「グループをフレンドに招待」という画面が表示されます。ここには、「お互いのおすすめリール動画を見る」「チャットに基づいた新しいリール動画」「招待のみ」などの説明が表示されます。招待ボタンをタップして、グループメンバーにブレンド参加の招待を送信します。
ステップ4: 招待の承認
招待されたメンバーは、グループチャットで「参加する」ボタンをタップすることで、ブレンドに参加できます。1人以上のメンバーが承認すると、ブレンドが作成されます。
ステップ5: ブレンドの設定確認
ブレンド画面右上の歯車アイコンをタップすると、「ブレンドの仕組み」を確認できます。ここでは、誰が参加しているか、不適切なコンテンツのフィルタリング設定などを確認・変更できます。また、必要に応じてブレンドから退出することも可能です。
以上の手順で、グループチャット専用のカスタマイズされたリールフィードが作成されます。
ブレンド機能の実際の使い方
ブレンド機能を設定したら、次はその使い方を見ていきましょう。
リールフィードの閲覧
グループチャット画面上部の「ブレンド」アイコンをタップすると、ブレンド専用のリールフィードが表示されます。ここに表示されるリールは、グループメンバーの興味関心に基づいてカスタマイズされたものです。
フィード上部には「ブレンド」と表示され、通常のリールフィードとは区別されています。縦にスワイプすると次々と新しいリールが表示されますが、これらはすべてグループメンバーの好みに基づいています。
リールの共有とコメント
気に入ったリールを見つけたら、画面下部のメッセージ入力欄からグループチャットに直接コメントを送信できます。例えば「これ面白い」などのメッセージを入力して送信すると、そのリールとコメントがグループチャットにシェアされます。
おすすめユーザーの確認
リール動画の横には「〇〇さんにおすすめ」というラベルが表示されることがあります。これは、そのリールがどのグループメンバーの好みに合わせて表示されたかを示しています。これにより、メンバー間の趣味嗜好を知る新たな機会にもなります。
フィードの更新
グループメンバーがリールをシェアしたり、新たなメンバーがブレンドに参加したりすると、ブレンドフィードは自動的に更新されます。これにより、常に新鮮なコンテンツがフィードに表示されるようになります。
不適切なコンテンツのフィルタリング
ブレンドでは、最も厳しいフィルター設定を使用しているメンバーの設定が適用されます。これにより、グループ全体にとって適切なコンテンツだけが表示されるよう配慮されています。
おわりに
今回はInstagramの新機能「ブレンド」について詳しく解説しました。この機能を使えば、グループチャット内でのリール共有がより直感的になり、メンバー全員の興味関心に合わせたコンテンツでコミュニケーションが活性化します。AIによるキュレーション機能を活用することで、これまで人間が手動で行っていたコンテンツ共有が自動化され、より効率的になります。特に音楽やエンターテイメントの共有、ビジネスノウハウの交換など、様々な用途に活用できるでしょう。ただし、通知が増える可能性があるので、設定には注意が必要です。また、全員が参加する必要はなく、必要に応じて退出することもできるため、自分のペースで利用できます。今後のInstagramの進化に伴い、さらに便利な機能が追加されることも期待できます。ぜひ皆さんもこの新機能を試してみて、グループでのコミュニケーションをより楽しく、豊かなものにしてください。
よくある質問
Q1: ブレンド機能は全てのユーザーが利用できますか?
A1: 2025年4月現在、ブレンド機能はまだ段階的に展開されている段階です。ヘルプページにも「現時点では利用いただけない場合もあります」と記載されているため、一部のユーザーにはまだ利用できない可能性があります。今後のアップデートで全ユーザーに展開される予定です。
Q2: ブレンド機能とコラボコレクション機能の違いは何ですか?
A2: コラボコレクションはユーザーが明示的に保存したコンテンツを共有する機能ですが、ブレンド機能はメンバーの行動データに基づいてAIがコンテンツを自動的にキュレーションします。また、ブレンド機能ではリアルタイムでのメッセージ共有が容易で、どのメンバーにおすすめされたコンテンツかが表示される点も異なります。
Q3: グループメンバーが増えるとブレンドはどのように変化しますか?
A3: グループメンバーが増えると、そのメンバーの好みに合わせたコンテンツもブレンドフィードに追加されます。逆に、誰かがブレンドから退出すると、そのメンバーに提案されていたコンテンツは自動的に削除されます。つまり、常に現在参加しているメンバーの好みに最適化されたフィードが表示されます。
Q4: 不適切なコンテンツがブレンドフィードに表示されないようにする方法はありますか?
A4: ブレンドでは、最も厳しいフィルター設定を使用しているメンバーの不適切なコンテンツの設定が適用されます。個人設定で不適切なコンテンツのフィルタリングレベルを調整することで、グループ全体にとって適切なコンテンツだけが表示されるよう管理できます。
Q5: ブレンド機能はリール以外のコンテンツでも利用できますか?
A5: 現在のところ、ブレンド機能はリール動画のみに対応しています。将来的にはフィード投稿やストーリーなど、他のコンテンツタイプにも拡張される可能性がありますが、現時点では公式な発表はありません。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=4e2edgVsvZI
0:00 📱 Instagramの新機能ブレンド紹介と概要
1:05 🔄 ブレンド機能の特徴とコラボコレクションとの比較
2:11 📲 スマホ画面でのブレンド機能の使い方説明
3:16 👥 グループメンバーの招待と参加方法
4:21 ✅ ブレンド機能への参加とリール共有の流れ
5:25 💬 グループチャット専用リールフィードの確認
6:31 👀 リールのおすすめ表示と共有方法の詳細
7:35 ⚙️ ブレンドの仕組みと設定確認
9:44 ❤️ リアクション共有とブレンド機能の活用法
11:50 📋 ヘルプ情報の確認と機能詳細
12:56 🔒 コンテンツフィルタリングと最適化の仕組み
14:00 🔍 ビジネス活用の可能性とまとめ
上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
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🎬 リール Instagramの短尺動画機能で、ユーザーが15秒から90秒程度の短い動画を作成・共有できる機能。TikTokに対抗して導入され、縦型フルスクリーン表示で次々とスクロールして視聴する形式が特徴。
📱 Instagram Meta社が運営する写真・動画共有SNSアプリ。2010年にリリースされ、写真フィルターや投稿機能で人気を博し、現在では世界中で数十億人が利用する大規模プラットフォームに成長している。
👥 ブレンド Instagramの新機能で、グループチャット内でメンバー同士のリール動画を共有・閲覧できる機能。参加者の興味関心に基づいてカスタマイズされたフィードが表示され、各メンバーのおすすめが明示される。
💬 グループチャット 複数人でメッセージをやり取りできるInstagramの機能。テキストだけでなく写真や動画も共有でき、ブレンド機能を使用するためのベースとなる。
🔄 シェア SNS上でコンテンツを他者と共有する行為。ブレンド機能では、リール動画をグループメンバーと簡単に共有でき、そのアクションによってフィードが更新される。
📊 カスタマイズ 個人の好みや行動履歴に基づいて内容を最適化すること。ブレンド機能では参加メンバーそれぞれの興味関心に基づいてリールフィードがカスタマイズされる。
📚 コラボコレクション Instagramの既存機能で、グループチャット内で保存したリールやフィード投稿を共有できる機能。ブレンド機能とは似ているが仕組みが異なる。
🔔 通知 アプリからユーザーに送られる更新情報の告知。ブレンド機能では新しいコンテンツが更新されると関連するチャットに通知が送信される。
🧩 キュレーション 膨大な情報から価値のある情報を選別・整理すること。ブレンド機能ではAIベースでメンバーに最適化されたコンテンツがキュレーションされる。
⚙️ フィルタリング 不要なものを除外する機能。ブレンドでは不適切なコンテンツの設定を使用して、表示されるリール動画をコントロールできる。グループ内で最も厳しい設定が適用される。
【全体の要約】
Instagramの新機能「ブレンド」は、2025年4月17日に発表されたDMグループチャット向けの機能です。グループチャット画面の専用アイコンからメンバーを招待して開始し、参加者の興味関心を反映したパーソナライズド・リールフィードを生成します。各おすすめリールには誰の興味に基づくかが表示され、会話を促進。コンテンツフィルターは最も厳しいメンバーの基準に自動調整され、安全性を確保します。音楽やビジネス情報のキュレーションに活用できる一方、通知が増える可能性があるため、設定や参加・退出による調整が推奨されます。グループの活性化に貢献する機能です。
Instagram新機能「ブレンド」とは
1. 概要
1.1 ブレンドの特徴
1.1.1 発表日と機能
2025年4月17日、Instagramはユーザー間のコミュニケーションとコンテンツ発見体験を深化させる新機能「ブレンド」を発表しました。この機能は、親しい友人や特定の興味関心を共有するグループとの間で、よりパーソナライズされた動画コンテンツの共有を可能にすることを目的としています。「ブレンド」の中核となるのは、ダイレクトメッセージ(DM)のグループチャット機能との連携です。ユーザーは、既存または新規のDMグループチャット内で「ブレンド」を作成することで、そのグループ専用のリール動画フィードを生成できます。
この専用フィードの最大の特徴は、単にメンバーが手動で共有したリール動画が集まるだけでなく、Instagramのアルゴリズムがグループメンバーそれぞれの興味や関心を分析し、カスタマイズされたリール動画をおすすめ表示する点にあります。つまり、グループに参加しているAさんの好み、Bさんの好み、Cさんの好みを総合的に判断し、「このグループ全体として興味を持ちそうなリール動画」が自動的にキュレーションされるのです。これにより、メンバーは個々のアカウントフィードだけでは出会えなかったかもしれない、新たな発見や共通の話題を見つけやすくなります。グループ全体の好みが反映されるため、会話のきっかけ作りや、メンバー間の共通認識を深めるツールとしての役割が期待されます。単なる動画共有ツールを超え、グループの個性を反映したダイナミックなコンテンツ空間を提供するのが「ブレンド」の核心的な機能と言えるでしょう。
1.2 機能の開始方法
1.2.1 ブレンド開始
Instagramの新機能「ブレンド」を開始するプロセスは、直感的で分かりやすいように設計されています。まず、ユーザーはブレンドを作成したいDMのグループチャットを開きます。チャット画面の上部、グループ名の近くに、新たに「人が重なったようなデザイン」のブレンド専用アイコンが表示されるようになります。このアイコンがブレンド機能への入り口です。ユーザーはこのアイコンをタップすることで、ブレンドの作成プロセスを開始できます。
アイコンをタップすると、次にグループチャットに参加しているメンバーの中から、ブレンドに招待したいメンバーを選択する画面が表示されます。ここで招待したいメンバーを選び、「招待」ボタンを押すと、選択されたメンバーにブレンドへの参加招待通知が送信されます。招待された側のメンバーは、チャット内に表示される招待メッセージ内の「参加する」ボタンをタップすることで、ブレンドへの参加を承認します。メンバーが承認すると、そのグループチャットに紐づいた「ブレンドフィード」が正式に作成され、機能を利用できるようになります。
この機能の利便性を高めている点として、ブレンドへの参加や退出が非常に自由であることが挙げられます。一度参加した後でも、気が変わったり、グループの活動から離れたいと感じたりした場合には、いつでも自由にブレンドから退出することが可能です。同様に、後からグループに参加したメンバーを新たにブレンドに招待することもできます。この柔軟性により、ユーザーは気軽にブレンドを試し、自身の状況に合わせて利用形態を調整することができます。グループチャットという閉じた空間での機能でありながら、参加への強制力はなく、あくまで任意で楽しめる設計となっています。
2. ブレンドの使い方と特徴
2.1 使用方法
2.1.1 ブレンドアイコン
Instagramの「ブレンド」機能を利用するためのインターフェースは、既存のDMグループチャット画面にシームレスに統合されています。ユーザーがブレンド機能にアクセスする際の起点となるのが、新たに導入された「ブレンド」アイコンです。このアイコンは、通常、グループチャット画面の上部、グループ名が表示されているエリアの隣付近に配置されています。デザインは、複数の人が重なり合っているような、あるいは融合しているようなイメージで表現されており、機能の性質(複数のメンバーの好みをブレンドする)を視覚的に示唆しています。
ブレンドを開始したい場合、グループの作成者または管理権限を持つメンバー(仕様による可能性があります)が、この「ブレンド」アイコンをタップします。タップすると、ブレンドに招待するメンバーを選択する画面へと遷移します。ここで、グループチャットに参加しているメンバーの一覧が表示され、チェックボックスなどでブレンドに含めたいメンバーを選びます。選択後、「招待」またはそれに類するボタンを押すことで、選ばれたメンバーに対してブレンドへの参加を促す通知が送信されます。
招待を受け取った側のメンバーは、グループチャット内に表示される特別なメッセージを確認します。このメッセージには、誰からブレンドへの招待があったのか、そして「参加する」という明確なコールトゥアクションボタンが含まれています。招待されたメンバーがこの「参加する」ボタンをタップすると、ブレンドへの参加が完了し、そのメンバーの興味関心もブレンドフィードのアルゴリズムに反映されるようになります。もし参加したくない場合は、招待を無視するか、拒否する(あるいは後から退出する)選択肢も用意されており、ユーザーの意思が尊重される設計になっています。この一連の流れは、特別な知識を必要とせず、数タップで完了するため、多くのユーザーにとって利用しやすいものとなっています。
2.2 特徴
2.2.1 おすすめリールとフィルター
Instagramの「ブレンド」機能が持つ際立った特徴の一つは、パーソナライズされた「おすすめリール」の生成とその表示方法、そしてコンテンツフィルターの仕組みにあります。ブレンドフィードに表示されるリール動画は、単にメンバーが手動で共有したものだけではありません。むしろ、Instagramのアルゴリズムが、ブレンドに参加している各メンバーの普段のInstagram上でのアクティビティ(「いいね!」、保存、シェア、視聴時間、フォローしているアカウントなど)を分析し、それらのデータを基に「グループ全体として興味を持つ可能性が高い」と判断したリール動画を自動的に選び出し、フィードに表示します。このおすすめリールは毎日更新されるため、常に新鮮なコンテンツとの出会いが期待できます。
さらに興味深いのは、フィードに表示された各おすすめリール動画には、「誰の興味関心に基づいておすすめされたか」を示すラベルが表示される点です。例えば、「〇〇さん(メンバー名)へのおすすめ」といった形式で表示されることにより、その動画がなぜフィードに現れたのかが透明化されます。これは、単なるコンテンツ消費に留まらず、「〇〇さんってこういうのが好きなんだ」「この動画、△△さんも好きそうだね」といった、メンバー間の会話を誘発するきっかけにもなり得ます。共通の興味を発見したり、互いの好みを知る機会を提供したりすることで、グループ内のコミュニケーションをより豊かにする効果が期待されます。
加えて、ブレンド機能には、グループ内の快適性と安全性を保つための重要な仕組みとして、コンテンツフィルター機能が搭載されています。特に配慮されているのは、グループ内に年齢や感性が異なるメンバーが含まれる場合です。ブレンドのコンテンツフィルターは、参加しているメンバーの中で最も厳しいコンテンツ設定(例:センシティブなコンテンツの表示制限レベルなど)を適用しているメンバーの基準に合わせて自動的に調整されます。これにより、グループ内で不快に感じる可能性のあるコンテンツや、特定のメンバーにとって不適切なコンテンツが表示されるリスクを最小限に抑え、誰もが安心して楽しめる空間を提供することを目指しています。
3. ブレンドの活用例と注意点
3.1 活用例
3.1.1 情報キュレーション
Instagramの新機能「ブレンド」は、単なる娯楽コンテンツの共有に留まらず、特定のテーマに基づいた効率的な情報キュレーションツールとしても大きな可能性を秘めています。友人同士や家族など、親しい間柄での活用はもちろんのこと、共通の目的や関心を持つコミュニティ、あるいはビジネスシーンにおいても有効活用できるでしょう。
例えば、音楽好きの友人グループでブレンドを作成すれば、各メンバーが最近注目しているアーティストのリール動画やライブ映像、関連ニュースなどが自動的に集約され、新たな音楽との出会いやライブへ一緒に行く計画などに繋がるかもしれません。同様に、映画やアニメ、ドラマなどのエンターテインメント好きのグループであれば、最新の予告編、レビュー動画、ファンメイドコンテンツなどが共有され、感想を語り合う格好の場となるでしょう。これは、メンバーそれぞれの視聴履歴や「いいね!」に基づいたおすすめが表示されるため、個々のアンテナだけでは捉えきれなかった作品や情報を発見する機会を増やします。
さらに、ビジネスや学習の文脈でも「ブレンド」は活用できます。例えば、同じ業界で働く仲間同士のグループチャットでブレンドを作成すれば、業界の最新ニュース、注目技術に関する解説動画、役立つビジネスノウハウやツールの紹介リールなどが集まりやすくなります。これにより、メンバーは効率的に業界動向を把握し、互いの知見を共有し合うことができます。特定のスキルを学習しているグループであれば、関連するチュートリアル動画や専門家の解説リールなどがキュレーションされ、学習効率の向上に貢献するでしょう。このように、「ブレンド」は、特定のテーマに関心を持つ人々が集まり、関連性の高い情報を効率的に収集・共有するための強力なキュレーションプラットフォームとして機能することが期待されます。
3.2 注意点
3.2.1 通知設定
Instagramの新機能「ブレンド」は、グループ内のコミュニケーションを活性化させ、新たなコンテンツ発見の機会を提供する一方で、利用にあたってはいくつかの注意点も存在します。その中でも特に意識しておきたいのが「通知」に関する問題です。ブレンドでは、参加メンバーの興味関心に基づいておすすめリールがフィードに表示されたり、メンバーがリアクションしたりするたびに、関連する通知が送信される可能性があります。グループのメンバー数が多かったり、アクティブなメンバーが多かったりする場合、これらの通知が頻繁に届き、ユーザーによっては「通知疲れ」を感じてしまうかもしれません。
この問題に対処するためには、ユーザー自身による適切なコントロールが重要になります。Instagramアプリには、特定のチャットや機能に関する通知を個別にカスタマイズする設定が用意されています。ブレンドに関する通知が多すぎると感じる場合は、アプリの通知設定メニューから、ブレンド関連の通知(新しいおすすめリールの通知、リアクションの通知など)をオフにする、あるいは通知の頻度を調整することを検討しましょう。これにより、重要な情報を見逃すことなく、過剰な通知によるストレスを軽減することができます。
また、根本的な対策として、ブレンドへの参加・退出が自由である点を活用することも有効です。もし特定のブレンドが自分の興味と合わなくなったり、通知の多さが負担になったりした場合は、一時的に、あるいは恒久的にそのブレンドから退出するという選択肢があります。無理に参加し続ける必要はありません。
一方で、これらの通知は、グループチャットが活発に動いている証でもあります。通知をきっかけに新しい動画を発見したり、メンバーとの会話が生まれたりするなど、ポジティブな側面も持ち合わせています。したがって、通知を完全にオフにするのではなく、自分にとって最適なバランスを見つけることが肝心です。ブレンドはグループチャットの活性化に役立つ可能性を秘めた機能ですが、快適に利用するためには、通知設定の管理や、参加・退出の判断を適切に行うことが求められます。
