EvernoteのAI文字起こし(手書き画像・音声・動画)とスペース機能

生のオレンジから生搾りの
ジュースを作る自販機を発見
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

さて、本題です。
Evernoteも知らないうちに新機能が
AIが搭載されているのを発見しました。
他へ移行する前に!EvernoteのAI検索とAI編集を無料で使う方法
https://yokotashurin.com/etc/evernote-ai.html
というブログを2024年5月7日に書きましたが
さらにAI文字起こし(手書き画像・音声・動画)や
共同編集できるスペース機能も追加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=FZWKqPsih3U
ちなみにEvernoteの料金プラン
https://evernote.com/ja-jp/compare-plans
には、まだ書かれていませんが
AI文字起こし機能は無料です。
さらにEvernoteのテンプレート
https://evernote.com/templates
も追加されて便利になっています。
Evernoteの生成AIで文字起こし機能
OpenAI Whisperモデル搭載で、画像・音声・動画の文字起こしが無料で利用可能
Evernoteの進化と現状
Evernoteは最近、別会社への売却や無料プランの機能制限、値上げなどのニュースが多く、他のメモアプリへ移行するユーザーが増えています。しかし、実はEvernoteはバージョンアップして新機能が追加され、特に生成AI機能が注目を集めています!
Evernoteの料金プラン
Evernoteには4つの料金プランがありますが、無料プランでも生成AI機能が利用できます。
- AI搭載検索
- AI編集
- 文字起こし機能
- AI搭載検索
- AI編集
- 文字起こし機能
- AI搭載検索
- AI編集
- 文字起こし機能
画像の文字起こし機能
画像に含まれるテキストを簡単に抽出できます。画像をノートに貼り付けると、右上に「文字起こし」ボタンが表示されます。クリックするだけで自動的に文字起こしが行われます。
手書き文字の認識も可能
手書きのメモや資料でも高い精度で文字認識が可能です。キーワードや重要な情報を抽出してくれるので、手書きの営業日報や報告書の整理に最適です。
音声ファイルの文字起こし
OpenAIの音声モデル「Whisper」を搭載しており、音声データを高精度でテキスト化できます。15分程度の音声でも数秒で文字起こしが完了します。
動画の文字起こしも対応
動画ファイルからも同様に音声を抽出してテキスト化できます。会議の録画や講義動画などから素早く内容を抽出できて便利です。
キーワード検索と活用法
文字起こししたデータはキーワード検索に対応。無料プランでは通常、画像内の文字検索はできませんが、文字起こしを行えば検索可能になります。
「スペース」機能を使えば、チーム内で文字起こしした営業日報などを共有し、全員がキーワード検索できるようになります。
まとめ
Evernoteは生成AI機能の追加により、さらに便利なメモアプリに進化しています。無料プランでも以下の機能が利用可能です:
EvernoteのAI文字起こし(手書き画像・音声・動画)とスペース機能
Evernoteが生成AIを活用して、画像、手書き文字、音声、動画ファイルからテキストデータへの文字起こしを無料で提供できるようになった。OpenAIのWhisperモデルを搭載しており、文字起こし精度も高い。無料プランでもAI機能が使え、文字起こしされたテキストはキーワード検索も可能。Evernoteは他社への売却や有料化など苦戦しているが、この新機能により業務効率化ツールとして再注目される価値がある。

- はじめに
- Evernoteの現状と注目の理由
- 文字起こし機能の基本と料金プラン
- 画像からの文字起こし機能
- 手書き文字の認識精度
- 音声ファイルからの文字起こし
- 動画ファイルからの文字起こし
- 実務での活用方法
- おわりに
- よくある質問
はじめに
デジタルメモやノート管理ツールの世界は日々進化していますが、長年愛用されてきたEvernoteが最近になって新しい息吹を吹き込まれているのをご存知でしょうか。多くのユーザーがNotion、GoodNoteなど新興サービスに移行する中、Evernoteは静かに、しかし確実に進化を続けていました。特に注目すべきは、OpenAIの技術を活用した文字起こし機能です。画像内のテキスト、手書き文字、音声ファイル、そして動画ファイルからでさえ、文字情報を瞬時に抽出できるようになっています。この機能が驚くべきことに無料プランでも利用可能なのです。業務効率化やデジタル情報の整理に悩む方にとって、Evernoteを再評価する価値は十分にあります。今回は、このひっそりと進化したEvernoteの文字起こし機能について、実際の使用感とともに詳しく解説していきます。
Evernoteの現状と注目の理由
Evernoteは近年、さまざまな面で厳しい状況に直面してきました。会社の売却、無料プランの機能制限、値上げなど、悪いニュースが続いたことで、多くのユーザーが他のメモアプリやノートサービスに移行してきました。ただ、そんな逆風の中でも、Evernoteは着実に機能向上を図っています。
特に注目すべきは、OpenAIの音声モデル「Whisper」を活用した文字起こし機能です。この機能により、以下のことが可能になりました:
- 画像に含まれるテキストの抽出
- 手書き文字の認識と文字起こし
- 音声ファイルからの文字起こし
- 動画ファイルからの文字起こし
これらの機能がすべて無料プランで利用できるというのが、最大のポイントです。業務改善や情報整理の観点からも、この進化したEvernoteは再評価に値するでしょう。
文字起こし機能の基本と料金プラン
Evernoteの現在の料金体系は次のように構成されています:
- FREEプラン
- PERSONALプラン
- PROFESSIONALプラン
- TEAMSプラン
AI機能に関しては、すべてのプランで「AI搭載検索」と「AI編集」が利用可能です。AI編集の中には、「要約」「整理」「翻訳」の機能が含まれています。
公式の比較表には「文字起こし」という項目が明記されていませんが、実際に検証したところ、FREEプラン(無料プラン)でも文字起こし機能が使えることを確認しました。これは非常に大きなメリットです。
また、Evernoteの画面デザインも一新され、テンプレート機能や「スペース」と呼ばれるチーム共同作業機能なども追加されています。久しぶりにEvernoteを開く方にとっては、新鮮な印象を受けるでしょう。
画像からの文字起こし機能
まず、最も基本的な機能である「画像からの文字起こし」を試してみましょう。
Evernoteで新規ノートを作成し、テキストが含まれる画像を貼り付けると、画面右上に「文字起こし」というボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、「文字起こし中」という表示が現れ、処理が開始されます。
処理速度は非常に速く、数秒で画像内のテキストが抽出されます。抽出されたテキストはコピー可能な状態で表示されるため、簡単に編集したり他の場所に貼り付けたりすることができます。
認識精度については、標準的なフォントで書かれたテキストであれば非常に高精度です。もちろん、認識ミスがあった場合は、その場で編集して修正することも可能です。
なお、画像からの文字起こし自体は他のサービスやMacのスクリーンショット機能などでも可能ですが、Evernoteではこれが一連の文書管理システムの中に統合されている点が強みです。
手書き文字の認識精度
次に、より難易度の高い「手書き文字の認識」について検証してみました。
手書きのスライド画像をEvernoteに貼り付け、同様に「文字起こし」ボタンをクリックします。こちらも処理速度は速く、数秒で結果が表示されます。
手書き文字の認識精度は想像以上に高く、比較的クセのある字でも多くの部分が正確に認識されています。例えば:
- 「PC」「1975」「1976」「アップル」「マイクロソフト」といった単語
- 「インターネット」「Windows 95」「クローズド」「オープン」「クラウド」
- 「暗記力」「記憶力」「思考力」といった抽象的な概念
- 「手」「足」「口」「目」「映像」「耳」といった体の部位に関する単語
もちろん、完璧ではなく誤認識もありますが、全体としての認識率は十分に実用的なレベルです。例えば「手作業」という字が「形象」と誤認識されていましたが、こうした誤りは限定的です。
この機能は、営業日報や手書きのメモ、会議の板書などを素早くデジタル化したい場合に非常に有用です。従来、有料プランでしか利用できなかった「手書き文字の検索」も、一度文字起こしをしておけば無料プランでも実質的に可能になります。
音声ファイルからの文字起こし
続いて「音声ファイルからの文字起こし」機能を試してみましょう。
音声ファイル(m4a形式)をEvernoteのノートに添付し、「文字起こし」ボタンをクリックします。今回は15分程度の長い音声ファイル(6MB)を使用しましたが、処理時間は驚くほど短く、30秒程度で完了しました。
文字起こしの精度はかなり高く、人名などの固有名詞以外はほとんど正確に認識されています。実際、GoogleのAI文字起こしと比較してもほぼ同等の精度であることが確認できました。これはOpenAIのWhisperモデルの性能の高さを示しています。
多少の変換ミスはありますが(「SNSの販促」が「SNSの反則」になるなど)、これはChatGPTやGoogle、CapCutなどの他のAIサービスでも同様に発生する程度のものです。むしろ、Evernoteの方が他のサービスよりも精度が高い印象です。
この機能は、会議の議事録作成や打ち合わせ報告書の作成、インタビューの文字起こしなどに非常に便利です。
動画ファイルからの文字起こし
最後に「動画ファイルからの文字起こし」機能を試してみました。
テスト用に1分程度のショート動画(20MB)をEvernoteに添付し、文字起こしを実行します。動画ファイルは音声ファイルよりも大きいですが、処理速度は同様に速く、数十秒で完了しました。
文字起こしの精度も音声ファイルと同等で、人名などに一部誤認識はあるものの、全体としては十分に実用的なレベルです。誤認識があった場合も、その場で簡単に編集・修正できる点が便利です。
実務での活用方法
Evernoteの文字起こし機能は、様々な実務シーンで活用できます:
- 情報のデジタル化と検索性向上: 画像や音声、動画などのマルチメディアコンテンツを検索可能なテキストデータに変換できるため、情報の検索性が大幅に向上します。
- チーム内での情報共有: 「スペース」機能を使ってチーム内で文字起こしした情報を共有すれば、全員がキーワード検索できるようになります。例えば、営業日報を手書きでスキャンしたものをアップロードし、文字起こししておけば、後から特定の案件や顧客名で検索できます。
- 会議の効率化: 会議の録音データを文字起こしすれば、議事録作成の手間が大幅に削減されます。
- AI活用の準備作業として: 音声や画像をテキストデータに変換しておくことで、それを他のAIツールに読み込ませる際の精度が向上します。
実際に検索機能をテストしたところ、文字起こしした内容が正確にキーワード検索に反映されていることが確認できました。これにより、大量の情報の中から必要なデータを素早く取り出すことが可能になります。
おわりに
Evernoteは厳しい競争環境の中で苦戦を強いられてきましたが、OpenAIのWhisperモデルを活用した文字起こし機能の導入により、その実用性は大きく向上しています。特筆すべきは、これらの高度な機能が無料プランでも利用できるという点です。画像、手書き文字、音声ファイル、動画ファイルからのテキスト抽出が高精度かつ高速に行えることは、ビジネスパーソンにとって大きな武器となるでしょう。すでに他のノートサービスに移行した方も、Evernoteに残っている過去のデータを活用する価値は十分にあります。無料プランでもログインして過去のファイルを検索したり、新しい文字起こし機能を試してみたりする価値は大いにあるでしょう。情報整理や業務効率化を考える際に、改めてEvernoteを選択肢に入れてみることをお勧めします。デジタルメモの最前線は、意外なところで進化を続けているのです。
よくある質問
Q1: 文字起こし機能は無料プランでも使えますか?
A1: はい、公式の比較表には明記されていませんが、実際に検証した結果、無料プランでも画像、手書き文字、音声、動画からの文字起こし機能がすべて利用可能です。
Q2: 文字起こしの精度はどの程度ですか?
A2: OpenAIのWhisperモデルを採用しており、GoogleのAI文字起こしとほぼ同等の高い精度を示しています。標準的なフォントのテキストはもちろん、手書き文字も高い精度で認識します。人名などの固有名詞に一部誤認識がある程度です。
Q3: 大きなファイルの文字起こしにはどれくらい時間がかかりますか?
A3: 驚くほど速いです。15分(6MB)の音声ファイルでも約30秒、1分(20MB)の動画ファイルでも数十秒程度で文字起こしが完了します。
Q4: 文字起こしした内容は検索できますか?
A4: はい、文字起こしした内容は即座にEvernoteの検索システムに反映されます。有料プランでなくても、一度文字起こしをしておけば無料プランでもキーワード検索が可能です。
Q5: 他のノートアプリに移行済みですが、Evernoteに戻る価値はありますか?
A5: Evernoteに残っている過去のデータがあれば、無料プランでもログインして活用する価値は大いにあります。特に文字起こし機能を活用することで、過去の情報の検索性や活用度が大きく向上します。現在のメインツールとの併用も検討する価値があるでしょう。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=fj7d7jBfZCE
0:00 📱 Evernoteの紹介と今日のテーマ
1:06 💰 Evernoteの料金体系と無料プランの機能
2:12 🔄 Evernoteの新機能とスペースの紹介
3:22 📝 画像からの文字起こしデモ
4:32 ✍️ 手書き文字の認識精度テスト
6:50 🔍 手書き文字認識の精度評価と使い方
8:00 🔎 検索機能と無料プランでの活用法
9:08 🎤 音声ファイルからの文字起こしデモ
10:19 👍 音声文字起こしの精度評価
11:30 🎬 動画ファイルからの文字起こしデモ
12:37 🔠 テキストデータ化の重要性と検索機能
13:44 🔄 Evernoteの最新アップデートと活用提案
14:53 👋 まとめと締めくくり
上記の動画はYouTubeメンバーシップのみ
公開しています。詳しくは以下をご覧ください。
https://yokotashurin.com/youtube/membership.html
YouTubeメンバーシップ申込こちら↓
https://www.youtube.com/channel/UCXHCC1WbbF3jPnL1JdRWWNA/join
EvernoteのAI文字起こし(手書き画像・音声・動画)とスペース機能

🤖 生成AI
Evernoteに搭載された人工知能技術で、画像や音声などのデータから自動でテキストを生成する機能。OpenAIのWhisperモデルを利用しており、無料プランでも利用可能な点が大きな特徴。
📝 文字起こし
画像内のテキスト、手書き文字、音声、動画から自動的にテキストデータを抽出する機能。Evernoteの新機能として4種類のメディアに対応しており、業務効率化に貢献する。
📓 Evernote
デジタルノートサービスの先駆けとなったアプリ。近年は他社への売却や機能制限などで苦戦していたが、AI機能の拡充により競争力を取り戻しつつある。
🔍 キーワード検索
文字起こしされたテキストデータを検索できる機能。画像や音声から抽出されたテキストも検索対象になるため、情報管理の効率が向上する。
💸 無料プラン
Evernoteの基本利用プラン。従来は限定的な機能だったが、文字起こしなどのAI機能が無料で使えるようになり、価値が向上している。
🔊 Whisper
OpenAIが開発した音声認識AIモデル。Evernoteに統合されており、高精度な音声文字起こしを実現している。Google同等の精度を持つと評価されている。
👥 スペース
Evernoteの共同作業機能。チーム内で文書を共有でき、文字起こしした議事録や報告書を皆で閲覧・編集できる。
📊 業務改善
会議の議事録作成や報告書のデジタル化など、Evernoteの文字起こし機能を活用することで実現できる仕事の効率化。
✍️ 手書き認識
手書きのメモや図表からテキストを抽出する機能。文字の形が多少崩れていても認識できる精度を持っている。
🔄 テキストデータ化
様々な形式の情報をテキストに変換すること。AIでの活用や検索性向上のために重要な基盤となる処理。
超要約1分ショート動画こちら↓
https://www.youtube.com/shorts/9yHrwjq2y6g
EvernoteのAI文字起こし(手書き画像・音声・動画)とスペース機能
かつて人気を博したEvernoteは、売却や値上げでユーザー離れが進んだが、無料プランに生成AIによる文字起こし機能を搭載し再評価の機運を高めています。OpenAIのWhisperを活用し、画像、音声、動画からの文字起こしが無料に。議事録作成やデータ化を効率化し、無料プランでも高度な検索が可能になるなど、業務効率と情報管理に貢献。無料ユーザーにとって大きなメリットとなり、Evernote復権の鍵となるでしょう。

1.1 背景
1.1.1 Evernoteの近年の動向
かつて、デジタルメモツールの先駆けとして、多くのユーザーに支持されてきたEvernote。その洗練されたインターフェースと豊富な機能は、情報整理の新しいスタンダードを築き上げました。しかし、近年、Evernoteを取り巻く状況は大きく変化しました。運営会社の売却劇は、ユーザーに将来への不安を抱かせ、長年親しまれてきた無料プランの機能制限や相次ぐ値上げは、ユーザー離れを加速させる大きな要因となりました。かつては「無料でどこまでも使える」というイメージが強かったEvernoteも、今や他の多くのサブスクリプションサービスと同様に、コストを意識せざるを得ない存在へと変貌を遂げたのです。多くのユーザーは、よりコストパフォーマンスの高い、あるいは無料でありながらも十分な機能を提供する競合サービスへと目を向け始め、メモアプリ市場は群雄割拠の時代へと突入しました。Evernoteのブランドイメージは揺らぎ、かつての輝きを取り戻すための模索が続いています。
1.1.2 新機能の追加
しかし、老舗Evernoteは、この状況をただ傍観していたわけではありません。近年、急速に進歩を遂げる生成AI技術に着目し、再びユーザーに新たな価値を提供するための大胆な一手を打ち出しました。それが、OpenAIが開発した高性能な音声モデル「Whisper」の搭載です。この最新AI技術を駆使することで、Evernoteは画像、音声、そして動画ファイルからの文字起こし機能を、なんと無料プランのユーザーにも開放するという、驚くべき決断を下しました。これまで、高度なAI機能は有料プランの特権と考えられてきましたが、Evernoteは無料プランユーザーにもその恩恵を享受できるようにしたのです。これは、無料プランユーザーにとってはまさに福音であり、長らくEvernoteから離れていたユーザーにとっても、再びEvernoteを見つめ直す絶好の機会となるでしょう。無料でありながら、高度な文字起こし機能を利用できるという事実は、競合サービスに対する大きなアドバンテージとなり、Evernote再評価の機運を高める可能性を秘めています。
2.1 プランの種類
2.1.1 FREEプラン
Evernoteは、多様なユーザーニーズに応えるため、4つの料金プランを用意しています。その中でも、特に注目すべきは「FREEプラン」です。かつてのFREEプランは、機能制限が多く、無料とはいえ利用シーンが限られる印象がありました。しかし、生成AI技術、特に文字起こし機能が無料プランにも搭載されたことで、その価値は大きく向上しました。基本的なメモ作成機能はもちろんのこと、画像、音声、動画からの文字起こし機能が無料で利用できるようになったFREEプランは、ライトユーザーにとっては十分すぎるほどの機能を提供します。これまで有料プランの加入を検討していたユーザーも、まずはFREEプランから試してみて、その便利さを実感することができるでしょう。無料で高精度な文字起こし機能を体験できることは、他の無料メモアプリと比較しても、大きなアドバンテージとなります。
2.1.2 PERSONALプラン
「PERSONALプラン」は、FREEプランをさらにパワーアップさせた、個人利用に特化したプランです。FREEプランの基本機能に加え、より多くのノートを作成・保存できる容量の増加、オフライン環境でのノートアクセス、高度なカスタマイズ機能などが利用可能になります。日常的にEvernoteを使い込みたいユーザーや、大量の情報をEvernoteで管理したいユーザーにとって、PERSONALプランは有力な選択肢となるでしょう。月額料金は発生するものの、その価格に見合うだけの価値を提供し、情報管理の効率性を高めてくれます。
2.1.3 PROFESSIONALプラン
「PROFESSIONALプラン」は、個人利用だけでなく、ビジネスシーンでの利用も想定した、より高度な機能を求めるユーザー向けのプランです。PERSONALプランの機能に加え、さらに大容量のストレージ、高度な検索機能、他のアプリとの連携機能、ビジネス向けのテンプレート利用など、業務効率化に貢献する機能が多数搭載されています。チームでの情報共有や共同作業には向いていませんが、個人事業主やフリーランスなど、プロフェッショナルな働き方をするユーザーにとって、強力なビジネスツールとなるでしょう。情報管理だけでなく、タスク管理やプロジェクト管理など、より幅広い用途でEvernoteを活用したいユーザーにおすすめです。
2.1.4 TEAMSプラン
「TEAMSプラン」は、チームや組織での利用に最適化されたプランです。PROFESSIONALプランの機能に加え、チームメンバーとのノート共有、共同編集、アクセス権限管理など、チームでのコラボレーションを円滑に進めるための機能が充実しています。プロジェクトチーム、部署、企業全体など、規模の大小を問わず、チームでの情報共有と協働作業を効率化したい場合に最適なプランです。情報共有の透明性を高め、チーム全体の生産性向上に貢献します。セキュリティ機能も強化されており、ビジネス利用においても安心して利用できるでしょう。
2.2 AI機能の利用状況
2.2.1 AI搭載検索とAI編集
Evernoteに搭載されたAI機能は、単なる目新しさだけではなく、ユーザーの情報管理と活用を根本から変革する可能性を秘めています。特に、AIによる検索機能と編集機能は、全てのプランで利用可能であり、ユーザーはプランの制約を受けることなく、AIの恩恵を享受できます。AI検索は、従来のキーワード検索に加えて、より自然な言葉での検索や、曖昧なニュアンスを含んだ検索を可能にし、目的の情報に素早くアクセスできるようになります。また、AI編集機能は、ノートの要約、整理、翻訳などを自動で行ってくれます。長文のノートを短時間で把握したり、複雑な情報を構造化したり、多言語の情報をスムーズに理解したりと、情報処理の負担を大幅に軽減し、生産性向上に貢献します。これらのAI機能は、Evernoteを単なるメモアプリから、より高度な情報活用プラットフォームへと進化させています。
2.2.2 文字起こし機能
そして、今回、特に注目を集めているのが、AIによる文字起こし機能です。この機能は、画像、音声、動画ファイルに含まれる音声をテキストデータに変換するもので、議事録作成、インタビュー記録、講義ノート作成など、様々なシーンで活用できます。特筆すべきは、この高性能な文字起こし機能が、なんと無料のFREEプランでも利用できるようになった点です。これまで、文字起こし機能は、専門のソフトウェアやサービスを利用する必要があり、コストや手間がかかるものでした。しかし、Evernoteの無料プランで文字起こし機能が利用できるようになったことで、これらの課題は一気に解消されます。無料ユーザーであっても、手軽に高精度な文字起こしを体験できることは、Evernoteの大きな魅力となり、新規ユーザー獲得や休眠ユーザーの復帰を促進する起爆剤となるでしょう。
3.1 使い方
3.1.1 簡単な操作
画像からの文字起こし機能は、驚くほど簡単に利用できます。複雑な設定や専門知識は一切不要。わずか数ステップで、画像内の文字をテキストデータとして抽出できます。まず、文字起こししたい画像(スクリーンショット、写真、スキャンデータなど)をEvernoteのノートに挿入します。画像は、ドラッグ&ドロップでノートに貼り付けることも、コピー&ペーストで貼り付けることも可能です。次に、貼り付けた画像を右クリック(またはcontrol+クリック)し、コンテキストメニューを表示させます。メニュー項目の中から「文字起こし」を選択し、クリックするだけ。あとは、EvernoteのAIが自動的に画像内の文字を解析し、数秒から数十秒でテキストデータに変換してくれます。抽出されたテキストは、ノート上に直接表示され、自由に編集したり、コピー&ペーストして他の場所で利用したりできます。この手軽さこそが、Evernoteの画像文字起こし機能の最大の魅力と言えるでしょう。
3.2 対応フォント
3.2.1 印刷されたフォント
Evernoteの画像文字起こし機能は、特に印刷されたフォントに対して、非常に高い精度を発揮します。新聞、雑誌、書籍、ビジネス文書、Webサイトなど、様々な印刷物に含まれる文字を、ほぼ完璧に近い精度でテキストデータ化できます。会議資料、プレゼンテーション資料、名刺、パンフレットなど、紙媒体で受け取った情報をデジタル化したい場合に、非常に有効です。また、Webサイトのスクリーンショットや、デジタルカメラで撮影した書類の写真など、デジタルデータとして存在する画像に対しても、同様に高い精度で文字起こしが可能です。OCR(光学文字認識)技術の粋を集めたEvernoteの文字起こし機能は、日々の情報収集と整理作業を大幅に効率化してくれるでしょう。
3.2.2 手書き文字
印刷されたフォントに比べると精度はやや劣りますが、Evernoteの文字起こし機能は、手書き文字の認識も可能です。手書きのメモ、手帳、ホワイトボードの書き込みなど、手書きで記録された情報も、ある程度の精度でテキストデータ化できます。ただし、手書き文字は、書き手の癖や文字の乱れによって認識精度が左右されることがあります。完全に正確なテキストデータを得ることは難しい場合もありますが、それでも、キーワードや重要な情報、大まかな内容を把握するには十分な精度です。手書きのアイデアメモをデジタル化したい場合や、会議の議事録を素早くテキスト化したい場合など、手書き情報をデジタルデータとして活用したいシーンで役立ちます。誤認識された箇所は、後から手動で修正することも可能です。
4.1 使い方
4.1.1 音声ファイルの添付
音声ファイルからの文字起こし機能も、画像からの文字起こしと同様に、非常にシンプルな操作で利用できます。特別なスキルや専門知識は必要ありません。まず、文字起こししたい音声ファイル(m4a、mp3、wavなど)をEvernoteのノートに添付します。音声ファイルは、ドラッグ&ドロップでノートに直接添付するか、ノートのメニューから「添付ファイル」を選択してファイルを選択することも可能です。音声ファイルを添付後、添付ファイルリストから、文字起こししたい音声ファイルのコンテキストメニューを表示させます(右クリックまたはcontrol+クリック)。メニュー項目の中から「文字起こし」を選択し、クリックするだけ。すると、EvernoteのAIが音声ファイルの音声データを解析し、自動的にテキストデータに変換を開始します。数分程度で文字起こしが完了し、ノート上にテキストデータが表示されます。会議や打ち合わせの議事録、インタビューの録音、セミナーや講演会の音声データなど、様々な音声コンテンツをテキスト化する際に、この機能は非常に役立ちます。
4.2 文字起こしの精度
4.2.1 他サービスとの比較
Evernoteの音声ファイル文字起こし機能は、その精度において、他の競合サービスと比較しても遜色ない、非常に高いレベルを実現しています。特に、音声認識技術で高い評価を得ているGoogleの音声文字変換サービスと比較しても、同等以上の精度を発揮すると言えるでしょう。クリアな音声で録音された音声ファイルであれば、ほぼ完璧に近い精度でテキストデータ化が可能です。ノイズが多い環境で録音された音声や、複数人が同時に発話している音声など、音声認識が難しいケースでも、ある程度の精度で文字起こしが可能です。もちろん、完璧ではありませんので、誤認識が発生する場合もありますが、その精度は実用レベルを十分に満たしており、ビジネスシーンや学習シーンなど、様々な場面で安心して利用できます。議事録作成やインタビュー記録など、正確性が求められる用途でも、Evernoteの文字起こし機能は十分に信頼できるツールとなるでしょう。
5.1 使い方
5.1.1 動画ファイルの添付
動画ファイルからの文字起こし機能も、画像や音声ファイルと同様、直感的で簡単な操作で利用できます。複雑な手順や専門的な知識は一切不要です。まず、文字起こしを行いたい動画ファイル(mp4、movなど)をEvernoteのノートに添付します。動画ファイルの添付方法は、音声ファイルの場合と同様に、ドラッグ&ドロップでノートに直接添付するか、ノートのメニューから「添付ファイル」を選択してファイルを選択します。動画ファイルを添付後、添付ファイルリストから、文字起こししたい動画ファイルのコンテキストメニューを表示させます(右クリックまたはcontrol+クリック)。メニュー項目の中から「文字起こし」を選択し、クリックするだけ。EvernoteのAIが動画ファイルから音声データを抽出し、自動的にテキストデータへの変換処理を開始します。動画の長さやファイルサイズによって処理時間は異なりますが、比較的短時間で文字起こしが完了し、ノート上にテキストデータが表示されます。動画コンテンツの内容をテキストで確認したい場合や、動画の内容を引用してレポートや資料を作成したい場合など、動画ファイルをテキストデータ化したい様々なシーンで活用できます。
5.2 文字起こし後の編集
5.2.1 誤認識の修正
Evernoteの文字起こし機能は、非常に高精度なAI技術を駆使していますが、それでも、完全に誤認識をなくすことはできません。特に、固有名詞、専門用語、方言、滑舌の悪い発音など、音声認識が苦手とする分野においては、誤認識が発生する可能性があります。しかし、Evernoteは、文字起こし後のテキストデータを簡単に編集できる機能を提供しています。ノート上に表示されたテキストデータは、通常のテキストエディタと同様に、自由に編集可能です。誤認識された箇所を特定し、正しい表記に修正したり、不要な部分を削除したり、文章構成を調整したりと、目的に応じてテキストデータを加工できます。例えば、会議の議事録を作成する場合、人名や会社名などの固有名詞は誤認識されやすい傾向がありますが、文字起こし後のテキストをチェックし、正しい名前に修正することで、より正確な議事録を作成できます。修正作業は、直感的な操作で行えるため、ストレスなく、効率的にテキストデータを完成させることができます。
6.1 インデックスの追加
6.1.1 自動的な検索インデックスへの追加
Evernoteの文字起こし機能の真価は、単に音声をテキストに変換するだけではありません。文字起こしされたテキストデータは、Evernoteの強力な検索機能とシームレスに連携し、情報アクセスを劇的に向上させます。具体的には、文字起こしが完了したテキストは、自動的にEvernoteの検索インデックスに追加されます。これにより、ユーザーが後からノートを検索する際に、キーワード検索だけでなく、文字起こしされたテキストデータの内容も検索対象となるのです。例えば、会議の議事録を音声ファイルから文字起こしした場合、後日、会議の内容を振り返りたい際に、会議のテーマやキーワードで検索するだけで、議事録のノートを簡単に見つけ出すことができます。これまで、音声ファイルや動画ファイルの内容は、ファイル名やノートのタイトルでしか検索できませんでしたが、文字起こし機能によって、ファイルの中身まで検索可能になり、情報検索の精度と効率性が飛躍的に向上します。
6.2 検索機能の向上
6.2.1 無料プランでの高度な検索機能の利用
この検索機能の向上は、特に無料プランのユーザーにとって、大きなメリットとなります。これまで、高度な検索機能は有料プランの特権とされていましたが、文字起こし機能と検索インデックスの連携によって、無料プランのユーザーも、実質的に高度な検索機能を享受できるようになったと言えるでしょう。画像ファイル内のテキスト、音声ファイルの内容、動画ファイルの内容など、これまで検索対象とならなかった情報も、文字起こし機能を利用することで、検索可能になります。これは、無料プランでありながら、まるで有料プランのような高度な情報検索体験を可能にする、画期的な進化です。特に、画像内のテキスト検索は、これまで専用のOCRソフトなどを利用する必要がありましたが、Evernoteの無料プランだけで、手軽に実現できるようになりました。これは、無料ユーザーにとって、非常に大きな価値となるでしょう。
7.1 まとめ
7.1.1 新機能の有用性
Evernoteに新たに搭載された無料の文字起こし機能は、ユーザーの日常業務や情報管理に、多大な貢献をもたらすでしょう。会議や打ち合わせの議事録作成、インタビューや取材の記録、セミナーや講演会のノート作成など、これまで時間と手間がかかっていた作業を、大幅に効率化できます。音声や動画の内容をテキストデータとして記録・活用することで、情報へのアクセス性が向上し、情報共有も容易になります。また、手書きメモや紙資料をデジタル化することで、ペーパーレス化を促進し、オフィスの省スペース化にも貢献します。無料プランでこれらの機能が利用できることは、コスト削減にもつながり、特に個人ユーザーや中小企業にとっては、大きなメリットとなるでしょう。Evernoteの文字起こし機能は、単なる便利ツールではなく、ユーザーの情報活用を根本から変革し、生産性向上に貢献する、強力な武器となるはずです。
7.1.2 Evernoteの再評価
今回の無料プランへの文字起こし機能搭載は、かつてのEvernoteユーザー、そして、これまでEvernoteを利用したことがなかったユーザー双方にとって、Evernoteを再評価する絶好の機会となるでしょう。過去にEvernoteを利用していたものの、料金プランの変更や機能制限によって離れてしまったユーザーも、無料プランで高精度な文字起こし機能が利用できるようになったことで、再びEvernoteに魅力を感じるかもしれません。また、競合のメモアプリを利用していたユーザーも、Evernoteの無料プランの充実ぶりに驚き、乗り換えを検討する可能性も十分にあります。特に、過去にEvernoteに蓄積したデータが残っているユーザーにとっては、今回の新機能は非常に魅力的です。画像、音声、動画からのテキスト抽出が無料で行えるようになったことで、過去のデータが新たな価値を生み出す可能性を秘めています。Evernoteは、今回の無料文字起こし機能搭載を機に、再びメモアプリ市場のリーダーとしての地位を確立するかもしれません。
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