音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月(AI音楽ラジオ)①

2026年10月までの音楽生成AI「Suno」の注目ニュースを紹介。新モデルv6には音質や個性への不満が出ていますが、プロンプトに忠実になった分、作り手の工夫や実力が問われるようになりました。ソニー/ユニバーサルの再提訴、5,500万件超のメール流出、フォロー上限5,000人の報告も話題です。機能面では、Studioの進化、アルバム作成、語りを作るSpeech β、歌詞ミス修正、チーム制作が加わりました。10項目に分けるプロンプト設計のコツも解説しています。
詳しくは15分の動画で解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=SDttuZ431JI
0:00 📻 オープニング・今日のテーマ紹介 0:55 😤 Suno V6に不満噴出?その背景 1:10 🎤 元祖Miliaと新生Milia、2つのペルソナの使い分け 2:20 🎲 プロンプト忠実度アップでランダム性が減ったことの意味 3:58 ⚖️ V6でも著作権問題は続く(ソニー・ユニバーサルが再提訴) 4:55 🔓 Sunoから5500万件のメールアドレス流出と対策 5:30 🎣 漏洩チェックサイトに潜むフィッシング詐欺に注意 6:05 📝 保存版:Sunoのプロンプト設計を10項目に分解 6:10 🎸 ①ジャンル ②テンポ ③リズム ④タイミング 7:45 🥁 ⑤楽器構成 ⑥プレイングスタイル ⑦トーン・テクスチャー 8:40 🧩 ⑧アレンジ(曲構成) ⑨ボーカル ⑩プロダクション・ミックス 9:55 👥 Sunoのフォロー上限は5000人に 11:05 🎛️ Suno Studioアップデート(ダウンビート検出・フェード調整など) 11:55 💿 Sunoでアルバム作成が可能に 12:45 🗣️ Sunoスピーチ(β)で語りが可能に 13:40 ✏️ V6の歌詞ミスを簡単に修正する方法 14:05 🤝 チームで音楽を作れる共有ワークスペース機能 14:30 👋 エンディング(AI音楽編は次回へ)
音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①
天邪鬼な男に揺れる女心。
Miliaさん上手に歌ってる!
イーンスパイアの横田です。
https://www.enspire.co.jp

誕生日の翌日に / Milia – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kbi7Z3IQd8k
誕プレは最後に – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1iIE8rk7HHU
さて、本題です。
直近1ヶ月にあった音楽生成AI
「Suno」に関するニュース10件を
解説しましたので、ご覧ください。

音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①
2026年9月9日にv6が公開され、旧モデルは提供終了。長期ユーザーからは不満の声が出ています。
→ 横田:感じない。音は確実に良くなった
→ 短いプロンプトの「ガチャ」派ほど感じやすい
→ 横田:これはある
=偶然の「クリエイティブさ」
=作り手の表現力がそのまま出る
本物志向 才能・能力のある作り手が勝つ時代へ
→ ロック向き
→ バラード向き
曲調に応じて両方試し、良い方を採用 ✅
v6は「新しいデータでゼロから学習」と説明されていますが、ソニー/ユニバーサルが別件で提訴。争点は旧モデルからの継承です。
(人数・カード流出件数とは別)
“どんな曲?”を10項目に分解すると音の希望が伝わる。メモ推奨!
フォロバできないのは相手のフォロー数が上限に達しているからかも。制限されるのはフォロー数で、フォロワー数ではありません。
→ 正式版での対応に期待
メロディは最高なのに一言だけ歌い間違えた…そんな時の簡単ワザを試した人がいます。
- v6はプロンプト忠実度アップ=作り手の実力がそのまま出る時代
- 著作権・情報漏えいは事実と主張を区別して冷静に備える
- Studio・アルバム・Speech・チーム機能で制作の幅が拡大中
| 項目 | 放送での発言 | 資料に基づく表記 |
|---|---|---|
| v6の公開日 | 9月3日 | 2026年9月9日(v6公開・旧モデル終了) |
| 著作権訴訟 | 再提訴 | 9/18に60,202件を対象に別件提訴 |
| フォロー上限 | 5,000フォロワーまで | 制限は自分がフォローする数(5,000人) |
| 情報漏えい | 最近のニュース | 侵害は2025年11月、報道は2026年7月 |
| プロンプト③ | リズム | ③はGroove(リズムフィール) |
| Speechの声設定 | Personaの声 | Voices(旧Persona) |
音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①
- はじめに:週末恒例のSuno・AI音楽ニュース、今月は「Suno祭り」でした
- Suno v6への不満噴出と、v6になっても続く著作権問題
- 5,500万件超の情報漏えいへの備えと、保存版「プロンプト設計10項目」
- フォロー上限5,000人・Suno Studioの4つの進化・アルバム作成機能
- Speech βのナレーション・v6の歌詞ミス修正・チームで音楽をつくる時代へ
- おわりに:ランダム性が減った今こそ「作り手の力」が問われる
- まとめ
- よくある質問(Q&A)
週末恒例のSuno・AI音楽ニュース、今月は「Suno祭り」でした
こんにちは、イーンスパイア株式会社の横田秀珠です。毎日ネットビジネスに関する情報を生中継で15分間お届けしていますが、2026年10月18日の日曜日は、週末恒例企画として「2026年10月まで音楽生成AIのSunoやAI音楽に関する注目ニュース」をお届けしました。
正直に言うと、今月はちょっと情報整理をさぼっていた感もあったんですが、ふたを開けてみると話題が山盛りでした。9月の大型モデル切り替えで生まれたv6への賛否、ソニーとユニバーサルによる再提訴、5,500万件を超えるメールアドレス流出、そしてアルバム作成、ナレーションを作れるSpeech β、チームでの共同制作と、新機能も次々に登場しています。
結局、15分間ではSunoの話題だけで時間いっぱいになってしまったほどです。この記事では、ライブで話した内容を一つも省かずに、配信で使ったスライドの情報も補いながら、初めての方にも分かるように丁寧に解説していきます。コーヒーでも片手に、気軽に読み進めてみてください。
Suno v6への不満噴出と、v6になっても続く著作権問題
ステップ1:今月のニュースの全体像を確認しよう
まずは、今回ライブで紹介したニュースの一覧から見ていきましょう。配信ではざっとスライドを作って、Sunoに関することから順番に紹介しました。本来は「Suno編」と「AI音楽全般編」の2本立てにするつもりだったのですが、Sunoだけで10本ものトピックがあり、15分を使い切ってしまいました。AI音楽全般のニュースについては、この後に別の回でまた撮っていく予定です。
| No. | テーマ | 分類 | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|
| 1 | Suno v6、不満噴出の背景 | モデル評価 | 長期ユーザーから音質・創造性への不満の声 |
| 2 | Suno v6でも著作権問題は続く? | 法務・裁判 | ソニーとユニバーサルが再提訴 |
| 3 | Sunoの情報漏えい | セキュリティ | 5,500万件超のメールアドレスが流出 |
| 4 | 保存版・Sunoのプロンプト設計 | ノウハウ | 「どんな曲?」を10項目に分解 |
| 5 | Sunoのフォロー上限5,000人報告 | SNS機能 | フォローできる人数に上限 |
| 6 | Suno Studioのアップデート | 編集機能 | 10月8日付けで4つの進化 |
| 7 | Sunoでアルバム作成が可能に | 公開機能 | 自分の曲だけで作品集を作れる |
| 8 | SunoのSpeech β完全ガイド | 新機能 | 語り(ナレーション)を生成できる |
| 9 | Suno v6の歌詞ミス修正ガイド | ノウハウ | 「#歌詞修正」で一部だけ直す方法 |
| 10 | Sunoでチームで音楽を作成 | 共同制作 | 共有ワークスペースとモデル共有 |
こうして並べてみると、「モデルの評価」「法律やセキュリティの問題」「作り方のノウハウ」「新機能」と、本当に幅広いテーマが1か月の間に動いていたことが分かります。それでは、1つ目のニュースから順番に見ていきましょう。
ステップ2:Suno v6で何が変わったのかを押さえよう
1つ目のニュースは「Suno v6、不満噴出の背景」です。Sunoでは9月の3日に大きくモデルが変わりました。僕自身の体感ではこの日に大きな切り替えがあり、配信スライドで整理した公式情報では、2026年9月9日に「Introducing v6」としてv6の公開と旧モデルの提供終了が発表されています。スライドの時系列をまとめると、次のような流れです。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年11月25日 | WMG(ワーナー・ミュージック・グループ)と提携・和解 |
| 2026年9月9日 | v6公開・旧モデル終了(公式発表) |
| 2026年9月18日 | 音楽業界メディアのDigital Music News(DMN)が利用者の不満を報道 |
ここで大事なポイントは、WMGとの和解はあくまでWMGとの話であって、他のレコード会社との紛争解決まで意味しているわけではない、という点です。これは2つ目のニュースにもつながってきます。
公式が掲げているv6世代の進化としては、提携先としてWMG、BMG、Believeの名前が挙がっていて、モデルは次の3種類が用意されました。
| モデル | 特徴 | 対象 |
|---|---|---|
| v6 | 精度・制御重視 | Pro/Premier向け |
| v6-wild | 意外性・探索重視 | Pro/Premier向け |
| v6-mini | 高速・全ユーザー向け | 全プラン |
さらに、部分編集、複数曲の要素を合成する機能、画像・動画・音声から生成する機能なども紹介されています。高速・高品質というのはSuno側の説明です。なお、既存の曲は残り、元の音源が変わることはありませんが、新規生成や作り直しはv6世代を使うことになり、旧モデルへは戻れなくなりました。過去の曲は試聴・共有・リマスター・カバーが可能です。
ステップ3:僕が直面した「Miliaが死んだ」問題と、その解決法
モデルが変わったことで、僕個人が最初にぶつかったのが、Persona(ペルソナ)と言われていた機能、今はVoices(ボイシズ)機能と呼ばれているものの問題です。これがうまく再現できなくて、正直に言うと「Miliaが死んだ」と思っていました。Miliaというのは、僕がSunoで作っているAIシンガーのことです。
ただ、その後いろいろ試していくと、うまくいく時と行かない時があるのは事実なんですね。そこで今は、2つのモデルを作って使い分けています。
- 元祖Milia:昔から使っているMilia。2024年の12月に作ったPersonaのMilia
- 新生Milia:2026年9月3日の直前に作ったMilia
この2つ、声が全然違うんですよ。そもそも学習の期間が違うので、声の性格が大きく変わってくるわけです。
| 比較項目 | 元祖Milia | 新生Milia |
|---|---|---|
| 作成時期 | 2024年12月 | 2026年9月3日の直前 |
| 声の印象 | 2年前なので少し若い感じ、ちょっと荒々しい | ちょっと大人っぽい、潤いのある艶っぽい声 |
| 向いている曲調 | ロックなど | バラードなど |
ロックとかを歌わせる時には元祖の方が良くて、バラードとかを歌わせるのは新生が良かったりします。なので、その曲調などによって両方を試して、いい方を使っています。こうやって運用することで、僕の中ではこの問題は解決しました。もし皆さんも「Personaの声が変わってしまった」と悩んでいるなら、旧来の声と新しい声を別々に用意して、曲ごとに使い分けるやり方をぜひ試してみてください。
ステップ4:長期ユーザーの4つの不満と、僕の見解
では、長期ユーザーは具体的に何に不満を持っているのでしょうか。スライドでは、利用者の声として次の4つが整理されていました。それぞれに僕の見解を添えてみます。
| 不満の観点 | 利用者の声 | 横田の見解 |
|---|---|---|
| 音の明瞭さ | こもり、声の埋もれ | 感じない。音は確実に良くなったと思う |
| 質感 | 過度な圧縮感、活気の乏しさ | 感じ方は人それぞれ |
| 創造性 | 似た曲調、個性の弱さ | いわゆる「ガチャ」をやっている人はそう感じるかも |
| 継続性 | 旧プロンプトとの感触が変化 | これはあると思う |
まず「音の明瞭さ」について、こもりや声の埋もれがあるという声ですが、僕はこれを感じませんし、音は確実に良くなったと感じています。
次に「質感」で、過度な圧縮感や活気の乏しさを感じるという声。そして「創造性」で、似た曲調、個性の弱さを感じるという声です。この創造性の問題は、いわゆるガチャをやっている人、つまり何度も生成を繰り返して偶然いい曲が出るのを待つスタイルの人は、そう思うかもしれませんね。
というのは、v6はプロンプトからかなり忠実に生成できるようになったからです。いつもと同じプロンプトを打っている場合、例えば「これこれの曲を作って」みたいな感じで短いプロンプトで生成している場合は、同じようなのが出やすいんですね。なので、自分の方でプロンプトの書き方を工夫しないといけません。
プロンプトの忠実度が上がったということは、それだけ、何て言うか、ランダム性とかクリエイティブ性はなくなるわけです。だから、自分がクリエイティブな人は、より自分の表現が形になると言えるんだけど、そうでない人にとっては「個性が弱くなった」と感じるかもしれない、ということだと思います。
そして「継続性」、旧プロンプトとの感触が変化したという声。これはね、あると思います。ただ、これはさっき言ったものと同じ話です。今まではちょっとランダム性があったものが、逆にクリエイティブに感じていたんだけど、新しい方はランダム性が減っている。だから、自分がクリエイティブにならなければいいものは作れない。つまり、より本物志向というか、自分に才能や能力がある人の方が勝つ、強いという形になってきた、ということになるかなと思います。
| 観点 | 旧モデル | v6 |
|---|---|---|
| プロンプトへの忠実度 | 低め | かなり高い |
| ランダム性 | 高め(偶然の名曲が出る) | 減った |
| 短いプロンプトでの結果 | 毎回違う曲が出やすい | 同じような曲が出やすい |
| 有利になる人 | ガチャを回す人 | 表現したいものが明確なクリエイティブな人 |
ちなみにスライドでは、こうした不満の投稿や解約表明はあるものの、全利用者の評価や実際の離脱率を示す統計ではないこと、v5.5が本物同然という評価も個人の感想であることが注記されています。また、分析として「音の好みの変化に、旧モデルを選べなくなった選択肢の喪失が重なっている」という見方も示されていました。
ステップ5:「許諾データだけだから劣化」は本当か?
不満の声の中には、「許諾されたデータだけで学習したから音が劣化したのでは?」という説もあります。これについては、証明されたのかという問いが立てられていますが、僕はね、それはないかなと思っています。
スライドの整理でも、v6の学習素材は「提携先の許諾コンテンツ」「ユーザーの創作物・好みの情報」「開発チームの蓄積」で構成されるというのがSunoの説明に基づく概念図で、その構成比は非公開です。データ規模や多様性がどれだけ縮小したかは確認できず、音質への不満だけで原因を学習データに特定することはできません。きちんと検証するなら、データ構成、モデル設計、調整、生成条件を分けて比較する必要がある、とまとめられていました。
作り手がv6を見極める方法としては、スライドで次のような提案がされています。
- 同じ歌詞・曲調で複数回生成してみる
- 音量をそろえて、保存済みの旧曲と比較する
- 声、楽器の分離、曲の後半、個性を別々に評価する
- v6-wildで探索して、v6で仕上げる方法も試す
- 公式FAQでは、長い曲や一貫性にはMax Modeが案内されている(Max Modeは追加クレジットが必要で、改善を保証するものではない)
結論としては、「許諾済み=低品質」とも「新モデル=必ず高品質」とも断定できない、ということです。問われているのは、権利者への還元と、ユーザーが納得する創作体験の両立なんですね。でも、こういう不満の声が多いというのは事実としてあるので、先ほどの僕のやり方、つまり声の使い分けやプロンプトの工夫をやっていけば改善できると思いますので、ぜひやってみましょう。
ステップ6:v6でも著作権問題は続く?ソニーとユニバーサルが再提訴
2つ目のニュースは「Suno v6でも著作権問題は続く?」です。実はv6、9月3日のモデルになって著作権の問題は改善したという風に言われていました。ところがですね、その後、新モデルになってもまだ、どうも以前のデータを使って学習をしているんじゃないかという疑いがあって、それでまた裁判、再提訴されたんです。ソニーとユニバーサルが再提訴したということになっています。
スライドにまとめた主な数字はこちらです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提訴日 | 2026年9月18日 |
| 裁判所 | 米マサチューセッツ州連邦地裁(別件提訴) |
| 対象 | 原告が無許諾利用を主張する録音物60,202件 |
| 争点の広がり | 9月9日公開の新モデル群v6にも争点が波及 |
ここでいう録音物とは、特定の演奏や歌唱を収録した音源のことです。60,202件というのは、あくまで原告が主張している件数で、侵害が認定された件数ではありません。提訴・主張と、裁判所の認定は別だという点は押さえておきましょう。
原告の主張は「データを置き換えても、過去の利用は消えない」というものです。具体的には、無許諾とされる録音物で旧モデルが学習し、その旧モデルが生成した音源や好みのデータを使ってv6が学習した、という「モデル・ロンダリング」の構図を主張しています。旧モデルを教師、新モデルを生徒にする「知識蒸留」の利用も主張していますが、実際の学習工程は争点です。「毒樹の果実」という言葉も出てきますが、これは原告の比喩であって、それだけで違法性が確定するわけではありません。
一方、Sunoの説明・反論は次のとおりです。
- v6は新しいデータでゼロから学習した
- 学習素材は提携先の許諾コンテンツ、コミュニティの創作・好みのシグナル、チームの蓄積した知見
- 今回の主張は事実・法律の両面で誤りがあると反論
- Warner Music Group、BMG、Believeと協業している
- ただし、これらの提携でSony/UMGとの争いまで解消したわけではない
なぜ「2度目」の訴訟になったのか、時系列で見てみましょう。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年6月 | 最初の提訴 |
| 2025年11月 | Warnerが和解・提携 |
| 2026年8月18日 | 既存訴訟への作品追加を裁判所が認めず |
| 2026年9月9日 | v6公開 |
| 2026年9月18日 | 60,202件を対象に別件提訴 |
作品の追加が認められなかったのは、主に訴訟日程への影響が理由で、侵害の有無を判断したものではありません。裁判で問われるのは、学習のための複製がフェアユースにあたるか、旧モデル由来の出力や知識を継承したか、音楽市場やライセンス市場に与える影響、YouTubeの技術的保護の回避に関する請求、といった点です。原告は侵害認定、差止め、損害賠償、弁護士費用などを請求していて、報道されている最大約90.3億ドルという額は、60,202件×15万ドルで計算した理論値であり、確定した賠償額ではありません。
さあ、この戦いはどこまで行くんですかね?正直ちょっと分かりませんが、今後また明らかになってくるんじゃないかなと思います。核心は、「許諾データを使う新モデル」と「過去の学習をめぐる責任」は、別々に検証されるということです。
5,500万件超の情報漏えいへの備えと、保存版「プロンプト設計10項目」
ステップ1:Sunoの情報漏えい、何が漏れたのかを正しく知ろう
3つ目のニュースは「Sunoの情報漏えい、5,500万件超のメールアドレスが流出、何が漏れ、どう備えるか?」です。これはSunoに限らないんですが、最近は毎日のように情報漏洩のニュースが出ていますし、クレジットカードの情報の漏洩まで出てきているので、本当に怖いなと思っています。
まずは、スライドで整理した事実関係から見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 流出したメールアドレス | 55,282,226件(HIBPが確認したユニークなメールアドレス数) |
| 侵害発生 | 2025年11月25日 |
| 報道 | 2026年7月15日、404 Mediaが報道 |
| 登録・規模確認 | 2026年7月20日、HIBPが登録・規模を確認 |
| 注意点 | 人数やカード情報の流出件数とは異なる。2026年10月に新たに起きた侵害ではない |
HIBPというのは「Have I Been Pwned」という、漏えいしたデータベースに自分のメールアドレスが含まれていないかを調べられるサービスのことです。
漏えいが確認された情報は次のとおりです。
- メール:5,528万2,226件
- 電話番号:登録時に使用した一部
- Stripe購入記録:数万件(氏名・住所・購入金額、カード種別・有効期限・番号下4桁)
ただし、全メールに住所や決済情報が付いていたわけではありません。ここは誤解しやすいポイントなので、もう少し整理しておきます。
| 誤解しやすいポイント | 実際のところ |
|---|---|
| パスワードも漏れた? | HIBPの漏えい項目には含まれない |
| カード番号の全桁も漏れた? | 流出は確認されていない。SunoはStripe上の全桁番号にアクセスできないと説明 |
| Stripe自体が侵害された? | そう断定はしない。下4桁や購入金額を知っていても、本物の連絡とは限らない |
Sunoの説明(報道時点)としては、2025年11月のインシデントを認めて迅速に封じ込めたこと、個別通知は法令上不要と判断したことが示されています。ただし、これは会社側の説明であって、法的評価が確定したものではありません。
ステップ2:漏えいチェックサイトそのものに注意しよう
ここで僕が一番気をつけてほしいのが、いろんな「チェックサイト」があることなんです。「メールを入れてもらうと、漏洩したかどうか分かりますよ」みたいなサイトがあって、これらは結構、詐欺サイトが多いんですよ。フィッシングサイトが多いので、本当に気をつけてください。
「じゃあ、公式の、皆さんがよく知っているような会社がやっているものなら安心できるのか」という話ですけど、そうじゃないところは、ほぼほぼ疑ってかかった方がいいです。しかも、URLとかドメインもちゃんと正しいものになっているか、よく確認しないといけません。今は紛らわしいものがいっぱいありますので、その辺りは気をつけましょう。
スライドでも、想定される二次被害として次のものが挙げられていました。
- Sunoや決済サービスを装う偽メール・SMS
- 返金・更新・カード再認証を口実にした偽サイトへの誘導
- 侵入経路の詳細は、公式に確定した情報として扱わない
ステップ3:今すぐできる4つの対策
もちろん、Sunoで自分の情報が漏れていた場合は、皆さんメールアドレスを変えるとか、パスワードを変えるとか、やっていく必要があります。スライドでは「今すぐできる4つの対策」として、次のように整理しています。
| 対策 | 具体的にやること |
|---|---|
| ①漏えいを確認 | 公式URL(https://haveibeenpwned.com)を直接開き、登録メールで検索。未検出でも安全の保証ではない |
| ②ログインを守る | パスワードの使い回しをやめて固有のパスワードへ。メール・連携ログイン元でMFA(多要素認証)を有効化。対応先ではパスキーも活用 |
| ③偽の連絡を見抜く | メール内リンクから再認証しない。公式アプリ・サイトを自分で開く。確認のために認証コードを渡さない |
| ④利用履歴を確認 | カード明細・ログイン通知を確認。身に覚えのない請求はカード会社へ。業務用アカウントは社内担当へ共有 |
まとめると「漏えい確認+ログイン保護+偽メール対策」の3本柱です。チェックサイトを使う場合も、検索結果に出てきたリンクを踏むのではなく、正しいURLを自分で入力して開くようにしましょう。
ステップ4:保存版・Sunoのプロンプト設計「10項目」とは
4つ目のニュースは「保存版、Sunoのプロンプト設計」です。「どんな曲にするか」は10項目に分解すると、音の希望がちゃんと伝わるよ、という内容で、これはなかなかいいスライドだと思いますので、皆さんぜひメモしておいてください。Sunoのヘルプにある公式用語集(Music Glossary for Suno)を参考にした実践チェックリストで、10項目すべてを毎回書く必要はありません。
まずは全体像を表で確認しましょう。
| No. | 項目 | 意味 | プロンプト例 |
|---|---|---|---|
| 01 | Genre(ジャンル) | 曲の土台となる音楽スタイル | Japanese acoustic pop with subtle soul influences |
| 02 | Tempo(テンポ・BPM) | 曲の速さ。BPMは1分間の拍数 | mid-tempo, around 92 BPM |
| 03 | Groove(リズムフィール) | リズム全体のノリ | straight eighth-note groove |
| 04 | Timing(タイミング) | 拍に対する演奏位置 | vocals slightly behind the beat |
| 05 | Instruments(楽器構成) | 何を鳴らすか | acoustic guitar lead, bass and soft drums |
| 06 | Playing Style(奏法) | 楽器をどう演奏するか | fingerpicked guitar |
| 07 | Tone / Texture(音色・質感) | 音そのものの手触りと重なり | warm rounded bass, airy guitar texture |
| 08 | Arrangement(アレンジ) | 曲の展開と楽器の出入り | sparse verses, full-band chorus, short outro |
| 09 | Vocal(ボーカル) | 声の質感・音域・歌い方・重ね方 | intimate female alto, gentle chorus harmonies |
| 10 | Production / Mix(ミックス・音響) | 音の距離感・広がり・残響・バランス | upfront vocal, short room reverb, wide guitars |
ここからは、1つずつ丁寧に見ていきます。
01 ジャンル:まず方向性を決める
1つ目がジャンルです。どんな曲にするかという方向性で、大きくJ-POPにするのか、アコースティックにするのか、ロックにするのか、みたいなことですね。ジャンルってたくさんあるので、まずはどういうジャンルがあるかを自分が知っておかないと、この指定ができないんです。だから、まずはこれを決めましょう。スライドのコツとしては、「ジャンルを大量に並べず、軸を明確に」すること。主役のジャンルを決めて、必要なら別ジャンルを少量足すのがポイントです。
02 テンポ:同じジャンルでもスピードを決める
2つ目がテンポです。BPMと言ったりしますけど、120ぐらいなのか、92なのか。バラードは遅いですね。速いのはテンポが速いロックなどになります。ロックはロックでも、J-POPはJ-POPでも、スピードをどうするかを2番目で決めましょう、ということです。スライドでは「数値と速度感を組み合わせる」こと、そして「指定値への厳密な一致は保証されない」ことが注意点として書かれています。
03 リズム(グルーヴ):同じBPMでも体感が変わる
3つ目がリズムです。全体の跳ね方やアクセントで、同じBPMでも体感が変わるということですね。よりグルービングというか、体で感じるような形のものを指定することができます。スライドにはプロンプト例も出ているので、ぜひ見ておいてください。比較としては、swingは跳ねる、syncopatedは裏拍などを強調する、といった違いがあります。
04 タイミング:前ノリ・後ノリを指定する
4つ目がタイミングです。ここでは「拍に対する演奏位置」を示します。いわゆる前ノリ、後ノリというものですね。チクタク、チクタクとリズムを刻んでいる中のどこに合わせて演奏するのか、という指定をしましょう、というのが4番目です。on the beatは拍に合う、aheadは前に出る、behindは少し後ろへ、という意味になります。なお、rubato(ルバート)は表情のための速度変化で、拍子とも別の概念なので混同しないようにしましょう。
05 楽器構成:どの楽器で演奏するか
5番目が楽器構成です。どの楽器を使ってそのジャンルを演奏するのか。ドラムがいるのか、ベースがいるのか、ギターは2本なのか、バイオリンがいるのか。和楽器を入れるのか、なども含めて、どういう楽器があるのかを指定するのがここです。スライドのコツは「まずは主役1つ+支える楽器から」。主役・伴奏・リズムの役割まで指定すると意図が明確になります。
06 プレイングスタイル:楽器をどう演奏するか
6番目がプレイングスタイル、奏法です。楽器をどういう風に演奏するのか。例えばギターだったら速弾きするのか、ドラムだったら手数を多くするのか、といったものです。同じ楽器でも奏法で表情が変わります。strummingはかき鳴らす、palm-mutedは手で消音する、という意味で、楽器名と奏法をセットで書くのがポイントです。
07 トーン:音の手触りを言葉にする
7番目がトーンです。音そのものの手触りと重なり、温かい、明るい、ざらつく、などを具体化したもので、どういう雰囲気なのかを決めます。この辺はもう感覚の世界ですけど、warm、bright、airy、dirty、clearといった言葉で表現します。コツは「どの音をどうしたいか、対象も添える」ことです。
08 アレンジ:曲の構成を指示する
8番目がアレンジです。曲の展開と楽器の出入り、どの区間で何が変わるかを説明します。いわゆるIntroがあって、VerseというAメロがあって、Chorusというサビがあって、BridgeがあってOutroがある。これが一番簡単な形なんですが、この中の構成をどうするかですね。
| 構成パターン | 内容 |
|---|---|
| シンプル型 | Verse → Chorus → Verse → Chorus |
| Aメロ重ね型 | Verse → Verse → Chorus → Verse → Verse → Chorus |
| Pre Chorus追加型 | VerseとChorusの間にPre Chorusを入れる |
こういう大きい曲の構成を指示しましょう、というのがここです。スライドの例「sparse verses, full-band chorus, short outro」は、控えめなヴァース→全楽器のサビ→短い終奏という意味で、全編で矛盾する指示は区間ごとの指定に分けるのがコツです。
09 ボーカル:すごく大事な項目
そしてボーカル。これはすごく大事です。どういう質感で歌うのか、マイクから離して歌うのか、高い声で歌うのか低い声で歌うのか、息を多めにするのか、シャウトをするのか、ウィスパーにするのか。こういったものを決めるのがここです。alto、soprano、tenor、harmonies、breathy、powerfulといった言葉を使います。スライドの例「intimate female alto, gentle chorus harmonies」は、親密な低めの女性声に、サビで柔らかなハモリ、という意味です。
10 プロダクション・ミックス:仕上がりを伝える
そしてプロダクション、ミックスです。音の距離感、広がり、残響、バランスなど、仕上がりを伝えるもので、この辺は最後の編曲の部分に関わってくると思います。どういう感じにするかを決めていきます。reverb、delay、wide、narrow、upfront、distantといった言葉を使います。精密なEQや音量調整は、生成後の編集も活用しましょう。
ステップ5:10項目は「分解」にも「再現」にも使える
この10個を、どういう風なプロンプトにして入れていくかで、曲の構成は決まります。スライドでは、10項目をつなげた実践例として「温かいアコースティック・ポップ」のプロンプトが紹介されていました。
Japanese acoustic pop with subtle soul influences, around 92 BPM, straight eighth-note groove, vocals slightly behind the beat. Acoustic guitar lead, bass and soft drums; fingerpicked guitar, warm rounded bass and airy texture. Sparse verses build into a full-band chorus with a short outro. Intimate female alto with gentle chorus harmonies. Upfront vocal, short room reverb, wide guitars.
そして、ここからが僕の伝えたいポイントです。逆に言うと、この10個の視点で今ある曲を分解してもらえれば、その分解したプロンプトに合わせて、次の曲を再現することもできるということになります。
| 使い方 | やり方 | 効果 |
|---|---|---|
| 新しく作る | 10項目を順に決めてプロンプト化 | 自分の希望が音に伝わりやすい |
| 分解する | 好きな曲を10項目の視点で言語化 | その曲の魅力の正体が分かる |
| 再現する | 分解したプロンプトで次の曲を作る | 狙った雰囲気を再び作れる |
使い方のコツとして、スライドでは①大事な希望を絞る→②生成して聴く→③一度に1項目ずつ直して比較、という流れが勧められていました。不要な音はCustomのAdvanced Options内のExcludeに入れます(例:distorted guitar)。各指定は音楽的な方向づけであって、BPM・奏法・構成などの完全再現を保証するものではない、という点も覚えておきましょう。先ほどのv6の話とつながりますが、プロンプトの忠実度が上がった今こそ、この10項目の考え方が効いてくるんです。
フォロー上限5,000人・Suno Studioの4つの進化・アルバム作成機能
ステップ1:Sunoのフォロー上限5,000人報告とは
5つ目のニュースは「Sunoのフォロー上限5,000人報告」です。フォローバックできないのは、上限に達しているからかもしれない、という話ですね。今までSunoにはこういう制限はなかったんですが、XやFacebookなど、他のSNSでもよくある仕組みです。
つまり、一方的にフォローばかりしてフォローバックを求めようと思っても、もう5,000人以上はフォローできないということになります。なので、5,000人フォローして5,000人にフォローバックしてもらうのがギリギリ、ということになりますね。
スライドでまとめた経緯はこちらです。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 8月中旬 | 新規フォロー不可の報告(Wiki) |
| 8月31日 | 上限に言及するユーザー投稿 |
| 9月30日 | まとめWikiが5,000人上限を掲載 |
9月30日は報告日であって、導入日とは断定できない点に注意してください。また、これはコミュニティからの報告で、公式の上限告知は未確認です。
何が制限されるのか、言葉の違いも整理しておきましょう。
| 用語 | 意味 | 今回の報告との関係 |
|---|---|---|
| フォロー | 自分が追いかける相手 | ここが5,000人で制限される |
| フォロワー | 自分を追いかけてくれる人 | フォロワー数5,000人が上限という話ではない |
上限が厳密に5,000人なら、4,999人の人が1人追加すると5,000人になり、5,000人以上の場合は追加枠を空ける必要があります。例えば5,200人をフォローしているなら、201人を解除して4,999人にする、という計算です。ただし、これは計算上の目安で、境界での実際の挙動は未検証です。
ステップ2:僕のフォロワー数から考える「5,000人の壁」
この話を自分に当てはめてみると、今の僕はフォロワーが2,100人になりました。フォローの方は2のまま、ここまで来ています。
ということは、フォローバックという手段を使えば、フォロワー5,000人までは集めることができるわけですね。だけど、それ以上はもう実力がないと集められないことになります。だから、2,000人ぐらいではまだまだダメで、やっぱり5,000フォロワーをまず目標にやらなきゃいけないな、ということがこの話からも分かります。
| フォロワー数の段階 | 意味 |
|---|---|
| 〜5,000人 | フォローバックの仕組みでも到達できる範囲 |
| 5,000人超 | 作品の実力でしか到達できない領域 |
| 横田の現在 | フォロワー2,100人。まずは5,000人が目標 |
ちなみに、Xなどはまた条件が違っていて、5,000が上限というわけではなく、フォロー数とフォロワー数の関係で、どのぐらいまでフォローできるかが決まる仕組みになっています。それに対して、Sunoの場合は上限5,000という風に決まった、ということですね。
なぜ制限されたのかについて、公式にはスパムや偽のエンゲージメントは禁止とされていて、推測としては大量フォローやフォロバ狙いの抑制ではないかと考えられています。ただし、5,000人という数値の理由、プラン別の例外、解除速度の制限については公式に確認できていません。
フォローできない時は、フォロー中の人数とエラー表示を確認し、残したい相手を選んで必要な分だけ整理しましょう。上限未満なのに続くなら別の不具合も疑い、発生日時・画面・利用環境を添えてsupport@suno.comに相談するのがおすすめです。そして何より、「聴く→気に入ったらいいね→具体的な感想」というように、フォロバの有無だけで判断せず、作品を通じてつながっていくのが一番だと思います。
ステップ3:Suno Studioの4つの進化を理解しよう
6つ目のニュースは「Suno Studioがアップデート」です。10月8日付けで公式発表になっています。Suno Studioというのは、ブラウザー上で音を重ねて編集できる制作室のことで、Premierプランに含まれています。
| No. | 進化のポイント | 操作 | できること |
|---|---|---|---|
| 01 | ダウンビート検出の向上 | 自動 | 小節の「1拍目」を見つけやすくなる |
| 02 | クリップのストレッチ | Shift+クリック&ドラッグ | 音のかたまりを時間方向に伸び縮み |
| 03 | フェードカーブ | フェードのノード(調整点)をドラッグ | 音の現れ方・消え方に表情をつける |
| 04 | ポップアウトウィンドウ | 画面を別の窓へ | 使いたい操作画面を好きな位置・別モニターへ |
まず1つ目がダウンビート検出の向上です。小節の1拍目が見つけやすくなりました。どこで切るかを決める時、つまり編集する時に、僕はすごく大変な思いをしているんですけど、この辺がやりやすくなったということです。アカペラなど拍が分かりにくい音でも、手動で合わせる手間が軽減されます。伴奏に歌声を重ねるとき、入りの位置を合わせやすくなるわけですね。なお、拍頭とは小節の最初の拍のことで、歌い始めとは限りません。
2つ目が、音のかたまりを時間方向に伸び縮みできる機能、クリップのストレッチです。この辺も結構便利なんですね。僕はかたまりを指定して移動させたりしているんですが、こういう操作がやりやすくなります。クリップ全体の長さを変えて曲のテンポに合わせられるので、短いループを狙った小節の長さに合わせる、といった使い方ができます。切り取るトリミングとは別の機能で、伸縮後は音が自然か試聴して確認しましょう。
3つ目が、音の現れ方・消え方に表情をつけるフェードカーブです。フェードのノードをドラッグすることで、フェードイン、フェードアウトのような設定ができます。従来の直線に加えて、指数・対数型の曲線にも調整できるようになりました。歌の入りを柔らかくしたり、曲の終わりに余韻を残したりできます。この辺は僕もまだ全然使いこなしていないんですけど、これもできるようになりました。
さらに4つ目が、使いたい操作画面を別の窓へ出せるポップアウトウィンドウです。対象はウェーブテーブル・シンセ、ミュージカル・タイピング・キーボード、拡大プラグイン画面で、曲全体を見ながら別画面で音色を調整する、といったことができます。ただし、すべての編集画面が独立するという意味ではありません。
流れでまとめると「位置を合わせる→長さを整える→つなぎ目を仕上げる→作業画面を広げる」という進化です。いやあ、どんどん進化していますね。
ステップ4:Sunoでアルバム作成が可能になった
7つ目のニュースは「Sunoでアルバム作成が可能になった」です。公式発表は2026年10月5日です。
これまでもプレイリスト機能はありましたが、プレイリストというのは自分の曲だけではなく、他人の曲も合わせて作ることまでできるものでした。例えばYouTubeの再生リストと同じような感じですね。それに対してアルバムは、自分のものだけに絞り込めるので、まさにアルバムですよね。
| 比較項目 | プレイリスト | アルバム |
|---|---|---|
| 入れられる曲 | 複数の作者の曲をまとめられる | 自分の曲だけを作品集にする |
| イメージ | YouTubeの再生リスト | CDのアルバム |
| 種類 | — | LP(フルアルバム)/EP(短めの作品集)。Sunoでは機能は同じで、違うのは選択するラベル |
作り方はシンプルで、スライドでは次の5ステップで紹介されていました。
- Library → Albums → +New Album
- カバー・タイトル・LP/EP・説明を設定
- Create album → +Add songs
- 自分の曲を選び、ドラッグで曲順を調整
- Publish Albumで内容確認 → 公開
カバーはアップロードと作成の両方に対応していて、公開後も曲の追加・削除・並べ替え、説明やカバーの編集が可能です。既存のプレイリストの「…」から「Make Album from Playlist」でアルバムを作ることもでき、元のプレイリストは残り、アルバムに入るのは自分の曲だけです。
ステップ5:アルバム機能の注意点と、1,300曲ある僕の悩み
ただしね、注意点もあります。アルバムを作ると、フォローしてくださっている人に大量に通知が届くらしいんです。「アルバムを作って追加しました」「追加します」という通知が届くらしくて、ウザいという声があるようです。その辺はなんか設定できるといいかなと思っています。スライドでも、10月6日の使用報告としてアルバム通知が大量に届いたこと、通知設定の見直しで収まったというメモがあることが紹介されていました。
公開前に気をつけたいポイントは次のとおりです。
| チェック項目 | 注意すること |
|---|---|
| ①収録曲の公開可否 | 収録した未公開曲も公開されるので、公開前にすべての収録曲を確認 |
| ②曲順と説明 | テーマ・曲順・ジャケットをそろえて作品の世界観を伝える |
| ③カバー一括適用 | 「Use album cover for all songs」をONにすると全曲のジャケットが統一される。曲ごとのジャケットを残したいなら公開前にOFFを確認 |
| ④共有先での再生 | ログアウト状態や別ブラウザでリンクと再生を確認 |
公開すると、フォロワーへの通知、プロフィールへの掲載、ホーム/Exploreで紹介される可能性があります。また、アルバム公開はSuno内での作品公開で、外部配信サービスへの配信手続きとは別物です。
僕もアルバムをそろそろ作りたいなと思っているんですが、問題は数なんですよ。作った曲が1,300曲あって、アルバム1枚を10曲とすると、アルバム130枚になっちゃうんです。1,300曲もあると、さすがにどうまとめるか悩みますね。まあ、でも、こういう機能が追加になっていくのはいいことかなと思います。
Speech βのナレーション・v6の歌詞ミス修正・チームで音楽をつくる時代へ
ステップ1:Suno Speech βで「語り」ができるようになった
8つ目のニュースは「SunoのSpeech β完全ガイド」です。ついに、語り、つまりナレーションができるようになりました。2026年10月1日公開で、Web・iOS・Androidで使えます。
自分が喋らせたい言葉をテキストで登録して、喋らせることができるようになったので、これは結構便利です。僕はまだこれの動画を撮っていないので、いつか動画を撮りますね。
Speech βでできることは、スライドで次のように整理されていました。
| 指定できる要素 | 例 |
|---|---|
| トーン | 温かい/落ち着いた/力強い |
| ペース | ゆっくり/テンポよく |
| 話し方 | 朗読/ささやき/ドラマ風 |
| BGM | 雰囲気を指定、またはOFF |
用途としては、物語や子どもの寝かしつけ、瞑想・詩の朗読、YouTubeなどの動画ナレーション、ポッドキャストや音楽アルバムのイントロ、案内アナウンスやキャラクターのセリフ、などが挙げられています。声と音楽を一体のトラックとして生成でき、BGMなしにすることも可能です。
使い方は、suno.com/createからSpeechを選び、2通りの方法があります。
| モード | 内容 |
|---|---|
| Simple(アイデアから) | 内容・声・テンポ・雰囲気を一つの指示文にする。例:静かな森でホタルを追う小さなキツネの物語。温かな語り、ゆっくり、幻想的な雰囲気 |
| Advanced(台本を指定) | Script(読ませたい本文)、Tone(声質・話す速さ・演出)、詳細設定(Vocal Gender/Background music/Variety) |
声だけにしたい時は、BGM OFFだけでは音楽が入るという報告があるので、①Background musicをOFF、②Varietyを左端(最小)、③Toneに「No background music.」と追記、の3つを組み合わせると、SunoAIまとめWikiの管理人さんは長文も音楽なしになったと報告しています。ただし、これは利用者の検証例で公式保証ではなく、3項目を同時に変えた検証なので各設定単独の効果は未確定です。
ステップ2:Miliaの声で喋らせられない悩みと、ラジオ番組の可能性
ただね、僕が困っているのはPersona、現在のVoicesという機能の声を設定することができない点なんです。つまり、Miliaの声で喋らせることが、このSpeechという機能の中ではできない。今はβ版なので、完成版というか正式版になったらできるようになるんじゃないかなと思っているんですが、これは期待したいところですね。
ベータ版の限界としては、アクセントや間の取り方が不安定になることがある(公式)、正確な文言が必要な用途は生成後の確認が大切、料金・消費クレジット・最大尺・対応言語の詳細は確認した公式発表では明示されていない、といった点が挙げられています。日本語で使うコツとしては、最初は短い台本で試す、人名・数字・日付は読み方を明確にする、読ませる本文と演出の指示を分ける、声・発音・間・BGM混入を最後まで確認する、の4つです。
あとは、トーンとかスピードとか話し方とか、BGMを入れる・入れないとか、こういった設定もできるようになっているので、これはかなり可能性が広がりますね。いわゆるラジオ番組みたいなものを作ることもできます。特にSuno Studioを使うと、これができるんです。Studioで編集して、語りと曲をくっつけることができるので、こういうことができるかなと思っています。
| 組み合わせ | できること |
|---|---|
| Speech β単体 | ナレーション、朗読、セリフの生成 |
| Speech β+曲 | 語りの後に曲が始まる構成 |
| Speech β+曲+Suno Studio | 語りと曲を編集してつなげ、ラジオ番組のような作品に |
ステップ3:Suno v6の歌詞ミス修正ガイド
9つ目のニュースは「Suno v6の歌詞ミス修正ガイド」です。これが面白くて、「メロディは最高なのに、一言だけ歌い間違えた…」という時に使える方法です。
やり方は、曲をドラッグ&ドロップして、シンプルモードで「#歌詞修正」というようにシャープをつけて書き、その下に実際の正しい歌詞を入れると直せる、ということを試している人がいました。基本操作は4ステップです。
- Simple+v6を選ぶ
- 右の曲リストから、修正したい曲を入力欄へドラッグ&ドロップ
- 「#歌詞修正」と書き、下に正しい歌詞を貼る
- Createを押し、生成結果を試聴する
指示を具体化する例としては、次のような書き方が紹介されていました。
#歌詞修正 1番サビの『あした』を『あの日』に変更してください。 正しい歌詞:あの日の君を忘れない それ以外の歌詞・メロディ・声・伴奏は維持してください。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 公式確認 | Simpleで曲を参照し、自然言語で編集できる。単語・一行の歌詞変更に対応 |
| 区別が必要 | 「#歌詞修正」が必須の専用コマンドという公式記載は未確認。一発成功・原曲の完全一致は保証しない。今回、実際の音声生成による検証は未実施 |
| 修正後のチェック | 正しい発音・歌詞になったか、他の歌詞・声・伴奏は保たれたか、つなぎ目や曲の長さは自然か |
直らない時は範囲を絞って指示するか、別ルートとしてSong Editorで範囲選択→Edit Lyrics→Replace Lyrics→Replace Sectionという方法もあります。なお、Edit Displayed Lyricsは表示だけが変わる機能で、歌声は変わらないので注意しましょう。利用条件は、v6がPro/Premier、v6-miniは全プランで、通常生成は2曲で10クレジット、Max Modeなどで増えるため実行前に確認しておきましょう。
僕もこれ、試してみたいなと思っています。こんなに簡単にできるなら便利ですよね。ぜひ皆さんも試してみてください。
ステップ4:Sunoでチームで音楽を作る時代へ
最後、10個目のニュースは「Sunoでチームで音楽の作成ができるようになりました」です。共有ワークスペースを、自分と自分以外の人で作って、同じモデルでやっていくことができるようになりました。10月15日に、2つの共有機能が追加されています。
| 機能 | 対象プラン | 内容 |
|---|---|---|
| 共有ワークスペース | Pro・Premier | 楽曲ライブラリをチームで共有。アクセスできるのは招待された人だけ |
| カスタムモデル共有 | Premier限定 | 独自の音楽スタイルを反映したモデルを共同制作者と共有。入力は従来の2倍に |
モデル共有はPro対象外なので注意してください。また、同時編集・編集権限・変更履歴の詳細は今回の発表では記載されていません。ワークスペースは「曲の置き場」で候補曲や制作素材を集める場所、カスタムモデルは「音づくりの傾向」で自分の楽曲を基にした個性を活用するもの、と考えると分かりやすいです。
スライドでは、おすすめのチーム制作フロー(活用例)として「企画・歌詞→共有して試作→部分修正→仕上げ・公開」という流れと、作詞担当(物語・言葉を設計)、制作担当(共有モデルで方向性を試す)、編集担当(歌詞や構成を調整して試聴)という役割分担も紹介されていました。
これはね、音楽の作り方の形として、僕は前から予言していたんですけど、こういうことができるようになってくると、一緒にチームを組んで1つの音楽を作る、みたいなことができるので、かなり面白いです。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 機能面 | 共有・局所修正で制作の手戻りを減らせる可能性 |
| 評価面 | 音質や表現への満足は、曲・ジャンル・作り手によって異なる |
| 制作の論点 | 誰の体験を歌うか/何を残すか/どう聴かせるか |
| チームで決めたいこと | 採用版・担当・クレジット・公開判断 |
スライドの結論は「共有で制作をつなぎ、部分編集で磨く。作品の方向性を決めるのは人」。まさにv6の話とも通じるところですね。
実際の操作の説明などは、また追って紹介していきたいと思います。今日はここまでです。Sunoだけで終わっちゃったので、AI音楽全般編はこの後、別でまた撮っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ランダム性が減った今こそ「作り手の力」が問われる
今回は、2026年10月までのSunoに関する注目ニュースを10本、まとめてご紹介しました。9月のモデル切り替えで登場したv6には不満の声も出ていますが、僕はむしろ音は確実に良くなったと感じていて、プロンプトの忠実度が上がった分だけランダム性が減り、作り手のクリエイティブな力がそのまま結果に出る時代になったと考えています。Miliaも元祖と新生の2つを曲調で使い分けることで解決できました。
一方で、ソニーとユニバーサルの再提訴や5,500万件を超えるメールアドレス流出など、法律やセキュリティの面では注意すべき話題も続いています。チェックサイトを装った詐欺には特に気をつけましょう。
そして、プロンプト設計の10項目、Suno Studioの進化、アルバム作成、Speech β、歌詞ミス修正、チーム制作と、作り手の武器はどんどん増えています。道具が増えるほど、何を作りたいかを決める「人」の役割が大きくなります。ぜひ皆さんも新機能を試して、自分らしい音楽づくりに役立ててください。
まとめ
- Suno v6への不満:音の明瞭さ・質感・創造性・継続性への不満が出ているが、横田は音は確実に良くなったと評価。プロンプト忠実度が上がりランダム性が減ったため、クリエイティブな人ほど有利になった
- Miliaの使い分け:2024年12月作成の元祖Milia(若く荒々しい声→ロック向き)と、2026年9月3日直前作成の新生Milia(大人っぽく艶っぽい声→バラード向き)を曲調で使い分けて解決
- 著作権問題:2026年9月18日、ソニーとユニバーサルが60,202件の録音物を対象に米マサチューセッツ州連邦地裁へ別件提訴。主張と裁判所の認定は別
- 情報漏えい:55,282,226件のメールアドレスが流出(侵害発生は2025年11月25日)。パスワードやカード全桁の流出は確認されていない。偽のチェックサイトに注意し、メールアドレスやパスワードの変更、MFAの有効化を
- プロンプト設計10項目:ジャンル・テンポ・リズム・タイミング・楽器構成・奏法・トーン・アレンジ・ボーカル・ミックス。既存曲の分解と再現にも使える
- フォロー上限5,000人:フォローできる人数の上限という報告。横田はフォロワー2,100人で、まずは5,000人が目標
- Suno Studio:10月8日付けでダウンビート検出、クリップのストレッチ、フェードカーブ、ポップアウトウィンドウが進化
- アルバム作成:10月5日公開。自分の曲だけで作品集を作れる。フォロワーへの大量通知や未公開曲の公開に注意。横田は1,300曲でアルバム130枚分
- Speech β:10月1日公開。ナレーションを生成でき、Studioと組み合わせてラジオ番組風の作品も可能。現時点ではVoices(Persona)の声は使えない
- 歌詞ミス修正:Simple+v6で曲をドラッグ&ドロップし「#歌詞修正」と正しい歌詞を入れる方法が試されている
- チーム制作:10月15日に共有ワークスペース(Pro・Premier)とカスタムモデル共有(Premier限定)が追加
よくある質問(Q&A)
Q1. Suno v6になって曲が似たり寄ったりになった気がします。どうすればいいですか?
A. v6はプロンプトにかなり忠実に生成するようになったため、短いプロンプトや毎回同じプロンプトでは似た曲が出やすくなっています。ランダム性に頼る「ガチャ」ではなく、ジャンル・テンポ・リズム・タイミング・楽器構成・奏法・トーン・アレンジ・ボーカル・ミックスの10項目を意識して、自分の作りたい音を具体的に言葉にしてみましょう。v6-wildで探索してv6で仕上げる方法も試す価値があります。
Q2. PersonaやVoicesの声が以前と変わってしまいました。対処法はありますか?
A. 僕の場合は、2024年12月に作った「元祖Milia」と、2026年9月3日の直前に作った「新生Milia」の2つを用意し、曲調によって両方試して良い方を使っています。学習の期間が違うので声の性格が変わり、元祖はロック向き、新生はバラード向きでした。1つの声に固執せず、複数のVoicesを曲ごとに使い分けるのがおすすめです。
Q3. Sunoの情報漏えいで、自分のメールアドレスが含まれているか確認したいです。
A. 公式URL(https://haveibeenpwned.com)を自分で直接入力して開き、登録メールで検索しましょう。「メールを入れると漏えいが分かる」とうたうチェックサイトには詐欺・フィッシングサイトが多いので、URLやドメインが正しいかを必ず確認してください。漏れていた場合はメールアドレスやパスワードの変更、MFAの有効化を行い、未検出でも安全の保証ではないと考えておきましょう。
Q4. Sunoのアルバム機能とプレイリストは何が違うのですか?
A. プレイリストは他人の曲も含めて複数の作者の曲をまとめられる、YouTubeの再生リストのようなものです。一方アルバムは自分の曲だけを作品集にできる機能で、LP(フルアルバム)とEP(短めの作品集)のラベルを選べます。公開するとフォロワーに通知が届き、収録した未公開曲も公開されるので、公開前に収録曲やジャケットの一括適用設定を確認しましょう。
Q5. Speech βでAIシンガーの声を使ってナレーションできますか?
A. 現時点のβ版では、Persona(現Voices)の声を設定することはできません。そのため、僕もMiliaの声で喋らせることはまだできない状態です。正式版での対応に期待したいところです。トーン・ペース・話し方・BGMの有無は指定できるので、Suno Studioで語りと曲をつなげれば、ラジオ番組のような作品を作ることは今でも可能です。
音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①

🎵 Suno v6
2026年9月に公開されたSunoの新モデル群です。精度重視のv6、意外性重視のv6-wild、全ユーザー向けのv6-miniがあります。一部のユーザーからは、音のこもりや個性の弱さへの不満が出ています。ただしプロンプトへの忠実度が上がったため、ランダムさに頼らず自分で表現を工夫できる人ほど良い曲を作れるモデルだといえます。声の再現にはペルソナを使い分けて対応できます。
⚖️ 著作権訴訟(再提訴)
ソニーとユニバーサルが、SunoがV6でも過去の無許諾学習を引き継いでいると主張し、2026年9月に約6万件の録音物を対象として別件で提訴した問題です。原告は「モデル・ロンダリング」だと主張し、Sunoは「v6は新しいデータでゼロから学習した」と反論しています。許諾データを使う新モデルと、過去の学習の責任は、それぞれ別に検証されることになります。
🔐 情報漏えい
Sunoで5,528万件以上のメールアドレスが流出したと確認された件です。一部の電話番号や購入記録も含まれていましたが、カード番号の全桁は確認されていません。漏えいを確認するサイトの中には詐欺サイトもあるため、公式のURLを直接開くことが大切です。パスワードの変更や多要素認証の設定に加えて、Sunoを装った偽メールやSMSにも注意しましょう。
📝 プロンプト設計(10項目)
作りたい曲を10の観点に分けてSunoに伝える方法です。ジャンル、テンポ(BPM)、リズムのノリ、タイミング(前ノリ・後ノリ)、楽器構成、奏法、音色・質感、アレンジ(曲の構成)、ボーカル、ミックス・音響の10項目です。毎回すべてを書く必要はありません。また、既存の曲をこの10項目で分解すれば、その雰囲気を再現するヒントにもなります。
👥 フォロー上限5,000人
Sunoで自分がフォローできる人数の上限が5,000人だという、ユーザーからの報告です(公式発表はまだありません)。制限されるのはフォロワー数ではなくフォロー数なので、フォローバックで増やせるのはおおむね5,000人までになります。それ以上フォロワーを増やすには、作品の実力が必要です。相手がフォローバックできない場合は、上限に達しているのかもしれません。
🎛️ Suno Studio
ブラウザ上で音を重ねて編集できるSunoの制作室で、2026年10月8日に4つの機能が強化されました。小節の1拍目を見つけやすくするダウンビート検出、Shift+ドラッグで音のかたまりを伸び縮みさせるクリップのストレッチ、曲線で調整できるフェードカーブ、操作画面を別の窓に出せるポップアウトウィンドウです。編集作業がかなり楽になります。
💿 アルバム作成
自分の曲だけをまとめて、ひとつの作品として公開できる新機能です(2026年10月5日追加)。プレイリストは他の人の曲も入れられますが、アルバムに入れられるのは自分の曲だけです。LPとEPは機能上の違いはなく、ラベルが違うだけです。公開するとフォロワーに大量の通知が届いたという報告があります。また、収録した未公開曲も公開されるので、事前の確認が必要です。
🗣️ Suno Speech β
文章から語りやナレーションを作れる新機能です(2026年10月1日公開)。トーン、話す速さ、話し方、BGMの有無を指定でき、ラジオ番組のような音声も作れます。ただし今はペルソナの声を設定できないため、ミリアの声で語らせることはできません。正式版での対応が期待されます。声だけにしたい場合は、BGMをオフにしてVarietyを最小にするのがコツです。
✏️ 歌詞ミス修正
v6で、気に入った曲の一部の歌い間違いだけを直す方法です。Simpleモードで修正したい曲を入力欄にドラッグ&ドロップし、「#歌詞修正」と書いて正しい歌詞を貼り付けて生成します。曲全体を作り直さずに、一語や一行だけを修正できます。ただし一回で必ず成功するわけではないので、生成後に耳で確認しましょう。直らないときは、修正する範囲を絞って指示します。
🤝 共有ワークスペース
楽曲ライブラリをチームで共有できる機能です(2026年10月15日追加、Pro・Premier向け)。Premierでは、自分の音楽スタイルを反映したカスタムモデルを共同制作者と共有することもできます。作詞、制作、編集を分担して1つの曲を作る「チームで音楽をつくる時代」の始まりといえます。ただし作品の方向性を決めるのは、あくまで人です。
音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①

Suno v6の評判は本当に悪いのか?モデル刷新で変わったこと
Suno v6で何が変わった?3つのモデルと旧モデル提供終了のポイント
2026年9月9日、SunoはWarner Music Group(WMG)、BMG、Believeと共同開発した新世代モデル「v6」を公開し、同時にそれまでのモデルの提供を終了しました。2024年から続いた「無許諾学習」をめぐる業界との対立から、ライセンスを前提としたモデルへと舵を切った、Suno史上最大の転換点と言えます。
v6ファミリーは3種類で構成されています。精度と制御を重視したフラッグシップの「v6」、意外性や探索を重視した実験的な「v6-wild」、そして高速で全ユーザーが使える「v6-mini」です。v6とv6-wildはPro/Premierプラン向け、無料プランではv6-miniが利用できます。「狙った仕上がりを出したいならv6、アイデア出しならwild、気軽に試すならmini」という使い分けが基本になります。
機能面では、自然言語で曲の一部だけを編集できる部分編集(「サビだけゴスペル風に」など)、複数の自作曲の要素を組み合わせるマッシュアップ、テキスト・音声・画像・動画からの生成に対応したことが大きな変化です。
注意したいのは旧モデルへ戻れない点です。過去に作った曲は消えず、試聴・共有・リマスター・カバーも可能ですが、新規生成や作り直しはすべてv6世代で行うことになります。v5.5の音色が好きだったユーザーにとっては、音の好みの変化に「選択肢の喪失」が重なった形で、これが後述する不満の土台になっています。
また、WMGとの提携は2025年11月の和解を経たものですが、これはソニー・ユニバーサルとの紛争が解決したことを意味しません。v6は「ライセンス済みモデル」として出発しましたが、法的な争点はむしろv6をきっかけに再燃しています(次章で解説)。
クリエイターにとって、モデル切替で最も気になるのは「これまで育ててきた声を再現できるか」でしょう。Voices(旧Persona)の再現性は、v6の評価を大きく左右するポイントです。次の見出しで、筆者自身の検証結果とあわせて整理します。
「v6は劣化した」は本当?不満の4分類とプロンプト忠実度の関係
v6公開後、海外音楽メディアDigital Music Newsなどが長期ユーザーの不満を報じました。整理すると不満は4つに分類できます。①音の明瞭さ(こもり、声が埋もれる)、②質感(過度な圧縮感、活気の乏しさ)、③創造性(似た曲調が多く個性が弱い)、④継続性(旧プロンプトで作ったときの感触が変わった)です。ただし、これらは投稿や解約表明として存在するもので、全利用者の評価や離脱率を示す統計ではありません。
筆者(SunoPよこたん)の実感では、音質は確実に良くなりました。当初はVoices(旧Persona)でAIシンガー「Milia」の声がうまく再現できず、正直「Miliaが死んだ」と思ったほどです。しかし現在は、2024年12月に作った「元祖Milia」と、v6切替直前に作った「新生Milia」の2つを用意して解決しています。学習時期が違うため声質がまったく異なり、元祖は若々しく荒々しい声でロック向き、新生は大人っぽく潤いのある艶やかな声でバラード向き。曲調ごとに両方を試し、良い方を採用しています。
③の「創造性」への不満は、裏を返せばプロンプトへの忠実度が上がった証拠です。「〇〇みたいな曲を作って」といった短く同じプロンプトを繰り返すと、以前はランダム性が“偶然の面白さ”を生んでいましたが、v6では似た曲が出やすくなります。つまり、作り手が自分でプロンプトを工夫すればするほど意図が形になり、工夫しない人ほど「つまらなくなった」と感じる。より本物志向で、作り手の才能や設計力が問われるモデルになったと言えます。
「許諾データだけで学習したから劣化した」という説も流れていますが、データ構成や規模は非公開で、音質の不満だけで原因を学習データに特定することはできません。見極めるには、同じ歌詞・曲調で複数回生成する、音量をそろえて保存済みの旧曲と比べる、声・楽器・曲後半を別々に評価する、wildで探索してv6で仕上げる、といった条件をそろえた比較が有効です。
著作権の再提訴と5,500万件の情報漏えい|Sunoは安全に使えるのか
ソニー・ユニバーサルが再提訴|争点は「旧モデルからの継承」
v6公開からわずか9日後の2026年9月18日、ソニー・ミュージックとユニバーサル・ミュージック(UMG)を中心とするレーベル側が、米マサチューセッツ州連邦地裁にSunoを相手取った別件の訴訟を起こしました。原告が無許諾利用を主張する録音物は60,202件にのぼります。
経緯を整理すると、2024年6月に大手レーベルが最初の訴訟を提起(当初の対象は560件)、2025年11月にWarnerが和解・提携、2026年8月には既存訴訟への作品追加が裁判所に認められませんでした。追加不許可は主に訴訟日程への影響が理由で、侵害の有無を判断したものではありません。そこで別件として今回の提訴に至った、という流れです。
原告の主張の核心は「データを置き換えても、過去の利用は消えない」というものです。無許諾とされる録音物で学習した旧モデル、その旧モデルの生成音源やユーザーの好みのデータを使ってv6を学習させたのであれば、元の録音物の価値を引き継いでいる、という構図です。旧モデルを教師、新モデルを生徒にする「知識蒸留」の利用も主張しており、「毒樹の果実」という比喩で表現しています。ただしこれは原告側の比喩であり、それだけで違法性が確定するわけではありません。
一方Sunoは、v6は新しいデータでゼロから学習しており、ソニー・UMGのデータは含まないと説明。9月22日の声明で、原告の主張は事実・法律の両面で誤っていると反論しました。同社は学習素材として、提携先の許諾コンテンツ、コミュニティの創作物や好みのシグナル、チームの蓄積した知見を挙げています。
今後の裁判では、学習のための複製がフェアユースに当たるか、旧モデル由来の出力・知識を継承したか、音楽市場への影響、YouTubeの技術的保護の回避などが問われます。報道で見かける「最大約90.3億ドル」は60,202件×法定損害賠償の上限15万ドルで計算した理論値で、確定した賠償額ではありません。
利用者としては、現時点でサービスが止まるわけではありませんが、商用で使う場合は利用規約と権利の扱いを定期的に確認し、判決の動向をウォッチしておくことが大切です。
Sunoの情報漏えい|5,528万件のメールアドレス流出で何が漏れ、どう備えるか
Sunoでは、2025年11月25日に発生したとされる侵害により、大量の利用者情報が流出していたことが明らかになりました。2026年7月15日に海外メディア404 Mediaが報じ、7月20日に漏えい確認サービス「Have I Been Pwned(HIBP)」がデータを登録して規模を確認しています。なお、これは2026年10月に新たに起きた侵害ではありません。
HIBPが確認したユニークなメールアドレスは55,282,226件。ただしこれは人数やカード情報の流出件数とは異なります。漏えいが確認された情報は、メールアドレス、登録時に使用した一部の電話番号、そして数万件のStripe購入記録(氏名・住所・購入金額・カード種別・有効期限・カード番号下4桁)です。すべてのメールに住所や決済情報が付いていたわけではありません。
誤解しやすいポイントもあります。パスワードはHIBPの漏えい項目に含まれていません。またカード番号の全桁の流出は確認されておらず、SunoはStripe上の全桁番号にアクセスできないと説明しています。Suno側は「限定的なインシデントで迅速に封じ込めた」「個別通知は法令上不要と判断した」としていますが、これは会社側の説明であり、法的評価が確定したものではありません。
最も警戒すべきは二次被害です。下4桁や購入金額を知っている相手からの連絡でも、本物とは限りません。Sunoや決済サービスを装った偽メール・SMS、返金やカード再認証を口実にした偽サイトへの誘導に注意してください。
特に気をつけたいのが「漏えいチェックサイト」そのものです。メールアドレスを入れると漏えいの有無が分かる、とうたうサイトには詐欺・フィッシングが少なくありません。HIBP(haveibeenpwned.com)など信頼できるサービスでも、検索結果やメール内のリンクからではなく、URLを直接入力し、ドメインが正しいかを必ず確認しましょう。未検出だからといって安全が保証されるわけでもありません。
今すぐできる対策は4つです。①公式URLで漏えいを確認、②パスワードの使い回しをやめ、メールや連携ログイン元で多要素認証(MFA)を有効化、③メール内リンクから再認証しない、④カード明細やログイン通知を確認する。業務用アカウントで使っている場合は、社内の担当者とも共有しておきましょう。
Sunoのプロンプト設計|「どんな曲?」を10項目に分解すると音の希望が伝わる
プロンプト10項目の前半|ジャンル・テンポ・グルーヴ・タイミング・楽器構成
v6でプロンプトへの忠実度が上がった今、作りたい音を正確に伝える「プロンプト設計力」がそのまま作品の質を左右します。Suno公式ヘルプの音楽用語集をもとにすると、「どんな曲?」は10項目に分解して考えると希望が伝わりやすくなります。まずは前半5項目です。
①Genre(ジャンル):曲の土台となる音楽スタイルです。J-POP、アコースティック、ロックなど主役のジャンルを決め、必要なら別ジャンルを少量足します(例:Japanese acoustic pop with subtle soul influences)。ジャンルを大量に並べると軸がぼやけるので注意しましょう。そもそもジャンルの種類を知らないと指定できないため、日頃から語彙を増やしておくことが大切です。
②Tempo(テンポ・BPM):曲の速さです。BPMは1分間の拍数で、バラードは遅く、速いロックは速くなります。同じJ-POPでも、92なのか120なのかで印象は大きく変わります(例:mid-tempo, around 92 BPM)。ただし指定値との厳密な一致は保証されません。
③Groove(リズムフィール):リズム全体のノリです。跳ね方やアクセントによって、同じBPMでも体感が変わります。straight eighth-note groove(均等な8分のノリ)、swing(跳ねる)、syncopated(裏拍を強調)などで指定します。
④Timing(タイミング):拍に対してどの位置で演奏・歌唱するか、いわゆる「前ノリ・後ノリ」です。メトロノームのチクタクに対して、少し後ろで歌うのか(vocals slightly behind the beat)、拍に合わせるのか(on the beat)、前に出るのか(ahead)を指定します。テンポの速さとは別の概念で、表情のための速度変化であるrubatoとも区別します。
⑤Instruments(楽器構成):何を鳴らすかです。ドラムやベースはいるのか、ギターは何本か、バイオリンや和楽器は入るのか。主役・伴奏・リズムの役割まで指定すると意図が明確になります(例:acoustic guitar lead, bass and soft drums)。まずは主役1つと、それを支える楽器から書くのがコツです。
この5項目で曲の「骨格」が決まります。残り5項目で「表情と仕上がり」を詰めていきます。
プロンプト10項目の後半|奏法・音色・アレンジ・ボーカル・ミックスと「分解→再現」の活用法
後半5項目は、骨格に表情と仕上がりを与える要素です。
⑥Playing Style(奏法):同じ楽器でも、どう演奏するかで表情が変わります。ギターなら指弾き(fingerpicked guitar)、かき鳴らし(strumming)、手で消音するブラッシング(palm-muted)、速弾き。ドラムなら手数を多くするかどうか。楽器名と奏法をセットで書くのがポイントです。
⑦Tone / Texture(音色・質感):音そのものの手触りです。warm(温かい)、bright(明るい)、airy(空気感)、dirty(ざらつき)、clear(クリア)など、感覚的な言葉を具体化します。「どの音をどうしたいか」を対象とセットで書く(例:warm rounded bass, airy guitar texture)と伝わりやすくなります。
⑧Arrangement(アレンジ):曲の展開と楽器の出入りです。Intro→Verse(Aメロ)→Chorus(サビ)→Bridge→Outroが基本形ですが、Verse-Chorusを繰り返すのか、Verseを2回重ねるのか、Pre-Chorusを入れるのかなど、全体の構成を指示します(例:sparse verses, full-band chorus, short outro)。
⑨Vocal(ボーカル):非常に重要な項目です。高い声か低い声か(alto、soprano、tenor)、息多め(breathy)か力強い(powerful)か、シャウトかウィスパーか、マイクとの距離感、ハモリの有無まで言葉にします(例:intimate female alto, gentle chorus harmonies)。
⑩Production / Mix(ミックス・音響):音の距離感、広がり、残響、バランスなど最終的な仕上がりです(例:upfront vocal, short room reverb, wide guitars)。精密なEQや音量調整は、生成後にSuno Studioなどで編集するのが現実的です。
使い方のコツは3ステップ。①大事な希望を絞る、②生成して聴く、③一度に1項目ずつ直して比較する、です。10項目すべてを毎回書く必要はありません。不要な音は、Customモードの詳細オプションにある「Exclude」に入れて除外できます(例:distorted guitar)。
そしてこの10項目は、逆方向にも使えます。好きな曲や過去にうまくいった自作曲を、この10の視点で分解してプロンプト化すれば、その雰囲気を次の曲で再現する設計図になります。v6で「似た曲しか出ない」と感じている人こそ、この分解と再構成を試してみてください。なお、各指定は音楽的な方向づけであり、BPMや構成の完全再現を保証するものではありません。
Suno Studio・Speech βの新機能|編集と「語り」で制作の幅が広がる
Suno Studioが4つの進化|ダウンビート検出・ストレッチ・フェードカーブ・ポップアウト
ブラウザ上で音を重ねて編集できる制作室「Suno Studio」が、2026年10月8日付の公式リリースノートで4つの改善を発表しました。Studioは Premierプランに含まれる機能です。
①ダウンビート検出の向上:新しく作るクリップの拍頭(小節の1拍目)を見つけやすくなりました。アカペラのように拍が分かりにくい音でも、手動で位置を合わせる手間が減ります。伴奏に歌声を重ねるとき、入りの位置を合わせやすくなるのが実用上のメリットです。なお、拍頭はあくまで小節の最初の拍で、歌い始めの位置とは限りません。筆者も編集時に「どこで切るか」の位置合わせに毎回苦労していたので、地味ですがありがたい改善です。
②クリップのストレッチ:音のかたまり(クリップ)を、Shiftキー+クリック&ドラッグで時間方向に伸び縮みできるようになりました。クリップ全体の長さを変えて曲のテンポに合わせられるため、短いループを狙った小節の長さに合わせる、といった使い方ができます。切り取るトリミングとは別の操作で、伸縮後は音が不自然になっていないか試聴で確認しましょう。
③フェードカーブ:フェードのノード(調整点)をドラッグすることで、従来の直線に加えて指数型・対数型の曲線を選べるようになりました。長さだけでなく、音量が変わる「勢い」も調整できます。歌の入りを柔らかくしたり、曲の終わりに余韻を残したりと、つなぎ目の表情づけに効きます。
④ポップアウトウィンドウ:ウェーブテーブル・シンセ、ミュージカル・タイピング・キーボード、拡大プラグイン画面などの操作画面を別ウィンドウに切り出し、好きな位置や別モニターに移動できるようになりました。曲全体を見ながら、別画面で音色を調整するといった作業がしやすくなります。ただし、すべての編集画面が独立するという意味ではありません。
4つの進化をまとめると「位置を合わせる→長さを整える→つなぎ目を仕上げる→作業画面を広げる」という編集の流れが一通り強化された形です。生成して終わりではなく、生成後に作り込む人ほど恩恵が大きいアップデートと言えます。
Suno Speech β完全ガイド|文章から「語り+BGM」を生成する使い方と限界
2026年10月1日、Sunoは文章から語り(ナレーション)を生成する「Speech(β)」をWeb・iOS・Androidで全ユーザー向けに公開しました。Sunoは、声と音楽を一体のトラックとして生成する初のモデルと説明しています。
使い方は suno.com/create から「Speech」を選び、2通りの方法で作ります。Simpleはアイデアから作る方法で、内容・声・テンポ・雰囲気を一つの指示文にまとめます(例:「静かな森でホタルを追う小さなキツネの物語。温かな語り、ゆっくり、幻想的な雰囲気」)。Advancedは台本を指定する方法で、Script(読ませたい本文)、Tone(声質・話す速さ・演出)、詳細設定(Vocal Gender/Background music/Variety)を入力します。
声の印象はトーン(温かい/落ち着いた/力強い)、ペース(ゆっくり/テンポよく)、話し方(朗読/ささやき/ドラマ風)、BGM(雰囲気を指定、またはOFF)で言葉にして伝えます。用途としては、子どもの寝かしつけ用の物語、瞑想や詩の朗読、YouTube動画のナレーション、ポッドキャストやアルバムのイントロ、案内アナウンスなどが挙げられます。
注意点として、「Background musicをOFFにしただけでは音楽が入る」という報告があります。声だけにしたい場合は、BGMをOFF、Varietyを左端(最小)、Toneに「No background music.」と英文で追記する組み合わせで成功したという利用者の検証例があります(公式保証ではありません)。
筆者が現時点で困っているのは、Voices(旧Persona)の声をSpeechに設定できず、Miliaの声で語らせられない点です。β版なので正式版での対応に期待したいところです。それでも、Speechで作った語りとSunoの楽曲をSuno Studioでつなげば、ラジオ番組のようなコンテンツを丸ごとSuno内で作れるようになります。
日本語で使うコツは、最初は短い台本で試す、人名・数字・日付は読み方を明確にする、読ませる本文と演出の指示を分ける、発音・間・BGMの混入を最後まで試聴する、の4点です。公式もアクセントや間の取り方が不安定になることがあると認めており、正確な文言が必要な用途では生成後の確認が欠かせません。料金や消費クレジット、最大尺、対応言語の詳細は公式発表では明示されていません。
アルバム・歌詞修正・チーム制作|Sunoで作品を「届ける」機能が充実
Sunoでアルバム作成が可能に|作り方と公開前の注意、フォロー上限5,000人報告
2026年10月5日、Sunoに「アルバム」機能が追加されました。作り方はシンプルで、Library→Albums→「+New Album」を選び、カバー・タイトル・LP/EP・説明を設定。「Create album」から「+Add songs」で自分の曲を選び、ドラッグで曲順を調整して「Publish Album」で公開します。公開後も曲の追加・削除・並べ替えや、説明・カバーの編集が可能です。
プレイリストとの違いは、プレイリストが他人の曲も含めてまとめられる(YouTubeの再生リストに近い)のに対し、アルバムは自分の曲だけを作品集にする点です。既存プレイリストの「…」から「Make Album from Playlist」でアルバム化もできます。LPとEPはSuno上では機能が同じで、違うのは選ぶラベルだけです。
公開前には4点を確認しましょう。①収録した未公開曲も公開される、②曲順と説明、③「Use album cover for all songs」をONにすると全曲のジャケットが統一される(曲ごとの画像を残したいならOFF)、④共有リンクがログアウト状態や別ブラウザで再生できるか。また公開時にはフォロワーへ通知が届き、10月6日には「アルバム通知が大量に届いた」という報告もありました。通知の多さは、フォロワーとの関係にも影響しうるポイントです。筆者も作りたいのですが、1,300曲を10曲ずつまとめると130枚になる計算で、テーマ設計が課題です。
もう一つの話題が「フォロー上限5,000人」です。新規フォローができないという報告が8月中旬から出始め、9月30日にSunoAIまとめWikiが5,000人上限として掲載しました。ここで重要なのは、制限されるのは「自分がフォローする人数」で、フォロワー数が5,000人で頭打ちになる話ではないこと。また公式の上限告知は未確認で、あくまでコミュニティ報告です。
運用面では、フォローバックで伸ばせるのは理論上フォロワー5,000人付近までと考えておくと、目標設計がしやすくなります。筆者は現在フォロワー約2,100人なので、まずは5,000人を目標に。それ以上は作品の力で選ばれるしかありません。フォロバの有無だけでなく、聴いて「いいね」し、具体的な感想を送るといった作品を通じた交流を大切にしましょう。
v6の歌詞ミス修正とチーム制作|「#歌詞修正」の手順と共有ワークスペース
v6で特に便利なのが、曲全体を作り直さずに歌詞の一部だけを直せる機能です。「メロディは最高なのに一言だけ歌い間違えた」というときに、PCブラウザ版で次の4ステップを試している人がいます。①CreateでSimpleとv6を選ぶ、②右の曲リストから直したい曲を入力欄へドラッグ&ドロップ、③「#歌詞修正」と書いて下に正しい歌詞を貼る、④Createを押して試聴する。より具体的に「1番サビの『あした』を『あの日』に変更。それ以外の歌詞・メロディ・声・伴奏は維持」と指示すると狙いが伝わりやすくなります。
公式に確認できるのは、Simpleで曲を参照して自然言語で編集でき、単語や一行の歌詞変更に対応することまでです。「#歌詞修正」が必須の専用コマンドだという公式記載はなく、一発成功や原曲との完全一致も保証されません。直らないときは範囲を絞って指示するか、別ルートとしてSong Editorで範囲選択→Edit Lyrics→Replace Lyrics→Replace Sectionを使います。なお「Edit Displayed Lyrics」は表示上の歌詞を変えるだけで、歌声は変わらないので注意してください。読み間違いには該当語をひらがなにする方法も有効です。
さらに10月15日には、チーム制作のための2つの共有機能が追加されました。共有ワークスペース(Pro・Premier)は、楽曲ライブラリを招待した人とだけ共有できる「曲の置き場」です。カスタムモデル共有(Premier限定)は、自分の楽曲を基にした独自スタイルのモデルを共同制作者と共有できる機能で、入力は従来の2倍に。以前はカスタムモデルは本人のみ利用可能とされていたため、大きな方針転換です。なお同時編集や編集権限、変更履歴の詳細は発表で明らかになっていません。
活用例としては、作詞担当が物語と言葉を設計し、制作担当が共有モデルで方向性を試し、編集担当が歌詞や構成を部分修正して仕上げる、という分業フローが考えられます。筆者が以前から予言していた「チームで1つの音楽を作る時代」が、いよいよ現実になりました。
ただし便利さと作品の個性は別の軸です。チームで事前に決めておきたいのは、採用版の決め方、担当とクレジット表記、公開の判断。共有で制作をつなぎ、部分編集で磨いても、作品の方向性を決めるのは最終的に人です。
| # | 配信での発言 | 確認結果 | 記事での扱い |
|---|---|---|---|
| 1 | 「9月3日に大きくモデルが変わった」「2026年9月3日の直前に作ったMilia」 | v6の公開・旧モデル終了は2026年9月9日(Suno公式ブログ/リリースノート)。9月3日は利用規約の改定日として言及があるが、モデル切替日ではない | 「9月9日」に修正。新生Miliaは「v6切替直前に作成」と表記 |
| 2 | 「v6で著作権問題は改善したと言われたが、ソニーとユニバーサルが再提訴」 | 2026年9月18日、マサチューセッツ連邦地裁に別件提訴。対象60,202件。Sunoは9月22日に反論声明 | 日付・件数・双方の主張を併記。賠償額は理論値と明記 |
| 3 | 「5,500万件超のメールアドレス流出」 | HIBP確認のユニークメール55,282,226件。侵害は2025年11月、報道は2026年7月。10月の新規侵害ではない。パスワード・全桁カード番号の流出は未確認 | 時系列と「漏れていない情報」を明記 |
| 4 | 「漏洩チェックサイトは詐欺が多い」 | 一般的なフィッシング注意喚起として妥当 | 公式URL直接入力・ドメイン確認を推奨として記載 |
| 5 | 「Sunoの場合はフォロー上限5000と決まった」 | 根拠はSunoAIまとめWiki(9/30)とユーザー投稿。公式の上限告知は未確認 | 「コミュニティ報告」として断定を避けて記載 |
| 6 | 「Suno Studioのアップデートは10月8日付け公式発表」 | 公式Release Notes「Improvements to Studio」2026/10/8と一致。Premierプラン向け | そのまま採用 |
| 7 | 「アルバムを作るとフォロワーに大量に通知が届く」 | 公開時のフォロワー通知は公式仕様。「大量に届いた」は10/6の利用者報告 | 公式仕様と利用者報告を区別して記載 |
| 8 | 「Speechで語りができるようになった」 | 2026年10月1日にβ公開(Web/iOS/Android、全ユーザー) | 公開日・提供範囲を追記 |
| 9 | 「SpeechではPersona(現Voices)の声を設定できない」 | 公式発表にVoices連携の記載なし。配信者の確認時点での体験 | 「筆者が現時点で困っている点」として記載 |
| 10 | 「#歌詞修正と書けば直せる」 | 公式確認はSimpleで曲参照→自然言語編集まで。「#歌詞修正」が専用コマンドという公式記載はなし | 利用者の手法として紹介し、公式範囲を明記 |
| 11 | 「チームで同じモデルで作れるようになった」 | 10/15に共有ワークスペース(Pro・Premier)とカスタムモデル共有(Premier限定)を追加 | プラン別の対象を明記 |
音楽生成AI「Suno」AI音楽ニュース2026年10月分(AI音楽ラジオ)①














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